JPH11278331A - 自転車用鎖錠装置 - Google Patents

自転車用鎖錠装置

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JPH11278331A
JPH11278331A JP10079136A JP7913698A JPH11278331A JP H11278331 A JPH11278331 A JP H11278331A JP 10079136 A JP10079136 A JP 10079136A JP 7913698 A JP7913698 A JP 7913698A JP H11278331 A JPH11278331 A JP H11278331A
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JP
Japan
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lock
power
signal
bicycle
transmission
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Application number
JP10079136A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Nishimura
律夫 西村
Susumu Sato
行 佐藤
Kenichi Tanaka
賢一 田中
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Bridgestone Cycle Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Cycle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車用鎖錠装置の受信待機時の電力消費を
小さくする。 【解決手段】 受信制御部34から電源供給スイッチ3
3への信号PSを断続的にオンオフし、送信制御37か
ら送信された信号TCの機種コード及び認証コードを照
査すると錠機構部8をロックし又はロック解除する。こ
のように信号PSを断続的にオンオフすることによっ
て、電源を常にオンにする場合に比べて自転車用鎖錠装
置の受信待機時の電力消費を著しく小さくすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自転車の
盗難防止のために用いられる自転車用鎖錠装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、送信部からの信号を受信部が受信
することによって錠の開閉を行う自転車用鎖錠装置が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自転車用鎖錠装置では、送信部からの信号を待機す
るために受信部の電源を常にオンにする必要がある。し
たがって受信待機時の電力消費が大きくなるという不都
合がある。
【0004】本発明の目的は、受信待機時の電力消費が
小さく自転車用鎖錠装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうちの請求項1
記載の自転車用鎖錠装置は、錠を開閉する錠開閉手段
と、この錠開閉手段を駆動させるための駆動信号を送信
する送信手段と、この駆動信号を受信する受信手段とを
具え、この受信手段はその電源を断続的にオンオフし、
前記駆動信号送信時に前記電源がオン状態になると前記
錠開閉手段が錠を開閉するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0006】請求項1記載の盗難防止システムによれ
ば、受信手段はその電源を断続的にオンオフし、駆動信
号送信時に受信手段の電源がオン状態になると錠開閉手
段が錠を開閉する。このように電源を断続的にオンオフ
することによって、電源を常にオンにする場合に比べて
受信待機時の電力消費を著しく小さくすることができ
る。
【0007】本発明のうち請求項2記載の自転車用鎖錠
装置は、前記駆動信号は、nを整数とした場合、前後に
スタートビット及びストップビットをそれぞれ伴う機種
コード及び認証コードをn個有し、n−1個の機種コー
ド及び認証コードが送信される時間を前記電源のオフ間
隔以上とし、前記電源がオンになったときに前記駆動信
号が送信されていると、前記機種コード及び認証コード
のうちの一つの読み取りを終了するまで電源をオンのま
まにするようにしたことを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の自転車用鎖錠装置によれ
ば、n−1個の機種コード及び認証コードが送信される
時間を電源のオフ間隔以上とし、電源がオンになったと
きに駆動信号が送信されていると、機種コード及び認証
コードのうちの一つの読み取りを終了するまで電源をオ
ンのままにする。これによって、機種コード及び認証コ
ードの読み取りが確実に行われる。
【0009】本発明のうち請求項3記載の自転車用鎖錠
装置は、前記駆動信号を、前記電源のオフ間隔以上の間
ハイレベルの信号にした後にスタートビット、機種コー
ド及び認証コード並びにストップビットを順次続けたも
のとし、前記電源がオンになったときに前記駆動信号が
送信されていると、前記機種コード及び認証コードの読
み取りを終了するまで電源をオンのままにするようにし
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の自転車用鎖錠装置によれ
ば、電源がオンになったときに駆動信号が送信されてい
ると、機種コード及び認証コードの読み取りを終了する
まで電源をオンのままにする。この場合も、機種コード
及び認証コードの読み取りが確実に行われる。
【0011】本発明のうちの請求項4記載の自転車用鎖
錠装置は、前記電源のオフ間隔を、錠の開閉直後では所
定の間隔より短くし、その後所定の間隔になるまで順次
増大させるようにしたことを特徴とするものである。
【0012】請求項4記載の自転車用鎖錠装置によれ
ば、電源のオフ間隔を、錠の開閉直後では所定の間隔よ
り短くし、その後所定の間隔になるまで順次増大させ
る。電源のオフ間隔をこのように変化させることによっ
て、新聞配達時のように錠の開閉を頻繁に行う場合には
錠の開閉時間を短くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による自転車用鎖錠装置の
実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、
同一部材には同一符号を付すものとする。図1は、本発
明による自転車用鎖錠装置を設けた自転車の全体側面図
である。図1において、ハブダイナモ1を、自転車の前
輪2のハブに内蔵する。このハブダイナモ1を、フォー
ク3に取り付けられたランプ4を夜間に点灯するために
用いる。また、フオォーク5に取り付けられた自転車用
鎖錠装置の錠及び受信アッセンブリ6は、後輪7をロッ
クする。
【0014】図2Aはロック解除状態の自転車用鎖錠装
置の錠及び受信アッセンブリの正面図であり、図2Bは
その内部を示す図である。これらの図は、錠及び受信ア
ッセンブリ6を図1のX方向から見たものである。この
錠及び受信アッセンブリ6は、錠機構部8と、錠駆動部
9と、信号受信部10と、受信用電池カバー11と、音
声出力部12とを具える。
【0015】錠機構部8は、実際の錠となるU字型バー
13を有する。このU字型バー13は、錠駆動部9内の
ウォーム14及びウォームホイール15を介して接続さ
れたモータ16によって駆動され、信号受信部10の信
号受信に応答して自転車用鎖錠装置のロック及びロック
解除を行う。
【0016】錠及び受信アッセンブリ6内の基板17上
には、種々の受信制御を行うとともに固有の認証値が記
憶されている受信制御用CPU18と、自転車の走行状
態を判別する振動検出センサ19と、後に説明する送信
部からの信号(本例では、指向性の強い無線信号を用い
る。)を受信する受信コイル20と、音声を取り込むた
めのマイクロホン21と、受信用電池22とが設けられ
ている。
【0017】自転車用鎖錠装置の施錠時に自転車に振動
が加えられる、すなわち自転車を盗もうとするものが錠
及び受信アッセンブリ6を破壊しようとして自転車に振
動が加えられると、振動センサ19が振動を検知し、音
声出力部12は、スピーカ23を介して、例えば「この
自転車には防犯ブザーが付いています。自転車を動かす
と大音量のブザーが作動します。」と警告を発する。本
例では、このような音声をマイクロホン21によってL
SIに記憶させることができる。
【0018】図3Aは自転車用鎖錠装置の送信アッセン
ブリ部の正面図であり、図3Bはその内部を示す図であ
る。この送信アッセンブリは、ボタン24及び25を押
すことによって送信信号を出力する送信スイッチ26,
27と、送信信号を送出する送信コイル28と、種々の
送信制御を行うとともに固有の認証値が記憶されている
送信制御用CPU29と、送信用電池30と、送信用電
池30の残量の有無を表示するLED31とを具える。
【0019】送信コイル28から送出される送信信号
は、送信コイル28によって磁界変化が送信コイル28
方向に沿って生じるために指向性が極めて強いものとな
る。また、送信信号が送信されるとLED31も断続的
に発光する。さらに、送信制御用CPU29が記憶して
いる固有の認証値を、受信制御用CPU17(図2)が
記憶しているものと同一にする。これによって、同一の
認証値を有する送信信号を受信コイル19(図2B)に
送信すると、錠のロック又はロック解除動作が行われ、
それに対して、同一の認証値を有しない送信信号を送信
すると、音声出力部12(図2A)から音声が出力され
る。この音声は、マイクロホン20(図2B)によっ
て、例えば、「この自転車は○○の自転車です。」とい
う音声が受信制御用LSI17(図2B)に記憶され
る。
【0020】図4は、本発明による自転車用鎖錠装置の
実施の形態のブロック図である。復調回路32、電源供
給スイッチ33、受信制御部34、音声記憶部35及び
認証コード記憶部36は、受信制御用CPU17(図
2)に含まれる。受信制御部34は、錠駆動部9、振動
検出センサ19及び復調回路32からの信号CR,SO
及びRSがそれぞれ送信され、錠駆動部9、音声出力部
21及び電源供給スイッチ33は信号LD,SR及びP
Sをそれぞれ受信する。
【0021】送信制御部37、認証コード記憶部38及
び変調回路39は、送信制御用CPU29(図3)に含
まれる。送信制御部37は、変調回路39に信号TCを
送信するとともに、送信スイッチ26,27から信号T
Sを受信する。
【0022】図5は、信号TS,TC,RS,PS,L
D,CR,SO,SP及び鍵状態を説明する信号波形図
である。図において、縦軸に信号TS,TC,RS,P
S,LD,CR,SO,SP及び鍵状態を示し、横軸に
経過時間を示す。これについては、後にフローチャート
を用いて説明する。
【0023】図6は、信号TC及びPSを説明する信号
波形図であり、図7は、信号TC,LD及びPSを説明
する信号波形図である。これらについても、後にフロー
チャートを用いて説明する。
【0024】図8は、自転車用鎖錠装置の送信側の動作
のフローチャートである。このルーチンは、運転者が送
信スイッチ26,27(図4)をオンする度に行われる
ものである。
【0025】先ず、ステップS1において、電源がオン
される、すなわち、送信スイッチ26,27(図4)が
オンされて、初期設定が行われる(ステップS2)。誤
動作を防止するために、ステップS3において、キー入
力が検出されたか否か判断する。キー入力が行われてい
ると、信号TSがオンとなる。キー入力が検出されない
場合、キー入力が検出されるまでステップS3を繰り返
す。キー入力が検出された場合、信号TCは、信号PS
がローである最長期間Tamax(図5〜7。これにつ
いては後に説明する。)よりも長い期間Tu(図5)の
間ハイとなり、その後、機種コードを出力し(ステップ
S5)、認証コードを出力した(ステップS6)後、ス
テップS3に戻る。
【0026】以上のルーチンは、図6のタイプBについ
てのものであるが、タイプAのように、スタートビット
及びストップビットをそれぞれ前後に伴う機種・認識コ
ードをn回(n−1回の機種・認識コードの期間をTa
maxより長くする。)繰り返すようにすることもでき
る。
【0027】図9は、自転車用鎖錠装置の受信側の動作
のフローチャートである。このルーチンは、受信コイル
19(図4)が送信コイル28(図4)からの送信信号
を受信する度に行われる。先ず、ステップS9におい
て、電源がオンされる、すなわち、受信コイル19(図
4)が送信コイル28(図4)の送信信号を受信して、
初期設定が行われる(ステップS10)。
【0028】次いで、ステップS11において、音声取
り込みモードであるか否か、すなわち、マイクロホン2
0(図4)によって音声が記憶されているか否か判断す
る。音声取り込みモードである場合、ステップS12に
おいて、音声記憶部35(図4)は、マイクロホン20
を通じて音声が記憶される。
【0029】それに対して、音声取り込みモードでない
場合、ステップS13において、受信許可状態であるか
否か、すなわち、振動検出センサ19(図4)によって
振動が検出されているか否か判断する。受信許可状態で
ない場合、振動の検出を終了した後Td(図5)の間、
受信制御用CPU17(図2B)を省電力モードにし
(ステップS14)、ステップS13に戻る。
【0030】それに対して、受信許可状態である場合、
受信動作ルーチンを行った(ステップS15)後、受信
データの有無を判断する(ステップS16)。受信デー
タがある場合にはステップS17の認証照査ルーチンに
進み、それに対して、受信データがない場合にはステッ
プS13に戻る。認証照査ルーチン後、ステップS18
において、機種・認証コードの認証が成功したか否か判
断する。成功した場合にはステップ19の錠動作ルーチ
ンに進んだ後にステップS13に戻り、成功しなかった
場合には直接ステップS13に戻る。
【0031】図10は、受信動作ルーチンのフローチャ
ートである。この場合、先ず、ステップS20におい
て、受信制御用CPU17(図2B)を時間Ta(図
5)の間省電力モードにする。その後、電源スイッチ3
3(図4)をオンにした(ステップS21)後、受信制
御用CPU17(図2B)を時間Tb(図5)の間省電
力モードにする(ステップS22)。
【0032】その後、ステップS23において、受信コ
イル19(図4)が送信コイル28(図4)からの送信
信号を受信したか否か判断する。送信信号を受信した場
合には、受信制御部34(図4)はその送信信号の受信
データを取り込み(ステップS24)、このルーチンを
終了する。
【0033】それに対して、送信信号を受信しない場合
には、ステップS25において、信号PSがローである
期間Ta(図5)が期間Tamax(図5)未満である
か否か判断する。期間Tamax(図5)未満である場
合、ステップS26において期間Taを増大させ、この
ルーチンを終了する。期間Tamax(図5)以上であ
る場合、このルーチンを終了する。
【0034】ステップS23,S25及びS26を、図
7を用いて詳細に説明すると、信号TCがロー状態で信
号LDをハイからローにした直後の信号PSのローの期
間Taを期間Taminとし、その後、期間Tzの間、
信号PSのローの期間Taを、期間Tamaxになるま
で順次長くする。
【0035】図11は、認証照査ルーチンのフローチャ
ートである。この場合、先ず、機種コードを照査した
(ステップS27)後、機種コードの照査に成功したか
否か判断する(ステップS28)。機種コードの照査に
成功しなかった場合、時間Tc(図6)の間動作を停止
し、このルーチンを終了する。
【0036】それに対して、機種コードの照査に成功し
た場合、認証コードを照査し(ステップS30)、認証
コードの照査が成功したか否か判断する(ステップS3
1)。認証コードの照査に成功した場合にはこのルーチ
ンを終了し、成功しなかった場合には、音声Aを出力し
(ステップS32)、期間Ta(図4)の初期化を行い
(ステップS33)、このルーチンを終了する。なお、
音声Aは、既に説明したように、マイクロホン20(図
4)によって音声記憶部35(図4)に記憶されたもの
であり、例えば、「この自転車は○○の自転車です。」
という音声とする。
【0037】図12は、錠動作ルーチンのフローチャー
トである。この場合、先ず、音声Bを出力した(ステッ
プS34)後、錠機構部8(図4)の現在の状態がロッ
ク状態であるか又はロック解除状態であるか判断する
(ステップS35)。なお、音声Bを、例えば、「錠を
ロックします。」又は「錠のロックを解除します。」と
する。
【0038】錠機構8(図4)が現在ロック解除状態で
ある場合、すなわち、錠機構8(図4)をロックする場
合、錠駆動部9(図4)のウォーム13及びウォームホ
イール14(図2B)は、錠機構部8がロック状態にな
るようにモータ16(図2B)を駆動させる(ステップ
S36)。それに対して、錠機構8(図4)が現在ロッ
ク状態である場合、すなわち、錠機構8(図4)をロッ
ク解除する場合、錠駆動部9(図4)のウォーム13及
びウォームホイール14(図2B)は、錠機構部8がロ
ック解除状態になるようにモータ16(図2B)を駆動
させる(ステップS37)。
【0039】錠機構8(図4)をロックし又はロック解
除した後、ロック電流を検出したか否か、すなわち、信
号CRがハイになったか否か判断する。ロック電流を検
出した場合、このルーチンを終了し、検出しない場合に
はロック電流を検出するまでステップS38を繰り返
す。
【0040】図13は、振動センサ割り込みのフローチ
ャートである。このルーチンは、振動検出センサ19
(図4)によって振動を検出する度に行われるのもであ
り、先ず、ステップS39において、時間Td(図5)
の間、受信コイル19(図4)は、送信コイル28(図
4)からの送信信号を受信しないようにする、すなわ
ち、信号RSをロー状態にする。
【0041】その後、錠機構部8(図4)の現在の状況
を判断する。すなわち、錠機構部8(図4)がロック状
態であるか又はロック解除状態であるか判断する。ロッ
ク解除状態である場合にはこのルーチンを終了し、ロッ
ク状態である場合には一定時間盗難警報を出力し、この
ルーチンを終了する。このような警報を、音声合成LS
Iによる音声、圧電ブザーによるブザー音等とする。
【0042】上記実施の形態によれば、信号PSを断続
的にオンオフし、機種コード及び認証コードを照査する
と錠機構部8(図4)をロックし又はロック解除する。
このように錠及び受信部6(図1)の電源を断続的にオ
ンオフすることによって、電源を常にオンにする場合に
比べて錠及び受信部6(図1)の受信待機時の電力消費
を著しく小さくすることができる。
【0043】また、信号PSのオフ間隔を、錠の開閉後
では間隔Tamaxより短かい間隔Taminとし、そ
の後間隔Tamaxになるまで順次増大させる。信号P
Sのオフ間隔をこのように変化させることによって、新
聞配達時のように錠の開閉を頻繁に行う場合には錠の開
閉時間を短くすることができる。
【0044】また、振動検出センサによって振動が検出
されている間には錠機構部のロック又はロック解除が行
われないので、走行時に送信スイッチが押されることに
よって自転車用鎖錠装置がロックされ又はロック解除さ
れるという事態が生じることがない。
【0045】また、送信アッセンブリからの送信信号を
指向性の強いものとしているので、自転車用鎖錠装置の
錠及び受信アッセンブリを、運転者が自転車のサドルに
跨がっているときに送信信号を受信しにくい位置に配置
することができる。
【0046】また、予め自転車所有者の音声を録音し、
認識コードが一致しない場合にはその音声を発生させる
ようにするので、同タイプの自転車が他に存在する場合
の識別を用意にすることができる。
【0047】さらに、施錠時に乗車等をすると警告音を
発生させるようにしているので、盗難防止に有効なもの
となる。
【0048】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、上記自転車用鎖錠装置を、音声警報装置に用いた
が、それ以外のものにも用いることができる。また、無
線信号の代わりに赤外信号を用いることもできる。
【0049】受信手段は、その電源を断続的にオンお伏
し、そのオフ時間を順次所定の間隔に増大させている
が、所定の間隔に達した後順次減少させるようにして、
増大と減少を繰り返すようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、受信手段はその電源を
断続的にオンオフし、駆動信号送信時に受信手段の電源
がオン状態になると錠開閉手段が錠を開閉する。このよ
うに電源を断続的にオンオフすることによって、電源を
常にオンにする場合に比べて受信待機時の電力消費を著
しく小さくすることができる。
【0051】また、電源のオフ間隔を、錠の開閉後では
所定の間隔より短くし、その後所定の間隔になるまで順
次増大させる。電源のオフ間隔をこのように変化させる
ことによって、新聞配達時のように錠の開閉を頻繁に行
う場合には錠の開閉時間を短くすることができる。
【0052】また、送信アッセンブリからの送信信号を
指向性の強いものとすると、自転車用鎖錠装置の錠及び
受信アッセンブリを、運転者が自転車のサドルに跨がっ
ているときに送信信号を受信しにくい位置に配置するこ
とができる。
【0053】また、予め自転車所有者の音声を録音し、
認識コードが一致しない場合にはその音声を発生させる
場合、同タイプの自転車が他に存在する場合の識別を用
意にすることができる。
【0054】さらに、施錠時に乗車等をすると警告音を
発生させるようにした場合、盗難防止に有効なものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自転車用鎖錠装置を設けた自転車
の全体側面図である。
【図2】Aはロック解除状態の自転車用鎖錠装置の錠及
び受信アッセンブリの正面図であり、Bはその内部を示
す図である。
【図3】Aは自転車用鎖錠装置の送信アッセンブリの正
面図であり、Bはその透視図である。
【図4】本発明による自転車用鎖錠装置の実施の形態の
ブロック図である。
【図5】信号TS,TC,RS,PS,LD,CR,S
O,SP及び鍵状態を説明する信号波形図である。
【図6】信号TC及びPSを説明する信号波形図であ
る。
【図7】信号TC,LD及びPSを説明する信号波形図
である。
【図8】自転車用鎖錠装置の送信側の動作のフローチャ
ートである。
【図9】自転車用鎖錠装置の受信側の動作のフローチャ
ートである。
【図10】受信動作ルーチンのフローチャートである。
【図11】認証照査ルーチンのフローチャートである。
【図12】錠動作ルーチンのフローチャートである。
【図13】振動センサ割り込みのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ハブダイナモ 2 前輪 3,5 フォーク 4 ランプ 6 錠及び受信アッセンブリ 7 後輪 8 錠機構部 9 錠駆動部 10 信号受信部 11 受信用電池カバー 12 音声出力部 13 U字型バー 14 ウォーム 15 ウォームホイール 16 モータ 17 基板 18 受信制御用CPU 19 振動検出センサ 20 受信コイル 21 マイクロホン 22 受信用電池 23 スピーカ 24,25 ボタン 26,27 スイッチ 28 送信コイル 29 送信制御用CPU 30 送信用電池 31 LED 32 復調回路 33 電源供給スイッチ 34 受信制御部 35 音声記憶部 36 認証コード記憶部 37 送信制御部 38 認証コード記憶部 39 変調回路 CR,LD,PS,RS,SO,SR,TC,TS 信

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠を開閉する錠開閉手段と、この錠開閉
    手段を駆動させるための駆動信号を送信する送信手段
    と、この駆動信号を受信する受信手段とを具え、この受
    信手段はその電源を断続的にオンオフし、前記駆動信号
    送信時に前記電源がオン状態になると前記錠開閉手段が
    錠を開閉するようにしたことを特徴とする自転車用鎖錠
    装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動信号は、nを整数とした場合、
    前後にスタートビット及びストップビットをそれぞれ伴
    う機種コード及び認証コードをn個有し、n−1個の機
    種コード及び認証コードが送信される時間を前記電源の
    オフ間隔以上とし、前記電源がオンになったときに前記
    駆動信号が送信されていると、前記機種コード及び認証
    コードのうちの一つの読み取りを終了するまで電源をオ
    ンのままにするようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の自転車用鎖錠装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動信号を、前記電源のオフ間隔以
    上の間ハイレベルの信号にした後にスタートビット、機
    種コード及び認証コード並びにストップビットを順次続
    けたものとし、前記電源がオンになったときに前記駆動
    信号が送信されていると、前記機種コード及び認証コー
    ドの読み取りを終了するまで電源をオンのままにするよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の自転車用鎖錠
    装置。
  4. 【請求項4】 前記電源のオフ間隔を、錠の開閉直後で
    は所定の間隔より短くし、その後所定の間隔になるまで
    順次増大させるようにしたことを特徴とする請求項1か
    ら3のうちのいずれかに記載の自転車用鎖錠装置。
JP10079136A 1998-03-26 1998-03-26 自転車用鎖錠装置 Pending JPH11278331A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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