JPH04231567A - ロック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はロック装置、特に異な
るキ−コ−ドを備えた複数のシリンダ錠を１つのキ−で
施解錠できるロック装置に関連する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、特公昭５０−１５１９９号公報
に開示されるように、複数のタンブラを備えたシリンダ
錠は公知である。キ−シリンダ内にキ−を挿入すること
により、各タンブラをキ−シリンダから突出しない位置
に移動してキ−シリンダを回転することができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、シリンダ錠
の不正解錠を防止するため、キ−コ−ド数を増加するこ
とが考えられている。この点で例えば、実開昭６１−１
９８４５８号公報に示されるように、同一のキ−に複数
の切欠き部を形成してキ−コ−ドを増加するディスクタ
ンブラ錠が提案されている。しかしながら、このディス
クタンブラ錠では異なるキ−コ−ドを有する複数のシリ
ンダ錠を解錠できない。他面、自動車のイグニッション
ロックにはドアロック装置とは異なるキ−コ−ドを備え
たシリンダ錠が設けられることがある。このような場合
、通常異なるキ−コ−ドを有する２本のキ−を所有して
いなければならない。このような欠点を解消するため、
ドアロック装置のシリンダ錠のタンブラ数の多いタンブ
ラを備えたシリンダ錠をイグニッションロックに設け、
１本のキ−によりドアロック装置とイグニッションロッ
クのシリンダ錠を操作することが提案されている。 しかしながら、単にタンブラ数を増加しても、キ−コ−
ドの解読が容易であり、不正解錠を招来する可能性があ
る。そこで、この発明は１本のキ−により異なるキ−コ
−ドを有する複数のシリンダ錠を解錠できるロック装置
を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明によるロック装
置は、複数のキ−コ−ドを与える切欠き部が形成された
キ−ブレ−ド及びキ−ブレ−ドの端部に設けられたヘッ
ド部とを有するキ−と、このキ−により操作されかつ異
なるキ−コ−ドを備えた複数のシリンダ錠とを備えてい
る。キ−はそれぞれ第１〜第４のキ−コ−ドを与える第
１〜第４の切欠き部を備えている。第１及び第２のキ−
コ−ドは同一であり、第３及び第４のキ−コ−ドは同一
である。第１の切欠き部はキ−ブレ−ドの断面において
第２の切欠き部に対して対角線上反対側の位置に形成さ
れ、第３の切欠き部はキ−ブレ−ドの断面において第４
の切欠き部に対して対角線上反対側の位置に形成される
。第１のシリンダ錠はキ−の第１及び第２の切欠き部に
当接するタンブラの係合部を有し、第２のシリンダ錠は
キ−の第３及び第４の切欠き部に当接するタンブラの係
合部を有する。この発明の実施例では、第１と第２の切
欠き部及び第３と第４の切欠き部をそれぞれ分離するウ
ェブがキ−ブレ−ドのほぼ中心に設けられている。

【０００５】

【作用】キ−に形成された第１及び第２の切欠き部を使
用して第１のシリンダ錠を解錠し、キ−に形成された第
３及び第４の切欠き部を使用して第２のシリンダ錠を解
錠することができる。第１及び第２の切欠き部はキ−ブ
レ−ドの断面において対角線上に形成されている。第３
及び第４の切欠き部も同様である。このため、キ−を１
８０°の角度回転した状態でシリンダ錠に挿入しても解
錠できるリバ−シブルキ−を得ることができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明によるロック装置の実施例を図
１〜図１２ついて説明する。まず、図１はこの発明によ
るロック装置をドアロック装置に適用した例を示し、図
４は図１のドアロック装置に使用するキ−と同一のキ−
を使用できるステアリングロック装置を示す。ドアロッ
ク装置１０はケ−ス１１と、ケ−ス１１内に回転可能に
配置されるキ−シリンダ１２とを備えている。キ−シリ
ンダ１２に設けられた複数のスリット１３にはそれぞれ
タンブラ１４とタンブラスプリング１５が配置される。 また、キ−シリンダ１２内にはサイドバ−１６と、サイ
ドバ−１６を径方向内側に押圧するスプリング１７と、
スプリング１７の脱落を阻止するプレ−ト１８が設けら
れる。サイドバ−式シリンダ錠の構造は例えば特開平１
−２７８６６８号公報により公知であるから詳細な説明
を省略する。サイドバ−１６にはタンブラ１４の切欠き
部１４ａに係合可能な検出部１６ａが設けられる。ケ−
ス１１の前部にはキャップ２０が取り付けられる。ケ−
ス１１を図示しないドアに取り付けるため、カバ−２１
が設けられる。キ−シリンダ１２の端部１２ａには図示
しないドアロック装置に作動連結されるレバ−２２がＥ
リング２３により取り付けられる。ドアロック装置１０
を操作するキ−３０は複数のキ−コ−ドを与える切欠き
部３３が形成されたキ−ブレ−ド３１及びキ−ブレ−ド
３１の端部に設けられたヘッド部３２とを有する。キ−
３０の第１と第２の切欠き部３３ａと３３ｂ及び第３と
第４の切欠き部３３ｃ及び３３ｄをそれぞれ分離するウ
ェブ３４がキ−ブレ−ド３１のほぼ中心に設けられてい
る。図３に示すように、キ−３０はそれぞれ第１〜第４
のキ−コ−ドを与える第１〜第４の切欠き部３３ａ〜３
３ｄを備えている。第１及び第２のキ−コ−ドは同一で
あり、第１及び第２の切欠き部３３ａ及び３３ｂは同一
の切欠き形状を有する。第３及び第４のキ−コ−ドは同
一であり、第３及び第４の切欠き部３３ｃ及び３３ｄは
同一の切欠き形状を有する。また、第１の切欠き部３３
ａはキ−ブレ−ド３１の断面において第２の切欠き部３
３ｂに対して対角線上反対側の位置に形成され、第３の
切欠き部３３ｃはキ−ブレ−ド３１の断面において第４
の切欠き部３３ｄに対して対角線上反対側の位置に形成
される。また、第３の切欠き部３３ｃはウェブ３４を介
して第１の切欠き部３３ａの反対側に形成され、第４の
切欠き部３３ｄはウェブ３４を介して第２の切欠き部３
３ｂの反対側に形成されている。ドアロック装置１０は
第１のシリンダ錠を構成し、図２に示すロック状態のタ
ンブラ１４にキ−３０を挿入すると、図３に示すように
、キ−３０の第１の切欠き部３３ａはキ−シリンダ１２
のタンブラ１４の係合部１４ｂに当接する。このとき、
サイドバ−１６の検出部１６ａがタンブラ１４の切欠き
部１４ａに係合され、サイドバ−１６はケ−ス１１の係
合溝１１ａから離間する。これによりキ−シリンダ１２
を回転してレバ−２２によりロック装置を解錠又は施錠
することができる。キ−３０を１８０°の角度回転した
状態でキ−シリンダ１２に挿入しても解錠できるリバ−
シブルキ−としてキ−３０を構成すれば、第２の切欠き
部３３ｂもキ−シリンダ１２のタンブラ１４の係合部１
４ｂに当接する。これにより、サイドバ−１６の検出部
１６ａがタンブラ１４の切欠き部１４ａに係合され、前
記と同様に、キ−シリンダ１２を回転してレバ−２２に
よりロック装置を解錠又は施錠することができる。キ−
３０は図４に示す第２のシリンダ錠を構成するステアリ
ングロック装置４０にも使用することができる。ステア
リングロック装置４０はフレ−ム４１と、フレ−ム４１
内に回転可能に配置されたキ−シリンダ４２と、キ−シ
リンダ４２の複数のスリット４３内にそれぞれ配置され
るタンブラ４４及びタンブラスプリング４５と、サイド
バ−４６とを備えている。ステアリングロック装置４０
の施錠時は図５に示すように、サイドバ−４６はフレ−
ム４１に形成された係合溝４１ａに侵入した状態に保持
される。キ−シリンダ４２にキ−３０を挿入すると、図
６に示すように、キ−３０の第３の切欠き部３３ｃはキ
−シリンダ４２のタンブラ４４の係合部４４ｂに当接す
る。このとき、サイドバ−４６の検出部４６ａがタンブ
ラ４４の切欠き部４４ａに係合され、サイドバ−４６は
フレ−ム４１の係合溝４１ａから離間する。これにより
キ−シリンダ４２を回転してステアリングロック装置４
０を解錠又は施錠することができる。リバ−シブルキ−
としてキ−３０を構成すれば、第４の切欠き部３３ｄも
キ−シリンダ４２のタンブラ４４の係合部４４ｂに当接
する。これにより、サイドバ−４６の検出部４６ａがタ
ンブラ４４の切欠き部４４ａに係合され、前記と同様に
、キ−シリンダ４２を回転してステアリングロック装置
４０を解錠又は施錠することができる。図１〜図６はサ
イドバ−式のシリンダ錠を使用する例を示したが、図７
〜図１２に示すように、サイドバ−を使用しない通常の
シリンダ錠にもこの発明を実施することができる。図７
〜図１２に示す部分のうち図１〜図６に示す箇所と同一
の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。ドアロ
ック装置１０のケ−ス１１にはタンブラ１４が係合可能
なタンブラ溝１１ｂが形成されている。施錠状態では、
タンブラ１４はタンブラスプリング１５の弾力によりタ
ンブラ溝１１ｂに係合している。図８に示すロック状態
のタンブラ１４にキ−３０を挿入すると、図９に示すよ
うに、キ−３０の第１の切欠き部３３ａはキ−シリンダ
１２のタンブラ１４の係合部１４ｂに当接する。このと
き、タンブラ１４はタンブラ溝１１ｂから離間する。こ
れによりキ−シリンダ１２を回転してレバ−２２により
ロック装置を解錠又は施錠することができる。キ−３０
がリバ−シブルキ−の場合、第２の切欠き部３３ｂもキ
−シリンダ１２のタンブラ１４の係合部１４ｂに当接す
る。これにより、タンブラ１４がタンブラ溝１１ｂから
離間して、前記と同様に、キ−シリンダ１２を回転して
レバ−２２によりロック装置を解錠又は施錠することが
できる。キ−３０は図１０に示す第２のシリンダ錠を構
成するステアリングロック装置４０にも使用することが
できる。ステアリングロック装置４０はステアリングロ
ック装置４０の施錠時は図１１に示すように、タンブラ
４４がフレ−ム４１に形成されたタンブラ溝４１ｂに侵
入した施錠状態に保持される。キ−シリンダ４２にキ−
３０を挿入すると、図１２に示すように、キ−３０の第
３の切欠き部３３ｃはキ−シリンダ４２のタンブラ４４
の係合部４４ｂに当接する。このとき、タンブラ４４は
タンブラスプリング４５の弾力に抗してフレ−ム４１の
タンブラ溝４１ｂから離間する。これによりキ−シリン
ダ４２を回転してステアリングロック装置４０を解錠又
は施錠することができる。リバ−シブルキ−としてキ−
３０を構成すれば、第４の切欠き部３３ｄもキ−シリン
ダ４２のタンブラ４４の係合部４４ｂに当接する。これ
により、前記と同様に、キ−シリンダ４２を回転してス
テアリングロック装置４０を解錠又は施錠することがで
きる。上記のように、本実施例では、キ−３０の第１及
び第２の切欠き部３３ａと３３ｂを使用して第１のシリ
ンダ錠を解錠し、第３及び第４の切欠き部３３ｃ及び３
３ｄを使用して第２のシリンダ錠を解錠することができ
る。

【０００７】

【発明の効果】上述のように、この発明では、１本のキ
−により異なるキ−コ−ドを有する複数のシリンダ錠を
解錠できるロック装置を得ることが可能となる。このた
め、複数のキ−を携帯する不便を解消すると同時に、十
分に相違するキ−コ−ドを各シリンダ錠に与えて不正解
錠を防止することが可能となる。具体的には、例えば自
動車のドアとステアリングロック装置とのシリンダ錠に
異なるキ−コ−ド与えることにより、盗難防止効果を向
上できると共に、これらのシリンダ錠を１本のキ−によ
り施解錠できるので、操作性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明によるロック装置の一実施例を示すド
アロック装置の斜視図

【図２】施錠状態にあるドアロック装置の断面図

【図３
】解錠状態にあるドアロック装置の断面図

【図４】この
発明によるロック装置としてのステアリングロック装置
の斜視図

【図５】施錠状態にあるステアリングロック装置の断面
図

【図６】解錠状態にあるステアリングロック装置の断面
図

【図７】この発明によるロック装置の他の実施例を示す
ドアロック装置の斜視図

【図８】施錠状態にあるドアロック装置の断面図

【図９
】解錠状態にあるドアロック装置の断面図

【図１０】こ
の発明による他の実施例を示すロック装置としてのステ
アリングロック装置の斜視図

【図１１】施錠状態にある
ステアリングロック装置の断面図

【図１２】解錠状態にあるステアリングロック装置の断
面図

【符号の説明】

１０．．ドアロック装置（第１のシリンダ錠）、３０．
．キ−、 ３３．．切欠き部、３１．．キ−ブレ−ド、３２．．ヘ
ッド部、１４、４４．． タンブラ、１４ｂ、４４ｂ．．係合部、３３ａ．．第１
の切欠き部、３３ｂ．．第２ の切欠き部、３３ｃ．．第３の切欠き部、３３ｄ．．第
４の切欠き部、３４．．ウ ェブ、４０．．ステアリングロック装置（第２のシリン
ダ錠）、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のキ−コ−ドを与える切欠き部が形成
   されたキ−ブレ−ド及びキ−ブレ−ドの端部に設けられ
   たヘッド部とを有するキ−と、このキ−により操作され
   かつ異なるキ−コ−ドを備えた複数のシリンダ錠とを備
   え、キ−はそれぞれ第１〜第４のキ−コ−ドを与える第
   １〜第４の切欠き部を備え、第１及び第２のキ−コ−ド
   は同一であり、第３及び第４のキ−コ−ドは同一であり
   、第１の切欠き部はキ−ブレ−ドの断面において第２の
   切欠き部に対して対角線上反対側の位置に形成され、第
   ３の切欠き部はキ−ブレ−ドの断面において第４の切欠
   き部に対して対角線上反対側の位置に形成され、第１の
   シリンダ錠はキ−の第１及び第２の切欠き部に当接する
   タンブラの係合部を有し、第２のシリンダ錠はキ−の第
   ３及び第４の切欠き部に当接するタンブラの係合部を有
   することを特徴とするロック装置。
2. 【請求項２】第１と第２の切欠き部及び第３と第４の切
   欠き部をそれぞれ分離するウェブがキ−ブレ−ドのほぼ
   中心に設けられた請求項１に記載のロック装置。