JPH0442210Y2 - - Google Patents

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JPH0442210Y2
JPH0442210Y2 JP8538487U JP8538487U JPH0442210Y2 JP H0442210 Y2 JPH0442210 Y2 JP H0442210Y2 JP 8538487 U JP8538487 U JP 8538487U JP 8538487 U JP8538487 U JP 8538487U JP H0442210 Y2 JPH0442210 Y2 JP H0442210Y2
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JP
Japan
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lock
key
link
rear end
protrusion
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JP8538487U
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JPS63192168U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、適合しないキーによるロツク解除
を防止したステアリングロツク装置に関する。
〈従来の技術〉 ステアリングロツク装置は、キーの抜き取り時
にロツキング部材がボデーからステアリングシヤ
フト方向に突出し、ステアリングシヤフトの溝に
係合してステアリングシヤフトの回動を不能とす
るように構成されている。このロツク動作はキー
の抜き取り時にのみ行われる必要があるため、キ
ーの挿脱を検出する機構として、シリンダ錠のシ
リンダインナの外周部に前端を摺接させたロツク
リンクを設け、前端がキーの挿入時に押し上げら
れることによつてキー挿脱を検出すると共に、キ
ーの挿脱に応じてロツクリンクを揺動させ、ロツ
クリンクの後端でロツクング部材をアンロツク状
態またはロツク状態に保持するようにしたものが
周知である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記のロツクリンクは、揺動軸がシリンダ錠の
半径方向にある程度移動可能となつていて、キー
を挿入すると後端が下がらないでも前端が押し上
げられるようになつている。このため、適合しな
いキーを挿入してロツキング部材がアンロツク位
置に移動する方向に衝撃を与えると、ロツキング
部材がアンロツク位置に移動してロツクリンクの
後端が下がり、ロツクが解除された状態に保持さ
れてしまう可能性があつて、ステアリングロツク
装置の目的である盗難防止機能に若干の不安があ
つた。
この考案はこのような問題点に着目し、適合し
ないキーによりロツク解除されることを防止した
スチアリングロツク装置を提供することを目的と
してなされたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、この考案では、
キーの回動に応じて回転してロツキング部材を移
動させるカムに対して一定の範囲回動可能で且つ
戻し回動方向に付勢された回転部材を設け、この
回転部材に、キーの戻し回動時にロツク位置にお
いてロツクリンクの後端寄りの側面に当接し、キ
ーが抜かれてロツクリンクが揺動するとロツクリ
ンクの下面に移動して後端を支える突部を形成し
ている。
〈作用〉 上記のように構成されているため、この考案の
ステアリングロツク装置は、ロツク位置では回転
部材の突部がロツクリンクの後端を支えてその降
下を阻止しているので、衝撃が与えられてロツキ
ング部材がアンロツク位置に移動するようなこと
があつても、ロツクリンクの後端は下がらない。
従つて、正規の適合キーによつてシリンダインナ
が回されない限りロツクが解除されたままの状態
になることはなく、盗難防止機能が確実に発揮さ
れる。
〈実施例〉 次に図示の実施例について説明する。
第1図乃至第4図において、1は後部にロータ
リスイツチ部2を有するステアリングロツク装置
のボデー、3はボデー1内に装着されたシリンダ
アウタ、4はシリンダアウタ3内に収納されたシ
リンダインナであり、シリンダアウタ3とシリン
ダインナ4とで周知のシリンダ錠が構成されてい
る。5はシリンダインナ4と共に回動するカム、
6はロツキング部材であり、カム5はロータリス
イツチ部2内のロータリスイツチを回動させて所
定の切り替え動作を行わせると共に、ロツク位置
ではロツキング部材6を図の裏面方向に移動でき
る状態とし、図示しないロツクばねの作用でロツ
キング部材6がステアリングシヤフトの方向に突
出してステアリングロツクが行われる。
7は揺動軸となるピン8を介してシリンダアウ
タ3の溝9に保持されたロツクリンクであり、ば
ね10により図の時計方向に付勢され、前端7a
をシリンダインナ4の外周部に摺接させている。
また後端7bはロツキング部材6に係合可能とな
つている。
15はカム5の外周に取付けられるリング状の
回転部材であつて、凹凸の組み合わせによつてカ
ム5に対して一定の範囲回動可能となつており、
その厚みAはカム5の取付け部寸法Bと等しいか
若干小さく選定されている。カム5の取付け部に
はばね座5aが突設され、これに対応して回転部
材15の内周にばね収納部16が形成されてお
り、ここにばね17を縮装して戻し回動方向の付
勢力が回転部材15に与えられている。回転部材
15の外周には、ロツクリンク7のピン8よりも
後端寄りの部分に当接する突部18とガイド用の
突部19が対称的に設けられ、突部18の戻し回
動側には突起18aが形成されている。
この実施例は上述のように構成されており、次
に動作を説明する。
第1図はロツク位置でキーが挿入されていない
ロツク状態を示している。この状態では、ロツク
リンク7の前端7aはキーがないためシリンダイ
ンナ4の周面より沈み、後端7bは上昇してロツ
キング部材6から離れており、回転部材15の突
部18がロツクリンク7の下に位置して後端7b
寄りの部分を支えている。
ここでキー(図示せず)が挿入されるとロツク
リンク7の前端7aがキーで押し上げられ、ピン
8が少し上に移動して回転部材15の突部18を
支点としてロツクリンク7が揺動し、後端7bが
降下する。しかし、突部18の位置が後端7b寄
りのためレバー比の関係で後端7bはロツキング
部材6には接触せず、わずかなギヤツプCが保た
れている(第5図のa)。
次いで、キーをACC位置に向けて時計方向に
回動させるとカム5と共に回転部材15が回動
し、わずかに回動した状態で突部18がロツクリ
ンク7から外れる。このため、ロツクリンク7の
後端7bが下がつてロツキング部材6に接触する
(第5図のb)。
更にキーがACC位置からオン位置あるいはス
タータ位置まで回動されると、カム5の作用によ
りロツキング部材6が紙面の手前寄りに引き寄せ
られてアンロツク状態となり、ロツクリンク7の
後端7bがロツキング部材6の段部6aに係合し
てステアリングシヤフトのロツクが解除された状
態に保持されることになる。第5図のc及び第6
図のaはオン位置の場合を示している。
次に、オン位置などにあるキーをロツク位置へ
戻し回動させると、ロツク位置の直前で突部18
の突起18aがロツクリンク7の側面に当たつて
回転部材15は停止し、カム5のみがロツク位置
まで戻る。第5図のd及び第6図のbはこの状態
を示しており、この時にはまだロツクリンク7の
後端7bがロツキング部材6の段部6aに係合し
たままである。ここでキーが抜かれると、ロツク
リンク7の前端7aがこれを検知して下がるため
後端7bが上がり、ロツクリンク7とロツキング
部材6との係合が解かれ、ロツキング部材6はロ
ツクばねの作用でステアリングシヤフトの方向に
突出してステアリングロツクが行われる。また、
回転部材15はロツクリンク7の後端7bが上が
るためロツク位置方向への回動が可能となり、ば
ね17の付勢力で回動して突部18がロツクリン
ク7の下に入り、再び第1図の状態に戻るのであ
る。
なお突部18の突起18aは、突部18が突部
19と同様な単なる凸形状であると若干傾斜した
面でロツクリンク7の側面に当たるようになり、
ロツクリンク7を押し上げる方向の力が発生する
可能性があるので、これを防ぐために設けられた
ものである。
〈考案の効果〉 上述の実施例から明らかなように、この考案
は、キーの回動に応じて回転するカムに対して一
定の範囲回動可能で且つ戻し回動方向に付勢され
た回転部材を設け、この回転部材に、キーの戻し
回動時にロツク位置においてロツクリンクの後端
寄りの側面に当接し、キーが抜かれてロツクリン
クが揺動するとロツクリンクの下面に移動して後
端を支える突部を形成したものである。
従つて、ロツク位置ではロツクリンクの後端が
回転部材の突部で支えられ、適合しないキーを使
用してロツクリンクを作動させてもシリンダイン
ナを回動できないのでロツクリンクの後端が下が
ることがない。このため、適合しないキーを使用
してロツクリンクを作動させ、衝撃を与えてロツ
キング部材をアンロツク位置に移動させてロツク
を解除させようとしても解除状態を保持すること
ができず、ステアリングロツク装置の盗難防止機
能を向上させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbはこの考案の一実施例の一部破
断側面図及び要部の断面図、第2図はカム及び回
転部材の斜視図、第3図は逆方向から見た回転部
材の斜視図、第4図はカム及び回転部材の組み合
わせ状態を示す正面図、第5図及び第6図は動作
説明図である。 1……ボデー、4……シリンダインナ、5……
カム、6……ロツキング部材、7……ロツクリン
ク、7a……前端、7b……後端、15……回転
部材、17……ばね、18……突部、18a……
突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ錠のシリンダインナの外周部に前端を
    摺接させ、前端がキー挿入時に押し上げられるこ
    とによつてキー挿脱を検出すると共に、キーの挿
    脱に応じて揺動して後端によりロツキング部材を
    アンロツク状態またはロツク状態に保持するよう
    に作動するロツクリンクを備えたステアリングロ
    ツク装置において、 キーの回動に応じて回転してロツキング部材を
    移動させるカムに対して一定の範囲回動可能で且
    つ戻し回動方向に付勢された回転部材を設け、キ
    ーの戻し回動時にロツク位置においてロツクリン
    クの後端寄りの側面に当接し、キーが抜かれてロ
    ツクリンクが揺動するとロツクリンクの下面に移
    動して後端を支える突部を上記回転部材に形成し
    てなるステアリングロツク装置。
JP8538487U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0442210Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8538487U JPH0442210Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8538487U JPH0442210Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63192168U JPS63192168U (ja) 1988-12-12
JPH0442210Y2 true JPH0442210Y2 (ja) 1992-10-05

Family

ID=30940739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8538487U Expired JPH0442210Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP (1) JPH0442210Y2 (ja)

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JPS63192168U (ja) 1988-12-12

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