JP2006124995A - 可変レバータンブラー錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鍵孔が開口する外部空間からの合鍵の回動操作のみによって鍵違い変換が容易にできる可変レバータンブラー錠を提供する。
【解決手段】 レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーA1AとタンブラーB1Bとを組合わせたものとする一方、支軸2をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、タンブラーA1Aの自由端部内側縁部のタンブラーB1Bと対向する側に係合突起9を、また、タンブラーB1Bの内側縁部にはタンブラーA1Aの係合突起9と係合可能な係合凹部11の複数を夫々形成し、一方、鍵違い変換時支軸2を押し下げ、係合突起9と係合凹部11との係合を解くようにしたものにおいて、鍵違い変換時、誘導溝42と支軸2に垂設された作動アームの先端のガイドピン37とを係合させ、内筒の回動によって支軸2を回動させる。
【選択図】 図17

Description

この発明は、可変レバータンブラー錠に係り、特に、鍵違いの変換操作を簡単にし、シリンダを取り外さなくても鍵違いを変換することができる可変レバータンブラー錠に関する。
本出願人は、先に、後記特許文献1〜5を以て、新規な可変レバータンブラー錠を提案した。
これらの可変レバータンブラー錠は、レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突起を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能で、外部から操作可能なスイッチ部材を支軸の外側からこれに当接可能に設けたものである。
そして、この発明を理解するためには、上記可変レバータンブラー錠の構造を理解する必要があるが、その構造は上記各特許文献に記載されているので、ここでは簡単に説明する。
図1において符号1はレバータンブラーを示し、このレバータンブラー1を、略C字形で相互に重合するタンブラーA1AとタンブラーB1Bとを組合わせたものとする一方、図で上方に付勢された支軸2をその両端に突設した偏芯軸3(図2参照)の軸線回りを回動できるように支承する。
なお、図1においてタンブラーB1Bにハッチングを施したのはタンブラーA1Aと紛れないようにしただけであって、実際にハッチングが施されているわけではない。図1においてはタンブラーB1Bが手前側に、タンブラーA1Aはその裏側に配置されている。
また、図1に示すタンブラーA1AのC字形はその開口端が相互に接続されているが、これはタンブラーの剛性を高めるためであって、このようにC字形の開口端を接続したものもC字形の概念に含めるものとする。
一方、一端を縦長の逃げ孔4を介して支軸2に遊嵌させたタンブラーA1Aには、合鍵5の鍵溝6との係合部7を形成すると共に、これを合鍵5と干渉する方向、図1では反時計方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーB1Bの自由端部外側端縁に解錠切欠8を形成すると共に、タンブラーA1Aの合鍵側端縁との係合部7と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形する。
他方、タンブラーA1Aの自由端部内側縁部のタンブラーB1Bと対向する側に係合突起9を、また、タンブラーB1Bの内側縁部には支軸2を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起9と係合可能な係合凹部11の複数を夫々形成すると共に、係合凹部11の形成角度位置を、合鍵5の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝6にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定する。
図1は一の合鍵を鍵孔に差込んだ状態を示し、したがって解錠切欠8がロッキングバー12と角度的に整合している。
この状態で、図2及び図3に示すように、シリンダの内端側から変換ピン13を挿入して、スイッチ部材14及び支軸2の内端に嵌装されたスペーサリング15を介して支軸2に矢印方向、すなわち下向きの力を印加すると、支軸2は偏芯軸3の中心軸cの回りを反時計方向に回動する。
なお、図1はタンブラー1をシリンダの内端側から見ているので、図1においては、支軸2は上記中心軸cの回りを時計方向に回動する。
その結果、支軸2はタンブラーA1Aの一端に形成された前記縦長の逃げ孔4を遊嵌するので、タンブラーAを図1の位置に残した状態でタンブラーB11Bのみを下降させる(図示せず)。
図1から明らかなように、解錠切欠8とロッキングバー12とは角度的に整合しているから、上記タンブラーB1Bの下降は可能であり、タンブラーA1Aの係合突起9は係合凹部11から抜き外される。
この状態では一の合鍵を抜くことができるので、一の合鍵を鍵孔から抜くと、タンブラーA1Aはその付勢力により図1で反時計方向に回動するが(図示せず)、他の新たな合鍵を挿入することにより、タンブラーA1Aは図1とは異なる新たな角度位置に迄回動する。
この状態で前記変換ピン13(図3参照)を抜いて支軸2を元の位置に戻すと、タンブラーB1Bも連れ動いて図1に示す位置に戻り、このとき係合突起は新たな係合凹部と係合するに致り、タンブラーA1AとタンブラーB1Bとの係合の態様が前とは異なり、したがって鍵違いを変更することができるのである。
特願2001−379268 特願2002−014274 特願2002−113868 特願2002−119781 特願2002−131568 特願2003−369000 特願2004−049779 特願2004−059134 特願2004−067645 特願2004−077077
上記した構造の可変レバータンブラー錠は、図4に示すように、外筒16の基部に膨出部17を突出形成し、この膨出部17内にスイッチ部材14を例えば図4で上下方向に案内できる案内洞18を設けている。
なお、図4で外筒の下方に形成された膨出部は、デザイン上必要なので設けられた膨出部で、可変レバータンブラー錠の必須の構成要素ではない。
しかしながら、外筒に形成された膨出部は、その存在故に可変レバータンブラー錠の構造を複雑にするし、また、外筒の加工が面倒になり、加えて、デザイン上不利である、等種々の不都合の原因となっている。
そこで、本出願人は先に、上記特許文献6乃至特許文献10を以て、鍵違い変換機構を合理的に変更し、外筒に膨出部を形成しなくても済む可変レバータンブラー錠を提案した。
しかしながら、上記特許文献6乃至10に記載された発明は、シリンダを装着箇所から取り外して鍵違い変換操作を行わなければならず、変換作業の効率の点から未だ改良の余地があった。
そこで、この発明は、上記特許文献6乃至10によって提案された発明を更に改良し、シリンダを装着箇所から取り外さなくても鍵違い変換操作を行うことができる可変レバータンブラー錠を提供し、以て鍵違い変換作業の能率を更に向上させることを目的としている。
上記の目的を達成するため、この発明は、レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸を、その両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端に開口した逃げ孔を支軸に遊嵌可能に係合させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突起を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定したものにおいて、上記レバータンブラーの複数を鍵孔軸線方向に連設した内筒の最内端の仕切板を第1連結板と、内筒の内端に連結され、内筒の回動を錠止部材に伝達するフランジ付きのジョイントのフランジ部を第2連結板として夫々指定し、これら第1及び第2連結板を相互に対向させた状態で同軸かつ相対回動可能に係合させ、一方、第1及び第2連結板の相互に対向する接合部中央に、異形で内筒鍵孔に連通するプラグ収納凹部を接合部に跨がるように形成し、このプラグ収納凹部に外方に付勢された連結プラグを鍵孔軸線方向に摺動可能に収納した連結装置と、合鍵と同じ鍵溝形状を有し、先端を少し延長して長くした変換キーと、上記第1連結板を貫通して第2連結板側に突出した支軸の内端に垂設され、先端に第2連結板側に突出するガイドピンを植設した作動アームと、第2連結板の外面においてガイドピンと干渉しないように形成された円弧の一部をなす第2案内溝、及びこの第2案内溝の先端に連設され、ガイドピンを鍵孔中心軸線方向に誘導する第3案内溝を連設した誘導溝と、鍵孔中心軸線に関しカム溝と対称的な角度位置における外筒内周面にその母線に沿って形成された作動溝とを有し、鍵孔に挿入された変換キーの先端により連結プラグを第2連結板方向に押動してその外表面が第1及び第2連結板の接合部に整合するようにしてこれらの結合を解き、以降第1連結板を第2連結板とは独立に回動させるようにし、以てガイドピンを誘導溝内で誘導し、更に合鍵を解錠方向に回すことにより、ロッキングバーを作動溝内に落すと共に、支軸をその偏芯軸の回りで回動させ、タンブラーAの係合突起とタンブラーBの係合凹部との係合を解くようにしたことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明による可変レバータンブラー錠は、通常の使用状態では第1及び第2連結板は連結プラグによって回動方向において拘束されるから、ガイドピンと誘導溝との間の相対回動は無く、したがってタンブラーAとタンブラーBとは一体かつ所定の角度間隔で固定される。
そのため、鍵違いは固定され、この鍵違いに対応する合鍵により施解錠操作を支障無く行うことができる。
鍵違いを変更するときには、変換キーを鍵孔に挿入することにより第1及び第2連結板の結合を解くから、第1及び第2連結板の相対回動が生じ、この相対回動に伴って誘導溝による支軸のガイドピンの回動制御が始り、合鍵の更なる回動によって支軸を偏芯軸の回りで回動させると共に、ロッキングバーを作動溝内に落としてタンブラーA、Bの係合を解き、次にそれまでの合鍵を抜いて新たな合鍵を差込み、内筒を逆方向に回動させることによりタンブラーA、Bを新たな角度位置関係に係合させることができる。
したがって、シリンダを装着箇所から取り外すことなく、或いはウイングの係止を解いてレバータンブラー錠の裏側を露出させることなく、鍵孔が露出する外面側からのみの操作によりレバータンブラー錠の鍵違いの変換を行うことができ、鍵違いの変換作業の能率を著しく向上させ得る、という効果を奏する。
また、誘導溝とガイドピンとの係合が所謂確動カムを形成するから、支軸の偏芯軸回りの回動、ひいてはタンブラーA、Bの切り離し及び再係合が確実に行われる、という効果も奏する。
従来の可変レバータンブラー錠に簡単な機構で連結装置と支軸のガイドピンを制御する誘導溝を付加したから、鍵孔が露出する外面側からのみの操作によりレバータンブラー錠の鍵違い変換を行うことができるようにし、また、鍵違い変換作業を極めて容易にした。
以下、この発明の実施例を図5乃至図18を参照して説明する。
図5において符号19はレバータンブラー錠の最内端の仕切板としての第1連結板を、符号22はジョイント21のフランジ部としての第2連結板を夫々示す。
上記第1連結板19は、図6及び図7に示すように、外形が円に内接する略円形で、図6に示すように、その外面中央部には鍵孔23が形成されている。
一方、図5に示すように、図示の実施例では上記ジョイント21はフランジ付短筒体として成形されており、そのフランジが第2連結板22として指定されていることは上記した通りである。
そして、このジョイント21は、図示を省略する案内機構により、内筒47と同軸に回動可能に案内されており、したがって、第1及び第2連結板19、22は、相互に対向面を接合させた状態で、同軸かつ回動可能に係合することになる。
一方、図6乃至図8に示すように、第1及び第2連結板19、22の相互に対向する面の中央部に、接合面に跨がるようにして、横長の細長い矩形のプラグ収納凹部25、25が形成されている。
また、図6及び図7に示すように、第1連結板19に形成されたプラグ収納凹部25は鍵孔23に連通している。
このプラグ収納凹部25内に、図5に示すように、連結プラグ26が鍵孔軸線方向(左右方向)に摺動可能に嵌め込まれている。
この連結プラグ26は、図9乃至図11に示すように、例えば全体の形状が細長いブロック状で、その内側(図10で右側)の肉が盗まれている。
その結果、連結プラグ26はその長手方向における両端に充分に長い案内片を形成した板状に成形されている。
また、連結プラグ26の内側には一対のばね孔27、27が形成されており、このばね孔27内に弾装された例えば圧縮コイルばねとしてのプラグばね28(図5参照)の弾力により、連結プラグ26は第1及び第2連結板の接合部に跨がるようにして、第1連結板19側のプラグ収納孔25に向かって弾圧されている。
したがって、連結プラグ26に外力が作用しない状態においては、連結プラグ26を介して第1及び第2連結板19、22が円周方向において拘束され、鍵孔に合鍵を挿入してこれを例えば解錠方向に回すと、ジョイント1が内筒の回動を錠止部材に伝達してこれを解錠する。
更にまた、図示の実施例においては、連結プラグ26の中央を鍵孔軸線方向にU字形の切欠29が形成されている(図9参照)。
この切欠29は、図示しないドライバーをジョイント後側から挿入して内筒に図示しない部品を固定するための逃げ部で、この発明の必須の構成ではない。
ちなみに、図9において切欠29の上下における端縁には夫々面取り部31が形成されており、この面取り部31は後述する変換キーの先端の傾斜端縁と係合するものであるが、上記切欠29と同様にこの発明の必須の構成ではない。
上記した構成の第1及び第2連結板、並びに連結プラグ26は、付番しない連結装置を構成する。
この連結装置を外部から制御するため、図12に示すように、合鍵5と同じ鍵溝形状を有し、先端が少し長い変換キー32が備えられている。
なお、図示の変換キー32は各鍵溝の両側の傾斜端縁部が切り欠かれた形状であるが、この様に鍵溝底を繋いで平坦にすることは製造行程を省略して例えばプレスで変換キーを製造するためであって、この発明の必須の構成ではない。
一方、図13及び図14に示すように、支軸2の内端(図13において右端)には短い作動アーム36が垂設されており、この先端には第2連結板22側に突出するガイドピン37が一体的に植設されている。
上記のように構成された支軸2は、外端の偏芯軸3をキーガイド24に、内端の偏芯軸を第1連結板19の偏芯軸孔38(図6及び図7参照)に外面側から嵌合させるようにして内筒に装着される。
なお、図6に示すように、第1連結板19の外面側における偏芯軸孔38の周囲には、作動アーム36との干渉を避けるため凹部39が、また、ガイドピン37と干渉しないように円弧の一部をなす逃げ溝41が夫々形成されている。
そして、上記逃げ溝41を通って第1連結板19の裏面から第2連結板22方向に突出したガイドピン37の先端部は、第2連結板22の外面側に形成された誘導溝42(図8参照)と係合している。
この誘導溝42は、図8に示すように、円弧状で中心軸を見込む角度が約135度の第1案内溝43と、この第1案内溝43の先端(図8で下端)に連設され、ガイドピン37を中心軸方向に誘導する第2案内溝44とを有している。
また、図15に示すように、鍵孔中心軸線に関し前記ロッキングバー12と係合する公知のカム溝45と対称的な角度位置における外筒内周面に、その母線に沿って、両側に傾斜面を有する作動溝46が形成されている。
上記のように構成されたこの発明の一実施例による可変レバータンブラー錠は、常態においては連結プラグ26が第1及び第2連結板19、22を一体に連結しているから、合鍵を挿入しての通常の施解錠操作時、ジョイント21(図5参照)は内筒と一体的に回動する。
一方、鍵違いを変更するときには、図12に示す変換キー32を鍵孔に挿入する。
すると、変換キー32の先端が第1連結板19のプラグ収納凹部25内に進入し、連結プラグ26をジョイント21方向に押動して、通常は連結プラグ26の外面が第1及び第2連結板19、22の接合面に整合する。
図示の実施例では連結プラグ26の中央に切欠29が開いているから(図9参照)、変換キー32の先端はその幅を連結プラグ26の長さ方向に合わせて切欠29内に進入し、傾斜端縁を面取り部31、31に係合させたとき連結プラグの外表面が第1及び第2連結板19、22の接合面に整合する。
このときには、変換キー32の先端は第1及び第2連結板19、22の接合面を突き抜けて少しキージョイント21側に入っているが、その突き抜けた部分の回動軌跡は上記切欠29の範囲を越えることはないから、後述する変換キーによる内筒の回動時変換キーと連結プラグ26との間に抉りは生じない。
図15はこの状態、すなわち、連結装置が解除されて第1連結板19が第2連結板22とは独立して回動可能になった状態をキーガイド24(図5参照)から見ており、このときには支軸のガイドピン37は誘導溝42の始端に位置している。
次いで合鍵を例えば時計方向(解錠方向とする)に回動させると、図16に示すように、内筒47も変換キー32と一体に同方向に回動し、ロッキングバー12がカム溝45から脱して外筒16の内周面に乗り上げ、内筒47の回動角が180度近くになると、ガイドピン37が第1及び第2案内溝43、44の接合部に入り込む。
更に内筒が回動すると、ガイドピン37が第2案内溝44に誘導されて鍵孔に近接する結果、支軸2が偏芯軸3の回りを回動する。
同時に、図17に示すように、ロッキングバー12が作動溝46に入り込み、また、支軸2が偏芯軸3の回りを回動する結果、タンブラーB1BがタンブラーA1Aを残して半径方向外方に移動する。
すると、タンブラーA1Aの前記係合突起9がそれまで嵌まり合っていた係合凹部11から脱し、タンブラーA1Aが自由になる。
そして、更に内筒47が回動してその回動角度が180度になったとき、図26に示すように、それまでの合鍵を抜く。前記したようにタンブラーA1Aは自由に回動できる状態にあるから、上記合鍵の抜去は可能になる。
図18に示す状態において鍵孔23に新しい合鍵に対応する変換キーを挿入すると、タンブラーA1Aは新たな鍵溝に対応する角度位置にまで回動され、係合突部9も新たな角度位置をとる。
それまでの変換キーを抜いたとき、連結プラグ26も解放されるが、次の変換キーを挿入したときその外表面が第1及び第2連結板19、22の接合部と整合するので、次に述べる操作に支障は無い。
新たな変換キーを回して内筒48を反時計方向に回動させると、図17及び図18に示すように、ロッキングバー12が作動溝46を摺り上がって鍵孔軸線方向に移動する結果、タンブラーB1Bの係合凹部11が新たな角度位置におけるタンブラーA1Aと係合し、このようにして新たな鍵違いが得られる。
同時に、ガイドピン37は、図25及び図24の係合状態を経て、図23に示すように、誘導溝42の始端に戻る。
従来の可変レバータンブラー錠の支持機構の一例を示す拡大横断面図。 スイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、常態を示す。 図2と同様のスイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、変換ピンによりスイッチ部材を駆動した状態を示す。 従来の可変レバータンブラー錠の一部断面側面図。 この発明の一実施例による可変レバータンブラー錠を縦断して示す側面図。 第1連結板の外面図。 第1連結板の背面図。 第2連結板の外面図。 連結プラグの正面図。 連結プラグの縦断面図。 連結プラグの平面図。 合鍵と変換キーを並べて示す平面図。 支軸の縦断側面図。 支軸の背面側の正面図。 この発明の要部を示す図1と同様の可変レバータンブラー錠の拡大横断面図で、常態或いは鍵違い変換時の始めの状態を示す。 この発明の要部を示す図1と同様の可変レバータンブラー錠の拡大横断面図で、鍵違い変換の為の内筒回動途中を示す。 この発明の要部を示す図1と同様の可変レバータンブラー錠の拡大横断面図で、鍵違い変換の為の内筒回動の終端付近の状態を示す。 この発明の要部を示す図1と同様の可変レバータンブラー錠の拡大横断面図で、内筒を180度回した後それまでの合鍵を抜いた状態を示す。
符号の説明
1 レバータンブラー
1A タンブラーA
1B タンブラーB
2 支軸
3 偏芯軸
4 逃げ孔
5 合鍵
6 鍵溝
7 係合部
8 解錠切欠
9 係合突起
11 係合凹部
12 ロッキングバー
13 変換ピン
14 スイッチ部材
15 大径鍔部
16 外筒
19 第1連結板
21 ジョイント
22 第2連結板
23 鍵孔
24 キーガイド
25 プラグ収納凹部
26 連結プラグ
27 ばね孔
28 プラグばね
29 切欠
31 面取り部
32 変換キー
36 作動アーム
37 ガイドピン
38 偏芯軸孔
39 凹部
41 逃げ溝
42 誘導溝
43 第1案内溝
44 第2案内溝
45 カム溝
46 作動溝
47 内筒

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  1. レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸を、その両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端に開口した逃げ孔を支軸に遊嵌可能に係合させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突起を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定したものにおいて、上記レバータンブラーの複数を鍵孔軸線方向に連設した内筒の最内端の仕切板を第1連結板と、内筒の内端に連結され、内筒の回動を錠止部材に伝達するフランジ付きのジョイントのフランジ部を第2連結板として夫々指定し、これら第1及び第2連結板を相互に対向させた状態で同軸かつ相対回動可能に係合させ、一方、第1及び第2連結板の相互に対向する接合部中央に、異形で内筒鍵孔に連通するプラグ収納凹部を接合部に跨がるように形成し、このプラグ収納凹部に外方に付勢された連結プラグを鍵孔軸線方向に摺動可能に収納した連結装置と、合鍵と同じ鍵溝形状を有し、先端を少し延長して長くした変換キーと、上記第1連結板を貫通して第2連結板側に突出した支軸の内端に垂設され、先端に第2連結板側に突出するガイドピンを植設した作動アームと、第2連結板の外面においてガイドピンと干渉しないように形成された円弧の一部をなす第2案内溝、及びこの第2案内溝の先端に連設され、ガイドピンを鍵孔中心軸線方向に誘導する第3案内溝を連設した誘導溝と、鍵孔中心軸線に関しカム溝と対称的な角度位置における外筒内周面にその母線に沿って形成された作動溝とを有し、鍵孔に挿入された変換キーの先端により連結プラグを第2連結板方向に押動してその外表面が第1及び第2連結板の接合部に整合するようにしてこれらの結合を解き、以降第1連結板を第2連結板とは独立に回動させるようにし、以てガイドピンを誘導溝内で誘導し、更に合鍵を解錠方向に回すことにより、ロッキングバーを作動溝内に落すと共に、支軸をその偏芯軸の回りで回動させ、タンブラーAの係合突起とタンブラーBの係合凹部との係合を解くようにしたことを特徴とする可変レバータンブラー錠。
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