JPH0724536Y2 - ステアリングロック付イグニッションスイッチの破錠防止構造 - Google Patents

ステアリングロック付イグニッションスイッチの破錠防止構造

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JPH0724536Y2
JPH0724536Y2 JP6026691U JP6026691U JPH0724536Y2 JP H0724536 Y2 JPH0724536 Y2 JP H0724536Y2 JP 6026691 U JP6026691 U JP 6026691U JP 6026691 U JP6026691 U JP 6026691U JP H0724536 Y2 JPH0724536 Y2 JP H0724536Y2
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JP
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cam
synchro
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recess
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誠 松島
重信 影山
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Asahi Denso Co Ltd
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Asahi Denso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はステアリングロック付イ
グニッションスイッチの破錠防止構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングロック付イグニッシ
ョンスイッチに対する、ドリルによる破錠防止手段とし
ては、ローターの上面に硬質材によるフリーリングを設
け、ドリルの回転をフリーリングにて空転させることに
より、ローターにまで及ばないようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、フリーリング
を外してしまえば、ドリルにてスイッチを破壊すること
は容易である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、従来のフリー
リングを外してドリルによりスイッチが破壊された場合
においても、ステアリングロックが解錠出来ないように
したことを特徴とするものである。
【0005】すなわち、本考案は、ロック位置にてロー
ターをプッシユしつつオフ位置に回動させることによ
り、ステアリングのロックを解錠するようにしたステア
リングロック付イグニッションスイッチにおいて、上下
動可能なローターの下部に駆動カムを圧縮コイルばねを
介して設けると共に、この駆動カムの上部でローターと
の間にリング状のシンクロカムを回動可能に設け、該シ
ンクロカムの外周面に凹部を設けると共に駆動カムの外
周面にも、前記シンクロカムの凹部に対し上面から見て
反時計回りに少しずらせた位置に凹部を設け、前記シン
クロカムの凹部に対応させて前記両凹部に嵌る幅のロッ
ク部材を、シンクロカムと駆動カムを跨ぐようにシリン
ダケースの内壁部にばねを介して該ロック部材が常時駆
動カムの外周面に圧接しているように設けたことを特徴
とするものである。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係るステアリングロック付イ
グニッションスイッチの縦断側面図で、図中(1)は、
下面中央に小判型の孔(2)と、外周下部に張出突起
(3)を備えたローターであり、このローターはシリン
ダケース(4)内に回動かつ上下動可能に装填されてい
る。このローターとシリンダケース(4)との間は多数
のタンブラ(5)および最下部の厚板によるストッパー
タンブラ(6)により係合されている。(7)は、前記
シリンダケース(4)の内周下部に設けられた係合凹部
で、前記ローターの張出突起(3)と上下方向に係合離
脱可能になっており、このシリンダケースの下部はスイ
ッチボディ(8)を形成している。また、シリンダケー
スの下面には深孔(9)が設けられ、この深孔に圧縮コ
イルばね(10)を介してアクションボール(11)が
設けられ、このアクションボールはその下部に位置させ
たリング状のシンクロカム(12)に圧接するようにな
っている。
【0007】(13)は、上部に、前記ローター下面の
小判型孔(2)に嵌る小判型軸(14)を備え、中間部
にロックバー(15)を駆動する偏心軸(16)を備
え、下端にイグニッションスイッチ(17)の可動接触
子を保持するローラー(18)と連結する角軸(19)
を備えた駆動カムである。そして、上部の小判型軸(1
4)に、ローター下面の小判型孔(2)が圧縮コイルば
ね(20)を介して上下動可能に装着されている。(2
1)は固定接点を有する端子台で、これら、駆動カム
(13)とロックバー(15)およびイグニッションス
イッチ(17)との結合構造は従来周知の機構のものが
利用できる。
【0008】(22)は、ローター(1)の上端部に回
転可能に嵌め込まれたフリーリングで、その外周下面は
前記シリンダケース(4)の上端内周部の切込肩(2
3)に嵌り、このフリーリングの上部から、上面中心に
キー窓(24)を有するキヤップ状のボディカバー(2
5)がシリンダケース(4)の外周部に被せられ固定さ
れている。(26)はフリーリングの下面に設けられた
半球状のアクション山で、ローターのキー孔とフリーリ
ングのキー孔が合致する位置にてローター(1)上面に
設けられた半球状凹部(27)に嵌まり込んでいる。な
お、(28)は、シンクロカム(12)と駆動カム(1
3)との間に介在させたセパレーターである。
【0009】(30)は、図2、図4に示す如く前記リ
ング状のシンクロカム(12)の外周面下半部に設けら
れた凹部で、該シンクロカムは、前記駆動カム(13)
の上方でローターとの間にセパレーター(28)を介し
て回動可能に設けられている。(31)は、前記駆動カ
ム(13)の外周面に設けられた凹部で、この凹部(3
1)は、ロック位置において前記シンクロカムの凹部に
対し上面から見て反時計回り方向に少し(凹部の幅の約
1/2)ずらせた位置に設けられている。なお、(2
9)は、前記セパレーター(28)の上記シンクロカム
の凹部(30)と同じ位置に設けられた切欠である。
【0010】(32)は、シリンダケース(4)の内壁
部にばね(33)を介して出没自在に設けられたロック
部材で、このロック部材の前面は前記シンクロカムの凹
部(30)に対応させて、上下に配置されたシンクロカ
ムと駆動カムを跨ぐように、常時駆動カムの外周面に圧
接させて設けられている。
【0011】
【作用】図1の構造の如く、キー未挿入の状態でのロー
ター(1)の回転止めは、多数のタンブラ(5)、スト
ッパータンブラ(6)、およびローター下部の張出突起
(3)とシリンダケースの係合凹部(7)との間の嵌合
により行われており、ローターの上部にはフリーリング
(22)が設けられているため、ドリルにて破錠しよう
としてもフリーリング(22)が空転して破壊されな
い。しかし、他の手段にてフリーリング(22)が固定
されたり外されるとドリルはローター中心部を貫き、次
ぎに駆動カム(13)が削られるので、この駆動カムの
みが単独で回転することになる。そこで、駆動カムの凹
部(31)が図5の如く時計方向に少し回転し上方の凹
部(30)と合致したところでロック部材(32)が両
凹部(30)(31)に嵌り込み駆動カムの回転はロッ
クされる。
【0012】しかし、図3のように正規のキー(34)
をローターに差し込み全タンブラをローター内に収めた
状態でキー(34)を押し込むと、ローターの張出突起
(3)はシリンダケースの係合凹部(7)から下方に外
れると同時にその下部のシンクロカム(12)内周部の
凹部に嵌り、ローターの回転に伴いシンクロカム(1
2)と駆動カム(13)が同時に回転するためロック部
材(32)はいずれの凹部にも嵌ることはないので、駆
動カムの回転はスムーズに行われる。
【0013】
【考案の効果】本考案においては上述のような構造であ
るため、ドリルによる破錠の際、駆動カムがドリルと共
に回転し、その凹部がシンクロカムの凹部と合致した時
にロック部材が両凹部に跨がって嵌り込むため、ロータ
ーや駆動カムは回転することはない。従って破錠防止効
果の大きなものである。さらに、構造的にも極めてシン
プルな構造のため製作も容易で安価に得られ、産業利用
性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の縦断側面図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 正規のキーを挿入しローターを押圧した状態
の縦断側面図。
【図4】 シンクロカムと駆動カムの配置状態を示す部
分斜視図。
【図5】 ロック部材が作動状態の部分斜視図。
【符号の説明】
1 ローター 3 張出突起 4 シリンダケース 6 ストッパータン
ブラ 7 係合凹部 8 スイッチボディ 12 シンクロカム 13 駆動カム 17 イグニッションスイッチ 22 フリーリング 23 切込肩 25 ボディカバー 30 凹部 31 凹部 32 ロック部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック位置においてローター(1)をプ
    ッシュしつつオフ位置に回動させることによりステアリ
    ングのロックを解錠するようにしたステアリングロック
    付イグニッションスイッチにおいて、上下動可能なロー
    ター(1)の下部に駆動カム(13)を圧縮コイルばね
    (20)を介して設けると共に、この駆動カム(13)
    の上部でローターとの間にリング状のシンクロカム(1
    2)を回動可能に設け、該シンクロカムの外周面に凹部
    (30)を設けると共に駆動カムの外周面にも、前記シ
    ンクロカムの凹部に対し上面からみて反時計回りに少し
    ずらせた位置に凹部(31)を設け、前記シンクロカム
    の凹部に対応させて前記両凹部に嵌る幅のロック部材
    (32)を、シンクロカムと駆動カムを跨ぐようにシリ
    ンダケース(4)の内壁部にばね(33)を介して該ロ
    ック部材が常時駆動カムの外周面に圧接しているように
    設けたことを特徴とするステアリングロック付イグニッ
    ションスイッチの破錠防止構造。
JP6026691U 1991-04-27 1991-04-27 ステアリングロック付イグニッションスイッチの破錠防止構造 Expired - Fee Related JPH0724536Y2 (ja)

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JPH04124565U JPH04124565U (ja) 1992-11-13
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