JP3171571B2 - ハンドル装置における開扉防止装置 - Google Patents
ハンドル装置における開扉防止装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンドル装置における
開扉防止装置に関するものである。
開扉防止装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、アウタハンドルケースの上部側に支
持腕を一体的に設け、該アウタハンドルケースの正面側
の凹部内に取付けられたアウタハンドルの脚は前記アウ
タハンドルケースに設けた透孔より上方に突出させて横
軸により前記支持腕に軸着し、前記アウタハンドルケー
スの背面側には前記アウタハンドルケースの開扉操作で
回動するオープンレバーとラチェットレバーとを軸着
し、また、前記オープンレバーと前記ラチェットレバー
とを継脱させうるロックレバーを軸着したものは公知で
ある。
持腕を一体的に設け、該アウタハンドルケースの正面側
の凹部内に取付けられたアウタハンドルの脚は前記アウ
タハンドルケースに設けた透孔より上方に突出させて横
軸により前記支持腕に軸着し、前記アウタハンドルケー
スの背面側には前記アウタハンドルケースの開扉操作で
回動するオープンレバーとラチェットレバーとを軸着
し、また、前記オープンレバーと前記ラチェットレバー
とを継脱させうるロックレバーを軸着したものは公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知のものの、アウタ
ハンドルケースの背面側に取付けたオープンレバーとラ
チェットレバーとロックレバーは、合成樹脂製のアウタ
ハンドルケースの背面側に直接取付けていたから、大き
なアウタハンドルケースをそのたびに操作しなくてはな
らず、組立が大変であった。また、公知のものは、アウ
タハンドルケースの透孔より針金のような道具を挿入す
ると、前記ラチェットレバーを回動させることができる
ので、盗難のおそれがあった。よって、本願は、最も、
簡単な手段で、これを解決したものである。
ハンドルケースの背面側に取付けたオープンレバーとラ
チェットレバーとロックレバーは、合成樹脂製のアウタ
ハンドルケースの背面側に直接取付けていたから、大き
なアウタハンドルケースをそのたびに操作しなくてはな
らず、組立が大変であった。また、公知のものは、アウ
タハンドルケースの透孔より針金のような道具を挿入す
ると、前記ラチェットレバーを回動させることができる
ので、盗難のおそれがあった。よって、本願は、最も、
簡単な手段で、これを解決したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本願は、アウタ
ハンドルケースの上部側に支持腕を一体的に設け、該ア
ウタハンドルケースの正面側の凹部内に取付けられたア
ウタハンドルの脚は前記アウタハンドルケースに設けた
透孔より上方に突出させて横軸により前記支持腕に軸着
し、前記アウタハンドルケースの背面側には、金属プレ
ートを固定し、該金属プレートの上部には前記アウタハ
ンドルの開扉操作で回動するオープンレバーとラチェッ
トレバーとを軸着し、前記金属プレートの下部には前記
オープンレバーと前記ラチェットレバーとを継脱させう
るロックレバーを軸着し、かつ、ロック状態において
は、前記透孔より道具を挿入してラチェットレバーを回
動させようとしてもこれを防止するように前記金属プレ
ートの一部を切起して解錠防止突起を形成したハンドル
装置における開扉防止装置としたものである。また、本
願は、アウタハンドルケース1の上部2側に支持腕3、
4を一体的に設け、前記アウタハンドルケース1の正面
側の凹部6内にアウタハンドル5を配設し、該アウタハ
ンドル5の脚7は前記アウタハンドルケース1に設けた
透孔8より上方に突出して前記支持腕3、4に軸着し、
前記アウタハンドルケース1の背面側には金属プレート
11を任意の方法で固定し、該金属プレート11の上部
には前記脚7の開扉運動で回動するオープンレバー12
と該オープンレバー12の回動に連動するラチェットレ
バー21とを軸13により軸着し、前記金属プレート1
1の下部にはロックレバー14を軸15により軸着し、
前記オープンレバー12には軸13を中心とした空振円
弧溝17と軸13より下方の放射方向に伸びる切替溝1
8を前記ラチェットレバー21には軸13より下方の放
射方向に伸びる摺動溝26を形成し、前記ロックレバー
14にはリンク杆27の下端を軸止し、該リンク杆27
の上端の係合ピン19は前記空振円弧溝17及び切替溝
18及び摺動溝26に係合させ、該係合ピン19が摺動
溝26に沿って下方に移動するとアンロック状態になり
該係合ピン19が摺動溝26に沿って上方に移動すると
ロック状態になるようにし、ロック状態では、前記透孔
8より挿入した針金操作では、前記リンク杆27の頭部
近傍部分が当って前記ラチェットレバー21は回動させ
ることが出来なくなるよう前記金属プレート11の一部
を起立させて形成した解錠防止突起30を設けたハンド
ル装置における開扉防止装置としたものである。
ハンドルケースの上部側に支持腕を一体的に設け、該ア
ウタハンドルケースの正面側の凹部内に取付けられたア
ウタハンドルの脚は前記アウタハンドルケースに設けた
透孔より上方に突出させて横軸により前記支持腕に軸着
し、前記アウタハンドルケースの背面側には、金属プレ
ートを固定し、該金属プレートの上部には前記アウタハ
ンドルの開扉操作で回動するオープンレバーとラチェッ
トレバーとを軸着し、前記金属プレートの下部には前記
オープンレバーと前記ラチェットレバーとを継脱させう
るロックレバーを軸着し、かつ、ロック状態において
は、前記透孔より道具を挿入してラチェットレバーを回
動させようとしてもこれを防止するように前記金属プレ
ートの一部を切起して解錠防止突起を形成したハンドル
装置における開扉防止装置としたものである。また、本
願は、アウタハンドルケース1の上部2側に支持腕3、
4を一体的に設け、前記アウタハンドルケース1の正面
側の凹部6内にアウタハンドル5を配設し、該アウタハ
ンドル5の脚7は前記アウタハンドルケース1に設けた
透孔8より上方に突出して前記支持腕3、4に軸着し、
前記アウタハンドルケース1の背面側には金属プレート
11を任意の方法で固定し、該金属プレート11の上部
には前記脚7の開扉運動で回動するオープンレバー12
と該オープンレバー12の回動に連動するラチェットレ
バー21とを軸13により軸着し、前記金属プレート1
1の下部にはロックレバー14を軸15により軸着し、
前記オープンレバー12には軸13を中心とした空振円
弧溝17と軸13より下方の放射方向に伸びる切替溝1
8を前記ラチェットレバー21には軸13より下方の放
射方向に伸びる摺動溝26を形成し、前記ロックレバー
14にはリンク杆27の下端を軸止し、該リンク杆27
の上端の係合ピン19は前記空振円弧溝17及び切替溝
18及び摺動溝26に係合させ、該係合ピン19が摺動
溝26に沿って下方に移動するとアンロック状態になり
該係合ピン19が摺動溝26に沿って上方に移動すると
ロック状態になるようにし、ロック状態では、前記透孔
8より挿入した針金操作では、前記リンク杆27の頭部
近傍部分が当って前記ラチェットレバー21は回動させ
ることが出来なくなるよう前記金属プレート11の一部
を起立させて形成した解錠防止突起30を設けたハンド
ル装置における開扉防止装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1はアウタハンドルケースで、その上部2側には一対の
支持腕3、4が一体的に設けられる。5はアウタハンド
ルケース1の正面側の凹部6内に取付けられたアウタハ
ンドルで、アウタハンドル5の脚7は図5のようにアウ
タハンドルケース1に設けた透孔8より上方に突出し、
横軸9により前記支持腕3、4に軸着される。10は脚
7の上端当接部である。
1はアウタハンドルケースで、その上部2側には一対の
支持腕3、4が一体的に設けられる。5はアウタハンド
ルケース1の正面側の凹部6内に取付けられたアウタハ
ンドルで、アウタハンドル5の脚7は図5のようにアウ
タハンドルケース1に設けた透孔8より上方に突出し、
横軸9により前記支持腕3、4に軸着される。10は脚
7の上端当接部である。
【0006】前記アウタハンドルケース1の背面側に
は、金属プレート11が任意の方法で固定される。金属
プレート11の上部には前記脚7の開扉操作で回動する
オープンレバー12が軸13により軸着され、金属プレ
ート11の下部にはロックレバー14が軸15で軸着さ
れる。前記アウタハンドル5の脚7は、横軸9による軸
止部より上方に延長されて、その先端に上端当接部10
を形成し、上端当接部10はアウタハンドル5を開扉操
作すると下方に押下がるように形成する。前記オープン
レバー12の一部は前記上端当接部10の下方に臨んで
当接部16を形成し、アウタハンドル5を開扉操作して
上端当接部10により当接部16を押下げると、オープ
ンレバー12は軸13を中心に回動する。オープンレバ
ー12は図3のように、軸13を中心とした空振円弧溝
17と、軸13より放射方向に伸びる切替溝18とが形
成されていて、空振円弧溝17および切替溝18には係
合ピン19が係合している。20は前記オープンレバー
12を図1で常時右回転させるバネである。
は、金属プレート11が任意の方法で固定される。金属
プレート11の上部には前記脚7の開扉操作で回動する
オープンレバー12が軸13により軸着され、金属プレ
ート11の下部にはロックレバー14が軸15で軸着さ
れる。前記アウタハンドル5の脚7は、横軸9による軸
止部より上方に延長されて、その先端に上端当接部10
を形成し、上端当接部10はアウタハンドル5を開扉操
作すると下方に押下がるように形成する。前記オープン
レバー12の一部は前記上端当接部10の下方に臨んで
当接部16を形成し、アウタハンドル5を開扉操作して
上端当接部10により当接部16を押下げると、オープ
ンレバー12は軸13を中心に回動する。オープンレバ
ー12は図3のように、軸13を中心とした空振円弧溝
17と、軸13より放射方向に伸びる切替溝18とが形
成されていて、空振円弧溝17および切替溝18には係
合ピン19が係合している。20は前記オープンレバー
12を図1で常時右回転させるバネである。
【0007】しかして、前記軸13にはラチェットレバ
ー21も軸着されている。ラチェットレバー21は軸1
3より略上下両方向に伸びていて、上方に伸びる上片2
2と下方に伸びる下片23とを有し、上片22の上端に
は上部係合孔24を、下片23の下端には下部係合孔2
5を夫々形成し、上部係合孔24と下部係合孔25には
左右のロック装置(図省略)のラチェットに至るロッド
が結合され、ラチェットレバー21が回動すると、左右
のロック装置のラチェットを解除して開扉される。
ー21も軸着されている。ラチェットレバー21は軸1
3より略上下両方向に伸びていて、上方に伸びる上片2
2と下方に伸びる下片23とを有し、上片22の上端に
は上部係合孔24を、下片23の下端には下部係合孔2
5を夫々形成し、上部係合孔24と下部係合孔25には
左右のロック装置(図省略)のラチェットに至るロッド
が結合され、ラチェットレバー21が回動すると、左右
のロック装置のラチェットを解除して開扉される。
【0008】前記下片23には軸13より放射方向に伸
びる摺動溝26が形成され、摺動溝26には前記係合ピ
ン19が係合している。前記係合ピン19が図1の状態
にあるとロックで空振りであり、アウタハンドル5を開
扉操作して脚7を横軸9を中心に回動させ、上端当接部
10を下降させてオープンレバー12の当接部16を押
し下げ、オープンレバー12を回転させてもオープンレ
バー12で係合ピン19を回転させられないからラチェ
ットレバー21は回転せず、左右ロックはフルロックの
ままで開扉できない。
びる摺動溝26が形成され、摺動溝26には前記係合ピ
ン19が係合している。前記係合ピン19が図1の状態
にあるとロックで空振りであり、アウタハンドル5を開
扉操作して脚7を横軸9を中心に回動させ、上端当接部
10を下降させてオープンレバー12の当接部16を押
し下げ、オープンレバー12を回転させてもオープンレ
バー12で係合ピン19を回転させられないからラチェ
ットレバー21は回転せず、左右ロックはフルロックの
ままで開扉できない。
【0009】しかし、係合ピン19を摺動溝26に沿っ
て下方に移動させると、オープンレバー12が回転すれ
ば図8のように係合ピン19を介してラチェットレバー
21を回動させるから、ラチェットレバー21の上部係
合孔24、下部係合孔25に係合しているロッドを介し
て左右のロック装置のラチェットを夫々解錠するので開
扉できる。
て下方に移動させると、オープンレバー12が回転すれ
ば図8のように係合ピン19を介してラチェットレバー
21を回動させるから、ラチェットレバー21の上部係
合孔24、下部係合孔25に係合しているロッドを介し
て左右のロック装置のラチェットを夫々解錠するので開
扉できる。
【0010】前記のように14は前記係合ピン19を摺
動させるロックレバーであり、軸15により金属プレー
ト11の下方に軸止され、ロックレバー14にはリンク
杆27の下端が軸28で軸止され、リンク杆27の上端
に前記係合ピン19が取付けられる。なお、実施例は、
リンク杆27と軸28と係合ピン19は合成樹脂の一体
構造である。
動させるロックレバーであり、軸15により金属プレー
ト11の下方に軸止され、ロックレバー14にはリンク
杆27の下端が軸28で軸止され、リンク杆27の上端
に前記係合ピン19が取付けられる。なお、実施例は、
リンク杆27と軸28と係合ピン19は合成樹脂の一体
構造である。
【0011】しかして、前記透孔8より針金29を挿入
すると、ロック状態であっても、針金29の先端でラチ
ェットレバー21かその摺動溝26かにひっかけてこれ
を引くとラチェットレバー21を直接回動させることが
出来るから、盗難の惧れがある。そこで、本願は、ロッ
ク状態では、針金29操作では、ラチェットレバー21
を回動させることが出来なくなるよう解錠防止突起30
を設けたものである。解錠防止突起30は、前記金属プ
レート11の一部を起立させて形成する。31は解錠防
止突起30を形成するための窓である。即ち、ロック状
態では、図7のように、ラチェットレバー21の摺動溝
26に係合する係合ピン19またはリンク杆27の頭部
が前記解錠防止突起30に当るので、前記ラチェットレ
バー21は回動しなくなる。
すると、ロック状態であっても、針金29の先端でラチ
ェットレバー21かその摺動溝26かにひっかけてこれ
を引くとラチェットレバー21を直接回動させることが
出来るから、盗難の惧れがある。そこで、本願は、ロッ
ク状態では、針金29操作では、ラチェットレバー21
を回動させることが出来なくなるよう解錠防止突起30
を設けたものである。解錠防止突起30は、前記金属プ
レート11の一部を起立させて形成する。31は解錠防
止突起30を形成するための窓である。即ち、ロック状
態では、図7のように、ラチェットレバー21の摺動溝
26に係合する係合ピン19またはリンク杆27の頭部
が前記解錠防止突起30に当るので、前記ラチェットレ
バー21は回動しなくなる。
【0012】
【作用】次に作用を述べる。 (ロック作用)ロックレバー14を図1、図7の状態に
切替えるとロック状態であり、ロック状態ではロックレ
バー14に軸28で軸止されているリンク杆27は上動
し、リンク杆27が上動すると、リンク杆27の上端に
一体的に成形されている係合ピン19はオープンレバー
12の空振円弧溝17に臨むから、アウタハンドル5を
開扉操作してアウタハンドル5の脚7を回動させ、脚7
の上端当接部10を下動させてオープンレバー12の当
接部16を押してオープンレバー12を回動させても係
合ピン19には伝動されず、空振りであってラチェット
レバー21は回動しないから開扉はできない。
切替えるとロック状態であり、ロック状態ではロックレ
バー14に軸28で軸止されているリンク杆27は上動
し、リンク杆27が上動すると、リンク杆27の上端に
一体的に成形されている係合ピン19はオープンレバー
12の空振円弧溝17に臨むから、アウタハンドル5を
開扉操作してアウタハンドル5の脚7を回動させ、脚7
の上端当接部10を下動させてオープンレバー12の当
接部16を押してオープンレバー12を回動させても係
合ピン19には伝動されず、空振りであってラチェット
レバー21は回動しないから開扉はできない。
【0013】(アンロックの作用)ロックレバー14を
図8の状態に切替えるとアンロックであり、アンロック
状態では、ロックレバー14の回動でリンク杆27は下
降し、リンク杆27が下降するとリンク杆27に一体的
に形成されている係合ピン19は摺動溝26と切替溝1
8に沿って下降するから、オープンレバー12とラチェ
ットレバー21は係合ピン19を介して連結状態にな
る。それゆえ、アウタハンドル5を開扉操作して、脚7
の上端当接部10よりオープンレバー12の当接部16
を押下げると、係合ピン19を介してラチェットレバー
21は回動し、ラチェットレバー21の上片22及び下
片23に連結されているロッドを介して左右ロックのラ
チェットを解錠し、開扉できる。
図8の状態に切替えるとアンロックであり、アンロック
状態では、ロックレバー14の回動でリンク杆27は下
降し、リンク杆27が下降するとリンク杆27に一体的
に形成されている係合ピン19は摺動溝26と切替溝1
8に沿って下降するから、オープンレバー12とラチェ
ットレバー21は係合ピン19を介して連結状態にな
る。それゆえ、アウタハンドル5を開扉操作して、脚7
の上端当接部10よりオープンレバー12の当接部16
を押下げると、係合ピン19を介してラチェットレバー
21は回動し、ラチェットレバー21の上片22及び下
片23に連結されているロッドを介して左右ロックのラ
チェットを解錠し、開扉できる。
【0014】(本願独自の作用)しかして、本願は、本
願のアウタハンドル5の脚7はアウタハンドルケース1
に形成した透孔8より内部に挿入されているから、該透
孔8は隙間を有し、該透孔8より針金29の挿入は可能
である。それゆえ、ロック状態であっても、挿入した針
金29の先端をラチェットレバー21かその摺動溝26
かにひっかけてこれを引くと、ラチェットレバー21を
直接回動させることが出来るから、盗難の惧れがある。
そこで、本願は、ロック状態では、前記針金29操作で
は、ラチェットレバー21を回動させることが出来なく
なるよう解錠防止突起30を設けたものである。解錠防
止突起30は、前記金属プレート11の一部を起立させ
て形成する。即ち、ロック状態では、図7のように、ラ
チェットレバー21の摺動溝26に係合する係合ピン1
9またはリンク杆27の頭部が前記解錠防止突起30に
当るので、前記ラチェットレバー21は回動しなくな
る。
願のアウタハンドル5の脚7はアウタハンドルケース1
に形成した透孔8より内部に挿入されているから、該透
孔8は隙間を有し、該透孔8より針金29の挿入は可能
である。それゆえ、ロック状態であっても、挿入した針
金29の先端をラチェットレバー21かその摺動溝26
かにひっかけてこれを引くと、ラチェットレバー21を
直接回動させることが出来るから、盗難の惧れがある。
そこで、本願は、ロック状態では、前記針金29操作で
は、ラチェットレバー21を回動させることが出来なく
なるよう解錠防止突起30を設けたものである。解錠防
止突起30は、前記金属プレート11の一部を起立させ
て形成する。即ち、ロック状態では、図7のように、ラ
チェットレバー21の摺動溝26に係合する係合ピン1
9またはリンク杆27の頭部が前記解錠防止突起30に
当るので、前記ラチェットレバー21は回動しなくな
る。
【0015】
【発明の効果】公知のものは、前記透孔より針金のよう
な道具を挿入すると、前記ラチェットレバーを回動させ
て、開扉され、盗難されるおそれがあった。しかるに、
本願は、アウタハンドルケース1の上部側に支持腕3、
4を一体的に設け、該アウタハンドルケース1の正面側
の凹部6内に取付けられたアウタハンドル5の脚7は前
記アウタハンドルケース1に設けた透孔8より上方に突
出させて横軸9により前記支持腕3、4に軸着し、前記
アウタハンドルケース1の背面側には、金属プレート1
1を固定し、該金属プレート11の上部には前記アウタ
ハンドル5の開扉操作で回動するオープンレバー12と
ラチェットレバー21とを軸着し、前記金属プレート1
1の下部には前記オープンレバー12と前記ラチェット
レバー21とを継脱させうるロックレバー14を軸着
し、かつ、ロック状態においては、前記透孔8より道具
を挿入してラチェットレバー21を回動させようとして
もこれを防止するように前記金属プレート11の一部を
切起して解錠防止突起30を形成したハンドル装置にお
ける開扉防止装置としたから、解錠防止突起31がある
ので盗難を防止するのみならず、金属プレート11の一
部を切起して解錠防止突起30を形成するのであるから
製造容易であり、かつ、レバー群は金属プレート11に
取付けるのであるから、レバー群をアウタハンドルケー
スに取付けたものに比し、組立容易、構造堅牢である。
また、アウタハンドルケース1の上部2側に支持腕3、
4を一体的に設け、前記アウタハンドルケース1の正面
側の凹部6内にアウタハンドル5を配設し、該アウタハ
ンドル5の脚7は前記アウタハンドルケース1に設けた
透孔8より上方に突出して前記支持腕3、4に軸着し、
前記アウタハンドルケース1の背面側には金属プレート
11を任意の方法で固定し、該金属プレート11の上部
には前記脚7の開扉運動で回動するオープンレバー12
と該オープンレバー12の回動に連動するラチェットレ
バー21とを軸13により軸着し、前記金属プレート1
1の下部にはロックレバー14を軸15により軸着し、
前記オープンレバー12には軸13を中心とした空振円
弧溝17と軸13より下方の放射方向に伸びる切替溝1
8を前記ラチェットレバー21には軸13より下方の放
射方向に伸びる摺動溝26を形成し、前記ロックレバー
14にはリンク杆27の下端を軸止し、該リンク杆27
の上端の係合ピン19は前記空振円弧溝17及び切替溝
18及び摺動溝26に係合させ、該係合ピン19が摺動
溝26に沿って下方に移動するとアンロック状態になり
該係合ピン19が摺動溝26に沿って上方に移動すると
ロック状態になるようにし、ロック状態では、前記透孔
8より挿入した針金操作では、前記リンク杆27の頭部
近傍部分が当って前記ラチェットレバー21は回動させ
ることが出来なくなるよう前記金属プレート11の一部
を起立させて形成した解錠防止突起30を設けたハンド
ル装置における開扉防止装置としたものであるから、実
施化容易である。
な道具を挿入すると、前記ラチェットレバーを回動させ
て、開扉され、盗難されるおそれがあった。しかるに、
本願は、アウタハンドルケース1の上部側に支持腕3、
4を一体的に設け、該アウタハンドルケース1の正面側
の凹部6内に取付けられたアウタハンドル5の脚7は前
記アウタハンドルケース1に設けた透孔8より上方に突
出させて横軸9により前記支持腕3、4に軸着し、前記
アウタハンドルケース1の背面側には、金属プレート1
1を固定し、該金属プレート11の上部には前記アウタ
ハンドル5の開扉操作で回動するオープンレバー12と
ラチェットレバー21とを軸着し、前記金属プレート1
1の下部には前記オープンレバー12と前記ラチェット
レバー21とを継脱させうるロックレバー14を軸着
し、かつ、ロック状態においては、前記透孔8より道具
を挿入してラチェットレバー21を回動させようとして
もこれを防止するように前記金属プレート11の一部を
切起して解錠防止突起30を形成したハンドル装置にお
ける開扉防止装置としたから、解錠防止突起31がある
ので盗難を防止するのみならず、金属プレート11の一
部を切起して解錠防止突起30を形成するのであるから
製造容易であり、かつ、レバー群は金属プレート11に
取付けるのであるから、レバー群をアウタハンドルケー
スに取付けたものに比し、組立容易、構造堅牢である。
また、アウタハンドルケース1の上部2側に支持腕3、
4を一体的に設け、前記アウタハンドルケース1の正面
側の凹部6内にアウタハンドル5を配設し、該アウタハ
ンドル5の脚7は前記アウタハンドルケース1に設けた
透孔8より上方に突出して前記支持腕3、4に軸着し、
前記アウタハンドルケース1の背面側には金属プレート
11を任意の方法で固定し、該金属プレート11の上部
には前記脚7の開扉運動で回動するオープンレバー12
と該オープンレバー12の回動に連動するラチェットレ
バー21とを軸13により軸着し、前記金属プレート1
1の下部にはロックレバー14を軸15により軸着し、
前記オープンレバー12には軸13を中心とした空振円
弧溝17と軸13より下方の放射方向に伸びる切替溝1
8を前記ラチェットレバー21には軸13より下方の放
射方向に伸びる摺動溝26を形成し、前記ロックレバー
14にはリンク杆27の下端を軸止し、該リンク杆27
の上端の係合ピン19は前記空振円弧溝17及び切替溝
18及び摺動溝26に係合させ、該係合ピン19が摺動
溝26に沿って下方に移動するとアンロック状態になり
該係合ピン19が摺動溝26に沿って上方に移動すると
ロック状態になるようにし、ロック状態では、前記透孔
8より挿入した針金操作では、前記リンク杆27の頭部
近傍部分が当って前記ラチェットレバー21は回動させ
ることが出来なくなるよう前記金属プレート11の一部
を起立させて形成した解錠防止突起30を設けたハンド
ル装置における開扉防止装置としたものであるから、実
施化容易である。
【図1】背面図。
【図2】ラチェットレバー背面図。
【図3】オープンレバー背面図。
【図4】A−A断面図。
【図5】B−B断面図。
【図6】金属プレート背面図。
【図7】ロック状態図。
【図8】アンロック状態図。
1…アウタハンドルケース、2…上部、3…支持腕、4
…支持腕、5…アウタハンドル、6…凹部、7…脚、8
…透孔、9…横軸、10…上端当接部、11…金属プレ
ート、12…オープンレバー、13…軸、14…ロック
レバー、15…軸、16…当接部、17…空振円弧溝、
18…切替溝、19…係合ピン、20…バネ、21…ラ
チェットレバー、22…上片、23…下片、24…上部
係合孔、25…下部係合孔、26…摺動溝、27…リン
ク杆、28…軸、29…針金、30…解錠防止突起、3
1…窓。
…支持腕、5…アウタハンドル、6…凹部、7…脚、8
…透孔、9…横軸、10…上端当接部、11…金属プレ
ート、12…オープンレバー、13…軸、14…ロック
レバー、15…軸、16…当接部、17…空振円弧溝、
18…切替溝、19…係合ピン、20…バネ、21…ラ
チェットレバー、22…上片、23…下片、24…上部
係合孔、25…下部係合孔、26…摺動溝、27…リン
ク杆、28…軸、29…針金、30…解錠防止突起、3
1…窓。
Claims (2)
- 【請求項1】 アウタハンドルケースの上部側に支持腕
を一体的に設け、該アウタハンドルケースの正面側の凹
部内に取付けられたアウタハンドルの脚は前記アウタハ
ンドルケースに設けた透孔より上方に突出させて横軸に
より前記支持腕に軸着し、前記アウタハンドルケースの
背面側には、金属プレートを固定し、該金属プレートの
上部には前記アウタハンドルの開扉操作で回動するオー
プンレバーとラチェットレバーとを軸着し、前記金属プ
レートの下部には前記オープンレバーと前記ラチェット
レバーとを継脱させうるロックレバーを軸着し、かつ、
ロック状態においては、前記透孔より道具を挿入してラ
チェットレバーを回動させようとしてもこれを防止する
ように前記金属プレートの一部を切起して解錠防止突起
を形成したハンドル装置における開扉防止装置。 - 【請求項2】 アウタハンドルケース1の上部2側に支
持腕3、4を一体的に設け、前記アウタハンドルケース
1の正面側の凹部6内にアウタハンドル5を配設し、該
アウタハンドル5の脚7は前記アウタハンドルケース1
に設けた透孔8より上方に突出して前記支持腕3、4に
軸着し、前記アウタハンドルケース1の背面側には金属
プレート11を任意の方法で固定し、該金属プレート1
1の上部には前記脚7の開扉運動で回動するオープンレ
バー12と該オープンレバー12の回動に連動するラチ
ェットレバー21とを軸13により軸着し、前記金属プ
レート11の下部にはロックレバー14を軸15により
軸着し、前記オープンレバー12には軸13を中心とし
た空振円弧溝17と軸13より下方の放射方向に伸びる
切替溝18を前記ラチェットレバー21には軸13より
下方の放射方向に伸びる摺動溝26を形成し、前記ロッ
クレバー14にはリンク杆27の下端を軸止し、該リン
ク杆27の上端の係合ピン19は前記空振円弧溝17及
び切替溝18及び摺動溝26に係合させ、該係合ピン1
9が摺動溝26に沿って下方に移動するとアンロック状
態になり該係合ピン19が摺動溝26に沿って上方に移
動するとロック状態になるようにし、ロック状態では、
前記透孔8より挿入した針金操作では、前記リンク杆2
7の頭部近傍部分が当って前記ラチェットレバー21は
回動させることが出来なくなるよう前記金属プレート1
1の一部を起立させて形成した解錠防止突起30を設け
たハンドル装置における開扉防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27804797A JP3171571B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ハンドル装置における開扉防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27804797A JP3171571B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ハンドル装置における開扉防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11101040A JPH11101040A (ja) | 1999-04-13 |
JP3171571B2 true JP3171571B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17591920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27804797A Expired - Fee Related JP3171571B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | ハンドル装置における開扉防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171571B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101683741B1 (ko) * | 2016-01-12 | 2016-12-07 | 금오공과대학교 산학협력단 | 플렉서블 수액 공급 튜브 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4914763B2 (ja) * | 2007-05-22 | 2012-04-11 | 株式会社アルファ | ハンドル装置 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP27804797A patent/JP3171571B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101683741B1 (ko) * | 2016-01-12 | 2016-12-07 | 금오공과대학교 산학협력단 | 플렉서블 수액 공급 튜브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11101040A (ja) | 1999-04-13 |
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