JP4441821B2 - 自転車用リング錠 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、両端に開口部を対向させた円弧形の錠本体内に、ほぼ同径の円弧形の閂杆を嵌装した自転車用リング錠に関し、上記閂杆をギヤの伝動機構によって進退させるようにしたことを特長とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の自転車用リング錠には、例えば本出願人の先願に特開2000−54710号公報がある。
上記先願を含めて従来のリング錠は、一般に、錠本体内に牽引ばねとともに閂杆を嵌装し、錠本体の側面に設けた円弧形の溝から、上記閂杆に基端部を連結した操作摘みを臨出させる必要があった。そのため、自転車に取り付けた錠本体内に雨水が侵入し易く、さびるなどして不具合を起こし易いという欠点があった。
また、従来のリング錠は、施錠に際して操作摘みを押し下げる場合に、牽引ばねの抗力によって指先を痛くしたり、手がすべって操作摘みから離れた時に、ばねに付勢された摘みが強く当たって怪我をする場合があるなどの危険があった。
【0003】
さらに従来のリング錠には、車体構造と取付け位置の関係から操作摘みが押し下げ難くなることがあったり、開錠時にキーを挿入して回すと、ばねに牽引される閂杆が復帰位置に設けたストッパーと勢いよく当たって衝撃音を発したり、その際に操作摘みが指先に当たり易いなどの危険があり、安全面への配慮に劣る欠点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のことから本発明が解決しようとする課題は、操作摘みの付設を廃して錠本体に溝を設けなくても済むようにしたり、より安全な施錠、開錠操作ができるようにしたリング錠を開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する手段として本発明は、開口部を対向させた円弧形の錠本体内に、周面にラックを具えた円弧形の閂杆を摺動自在に嵌装する一方、錠本体の一側に、開口部を一端に具えた有底筒形の収容部を形成し、該収容部内に、シリンダー錠機構を回転可能に内蔵した錠ケースを摺動自在に嵌装するとともに、シリンダー錠機構のロックレバーの外端部を収容部の内面に具えた施錠ガイド溝に嵌合させ、錠ケースの側面に形成したラック部と上記閂杆のラックとの間にアイドルギヤを介設し、該アイドルギヤを介して上記錠ケースの進退動作に上記閂杆の施錠位置への前進と開錠位置への後退を伝動させるように構成したことを特徴とする自転車用リング錠を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した本発明によれば、閂杆を施錠位置へ移動させるために器体外に突出する操作摘みと、操作摘みを突出させるための溝の付設が省けるので、錠ケースの嵌入部と錠本体の両端の開口部を除けば雨水などの侵入が防止できるほとんど完全な密閉形の錠本体を形成することができる。
また、錠ケースの出入方向の動作で閂杆の施錠、開錠が行われるので、前記した従来品の危険性のすべて除去した安全性の高いリング錠を製作できる。
【0007】
また、錠本体に設ける筒形の収容部の底部と錠ケースの内端部との間にコイルばねを介設して、閂杆の開錠位置への復帰を上記コイルばねに付勢させるようにした請求項2の発明は、閂杆の開錠位置への復帰が、シリンダー錠機構のロックレバーの開放とともにそれまで付勢を制限されていたコイルばねの畜力によって行われるので、錠ケースを後退操作してラックとアイドルギヤを逆回転させる操作を省くことができるとともに、閂杆の復帰動作をより速くさせることができる。この場合、コイルばねの復元力はアイドルギヤ等ギヤ伝動により緩衝されて、前記従来品のような危険性はともなわない。
【0008】
【実施例】
図1は、本発明の実施例の開錠状態を示す一部切欠正面図、図2は、開錠状態を示す一部切欠正面図、図3は、図1のA−A’線に沿った断面図、図4は、斜視図である。
【0009】
図において、1は、周縁部で互いに嵌合し合って密閉形の器体を形成するようそれぞれ断面コ字形のベース1aとカバー1bとからなり、両端の開口部2a、2bを左右で対向させて円弧形に形成された錠本体、3は、ラック4を外周面の所定区間に一体に設けて円弧形に形成され、錠本体1内に摺動自在に嵌装された閂杆、5は、図示左端に開口部5aを設けて、錠本体1の一側(図示上部)に形成した有底筒形の収容部、6は、収容部6内に摺動可能に嵌装された錠ケース、7は、錠ケース6内に所定角度の回転を可能にして嵌装され、内端部に備えたロックレバー8の外端部を錠ケース6の側面に突出させ、先端を収容部5の内周面に設けた施錠ガイド溝9に係合させたシリンダー錠機構、10は、シリンダー錠機構7を施錠、開錠操作するキーである。
【0010】
11は、錠ケース6の側面(図示下部側面)に閂杆3の摺動方向に沿って一体に形成したラック部、12は、このラック部11と閂杆3の周面の前記ラック4との間に介設したアイドルギヤである。アイドルギヤ12は、図3に示すように、上段のピニオン12aを錠ケース6と一体のラック部11に噛合させ、下段の大径ギヤ12bを閂杆3と一体のラック4に噛合させることにより、錠ケース6の進退動作と閂杆3の進退動作を連動させる。
【0011】
なお図中、13は、収容部5の底部と錠ケース内のシリンダー錠機構7の内端部との間に介設されて常時錠ケース6を突出方向に付勢するコイルばね、14は、収容部5の軸線方向に沿ってその内面と錠ケース6の側面との間に設けた凹条14aと凸条14bとからなる錠ケース6の摺動用ガイド部、15は、閂杆3のラック4と噛合するよう錠本体1に軸受させた閂杆3の摺動用ガイドギヤ、16は、シリンダー錠機構7を錠ケース6内に掛止させるストッパー片である。
【0012】
収容部5の内面に設けた前記施錠ガイド溝9は、図1、2に示すように、錠ケース6の進退方向と軸線を同じくした縦長の摺動区間aを有し、その前後に互いに逆回転方向に屈折する施錠掛止部bと開錠掛止部cとを有する。
【0013】
次に以上の構成を備えた実施例の作動について説明する。
図1に示すように、開錠掛止部cにロックレバー8の外端部が係合しているとき、錠ケース6とシリンダー錠機構7は、収容部5から適宜長に抜き出た状態にあって、図示のように、閂杆3を開錠位置に保持し、錠ケース6またはキー10が回転操作されない限りリング錠は開錠状態を維持する。
【0014】
次いで、キー10を操作して錠ケース6を反時計回りに回転し、ロックレバー8の外端部を施錠ガイド溝9の摺動区間aの始端に位置させて錠ケース6を前進させると、ラック部11とアイドルギヤ12とラック4との伝動動作により閂杆3が前進して図2に示すように開口部2a、2b間を閉鎖する。
この施錠状態は、キー10をさらに反時計回りに操作して、ロックレバー8の外端部を施錠ガイド溝9の施錠掛止部bに掛止させることによって保持される。キー10はこの状態で抜き出して携行することができ、キー10の抜き出しによってシリンダー錠機構7はロックレバー8をロック状態に維持する。
【0015】
図2の施錠状態から、キー10を時計回りに回転させ、ロックレバー8の外端部を摺動区間aの終端に位置させると、錠ケース6の後退動作が可能になり、キー10と共に手前側に摺動させることで、アイドルギヤ12を逆回転させ、閂杆3を開錠位置に復帰させることもできるが、この実施例においては、施錠動作時に畜力させたコイルばね13の復元力を用いることによって、迅速な開錠動作ができるようにしている。なお、開錠位置に復帰した閂杆3は、キー10をさらに時計回りに回転させて、ロックレバー8の外端部を開錠掛止部cに掛止させることにより保持される。
【0016】
実施例に採用した錠ケース6とシリンダー錠機構7および施錠ガイド溝9は、従来の自転車用リング錠にも用いられている公知のシリンダー錠機構を採用しているので、それらの構造と作動の詳細な説明については省略する。
また、本発明の実施に際し、錠本体1に対する錠ケース6の収容部5の形成位置は、実施例の態様に限定されるものではなく、錠本体1の側面に沿って適宜にその位置ならびにその構造を設計変更する場合もある。
【0017】
【発明の効果】
前記のように構成し、上記のように用いられるようにした本発明自転車用リング錠は、閂杆の進退を錠ケースの摺動に連動するギヤ機構により行わせるようにしたので、錠本体を密閉形にすることができるとともに、操作摘みと円弧形の溝を省くことによって、器体内への雨水等の侵入を最小限に止めてリング錠の耐久性を向上させることができる。また、外観がシンプルになるとともに安全性に富むものとなり、従来品にないリング錠の施錠操作、開錠操作が需要者の関心を集めて購買意欲を高めることができるなど多くの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例の開錠状態を示す一部切欠正面図
【図2】図2は、施錠状態を示す一部切欠正面図
【図3】図3は、A−A’線に沿った一部切欠断面図
【図4】図4は、実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 錠本体(1a ベース、1b カバー)
2 開口部(2a、2b)
3 閂杆
4 ラック
5 収容部(5a 開口部)
6 錠ケース
7 シリンダー錠機構
8 ロックレバー
9 施錠ガイド溝(a 摺動区間、b 施錠掛止部、c 開錠掛止部)
10 キー
11 ラック部
12 アイドルギヤ(12a ピニオンギヤ、12b 大径ギヤ)
13 コイルばね
14 摺動ガイド部(14a 凹条、14b 凸条)
15 ガイドギヤ
16 ストッパー片

Claims (2)

  1. 開口部を対向させた円弧形の錠本体内に、周面にラックを具えた円弧形の閂杆を摺動自在に嵌装する一方、錠本体の一側に、開口部を一端に具えた有底筒形の収容部を形成し、該収容部内に、シリンダー錠機構を回転可能に内蔵した錠ケースを摺動自在に嵌装するとともに、シリンダー錠機構のロックレバーの外端部を収容部の内面に具えた施錠ガイド溝に嵌合させ、錠ケースの側面に形成したラック部と上記閂杆のラックとの間にアイドルギヤを介設し、該アイドルギヤを介して上記錠ケースの進退動作に上記閂杆の施錠位置への前進と開錠位置への後退を伝動させるように構成したことを特徴とする自転車用リング錠。
  2. 前記筒形の収容部の底部と、前記錠ケースの内端部との間にコイルばねを介設し、前記閂杆の開錠位置への復帰を上記コイルばねに付勢させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自転車用リング錠。
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