JP2003184366A - 可変レバータンブラー錠 - Google Patents

可変レバータンブラー錠

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JP2003184366A JP2001379268A JP2001379268A JP2003184366A JP 2003184366 A JP2003184366 A JP 2003184366A JP 2001379268 A JP2001379268 A JP 2001379268A JP 2001379268 A JP2001379268 A JP 2001379268A JP 2003184366 A JP2003184366 A JP 2003184366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に鍵違いを変えることができる新規な可
変レバータンブラー錠を提供する。 【解決手段】 レバータンブラー11を略C字形で相互
に重合するタンブラーA11AとタンブラーB11Bと
を組合わせたものとし、タンブラーAには合鍵の鍵溝と
の係合部16を形成すると共に、これを合鍵と干渉する
方向に付勢し、また、タンブラーBに解錠切欠9を形成
し、一方、タンブラーAの自由端部に係合突部18を、
タンブラーBには支軸を中心とする円弧上に複数の係合
凹部19を夫々形成して、これらの係合の組合わせを変
えることにより鍵違いを得る。この係合を変えるため、
外部からの操作により支軸12を偏芯軸13の回りで回
動させ、もってタンブラーB11Bを下方に移動させて
係合突部18と係合凹部19との係合を解き、タンブラ
ーA、Bの相対角度関係を変えてからこれらを再び係合
させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、可変レバータン
ブラー錠に係り、特に、簡単な操作で容易に鍵違いを変
更できる新規な可変レバータンブラー錠に関する。 【0002】 【従来の技術】レバータンブラー錠は、図1及び図2に
示すように、内周面の母線に沿ってカム溝1を形成した
外筒2と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して
中心軸線方向に積層された複数の仕切板3、3を設ける
と共に、中心軸線に沿って鍵孔4を貫通させた内筒5
と、この内筒5の母線に沿って延在し、内筒の外周部に
おいて半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カ
ム溝1と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢さ
れたロッキングバー6とを有している。 【0003】また、仕切板の間の各スロット7に、夫々
全体の形状が略C字形で一端部を揺動自在に軸支され、
鍵孔に挿入された鍵の側端縁と干渉する方向に付勢され
ると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックア
ップピン8に係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキ
ングバー6の内側縁を受入れる解錠切欠9を形成したレ
バータンブラー11が挿設されている。 【0004】そして、これらのタンブラー群の夫々が鍵
孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各
レバータンブラー11の解錠切欠9がロッキングバー6
の内側縁と整合する(図示せず)ように構成されてい
る。 【0005】したがって、合鍵を鍵孔4に挿入して内筒
5を外筒2内で相対的に回動させると、カム溝1とロッ
キングバー6との間に生じる楔作用による、ロッキング
バー6の内筒中心軸方向への移動が可能になり、換言す
ればレバータンブラー錠は解錠状態となって内筒5は解
錠方向に回動する。 【0006】なお、図1及び図2において、符号12は
レバータンブラー11、11の一端を共通に貫通してこ
れらを回動自在に支承する支軸を示す。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記した構成のレバー
タンブラー錠は、作動の確実性及び使用感が優れている
ことから、住戸の錠前の主流になりつつある。 【0008】一方、他の型式の錠前、例えばピンタンブ
ラー錠やディスクタンブラー錠においても同様である
が、タンブラーの形状及びこれに対応する合鍵の鍵溝の
深さが機械的に定まるので、錠前の鍵違いを変えること
ができない、という恨みが残る。 【0009】そのため、例えばマンションやアパートの
住人が変ったとき、前の住人が合鍵のスペアキーを作っ
た場合、錠前の防犯性が損われることは明らかである。 【0010】しかしながら、貸室の住人が変った場合、
或いは合鍵を紛失した場合に、その都度錠前を交換する
ことは面倒かつ費用が掛かるので、実際には行われてい
ないことは良く知られているとおりである。 【0011】そこで、この発明は、例えば貸室の住人が
変った場合、簡単な操作で鍵違いを変更できる新規な可
変レバータンブラー錠を提供することを目的としてい
る。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、内周面の母線に沿ってカム溝を形成し
た外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿
って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って
延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案
内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に
突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上
記内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸
に揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁
と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸
線方向に貫通するバックアップピンに係止され、かつ自
由端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解
錠切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿っ
て列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通さ
れた合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータン
ブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合する
ようにしたものにおいて、各レバータンブラーを、略C
字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを
組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した
偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支
軸に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部
を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢
し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラ
ーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、
タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を
合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの
自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突
部を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心と
する円弧上にタンブラーAの係合突部と係合可能な係合
凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度
位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵
溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係
合突部と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付
勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可
能で、外部から操作可能なスイッチ部材を支軸の外側か
らこれに当接可能に設けたことを特徴とする。 【0013】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図3乃至図12
を参照して説明する。この発明における特徴的な構成
は、レバータンブラー11の夫々が単一の部材ではな
く、図3に示すように、タンブラーA11Aと、タンブ
ラーB11Bの2部材に分割されていることである。 【0014】これらタンブラーA11AとタンブラーB
11Bとは、夫々全体の形状が略C字形の板状体で、相
互に重合した状態で、一端(図3で上端)を支軸12に
より回動自在に軸支されている。 【0015】一方、図4に示すように、支軸12の両端
には偏芯軸13、13(図4では内端の偏芯軸の図示を
省略する)が夫々突設されており、支軸12は、図5に
示すように、これらの偏芯軸13、13をキーガイド1
4及びテールガイド15に夫々回動可能に支承させてい
る。 【0016】上記偏芯軸13及び支軸12は偏芯してい
るから、換言すれば支軸12と図3に示す偏芯軸13の
中心軸cとは同軸ではないから、図3で支軸12の断面
の上端を矢印方向に押動すると、支軸12は偏芯軸の中
心軸cの回りを回動することになる。 【0017】すなわち、図3に示す支軸12の断面は、
偏芯軸の中心軸cを回動軸線とするごく短いレバーとな
る。 【0018】なお、図3では偏芯軸13の断面形状が完
全な円形ではなく、一部を支軸12の外周面で削られた
形状になっているが、これは設計上支軸12の中心軸と
偏芯軸の中心軸cとの距離を大きくしたためで、この発
明の必須の構成要件ではない。 【0019】また、偏芯軸の中心軸cが偏芯軸13の外
周面を見込む角度が180度以上であれば、偏芯軸13
が一部削られた形状でも円滑に支軸を支承することがで
きる。 【0020】一方、タンブラーAの鍵孔4に対向する側
端縁の中央部には、図3に示すように、図示しない合鍵
の鍵溝と係合する係合部16を形成すると共に、タンブ
ラーばね17(図6参照)の弾力により、合鍵と干渉す
る方向に付勢されている。 【0021】なお、上記タンブラーばね17のタンブラ
ーAに対する装着の態様等は、従来のレバータンブラー
錠と同様であるから、更に詳細な説明は省略する。 【0022】他方、タンブラーB11Bの自由端部外側
端縁には、前記解錠切欠9を形成すると共に、タンブラ
ーAの係合部16と重合する部分は合鍵と干渉しないよ
うに成形されている。要するに、切り欠かれている。 【0023】タンブラーA11Aの説明に戻って、その
自由端の内側縁部のタンブラーB11Bに対向する面に
細いピン状の係合突部18(図3参照)が一体に形成さ
れている。 【0024】これに対応して、タンブラーB11Bの自
由端の内側縁部には、図3に示すように、合鍵の鍵溝の
深さの種類に対応して、支軸12を中心とする円弧上に
例えば4個の係合凹部19、19が形成されている。 【0025】図示の実施例では、この係合凹部19は上
記係合突部18と係合するU字形の切欠として形成され
ている。 【0026】各係合凹部19の支軸12に対する角度位
置は、合鍵の側端縁に形成された複数種類(図示の実施
例では4種類)の深さの鍵溝に、タンブラーA11Aの
係合部16が夫々係合したときの係合突部19と整合す
るように設定されている。 【0027】例えば、図3で一番左の係合凹部19、す
なわちタンブラーA11Aの係合突部18と嵌合してい
る係合凹部は、解錠切欠9の形成角度位置との関連で、
合鍵の鍵溝の一の深さに対応しており、その一の深さの
鍵溝とタンブラーA11Aの係合部16が係合したと
き、解錠切欠9とロッキングバー6の内側縁と整合する
ようにその角度位置が定められている。 【0028】同様にして、タンブラーB11Bの他の係
合凹部19の角度位置は、合鍵の鍵溝の他の深さに対応
している。 【0029】したがって、タンブラーA及びB11A、
11Bが図3に示すような位置関係にあり、係合突部1
8が係合凹部19、19の一つと係合したとき、両者は
一体的に連結して、合鍵の鍵溝の一の深さに対応したレ
バータンブラーとして機能する。 【0030】支軸12の説明に戻って、支軸12は、図
5及び図7に示すように、例えば捩りコイルばねとして
の支軸ばね21の弾力により、外方(図7で上方)に付
勢されており、その結果、偏芯軸13回りの回転モーメ
ントを与えられている。 【0031】また、支軸12に支軸ばね21以外の外力
が作用しない常態角度位置を規定するため、図7に示す
ように、テールプラグ15の外面側に傾斜衝止面22が
形成されていて、常態では支軸12がこの傾斜衝止面2
2に弾接して、支軸12の偏芯軸13に対する角度位置
を規定している。 【0032】図示の実施例におけるこの角度位置は、偏
芯軸13に対して、時計盤面に換算して10時半の角度
位置となっている。 【0033】一方、図4及び図5に示すように、外筒2
の内端面に形成された矩形の凹陥部23と裏板24とに
よって画成された空間内には、背面側に傾斜面25を形
成したブロック状のスイッチ部材26が、外筒の半径方
向に移動可能に案内されて収納されている。 【0034】このスイッチ部材26の内端(図4及び図
5における下端)は、支軸12の内端部に嵌着されたス
ペーサーリング27の外周面に当接している。 【0035】なお、図3において、符号28はタンブラ
ーA11Aの一端に開口した例えば勾玉(まがたま)形
の支軸孔を、符号29はタンブラーA11Aの自由端部
外側縁に形成された逃げ切欠を示す。 【0036】上記逃げ切欠は、図3から明らかなよう
に、レバータンブラー錠の作動原理上、ロッキングバー
6と干渉しないようにタンブラーA11Aに形成された
切欠であるが、タンブラーA11Aの自由端部の幅を狭
めても強度を確保できるようにその材質を適切に設定す
れば必要の無い構成である。 【0037】上記のように構成されたこの発明の一実施
例による可変タンブラー錠は、図6に示す施錠状態、或
いは異鍵が挿入された状態では、ロッキングバー6と解
錠切欠9とは角度的に整合していない。 【0038】このときに例えば異鍵を回して内筒を回動
させようとすると、その内筒の外筒2に対する相対回動
に起因する楔作用により、ロッキングバー6はカム溝1
から脱出する方向、すなわち内筒中心軸方向に移動しよ
うとするが、このロッキングバー6の動きはタンブラー
B11B、支軸12を介して、テールプラグ15(通常
はキーガイド14にも形成されている)の傾斜衝止面2
2(図7参照)に衝止され、そのため内筒を回動させる
ことはできない。 【0039】一方、鍵孔に合鍵29が挿入された場合に
は、例えば図8に示すように、タンブラーB11Bの解
錠切欠9とロッキングバー6の内側縁が角度的に整合す
るので、通常のレバータンブラー錠と同様にして内筒が
回動可能になる。すなわち、この可変タンブラー錠は解
錠される。 【0040】この発明による可変タンブラー錠の鍵違い
を変更するには、図8に示すように、先ず鍵孔内にそれ
迄の合鍵を挿入する。 【0041】すると、各タンブラー11の係合部16に
合鍵の鍵溝が係合し、その結果全タンブラー11、11
の解錠切欠9、9がロッキングバー6の内側縁と整合す
る。 【0042】このとき、それ迄の合鍵29を引抜かず
に、図9及び図10に示すように、例えば先端を円錐形
に成形した変換ピン31を裏板24のピン穴32(図5
参照)から内部に挿入する。 【0043】すると、スイッチ部材26の傾斜面25と
変換ピン31の先端との間に生じる楔作用により、スイ
ッチ部材26は内筒中心軸線方向に移動する。 【0044】このスイッチ部材26の移動は、スペーサ
ーリング27を介して支軸12に伝達され、その結果、
図9及び図10に示すように、支軸12は偏芯軸13の
中心軸の回りを例えば時計方向に回動し、この支軸12
に従動してタンブラーB11Bが外方に移動する。 【0045】このとき、図11に示すように、タンブラ
ーA11Aはタンブラーばね17(図6参照)の弾力に
より原位置を保ち、支軸12はタンブラーA11Aの一
端に開口した支軸孔28中を遊動する。 【0046】すなわち、タンブラーB11Bはタンブラ
ーA11Aとは独立して図10で相対的に下方に移動
し、この移動に伴ってタンブラーA11Aの係合突部1
8がそれ迄係合していた係合凹部19から離脱する。 【0047】このときには前記したようにタンブラーB
11Bの解錠切欠9はロッキングバー6の内側縁と角度
的に整合しているから、各タンブラーB11Bはその解
錠切欠9とロッキングバー6の内側縁との係合の度合い
を増大させつつ、ロッキングバー6と干渉することなく
外方に移動できる。 【0048】次いで、図12にしめすように、変換ピン
31を外筒に挿入した侭の状態で合鍵30を抜くと、タ
ンブラーB11Bはロッキングバー6に係止された状態
で、タンブラーA11Aのみがタンブラーばねの弾力に
よって反時計方向に回動し、やがてバックアップピン8
に係止される。 【0049】次に、変換ピン31を外筒に挿入した侭の
状態で、先程抜いた合鍵30とは異なる新たな合鍵30
0を鍵孔に挿入する。 【0050】すると、図13に示すように、各タンブラ
ーB11Bの係合部16(図3参照)は、新しい合鍵3
00の対応する鍵溝と係合して、その係合突部18は新
たな係合凹部19に係合可能に臨むことになる。 【0051】図示の実施例では、それ迄一番左の係合凹
部19と係合していた(図8参照)係合突部18は、図
13に示すように左から二番めの係合凹部19に係合可
能に臨むことになる。 【0052】この状態で変換ピン31を外筒のピン穴か
ら抜くと、図14に示すように、前記支軸ばね21(図
7参照)の弾力により支軸12は上方に移動し、これに
従動して、全タンブラーB11Bが上方に移動して、全
係合突部18が新しい合鍵300に対応する新しい係合
凹部19と係合する。 【0053】以後、今までの合鍵30は使用不可能にな
り、このレバータンブラー錠は新しい合鍵300によっ
てのみ施解錠操作が可能となる。すなわち、鍵違いが変
更されたことになる。 【0054】上記の操作を繰り返せば、新しい合鍵を用
意できる限り、何回でも鍵違いを変更できることにな
る。 【0055】なお、図示の実施例では、スイッチ部材2
6を変換ピンで上下に移動させるようにしたが、これ
は、例えば直接スイッチ部材を手指で駆動するように構
成することができ、また、他の駆動部材の構成も複数種
類考えることができる。 【0056】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、レバータンブラーをタンブラーAとタンブラーB
とに分割し、タンブラーAには係合突部を、タンブラー
Bには鍵溝の深さに対応する複数の係合凹部を夫々形成
し、タンブラーBを偏芯した支軸の回動を利用して半径
方向に動かし、鍵孔に挿入された新しい合鍵の鍵溝の深
さに対応して係合凹部と係合突部との係合の態様を変化
させ、もって支軸に対する解錠切欠の角度位置を変化さ
せるようにしたので、簡単な操作で鍵違いを何回でも変
更できる、という所期の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来のレバータンブラー錠の一例を示す縦断面
図。 【図2】その横断面図。 【図3】この発明の一実施例によるレバータンブラー錠
のタンブラーの構成を説明するための拡大正面図で、タ
ンブラーA、Bが相互に連結された状態を示す。 【図4】スイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大
外観斜視図で、常態を示す。 【図5】この発明の一実施例によるレバータンブラー錠
の拡大縦断面図。 【図6】外側から見たその拡大横断面図で。 【図7】外側から見たテールプラグの拡大正面図。 【図8】この発明によるレバータンブラー錠の鍵違いの
変換を説明するための横断面図で、一の合鍵に対応する
一の鍵違いを示す。 【図9】この発明によるレバータンブラー錠の鍵違いの
変換を説明するための横断面図で、一の合鍵を鍵孔に挿
入した侭スイッチ部材を駆動してタンブラーA、Bを分
離した状態を示す。 【図10】図4と同様のスイッチ部材による支軸の駆動
機構を示す拡大外観斜視図で、変換ピンによりスイッチ
部材を駆動した状態を示す。 【図11】図3と同様のタンブラーの構成を説明するた
めの拡大正面図で、タンブラーA、Bが鍵違い変換のた
め分離された状態を示す。 【図12】この発明によるレバータンブラー錠の鍵違い
の変換を説明するための横断面図で、スイッチ部材を駆
動してタンブラーA、Bを分離した後一の合鍵を鍵孔か
ら抜いた状態を示す。 【図13】この発明によるレバータンブラー錠の鍵違い
の変換を説明するための横断面図で、スイッチ部材を駆
動してタンブラーA、Bを分離した後一の合鍵を鍵孔か
ら抜き、他の合鍵を鍵孔に挿入した状態を示す。 【図14】この発明によるレバータンブラー錠の鍵違い
の変換を説明するための横断面図で、他の合鍵を鍵孔に
挿入した後スイッチ部材を元に戻して新しい鍵違いを固
定した状態を示す。 【符号の説明】 1 カム溝 2 外筒 4 鍵孔 5 内筒 6 ロッキングバー 8 バックアップピン 9 解錠切欠 11 レバータンブラー 11A タンブラーA 11B タンブラーB 12 支軸 13 偏芯軸 14 キーガイド 15 テールプラグ 16 係合部 17 タンブラーばね 18 係合突部 19 係合凹部 21 支軸ばね 22 傾斜衝止面 25 傾斜面 26 スイッチ部材 30 合鍵 31 変換ピン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内周面の母線に沿ってカム溝を形成した
    外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿っ
    て鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延
    在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内
    されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突
    出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記
    内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸に
    揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁と
    干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線
    方向に貫通するバックアップピンに係止され、かつ自由
    端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解錠
    切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿って
    列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通され
    た合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブ
    ラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するよ
    うにしたものにおいて、各レバータンブラーを、略C字
    形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組
    合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏
    芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸
    に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を
    形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、
    また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーB
    の自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タン
    ブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵
    と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由
    端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突部
    を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とす
    る円弧上にタンブラーAの係合突部と係合可能な係合凹
    部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位
    置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝
    にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合
    突部と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢
    する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能
    で、外部から操作可能なスイッチ部材を支軸の外側から
    これに当接可能に設けたことを特徴とする可変レバータ
    ンブラー錠。
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