JPWO2009145332A1 - 自転車用錠装置 - Google Patents

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Abstract

[課題]サークル錠の施錠とスタンドの起立動作とを連動させる自転車用錠装置において、施錠杆とスポークとの干渉がなく施錠ができ、さらに自転車走行中の突然の車輪の回転が阻止されることもなく、解錠時の作業も容易にできる自転車用錠装置を提供する。[解決手段]車体に弾性体を介して遥動可能に取り付けられ、施錠杆の先端形状が先細りであるサークル錠と、車体に回転可能に取り付けられたスタンドとが連結され、スタンドを起立させたときサークル錠の施錠杆を施錠位置とし施錠できる自転車用錠装置。ならびに該自転車用錠装置において、自転車走行中は施錠防止ロック装置により、施錠杆がロックされ、施錠不能となる自転車用錠装置、及びサークル錠とスタンドとがクラッチを経由して連結され、クラッチはスタンドが跳ね上げ位置から起立位置に到るまでの回転動作中ではオン状態であるが、スタンドが起立位置に到ったときはオフ状態となる自転車用錠装置、及びサークル錠の解錠はリモコン操作により解錠する自転車用錠装置。

Description

本発明は、自転車の盗難防止のための自転車用錠に関し、特にサークル錠とスタンドとを連結させ、施錠を簡易化した自転車用錠装置に関する。
自転車の駐輪時での盗難を防ぐために、施錠することで車輪の回転を阻止する自転車用錠として、車輪のスポーク間に施錠杆を通して施錠するサークル錠が常用されている。そしてこのサークル錠の施錠を、スタンドの起立動作に連動させて行う自転車用錠装置も特許文献1にあるようにすでに提案されている。
このようなサークル錠の施錠とスタンドの起立動作とを連動させる自転車用錠装置は、一つの作業でスタンドの起立と施錠を同時に行うことができ作業の省略ができると共に、駐輪時の施錠忘れの防止ができるものである。しかし、この自転車用錠装置ではサークル錠とスタンドとがワイヤーで連結され、連動することで作業の省略ができるはずのものが、施錠に際し、サークル錠の施錠杆と車輪のスポークとの位置関係によっては両者が干渉し、施錠がうまく行かない場合がある。この場合には両者の位置関係を調整する必要が生じ、却って手間のかかることも多かった。また、サークル錠とスタンドとが連結しているため、解錠に当たっては予めスタンドを跳ね上げておく必要があり、解錠作業も必ずしも容易ではなかった。またリモコン操作により開錠する場合には、予めスタンドを跳ね上げる必要がありリモコン操作には適合しなかった。さらには、自転車の走行時に跳ね上げられたスタンドに接触があったりした場合には、急にサークル錠が施錠状態になり車輪の回転が阻止され、自転車は急停止となり転倒して運転者が怪我をする危険性も内在していた。
特開2002−178970号公報
本発明は、サークル錠の施錠とスタンドの起立動作とを連動させる自転車用錠装置の上記に示した欠点を解消し、施錠杆とスポークとの干渉がなく施錠ができ、さらには自転車走行中の突然の車輪の回転が阻止されることもなく、解錠時の作業も容易にできる自転車用錠装置を提供しようとするものである。
本発明の自転車用錠装置は、車体に弾性体を介して遥動可能に取り付けられ、施錠杆の先端形状が先細りであるサークル錠と、車体に回転可能に取り付けられたスタンドとが連結され、スタンドを起立させたときによりサークル錠の施錠杆を施錠位置とし施錠できるものである。
ここで施錠杆の先端形状が先細りとは、先端が球面状、円錐状、角錐状などのように先端に向けて傾斜面を持ち、施錠杆の先端がスポークぶつかったときに、スポークを外側に押しのけられるような形状となっていることであり、前記の形状以外にも三角形状に切り落とされた形状などが含まれる。
また、サークル錠を車体に弾性体を介して遥動可能に取り付ける方法は、車体とサークル錠の取り付け部分全体に弾性体を配置してもよいし、取り付け部分の一部にのみ弾性体を配してもよく、サークル錠が車体に対して遥動可能となっていればよい。
そして、上記に記載した自転車用錠装置において、サークル錠とスタンドとがワイヤーにより連結され、スタンドを起立させたときのワイヤーの牽引動作によりサークル錠の施錠杆を施錠位置とし施錠できることを特徴とする自転車用錠装置が好ましい。
また、上記したこれらの自転車用錠装置において、自転車走行中は施錠防止ロック装置により、施錠杆がロックされ、施錠不能となることを特徴とする自転車用錠装置も提供される。
この自転車走行中は施錠不能とするための施錠防止ロック装置としては、サークル錠にサドルに連結した施錠防止ロック爪が配置され、乗車によりサドルが下降した状態では施錠防止ロック爪と施錠杆とが咬み合う構造や、車輪の回転を利用して、サークル錠に配置された施錠防止ロック爪と施錠杆もしくは施錠杆移動部材とが咬み合う構造である自転車用錠装置も提供される。
さらに本発明の自転車用錠装置としては、上記に記載した自転車用錠装置において、サークル錠とスタンドとがクラッチを経由して連結され、クラッチはスタンドが跳ね上げ位置から起立位置に到るまでの回転動作中ではオン状態であるが、スタンドが起立位置に到ったときはオフ状態となるものも提供される。
また、上記に記載した、サークル錠とスタンドとがクラッチを経由して連結した自転車用錠装置において、サークル錠の解錠はリモコン操作により解錠するものも提供される。
そして、このサークル錠とスタンドとがクラッチを経由して連結した自転車用錠装置において、自転車走行中は施錠防止ロック装置により、クラッチがロックされ、施錠不能となることを特徴とする自転車用錠装置も提供される。
本発明の自転車用錠装置においては、サークル錠は車体に弾性体を介して遥動可能に取り付けられ、かつ施錠杆の先端形状が先細りとなっている。そのため、施錠に際して車輪のスポークが施錠杆の移動軌跡上に位置し、施錠杆の先端とスポークとがぶつかった場合には、施錠杆の先端はスポークから押しのけられる方向に力を受ける。その結果、サークル錠を取り付けている弾性体を伸縮させる力が働き、弾性体の伸縮に従ってサークル錠は遥動する。この遥動により、施錠杆先端がスポークを避ける方向に移動し、スポーク間をすり抜け、車輪を施錠することができる。そのため、車輪のスポークの位置に注意を払うことなく、スタンドを跳ね上げ位置から、一気に回転させ、起立させても、問題なくサークル錠の施錠ができる。
さらに本発明の自転車用錠装置においては、自転車走行中は施錠杆をロックし施錠不能とすることのできる施錠防止ロック装置が設けられているために、乗車して走行中にスタンドに衝撃が加わっても施錠されることがなく、車輪の急停止により自転車が転倒して、運転者が怪我をするもことなく、安心して安全に走行できる。また、この施錠防止ロック装置は、乗車時のサドルの下降や、乗車中の車輪の回転を利用してロックする構造としておくことで、乗車中は確実にロックすることができる。
また、本発明のサークル錠とサドルとをクラッチを介してワイヤーで連結する構造としている場合には、解錠に際しても、スタンドを跳ね上げることなく、スタンド起立の状態でクラッチがオフとなり、ワイヤーの牽引が解除されるため、解錠することが可能となる。そのため、スタンドを起立位置にしたまま、リモコン操作による解錠も可能となり、利便性が向上する。
図1は本発明実施例の自転車用錠装置を取り付けた車体後部の側面説明図である。
図2は本発明のサークル錠実施例の解錠状態の説明図である。
図3は本発明のサークル錠実施例の施錠状態の説明図である。
図4は本発明のサークル錠実施例の外観平面説明図である。
図5は本発明のクラッチ実施例の説明図である。
図6は車輪に取り付けた磁石を利用した施錠防止ロック装置の説明図である。
図7は図6の部分説明図である。
1 サークル錠
2、2´ 施錠杆移動つまみ(2:解錠位置 2´:施錠位置)
3 ワイヤー
4 ロック爪取り付け口
5 連結棒
6 台座
7 バネ
8 蝶番
9 サドル
10 クラッチ
11、11´ ワイヤー係止棒(11:解錠位置 11´:施錠位置)
12、12´ ワイヤー係止部(12:解錠位置 12´:施錠位置)
13 ワイヤー
14、14´ スタンド(14:跳ね上げ位置 14´:起立位置)
15、15´ スタンドのワイヤー係止部(15:解錠位置 15´:施錠位置)
16 ハブ
17、17´ 施錠杆
17a 施錠杆の先端
18 施錠杆バネ
19 施錠防止ロック爪
20 施錠杆のロック孔
21 バネ
22 施錠ロック爪
23 シリンダーキー
24 クラッチの基板
24a 基板のハブ取り付け部
24b 基板の泥除けカバーステー取り付け部
24c 基板の開口部
24d 基板のテーパー部
25 クラッチのサークル錠連結円板
26 クラッチのスタンド連結円板
27 クラッチの中心軸
28、28´ 可動爪収納部(28:跳ね上げ位置 28´:起立位置)
29、29´ バネ(29:跳ね上げ位置 29´:起立位置)
30、30´ 固定爪(30:跳ね上げ位置 30´:起立位置)
31、31´ 可動爪(31:跳ね上げ位置 31´:起立位置)
32 泥除けカバーステー
33 ボルト
35、35´ 施錠杆移動部材(35:解錠位置 35´:施錠位置)
36 移動部材収納カバー
37、38 施錠杆移動部材のロック孔
39 施錠防止ロック爪
40 車輪のリム
41 車輪のタイヤ
42、44 磁石ケース
43 磁石
45 ロック爪用磁石
スタンド跳ね上げ位置のクラッチ側面説明図
スタンド起立位置のクラッチ側面説明図
以下、本発明の実施の形態につき、実施例としての図面を参照しながら説明する。
本発明において、サークル錠とスタンドとは連結されている。連結方法としてはロッドでつなぎ、スタンドを回転させる力をサークル錠に伝えたり、歯車を組み合わせて力を伝えたりすることもできるが、ワイヤーで連結しスタンドを回転する力をワイヤーの牽引力とする方法が簡易である。
図1は、ワイヤーで連結した実施例の自転車用錠装置を取り付けた自転車の車体後部の側面説明図である。本実施例ではサークル錠とスタンドとはクラッチを介してワイヤーで連結されている。
図1に示すように、本実施例の形態ではサークル錠1は、バックホーク(シートステー)に固定された台座6に弾性体であるバネ7と蝶番8とにより取り付け、車体に対して遥動可能に取り付けられている。ここでは、バネ7と蝶番8を使用したが、バネのみによってもサークル錠を遥動可能に取り付けることもできるし、バネ以外にも少ない力で伸縮可能な弾性材、例えばスポンジなどを介して、サークル錠1を台座6に取り付け、車体に対して遥動可能に取り付けることができる。また、台座は車体のバックホークなどと一体化したものでもよいし、バックホーク自体を台座としてサークル錠1を車体に取り付けてもよい。サークル錠を車体に対して遥動可能に取り付けるための弾性体としては、図に示したコイルバネ以外にも板バネ、皿バネ(ダイヤフラムバネ)、ゴムやスポンジなどのクッション材なども使用できる。図に示した蝶番とコイルバネの組み合わせは、蝶番を中心としてサークル錠の先端部が遥動しやすく好ましい。
また図1に示すように、サークル錠1の施錠杆移動つまみ2はワイヤー3により、クラッチ10のワイヤー係止棒11と連結し、さらにクラッチ10のワイヤー係止部12とスタンド14のワイヤー係止部15とはワイヤー13により連結している。従って、跳ね上げ位置にあるスタンド14を、起立位置にあるスタンド14´にまで回転させると、ワイヤー13の牽引動作によりクラッチのワイヤー係止部12は12´の位置にまで移動し、同時にワイヤー係止棒11は11´の位置に移動する。同時にワイヤー3の牽引動作により、サークル錠1の施錠杆移動つまみ2は2´の位置に移動し、サークル錠の施錠が完了する。この場合に、施錠杆移動つまみ2の移動距離とワイヤーの移動距離との整合調整はワイヤー係止棒11の長さを調整することで実施できる。
クラッチ10はハブ16と泥除けカバーステー32を利用して車体に取り付けられており、跳ね上げられた位置にあるスタンド14と連結した状態では、クラッチはオン状態であって、ワイヤー係止棒11とワイヤー係止部12は連結し連動する状態である。しかし、スタンド14を回転させ、起立位置にあるスタンド14´の位置にするとクラッチ10はオフ状態となり、ワイヤー係止棒11´とワイヤー係止部12´との連結が解かれ、スタンドが起立位置にある14´の位置であっても、ワイヤー係止棒11´は11の位置に戻ることができ、施錠位置にある施錠杆移動つまみ2´は開錠位置の2に戻すことができる。
さらにサークル錠1には、図1と図2、3に示すように、連結棒5によってサドル9に連結された施錠防止ロック爪19が配置されており、運転者がサドル9に腰掛ける乗車中では、サドル9が下降し、施錠防止ロック爪19と施錠杆17とが咬み合い、施錠杆が移動できず施錠不能となる。図2は乗車中で、サドル9が下降した状態を示し、連結棒5が押し下げられることにより施錠防止ロック爪19が施錠杆17のロック孔20と咬み合い、施錠杆17の移動をロックして、サークル錠1による施錠を不能としているものである。運転者がサドルより降りるとサドル9は上昇し、それに合わせて連結棒5も上方に引き上げられ、施錠防止ロック爪19も上昇し、ロック孔20との咬み合いが外れ、施錠杆17は移動可能となる。図2や3に示すように、サークル錠1のロック爪取り付け口4にバネ21を取り付け、さらに施錠防止ロック爪19を上方に付勢しており、サドルが上昇したとき確実に施錠杆17との咬み合いが外れるようにしている。施錠防止ロック爪19と施錠杆17のロック孔20との咬み合いが外れれば、図3に示すように施錠杆17を施錠位置に移動することができる。
図3に示すような施錠に際しては、前記したように施錠杆17の先端17aと車輪のスポークとがぶつかっても、簡単に施錠が可能である。すなわち、サークル錠1はボルト33に取り付けられたバネ7と蝶番8により、遥動可能となっており、かつ施錠杆の先端17aは球面状で先細りとなっているため、先端17aがスポークとぶつかってもスポークは先端17aを押しのける方向に力を与え、サークル錠1に取り付けたバネ7を伸縮させる作用をする。そのため、サークル錠1はバネ7の伸縮に従って遥動し、先端17aがスポークを避けるように移動することが可能となっている。そのため、先端17aとスポークとの位置関係に係わらず、施錠杆17はスポーク間をすり抜け、車輪を施錠することができる。先端17aの形状は、施錠杆17の移動する軌跡上にスポークがあっても、それを避けるためには、本実施例のような球面状のほか、円錐、角錐などのように先細り形状となっていればよい。また、サークル錠1が遥動可能とするために、バネ7に代えて、上記の力により伸縮する材料であれば、他の弾性体を使用してもよいし、バネと蝶番の組み合わせ以外のその他の形態によってもよいことは前記した通りである。
図3は施錠杆17が施錠位置に移動し、施錠した状態を示している。施錠防止ロック爪19は上方に引き上げられ、施錠杆17を解錠位置に引き戻すための施錠杆バネ18は引き伸ばされ、施錠ロック爪22とロック孔20とが咬み合い、施錠杆17は施錠位置でロックされている。施錠ロック爪22は時計回り方向に付勢して取り付けられており、施錠杆17が図2の解錠位置から、図3の施錠位置になるとロック孔20と咬み合い、施錠杆17をロックして施錠ができる。解錠はシリンダーキー23により、施錠ロック爪22を反時計回りに回し解錠できる。図4はサークル錠1の外観平面説明図であり、解錠位置にある施錠杆移動つまみ2は、施錠位置の2´までスタンドの動きと連動して牽引され、施錠杆17も施錠位置の17´に移動することを示している。
ここでは、施錠ロック爪22とロック孔20との咬み合いを外し、解錠するのにシリンダーキーを用いたが、通常用いられるその他のキーを用いてロック爪22のロックを外して解錠するものでもよい。さらには、プッシュボタンや番号リングなどで、3〜4桁の番号を入力して、予めサークル錠に入力されている決められた番号と一致すると解錠できるキーレスタイプなどいずれのタイプでも使用可能である。
図5は本発明のクラッチ10の実施例の説明図である。クラッチ10は基板24に固定装着された中心軸27に回転可能に取り付けられたサークル錠連結円板25とスタンド連結円板26とにより構成されており、基板24のハブ取り付け部24aと泥除けカバーステー取り付け部24bにより、ハブ16と泥除けカバーステー32を利用して、図1に示すように車体に取り付けられる。円板25にはワイヤー係止棒11が設けられ、ワイヤー3により、サークル錠1と連結されており、11が解錠位置で、11´が施錠位置である。円板26はワイヤー係止部12が設けられ、ワイヤー13により、スタンドと連結されており、12がスタンド跳ね上げ位置(解錠位置)で、12´がスタンド起立位置(施錠位置)である。また、円板25には可動爪31がバネ29により出方向に付勢され、可動爪収納部28に出退可能に取り付けられ、円板26には固定爪30が取り付けられている。
図5のはスタンド跳ね上げ位置(解錠位置)にあるクラッチの側面説明図であり、はスタンド起立位置(施錠位置)にあるクラッチの側面説明図である。の位置では、可動爪31はバネ29によって、可動爪収納部28の外に突出させられ、固定爪30と咬み合っており、クラッチはオン状態である。スタンドを起立することで、ワイヤー係止部12は12´の位置まで牽引され、円板26は時計回りに約1/4回転し、の位置に到る。この間は、固定爪30と可動爪31とはかみ合い、クラッチはオン状態であり、同時に、円板25も回転し、の位置に到る。
一方、基板24には、扇状の開口部24cが設けられており、開口部の一端にはテーパー状部分24dが設けられている。そのため、円板25と円板26とがの位置から、の位置に回転し、固定爪30と可動爪31とが矢印方向に移動し、それぞれ30´と31´の位置になると、可動爪31´はテーパー部分24dにより、可動爪収納部28´の内部に押し込まれて退き、固定爪30´との咬み合いがはずれ、クラッチがオフ状態となる。この状態では、円板25は円板26とは無関係に反時計回りに回転することができ、ワイヤー係止棒11´は11の状態に戻ることができるため、スタンドが起立位置にあってもサークル錠1の解錠ができる。尚、円板25及び26は図示していないバネにより、反時計回りに付勢して中心軸27に取り付けられている。そのため、円板25はの位置に到った後は、直ちにの位置に戻る構造としている。従って、スタンドを起立位置から跳ね上げ位置とすれば、円板26もの位置に戻り、固定爪30と可動爪31とは再び咬み合い、クラッチオンの状態となり、次にスタンドを起立位置に回転すれば施錠ができる。
以上、図5に示す実施例により本発明のクラッチの説明をしたが、クラッチを車体に取り付けるに当たって、円板25及び円板26の外側の両面にさらにもう一回り大きい円板を取り付けて保護カバーとすることが好ましい。また、ワイヤー3及びワイヤー13の通過とワイヤー係止棒11の動きを妨げないような開口部を設けた保護カバーでクラッチ全体を覆うことも好ましい形態である。このように保護カバーを設けた形態では、図5におけるハブ取り付け部24aや泥除けカバーステー取り付け部24bに代えて、取り付け部を保護カバーに設けることができる。
また、以上説明した形態のクラッチでは、スタンドとの連結もワイヤーで行ったが、円板26とスタンドとを直接連結してもよい。例えば、中心軸27をハブ16に固定して、円板26をスタンドと結合させ、スタンドの回転動作にあわせて、円板26を回転させる形態でもよい。さらには、ギヤーによりスタンドと円板26とを連結し、スタンドの回転動作にあわせて円板26を回転することでもよい。
本発明のクラッチは、以上のようにスタンドを跳ね上げ位置から、起立位置に到るまでの回転動作中は、クラッチオンであり、起立位置となった時点でクラッチオフとなるため、スタンドを起立位置として、サークル錠を施錠した後は、スタンドの位置とは無関係にサークル錠の解錠ができる。
サークル錠の解錠はこのようにスタンドを跳ね上げる必要がないため、シリンダー錠など手動により施錠ロック爪22を施錠杆17より外して解錠するほか、自転車より離れた位置から、遠隔操作によるリモコン解錠することが可能となる。例えば、サークル錠に受信機とモーターを組み込み、送信機からの信号によりモーターを作動させ、施錠ロック爪22を動かし解錠することなどが可能となる。
このようなリモコンによる解錠装置は、サークル錠本体に受信機と小型モーターとを内蔵させ、解錠指示信号を発信できる送信機とを組み合わせて構成できる。送信機には押しボタンなどスイッチを設けられ、このスイッチをいれることで、所定の識別番号を含んだ解錠指示信号が発信できる。サークル錠に取り付けられた受信機は、解錠指示信号中に含まれた識別番号が、予め定められ、設定されている識別番号と一致するとモーターを作動させる構成となっている。受信機にはモーターを作動させる電池が必要であるが、車輪の回転力による発電機に連結した二次電池を受信機に組み入れたり、太陽電池やサドルの動きと連動する圧電素子と二次電池とを組み合わせたりすることもできる。この場合は、発電機による充電の他、太陽光による充電や、自転車に乗降するたびに、サドルに連動した圧電素子による充電も利用できるものである。そして、夜間など暗い場所でも、自分の自転車の確認や解錠したことが確認できるように、LEDも組み込み、モーターが作動すると同時に、数回点滅し合図を送るようにもできる。また、送信機はオート発信装置とし、送信機を持って自転車に近づくと自動的に解錠するようにもできる。また、サークル錠やサドルなどにもスイッチを備え、スイッチを押せば解錠するようにもできる。
図1〜5に示した実施例では、スタンドとサークル錠との連結にワイヤーを用いたが、前出のようにクラッチの円板26とスタンドとを直接ないしはギヤーなどにより連結し、ワイヤー係止棒11とサークル錠とをワイヤーまたはロッドなどで連結することも可能である。
また、この実施例では施錠防止ロック装置として、サドル9に連結された施錠防止ロック爪19と施錠杆に設けたロック孔20とが咬み合う構造とし、自転車走行中では運転者はサドルに腰を下ろすことを利用した。
別の形態の施錠防止ロック装置としては、自転車走行中は車輪が回転していることを利用して、施錠杆もしくは施錠杆移動部材の移動をロックすることもできる。図6および図7に、その実施例を示した。
図6は車輪に磁石を取り付け、車輪の回転中は施錠防止できる施錠防止ロック装置の説明図である。図6における施錠防止ロック装置は、施錠杆17を移動するための施錠杆移動つまみ2と結合した施錠杆移動部材35と、この移動部材35を内部に収納し、開錠状態(35)と施錠状態(35´)相互に移動させることのできる移動部材収納カバー36と、サドルに連結した施錠防止ロック爪39と、車輪のタイヤ41を装着するためのリム40に取り付けられ、磁石43を収納した磁石ケース42と、サークル錠1に取り付けられ、施錠防止ロック爪と一体化したロック爪用磁石45を収納した磁石ケース44とから構成されている。ここで磁石43とロック爪用磁石45とはN極、またはS極同士が向き合うようにセットされている。
リム40に取り付けられた磁石ケース42の磁石43の収納部分は、図7に示すようにリム40の円周の接線に対して約45°の角度となっている。これは図1に示すようにサークル錠が後輪に取り付けられる場合、車輪最上部の頂点から約45°ずれた位置に取り付けられるためである。このように傾けることで、磁石ケース42とロック爪磁石45を収納した磁石ケース44とが接近した位置で停車しても、車輪の回転が止まると遠心力がなくなり、重力により磁石は43´の位置になるようにするためである。すなわち、自転車走行中は車輪が回転しているため、回転に伴う遠心力により磁石43はタイヤ側である外側に押し付けられる。しかし、停車し車輪の回転が止まると遠心力がなくなり、重力により磁石は43´の位置になる。
ロック爪用磁石45と磁石43とはそれぞれの極が向かい合ってセットされているため、自転車走行中ではロック爪用磁石45は磁石43と反発して上方に押しやられるため、磁石45のロック爪部分は施錠杆移動部材35に設けられたロック孔37に挿入され、施錠杆移動部材35はロックされる。自転車停車中では磁石43は43´の位置になるため、ロック爪用磁石45は45´の位置となり、ロック孔37との咬み合いがはずれ施錠杆移動部材35は施錠防止ロックがはずれ、施錠位置の35´とすることができる。尚、図7では車輪の一部分を示しているが、磁石43を収納した磁石ケース42を車輪全体で複数個設けることで、ロック爪用磁石45と磁石43との反発を継続して維持することができるため、自転車走行中は、磁石45のロック爪部分と施錠杆移動部材35に設けられたロック孔37とのかみ合いを連続的に維持しておくことができる。
図6に示した実施例では、サドルに連結した施錠防止ロック爪39も備え、サドルに腰を下ろすことでロック孔38にロック爪39を挿入し、施錠防止ロックをすることもできる。しかし、この実施例では、車輪の回転を利用して施錠防止ロックができるため、坂道などでペダルにより力を加えるため、サドルから腰を浮かせても施錠防止ロックを行うことができる。
この実施例では、磁石ケース42を車輪のリムに装着したが、警告反射板などと同様にスポークに装着することもできる。いずれも場合でも磁石ケース42を警告反射板と兼用することができる。
自転車走行中の車輪の回転を利用するには、以上のように磁石を利用することで実施できるが、その他、前照灯用発電機と同様に回転輪をタイヤに押し付け発電を行いその電力でロック爪をロック孔に挿入したり、摩擦を利用して回転輪の回転力をロック爪の移動力に転換して、ロック爪をロック孔に挿入したりすることなども可能である。
また、図6において施錠杆移動部材35を開錠位置から施錠位置とするには、移動部材35に係止するワイヤーを移動部材収納カバー36の内部に通して牽引してもよいし、収納カバー36に溝を設け、その溝から移動部材35の一部を外部に突出させ、その突出部にワイヤーを係止して牽引してもよい。図6の例では、この突出部は図の上部に突出することになり、ボルト33に取り付けられた弾性体であるバネとは離れた位置となり、牽引動作が行われても、サークル錠1の遥動が妨げられることがなく、この形態は好ましいものである。
この施錠防止ロック装置では、ロック機構をサークル錠の施錠杆等に作用させることで説明したが、クラッチを介してサークル錠とスタンドとが連結されている場合には、ロック機構をクラッチに作用させてもよい。例えば、上記の磁石ケース42を車輪のスポークに装着すれば、クラッチの近くに取り付けることができるため、ロック爪磁石をクラッチのサークル錠連結円板25に作用させ、ロックさせることもできる。
以上の実施例では、サークル錠を後輪に適用した例につき説明したが、サークル錠を前輪に適用したり、ハンドルの操作を施錠杆でロックしたりする自転車用錠装置にも同様に適用できる。
以上のように、本発明の錠は自転車用錠のほか自動二輪車などにも有用に活用できるものである。

Claims (8)

  1. 車体に弾性体を介して遥動可能に取り付けられ、施錠杆の先端形状が先細りであるサークル錠と、車体に回転可能に取り付けられたスタンドとが連結され、スタンドを起立させたときにサークル錠の施錠杆を施錠位置とし施錠できる自転車用錠装置。
  2. 請求の範囲1に記載の自転車用錠装置において、サークル錠とスタンドとがワイヤーにより連結され、スタンドを起立させたときのワイヤーの牽引動作によりサークル錠の施錠杆を施錠位置とし施錠できることを特徴とする自転車用錠装置。
  3. 請求の範囲1もしくは2に記載の自転車用錠装置において、自転車走行中は施錠防止ロック装置により、施錠杆がロックされ、施錠不能となることを特徴とする自転車用錠装置。
  4. 請求の範囲3に記載の自転車用錠装置において、施錠防止ロック装置は、サークル錠にサドルに連結した施錠防止ロック爪が配置され、乗車によりサドルが下降した状態では施錠防止ロック爪と施錠杆とが咬み合う構造であることを特徴とする自転車用錠装置。
  5. 請求の範囲3に記載の自転車用錠装置において、施錠防止ロック装置は、車輪の回転を利用して、サークル錠に配置された施錠防止ロック爪と施錠杆もしくは施錠杆移動部材とが咬み合う構造であることを特徴とする自転車用錠装置。
  6. 請求の範囲1〜5のいずれかに記載の自転車用錠装置において、サークル錠とスタンドとがクラッチを経由して連結され、クラッチはスタンドが跳ね上げ位置から起立位置に到るまでの回転動作中ではオン状態であるが、スタンドが起立位置に到ったときにはオフ状態となることを特徴とする自転車用錠装置。
  7. 請求の範囲6に記載の自転車用錠装置において、サークル錠の解錠はリモコン操作により行うことを特徴とする自転車用錠装置。
  8. 請求の範囲6もしくは7に記載の自転車用錠装置において、自転車走行中は施錠防止ロック装置により、クラッチがロックされ、施錠不能となることを特徴とする自転車用錠装置。
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