JP2597390Y2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP2597390Y2
JP2597390Y2 JP411793U JP411793U JP2597390Y2 JP 2597390 Y2 JP2597390 Y2 JP 2597390Y2 JP 411793 U JP411793 U JP 411793U JP 411793 U JP411793 U JP 411793U JP 2597390 Y2 JP2597390 Y2 JP 2597390Y2
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繁也 青島
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車や自動二輪車の
盗難防止のため、点火スイッチと一体に構成され、点火
スイッチを操作するためキーによって施錠と解錠との操
作が行われる形式のステアリングロック装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、盗難防止用として設置されるス
テアリングロック装置は、点火スイッチを操作するため
のシリンダ錠と一体のケースに取付けられている。そこ
で、点火スイッチあるいはステアリングロック装置を操
作するシリンダ錠は、しばしば車両の盗難を企てる者に
よって破壊される。すなわち、シリンダ錠のキー孔にド
リルを入れ、内部のタンブラー機構を破壊したり、シリ
ンダ錠の取付部を壊してシリンダ錠を抜き取ってしま
い、点火スイッチとステアリングロック装置とを連結す
る操作軸を直接に操作して盗難が行われることがある。
そこで、一般にはシリンダ錠自体を硬質の金属で構成し
たり、その一部を超硬合金で構成してドリルによる穿孔
を阻止することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の事件においては多くの場合、シリンダ錠は何らかの手
段を持って抜きとられるので、その抜き取りを防止する
手段をとることゝ、シリンダ錠の破壊によっても点火ス
イッチが動作したり、ステアリングロックが解錠しない
ようにすることとのいずれか、あるいは両方が要求され
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記したシリ
ンダ錠の破壊による車両の盗難を防止するために工夫さ
れたステアリングロック装置を提供することを目的とす
るもので、錠ケースにシリンダ錠と点火スイッチとを同
軸に配して支持し、それらの間をクランク部を持つ連結
軸で連結し、そのクランク部にロックバーの基端を係合
させ、連結棒の回動によりロックバーの軸部を錠ケース
から外方へ向けて進退自在に構成すると共に、前記シリ
ンダ錠を錠ケースに対して軸方向に進退可能に支持し、
シリンダ錠と錠ケースとの間にシリンダ錠の押し込み位
置で外れる係止手段を設け、且つ、シリンダ錠と連結軸
との間にシリンダ錠の押し込みを阻止する電磁ロック機
構を付設した点に特徴がある。
【0005】
【作用】正規のキーによってシリンダ錠を操作すると
き、それに伴って、あるいは別個の操作によって電磁ロ
ック機構がまず解除される。その状態でシリンダ錠を押
し込むと錠ケースとシリンダ錠との間の係合が外れ、以
後、キーに対する回動操作がそのまゝロックバーや点火
スイッチに伝動される。シリンダ錠が鍵孔側からドリル
によって破壊されても、電磁ロック機構を解除しない限
り、連結軸を回動操作することができない。したがっ
て、電磁ロック機構を解除するか、破壊する以外に前記
連結軸を操作することができなくなる。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によって、この考案を説
明する。図中、Lはステアリングロック装置であり、1
0はその錠ケースである。錠ケース10は前ケース11
と後ケース12とをボルト13によって分離不可能に結
合したもので、前ケース11には内ケース14が設けら
れ、この内ケース14にはシリンダ錠15が回動、且つ
摺動可能に支持され、後ケース12には点火スイッチ3
0とロックバー40とが設けられている。
【0007】シリンダ錠15は周知のように、タンブラ
ー機構16を備えており、それによって、キー孔17へ
正規のキーが挿入されない限り回動、あるいは回動と軸
方向の摺動とができないように錠止される。更に、この
考案によれば、係止手段としてシリンダ錠15の後端部
外周に2個の突起25が上下に対称的に設けられ、内ケ
ース14に設けた係合凹部26に係脱可能に係合されて
いる。すなわち、シリンダ錠15は不使用時には連結子
21を介してバネ24によって押圧されて、前記突起2
5と係合凹部26とが係合しており、鍵を使ってシリン
ダ錠15が押し込まれたときにのみ、その係合が解かれ
るようになっている。18は破壊防止片であり、超硬金
属からなっていて、キー孔17がドリルその他の工具に
よって穿孔され、前記タンブラー機構16が破壊される
のを防止するものである。
【0008】シリンダ錠15は点火スイッチ30とロッ
クバー40に対して連結軸27によって連結される。す
なわち、シリンダ錠15はその後端に形成された異形の
孔22と、前記連結子21に形成された同形でやゝ小型
の係合突起23とで軸方向に若干の移動を許容する形で
連結され、連結子21は、また、図2で示すように、同
様にして係脱可能な異形孔35と連結軸27に形成した
同形でやゝ小型の突起36とによって分離可能に、且
つ、相互の回転不能に連結されている。よって、シリン
ダ錠15が運転者によって押し込み操作されると、2個
の突起25と係合凹部26との係合が外れ、その状態で
シリンダ錠15を回せば、その回転は連結軸27を介し
てシリンダ錠15の回転がロックバー40や点火スイッ
チ30へ伝えられる。
【0009】点火スイッチ30は、後ケース12の後端
開口部に密封状態で取付けられており、固定接点板31
と可動接点板32との間に電気接点が形成され、可動接
点板32の回動により前記固定接点板31と可動接点板
32に接続された電気配線(図示してない)の接続が行
われ、あるいは遮断される。そして前記連結軸27は可
動接点板32に接続され、従って、シリンダ錠15の回
動操作により点火スイッチ30の断続操作が実行され
る。
【0010】ロックバー40は後ケース12から半径方
向へ出没し、その突出位置において仮想線で示した操向
軸の係止片42へ係合し、その回動を阻止するものであ
る。ロックバー40の内端部には前記連結軸27のクラ
ンク部28が挿通される長孔29が設けられており、ロ
ックバー40の外端は連結軸27の回動に伴って錠ケー
ス10から外方へ突出しあるいは没入位置へ復帰するよ
うになっている。
【0011】この考案に係るステアリングロック装置L
は前記シリンダ錠15に連結された連結子21に電磁ロ
ック機構45を付設した点に特徴がある。電磁ロック機
構45は電磁コイル46とそれによって付勢される電機
子47とを備えている。電機子47は図示してないばね
によって常時突出方向へ弾発され、且つ電磁コイル46
によりその弾力に抗して後退するよう構成されている。
そして、電機子47はその突出位置において、前記連結
子21の軸芯へ向けて突出し、その外面に形成した溝2
9a内へ突入して係合し、連結子21が軸方向へ押し込
まれるのと、回動されるのを共に阻止する。
【0012】次に、ステアリングロック装置Lのシリン
ダ錠15をなすタンブラー機構16が、ドリルなど工具
によって破壊された場合を説明する。このシリンダ錠1
5はタンブラー機構16以外に、2個一対の突起25と
係合凹部26とによって回動が阻止されるので、タンブ
ラー機構16を破壊しただけではシリンダ錠15は回動
しない。仮に、シリンダ錠15を抜きとることに成功し
たとしても、そこに露出する連結子21は更に電磁ロッ
ク機構45の電機子47によって軸方向、および回動を
阻止されているので点火スイッチ30とロックバー40
を操作することはできない。
【0013】
【考案の効果】この考案は以上のように、ステアリング
ロック装置Lが施錠された状態でシリンダ錠15が壊さ
れたり、抜きとられてシリンダ錠に連結された連結軸2
1が露出しても、連結軸21は電磁ロック機構45によ
って回動と押し込み操作を阻止するので、点火スイッチ
30やロックバー40を操作することができず、ステア
リングロック装置Lを解除したり点火スイッチ30を投
入することができないので、エンジンは始動できず操向
ハンドルも操作できない。よって、車両の盗難を避ける
ことができる。また、操作キーを使用する正規の運転時
においては、シリンダ錠を軸方向に押す操作によってシ
リンダ錠15と内ケース14との係合が外れるから、点
火スイッチの投入やロックバーの係合解除が支障なく行
い得る。また、その構造も簡単でその実施に何らの困難
がないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すステアリングロック
装置の断面図である。
【図2】その要部を取り出して示す外観図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】従来のステアリングロック装置を示す図1相当
の断面図である。
【符号の説明】
14・・・・・内ケース 15・・・・・シリンダ錠 16・・・・・タンブラー機構 21・・・・・連結子 27・・・・・連結軸 29a・・・・外面に形成した溝 30・・・・・点火スイッチ 40・・・・・ロックバー 45・・・・・電磁ロック機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠ケースにシリンダ錠と点火スイッチと
    を同軸に配して支持し、それらの間をクランク部を持つ
    連結軸で連結し、そのクランク部にロックバーの基端を
    係合させ、連結棒の回動によりロックバーの軸部を錠ケ
    ースから外方へ向けて進退自在に構成すると共に、前記
    シリンダ錠を錠ケースに対して軸方向に進退可能に支持
    し、シリンダ錠と錠ケースとの間にシリンダ錠の押し込
    み位置で外れる係止手段を設け、且つ、シリンダ錠と連
    結軸との間にシリンダ錠の押し込みを阻止する電磁ロッ
    ク機構を付設してなるステアリングロック装置。
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