JP3056472U - 自転車の盗難防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】施錠により自転車のハンドルヘッド２をロ
ックするヘッドロック部４と、スイッチオンの状態で前
輪１を回転させるとハブダイナモ11の電流で警報音を発
する警音部５とを有する自転車の盗難防止装置におい
て、ヘッドロック機構４を施錠すると同時に、警音機構
５がスイッチオンの状態になるようにした自転車の盗難
防止装置。 【効果】一本のキー10でハンドルヘッド２のロックと警
音部５をスイッチオンの状態にできるため、迅速に確実
な盗難防止ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ハンドルヘッドをロック側に施錠すると同時に、前輪を回転させ ると警報音を発する警音機構をスイッチオンの状態にするようにした自転車の盗 難防止装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来自転車の盗難防止装置としては、前輪或は後輪の回転を規制するサークル 錠、棒錠などの錠前の他に、施錠によりハンドルヘッドをロックするヘッドロッ ク装置、スイッチオンの状態で前輪乃至後輪を回転させるとハブダイナモの電流 で警報音を発する警音装置等が知られている。

【０００３】 これらの盗難防止装置は、一台の自転車に多く付ければ付ける程盗難防止には 効果がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする問題点】

しかし、一台の自転車に設けられた盗難防止装置にそれぞれ別々のキーを用い ると、装置に合うキーを捜しながら一つ一つの装置を施錠しなければならず、そ れだけ時間と労力を要する。

【０００５】 そこで、この考案は一台の自転車に設けられた複数の盗難防止装置を一本のキ ーで、同時に施錠できるようにすることを目的とする。

【０００６】

【問題点を解決するための手段】

以上の問題点を解決するために、この考案では施錠により自転車のハンドルヘ ッドをロックするヘッドロック機構と、スイッチオンの状態で前輪を回転させる とハブダイナモの電流で警報音を発する警音機構とを有する自転車の盗難防止装 置において、ヘッドロック機構を施錠すると同時に、警音機構がスイッチオンの 状態になるようにした自転車の盗難防止装置を提案するものである。

【０００７】

【作用】

即ち、この考案によれば一本のキーでハンドルヘッドのロックと警音機構のス イッチオン動作を同時に行うことができるので、手間取らずに施錠することがで きる。

【０００８】 また、施錠後はハンドルヘッドがロックされ、しかも前輪を使用して自転車を 移動させようとすると、ハブダイナモの電流で警報音を発するので、確実な盗難 防止効果が発揮される。

【０００９】 なお、後輪に例えばサークル錠等の錠前を設け、この錠前のキーをこの考案に 係る盗難防止装置のキーと同一にすれば、更に確実な盗難防止効果が期待される 。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明すると、１は前輪部、２はハン ドルヘッド、３はこの考案に係る盗難防止装置である。

【００１１】 盗難防止装置３は、ハンドルヘッド２の下端に設けられたヘッドロック部４と ヘッドロック部４の下方に設けられた警音部５とから構成され、その側部にはキ ーの挿入口６が設けられる。

【００１２】 また、ヘッドロック部４にはヘッドロックレバー７のガイド溝８が設けられ、 レバー７がガイド溝８の一端にある時にはハンドルヘッド２をロックし、ガイド 溝８の他端にある時にはハンドルヘッド２のロックを解除する。

【００１３】 更に、９はレバー７をガイド溝８の一端に固定するセイフティノブで、セイフ ティノブ９は挿入口６にキー10を入れて施錠すると、突出してレバー７の移動を 阻止すると同時に、警音部５をスイッチオンの状態にする。

【００１４】 そこで、この考案ではキー10を挿入口６に入れて施錠することにより、レバー ７がガイド溝８の一端に固定されるので、ハンドルヘッド２がロックされる。

【００１５】 同時に、警音部５がスイッチオンの状態になるので、前輪部１を回動して車体 を移動すると、ハブダイナモ11で発生する電流により警音部５が警報音を発する 。

【００１６】 したがって、この考案ではキー10でハンドルヘッド２がロックでき、同時に警 音部５をスイッチオンの状態にできるので、手間を取らずに確実な盗難防止が可 能となる。

【００１７】 なお、後輪部にも、キー10で施錠できる例えばサークル錠12等の錠前を設けれ ば、更に確実な盗難防止が期待できる。

【００１８】

【考案の効果】

以上要するに、この考案によれば一本のキーでハンドルヘッドのロックと警音 部をスイッチオンの状態にできるため、迅速に確実な盗難防止ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の一実施例を示す斜視図

【図２】 同上の要部拡大図

【図３】 この考案に係る盗難防止装置を取り付けた自
転車の側面図

【符号の説明】

１は前輪部 ２はハンドルヘッド ３は盗難防止装置 ４はヘッドロック部 ５は警音部 ６はキーの挿入口 ７はヘッドロックレバー ８はガイド溝 ９はセイフティノブ 10はキー 11はハブダイナモ 12はサ−クル錠

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 施錠により自転車のハンドルヘッドをロ
   ックするヘッドロック機構と、スイッチオンの状態で前
   輪を回転させるとハブダイナモの電流で警報音を発する
   警音機構とを有する自転車の盗難防止装置において、ヘ
   ッドロック機構を施錠すると同時に、警音機構がスイッ
   チオンの状態になるようにしたことを特徴とする自転車
   の盗難防止装置。