JP2004044362A - 可変レバータンブラー錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつ確実に鍵違いを変えることができる新規な可変レバータンブラー錠を提供する。
【解決手段】レバータンブラー11を略C字形で相互に重合するタンブラーA11AとタンブラーB11Bとを組合わせたものとし、タンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部16を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、タンブラーBに解錠切欠9を形成し、一方、タンブラーAの自由端部に係合突部18を、タンブラーBには支軸を中心とする円弧上に複数の係合凹部19を夫々形成して、これらの係合の組合わせを変えることにより鍵違いを得る。鍵違いK変更操作時操作手順を間違えても操作の補完ができるように、タンブラーBの係合凹部列19、19の両側に、係合突部18と係合可能な浅い係止凹部20を形成する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、可変レバータンブラー錠に係り、特に、簡単な操作で容易かつ確実に鍵違いを変更できる新規な可変レバータンブラー錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、特願2001−379268を以て、従来のレバータンブラー錠を改良して、簡単な操作で鍵違いを変更できる新規な可変レバータンブラー錠を提案した。
【0003】
この可変レバータンブラーの構造及び作用は上記先の出願の明細書に詳細に記載されているのでここでは簡単に説明すると、図1に示すように、レバータンブラー11を、略C字形で相互に重合するタンブラーA11AとタンブラーB11Bとを組合わせたものとする一方、図で上方に付勢された支軸12をその両端に突設した偏芯軸13の軸線回りを回動できるように支承する。
【0004】
一方、一端を支軸12に遊嵌させたタンブラーA11Aには合鍵の鍵溝との係合部16を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向、図1では反時計方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーB11Bの自由端部外側端縁に解錠切欠9を形成すると共に、タンブラーA11Aの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形する。
【0005】
他方、タンブラーA11Aの自由端部内側縁部のタンブラーB11Bと対向する側に係合突部18を、また、タンブラーB11Bの内側縁部には支軸12を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突部18と係合可能な係合凹部19の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突部と整合するように設定する。
【0006】
図1は一の合鍵を鍵孔に差込んだ状態を示し、したがって解錠切欠9がロッキングバー6と角度的に整合している。
【0007】
この状態で後に述べるスイッチ部材を用いて支軸12に矢印方向、すなわち下向きの力を印加すると、支軸12は偏芯軸13の中心軸cの回りを時計方向に回動する。
【0008】
その結果、支軸12はタンブラーA11Aの一端に形成された勾玉(まがたま)形の支軸孔28を遊嵌して下方に移動するので、タンブラーAを図1の位置に残した状態で、図2に示すように、タンブラーB11Bのみを下降させる。
【0009】
図2から明らかなように、解錠切欠9とロッキングバー6とは整合しているから、上記タンブラーB11Bの下降は可能である。
【0010】
すると、図2に示すように、タンブラーA11Aの係合特記18は係合凹部19から抜き外される。
【0011】
この状態では一の合鍵を抜くことができるので、一の合鍵を鍵孔から抜くと、タンブラーA11Aはその付勢力により反時計方向に回動するが(図示せず)、他の新たな合鍵を挿入することにより、タンブラーA11Aは図2とは異なる新たな角度位置に迄回動する。
【0012】
この状態で支軸12を元の位置に戻すと、タンブラーB11Bも連れ動いて図1に示す位置に戻るので、タンブラーA11AとタンブラーB11Bとの係合の態様が前とは異なり、したがって鍵違いを変更することができるのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図1及び図2は合鍵の描き出しを省略してあるが、鍵孔には合鍵が挿入されており、そのためタンブラーA11Aがタンブラーばね17(図8参照)によって反時計方向に付勢されているにも拘らず図示の角度位置を保っている。
【0014】
ところが、後述するように鍵違い変更のためそれまでの合鍵30(図11参照)を鍵孔から抜くと、タンブラーA11Aは上記タンブラーばね17の弾力により図2に鎖線で示すように右方に移動する。
【0015】
この状態で新しい合鍵300(図14及び図14参照)を合鍵に挿入すれば問題はないのだが、後述する鍵違い変換手順を間違え、新しい合鍵300を鍵孔に挿入する前に変換ピン31を抜いてしまうと、タンブラーBは後述する支軸ばね21(図8参照)の弾力により図2で相対的に上昇し、タンブラーAの係合突部18がタンブラーBの内端縁部に乗る。
【0016】
そして、この状態で例えばタンブラー群に振動を与えたりすると、係合突部18が例えば図2で一番右の係合凹部19に落込む可能性がある。
【0017】
そのような事態に致ると、間違って落込んだタンブラーを外側から特定することができない上、特定できたとしてもこれを元の状態に戻す手段がないため、結局この錠前全体を交換しなくてはならなくなる。
【0018】
このような不都合は、合鍵を完全に抜かないで、換言すれば、タンブラーAの係合部16が合鍵の鍵溝を刻設していない側端縁に係合している状態で変換ピン31を抜いた場合にも生じる。
【0019】
この場合には、係合突部18は図2で左方の鎖線で示す位置にあり、タンブラーBの内端縁の左端部に乗り上がる。
【0020】
この場合には、合鍵を抜く際にタンブラーA11Aが半時計方向に回動し、係合突部18が右方に移動して、図2の一番左の係合凹部19に落込む。
【0021】
このような場合、鍵違いの変換操作ができなくなることは勿論のこと、錠前全体を交換しなくてはならなくなることは上記した通りである。
【0022】
この発明は、鍵違いの変換操作を間違えても上記した不都合が生じない可変レバータンブラー錠を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突部を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突部と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突部と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能で、外部から操作可能なスイッチ部材を支軸の外側からこれに当接可能に設けたものにおいて、タンブラーBの係合凹部列の両側に係合突部と係合可能な浅い係止凹部を形成したことを特徴とする。
【0024】
また、請求項2に記載の発明は、レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突部を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突部と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突部と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能で、先端を円錐形に形成した変換ピンにより操作可能なスイッチ部材を支軸の外側からこれに当接可能に設けたものにおいて、変換ピンの先端部に係止溝を形成し、一方、鍵違い変換時内筒軸線方向において係止溝と整合する位置に、変換ピンと遊嵌可能な第1挿通孔を開口させた抜け止板を内筒の半径方向に移動可能に設けると共に、この抜け止板を内筒中心軸線方向に付勢し、他方、内筒軸線方向において抜け止板と整合する位置に、中央部に支軸と遊嵌する第2挿通孔を開口し、一端に形成された傾斜端縁部を鍵孔内に臨ませた制御板を内筒の半径方向に移動可能に設けると共に、他端を抜け止板に当接させ、合鍵を鍵孔に挿入し、その先端により制御板及び抜け止板を連動させて内筒軸線方向に移動させたとき、第1挿通孔が変換ピンと同軸になるように設定したことを特徴とする。
【0025】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、説明の都合上、従来のレバータンブラー錠及び前記本出願の先の出願に係る可変レバータンブラー錠の構造についても説明をする。
【0026】
レバータンブラー錠は、図3及び図4に示すように、内周面の母線に沿ってカム溝1を形成した外筒2と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板3、3を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔4を貫通させた内筒5と、この内筒5の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝1と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバー6とを有している。
【0027】
また、仕切板の間の各スロット7に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピン8に係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキングバー6の内側縁を受入れる解錠切欠9を形成したレバータンブラー11が挿設されている。
【0028】
そして、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラー11の解錠切欠9がロッキングバー6の内側縁と整合する(図示せず)ように構成されている。
【0029】
したがって、合鍵を鍵孔4に挿入して内筒5を外筒2内で相対的に回動させると、カム溝1とロッキングバー6との間に生じる楔作用による、ロッキングバー6の内筒中心軸方向への移動が可能になり、換言すればレバータンブラー錠は解錠状態となって内筒5は解錠方向に回動する。
【0030】
なお、図3及び図4において、符号12はレバータンブラー11、11の一端を共通に貫通してこれらを回動自在に支承する支軸を示す。
【0031】
上記した構成の従来のレバータンブラー錠に対して、前記本出願人による特願2001−379268による可変レバータンブラー錠は、その構成上の特徴として、レバータンブラー11の夫々が単一の部材ではなく、図1に示すように、タンブラーA11Aと、タンブラーB11Bの2部材に分割されている
【0032】
これらタンブラーA11AとタンブラーB11Bとは、夫々全体の形状が略C字形の板状体で、相互に重合した状態で、一端(図1で上端)を支軸12により回動自在に軸支されていることは前記した通りである。
【0033】
一方、図6に示すように、支軸12の両端には偏芯軸13、13(図6では内端の偏芯軸の図示を省略する)が夫々突設されており、支軸12は、図7に示すように、これらの偏芯軸13、13をキーガイド14及びテールガイド15に夫々回動可能に支承させている。
【0034】
上記偏芯軸13及び支軸12は偏芯しているから、換言すれば支軸12と図1に示す偏芯軸13の中心軸cとは同軸ではないから、図1で支軸12の断面の上端を矢印方向に押動すると、支軸12は偏芯軸の中心軸cの回りを回動することになる。
【0035】
すなわち、図1に示す支軸12の断面は、偏芯軸の中心軸cを回動軸線とするごく短いレバーとなる。
【0036】
しかして、本発明においては、偏芯軸13の径(外径)をある程度大きくして強度を保つためと、支軸12の偏芯量を確保するため、偏芯軸13が支軸の外周面の延長と干渉するように、偏芯軸13の支軸端面における突設位置が設定されている。
【0037】
また、偏芯軸の中心軸cが偏芯軸13の外周面を見込む角度が180度以上であれば、偏芯軸13が一部削られた形状でも、その支承孔内で偏芯軸が遊動する事なく、円滑に支軸を支承することができる。
【0038】
一方、タンブラーAの鍵孔4に対向する側端縁の中央部には、図1に示すように、図示しない合鍵の鍵溝と係合する係合部16を形成すると共に、タンブラーばね17(図8参照)の弾力により、合鍵と干渉する方向に付勢されている。
【0039】
なお、上記タンブラーばね17のタンブラーAに対する装着の態様等は、従来のレバータンブラー錠と同様であるから、更に詳細な説明は省略する。
【0040】
他方、タンブラーB11Bの自由端部外側端縁には、前記解錠切欠9を形成すると共に、タンブラーAの係合部16と重合する部分は合鍵と干渉しないように成形されている。要するに、切り欠かれている。
【0041】
タンブラーA11Aの説明に戻って、その自由端の内側縁部のタンブラーB11Bに対向する面に細いピン状の係合突部18(図1参照)が一体に形成されている。
【0042】
これに対応して、タンブラーB11Bの自由端の内側縁部には、図1に示すように、合鍵の鍵溝の深さの種類に対応して、支軸12を中心とする円弧上に例えば3個の係合凹部19、19が形成されている。
【0043】
図示の実施例では、この係合凹部19は上記係合突部18と係合するU字形の切欠として形成されている。
【0044】
各係合凹部19の支軸12に対する角度位置は、合鍵の側端縁に形成された複数種類(図示の実施例では3種類)の深さの鍵溝に、タンブラーA11Aの係合部16が夫々係合したときの係合突部19と整合するように設定されている。
【0045】
例えば、図1で一番左の係合凹部19、すなわちタンブラーA11Aの係合突部18と嵌合している係合凹部は、解錠切欠9の形成角度位置との関連で、合鍵の鍵溝の一の深さに対応しており、その一の深さの鍵溝とタンブラーA11Aの係合部16が係合したとき、解錠切欠9とロッキングバー6の内側縁と整合するようにその角度位置が定められている。
【0046】
同様にして、タンブラーB11Bの他の係合凹部19の角度位置は、合鍵の鍵溝の他の深さに対応している。
【0047】
したがって、タンブラーA及びB11A、11Bが図1に示すような位置関係にあり、係合突部18が係合凹部19、19の一つと係合したとき、両者は一体的に連結して、合鍵の鍵溝の一の深さに対応したレバータンブラーとして機能する。
【0048】なお、本発明の特徴的な構成は、タンブラーB11Bの自由端内側縁に形成された係合凹部列19、19の両側に係合突部18と係合可能な浅い係止凹部20、20が形成されていることである。この係止凹部20については後に詳述する。
【0049】
支軸12の説明に戻って、支軸12は、図7及び図9に示すように、例えば捩りコイルばねとしての支軸ばね21の弾力により、外方(図9で上方)に付勢されており、その結果、偏芯軸13回りの回転モーメントを与えられている。
【0050】
また、支軸12に支軸ばね21以外の外力が作用しない常態角度位置を規定するため、図9に示すように、テールプラグ15の外面側に傾斜衝止面22が形成されていて、常態では支軸12がこの傾斜衝止面22に弾接して、支軸12の偏芯軸13に対する角度位置を規定している。
【0051】
なお、図示の実施例におけるこの角度位置は、偏芯軸13に対して、時計盤面に換算して10時半の角度位置となっている。
【0052】
一方、図6及び図7に示すように、外筒2の内端面に形成された矩形の凹陥部23と裏板24とによって画成された空間内には、背面側に傾斜面25を形成したブロック状のスイッチ部材26が、外筒の半径方向に移動可能に案内されて収納されている。
【0053】
このスイッチ部材26の内端(図6及び図7における下端)は、支軸12の内端部に嵌着されたスペーサーリング27の外周面に当接している。
【0054】
なお、図1において、符号28はタンブラーA11Aの一端に開口した例えば勾玉(まがたま)形の支軸孔を、符号29はタンブラーA11Aの自由端部外側縁に形成された逃げ切欠を示す。
【0055】
上記逃げ切欠は、図1から明らかなように、レバータンブラー錠の作動原理上、ロッキングバー6と干渉しないようにタンブラーA11Aに形成された切欠であるが、タンブラーA11Aの自由端部の幅を狭めても強度を確保できるようにその材質を適切に設定すれば必要の無い構成である。
【0056】
上記のように構成されたこの発明の一実施例による可変タンブラー錠は、図8に示す施錠状態、或いは異鍵が挿入された状態では、ロッキングバー6と解錠切欠9とは角度的に整合していない。
【0057】
このときに例えば異鍵を回して内筒を回動させようとすると、その内筒の外筒2に対する相対回動に起因する楔作用により、ロッキングバー6はカム溝1から脱出する方向、すなわち内筒中心軸方向に移動しようとするが、このロッキングバー6の動きはタンブラーB11B、支軸12を介して、テールプラグ15(通常はキーガイド14にも形成されている)の傾斜衝止面22(図9参照)に衝止され、そのため内筒を回動させることはできない。
【0058】
一方、鍵孔に合鍵30が挿入された場合には、例えば図10に示すように、タンブラーB11Bの解錠切欠9とロッキングバー6の内側縁が角度的に整合するので、通常のレバータンブラー錠と同様にして内筒が回動可能になる。すなわち、この可変タンブラー錠は解錠される。
【0059】
この発明による可変タンブラー錠の鍵違いを変更するには、図10に示すように、先ず鍵孔内にそれ迄の合鍵を挿入する。
【0060】
すると、各タンブラー11の係合部16に合鍵の鍵溝が係合し、その結果全タンブラー11、11の解錠切欠9、9がロッキングバー6の内側縁と整合する。
【0061】
このとき、それ迄の合鍵30を引抜かず、図11及び図12に示すように、例えば先端を円錐形に成形した変換ピン31を裏板24のピン穴32(図7参照)から内部に挿入する。
【0062】
すると、スイッチ部材26の傾斜面25と変換ピン31の先端との間に生じる楔作用により、スイッチ部材26は内筒中心軸線方向に移動する。
【0063】
このスイッチ部材26の移動は、スペーサーリング27を介して支軸12に伝達され、その結果、図11及び図12に示すように、支軸12は偏芯軸13の中心軸の回りを例えば時計方向に回動し、この支軸12に従動してタンブラーB11Bが図1及び図2で下方に移動する。
【0064】
このとき、図2に示すように、タンブラーA11Aはタンブラーばね17(図8参照)の弾力により原位置を保ち、支軸12はタンブラーA11Aの一端に開口した支軸孔28中を遊動する。
【0065】
すなわち、タンブラーB11BはタンブラーA11Aとは独立して図11で相対的に下方に移動し、この移動に伴ってタンブラーA11Aの係合突部18がそれ迄係合していた係合凹部19から離脱する。
【0066】また、前記したようにタンブラーB11Bの解錠切欠9はロッキングバー6の内側縁と角度的に整合しているから、各タンブラーB11Bはその解錠切欠9とロッキングバー6の内側縁との係合の度合いを増大させつつ、ロッキングバー6と干渉することなく移動できる。
【0067】
次いで、図13に示すように、変換ピン31を外筒に挿入した侭の状態で合鍵30を抜くと、タンブラーB11Bはロッキングバー6に係止された状態で、タンブラーA11Aのみがタンブラーばねの弾力によって反時計方向に回動し、やがてバックアップピン8に係止される。
【0068】
このとき、タンブラーA11Aの一端は支軸の中心軸を中心とする円弧状に成形されているから、その回動時係合突部18と干渉することはない。
【0069】
次に、図14に示すように、変換ピン31を外筒に挿入した侭の状態で、先程抜いた合鍵30とは異なる新たな合鍵300を鍵孔に挿入する。
【0070】
すると、各タンブラーB11Bの係合部16(図1参照)は、新しい合鍵300の対応する鍵溝と係合して、その係合突部18は新たな係合凹部19に係合可能に臨むことになる。
【0071】
図示の実施例では、それ迄一番左の係合凹部19と係合していた(図10参照)係合突部18は、図14に示すように左から二番めの係合凹部19に係合可能に臨むことになる。
【0072】
この状態で変換ピン31を外筒のピン穴から抜くと、図15に示すように、前記支軸ばね21(図9参照)の弾力により支軸12は上方に移動し、これに従動して、全タンブラーB11Bが上方に移動して、全係合突部18が新しい合鍵300に対応する新しい係合凹部19と係合する。
【0073】
以後、今までの合鍵30は使用不可能になり、このレバータンブラー錠は新しい合鍵300によってのみ施解錠操作が可能となる。すなわち、鍵違いが変更されたことになる。
【0074】
上記の操作を繰り返せば、新しい合鍵を用意できる限り、何回でも鍵違いを変更できることになる。
【0075】
上記した鍵違い変換操作は、いわば正規の操作であるが、慣れない人が操作をするとき、例えば新しい合鍵300を鍵孔に挿入する前に変換ピン30を抜いてしまった場合、前記したように係合突部18が係合凹部に落込んでそれ以上の操作の続行が不可能になるばかりでなく、場合によっては錠前全体を交換しなくてはならなくなる。
【0076】
しかしながら、この発明による可変レバータンブラー錠においては、タンブラーB11Bの係合凹部列19、19の両側に浅い係止凹部20を形成したので、新しい合鍵300を挿入する前に変換ピン31を抜いた場合、最悪の場合でも係合突部18がこの係止凹部と係合してその係合は準安定的に保たれる。
【0077】
そのため、タンブラーA、Bが相対的に回動して係合突部18が係合凹部19に落込んでしまうことが防止される。
【0078】
一方、間違って新しい合鍵300の挿入前に変換ピン31を抜いてしまった場合でも、上記したように係合突部18が係止凹部20と係合していれば、改めて新しい合鍵300を鍵孔に挿入することにより、その合鍵300とタンブラーAの係合部16との係合により、ロッキングバー6に係止されたタンブラーBに対しタンブラーA11Aが図5で時計方向に相対回動する。
【0079】
この過程において、係合突部18と浅い係止凹部20との間に生じる楔作用により前者が後者の斜面を乗り上がる、という態様で両者の係合が解け、前記したようにして新しいタンブラーA、Bの相対角度位置が定まる。すなわち、操作を間違えても鍵違いの変換操作の補完ができる。
【0080】
なお、図示の実施例では、スイッチ部材26を変換ピンで上下に移動させるようにしたが、これは、例えば直接スイッチ部材を手指で駆動するように構成することができ、また、他の駆動部材の構成も複数種類考えることができる。
【0081】
図16乃至図19は請求項2に記載の発明の一実施例を示し、これらの図において図1乃至図15と等符号を付した部分は相互に均等な部分を示す。
【0082】
図16乃至図19において符号31は変換ピンを示し、この変換ピン31の先端部には円弧状の係止溝33が形成されている。
【0083】
一方、鍵違い変換時、換言すれば図16及び図18に示すようにスイッチ部材26を駆動するためピン穴32(図7参照)に変換ピン31の先端部を挿入したとき、内筒軸線方向(図で左右方向)において係止溝33と整合する位置に、抜け止板34が配設されている。
【0084】
図示の実施例における抜け止板34は、図16及び図17に示すように、上記係止溝33の幅より薄く、上端部に支軸12と遊嵌する第1挿通孔35を開口させた断面L字形の板材で、外筒2の凹陥部に収納されてその半径方向に移動可能に案内されている。
【0085】
この抜け止板34の下端に形成された脚部の中央部は外側に切り起こされてばね受け片36(図16参照)が形成され、このばね受け片36は、抜け止板34と一体に、圧縮コイルばねとしての抜け止ばね37の弾力により内筒中心軸線方向、すなわち図で下方に付勢されている。
【0086】
他方、図16及び図17に示すように、内筒軸線方向において抜け止板34と整合する位置に制御板38が内筒の半径方向に移動可能に設けられている。
【0087】
この制御板38は、テールガイド15に形成された付番しない凹陥部に収納され、上記したように内筒の半径方向に移動可能に案内された板材である。
【0088】
また、この制御板38は、図20及び図21に示すように、全体の形状が略矩形の厚板材で、中央部に支軸12と遊嵌する第2挿通孔39が開口している。
【0089】
なお、第2挿通孔39の支軸12との遊嵌の態様は第1挿通孔35の変換ピン31に対する遊嵌の態様とは異なり、前者は支軸12が偏芯軸13の回りを回動しても支軸12が開口端縁に接触しないようにかなり大きな隙間が形成されているのに対し、後者は、緩い嵌合に近く隙間が小さいものとする。
【0090】
更にまた、その一端(図示の実施例では下端)に形成された傾斜縁部41の図20においてハッチングを施した隅部は、例えばプレス加工により傾斜曲面をなすように塑性変形されている。
【0091】
そして、上記のように構成された制御板38は、図16及び図17に示すように、傾斜縁部41の傾斜曲面を外側に向けた状態で、鍵孔4内に臨ませ、かつ、その上端を抜け止板34の下端と当接させた状態で、内筒において半径方向に移動可能に収納、案内されている。
【0092】
上記のように構成された請求項2に記載の一実施例による可変レバータンブラー錠は、鍵違い変換のため外筒背面のピン穴32から変換ピン31の先端を挿入すると,その円錐形傾斜面との楔作用により、スイッチ部材26が図16で下方に移動することは前記請求項1に記載の発明による可変レバータンブラー錠と同様である。
【0093】
請求項2に記載の発明においては、上記変換ピン31の先端部と抜け止板34の第1挿通孔35の開口端縁との間に生じる楔作用により、抜け止板34がその付勢力に抗して図16で上方に押し上げられ、更に変換ピン31が挿入されてその係止溝33が第1挿通孔35と整合すると、抜け止板の付勢力により、第1挿通孔35の上方の開口端縁部が係止溝33に落ち込む(図17参照)。
【0094】
そして、前記したように合鍵を差し替えて、新しい合鍵300を差し込む前に変換ピン30をピン穴32から抜こうとすると、図16及び図17から明らかなように、変換ピンの係止溝33と抜け止板の第1挿通孔35の上方の開口端縁部との引っ掛かりにより、変換ピン31を抜くことができず、したがって、前記した不都合を完全に解消することができる。
【0095】
正規の変換手続きを思い出して新しい合鍵300を差し込むと(図18及び図19参照)、合鍵300の先端が制御板の傾斜縁部41の傾斜曲面を押動するから、これらの間に生じる楔作用により制御板38が押し上げられ、この制御板38が抜け止板34を上方に押し上げる結果、図19に示すように第1挿通孔35と変換ピン31とは同軸となって、変換ピン31を抜くことが可能になる。
【0096】
新たな合鍵300を差し込んだ後は、前記タンブラーの係合突部18及び係合凹部19との相対角度位置が定まるから、変換ピン31を抜いて支軸12を自由にした場合には、その時点において係合突部18及び係合凹部19が正しい関係角度位置を保った状態で嵌まり合うから、前記した不都合は生じない。
【0097】
但し、前記鍵違い変換操作後、すなわち、新しい合鍵300を差し込んで内筒を例えば1回転させた後、合鍵300をまず抜いてしまうと変換ピンが抜けなくなってしまうから、変換ピン31を抜いてから合鍵300を抜く必要がある。
【0098】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、レバータンブラーをタンブラーAとタンブラーBとに分割し、タンブラーAには係合突部を、タンブラーBには鍵溝の深さに対応する複数の係合凹部を夫々形成し、タンブラーBを偏芯した支軸の回動を利用して半径方向に動かし、鍵孔に挿入された新しい合鍵の鍵溝の深さに対応して係合凹部と係合突部との係合の態様を変化させ、もって支軸に対する解錠切欠の角度位置を変化させるようにしたので、簡単な操作で鍵違いを何回でも変更できる、という所期の効果を奏する。
【0099】
また、タンブラーBの係合凹部列の両側に係合突部と係合可能な浅い係止凹部を形成したので、鍵違い変換操作時新しい合鍵を挿入する前に変換ピンを抜いてしまっても鍵違いの変換操作の補完ができる。
【0100】
更にまた、請求項2に記載の発明によれば、鍵違い変換時新しい合鍵を挿入する前に変換ピンを抜くことができない構成になっているから、鍵違い変換時における操作ミスを完全に防止することかできる、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変レバータンブラー錠のタンブラーの構成を説明するための拡大正面図で、タンブラーA、Bが相互に連結された状態を示す。
【図2】図1と同様のタンブラーの構成を説明するための拡大正面図で、タンブラーA、Bが鍵違い変換のため分離された状態を示す。
【図3】従来のレバータンブラー錠の一例を示す縦断面図。
【図4】その横断面図。
【図5】請求項1に記載の発明の一実施例におけるタンブラーの図2と同様の拡大正面図。
【図6】スイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、常態を示す。
【図7】請求項1に記載の発明の一実施例によるレバータンブラー錠の拡大縦断面図。
【図8】外側から見たその拡大横断面図。
【図9】外側から見たテールプラグの拡大正面図。
【図10】請求項1に記載の発明によるレバータンブラー錠の鍵違いの変換を説明するための横断面図で、一の合鍵に対応する一の鍵違いを示す。
【図11】請求項1に記載の発明によるレバータンブラー錠の鍵違いの変換を説明するための横断面図で、一の合鍵を鍵孔に挿入した侭スイッチ部材を駆動してタンブラーA、Bを分離した状態を示す。
【図12】図5と同様のスイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、変換ピンによりスイッチ部材を駆動した状態を示す。
【図13】請求項1に記載の発明によるレバータンブラー錠の鍵違いの変換を説明するための横断面図で、スイッチ部材を駆動してタンブラーA、Bを分離した後一の合鍵を鍵孔から抜いた状態を示す。
【図14】請求項1に記載の発明によるレバータンブラー錠の鍵違いの変換を説明するための横断面図で、スイッチ部材を駆動してタンブラーA、Bを分離した後一の合鍵を鍵孔から抜き、他の合鍵を鍵孔に挿入した状態を示す。
【図15】請求項1に記載の発明によるレバータンブラー錠の鍵違いの変換を説明するための横断面図で、他の合鍵を鍵孔に挿入した後スイッチ部材を元に戻して新しい鍵違いを固定した状態を示す。
【図16】請求項2に記載の発明の一実施例によるレバータンブラー錠の図7と同様の拡大縦断面図で,鍵違い変換時合鍵を完全に挿入していない状態を示す。
【図17】図16に示すレバータンブラー錠の横断面図で、背面側から見た状態を示す。
【図18】請求項2に記載の発明の一実施例によるレバータンブラー錠の図7と同様の拡大縦断面図で,鍵違い変換時合鍵を完全に挿入した状態を示す。
【図19】図18に示すレバータンブラー錠の横断面図で、背面側から見た状態を示す。
【図20】制御板の拡大正面図。
【図21】その側面図。
【符号の説明】
1 カム溝
2 外筒
4 鍵孔
5 内筒
6 ロッキングバー
8 バックアップピン
9 解錠切欠
11 レバータンブラー
11A タンブラーA
11B タンブラーB
12 支軸
13 偏芯軸
14 キーガイド
15 テールプラグ
16 係合部
17 タンブラーばね
18 係合突部
19 係合凹部
20 係止凹部
21 支軸ばね
22 傾斜衝止面
25 傾斜面
26 スイッチ部材
30 合鍵
31 変換ピン
33 係止溝
34 抜け止板
35 第1挿通孔
38 制御板
39 第2挿通孔
41 傾斜縁部

Claims (2)

  1. レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突部を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突部と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突部と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能で、外部から操作可能なスイッチ部材を支軸の外側からこれに当接可能に設けたものにおいて、タンブラーBの係合凹部列の両側に係合突部と係合可能な浅い係止凹部を形成したことを特徴とする可変レバータンブラー錠。
  2. レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略C字形で相互に重合するタンブラーAとタンブラーBとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーAには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーBの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーAの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーAの自由端部内側縁部のタンブラーBと対向する側に係合突部を、また、タンブラーBの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーAの係合突部と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーAの係合部が夫々係合したとき、その係合突部と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能で、先端を円錐形に形成した変換ピンにより操作可能なスイッチ部材を支軸の外側からこれに当接可能に設けたものにおいて、変換ピンの先端部に係止溝を形成し、一方、鍵違い変換時内筒軸線方向において係止溝と整合する位置に、変換ピンと遊嵌可能な第1挿通孔を開口させた抜け止板を内筒の半径方向に移動可能に設けると共に、この抜け止板を内筒中心軸線方向に付勢し、他方、内筒軸線方向において抜け止板と整合する位置に、中央部に支軸と遊嵌する第2挿通孔を開口し、一端に形成された傾斜端縁部を鍵孔内に臨ませた制御板を内筒の半径方向に移動可能に設けると共に、他端を抜け止板に当接させ、合鍵を鍵孔に挿入し、その先端により制御板及び抜け止板を連動させて内筒軸線方向に移動させたとき、第1挿通孔が変換ピンと同軸になるように設定したことを特徴とする可変レバータンブラー錠。
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