JP4596511B2 - 可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法及び治具 - Google Patents

可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法及び治具 Download PDF

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Description

この発明は、可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法(以下単に切替方法という)及びその切替方法において用いる治具に関する。
本出願人は、先に、後記特許文献1〜5を以て、新規な可変レバータンブラー錠を提案した。
これらの可変レバータンブラー錠は、レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突起を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能で、外部から操作可能なスイッチ部材を支軸の外側からこれに当接可能に設けたものである。
そして、この発明を理解するためには、上記可変レバータンブラー錠の構造及び鍵違い切替の原理を理解する必要があるが、これらは後記各特許文献に記載されているので、ここでは簡単に説明する。
図1において符号1はレバータンブラーを示し、このレバータンブラー1を、略C字形で相互に重合するタンブラーA1AとタンブラーB1Bとを組合わせたものとする一方、図で上方に付勢された支軸2をその両端に突設した偏芯軸3(図2参照)の軸線回りを回動できるように支承する。
なお、図1においてタンブラーB1Bにハッチングを施したのはタンブラーA1Aと紛れないようにしただけであって、実際にハッチングが施されているわけではない。図1においてはタンブラーB1Bが手前側に、タンブラーA1Aはその裏側に配置されている。
また、図1に示すタンブラーA1AのC字形はその開口端が相互に接続されているが、これはタンブラーの剛性を高めるためであって、このようにC字形の開口端を接続したものもC字形の概念に含めるものとする。
一方、一端を縦長の逃げ孔4を介して支軸2に遊嵌させたタンブラーA1Aには、合鍵5の鍵溝6との係合部7を形成すると共に、これを合鍵5と干渉する方向、図1では反時計方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーB1Bの自由端部外側端縁に解錠切欠8を形成すると共に、タンブラーA1Aの合鍵側端縁との係合部7と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形する。
他方、タンブラーA1Aの自由端部内側縁部のタンブラーB1Bと対向する側に係合突起9を、また、タンブラーB1Bの内側縁部には支軸2を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起9と係合可能な係合凹部11の複数を夫々形成すると共に、係合凹部11の形成角度位置を、合鍵5の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝6にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定する。
図1は一の合鍵を鍵孔に差込んだ状態を示し、したがって解錠切欠8がロッキングバー12と角度的に整合している。
この状態で、図2及び図3に示すように、シリンダの内端側から変換ピン13を挿入して、スイッチ部材14及び支軸2の内端に嵌装されたスペーサリング15を介して支軸2に矢印方向、すなわち下向きの力を印加すると、支軸2は偏芯軸3の中心軸cの回りを反時計方向に回動する。
なお、図1はタンブラー1をシリンダの内端側から見ているので、図1においては、支軸2は上記中心軸cの回りを時計方向に回動する。
その結果、支軸2はタンブラーA1Aの一端に形成された前記縦長の逃げ孔4を遊嵌するので、タンブラーAを図1の位置に残した状態でタンブラーB11Bのみを下降させる(図示せず)。
図1から明らかなように、解錠切欠8とロッキングバー12とは角度的に整合しているから、上記タンブラーB1Bの下降は可能であり、タンブラーA1Aの係合突起9は係合凹部11から抜き外される。
この状態では一の合鍵を抜くことができるので、一の合鍵を鍵孔から抜くと、タンブラーA1Aはその付勢力により図1で反時計方向に回動するが(図示せず)、他の新たな合鍵を挿入することにより、タンブラーA1Aは図1とは異なる新たな角度位置に迄回動する。
この状態で前記変換ピン13(図3参照)を抜いて支軸2を元の位置に戻すと、タンブラーB1Bも連れ動いて図1に示す位置に戻り、このとき係合突起は新たな係合凹部と係合するに致り、タンブラーA1AとタンブラーB1Bとの係合の態様が前とは異なり、したがって鍵違いを変更することができるのである。
また、図1から明らかなように、各レバータンブラー1の係合部7と解錠切欠8との角度間隔は、通常のレバータンブラー錠においてはタンブラーの形状を変えることによって変化させるが、可変レバータンブラー錠においては係合突起9と係合凹部11との組合わせを変えることによって変化させることができるので、各内筒16のタンブラーA1AとタンブラーB1Bは全部同じ形状でよい。
特願2001−379268 特願2002−014274 特願2002−113868 特願2002−119781 特願2002−131568
前記した構造の可変レバータンブラー錠は、任意に鍵違いを切替えることができ安全性において非常に優れているので、パチンコやパチスロ機等の遊技機市場において多用されており、また、近年、マンション等の集合住宅の錠前としても採用され始めている。
しかしながら、上記パチンコ機、パチスロ機等を払い下げ、パチンコ機等のリサイクルを図るとき、合鍵を付けずに払い下げた場合には、払い下げ先において新たな鍵違いを作ることが不可能である。
また、一般の住宅の錠前として使用された場合、合鍵を無くしてしまった場合には、鍵違いを切替える機能を有するにも拘らず、結局専門家を呼ぶか、或いは錠前全体を交換しなければならない。
更にまた、工場においてこの可変レバータンブラー錠を組立るとき、合鍵に合わせてタンブラーを組込むとか、或いは、タンブラーを任意に組込み、シリンダーをくみ上げた後タンブラーを合鍵に合せる作業を行っており、何れにしても組立にかなりの時間を費やしていた。
そこで、この発明は、合鍵がなくても鍵違いの切替えを行うことができる可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法及び治具を提供し、以て上記した不都合を解消することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の切替方法は、内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の外周面の母線に沿って形成されたロッキングバー案内溝に嵌り合う態様で延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸に揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、自由端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解錠切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿って列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにし、その状態で内筒を所定の方向に回動させたときロッキングバーの外側縁と上記カム溝との間に生じる楔作用により、ロッキングバーの内側縁を解錠切欠中に係入させ、以て内筒を回動可能にして解錠させるようにしたレバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、タンブラーの支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承すると共に、該支軸を内筒中心軸から離間する方向に付勢し、一端に開口した逃げ孔を支軸に遊嵌可能に係合させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突起を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成し、各係合凹部の支軸回りの形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定した可変レバータンブラー錠において、各レバータンブラーBの一端の外形形状を異形とし、一方、その内筒の鍵孔に鍵違い切替後に合鍵となる鍵を挿入した状態で内筒を固定し、その内筒の全タンブラーBの夫々の一端に対し、先端に係止角度位置にあるタンブラーBの一端と形状係合する凹部を形成し、タンブラーBと同一平面上にある整列板群の夫々を、先端をタンブラーBの一端に向け、かつ、内筒中心軸線に関しロッキングバー案内溝と反対側から押し付けることにより、各タンブラーBを解錠角度位置までに強制的に回動させると共に各タンブラーBを対応するタンブラーAから切り離し、以降整列板群を内筒から離間させることにより、支軸の付勢力によって新しい組合わせの係合突起と係合凹部とを係合させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の治具は、請求項1に記載の可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法において、先端に形状係合する凹部を形成し、この先端の凹部を係止角度位置にあるタンブラーBの一端に押し付けることにより、タンブラーBを強制的に解錠角度にまで回動させる内筒におけるタンブラーBと同数の整列板を、先端の凹部を同じ方向に向けて揃えた状態で、相互に平行な位置関係を保ってタンブラーBと同じ間隔で結合したことを特徴とする。
請求項1に記載の可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法は、整列板を列設した治具を、内筒の中心軸線に関しロッキングバー案内溝と反対側からタンブラーBの一端部に押し付けるから、そのときタンブラーBの一端と整列板の凹部との形状係合によりタンブラーBを強制的に解錠角度位置に迄回動させ、次いでタンブラーBを支承する支軸をその付勢力に抗して内筒中心軸線方向に近接する方向に動かし、このときにタンブラーAとの係合を解いてタンブラーBを自由にし、治具を今度は内筒から離間させる方向に動かすことにより支軸を自由にし、その支軸の回動により新しい合鍵の鍵溝の深さに対応するタンブラーA、Bの係合の態様を定め、このようにして治具を単にタンブラーBの一端に押し付けるだけで、それまでの合鍵が無くても、切替後に合鍵となる鍵のみで鍵違いを切替えることができる。
また、請求項2に記載の治具によれば、内筒の全タンブラーBに対応する整列板をタンブラーB群と同じ間隔で結合したから、一操作で内筒の全タンブラーBを新しい鍵違いに切替えることができる。
それまでの合鍵が無くても、切替後に合鍵となる鍵のみでその合鍵に対応した鍵違いに切替えるため、タンブラーBの一端部の外形形状を異形とし、このタンブラーBの一端部と形状係合をする凹部を先端に形成した整列板をタンブラーBの一端に押し付けるだけで、従来の可変タンブラー錠の切替方法におけるタンブラーA、Bの切り離し及びタンブラーBの解錠角度位置にまでの回動を行うようにした。
以下、この発明の一実施例を図4を参照して説明する。
図4において符号17は整列板を示し、この整列板17の先端(図では下端)には、一端の外形形状が異形(円以外の形状)であるタンブラーB1B(図4参照)と形状係合をなす凹部18が形成されている。
ここで形状係合をなすとは、異形である凹部18に異形のタンブラーB1Bの一端が隙間なく填り合うことをいう。
この発明による可変タンブラー錠の切替方法は次に述べるようにして実施される。
すなわち、一のタンブラー1において、それまでの合鍵の鍵溝形状は図1に示すようなものであったとする。
上記それまでの合鍵5を鍵孔から抜き、例えば対応する部分の鍵溝が図4に示すように一段浅い新しい合鍵を鍵孔に挿入したとすると、図4に示すように、タンブラーB1Bの解錠切欠8はロッキングバー12と角度的に整合しなくなる。
そして、図1と比較して、タンブラー1は全体として支軸2の回りを反時計方向に少し回動した状態となる。
この状態からタンブラーB1Bを図1に示す解錠角度位置に迄回動させ、しかもタンブラーA1Aの係合部7が新しい鍵溝6の底面に当接させるには、整列板17を図4において下降させる。
換言すれば、内筒16の中心軸に関しロッキングバー案内溝19の反対側から、整列板17をタンブラーB1Bの一端に向けて押動する。
図4に示す場合には、整列板17の左側の尖端が先ずタンブラーB1Bの左方の端縁に当接し、摩擦力によって引き摺り下ろされる態様でタンブラーB1Bのみが少し下がり、やがてその自由端部外側端縁がロッキングバー12に当接して停止する。
更に整列板17が下降すると、その左側の尖端がタンブラーB1Bに反時計方向の回転モーメントを及ぼし、整列板の凹部18がタンブラーB1Bの一端と形状係合するに致ると、タンブラーB1Bはロッキングバー12との摩擦に起因する抵抗力に抗して解錠角度位置に迄回動する。
すると、図1に示すように解錠切欠8がロッキングバー12と角度的に整合するから、整列板17の更なる下降が可能となり、やがて対応するタンブラーA1Aの係合突起9が係合凹部から抜きはずれ、タンブラーA及びBの相互の係合が一時的に解除される。
その後整列板17を図4において上昇させると、ロッキングバー12により解錠角度位置に係止された状態で、タンブラーB1Bが支軸2の上昇に伴って一体的に上昇する。
そして、新たな合鍵により新たな角度位置に係止されたタンブラーA1Aの係合突起9と、その角度位置に対応するタンブラーB1Bの係合凹部11とが相互に係合し、このようにしてそれまでの合鍵無しで、鍵違い切替後合鍵となる鍵のみで鍵違いの切替を行うことができる。
なお、図示の実施例では、整列板17、内筒の中心軸及び内筒のロッキングバー案内溝が夫々一直線上にあるものとしたが、ロッキングバー案内溝の中心線(通常内筒の中心軸を通る)に対し少し傾いた方向から整列板17、17を近接させても良い。
但し、このときには、整列板17の凹部の形状を少し変更し、傾いた方向からタンブラーB1Bの一端に近接してもこれと形状係合をするように凹部の形状を設定する。
なお、上記鍵違いの切替は、例えば片手に内筒を、もう一方の片手に整列板を持って行うこともできるが、切替を効率良く行うには例えば図5及び図6に示すような治具及び切替装置を用いると良い。
すなわち、図5及び図6において符号21は第1ブロックを、符号22は第2ブロックを夫々示し、これらは一体的に結合されているが、後述する可動ブロックを案内するため、第2ブロックは少し背が低くなっている。
この第2ブロック22の上方において、これら第1及び第2ブロック21、22を図6で左右方向に貫通するようにして、内筒保持孔23が形成されている。
この内筒保持孔23は、内筒16と摺動可能に嵌合し得る内径を有し、内筒のロッキングバー案内溝19(図4参照)と係合する細いガイド棒20(図5参照)を内蔵した空洞部で、その図6における右端部には、後述する突き出し棒24が内筒保持孔23の軸線に沿って摺動可能に案内されている。
一方、上記第2ブロック22の上方には可動ブロック25が配設されており、この可動ブロック25は、その両側面に設けられたガイド板26、26(図6参照)を第2ブロック22の両側面に形成されたガイド溝27、27に摺動可能に係合させることにより、上下方向に移動可能に案内されている。
また、上記ガイド板26、26は第2ブロックに中央部を揺動可能に支承された一対のシーソーレバー28の一端にリンク結合されている。
更にまた、上記シーソーレバー28の他端は、前端部を第1ブロックに揺動可能に支承された駆動レバー29の前端にリンク結合されている。
そして、駆動レバー29、29の後端にはハンドルバー31(図6参照)が連結されており、また、第2ブロック22と可動ブロック25の間には、図面を明瞭にするため図示を省略する圧縮コイルばねが弾装されている。
そして、可動ブロック25に外力が作用しない常態においては、上記圧縮コイルばねの弾力により、可動ブロック25は図5及び図6に示す位置に保たれる。
上記した構成により、ハンドルレバー31を上記圧縮コイルばねの弾力に抗して押し下げると、ハンドルレバー31の動きに連動して可動ブロック25が第2ブロックに向って下降する。
他方、図5及び図6に示すように、可動ブロック25には治具32が坦持されている。
この治具32は、内筒におけるタンブラーBと同数の上記整列板17、17を、先端の凹部を揃えた状態で、かつ相互に平行な位置関係を保って、タンブラーBと同じ間隔で結合したものである。
そして、この字具32は、上記ハンドルレバー31と連動して下降する可動ブロック25と一体的に下降し、内筒23の天井部に形成された図示しない切欠部を挿通して内筒16の図4における上端部に押し付けられる。
また、第2ブロック22の前面には、半円形の切欠を2個所形成した押え板33が図5で左右方向に移動可能に設けられており、この押え板33は、その前面に突設された摘み34により手指で動かすことができる。
上記のように構成された切替装置は、ロッキングバー案内溝19をガイド棒20に係合させた状態で内筒16を内筒保持孔23に押し込み、押え板33を図5で左方に移動させてその下方の半円形の切欠をストッパーピン35に突き当てると、押え板33の上方の半円形の切欠が内筒の前方の小径段部を構成するキーガイドと係合し、このようにして内筒の長さ方向の位置が固定される。
このとき、内筒の鍵孔には鍵違い切替後合鍵となる鍵を差し込んでおくべきことは勿論で、その内筒を内筒保持孔23に押し込むと、内筒の後端部が突出し棒24(図6参照)を後方に押し出す(図示せず)。
この状態でハンドルバー31を押し下げると、可動ブロック25と一体的に治具32が下降し、内筒の全タンブラーBが対応する前記整列板17によって押動されるので、前記したように内筒の全タンブラーBの鍵違いの切替が一時に行われれる。
その後手を離せば、前記図示しない圧縮コイルばねの弾力により治具32が上昇し、タンブラーAの係合突起とタンブラーBの係合凹部11との新しい係合が固定され、このようにして可変レバータンブラー錠の鍵違いの切替が完了する。
切替が完了したら、押え板33を図5で右方に移動させて内筒16を自由にし、次いで突出し棒24を図6で左方に移動させて内筒を排出する。
従来の可変タンブラー錠の鍵違い切替の説明のための拡大横断面図。 スイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、常態を示す。 図2と同様のスイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、変換ピンによりスイッチ部材を駆動した状態を示す。 本発明方法を説明するための図1と同様の可変タンブラー錠の拡大横断面図。 切替装置の正面図。 切替装置の側面図。
符号の説明
1 レバータンブラー
1A タンブラーA
1B タンブラーB
2 支軸
3 偏芯軸
4 逃げ孔
5 合鍵
6 鍵溝
7 係合部
8 解錠切欠
9 係合突起
11 係合凹部
12 ロッキングバー
13 変換ピン
14 スイッチ部材
15 スペーサリング
16 内筒
17 整列板
18 凹部
19 ロッキングバー案内溝
20 ガイド棒
21 第1ブロック
22 第2ブロック
23 内筒保持孔
24 突出し棒
25 可動ブロック
26 ガイド板
27 ガイド溝
28 シーソーレバー
29 駆動レバー
31 ハンドルバー
32 治具
33 押え板
34 摘み
35 ストッパーピン

Claims (2)

  1. 内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の外周面の母線に沿って形成されたロッキングバー案内溝に嵌り合う態様で延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸に揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、自由端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解錠切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿って列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにし、その状態で内筒を所定の方向に回動させたときロッキングバーの外側縁と上記カム溝との間に生じる楔作用により、ロッキングバーの内側縁を解錠切欠中に係入させ、以て内筒を回動可能にして解錠させるようにしたレバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、タンブラーの支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承すると共に、該支軸を内筒中心軸から離間する方向に付勢し、一端に開口した逃げ孔を支軸に遊嵌可能に係合させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突起を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成し、各係合凹部の支軸回りの形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定した可変レバータンブラー錠において、各レバータンブラーBの一端の外形形状を異形とし、一方、その内筒の鍵孔に鍵違い切替後に合鍵となる鍵を挿入した状態で内筒を固定し、その内筒の全タンブラーBの夫々の一端に対し、先端に係止角度位置にあるタンブラーBの一端と形状係合する凹部を形成し、タンブラーBと同一平面上にある整列板群の夫々を、先端をタンブラーBの一端に向け、かつ、内筒中心軸線に関しロッキングバー案内溝と反対側から押し付けることにより、各タンブラーBを解錠角度位置までに強制的に回動させると共に各タンブラーBを対応するタンブラーAから切り離し、以降整列板群を内筒から離間させることにより、支軸の付勢力によって新しい組合わせの係合突起と係合凹部とを係合させるようにしたことを特徴とする可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法。
  2. 先端に形状係合する凹部を形成し、この先端の凹部を係止角度位置にあるタンブラーBの一端に押し付けることにより、タンブラーBを強制的に解錠角度にまで回動させる内筒におけるタンブラーBと同数の整列板を、先端の凹部を同じ方向に向けて揃えた状態で、相互に平行な位置関係を保ってタンブラーBと同じ間隔で結合してなる、請求項1に記載の可変レバータンブラー錠の鍵違い切替方法に用いる治具。
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JP2003184366A (ja) * 2001-12-12 2003-07-03 Miwa Lock Co Ltd 可変レバータンブラー錠

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