JP5116570B2 - 自転車用錠装置および自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、出退自在な閂杆を有する自転車用錠装置および自転車用錠装置を備えた自転車に関する。
従来、この種の自転車用錠装置としては例えば、図32,33に示すように、自転車11のスタンド装置12に連動して作動するサークル錠13がある。サークル錠13は、後車輪14の回転を阻止する施錠位置Aと後車輪14の回転阻止を解除する開錠位置Bとに回動自在な閂杆15と、シリンダー錠型の施錠機構16とを有している。閂杆15の基端部にはレバー17が設けられている。
スタンド装置12は、車体フレームに取り付けられる取付板19と、取付板19に揺動自在に設けられたスタンド20と、スタンド20を倒した際にスタンド20を持ち上げておくためのばね21と、スタンド20を立てた状態でロックするロック装置22とを有している。
スタンド20の基端部にはワイヤー23の一端が接続され、ワイヤー23の他端がサークル錠13のレバー17に接続され、これにより、スタンド装置12とサークル錠13とがワイヤー23を介して連動連結されている。
これによると、駐輪する時には、図32の実線で示すように、スタンド20を立てた際に、スタンド20の一方向への揺動によりワイヤー23が下方向へ牽引され、図33の仮想線で示すように、サークル錠13の閂杆15が開錠位置Bから施錠位置Aに回動する。これにより、スタンド20の起立とともに自転車11が自動的に施錠される。
また、走行する時には、施錠機構16の鍵穴に鍵を差し込んで回し、施錠機構16を開錠待機状態にして、図32の仮想線で示すように、スタンド20を跳ね上げて横倒させる。これにより、スタンド20が他方向へ揺動してワイヤー23が押し上げられ、図33の実線で示すように、閂杆15が施錠位置Aから開錠位置Bに回動し、自転車11が開錠される。
尚、前記のようにスタンド装置12に連動して作動するサークル錠13については、下記特許文献1,2に記載されている。
特開2002−178970 特開2002−249088
しかしながら前記の従来形式では、図32の仮想線で示すように、スタンド20を横倒させて自転車11を走行させているとき、振動やバウンドによってスタンド20が不用意に揺動して、ワイヤー23が下方向へ牽引され、走行中に閂杆15が開錠位置Bから施錠位置Aに回動し、誤って施錠されてしまう虞がある。
また、図32の実線で示すように、スタンド20を立てると、これに連動して直ちに自転車11が自動的に施錠されるため、発進時には、その都度、鍵を回して施錠機構16を開錠待機状態にする必要がある。したがって、施錠せずに短時間だけ駐輪したい場合等においては、逆に利便性が悪いといった問題がある。
本発明は、走行中にスタンドが不用意に揺動しても、誤って施錠されてしまうのを防止することができ、また、施錠せずに駐輪することも可能な自転車用錠装置、および、このような自転車用錠装置を備えた自転車を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明における自転車用錠装置は、閂杆を開錠位置に固定する第1の固定手段と、閂杆を施錠位置に固定する第2の固定手段と、閂杆を開錠方向に付勢する第1の付勢手段と、閂杆を施錠方向に付勢する第2の付勢手段と、第1の付勢手段による開錠方向への開錠用付勢力と第2の付勢手段による施錠方向への施錠用付勢力とを蓄える蓄力手段と、第1の固定手段による閂杆の固定を解除するとともに蓄力手段によって蓄えられた施錠用付勢力を解放する操作部と、第2の固定手段による閂杆の固定を解除するとともに蓄力手段によって蓄えられた開錠用付勢力を解放する錠機構と、蓄力手段と自転車のスタンドとを連動連結する連動連結手段とを有し、開錠状態でスタンドを立てた場合、蓄力手段が作動して開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられるものである。
これによると、スタンドを跳ね上げて倒した場合、閂杆は第1の固定手段によって開錠位置に固定されているため、走行中にスタンドが不用意に揺動しても、閂杆が開錠位置から施錠位置に移動して誤って施錠されてしまうのを防止することができる。
また、スタンドを立てた場合、閂杆が第1の固定手段により開錠位置に固定されたままの状態で、開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられるだけであり、操作部を操作しない限り、直ちに施錠されることはない。これにより、施錠せずに駐輪することも可能となり、短時間だけ駐輪したい場合等において利便性が良い。
以上のように本発明によると、スタンドを跳ね上げて倒した場合、閂杆は第1の固定手段によって開錠位置に固定されているため、走行中にスタンドが不用意に揺動しても、閂杆が開錠位置から施錠位置に移動して誤って施錠されてしまうのを防止することができる。これにより、走行中の安全性が確保される。
また、スタンドを立てた場合、閂杆が第1の固定手段により開錠位置に固定されたままの状態で、開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられるだけなので、操作部を操作しない限り、直ちに施錠されることはない。これにより、施錠せずに駐輪することも可能となり、短時間だけ駐輪したい場合等において利便性が良い。
本第1発明における自転車用錠装置は、車輪の回転を阻止する施錠位置と車輪の回転阻止を解除する開錠位置とに移動自在な閂杆と、閂杆を開錠位置に固定する第1の固定手段と、閂杆を施錠位置に固定する第2の固定手段と、閂杆を開錠方向に付勢する第1の付勢手段と、閂杆を施錠方向に付勢する第2の付勢手段と、第1の付勢手段による開錠方向への開錠用付勢力と第2の付勢手段による施錠方向への施錠用付勢力とを蓄える蓄力手段と、第1の固定手段による閂杆の固定を解除するとともに蓄力手段によって蓄えられた施錠用付勢力を解放する操作部と、第2の固定手段による閂杆の固定を解除するとともに蓄力手段によって蓄えられた開錠用付勢力を解放する錠機構と、蓄力手段と自転車のスタンドとを連動連結する連動連結手段とを有し、開錠状態でスタンドを立てた場合、蓄力手段が作動して開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられるものである。
これによると、(1)スタンドを跳ね上げて倒し、自転車用錠装置を開錠している状態では、閂杆は、第1の付勢手段によって開錠位置に移動しているとともに、第1の固定手段によって開錠位置に固定されている。
(2)その後、スタンドを立てた場合、閂杆が開錠位置に固定されたままの状態で、前記スタンド操作に連動して蓄力手段が作動し、開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられる。
(3)次に、操作部を操作することにより、第1の固定手段による閂杆の固定が解除されるとともに蓄力手段によって蓄えられた施錠用付勢力が解放され、閂杆は、施錠用付勢力によって開錠位置から施錠位置に移動し、第2の固定手段によって施錠位置に固定される。この状態で錠機構から鍵を抜くことにより、自転車用錠装置が施錠状態に保たれる。
(4)その後、自転車用錠装置を開錠する場合、鍵を錠機構に差し込んで操作することにより、第2の固定手段による閂杆の固定が解除されるとともに蓄力手段によって蓄えられた開錠用付勢力が解放され、閂杆は、第1の付勢手段によって施錠位置から開錠位置へ移動し、第1の固定手段によって開錠位置に固定される。これにより、自転車用錠装置が開錠される。
(5)その後、スタンドを跳ね上げて倒し、自転車を発進させる。
前記(1)(5)に記載したように、スタンドを跳ね上げて倒した場合、閂杆は第1の固定手段によって開錠位置に固定されているため、走行中にスタンドが不用意に揺動しても、閂杆が開錠位置から施錠位置に移動して誤って施錠されてしまうのを防止することができる。
また、前記(2)に記載したように、スタンドを立てた場合、閂杆が第1の固定手段により開錠位置に固定されたままの状態で、開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられるだけであり、操作部を操作しない限り、直ちに施錠されることはない。これにより、施錠せずに駐輪することも可能となり、短時間だけ駐輪したい場合等において利便性が良い。
本第2発明における自転車用錠装置は、蓄力手段は、第1および第2の切換位置に移動自在なプッシャーと、プッシャーを第1の切換位置から第2の切換位置に移動させるスライダーと、プッシャーおよびスライダーを切り離し自在に接続する接続手段とを有し、プッシャーを第2の切換位置に固定する第3の固定手段が設けられ、連動連結手段はスタンドとスライダーとに接続され、操作部は、第3の固定手段を作動させてプッシャーを固定させる機能と、接続手段による接続を解除してプッシャーおよびスライダーを切り離す機能とを有し、プッシャーが第2の切換位置から第1の切換位置へ移動した場合、プッシャーに連動して閂杆が施錠位置から開錠位置へ移動し、開錠状態でスタンドを立てた場合、プッシャーがスライダーに接続された状態で第1の切換位置から第2の切換位置へ移動することにより、開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられ、開錠状態でスタンドを倒した場合、スライダーが第2の切換位置から第1の切換位置へ移動するものである。
これによると、(1)スタンドを跳ね上げて倒し、自転車用錠装置を開錠している状態では、閂杆は、第1の付勢手段によって開錠位置に移動しているとともに、第1の固定手段によって開錠位置に固定されている。この際、プッシャーとスライダーとは接続手段で接続された状態で第1の切換位置に移動している。
(2)その後、スタンドを立てた場合、閂杆が開錠位置に固定されたままの状態で、前記スタンドの操作に連動してスライダーが第1の切換位置から第2の切換位置へ移動するとともに、スライダーに接続されたプッシャーも第1の切換位置から第2の切換位置へ移動し、これにより、開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられる。
(3)次に、操作部を操作することにより、プッシャーが第3の固定手段によって第2の切換位置に固定され、プッシャーとスライダーとが切り離され、第1の固定手段による閂杆の固定が解除されるとともに蓄力手段によって蓄えられた施錠用付勢力が解放される。これにより、閂杆は、施錠用付勢力によって開錠位置から施錠位置に移動し、第2の固定手段によって施錠位置に固定される。この状態で錠機構から鍵を抜くことにより、自転車用錠装置が施錠状態に保たれる。
(4)その後、自転車用錠装置を開錠する場合、鍵を錠機構に差し込んで操作することにより、第2の固定手段による閂杆の固定が解除されるとともに蓄力手段によって蓄えられた開錠用付勢力が解放され、プッシャーが第1の付勢手段によって第2の切換位置から第1の切換位置へ移動する。このプッシャーに連動して、閂杆が、施錠位置から開錠位置へ移動し、第1の固定手段によって開錠位置に固定される。これにより、自転車用錠装置が開錠される。
(5)その後、スタンドを跳ね上げて倒すと、前記スタンドの操作に連動してスライダーが第2の切換位置から第1の切換位置へ移動し、プッシャーとスライダーとが接続手段で接続される。
本第3発明における自転車用錠装置は、施錠状態と開錠状態とを区別して表示する表示手段が備えられているものである。
これによると、錠装置の現在の使用状態が施錠状態なのか或いは開錠状態なのかを迅速且つ正確に把握することができる。
本第4発明は、前記第1発明から第3発明のいずれか1項に記載の自転車用錠装置を備えたことを特徴とする自転車である。
以下に、本発明における実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1,図2に示すように、31は自転車であり、フレーム体32の後端部には両足スタンド33が設けられ、フレーム体32のバックホーク34にはサークル錠装置35(自転車用錠装置の一例)が設けられている。サークル錠装置35は以下のように構成されている。
図3〜図9に示すように、逆U形状(馬蹄形状)の錠ケース36内には、後車輪37の回転を阻止する施錠位置Aと後車輪37の回転阻止を解除する開錠位置Bとに移動自在な円弧状の閂杆38と、閂杆38を開錠方向Cに付勢する一方の引張コイルばね39(第1の付勢手段の一例)と、閂杆38を施錠方向Dに付勢する圧縮コイルばね40(第2の付勢手段の一例)と、一方の引張コイルばね39による開錠方向Cへの開錠用付勢力と圧縮コイルばね40による施錠方向Dへの施錠用付勢力とを蓄える蓄力手段42とが設けられている。
図3,図4に示すように、錠ケース36は、正面ケース36aと、正面ケース36aの背後に設けられた背面ケース36bとからなる。
また、サークル錠装置35は、図17に示すように閂杆38を開錠位置Bに固定する第1の固定手段44と、図5,図6に示すように閂杆38を施錠位置Aに固定する第2の固定手段45と、第1の固定手段44による閂杆38の固定を解除するとともに蓄力手段42によって蓄えられた施錠用付勢力を解放する操作部46(図3参照)と、第2の固定手段45による閂杆38の固定を解除するとともに蓄力手段42によって蓄えられた開錠用付勢力を解放する錠機構47(図3参照)とを有している。
図17に示すように、第1の固定手段44は、閂杆38の内周面に形成されて径方向内側へ突出する固定用突条部67と、固定用突条部67の施錠方向D側の端部に係脱自在な固定用板部68とを有している。
図5〜図8に示すように、第2の固定手段45は、錠ケース36に設けられた固定用部材77と、閂杆38の外周面に形成された固定用凹部78(図8参照)と、圧縮コイルばね79とを有している。固定用部材77は、図6に示すように固定用凹部78に嵌り込んで閂杆38を施錠位置Aに固定する第2の固定位置Iと、図8に示すように固定用凹部78から離脱して閂杆38の固定を解除する第2の固定解除位置Jとに移動自在である。尚、圧縮コイルばね79は固定用部材77を第2の固定解除位置Jから第2の固定位置Iに向けて付勢している。
蓄力手段42は、第1および第2の切換位置E,Fに移動自在なプッシャー49と、プッシャー49を第1の切換位置E(図7,図8参照)から第2の切換位置F(図5,図6参照)に移動させるスライダー50と、プッシャー49およびスライダー50を切り離し自在に接続するコネクター51(接続手段の一例)とを有している。
図10(a)に示すように、閂杆38には空洞部55が形成され、閂杆38の開錠方向C側の端部には閂側係合部57が設けられている。
図10(b)に示すように、プッシャー49は、円弧状のロッド部53と、ロッド部53の施錠方向D側の端部に設けられたプレート部54およびプッシャー側係合部56とを有している。図17,図19に示すように、プッシャー49のロッド部53は閂杆38の空洞部55に挿脱自在である。図27に示すように、プッシャー側係合部56は閂側係合部57に開錠方向Cから係合可能である。また、プッシャー49のプレート部54は閂杆38の外周側に位置している。
尚、一方の引張コイルばね39の一端はロッド部53の端部に接続され、他端は錠ケース36内の固定片に接続されている。また、圧縮コイルばね40はロッド部53に外嵌されている。
図5〜図9および図10(c)に示すように、スライダー50は、円弧状に形成され、プッシャー49の背後において、プッシャー49と同様に第1および第2の切換位置E,Fに移動自在であり、他方の引張コイルばね41(第3の付勢手段の一例)によって第1の切換位置Eに付勢されている。尚、他方の引張コイルばね41の一端はスライダー50に接続され、他端は錠ケース36内の固定片に接続されている。
スライダー50の外周面には、径方向外側へ突出する突条部58が形成され、突条部58の施錠方向Dの端部には凹部59が形成されている。
図7〜図14に示すように、コネクター51は、プッシャー49に挿通されたピン61と、ピン61の先端部に固定された固定板62と、プッシャー49と固定板62との間に設けられた接続片63と、圧縮コイルばね64(付勢具)とを有している。ピン61はプッシャー49の背後に突出しており、ピン61の頭部が前記プッシャー側係合部56に相当している。
接続片63は、凹部59に嵌脱自在な凸部65を有し、閂杆38の移動方向に直交するピン61の軸心方向(サークル錠装置35の厚さ方向)へ移動自在であり、凸部65が凹部59に嵌合する接続位置Gと凹部59から離脱する非接続位置Hとに切換えられ、且つ、圧縮コイルばね64の付勢力によって接続位置G側(手前側)に付勢されている。図12の実線,図13の仮想線,図14(a)に示すように、接続片63が接続位置Gに切換えられて凸部65が凹部59に嵌合することにより、プッシャー49とスライダー50とが開錠方向Cと施錠方向Dとにおいて接続される。
尚、図19,図20に示すように、閂杆38が第1の固定手段44によって開錠位置Bに固定されている状態で、プッシャー49が第2の切換位置Fに移動することにより、圧縮コイルばね40が圧縮されて施錠用付勢力が蓄えられるとともに、一方の引張コイルばね39が引っ張られて開錠用付勢力が蓄えられる。
また、図5〜図8に示すように、プッシャー49は第3の固定手段52によって第2の切換位置Fに固定される。第3の固定手段52は、第3の固定位置Kおよび固定解除位置Lに移動自在な固定用部材88と、固定用部材88を第3の固定位置Kへ付勢する圧縮コイルばね89とを有している。固定用部材88は、錠ケース36内に設けられており、図5,図6に示すように、第3の固定位置Kにおいてプッシャー49のプレート部54の開錠方向C側の端部に係合可能であり、図7,図8に示すように、第3の固定解除位置Lにおいてプッシャー49のプレート部54から離脱する。
操作部46は、第1の固定手段44による閂杆38の固定を解除する機能と、蓄力手段42によって蓄えられた施錠用付勢力を解放する機能と、第3の固定手段52を作動させてプッシャー49を第2の切換位置Fに固定させる機能と、コネクター51による接続を解除する機能とを有している。
すなわち、図3,図5〜図9に示すように、操作部46は、押しボタン70と、押しボタン70の裏側に設けられた可動部材71と、圧縮コイルばね72とを有している。押しボタン70は錠ケース36の手前側に設けられている。図15に示すように、可動部材71は、固定用板部68と、コネクター51による接続を解除する接続解除用板部73と、押しボタン70の裏側に当接している受け板部74とを有している。固定用板部68と接続解除用板部73とは受け板部74の両端に設けられ、図17に示すように、固定用板部68は閂杆38の内周側、接続解除用板部73は閂杆38の外周側に位置している。
固定用板部68には凹部75が形成され、図16,図17,図23に示すように、固定用突条部67は凹部75に嵌脱自在である。可動部材71は第1の固定位置Mと第1の固定解除位置Nとに移動自在であり、図16(a),図17に示すように、第1の固定位置Mにおいて、固定用板部68が固定用突条部67の施錠方向D側の端部に係合して、閂杆38が固定される。また、図16(b),図23に示すように、第1の固定解除位置Nにおいて、固定用突条部67が凹部75に嵌合して閂杆38の固定が解除されるとともに、接続片63が接続解除用板部73によって押されて接続位置Gから非接続位置Hに切換えられ、コネクター51による接続が解除される。
また、圧縮コイルばね72は可動部材71を第1の固定位置Mに付勢しており、圧縮コイルばね72の付勢力に抗して押しボタン70を押し込むことで、可動部材71が第1の固定位置Mから第1の固定解除位置Nに移動し、これにより、圧縮コイルばね40が伸長して施錠用付勢力が解放される。
錠機構47は、第2の固定手段45による閂杆38の固定を解除する機能と、蓄力手段42によって蓄えられた開錠用付勢力を解放する機能とを有している。すなわち、図5〜図9に示すように、錠機構47は、鍵穴81を有し且つ錠ケース36に設けられたシリンダー錠であり、鍵穴81に差し込まれる鍵82と一体に回動する回動軸83と、回動軸83の先端に設けられた第1のカム84とを有している。第1のカム84には、固定用部材77に係合する第1の係合突起85と、第2の係合突起95とが設けられている。
また、錠機構47と第3の固定手段52とは連動機構91を介して連動している。連動機構91は、錠ケース36内に上下移動自在に設けられたリンクプレート92と、錠ケース36内に備えられた支軸93に回動自在に設けられた第2のカム94とを有している。リンクプレート92の下端は錠機構47の第1のカム84の第2の係合突起95に上方から係合可能である。
また、第2のカム94には第3および第4の係合突起96,97が形成されており、リンクプレート92の上端は第3の係合突起96に下方から係合可能である。第4の係合突起97は固定用部材88に形成された係合溝98に嵌め込まれている。
図26に示すように、鍵82を鍵穴81に差し込んで一方向Pへ回すことにより、第1のカム84が一方向Pへ回動し、第1の係合突起85を介して固定用部材77が第2の固定位置Iから第2の固定解除位置Jに移動し、一方の引張コイルばね39が短縮して開錠用付勢力が解放されるとともに、第2の係合突起95を介してリンクプレート92が持ち上げられ、第3の係合突起96を介して第2のカム94が一方向Q1へ回動し、第4の係合突起97を介して第3の固定手段52の固定用部材88が第3の固定位置Kから第3の固定解除位置Lに移動する。
また、第3の固定手段52の固定用部材88は保持手段100によって第3の固定解除位置Lに保持される。図5〜図8および図16に示すように、保持手段100は、リンクプレート92に設けられた一方の突片101と、操作部46の可動部材71の接続解除用板部73に設けられ且つ一方の突片101に対して下方から係脱自在な他方の突片102とを有している。
図7,図8および図16(a)に示すように、操作部46の可動部材71が第1の固定位置Mにある場合、他方の突片102が一方の突片101に下方から係合して、リンクプレート92の下動が阻止され、これにより、第2のカム94の他方向Q2への回動が阻止されて、第3の固定手段52の固定用部材88が第3の固定解除位置Lに保持される。
また、図5,図6および図16(b)に示すように、押しボタン70を押して可動部材71を第1の固定位置Mから第1の固定解除位置Nに切換えた場合、他方の突片102が一方の突片101から離脱し、リンクプレート92が下動可能な状態になり、第3の固定手段52の固定用部材88が圧縮コイルばね89の付勢力により第3の固定解除位置Lから第3の固定位置Kに移動する。
図1,図2に示すように、両足スタンド33は、フレーム体32に取り付けられる取付板111と、取付板111に揺動自在に設けられたスタンド足112と、スタンド足112を倒した際にスタンド足112を持ち上げておくためのばね113と、スタンド足112を立てた状態でロックするロック装置114とを有している。
図1,図2,図6,図8に示すように、スタンド足112の左右片側とスライダー50の施錠方向D側の端部とはワイヤー115(連動連結手段の一例)を介して連動連結されている。ワイヤー115は、アウターケーシング116と、アウターケーシング116内に挿通されたケーブル117とで構成されている。取付板111にはケーブル117を案内する案内ローラ118が設けられている。
以下、前記構成における作用を説明する。
(1)図1の仮想線で示すようにスタンド足112を跳ね上げて倒し、図17,図18に示すように、閂杆38が開錠位置Bに切換えられてサークル錠装置35が開錠している状態では、閂杆38は一方の引張コイルばね39の引張力(付勢力)によって開錠位置Bに移動しているとともに、操作部46の可動部材71が圧縮コイルばね72の付勢力によって第1の固定位置Mに移動し、第1の固定手段44の固定用板部68が固定用突条部67の施錠方向D側の端部に係合している。これにより、閂杆38は第1の固定手段44によって開錠位置Bに固定されている。
この際、ケーブル117は弛んでいるため、スライダー50は他方の引張コイルばね41の引張力(付勢力)によって第1の切換位置Eに移動し、同様に、プッシャー49は一方の引張コイルばね39の引張力(付勢力)によって第1の切換位置Eに移動している。また、前記のように可動部材71が第1の固定位置Mに切換えられているため、図12の実線,図13の仮想線,図14(a)および図16(a)に示すように、コネクター51の接続片63が接続位置Gに切換えられて接続片63の凸部65が凹部59に嵌合しており、これにより、プッシャー49とスライダー50とが接続されている。
また、第2の固定手段45の固定用部材77は第2の固定解除位置Jに移動して閂杆38の外周面に当接しており、さらに、図7,図8に示すように、保持手段100の他方の突片102が一方の突片101に下方から係合してリンクプレート92の下動が阻止され、これにより、第3の固定手段52の固定用部材88が第3の固定解除位置Lに保持されている。
(2)その後、図19,図20に示すように、スタンド足112を立てた場合、閂杆38が開錠位置Bに固定されたままの状態で、スライダー50が、前記スタンド足112の操作に連動してケーブル117に牽引され、他方の引張コイルばね41を引き伸ばして第1の切換位置Eから第2の切換位置Fに移動する。
この際、プッシャー49とスライダー50とがコネクター51を介して接続されているため、スライダー50と共にプッシャー49も第1の切換位置Eから第2の切換位置Fに移動する。前記プッシャー49の移動に伴って、一方の引張コイルばね39が引き伸ばされるとともに圧縮コイルばね40が圧縮されるため、圧縮コイルばね40によって発生する施錠用付勢力と一方の引張コイルばね39によって発生する開錠用付勢力とが蓄えられる。
(3)次に、図21,図22に示すように、利用者が操作部46の押しボタン70を押すことにより、図16(b)に示すように、可動部材71が圧縮コイルばね72の付勢力に抗して第1の固定位置Mから第1の固定解除位置Nに向かって移動する。前記可動部材71の移動によって、先ず、他方の突片102が一方の突片101から離脱し、リンクプレート92が下動可能な状態になる。これにより、第3の固定手段52の固定用部材88は、圧縮コイルばね89の付勢力により第3の固定解除位置Lから第3の固定位置Kに移動し、第3の固定位置Kにおいてプッシャー49のプレート部54の開錠方向C側の端部に係合する。これにより、プッシャー49が第2の切換位置Fに固定される。
(4)さらに押しボタン70が奥まで押し込まれることによって、図23,図24に示すように、プッシャー49が第2の切換位置Fに固定された直後、図16(b)に示すように、可動部材71が第1の固定解除位置Nに到達した時点で、閂杆38の固定用突条部67が可動部材71の凹部75に嵌合するとともに、図14(b),図16(b)に示すように、コネクター51の接続片63が可動部材71の接続解除用板部73によって押されて接続位置Gから非接続位置Hに切換えられる。
これにより、第1の固定手段44による閂杆38の固定が解除されるとともに、圧縮コイルばね40が伸長して施錠用付勢力が解放され、閂杆38が圧縮コイルばね40の施錠用付勢力によって開錠位置Bから施錠位置Aに移動(突出)し、第2の固定手段45の固定用部材77が圧縮コイルばね79の付勢力により第2の固定位置Iに移動して固定用凹部78に嵌り込む。これにより、閂杆38が第2の固定手段45によって施錠位置Aに固定され、サークル錠装置35が施錠される。
尚、このとき、コネクター51の接続片63が非接続位置Hに切換えられているため、接続片63の凸部65が凹部59から離脱し、プッシャー49とスライダー50との接続が切断されている。また、図23に示すように、固定用突条部67が凹部75に嵌合しているため、可動部材71は第1の固定解除位置Nに維持され、図16(b)の実線に示すように、押しボタン70が奥まで押し込まれた状態に保たれる。
その後、利用者が錠機構47の鍵82を鍵穴81から抜き取ることにより、サークル錠装置35が施錠状態に保たれる。
(5)その後、サークル錠装置35を開錠する場合、図25,図26に示すように、利用者は鍵82を鍵穴81に差し込んで一方向P(開錠方向:例えば時計回り)に回す。これにより、錠機構47の回動軸83と共に第1のカム84が一方向Pへ回動し、第1の係合突起85が変移して、第2の固定手段45の固定用部材77が圧縮コイルばね79の付勢力に抗して第2の固定位置Iから第2の固定解除位置Jに移動して固定用凹部78から離脱し、第2の固定手段45による閂杆38の固定が解除される。
(6)さらに鍵82が一方向Pへ回されることによって、さらに第1のカム84が一方向Pへ回動し、第2の係合突起95が変移してリンクプレート92を持ち上げる。これにより、リンクプレート92が上動し、第3の係合突起96が変移して第2のカム94が一方向Q1へ回動し、第4の係合突起97を介して第3の固定手段52の固定用部材88が圧縮コイルばね89の付勢力に抗して第3の固定位置Kから第3の固定解除位置Lに移動する。これにより、固定用部材88の先端部がプッシャー49のプレート部54の開錠方向C側の端部から離脱し、第3の固定手段52によるプッシャー49の固定が解除される。
(7)前記のように第3の固定手段52によるプッシャー49の固定が解除されると同時に、図27,図28に示すように、一方の引張コイルばね39が短縮して開錠用付勢力が解放され、一方の引張コイルばね39の開錠用付勢力によってプッシャー49が第2の切換位置Fから第1の切換位置Eに移動する。この際、プッシャー側係合部56は閂側係合部57に開錠方向Cから係合しているため、プッシャー49と共に閂杆38が開錠方向Cへ移動して施錠位置Aから開錠位置Bに切換えられる。
閂杆38が開錠位置Bに達すると、閂杆38の固定用突条部67が可動部材71の凹部75から離脱し、可動部材71が圧縮コイルばね72の付勢力により第1の固定解除位置Nから第1の固定位置Mに押し戻される。これにより、固定用板部68が固定用突条部67の施錠方向D側の端部に係合し、閂杆38が第1の固定手段44によって開錠位置Bに固定され、サークル錠装置35が開錠されるとともに、図16(a)に示すように、押しボタン70が元の突出位置に復帰する。
(8)その後、図1の仮想線で示すように、利用者がスタンド足112を跳ね上げて倒した場合、ケーブル117が弛み、図17,図18に示すように、スライダー50が他方の引張コイルばね41の引張力(付勢力)によって第2の切換位置Fから第1の切換位置Eに移動し、前記(1)で説明した初期状態に戻る。この状態で利用者は自転車31を発進させる。
前記(1)(8)に記載したように、スタンド足112を跳ね上げて倒した場合(図1の仮想線参照)、図17,図18に示すように、閂杆38は第1の固定手段44(固定用突条部67+固定用板部68)によって開錠位置Bに固定されているため、走行中にスタンド足112が不用意に揺動しても、閂杆38が施錠位置Aに移動して誤って施錠されてしまうのを防止することができる。
また、前記(2)に記載したように、スタンド足112を立てた場合(図1の実線参照)、図19,図20に示すように、閂杆38が第1の固定手段44により開錠位置Bに固定されたままの状態で、一方の引張コイルばね39が引き伸ばされるとともに圧縮コイルばね40が圧縮されて開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられるだけであり、操作部46の押しボタン70を押さない限り、直ちに施錠されることはない。これにより、施錠せずに駐輪することも可能となり、短時間だけ駐輪したい場合等において利便性が良い。
また、前記(3)(4)に記載したように、利用者が操作部46の押しボタン70を押すことにより、先ず、図21,図22に示すように、プッシャー49が第3の固定手段52によって第2の切換位置Fに固定され、その直後に、図23,図24に示すように、圧縮コイルばね40が伸長して、閂杆38が開錠位置Bから施錠位置Aに移動(突出)するとともに、コネクター51の接続片63が非接続位置Hに切換えられて、プッシャー49とスライダー50との接続が切断されるように構成されている。このため、プッシャー49が圧縮コイルばね40の付勢力により第2の切換位置Fから第1の切換位置Eに戻ってしまうのを防止することができ、圧縮コイルばね40の施錠用付勢力が確実に閂杆38に伝わって閂杆38を施錠位置Aへ移動(突出)させることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明における第2の実施の形態を図29〜図31に基づいて説明する。
サークル錠装置35には、施錠状態と開錠状態とを区別して表示する表示手段125が備えられている。表示手段125は、閂杆38に形成された施錠表示用着色部126および開錠表示用着色部127と、錠ケース36に形成された表示用開口窓128とを有している。施錠表示用着色部126と開錠表示用着色部127とはそれぞれ異なる色に着色されており、例えば、施錠表示用着色部126は赤色、開錠表示用着色部127は青色に着色されている。
図30に示すように、閂杆38が開錠位置Bに切換えられているとき、開錠表示用着色部127の位置が表示用開口窓128の位置に一致し、図31に示すように、閂杆38が施錠位置Aに切換えられているとき、施錠表示用着色部126の位置が表示用開口窓128の位置に一致するように構成されている。
これによると、図30に示すように、閂杆38が開錠位置Bに切換えられているとき、利用者は表示用開口窓128を通して青色の開錠表示用着色部127を目視することができる。また、図31に示すように、閂杆38が施錠位置Aに切換えられているとき、利用者は表示用開口窓128を通して赤色の施錠表示用着色部126を目視することができる。これにより、利用者はサークル錠装置35の現在の使用状態が開錠状態なのか或いは施錠状態なのかを目視で迅速且つ確実に認識できる。
尚、前記第2の実施の形態では、赤色の施錠表示用着色部126と青色の開錠表示用着色部127とを閂杆38に形成したが、施錠表示用着色部126と開錠表示用着色部127との間に、別の色(例えば黄色)に着色した中途表示用着色部129を形成してもよい。
これによると、万一、閂杆38が施錠位置Aと開錠位置Bとの間で停止してしまった場合、利用者は表示用開口窓128を通して黄色の中途表示用着色部129を目視することができる。これにより、利用者はサークル錠装置35の現在の使用状態が開錠状態でもなく施錠状態でもない異常状態であることを迅速且つ確実に認識でき、直ちに対応することができる。
前記実施の形態2では、施錠表示用着色部126を赤色、開錠表示用着色部127を青色、中途表示用着色部129を黄色に着色しているが、これらの色に限定されるものではなく、施錠表示用着色部126と開錠表示用着色部127と中途表示用着色部129とを異なった色に着色すればよい。
前記各実施の形態では、自転車用錠装置の一例としてサークル錠装置35(馬蹄錠)を挙げたが、他の形式の錠装置、例えば箱形錠装置であってもよい。また、サークル錠装置35をバックホーク34に取付けたが、取付箇所はバックホーク34に限定されるものではなく、前ホーク131に設けて、前車輪132を固定する錠装置であってもよい。
前記各実施の形態では、スタンドの一例として両足スタンド33を挙げたが、一本(片足)スタンドであってもよい。
本発明の錠装置は普通の自転車や電動自転車、三輪自転車等に有用である。
本発明の実施の形態1におけるサークル錠装置を備えた自転車の側面図 図1におけるX−X矢視図 同、サークル錠装置の正面側の斜視図 同、サークル錠装置の背面側の斜視図 同、サークル錠装置の施錠状態における内部構造を示す正面図 同、サークル錠装置の施錠状態における内部構造を示す背面図 同、サークル錠装置の開錠状態における内部構造を示す正面図 同、サークル錠装置の開錠状態における内部構造を示す背面図 図7におけるX−X矢視図 同、サークル錠装置の閂杆とプッシャーとコネクターとスライダーとの斜視図 同、サークル錠装置のコネクターの正面図 同、サークル錠装置の開錠状態におけるコネクターとその周辺部分の側面図 同、サークル錠装置のスライダーとコネクターとの正面図 同、サークル錠装置のスライダーに対するコネクターの動作を示す平面図 同、サークル錠装置の操作部の可動部材の斜視図 同、サークル錠装置の可動部材の動作を示す平面図 同、スタンドを倒した状態でのサークル錠装置内部の正面側の斜視図 図17におけるサークル錠装置内部の背面側の斜視図 同、スタンドを立てた状態でのサークル錠装置内部の正面側の斜視図 図19におけるサークル錠装置内部の背面側の斜視図 同、サークル錠装置内部のプッシャーを固定した状態での正面側の斜視図 図21におけるサークル錠装置内部の背面側の斜視図 同、施錠状態のサークル錠装置内部の正面側の斜視図 図23におけるサークル錠装置内部の背面側の斜視図 同、サークル錠装置内部の閂杆とプッシャーとの固定を解除した状態での正面側の斜視図 図25におけるサークル錠装置内部の背面側の斜視図 同、開錠状態のサークル錠装置内部の正面側の斜視図 図27におけるサークル錠装置内部の背面側の斜視図 本発明の実施の形態2におけるサークル錠装置の正面側の斜視図 同、サークル錠装置の開錠状態における内部構造を示す正面図 同、サークル錠装置の施錠状態における内部構造を示す正面図 従来のサークル錠装置を備えた自転車の後車輪部分の斜視図 同、サークル錠装置の一部拡大断面図
符号の説明
31 自転車
33 両足スタンド
35 サークル錠装置(自転車用錠装置)
37 後車輪
38 閂杆
39 一方の引張コイルばね(第1の付勢手段)
40 圧縮コイルばね(第2の付勢手段)
42 蓄力手段
44 第1の固定手段
45 第2の固定手段
46 操作部
47 錠機構
49 プッシャー
50 スライダー
51 コネクター(接続手段)
52 第3の固定手段
115 ワイヤー(連動連結手段)
125 表示手段
A 施錠位置
B 開錠位置
C 開錠方向
D 施錠方向
E 第1の切換位置
F 第2の切換位置

Claims (4)

  1. 車輪の回転を阻止する施錠位置と車輪の回転阻止を解除する開錠位置とに移動自在な閂杆と、
    閂杆を開錠位置に固定する第1の固定手段と、
    閂杆を施錠位置に固定する第2の固定手段と、
    閂杆を開錠方向に付勢する第1の付勢手段と、
    閂杆を施錠方向に付勢する第2の付勢手段と、
    第1の付勢手段による開錠方向への開錠用付勢力と第2の付勢手段による施錠方向への施錠用付勢力とを蓄える蓄力手段と、
    第1の固定手段による閂杆の固定を解除するとともに蓄力手段によって蓄えられた施錠用付勢力を解放する操作部と、
    第2の固定手段による閂杆の固定を解除するとともに蓄力手段によって蓄えられた開錠用付勢力を解放する錠機構と、
    蓄力手段と自転車のスタンドとを連動連結する連動連結手段とを有し、
    開錠状態でスタンドを立てた場合、蓄力手段が作動して開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられることを特徴とする自転車用錠装置。
  2. 蓄力手段は、第1および第2の切換位置に移動自在なプッシャーと、プッシャーを第1の切換位置から第2の切換位置に移動させるスライダーと、プッシャーおよびスライダーを切り離し自在に接続する接続手段とを有し、
    プッシャーを第2の切換位置に固定する第3の固定手段が設けられ、
    連動連結手段はスタンドとスライダーとに接続され、
    操作部は、第3の固定手段を作動させてプッシャーを固定させる機能と、接続手段による接続を解除してプッシャーおよびスライダーを切り離す機能とを有し、
    プッシャーが第2の切換位置から第1の切換位置へ移動した場合、プッシャーに連動して閂杆が施錠位置から開錠位置へ移動し、
    開錠状態でスタンドを立てた場合、プッシャーがスライダーに接続された状態で第1の切換位置から第2の切換位置へ移動することにより、開錠用付勢力と施錠用付勢力とが蓄えられ、
    開錠状態でスタンドを倒した場合、スライダーが第2の切換位置から第1の切換位置へ移動することを特徴とする請求項1記載の自転車用錠装置。
  3. 施錠状態と開錠状態とを区別して表示する表示手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自転車用錠装置。
  4. 上記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自転車用錠装置を備えたことを特徴とする自転車。
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