JPH0721771Y2 - フリーリング付イグニッションスイッチ - Google Patents

フリーリング付イグニッションスイッチ

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Publication number
JPH0721771Y2
JPH0721771Y2 JP1991060267U JP6026791U JPH0721771Y2 JP H0721771 Y2 JPH0721771 Y2 JP H0721771Y2 JP 1991060267 U JP1991060267 U JP 1991060267U JP 6026791 U JP6026791 U JP 6026791U JP H0721771 Y2 JPH0721771 Y2 JP H0721771Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
free ring
ring
ignition switch
cylinder case
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991060267U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04123972U (ja
Inventor
重信 影山
誠 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Denso Co Ltd
Original Assignee
Asahi Denso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denso Co Ltd filed Critical Asahi Denso Co Ltd
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Publication of JPH04123972U publication Critical patent/JPH04123972U/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフリーリング付のイグニ
ッションスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、盗難防止のためローター上面に回
転自在のフリーリング(空転リング)を設けたステアリ
ングロック付のイグニッションスイッチがある。このフ
リーリングは、ピッキングツールやドリルにより不正ト
ルクが加えられた場合、フリーリングが空転し解錠を阻
止するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のフリーリングは
ローターの頭部に組み込まれ、このフリーリングを押し
下げるとローターも同時に押し下げられる構造のもので
あるため、フリーリングのキー孔へドライバーを差し込
み、このドライバーを強く押し下げればその荷重は直接
ローターに加えられ、ローターが下がるので、そこで強
引に回転させればタンブラは破壊され、比較的容易に解
錠される。また、フリーリングをシリンダケースやロー
ターに係止する手段として、Cリングや抜け止めキャッ
プを必要としたり、あるいは、特公昭59−11029
号に示されるようにフリーリングとローターとを一体的
に鋳造することが必要であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はローター上面の
フリーリングを強く押してもフリーリングが下がらない
ようにすることにより、ローターの押し下げを防止し、
ローターとシリンダケースとの噛み合わせ部の解除を不
可として解錠を防止したことを特徴とするものである。
【0005】すなわち、本考案は、ロック位置にてロー
ターをプッシュしつつオフ位置に回動させることによ
り、ステアリングのロックを解錠するようにしたイグニ
ッションスイッチにおいて、ローターの外周下部に張出
突起を設けると共に、シリンダケースの内周下部に前記
張出突起と上下方向に係合する係合凹部を設けて、該係
合凹部と前記張出突起とを弾圧的に嵌め込み、一方、ロ
ーターの上面には中央にキー孔を備えたローターの外径
より大きい硬質性のフリーリングを設け、該フリーリン
グの外周部下端をシリンダケースの上端部に当接させる
と共に、該フリーリングの上部から、上面中心にキー窓
を有するキャップ状のボディカバーをシリンダケースの
外周部まで被せて固定したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係わるフリーリング付イグニ
ッションスイッチの縦断側面図で、図中(1)は、下面
中央に小判型の孔(2)と、外周下部に張出突起(3)
を備えたローターであり、このローターはシリンダケー
ス(4)内に回動かつ上下動可能に装填されている。こ
のローター(1)とシリンダケース(4)との間は多数
のタンブラ(5)および最下部の厚板によるストッパー
タンブラ(6)により係合されている。(7)は、前記
シリンダケース(4)の内周下部に設けられた係合凹部
で、前記ローターの張出突起(3)と上下方向に係合離
脱可能になっており、このシリンダケースの下部はスイ
ッチボディ(8)を形成している。また、シリンダケー
スの下面には深孔(9)が設けられ、この深孔に圧縮コ
イルばね(10)を介してアクションボール(11)が
設けられ、このアクションボールはその下部に位置させ
たリング状のシンクロカム(12)に庄接するようにな
っている。
【0007】(13)は、上部に、前記ローター下面の
小判型孔(2)に嵌る小判型軸(14)を備え、中間部
にロックバー(15)を駆動する偏心軸(16)を備
え、下端にイグニッションスイッチ(17)の可動接触
子を保持するローラー(18)と連結する角軸(19)
を備えた駆動カムである。そして、上部の小判型軸(1
4)に、ローター下面の小判型孔(2)が圧縮コイルば
ね(20)を介して上下動可能に装着されている。(2
1)は固定接点を有する端子台で、これら、駆動カム
(13)とロックバー(15)およびイグニッションス
イッチ(17)との結合構造は従来周知の機構のものが
利用できる。
【0008】(22)は、ローター(1)の上端部に回
転可能に嵌め込まれたフリーリングで、その外周下面は
前記シリンダケース(4)の上端内周部の切込肩(2
3)に嵌り、このフリーリングの上部から、上面中心に
キー窓(24)を有するキャップ状のボディカバー(2
5)がシリンダケース(4)の外周部に被せられ固定さ
れている。(26)はフリーリングの下面に設けられた
半球状のアクション山で、ローターのキー孔とフリーリ
ングのキー孔が合致する位置にてローター(1)に設け
られた半球状凹部(27)に嵌まり込んでいる。なお、
(28)は、シンクロカム(12)と駆動カム(13)
との間に介在させたセパレーターである。
【0009】
【作用】図1の構造において、フリーリングのキー孔に
ドライバーを無理に突っ込み強引に回転させてもフリー
リングの外周下端がシリンダケースの上端部に当接して
いるためその位置で空転を繰り返すのみで、ローターを
押し下げることはない。従って、ローターは多数のタン
ブラ(5)、ストッパータンブラ(6)およびローター
下部の張出突起(3)とシリンダケースの係合凹部
(7)との間の嵌合により回転せずロック状態が維持さ
れる。
【0010】また、フリーリングの下面とローター上面
との当接面に、半球状のアクション山と凹部とを設けて
キー孔の合致性を図ると共に、該アクション山と凹部と
の係合に、ローター復元用の圧縮コイルばねを利用して
いるため、フリーリング専用のアクションばねやアクシ
ョンボールを用いることなく、空転トルクの規制が行え
る。
【0011】しかし、図2のように正規のキー(29)
をローターに差し込み全タンブラをローター内に収めた
状態でキーを押し込むと、ローターの張出突起(3)は
シリンダケースの係合凹部(7)から下方に外れ、ロー
ター上端部はフリーリングから完全に外れない状態にて
ローターの回転が可能となる。
【0012】
【考案の効果】本考案においては上述のような構造であ
るためドライバーによる強引な押し込みや回転によって
もローターは回転することはなく、また、ピッキングに
よる解錠も困難で、従って、盗難防止効果の大きなもの
である。さらに、構造的にも極めてシンプルな構造のた
め製作も容易で安価に得られ、産業利用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の縦断側面図。
【図2】 正規のキーを挿入しローターを押圧した状態
の縦断側面図。
【符号の説明】
1 ローター 3 張出突起 4 シリンダケース 6 ストッパータン
ブラ 7 係合凹部 8 スイッチボディ 12 シンクロカム 13 駆動カム 17 イグニッションスイッチ 22 フリーリング 23 切込肩 25 ボディカバー 26 アクション山 27 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック位置においてローター(1)をプ
    ッシュしつつオフ位置に回動させることによりステアリ
    ングのロックを解錠するようにしたイグニッションスイ
    ッチにおいて、ローター(1)の外周下部に張出突起
    (3)を設けると共に、シリンダケース(4)の内周下
    部に係合凹部(7)を設け、ローターのロック位置にお
    いて前記ローターの張出突起をローターケースの係合凹
    部に弾圧的に嵌め込み、一方、ローターの上面には、中
    央にキー孔を備えたローターの外径より大きい硬質性の
    フリーリング(22)を設け、該フリーリングの外周下
    端をシリンダケース(4)の上端部に当接させると共
    に、該フリーリングの上部から、上面中心にキー窓を有
    するキャップ状のボディカバー(25)を、シリンダケ
    ースの外周部まで被せて固定したことを特徴とするフリ
    ーリング付イグニッションスイッチ
  2. 【請求項2】 ローター上面とフリーリング下面との当
    接面とが、半球状のアクション山(26)と、これと係
    合する凹部(27)により係止されている請求項1記載
    のフリーリング付イグニッションスイッチ。
JP1991060267U 1991-04-27 1991-04-27 フリーリング付イグニッションスイッチ Expired - Lifetime JPH0721771Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991060267U JPH0721771Y2 (ja) 1991-04-27 1991-04-27 フリーリング付イグニッションスイッチ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991060267U JPH0721771Y2 (ja) 1991-04-27 1991-04-27 フリーリング付イグニッションスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04123972U JPH04123972U (ja) 1992-11-11
JPH0721771Y2 true JPH0721771Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=31930028

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041155Y2 (ja) * 1979-09-20 1985-12-13 日本発条株式会社 角度調節機構付椅子
JP3024571U (ja) * 1995-08-09 1996-05-21 一知 佐原 蛍光カラーシートベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04123972U (ja) 1992-11-11

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