JP4241276B2 - 車両用前後連動錠 - Google Patents

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Description

本発明は、後輪錠を操作するとハンドル錠が連動し、後輪錠の操作だけで、後車輪とハンドルの両方を一度にロックさせることができる車両用前後連動錠に関するものである。
従来から、後車輪とハンドルの両方を一度にロックさせることができる車両用前後連動錠が知られている。すなわち、後車輪をロックするサークル錠と、サークル錠と連動してハンドルをロックするハンドル錠とからなり、サークル錠の操作レバーを操作すると、連動ワイヤーがハンドル錠のロックピンをスライドさせるものである。
図11は、このような従来の車両用前後連動錠を示す図である。ここで、図11(A)は、後車輪をロックするサークル錠50の正面図であり、図11(B)は、ハンドルをロックするハンドル錠60の側面の一部断面図である。なお、サークル錠50とハンドル錠60とは、フレームに沿って設けられた連動ワイヤー52によって接続されているが、フレームの部分は図示を省略している。
図11に示す車両用前後連動錠にあって、ロックする際は、図11(A)に示すサークル錠50の操作レバー51を図の下方に押し下げる。すると、図11(A)の1点鎖線で示すように、かんぬき55が飛び出して、後車輪のスポーク(図示せず)の間に入り込み、後車輪がロックされる。
一方、操作レバー51の押し下げとともに、連動ワイヤー52が矢印のように引っ張られる。すると、図11(B)に示すように、ハンドル錠60のワイヤー受け61が引っ張られ、1点鎖線で示す下降状態となる。また、ワイヤー受け61と連動してスライドするロックピン(図示せず)がハンドルとともに回転するロック溝(図示せず)に嵌まり込み、ハンドルをロックする。
このように、図11に示す車両用前後連動錠は、サークル錠50の操作レバー51を操作すると、同時に連動ワイヤー52がハンドル錠60のロックピン(図示せず)をスライドさせるので、サークル錠50の操作だけで、後車輪とハンドルの両方を一度にロックさせることができる。
特開2002−129814号公報
しかしながら、図11に示す従来の車両用前後連動錠は、サークル錠50の操作レバー51によって連動ワイヤー52を引っ張ると、ハンドル錠60のワイヤー受け61が引っ張られ、ハンドルをロックするものである。そのため、操作レバー51を操作しなくても、フレームに沿って設けられた連動ワイヤー52の途中が引っ張られると、ハンドルがロックしてしまう。
すなわち、連動ワイヤー52は、インナーワイヤー52Aとアウターワイヤー52Bとで構成されており、アウターワイヤー52Bの中をインナーワイヤー52Aが動くようになっている。そして、アウターワイヤー52Bの一端部がサークル錠50に接続され、他端部がハンドル錠60に接続されており、その中間部の部分部分がフレームに結束されている。
ここで、サークル錠50とハンドル錠60は、ともにフレームに固定されているので、両者間の距離は一定である。また、通常は、アウターワイヤー52Bがフレームに沿った状態で結束され、その道程を基にしてインナーワイヤー52Aの長さが決定され、操作レバー51とワイヤー受け61との位置関係が調整される。
ところが、アウターワイヤー52Bの中間部のフレームに結束されていない部分が、何かに引っ掛かる等してフレームから離れてしまうと、アウターワイヤー52Bの道程が変わり、遠回りになってしまう。すると、アウターワイヤー52Bが遠回りになった分だけインナーワイヤー52Aが引っ張られることとなり、サークル錠50の操作レバー51を操作したと同様の事態が生じてしまう。
このような事態は、乗員が意図しないハンドルのロックを招き、連動錠の信頼性を損なうだけでなく、危険でもある。特に、後車輪のロックとハンドルのロックとを連動させる場合には、フレームの前後に渡って連動ワイヤー52を長く沿わせる必要があるので、比較的近い位置で連動させる場合に比べて、アウターワイヤー52Bがフレームに結束されない部分が多くなり、しかも、アウターワイヤー52Bがフレームから容易に離れるようになる。
そこで本発明は、たとえアウターワイヤーがフレームから離れてしまい、インナーワイヤーが引っ張られたとしても、それによってハンドルがロックされることを回避し、信頼性及び安全性を大幅に向上させた車両用前後連動錠を提供することを目的とするものである。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、後車輪をロックする後輪錠と、後輪錠と連動してハンドルをロックするハンドル錠とからなる車両用前後連動錠であって、後輪錠が、後車輪施錠時に後車輪のスポークの間に挿通されるかんぬきと、かんぬきの復帰バネと、かんぬきに一体に設けた操作レバーと、操作レバーの操作方向に押し出される連動ワイヤーとを備え、ハンドル錠が、ワイヤー受けと、ワイヤー受けと連動してスライドするロックピンと、ロックピンをハンドルのロック方向に付勢するロックバネと、ワイヤー受けの復帰バネとを備え、操作レバーを操作すると、連動ワイヤーがワイヤー受けを押してロックピンをスライドさせる車両用前後連動錠に係るものである。
ここで、ロックピンをスライドさせるに際し、かんぬき又はかんぬきに一体に設けた操作レバーに突起を設け、操作レバーを操作すると、突起を介して連動ワイヤーがワイヤー受けを押してロックピンをスライドさせるようにすることができる。また、連動ワイヤーの後輪錠側にワイヤー固定駒と、ワイヤー固定駒の復帰バネとを設け、操作レバーを操作すると、突起及びワイヤー固定駒を介して連動ワイヤーがワイヤー受けを押してロックピンをスライドさせるようにすることもできる。
そして好ましくは、上記した車両用前後連動錠にあって、連動ワイヤーの道程を調整する調整ネジを設けたものである。また、ワイヤー受けと連動してハンドルのロック状態を報知する表示マークを設けることもできる。
本発明の車両用前後連動錠は、操作レバーを操作すると、連動ワイヤーが操作レバーの操作方向に押し出され、ワイヤー受けを押してロックピンをスライドさせるようになっているので、仮に連動ワイヤーが引っ張られたとしても、ワイヤー受けとの間隔が大きくなるだけでロックピンをスライドさせない。
そのため、連動ワイヤーの中間部が何かに引っ掛かる等してフレームから離れてしまったとしても、ロック操作とは無関係となり、乗員が意図しないハンドルのロックを確実に防止することができる。したがって、車両用前後連動錠の信頼性及び安全性が大幅に向上する。
本発明の車両用前後連動錠は、後車輪をロックする後輪錠と、後輪錠と連動してハンドルをロックするハンドル錠とからなる。そして、後輪錠は、後車輪施錠時に後車輪のスポークの間に挿通されるかんぬきと、かんぬきの復帰バネと、かんぬきに一体に設けた操作レバーと、操作レバーの操作方向に押し出される連動ワイヤーとを備え、ハンドル錠は、ワイヤー受けと、ワイヤー受けと連動してスライドするロックピンと、ロックピンをハンドルのロック方向に付勢するロックバネと、ワイヤー受けの復帰バネとを備える。
ここで、ロックの際は、操作レバーを操作して、後輪錠のかんぬきを後車輪のスポークの間に入れ、後車輪の回転をロックする。また、操作レバーの操作とともに、連動ワイヤーが操作レバーの操作方向に押し出される。すると、連動ワイヤーがワイヤー受けを押してロックピンをスライドさせ、ロックピンがハンドルポストのロック溝に嵌まり込み、後車輪のロックに連動してハンドルもロックされる。
このように、本発明の車両用前後連動錠は、連動ワイヤーが押し出されてワイヤー受けを押すようになっている。すなわち、連動ワイヤーとワイヤー受けとは結合されておらず、しかも、押すだけである。そのため、連動ワイヤーが引っ張られた場合には、単に、ワイヤー受けとの間隔が大きくなるに過ぎない。したがって、連動ワイヤーの引っ張りは、ロック操作と無関係になる。
一方、ロックを解除する際は、かんぬきの拘束を鍵で外せば良い。すると、かんぬきの復帰バネの作用でかんぬきが後車輪スポークの間から抜け出て後車輪のロックが解除される。同時にかんぬきと一体の操作レバーも元の位置に戻る。また、操作レバーの復帰とともに、押し出されていた連動ワイヤーが操作レバーの戻り方向に引き込まれる。
すると、連動ワイヤーの先端がワイヤー受けから離れる方向に移動するが、ワイヤー受けにも復帰バネが備えられているので、この復帰バネの作用でワイヤー受けが元の位置に戻り、ロックピンが逆方向にスライドし、ハンドルポストのロック溝から抜け出て、ハンドルのロックも同時に解除される。
ところで、上記した通り、ハンドルをロックするには、押し出された連動ワイヤーの先端がワイヤー受けを押して、ワイヤー受けを作動させる必要がある。そのため、連動ワイヤーとワイヤー受けとの間隔は重要であり、その間隔が大き過ぎると、連動ワイヤーが押し出されてもワイヤー受けを押せないこととなる。そこで、間隔を適宜調整できるようにするため、調整ネジを設けて、連動ワイヤーの道程を調整できるようにすることが好ましい。
また、上記した通り、ハンドルをロックするには、ロックピンがハンドルポストのロック溝に嵌まり込む必要があるが、その前提として、ロックピンの位置とロック溝の位置とが一致していなければならない。ところが、ロック溝は所定の間隔で形成されているのに対し、ハンドルの位置は連続的に変化するため、ロックピンの位置にロック溝が位置するとは限らない。この場合、後輪錠の操作レバーを操作しても、ロックピンがロック溝に嵌まり込まないこととなる。
そこで、ロックピンをハンドルのロック方向にスライドさせるロックバネを設けている。すなわち、ワイヤー受けが直接、ロックピンをスライドさせるのではなく、ロックバネの作用でロックピンがスライドするようにするのである。このようにすれば、ロックピンの位置とロック溝の位置とが一致していない場合であっても、それに影響を受けることなく、後車輪をロックすることができる。また、ハンドルを少し回せば位置が合い、ロックピンが嵌まり込むようになる。
さらに、ワイヤー受けと連動してハンドルのロック状態を報知する表示マークを設けることが好ましい。ロックされているか否かの判別が容易になるからである。ここで、表示マークは例えば、青と赤の2色の塗り分けで構成し、表示窓からどちらか一方が見えるようにしておけば良い。
なお、後輪錠は、後車輪のスポークの間に挿通されるかんぬきと、かんぬきの復帰バネと、かんぬきに一体に設けた操作レバーとを備えるものであれば、構造的にはどのようなものであっても良い。すなわち、後車輪をロックすることができれば良く、例えば、リング状のかんぬきを使用するサークル錠(馬蹄錠)の他、かんぬきを直線的に出し入れする箱型錠やバーロック等も含まれる。
また、車両の前側のロックをハンドル錠としたのは、ハンドルをロックするようにすることで、バスケットに荷物を積んで駐輪した場合であっても、ハンドルがふらつかないので、自転車が転倒しにくいからであり、さらに、傾斜した場所に駐輪した場合も、自転車が転倒しにくくなるからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の車両用前後連動錠を取り付けた自転車を示す側面図である。図1に示すように、本発明の車両用前後連動錠は、後車輪31をロックする後輪錠10と、後輪錠10と連動してハンドル32をロックするハンドル錠20とからなっている。また、後輪錠10とハンドル錠20とが連動ワイヤー12によって結ばれており、連動ワイヤー12は、フレーム34に対して取付片35によって部分的に結束されている。
また、図2は、後輪錠10として最適なサークル錠を示す部分分解斜視図である。図2に示すように、後輪錠(サークル錠)10は、操作レバー11、連動ワイヤー12、かんぬき15、かんぬき15の復帰バネ19、ワイヤー固定駒16、ワイヤー固定駒16の復帰バネ13、固定駒ガイド17及びサークル錠本体18を備えている。なお、連動ワイヤー12は、インナーワイヤー12Aとアウターワイヤー12Bとで構成されている。
さらに、図3は、ハンドル錠20を示す斜視図、図4は、ハンドル錠20の部分分解斜視図、図5から図7は、ハンドル錠20の正面の一部断面図であり、図5はロック解除状態、図6はロック又は解除の中間状態、図7はロック状態を示すものである。なお、図5から図7に示す(A)は、図3のハンドル錠20における連動ワイヤー12よりも後方の断面を前方から見た図、その(B)は、連動ワイヤー12を通る部分の断面を前方から見た図である。
図3から図7に示すように、ハンドル錠20は、ワイヤー受け21、ロックピン22、ワイヤー受け21の復帰バネ23、ロックバネ24、表示マーク25、ハンドル錠本体26及びカバー27を備えている。そして、ワイヤー受け21の回転軸に形成された突起21Aは、ロックピン22の溝22Aに嵌まり込んでいる。また、突起21Aと反対側の凸部21Bの表面は、赤と青とで塗り分けられた表示マーク25となっており、図3に示すカバー27の表示窓27Aから表示マーク25の一部が透けて見えるようになっている。さらに、ロックピン22の先端は、ハンドルとともに回転するロック溝33に嵌まり込むようになっている。なお、ハンドル錠本体26とアウターワイヤー12Bは、調整ネジ14を介して接続されている。
次に、図1から図7に基づいて、本発明の車両用前後連動錠のロック機構について説明する。まず、ロック時であるが、ロックさせるには、後輪錠(サークル錠)10の操作レバー11を操作する。すなわち、図2に示すように、操作レバー11を図の下方に押し下げる。すると、復帰バネ19が伸び、サークル錠本体18のガイド穴18Aに沿って操作レバー11が移動し、操作レバー11の移動に応じてサークル錠本体18からリング状のかんぬき15が飛び出し、スポーク(図示せず)の間に入り込んで止まり、後車輪がロックされる。なお、後車輪のロック状態は鍵(図示せず)で外さない限り維持される。
また、操作レバー11の突起11Aがワイヤー固定駒16に当たるので、同時にワイヤー固定駒16も固定駒ガイド17に沿って移動し、復帰バネ13を圧縮する。さらに、アウターワイヤー12Bは固定駒ガイド17によって動かないが、インナーワイヤー12Aがワイヤー固定駒16によって押し出される。なお、突起11Aは、図2に示す例ではピンであるが、ピンを含む棒状、多角形状、パイプ状、板状、凹状等、ワイヤー固定駒を介して、又は直接連動ワイヤー12を押圧できれば、形状、構造(パイプ、二重構造等)、材質等は問わない。
そして、操作レバー11の操作前は、図4及び図5(B)に示すように、ワイヤー受け21からインナーワイヤー12Aが離れていたが、操作レバー11の操作によって、インナーワイヤー12Aだけがフレーム34(図1参照)に沿って動くこととなる結果、図6(B)に示すように、インナーワイヤー12Aの先端がワイヤー受け21を押し、ワイヤー受け21を図の上方に押し上げる(時計回りに回転させる)。
ここで、図4に示すように、ワイヤー受け21には突起21Aが形成されているので、図6(B)のようにワイヤー受け21が上方に押し上げられると、図6(A)のように、図5(A)に対して突起21Aが時計回りに回転し、同時に、圧縮されていたロックバネ24が伸び、ロックピン22が図5及び図6の左方にスライドする。
したがって、かんぬき15がスポークの間に入り込んで止まるまで操作レバー11を図2の下方に押し下げると、図7(B)に示す状態に至り、図7(A)に示すように、ロックピン22がスライドしてその先端がロック溝33に嵌まり込み、ハンドルがロックされる。なお、ロックピン22の位置とロック溝33の位置とが一致していない場合であっても、ハンドルを少し回せばロック溝33の位置が合い、位置が合ったところでロックバネ24が伸びて、ロックピン22が嵌まり込む。また、ロック状態では、図3に示すカバー27の表示窓27Aから、ロック状態を示す赤色の表示マーク25が透けて見える。
このように、本発明では、押し出されたインナーワイヤー12Aがワイヤー受け21を押し、ワイヤー受け21を押し上げてハンドルをロックする。この場合、インナーワイヤー12Aの移動量に対するワイヤー受け21の回転量は、調整ネジ14によって調整することができ、図5(B)におけるインナーワイヤー12Aとワイヤー受け21との間隔、図7(B)におけるワイヤー受け21とカバー27との間隔が、調整のための余裕となっている。
また、図1に示すように、連動ワイヤー12は、後輪錠(サークル錠)10とハンドル錠20との間の長い距離を結び、フレーム34に対しては、取付片35によって部分的に結束されている。そのため、連動ワイヤー12の中間部が何かに引っ掛かる等してフレーム34から離れてしまうことが懸念される。
しかしながら、本発明にあっては、アウターワイヤー12Bが何らかの原因で膨らみ、インナーワイヤー12Aが引っ張られてしまったとしても、単に、図5(B)におけるインナーワイヤー12Aとワイヤー受け21との間隔が大きくなるだけで、ハンドルのロックとは無関係である。そのため、乗員が意図しないでロックしてしまうことはない。
逆に、ロック解除時は、後輪錠(サークル錠)10の鍵(図示せず)を用いてかんぬき15の拘束を外す。すると、図2に示すように伸ばされていた復帰バネ19が収縮し、その作用によってかんぬき15がサークル錠本体18の内部に引き戻され、スポーク(図示せず)の間から抜け出して後車輪のロックが解除される。同時に操作レバー11も、サークル錠本体18のガイド穴18Aに沿って引き上げられる。
また、かんぬき15の戻りと同時に、復帰バネ13の伸長によってワイヤー固定駒16が固定駒ガイド17に沿って押し上げられる。さらに、ワイヤー固定駒16によってインナーワイヤー12Aが引っ張られる。なお、固定駒ガイド17及びアウターワイヤー12Bは動かない。
インナーワイヤー12Aが引っ張られると、図7(B)において、ワイヤー受け21を上方に押し上げていたインナーワイヤー12Aがアウターワイヤー12B内に引き込まれる。同時に、復帰バネ23の作用でワイヤー受け21が反時計回りに回転し、ワイヤー受け21の突起21Aがロックピン22の溝22Aを図7(A)の右方に向けて押す。
そのため、図6(A)に示すようにロックバネ24が圧縮され、ロックピン22が図の右方に向けてスライドし、その先端がロック溝33から抜け出る。なお、この過程では、復帰バネ23(図4参照)によって、図6(B)に示すように、ワイヤー受け21もインナーワイヤー12Aを押し下げている。
そして、最終的に図5(A)に示す状態に至り、ハンドルのロックが完全に解除され、図5(B)に示すように、インナーワイヤー12Aとワイヤー受け21との間が完全に離れる。なお、ロック解除状態では、図3に示すカバー27の表示窓27Aから、ロック解除状態を示す青色の表示マーク25が透けて見える。
図8は、後輪錠10として最適なサークル錠の他の例を示す部分分解斜視図である。すなわち、図8に示す後輪錠(サークル錠)10は、図2に示す後輪錠(サークル錠)10のようにワイヤー固定駒16を使用せず、操作レバー11を操作すると、突起11Aが直接、連動ワイヤー12を押すようにして、構造を簡略化したものである。したがって、操作レバー11と連動ワイヤー12との間に突起11A及びワイヤー固定駒16を介する(図2の例)か、突起11Aだけを介する(図8の例)かの相違だけで、その他の機能、作用は同じである。
図9は、後輪錠10としての箱型錠を示す平面図である。すなわち、図9に示す後輪錠(箱型錠)10は、かんぬき15を後車輪のスポークの間に直線的に出し入れし、後車輪をロックするものである。図9に示す後輪錠(箱型錠)10の場合も、かんぬき15と一体の操作レバー11を押し込めば、かんぬき15が図9の二点鎖線で示す状態となり、スポークの間に挿通されて後車輪をロックする。また、操作レバー11の操作方向に押し出される連動ワイヤー(図示せず)が、図5から図7に示すようにワイヤー受け21を押してロックピン22をスライドさせ、ハンドルをロックする。
図10は、後輪錠10としてのバーロックを示す正面図である。すなわち、図10に示す後輪錠(バーロック)10で後車輪をロックするには、最初に、図10(A)の矢印のようにかんぬき15を回転させ、かんぬき15をスポークの間に挿通させる。次に、図10(B)のように鍵40を押し込み、かんぬき15を直線的に移動させる。その後、鍵40を回して抜き取れば、後車輪がロックされる。
図10に示す後輪錠(バーロック)10においても、かんぬき15と一体の操作レバー11を鍵40で押し込めば、連動ワイヤー(図示せず)が、図5から図7に示すようにワイヤー受け21を押してロックピン22をスライドさせ、ハンドルをロックする。なお、開錠するには、図10(C)のように鍵40を差し込み、鍵40を逆に回せばよい。すると、かんぬき15が外れ、図10(D)に示す開錠状態となる。
本発明の車両用前後連動錠は、後車輪とハンドルの両方を一度にロックさせることができるので、自転車の連動錠として特に好適に使用できる。また、自転車等の二輪車だけでなく、三輪車等にも利用できるものである。
車両用前後連動錠を取り付けた自転車を示す側面図である。(実施例1) 後輪錠(サークル錠)を示す部分分解斜視図である。(実施例1) ハンドル錠を示す斜視図である。(実施例1) ハンドル錠の部分分解斜視図である。(実施例1) ハンドル錠の正面の一部断面図であり、ロック解除状態を示すものである。(実施例1) ハンドル錠の正面の一部断面図であり、ロック又は解除の中間状態を示すものである。(実施例1) ハンドル錠の正面の一部断面図であり、ロック状態を示すものである。(実施例1) 後輪錠(サークル錠)の他の例を示す部分分解斜視図である。(実施例2) 後輪錠(箱型錠)を示す平面図である。(実施例3) 後輪錠(バーロック)を示す正面図である。(実施例4) 車両用前後連動錠を示す図である。(従来例)
符号の説明
10 後輪錠
11 操作レバー
11A 突起
12 連動ワイヤー
12A インナーワイヤー
12B アウターワイヤー
13 (ワイヤー固定駒の)復帰バネ
14 調整ネジ
15 かんぬき
16 ワイヤー固定駒
17 固定駒ガイド
18 サークル錠本体
18A ガイド穴
19 (かんぬきの)復帰バネ
20 ハンドル錠
21 ワイヤー受け
21A 突起
21B 凸部
22 ロックピン
22A 溝
23 (ワイヤー受けの)復帰バネ
24 ロックバネ
25 表示マーク
26 ハンドル錠本体
27 カバー
27A 表示窓
31 後車輪
32 ハンドル
33 ロック溝
34 フレーム
35 取付片
40 鍵
50 サークル錠
51 操作レバー
52 連動ワイヤー
52A インナーワイヤー
52B アウターワイヤー
55 かんぬき
60 ハンドル錠
61 ワイヤー受け

Claims (5)

  1. 後車輪(31)をロックする後輪錠(10)と、後輪錠(10)と連動してハンドル(32)をロックするハンドル錠(20)とからなる車両用前後連動錠であって、後輪錠(10)が、後車輪施錠時に後車輪のスポークの間に挿通されるかんぬき(15)と、かんぬき(15)の復帰バネ(19)と、かんぬき(15)に一体に設けた操作レバー(11)と、操作レバー(11)の操作方向に押し出される連動ワイヤー(12)とを備え、ハンドル錠(20)が、ワイヤー受け(21)と、ワイヤー受け(21)と連動してスライドするロックピン(22)と、ロックピン(22)をハンドル(32)のロック方向に付勢するロックバネ(24)と、ワイヤー受け(21)の復帰バネ(23)とを備え、操作レバー(11)を操作すると、連動ワイヤー(12)がワイヤー受け(21)を押してロックピン(22)をスライドさせることを特徴とする車両用前後連動錠。
  2. かんぬき(15)又はかんぬき(15)に一体に設けた操作レバー(11)に突起(11A)を設け、操作レバー(11)を操作すると、突起(11A)を介して連動ワイヤー(12)がワイヤー受け(21)を押してロックピン(22)をスライドさせることを特徴とする請求項1記載の車両用前後連動錠。
  3. かんぬき(15)又はかんぬき(15)に一体に設けた操作レバー(11)に突起(11A)を設けるとともに、連動ワイヤー(12)の後輪錠(10)側にワイヤー固定駒(16)と、ワイヤー固定駒(16)の復帰バネ(13)とを設け、操作レバー(11)を操作すると、突起(11A)及びワイヤー固定駒(16)を介して連動ワイヤー(12)がワイヤー受け(21)を押してロックピン(22)をスライドさせることを特徴とする請求項1記載の車両用前後連動錠。
  4. 連動ワイヤー(12)の道程を調整する調整ネジ(14)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用前後連動錠。
  5. ワイヤー受け(21)と連動してハンドル(32)のロック状態を報知する表示マーク(25)が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用前後連動錠。
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