JPH0856387A - キーレス/セキュリティシステム - Google Patents
キーレス/セキュリティシステムInfo
- Publication number
- JPH0856387A JPH0856387A JP19054594A JP19054594A JPH0856387A JP H0856387 A JPH0856387 A JP H0856387A JP 19054594 A JP19054594 A JP 19054594A JP 19054594 A JP19054594 A JP 19054594A JP H0856387 A JPH0856387 A JP H0856387A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- code
- unit
- security
- variable
- transmission data
- Prior art date
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- Selective Calling Equipment (AREA)
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信データの可変コードの変化の規則性の解
明が容易でなく、高い安全性を保つことが可能なキーレ
ス/セキュリティシステムを提供する。 【構成】 少なくとも送信ユニット1とセキュリティ受
信ユニット2とを備え、送信ユニット1からセキュリテ
ィ受信ユニット1に、固定コード及び可変コードからな
るIDコードとコマンドコードとにより構成される送信
データを送信したとき、IDコード中の固定コードと可
変コードがそれぞれ所定のものであるときに限って、セ
キュリティ受信ユニット2が送信データに応答するよう
に構成されているキーレス/セキュリティシステムにお
いて、IDコードは、各周期毎に決められるランダムな
数の等差にしたがって順次変化する可変コードを有す
る。
明が容易でなく、高い安全性を保つことが可能なキーレ
ス/セキュリティシステムを提供する。 【構成】 少なくとも送信ユニット1とセキュリティ受
信ユニット2とを備え、送信ユニット1からセキュリテ
ィ受信ユニット1に、固定コード及び可変コードからな
るIDコードとコマンドコードとにより構成される送信
データを送信したとき、IDコード中の固定コードと可
変コードがそれぞれ所定のものであるときに限って、セ
キュリティ受信ユニット2が送信データに応答するよう
に構成されているキーレス/セキュリティシステムにお
いて、IDコードは、各周期毎に決められるランダムな
数の等差にしたがって順次変化する可変コードを有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーレス/セキュリテ
ィシステムに係わり、特に、送信ユニットからセキュリ
ティ受信ユニットに送信されるIDコードが第3者によ
って不正にコピーされても、高い安全性を保つことが可
能なキーレス/セキュリティシステムに関する。
ィシステムに係わり、特に、送信ユニットからセキュリ
ティ受信ユニットに送信されるIDコードが第3者によ
って不正にコピーされても、高い安全性を保つことが可
能なキーレス/セキュリティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、キーレス/セキュリティシステ
ムは、自動車の不使用時に、自動車自体及び車載機器
(物品)の盗難を防ぐためのものであって、キーレス/
セキュリティシステムがセキュリティモードに設定され
ている際に、第3者が、自動車のドアを開けたり、自動
車のトランクを開いたり、自動車に大きな衝撃を加えた
りすると、付属の警報手段を動作させる(例えば、サイ
レン音を発生させる、ヘッドライトを点滅させる等)と
ともに、自動車の発進防止手段を動作させる(例えば、
エンジンの駆動を停止させる等)ようにする。
ムは、自動車の不使用時に、自動車自体及び車載機器
(物品)の盗難を防ぐためのものであって、キーレス/
セキュリティシステムがセキュリティモードに設定され
ている際に、第3者が、自動車のドアを開けたり、自動
車のトランクを開いたり、自動車に大きな衝撃を加えた
りすると、付属の警報手段を動作させる(例えば、サイ
レン音を発生させる、ヘッドライトを点滅させる等)と
ともに、自動車の発進防止手段を動作させる(例えば、
エンジンの駆動を停止させる等)ようにする。
【0003】この場合、かかるキーレス/セキュリティ
システムとしては、少なくとも送信ユニットとセキュリ
ティ受信ユニットとを備えているものが知られており、
この中で、送信ユニットは、自動車の不使用時に、自動
車から離れる所有者側が携帯しているものであり、一
方、セキュリティ受信ユニットは、自動車の使用不使用
に係わらず、自動車側に常時搭載されているものであ
る。そして、このキーレス/セキュリティシステムは、
セキュリティモードに設定する際またはセキュリティモ
ードの設定を解除する際に、それぞれ、送信ユニットの
起動キー(アーミングキー)または停止キー(ディスア
ーミングキー)を操作すれば、前記設定または前記設定
の解除が行われる。
システムとしては、少なくとも送信ユニットとセキュリ
ティ受信ユニットとを備えているものが知られており、
この中で、送信ユニットは、自動車の不使用時に、自動
車から離れる所有者側が携帯しているものであり、一
方、セキュリティ受信ユニットは、自動車の使用不使用
に係わらず、自動車側に常時搭載されているものであ
る。そして、このキーレス/セキュリティシステムは、
セキュリティモードに設定する際またはセキュリティモ
ードの設定を解除する際に、それぞれ、送信ユニットの
起動キー(アーミングキー)または停止キー(ディスア
ーミングキー)を操作すれば、前記設定または前記設定
の解除が行われる。
【0004】また、前記キーレス/セキュリティシステ
ムは、送信ユニットからセキュリティ受信ユニットに向
かって送信される送信データとして、コマンドコードの
他にそれぞれのキーレス/セキュリティシステムに特有
のID(識別)コードを有しているもので、送信ユニッ
トから送信データが送信された際に、その送信データに
含まれるIDコードと同じIDコードを備えるセキュリ
ティ受信ユニットだけが応答し、セキュリティモードの
設定やセキュリティモードの設定を解除が行われるもの
である。このように、このキーレス/セキュリティシス
テムは、セキュリティ受信ユニットが特定のIDコード
を有する送信データ以外には応答しないため、自動車ま
たは車載機器(物品)の盗難防止に大いに役立つもので
ある。
ムは、送信ユニットからセキュリティ受信ユニットに向
かって送信される送信データとして、コマンドコードの
他にそれぞれのキーレス/セキュリティシステムに特有
のID(識別)コードを有しているもので、送信ユニッ
トから送信データが送信された際に、その送信データに
含まれるIDコードと同じIDコードを備えるセキュリ
ティ受信ユニットだけが応答し、セキュリティモードの
設定やセキュリティモードの設定を解除が行われるもの
である。このように、このキーレス/セキュリティシス
テムは、セキュリティ受信ユニットが特定のIDコード
を有する送信データ以外には応答しないため、自動車ま
たは車載機器(物品)の盗難防止に大いに役立つもので
ある。
【0005】ところで、キーレス/セキュリティシステ
ムは、自動車または車載機器(物品)の盗難防止に役立
つものの、近年になって、空間を伝播する各種信号や各
種コードをコピーするコピー技術が出現し、そのコピー
技術がキーレス/セキュリティシステムに使用される
と、せっかくの盗難防止機能が無益になるという心配が
生じるようになった。即ち、送信ユニットからセキュリ
ティ受信ユニットに送信データが送信されている間に、
この送信データがコピーされてしまうと、そのコピーさ
れた送信データを用いれば、当該セキュリティ受信ユニ
ットを自由に操作し、自動車のドアを開いたりすること
ができるようになる。
ムは、自動車または車載機器(物品)の盗難防止に役立
つものの、近年になって、空間を伝播する各種信号や各
種コードをコピーするコピー技術が出現し、そのコピー
技術がキーレス/セキュリティシステムに使用される
と、せっかくの盗難防止機能が無益になるという心配が
生じるようになった。即ち、送信ユニットからセキュリ
ティ受信ユニットに送信データが送信されている間に、
この送信データがコピーされてしまうと、そのコピーさ
れた送信データを用いれば、当該セキュリティ受信ユニ
ットを自由に操作し、自動車のドアを開いたりすること
ができるようになる。
【0006】このような点を改善するため、最近、送信
ユニットからセキュリティ受信ユニットに送信される送
信データを、コマンドコードと、固定コード及び可変コ
ードからなるIDコードとによって構成し、この中で、
送信ユニットから送信される送信データを、送信の度ご
とに可変コードを周期的な規則にしたがって順次増大さ
せ、同時に、セキュリティ受信ユニットで受入れ可能な
送信データも前記周期的な規則にしたがって順次増大さ
せたキーレス/セキュリティシステムが新たに開発され
た。
ユニットからセキュリティ受信ユニットに送信される送
信データを、コマンドコードと、固定コード及び可変コ
ードからなるIDコードとによって構成し、この中で、
送信ユニットから送信される送信データを、送信の度ご
とに可変コードを周期的な規則にしたがって順次増大さ
せ、同時に、セキュリティ受信ユニットで受入れ可能な
送信データも前記周期的な規則にしたがって順次増大さ
せたキーレス/セキュリティシステムが新たに開発され
た。
【0007】図4は、この新たに開発されたキーレス/
セキュリティシステムに用いられる送信データの構成の
一例を示す説明図であって、(a)は送信データの全体
構成、(b)はIDコード中の可変コードの変化状態を
示すものである。
セキュリティシステムに用いられる送信データの構成の
一例を示す説明図であって、(a)は送信データの全体
構成、(b)はIDコード中の可変コードの変化状態を
示すものである。
【0008】図4(a)に示されるように、送信ユニッ
トから送信される送信データの構成は、例えば、24ビ
ットのIDコードとそれに続く8ビットのコマンドコー
ドとからなり、その内、IDコードは8ビットの固定コ
ードと8ビットの可変コードと8ビットの等差情報デー
タからなっている。この場合、8ビットの等差情報デー
タは、例えば、等差が1のとき、等差1を示すコード
「00000001」に、等差が3のとき、等差3を示
すコード「00000011」になる。また、図4
(b)に示されるように、可変コードは送信回数に応じ
て順次周期的に変化するもので、1回目は数値0を示す
コード「00000000」、2回目は数値1を示すコ
ード「00000001」、3回目は数値2を示すコー
ド「00000010」、4回目は数値3を示すコード
「00000011」、5回目は数値4を示すコード
「00000100」のように順次コードが変化して行
き、257(=28 +1)回目に数値256(=28 )
を示すコード「11111111」が得られた後、25
8(=28 +2)回目に再び数値0を示すコード「00
000000」に戻り、続いて、259回目に数値1を
示すコード「00000001」が得られるものであ
る。
トから送信される送信データの構成は、例えば、24ビ
ットのIDコードとそれに続く8ビットのコマンドコー
ドとからなり、その内、IDコードは8ビットの固定コ
ードと8ビットの可変コードと8ビットの等差情報デー
タからなっている。この場合、8ビットの等差情報デー
タは、例えば、等差が1のとき、等差1を示すコード
「00000001」に、等差が3のとき、等差3を示
すコード「00000011」になる。また、図4
(b)に示されるように、可変コードは送信回数に応じ
て順次周期的に変化するもので、1回目は数値0を示す
コード「00000000」、2回目は数値1を示すコ
ード「00000001」、3回目は数値2を示すコー
ド「00000010」、4回目は数値3を示すコード
「00000011」、5回目は数値4を示すコード
「00000100」のように順次コードが変化して行
き、257(=28 +1)回目に数値256(=28 )
を示すコード「11111111」が得られた後、25
8(=28 +2)回目に再び数値0を示すコード「00
000000」に戻り、続いて、259回目に数値1を
示すコード「00000001」が得られるものであ
る。
【0009】このような構成の送信データを用いる新た
に開発されたキーレス/セキュリティシステムによれ
ば、送信ユニットから送信される送信データだけでな
く、セキュリティ受信ユニットにおいて受入れ可能な送
信データも順次変化するため、コピーされた送信データ
を用いてたとしても、セキュリティ受信ユニットを操作
することができず、自動車または車載機器(物品)の盗
難防止に役立たせることができるものである。
に開発されたキーレス/セキュリティシステムによれ
ば、送信ユニットから送信される送信データだけでな
く、セキュリティ受信ユニットにおいて受入れ可能な送
信データも順次変化するため、コピーされた送信データ
を用いてたとしても、セキュリティ受信ユニットを操作
することができず、自動車または車載機器(物品)の盗
難防止に役立たせることができるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】かかる新たに開発され
た既知のキーレス/セキュリティシステムは、送信ユニ
ットから送信される送信データが送信の度ごとに周期的
な規則にしたがって順次変化し、セキュリティ受信ユニ
ットで受入れ可能な送信データも前記周期的な規則にし
たがって順次変化するものであるため、一応、コピーさ
れた送信データを用いても、セキュリティ受信ユニット
を操作することができないという利点があるものの、送
信データにおける周期的な規則にしたがった変化が単純
なものであるため、コピーした送信データの解析が行わ
れると、送信データの変化の規則性が簡単に見破られ、
その規則性を加味した送信データの発生可能な送信ユニ
ットの作成が可能になり、その送信ユニットを用いて当
該セキュリティ受信ユニットを自由に操作することがで
きるようになるという問題がある。
た既知のキーレス/セキュリティシステムは、送信ユニ
ットから送信される送信データが送信の度ごとに周期的
な規則にしたがって順次変化し、セキュリティ受信ユニ
ットで受入れ可能な送信データも前記周期的な規則にし
たがって順次変化するものであるため、一応、コピーさ
れた送信データを用いても、セキュリティ受信ユニット
を操作することができないという利点があるものの、送
信データにおける周期的な規則にしたがった変化が単純
なものであるため、コピーした送信データの解析が行わ
れると、送信データの変化の規則性が簡単に見破られ、
その規則性を加味した送信データの発生可能な送信ユニ
ットの作成が可能になり、その送信ユニットを用いて当
該セキュリティ受信ユニットを自由に操作することがで
きるようになるという問題がある。
【0011】本発明は、前記問題点を除去するもので、
その目的は、送信データ中の可変コードの変化の規則性
の解明が容易でなく、高い安全性を保つことが可能なキ
ーレス/セキュリティシステムを提供することにある。
その目的は、送信データ中の可変コードの変化の規則性
の解明が容易でなく、高い安全性を保つことが可能なキ
ーレス/セキュリティシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも送信ユニットとセキュリティ
受信ユニットとを備え、前記送信ユニットから前記セキ
ュリティ受信ユニットに、固定コード及び可変コードか
らなるIDコードとコマンドコードとにより構成される
送信データを送信したとき、前記IDコード中の固定コ
ードと可変コードがそれぞれ所定のものであるときに限
って、前記セキュリティ受信ユニットが前記送信データ
に応答するように構成されているキーレス/セキュリテ
ィシステムにおいて、前記IDコードは、各周期毎に決
められるランダムな数の等差にしたがって順次変化する
可変コードを有している第1の手段を備える。
に、本発明は、少なくとも送信ユニットとセキュリティ
受信ユニットとを備え、前記送信ユニットから前記セキ
ュリティ受信ユニットに、固定コード及び可変コードか
らなるIDコードとコマンドコードとにより構成される
送信データを送信したとき、前記IDコード中の固定コ
ードと可変コードがそれぞれ所定のものであるときに限
って、前記セキュリティ受信ユニットが前記送信データ
に応答するように構成されているキーレス/セキュリテ
ィシステムにおいて、前記IDコードは、各周期毎に決
められるランダムな数の等差にしたがって順次変化する
可変コードを有している第1の手段を備える。
【0013】また、前記目的を達成するために、本発明
は、少なくとも送信ユニットとセキュリティ受信ユニッ
トとを備え、前記送信ユニットから前記セキュリティ受
信ユニットに、固定コード及び可変コードからなるID
コードとコマンドコードとにより構成される送信データ
を送信したとき、前記IDコード中の固定コードと可変
コードがそれぞれ所定のものであるときに限って、前記
セキュリティ受信ユニットが前記送信データに応答する
ように構成されているキーレス/セキュリティシステム
において、前記IDコードは、各回毎に決められるラン
ダムな数の等差にしたがって順次変化する可変コードを
有している第2の手段を備える。
は、少なくとも送信ユニットとセキュリティ受信ユニッ
トとを備え、前記送信ユニットから前記セキュリティ受
信ユニットに、固定コード及び可変コードからなるID
コードとコマンドコードとにより構成される送信データ
を送信したとき、前記IDコード中の固定コードと可変
コードがそれぞれ所定のものであるときに限って、前記
セキュリティ受信ユニットが前記送信データに応答する
ように構成されているキーレス/セキュリティシステム
において、前記IDコードは、各回毎に決められるラン
ダムな数の等差にしたがって順次変化する可変コードを
有している第2の手段を備える。
【0014】
【作用】前記第1の手段においては、IDコードを構成
する可変コードとして、各周期毎に決められるランダム
な数の等差にしたがって順次変化する数値を示すコード
が用いられるもので、例えば、1回目の周期に乱数中か
ら得られた数が2であれば、前記数値は、0、2、4、
6、… … …、256の順(例えば、可変コードが8
ビットの場合)に変化し、その数値の変化に続く2回目
の周期に乱数中から得られた数が5であれば、前記数値
は、0、5、10、15、… … …、255の順に変
化し、以下同様にして、3回目の周期、4回目の周期等
においても、その都度、乱数中から得られた数に基づい
た等差で変化する数値になる。
する可変コードとして、各周期毎に決められるランダム
な数の等差にしたがって順次変化する数値を示すコード
が用いられるもので、例えば、1回目の周期に乱数中か
ら得られた数が2であれば、前記数値は、0、2、4、
6、… … …、256の順(例えば、可変コードが8
ビットの場合)に変化し、その数値の変化に続く2回目
の周期に乱数中から得られた数が5であれば、前記数値
は、0、5、10、15、… … …、255の順に変
化し、以下同様にして、3回目の周期、4回目の周期等
においても、その都度、乱数中から得られた数に基づい
た等差で変化する数値になる。
【0015】このように、前記第1の手段によれば、送
信ユニットから送信される送信データは、各周期毎に決
められるランダムな数の等差にしたがって順次変化する
可変コードを有しており、また、セキュリティ受信ユニ
ットにおいて受入可能な送信データも、送信ユニットか
ら送信される送信データに対応して同じように変化する
可変コードを有する送信データであるので、セキュリテ
ィ受信ユニットは、正規の状態で送信ユニットから送信
された送信データのみに応答するだけで、コピーされた
送信データには何等応答することがなく、キーレス/セ
キュリティシステムの安全性を十分に高めることができ
る。また、送信データをコピーし、それを解析しようと
しても、各周期毎に乱数によって決められるランダムな
数の等差にしたがって順次変化する可変コードであるの
で、容易に解析をすることができず、コピーによる模倣
ができない送信データを得ることができる。
信ユニットから送信される送信データは、各周期毎に決
められるランダムな数の等差にしたがって順次変化する
可変コードを有しており、また、セキュリティ受信ユニ
ットにおいて受入可能な送信データも、送信ユニットか
ら送信される送信データに対応して同じように変化する
可変コードを有する送信データであるので、セキュリテ
ィ受信ユニットは、正規の状態で送信ユニットから送信
された送信データのみに応答するだけで、コピーされた
送信データには何等応答することがなく、キーレス/セ
キュリティシステムの安全性を十分に高めることができ
る。また、送信データをコピーし、それを解析しようと
しても、各周期毎に乱数によって決められるランダムな
数の等差にしたがって順次変化する可変コードであるの
で、容易に解析をすることができず、コピーによる模倣
ができない送信データを得ることができる。
【0016】前記第2の手段によれば、IDコードを構
成する可変コードとして、各回毎に決められるランダム
な数の等差にしたがって順次変化する数値を示すコード
が用いられるもので、例えば、1回目に乱数中から得ら
れた数が5、2回目の周期に乱数中から得られた数が
1、3回目に乱数中から得られた数が2、4回目に乱数
中から得られた数が4であれば、前記数値は、0、5、
6、8、12、… ……の順に変化し、以下同様にし
て、5回目、6回目等においても、その都度、乱数中か
ら得られた数に基づいた等差で変化する数値になる。
成する可変コードとして、各回毎に決められるランダム
な数の等差にしたがって順次変化する数値を示すコード
が用いられるもので、例えば、1回目に乱数中から得ら
れた数が5、2回目の周期に乱数中から得られた数が
1、3回目に乱数中から得られた数が2、4回目に乱数
中から得られた数が4であれば、前記数値は、0、5、
6、8、12、… ……の順に変化し、以下同様にし
て、5回目、6回目等においても、その都度、乱数中か
ら得られた数に基づいた等差で変化する数値になる。
【0017】このように、前記第2の手段によれば、送
信ユニットから送信される送信データは、各回毎に決め
られるランダムな数の等差にしたがって順次変化する可
変コードを有しており、また、セキュリティ受信ユニッ
トにおいて受入可能な送信データも、送信ユニットから
送信される送信データに対応して同じように変化する可
変コードを有する送信データであるので、セキュリティ
受信ユニットは、正規の状態で送信ユニットから送信さ
れた送信データのみに応答するだけで、コピーされた送
信データには何等応答することがなく、キーレス/セキ
ュリティシステムの安全性を十分に高めることができ
る。また、送信データをコピーし、それを解析しようと
しても、各回毎に乱数によって決められるランダムな数
の等差にしたがって順次変化する可変コードであるの
で、殆んど解析をすることができず、コピーによる模倣
が殆んど不可能な送信データを得ることができる。
信ユニットから送信される送信データは、各回毎に決め
られるランダムな数の等差にしたがって順次変化する可
変コードを有しており、また、セキュリティ受信ユニッ
トにおいて受入可能な送信データも、送信ユニットから
送信される送信データに対応して同じように変化する可
変コードを有する送信データであるので、セキュリティ
受信ユニットは、正規の状態で送信ユニットから送信さ
れた送信データのみに応答するだけで、コピーされた送
信データには何等応答することがなく、キーレス/セキ
ュリティシステムの安全性を十分に高めることができ
る。また、送信データをコピーし、それを解析しようと
しても、各回毎に乱数によって決められるランダムな数
の等差にしたがって順次変化する可変コードであるの
で、殆んど解析をすることができず、コピーによる模倣
が殆んど不可能な送信データを得ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0019】図1は、本発明によるキーレス/セキュリ
ティシステムの第1の実施例の構成を示すブロック構成
図である。
ティシステムの第1の実施例の構成を示すブロック構成
図である。
【0020】図1において、1は送信ユニット(リモコ
ンユニット)、2はセキュリティ受信ユニット、3は検
出部、4は盗難防止部、5はエンジン制御部、11は起
動(アーミング)キー、12は停止(ディスアーミン
グ)キー、13は制御部、13aはIDコード設定部、
13bは第1の記憶部、13cは第1のコード更新部、
14は変調回路部、15は送信回路部、16は送信アン
テナ、21は受信アンテナ、22は受信回路部、23は
セキュリティ制御部、23aは比較判定部、23bは動
作制御部、23cは第2の記憶部、23dは第2のコー
ド更新部、31はドア開閉センサ、32は振動検出セン
サ、33はトランク開閉センサ、41はライトドライ
バ、42はサイレンドライバである。
ンユニット)、2はセキュリティ受信ユニット、3は検
出部、4は盗難防止部、5はエンジン制御部、11は起
動(アーミング)キー、12は停止(ディスアーミン
グ)キー、13は制御部、13aはIDコード設定部、
13bは第1の記憶部、13cは第1のコード更新部、
14は変調回路部、15は送信回路部、16は送信アン
テナ、21は受信アンテナ、22は受信回路部、23は
セキュリティ制御部、23aは比較判定部、23bは動
作制御部、23cは第2の記憶部、23dは第2のコー
ド更新部、31はドア開閉センサ、32は振動検出セン
サ、33はトランク開閉センサ、41はライトドライ
バ、42はサイレンドライバである。
【0021】そして、送信ユニット1は、自動車の所有
者等が携帯可能に構成されているもので、起動キー1
1、停止キー12、制御部13、変調回路部14、送信
回路部15、送信アンテナ16を備えており、この中
で、制御部13は、IDコード設定部13a、第1の記
憶部13b、第1のコード更新部13cを備えている。
セキュリティ受信ユニット2は、検出部3、盗難防止部
4、エンジン制御部5とともに自動車に搭載されるもの
で、図示のように内部結線されている。セキュリティ受
信ユニット2は、受信アンテナ21、受信回路部22、
セキュリティ制御部23を備えており、この中で、セキ
ュリティ制御部23は、比較判定部23a、動作制御部
23b、第2の記憶部23c、第2のコード更新部23
dを備えている。検出部3は、ドア開閉センサ31、振
動検出センサ32、トランク開閉センサ33を備えてお
り、盗難防止部4は、ライトドライバ41、サイレンド
ライバ42を備えている。この場合、第1の記憶部13
bと第2の記憶部23cは、実質的に同じ構成のもの
で、それらに記憶されている各種の可変コードも一致
し、同じ種類の更新信号が供給されたときに、読み出さ
れる可変コードの種類も一致する。同様に、第1のコー
ド更新部13cと第2のコード更新部23dも、実質的
に同じ構成のもので、送信ユニット1における起動キー
11または停止キー12が操作された回数に応じて、同
じ種類の更新信号を発生する。
者等が携帯可能に構成されているもので、起動キー1
1、停止キー12、制御部13、変調回路部14、送信
回路部15、送信アンテナ16を備えており、この中
で、制御部13は、IDコード設定部13a、第1の記
憶部13b、第1のコード更新部13cを備えている。
セキュリティ受信ユニット2は、検出部3、盗難防止部
4、エンジン制御部5とともに自動車に搭載されるもの
で、図示のように内部結線されている。セキュリティ受
信ユニット2は、受信アンテナ21、受信回路部22、
セキュリティ制御部23を備えており、この中で、セキ
ュリティ制御部23は、比較判定部23a、動作制御部
23b、第2の記憶部23c、第2のコード更新部23
dを備えている。検出部3は、ドア開閉センサ31、振
動検出センサ32、トランク開閉センサ33を備えてお
り、盗難防止部4は、ライトドライバ41、サイレンド
ライバ42を備えている。この場合、第1の記憶部13
bと第2の記憶部23cは、実質的に同じ構成のもの
で、それらに記憶されている各種の可変コードも一致
し、同じ種類の更新信号が供給されたときに、読み出さ
れる可変コードの種類も一致する。同様に、第1のコー
ド更新部13cと第2のコード更新部23dも、実質的
に同じ構成のもので、送信ユニット1における起動キー
11または停止キー12が操作された回数に応じて、同
じ種類の更新信号を発生する。
【0022】ここで、図2は、第1の実施例のキーレス
/セキュリティシステムに用いられる第1例の送信デー
タの構成を示す説明図であって、図2(a)は送信デー
タの全体構成を示すものであり、図2(b)は第1例の
送信データにおけるIDコード中の可変コードの変化状
態を示すものである。
/セキュリティシステムに用いられる第1例の送信デー
タの構成を示す説明図であって、図2(a)は送信デー
タの全体構成を示すものであり、図2(b)は第1例の
送信データにおけるIDコード中の可変コードの変化状
態を示すものである。
【0023】そして、図2(a)に示されるように、送
信ユニットから送信される第1例の送信データの構成
は、16ビットのIDコードとそれに続く8ビットのコ
マンドコードとからなり、その中で、IDコードは8ビ
ットの固定コードとそれに続く8ビットの可変コードか
らなっている。
信ユニットから送信される第1例の送信データの構成
は、16ビットのIDコードとそれに続く8ビットのコ
マンドコードとからなり、その中で、IDコードは8ビ
ットの固定コードとそれに続く8ビットの可変コードか
らなっている。
【0024】また、図2(b)に示されるように、第1
例の送信データにおける可変コードには、各周期毎に決
められるランダムな数の等差にしたがって順次変化する
数値を示すコードが用いられるもので、例えば、1周期
目にランダムな数として乱数中から2が選ばれたとすれ
ば、1回目は数値0を示すコード「0000000
0」、2回目は数値2を示すコード「0000001
0」、3回目は数値4を示すコード「0000010
0」、4回目は数値6を示すコード「0000011
0」、5回目は数値8を示すコード「0000100
0」のように、2の倍数の数値を示すコードが順次得ら
れ、139回目に数値256(=28 )を示すコード
「11111110」が得られると、2周期目に入る。
そして、この2周期目にランダムな数として乱数中から
5が選ばれたとすれば、次の140回目に、再び、数値
0を示すコード「00000000」が得られた後で、
141回目に数値5を示すコード「0000010
1」、142回目に数値10を示すコード「00001
010」のように、5の倍数の数値を示すコードが順次
得られ、2周期目が終わると、再び乱数中によりランダ
ムな数が選ばれ、前と同様にして3周期目のコード変化
に移行し、以下、同様にして、4周期目、5週目等のコ
ード変化に移行するものである。
例の送信データにおける可変コードには、各周期毎に決
められるランダムな数の等差にしたがって順次変化する
数値を示すコードが用いられるもので、例えば、1周期
目にランダムな数として乱数中から2が選ばれたとすれ
ば、1回目は数値0を示すコード「0000000
0」、2回目は数値2を示すコード「0000001
0」、3回目は数値4を示すコード「0000010
0」、4回目は数値6を示すコード「0000011
0」、5回目は数値8を示すコード「0000100
0」のように、2の倍数の数値を示すコードが順次得ら
れ、139回目に数値256(=28 )を示すコード
「11111110」が得られると、2周期目に入る。
そして、この2周期目にランダムな数として乱数中から
5が選ばれたとすれば、次の140回目に、再び、数値
0を示すコード「00000000」が得られた後で、
141回目に数値5を示すコード「0000010
1」、142回目に数値10を示すコード「00001
010」のように、5の倍数の数値を示すコードが順次
得られ、2周期目が終わると、再び乱数中によりランダ
ムな数が選ばれ、前と同様にして3周期目のコード変化
に移行し、以下、同様にして、4周期目、5週目等のコ
ード変化に移行するものである。
【0025】続いて、図1に図示の第1の実施例のキー
レス/セキュリティシステムの動作について説明する。
この場合、本実施例においては、送信ユニット1から送
信される送信データ及びセキュリティ受信ユニット2に
おいて受入可能な送信データとして、それぞれ図2に図
示の第1例の送信データが用いられるものである。
レス/セキュリティシステムの動作について説明する。
この場合、本実施例においては、送信ユニット1から送
信される送信データ及びセキュリティ受信ユニット2に
おいて受入可能な送信データとして、それぞれ図2に図
示の第1例の送信データが用いられるものである。
【0026】まず、送信ユニット1において、ユーザー
が起動キー11または停止キー12を押すと、起動指令
信号または停止指令信号が制御部13に供給される。こ
のとき、制御部13は、前記起動指令信号または停止指
令信号に応答して、第1の記憶部13bに記憶されてい
る可変コードを読み出し、IDコード設定部13aに供
給する。また、IDコード設定部13aは、供給された
起動指令信号または停止指令信号に対応したコマンドコ
ードを発生し、同時に、供給された可変コードを含むI
Dコードを発生し、これらIDコードとコマンドコード
を合成して送信データを形成設定する。次いで、この送
信データは、変調回路部14において搬送周波数信号を
変調して、搬送波信号に変換された後、送信回路15に
おいて適当な送信レベルにまで電力増幅され、送信アン
テナ16からセキュリティ受信ユニット2に向かって送
信される。
が起動キー11または停止キー12を押すと、起動指令
信号または停止指令信号が制御部13に供給される。こ
のとき、制御部13は、前記起動指令信号または停止指
令信号に応答して、第1の記憶部13bに記憶されてい
る可変コードを読み出し、IDコード設定部13aに供
給する。また、IDコード設定部13aは、供給された
起動指令信号または停止指令信号に対応したコマンドコ
ードを発生し、同時に、供給された可変コードを含むI
Dコードを発生し、これらIDコードとコマンドコード
を合成して送信データを形成設定する。次いで、この送
信データは、変調回路部14において搬送周波数信号を
変調して、搬送波信号に変換された後、送信回路15に
おいて適当な送信レベルにまで電力増幅され、送信アン
テナ16からセキュリティ受信ユニット2に向かって送
信される。
【0027】ここにおいて、送信ユニット1における起
動キー11または停止キー12の操作が1回目であると
すれば、第1のコード更新部13cは操作が1回目であ
ることを示す1回目の更新信号を第1の記憶部13bに
供給し、その1回目の更新信号に応答して、第1の記憶
部13bに記憶されている可変コードの中から数値0を
示すコード「00000000」が読み出され、IDコ
ード設定部13aに供給される。また、起動キー11ま
たは停止キー12の操作が2回目であるとすれば、第1
のコード更新部13cは操作が2回目であることを示す
2回目の更新信号を第1の記憶部13bに供給し、その
2回目の更新信号に応答して、第1の記憶部13bに記
憶されている可変コードの中から数値2を示すコード
「00000010」が読み出され、IDコード設定部
13aに供給される。同様にして、起動キー11または
停止キー12の操作が3回目、4回目、5回目等である
とすれば、第1の記憶部13bから数値4を示すコード
「00000100」、数値6を示すコード「0000
0110」、数値8を示すコード「00001000」
等が可変コードとしてIDコード設定部13aに供給さ
れるものである。
動キー11または停止キー12の操作が1回目であると
すれば、第1のコード更新部13cは操作が1回目であ
ることを示す1回目の更新信号を第1の記憶部13bに
供給し、その1回目の更新信号に応答して、第1の記憶
部13bに記憶されている可変コードの中から数値0を
示すコード「00000000」が読み出され、IDコ
ード設定部13aに供給される。また、起動キー11ま
たは停止キー12の操作が2回目であるとすれば、第1
のコード更新部13cは操作が2回目であることを示す
2回目の更新信号を第1の記憶部13bに供給し、その
2回目の更新信号に応答して、第1の記憶部13bに記
憶されている可変コードの中から数値2を示すコード
「00000010」が読み出され、IDコード設定部
13aに供給される。同様にして、起動キー11または
停止キー12の操作が3回目、4回目、5回目等である
とすれば、第1の記憶部13bから数値4を示すコード
「00000100」、数値6を示すコード「0000
0110」、数値8を示すコード「00001000」
等が可変コードとしてIDコード設定部13aに供給さ
れるものである。
【0028】次に、セキュリティ受信ユニット2におい
て、送信ユニット1から送信された搬送波信号は受信ア
ンテナ21において受信され、次いで、この受信搬送波
信号は受信回路部22に供給される。受信回路部22
は、受信搬送波信号を復調して送信データを再生し、こ
の再生送信データを次続のセキュリティ制御部23に供
給する。セキュリティ制御部23は、再生送信データの
供給に応答して、比較判定部23aが第2のコード更新
部23dを付勢し、この付勢により第2のコード更新部
23dから1つの種類の更新信号が第2の記憶部23c
に供給される。第2の記憶部23cは、供給されたこの
1つの更新信号に応答し、前記1つの更新信号に対応す
る可変コードを読み出し、比較判定部23aに供給す
る。
て、送信ユニット1から送信された搬送波信号は受信ア
ンテナ21において受信され、次いで、この受信搬送波
信号は受信回路部22に供給される。受信回路部22
は、受信搬送波信号を復調して送信データを再生し、こ
の再生送信データを次続のセキュリティ制御部23に供
給する。セキュリティ制御部23は、再生送信データの
供給に応答して、比較判定部23aが第2のコード更新
部23dを付勢し、この付勢により第2のコード更新部
23dから1つの種類の更新信号が第2の記憶部23c
に供給される。第2の記憶部23cは、供給されたこの
1つの更新信号に応答し、前記1つの更新信号に対応す
る可変コードを読み出し、比較判定部23aに供給す
る。
【0029】この場合おいても、送信ユニット1におけ
る起動キー11または停止キー12の操作が1回目であ
るとすれば、比較判定部23aの付勢により、第2のコ
ード更新部23dから出力される1つの種類の更新信号
は、第1のコード更新部13cから出力される更新信号
と同じ種類の第1回の更新信号であって、第1回の更新
信号の供給により第2の記憶部23cから読み出される
可変コードは、第1の記憶部13bから読み出された可
変コードと同じ数値0を示すコード「0000000
0」になる。また、起動キー11または停止キー12の
操作が2回目であるとすれば、比較判定部23aの付勢
により、第2のコード更新部23dから出力される1つ
の種類の更新信号は、第1のコード更新部13cから出
力される更新信号と同じ種類の第2回の更新信号であっ
て、第2回の更新信号の供給により第2の記憶部23c
から読み出される可変コードは、第1の記憶部13bか
ら読み出された可変コードと同じ数値2を示すコード
「00000010」になる。以下、同様にして、送信
ユニット1における起動キー11または停止キー12の
操作が3回目、4回目、5回目等であるとすれば、比較
判定部23aの付勢により、第2のコード更新部23d
から出力される1つの種類の更新信号は、第1のコード
更新部13cから出力される更新信号と同じ種類の第3
回、第4回、第5回等の更新信号であって、第3回、第
4回、第5回等の更新信号の供給により第2の記憶部2
3cから読み出される可変コードは、第1の記憶部13
bから読み出された可変コードと同じ数値4を示すコー
ド「00000100」、数値6を示すコード「000
00110」、数値8を示すコード「0000100
0」等になる。
る起動キー11または停止キー12の操作が1回目であ
るとすれば、比較判定部23aの付勢により、第2のコ
ード更新部23dから出力される1つの種類の更新信号
は、第1のコード更新部13cから出力される更新信号
と同じ種類の第1回の更新信号であって、第1回の更新
信号の供給により第2の記憶部23cから読み出される
可変コードは、第1の記憶部13bから読み出された可
変コードと同じ数値0を示すコード「0000000
0」になる。また、起動キー11または停止キー12の
操作が2回目であるとすれば、比較判定部23aの付勢
により、第2のコード更新部23dから出力される1つ
の種類の更新信号は、第1のコード更新部13cから出
力される更新信号と同じ種類の第2回の更新信号であっ
て、第2回の更新信号の供給により第2の記憶部23c
から読み出される可変コードは、第1の記憶部13bか
ら読み出された可変コードと同じ数値2を示すコード
「00000010」になる。以下、同様にして、送信
ユニット1における起動キー11または停止キー12の
操作が3回目、4回目、5回目等であるとすれば、比較
判定部23aの付勢により、第2のコード更新部23d
から出力される1つの種類の更新信号は、第1のコード
更新部13cから出力される更新信号と同じ種類の第3
回、第4回、第5回等の更新信号であって、第3回、第
4回、第5回等の更新信号の供給により第2の記憶部2
3cから読み出される可変コードは、第1の記憶部13
bから読み出された可変コードと同じ数値4を示すコー
ド「00000100」、数値6を示すコード「000
00110」、数値8を示すコード「0000100
0」等になる。
【0030】次いで、比較判定部23aは、再生送信デ
ータにおける可変コードを含むIDコードと第2の記憶
部23cから読み出された可変コードを含むIDコード
とを比較し、双方のIDコードが一致した場合に限っ
て、再生送信データを次続の動作制御部23dに伝送さ
せる。即ち、送信ユニット1側及びセキュリティ受信ユ
ニット2側の双方において、可変コードの一致を見るこ
とによって、起動キー11または停止キー12の操作回
数が同じであるとの判断がなされた場合に限り、再生送
信データが有効なものであることを確認しているもので
ある。続いて、動作制御部23dは、供給された再生送
信データ中のコマンドコードに応答し、図示されていな
い駆動手段によって、自動車ドアのキーを開いたり、自
動車ドアのキーを閉じたりする。
ータにおける可変コードを含むIDコードと第2の記憶
部23cから読み出された可変コードを含むIDコード
とを比較し、双方のIDコードが一致した場合に限っ
て、再生送信データを次続の動作制御部23dに伝送さ
せる。即ち、送信ユニット1側及びセキュリティ受信ユ
ニット2側の双方において、可変コードの一致を見るこ
とによって、起動キー11または停止キー12の操作回
数が同じであるとの判断がなされた場合に限り、再生送
信データが有効なものであることを確認しているもので
ある。続いて、動作制御部23dは、供給された再生送
信データ中のコマンドコードに応答し、図示されていな
い駆動手段によって、自動車ドアのキーを開いたり、自
動車ドアのキーを閉じたりする。
【0031】一方、動作制御部23dは、再生送信デー
タが供給されない状態のとき、第3者による自動車ドア
のこじあけ等によってドア開閉センサ31が異常を検出
したり、同じく、自動車に大きな衝撃を加えること等に
よって振動検出センサ32が異常を検出したり、もしく
は、第3者による自動車トランクのこじあけ等によって
トランク開閉センサ33が異常を検出したりすると、そ
の検出出力に応答して、ライトドライバ41に駆動信号
BLDを供給して自動車の前照灯等を点滅させたり、及
び/または、サイレンドライバ42に駆動信号SDRを
供給してサイレン音を発生させたり、エンジン制御部5
に非駆動信号ESPを供給してエンジンの駆動を停止さ
せたりする。このため、夜間等で自動車を使用しないと
きに、第3者による自動車や自動車搭載物品の盗難等を
未然に防ぐことができる。
タが供給されない状態のとき、第3者による自動車ドア
のこじあけ等によってドア開閉センサ31が異常を検出
したり、同じく、自動車に大きな衝撃を加えること等に
よって振動検出センサ32が異常を検出したり、もしく
は、第3者による自動車トランクのこじあけ等によって
トランク開閉センサ33が異常を検出したりすると、そ
の検出出力に応答して、ライトドライバ41に駆動信号
BLDを供給して自動車の前照灯等を点滅させたり、及
び/または、サイレンドライバ42に駆動信号SDRを
供給してサイレン音を発生させたり、エンジン制御部5
に非駆動信号ESPを供給してエンジンの駆動を停止さ
せたりする。このため、夜間等で自動車を使用しないと
きに、第3者による自動車や自動車搭載物品の盗難等を
未然に防ぐことができる。
【0032】このように、第1の実施例によれば、正規
な状態でこのキーレス/セキュリティシステムが使用さ
れたときに限って、自動車ドアの開閉を行うという本来
の機能が達成され、一方、コピーした送信データを用い
たときには何等本来の機能が達成されないものである。
また、コピーした送信データを解析しようとしても、可
変コードを表わす数値が周期毎にランダムな数の等差を
もって変化するので、容易に解析をすることができない
という利点もある。
な状態でこのキーレス/セキュリティシステムが使用さ
れたときに限って、自動車ドアの開閉を行うという本来
の機能が達成され、一方、コピーした送信データを用い
たときには何等本来の機能が達成されないものである。
また、コピーした送信データを解析しようとしても、可
変コードを表わす数値が周期毎にランダムな数の等差を
もって変化するので、容易に解析をすることができない
という利点もある。
【0033】次に、本発明によるキーレス/セキュリテ
ィシステムの第2の実施例について説明する。
ィシステムの第2の実施例について説明する。
【0034】この第2の実施例の構成は、図1に図示さ
れた第1の実施例の構成と同じ構成であるが、使用され
る送信データの構成は、第1の実施例の送信データの構
成と異なっている。
れた第1の実施例の構成と同じ構成であるが、使用され
る送信データの構成は、第1の実施例の送信データの構
成と異なっている。
【0035】図3は、この第2の実施例のキーレス/セ
キュリティシステムにおいて、送信ユニット1から送信
される送信データ及びセキュリティ受信ユニット2で受
入可能な送信データとして用いられる第2例の送信デー
タの構成を示す説明図であって、図3(a)は送信デー
タの全体構成を示すものであり、図3(b)は第2例の
送信データにおけるIDコード中の可変コードの変化状
態を示すものである。
キュリティシステムにおいて、送信ユニット1から送信
される送信データ及びセキュリティ受信ユニット2で受
入可能な送信データとして用いられる第2例の送信デー
タの構成を示す説明図であって、図3(a)は送信デー
タの全体構成を示すものであり、図3(b)は第2例の
送信データにおけるIDコード中の可変コードの変化状
態を示すものである。
【0036】そして、図3(a)に示されるように、送
信ユニット1から送信される第2例の送信データの構成
は、16ビットのIDコードとそれに続く8ビットのコ
マンドコードとからなり、その中で、IDコードは8ビ
ットの固定コードとそれに続く8ビットの可変コードか
らなっているもので、この点は図2(a)に図示された
前述の第1例の送信データの構成と同じである。
信ユニット1から送信される第2例の送信データの構成
は、16ビットのIDコードとそれに続く8ビットのコ
マンドコードとからなり、その中で、IDコードは8ビ
ットの固定コードとそれに続く8ビットの可変コードか
らなっているもので、この点は図2(a)に図示された
前述の第1例の送信データの構成と同じである。
【0037】また、図3(b)に示されるように、第2
例の送信データにおける可変コードには、各回毎に決め
られるランダムな数の等差にしたがって順次変化する数
値を示すコードが用いられるもので、例えば、始めに
(2回目相当)ランダムな数として乱数中から5が選ば
れ、次に(3回目相当)ランダムな数として乱数中から
1が選ばれ、その次に(4回目相当)ランダムな数とし
て乱数中から2が選ばれ、さらにその後に(5回目相
当)ランダムな数として乱数中から4が選ばれたとすれ
ば、1回目は数値0を示すコード「0000000
0」、2回目は数値5を示すコード「0000010
1」、3回目は数値6を示すコード「0000011
0」、4回目は数値8を示すコード「0000100
0」、5回目は数値12を示すコード「0000110
0」のように、順次ランダムな数の等差にしたがって変
化する数値を示すコードが順次得られる。そして、この
ように変化する数値を示すコードの更新が続行され、数
値が256またはその近傍の値にまで達すると、1周期
目が終了し、それに続いて2周期目に入る。そして、こ
の2周期目においても、1周期目で行われたと同様に、
ランダムな数の等差にしたがって変化する数値を示すコ
ードの更新が順次行われ、その後に、2周期目が終了す
ると、続いて、3周期目、4周期目等に入り、そこでも
前述のようなコードの更新が行われるものである。
例の送信データにおける可変コードには、各回毎に決め
られるランダムな数の等差にしたがって順次変化する数
値を示すコードが用いられるもので、例えば、始めに
(2回目相当)ランダムな数として乱数中から5が選ば
れ、次に(3回目相当)ランダムな数として乱数中から
1が選ばれ、その次に(4回目相当)ランダムな数とし
て乱数中から2が選ばれ、さらにその後に(5回目相
当)ランダムな数として乱数中から4が選ばれたとすれ
ば、1回目は数値0を示すコード「0000000
0」、2回目は数値5を示すコード「0000010
1」、3回目は数値6を示すコード「0000011
0」、4回目は数値8を示すコード「0000100
0」、5回目は数値12を示すコード「0000110
0」のように、順次ランダムな数の等差にしたがって変
化する数値を示すコードが順次得られる。そして、この
ように変化する数値を示すコードの更新が続行され、数
値が256またはその近傍の値にまで達すると、1周期
目が終了し、それに続いて2周期目に入る。そして、こ
の2周期目においても、1周期目で行われたと同様に、
ランダムな数の等差にしたがって変化する数値を示すコ
ードの更新が順次行われ、その後に、2周期目が終了す
ると、続いて、3周期目、4周期目等に入り、そこでも
前述のようなコードの更新が行われるものである。
【0038】続いて、第2の実施例のキーレス/セキュ
リティシステムは、次のように動作する。この場合、本
実施例においては、前述のように送信データとして、図
3に示されるような構成の第2例の送信データが用いら
れるものである。
リティシステムは、次のように動作する。この場合、本
実施例においては、前述のように送信データとして、図
3に示されるような構成の第2例の送信データが用いら
れるものである。
【0039】この第2の実施例における送信ユニット1
及びセキュリティ受信ユニット2における動作は、いず
れも、既に述べた第1の実施例における送信ユニット1
及びセキュリティ受信ユニット2における動作と本質的
に同じである。
及びセキュリティ受信ユニット2における動作は、いず
れも、既に述べた第1の実施例における送信ユニット1
及びセキュリティ受信ユニット2における動作と本質的
に同じである。
【0040】即ち、送信ユニット1においては、ユーザ
ーが起動キー11または停止キー12を押すと、起動指
令信号または停止指令信号が制御部13に供給される。
このとき、制御部13は、前記起動指令信号または停止
指令信号に応答して、第1の記憶部13bに記憶されて
いる可変コードを読み出し、IDコード設定部13aに
供給する。また、IDコード設定部13aは、供給され
た起動指令信号または停止指令信号に対応したコマンド
コードを発生し、同時に、供給された可変コードを含む
IDコードを発生し、これらIDコードとコマンドコー
ドを合成して送信データを形成設定する。次いで、この
送信データは、変調回路部14において搬送周波数信号
を変調して、搬送波信号に変換された後、送信回路15
において適当な送信レベルにまで電力増幅され、送信ア
ンテナ16からセキュリティ受信ユニット2に向かって
送信される。
ーが起動キー11または停止キー12を押すと、起動指
令信号または停止指令信号が制御部13に供給される。
このとき、制御部13は、前記起動指令信号または停止
指令信号に応答して、第1の記憶部13bに記憶されて
いる可変コードを読み出し、IDコード設定部13aに
供給する。また、IDコード設定部13aは、供給され
た起動指令信号または停止指令信号に対応したコマンド
コードを発生し、同時に、供給された可変コードを含む
IDコードを発生し、これらIDコードとコマンドコー
ドを合成して送信データを形成設定する。次いで、この
送信データは、変調回路部14において搬送周波数信号
を変調して、搬送波信号に変換された後、送信回路15
において適当な送信レベルにまで電力増幅され、送信ア
ンテナ16からセキュリティ受信ユニット2に向かって
送信される。
【0041】一方、セキュリティ受信ユニット2におい
ては、送信ユニット1から送信された搬送波信号は受信
アンテナ21において受信され、次いで、この受信搬送
波信号は受信回路部22に供給される。受信回路部22
は、受信搬送波信号を復調して送信データを再生し、こ
の再生送信データを次続のセキュリティ制御部23に供
給する。セキュリティ制御部23は、再生送信データの
供給に応答して、比較判定部23aが第2のコード更新
部23dを付勢し、この付勢により第2のコード更新部
23dから1つの種類の更新信号が第2の記憶部23c
に供給される。第2の記憶部23cは、供給されたこの
1つの更新信号に応答し、前記1つの更新信号に対応す
る可変コードを読み出し、比較判定部23aに供給す
る。
ては、送信ユニット1から送信された搬送波信号は受信
アンテナ21において受信され、次いで、この受信搬送
波信号は受信回路部22に供給される。受信回路部22
は、受信搬送波信号を復調して送信データを再生し、こ
の再生送信データを次続のセキュリティ制御部23に供
給する。セキュリティ制御部23は、再生送信データの
供給に応答して、比較判定部23aが第2のコード更新
部23dを付勢し、この付勢により第2のコード更新部
23dから1つの種類の更新信号が第2の記憶部23c
に供給される。第2の記憶部23cは、供給されたこの
1つの更新信号に応答し、前記1つの更新信号に対応す
る可変コードを読み出し、比較判定部23aに供給す
る。
【0042】前記動作において、送信ユニット1側にお
いては、起動キー11または停止キー12の操作が1回
目であるとすれば、第1のコード更新部13cは操作が
1回目であることを示す1回目の更新信号を第1の記憶
部13bに供給し、その1回目の更新信号に応答して、
第1の記憶部13bに記憶されている可変コード中から
数値0を示すコード「00000000」が読み出さ
れ、IDコード設定部13aに供給される。また、起動
キー11または停止キー12の操作が2回目であるとす
れば、第1のコード更新部13cは操作が2回目である
ことを示す2回目の更新信号を第1の記憶部13bに供
給し、その2回目の更新信号に応答して、第1の記憶部
13bに記憶されている可変コード中から数値5を示す
コード「00000101」が読み出され、IDコード
設定部13aに供給される。同様にして、起動キー11
または停止キー12の操作が3回目、4回目、5回目等
であるとすれば、第1記憶部13bから数値6を示すコ
ード「00000110」、数値8を示すコード「00
001000」、数値12を示すコード「000011
00」が可変コードとして選択され、IDコード設定部
13aに供給される。
いては、起動キー11または停止キー12の操作が1回
目であるとすれば、第1のコード更新部13cは操作が
1回目であることを示す1回目の更新信号を第1の記憶
部13bに供給し、その1回目の更新信号に応答して、
第1の記憶部13bに記憶されている可変コード中から
数値0を示すコード「00000000」が読み出さ
れ、IDコード設定部13aに供給される。また、起動
キー11または停止キー12の操作が2回目であるとす
れば、第1のコード更新部13cは操作が2回目である
ことを示す2回目の更新信号を第1の記憶部13bに供
給し、その2回目の更新信号に応答して、第1の記憶部
13bに記憶されている可変コード中から数値5を示す
コード「00000101」が読み出され、IDコード
設定部13aに供給される。同様にして、起動キー11
または停止キー12の操作が3回目、4回目、5回目等
であるとすれば、第1記憶部13bから数値6を示すコ
ード「00000110」、数値8を示すコード「00
001000」、数値12を示すコード「000011
00」が可変コードとして選択され、IDコード設定部
13aに供給される。
【0043】また、セキュリティ受信ユニット2側にお
いては、起動キー11または停止キー12の操作が1回
目であるとすれば、比較判定部23aの付勢により、第
2のコード更新部23dから出力される1つの種類の更
新信号は、第1のコード更新部13cから出力される更
新信号と同じ種類の更新信号であって、第1回の更新信
号の供給により第2の記憶部23cから読み出される可
変コードは、第1の記憶部13bから読み出された可変
コードと同じ数値0を示すコード「00000000」
になる。また、起動キー11または停止キー12の操作
が2回目であるとすれば、比較判定部23aの付勢によ
り、第2のコード更新部23dから出力される1つの種
類の更新信号も、第1のコード更新部13cから出力さ
れる更新信号と同じ種類の更新信号であって、第2回の
更新信号の供給により第2の記憶部23cから読み出さ
れる可変コードは、第1の記憶部13bから読み出され
た可変コードと同じ数値5を示すコード「000001
01」になる。以下、同様にして、起動キー11または
停止キー12の操作が3回目、4回目、5回目等である
とすれば、比較判定部23aの付勢により、第2のコー
ド更新部23dから出力される1つの種類の更新信号
は、第1のコード更新部13cから出力される更新信号
と同じ種類の第3回、第4回、第5回等の更新信号であ
って、これら第3回、第4回、第5回等の更新信号の供
給により第2の記憶部23cから読み出される可変コー
ドは、数値6を示すコード「00000110」、数値
8を示すコード「00001000」、数値12を示す
コード「00001100」等になる。
いては、起動キー11または停止キー12の操作が1回
目であるとすれば、比較判定部23aの付勢により、第
2のコード更新部23dから出力される1つの種類の更
新信号は、第1のコード更新部13cから出力される更
新信号と同じ種類の更新信号であって、第1回の更新信
号の供給により第2の記憶部23cから読み出される可
変コードは、第1の記憶部13bから読み出された可変
コードと同じ数値0を示すコード「00000000」
になる。また、起動キー11または停止キー12の操作
が2回目であるとすれば、比較判定部23aの付勢によ
り、第2のコード更新部23dから出力される1つの種
類の更新信号も、第1のコード更新部13cから出力さ
れる更新信号と同じ種類の更新信号であって、第2回の
更新信号の供給により第2の記憶部23cから読み出さ
れる可変コードは、第1の記憶部13bから読み出され
た可変コードと同じ数値5を示すコード「000001
01」になる。以下、同様にして、起動キー11または
停止キー12の操作が3回目、4回目、5回目等である
とすれば、比較判定部23aの付勢により、第2のコー
ド更新部23dから出力される1つの種類の更新信号
は、第1のコード更新部13cから出力される更新信号
と同じ種類の第3回、第4回、第5回等の更新信号であ
って、これら第3回、第4回、第5回等の更新信号の供
給により第2の記憶部23cから読み出される可変コー
ドは、数値6を示すコード「00000110」、数値
8を示すコード「00001000」、数値12を示す
コード「00001100」等になる。
【0044】さらに、セキュリティ受信ユニット2にお
いて、比較判定部23aは、再生送信データにおける可
変コードを含むIDコードと第2の記憶部23cから読
み出された可変コードを含むIDコードとを比較し、双
方のIDコードが一致した場合に限って、再生送信デー
タを次続の動作制御部23dに伝送させる。即ち、送信
ユニット1側及びセキュリティ受信ユニット2側の双方
において、可変コードの一致を見ることによって、起動
キー11または停止キー12の操作回数が同じであると
の判断がなされた場合に限り、再生送信データが有効な
ものであることを確認しているものである。続いて、動
作制御部23dは、供給された再生送信データ中のコマ
ンドコードに応答し、図示されていない駆動手段によっ
て、自動車ドアのキーを開いたり、自動車ドアのキーを
閉じたりする。
いて、比較判定部23aは、再生送信データにおける可
変コードを含むIDコードと第2の記憶部23cから読
み出された可変コードを含むIDコードとを比較し、双
方のIDコードが一致した場合に限って、再生送信デー
タを次続の動作制御部23dに伝送させる。即ち、送信
ユニット1側及びセキュリティ受信ユニット2側の双方
において、可変コードの一致を見ることによって、起動
キー11または停止キー12の操作回数が同じであると
の判断がなされた場合に限り、再生送信データが有効な
ものであることを確認しているものである。続いて、動
作制御部23dは、供給された再生送信データ中のコマ
ンドコードに応答し、図示されていない駆動手段によっ
て、自動車ドアのキーを開いたり、自動車ドアのキーを
閉じたりする。
【0045】また、第2の実施例においても、動作制御
部23dは、再生送信データが供給されない状態のと
き、第3者による自動車ドアのこじあけ等によってドア
開閉センサ31が異常を検出したり、同じく、自動車に
大きな衝撃を加えること等によって振動検出センサ32
が異常を検出したり、もしくは、第3者による自動車ト
ランクのこじあけ等によってトランク開閉センサ33が
異常を検出したりすると、その検出出力に応答して、ラ
イトドライバ41に駆動信号BLDを供給して自動車の
前照灯等を点滅させたり、及び/または、サイレンドラ
イバ42に駆動信号SDRを供給してサイレン音を発生
させたり、エンジン制御部5に非駆動信号ESPを供給
してエンジンの駆動を停止させたりする。このため、夜
間等で自動車を使用しないときに、第3者による自動車
や自動車搭載物品の盗難等を未然に防ぐことができる。
部23dは、再生送信データが供給されない状態のと
き、第3者による自動車ドアのこじあけ等によってドア
開閉センサ31が異常を検出したり、同じく、自動車に
大きな衝撃を加えること等によって振動検出センサ32
が異常を検出したり、もしくは、第3者による自動車ト
ランクのこじあけ等によってトランク開閉センサ33が
異常を検出したりすると、その検出出力に応答して、ラ
イトドライバ41に駆動信号BLDを供給して自動車の
前照灯等を点滅させたり、及び/または、サイレンドラ
イバ42に駆動信号SDRを供給してサイレン音を発生
させたり、エンジン制御部5に非駆動信号ESPを供給
してエンジンの駆動を停止させたりする。このため、夜
間等で自動車を使用しないときに、第3者による自動車
や自動車搭載物品の盗難等を未然に防ぐことができる。
【0046】このように、第2の実施例によれば、正規
な状態でこのキーレス/セキュリティシステムが使用さ
れたときに限って、自動車ドアの開閉を行うという本来
の機能が達成され、一方、コピーした送信データを用い
たときには何等本来の機能が達成されないものである。
また、コピーした送信データを解析しようとしても、可
変コードを表わす数値が毎回にランダムな数の等差をも
って変化するので、容易に解析をすることができないも
のであり、第1例の送信データの構成に比べても、解析
が容易でないという利点がある。
な状態でこのキーレス/セキュリティシステムが使用さ
れたときに限って、自動車ドアの開閉を行うという本来
の機能が達成され、一方、コピーした送信データを用い
たときには何等本来の機能が達成されないものである。
また、コピーした送信データを解析しようとしても、可
変コードを表わす数値が毎回にランダムな数の等差をも
って変化するので、容易に解析をすることができないも
のであり、第1例の送信データの構成に比べても、解析
が容易でないという利点がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、送信ユニット1から送信される送信コー
ドは、各周期毎に乱数によって決められるランダムな数
の等差にしたがって順次変化する可変コードを有してお
り、また、セキュリティ受信ユニット2において受入可
能な送信コードも、送信ユニット1から送信される送信
コードの変化に対応して同じように変化する可変コード
になるので、セキュリティ受信ユニット2は、正規の状
態で送信ユニット1から送信された送信コードのみに応
答するだけで、コピーされた送信コードには何等応答す
ることがなく、キーレス/セキュリティシステムの安全
性を十分に高めることができるという効果があり、その
上に、送信データをコピーし、それを解析しようとして
も、各周期毎に乱数によって決められるランダムな数の
等差にしたがって順次変化する可変コードであるので、
容易に解析をすることができず、コピーによる模倣がで
きない送信データが得られるという効果がある。
発明によれば、送信ユニット1から送信される送信コー
ドは、各周期毎に乱数によって決められるランダムな数
の等差にしたがって順次変化する可変コードを有してお
り、また、セキュリティ受信ユニット2において受入可
能な送信コードも、送信ユニット1から送信される送信
コードの変化に対応して同じように変化する可変コード
になるので、セキュリティ受信ユニット2は、正規の状
態で送信ユニット1から送信された送信コードのみに応
答するだけで、コピーされた送信コードには何等応答す
ることがなく、キーレス/セキュリティシステムの安全
性を十分に高めることができるという効果があり、その
上に、送信データをコピーし、それを解析しようとして
も、各周期毎に乱数によって決められるランダムな数の
等差にしたがって順次変化する可変コードであるので、
容易に解析をすることができず、コピーによる模倣がで
きない送信データが得られるという効果がある。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、送信ユニ
ット1から送信される送信コードは、各回毎に乱数によ
って決められるランダムな数の等差にしたがって順次変
化する可変コードを有しており、また、セキュリティ受
信ユニット2において受入可能な送信コードも、送信ユ
ニット1から送信される送信コードの変化に対応して同
じように変化する可変コードになるので、セキュリティ
受信ユニット2は、正規の状態で送信ユニット1から送
信された送信コードのみに応答するだけで、コピーされ
た送信コードには何等応答することがなく、キーレス/
セキュリティシステムの安全性を十分に高めることがで
きるという効果があり、その上に、送信データをコピー
し、それを解析しようとしても、各回毎に乱数によって
決められるランダムな数の等差にしたがって順次変化す
る可変コードであるので、殆んど解析をすることができ
ず、コピーによる模倣が殆んど不可能な送信データが得
られるという効果がある。
ット1から送信される送信コードは、各回毎に乱数によ
って決められるランダムな数の等差にしたがって順次変
化する可変コードを有しており、また、セキュリティ受
信ユニット2において受入可能な送信コードも、送信ユ
ニット1から送信される送信コードの変化に対応して同
じように変化する可変コードになるので、セキュリティ
受信ユニット2は、正規の状態で送信ユニット1から送
信された送信コードのみに応答するだけで、コピーされ
た送信コードには何等応答することがなく、キーレス/
セキュリティシステムの安全性を十分に高めることがで
きるという効果があり、その上に、送信データをコピー
し、それを解析しようとしても、各回毎に乱数によって
決められるランダムな数の等差にしたがって順次変化す
る可変コードであるので、殆んど解析をすることができ
ず、コピーによる模倣が殆んど不可能な送信データが得
られるという効果がある。
【図1】本発明によるキーレス/セキュリティシステム
の実施例の構成を示すブロック構成図である。
の実施例の構成を示すブロック構成図である。
【図2】第1の実施例のキーレス/セキュリティシステ
ムに用いられる第1例の送信データの構成を示す説明図
である。
ムに用いられる第1例の送信データの構成を示す説明図
である。
【図3】第2の実施例のキーレス/セキュリティシステ
ムに用いられる第2例の送信データの構成を示す説明図
である。
ムに用いられる第2例の送信データの構成を示す説明図
である。
【図4】既知のキーレス/セキュリティシステムに用い
られる送信データの構成の一例を示す説明図である。
られる送信データの構成の一例を示す説明図である。
1 送信ユニット(リモコンユニット) 2 セキュリティ受信ユニット 3 検出部 4 盗難防止部 5 エンジン制御部 11 起動(アーミング)キー 12 停止(ディスアーミング)キー 13 制御部 13a IDコード設定部 13b 第1の記憶部 13c 第1のコード更新部 14 変調回路部 15 送信回路部 16 送信アンテナ 21 受信アンテナ 22 受信回路部 23 セキュリティ制御部 23a 比較判定部 23b 動作制御部 23c 第2の記憶部 23d 第2のコード更新部 31 ドア開閉センサ 32 振動検出センサ 33 トランク開閉センサ 41 ライトドライバ 42 サイレンドライバ
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも送信ユニットとセキュリティ
受信ユニットとを備え、前記送信ユニットから前記セキ
ュリティ受信ユニットに、固定コード及び可変コードか
らなるIDコードとコマンドコードとにより構成される
送信データを送信したとき、前記IDコード中の固定コ
ードと可変コードがそれぞれ所定のものであるときに限
って、前記セキュリティ受信ユニットが前記送信データ
に応答するように構成されているキーレス/セキュリテ
ィシステムにおいて、前記IDコードは、各周期毎に決
められるランダムな数の等差にしたがって順次変化する
可変コードを有していることを特徴とするキーレス/セ
キュリティシステム。 - 【請求項2】 少なくとも送信ユニットとセキュリティ
受信ユニットとを備え、前記送信ユニットから前記セキ
ュリティ受信ユニットに、固定コード及び可変コードか
らなるIDコードとコマンドコードとにより構成される
送信データを送信したとき、前記IDコード中の固定コ
ードと可変コードがそれぞれ所定のものであるときに限
って、前記セキュリティ受信ユニットが前記送信データ
に応答するように構成されているキーレス/セキュリテ
ィシステムにおいて、前記IDコードは、各回毎に決め
られるランダムな数の等差にしたがって順次変化する可
変コードを有していることを特徴とするキーレス/セキ
ュリティシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19054594A JPH0856387A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | キーレス/セキュリティシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19054594A JPH0856387A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | キーレス/セキュリティシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0856387A true JPH0856387A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16259869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19054594A Withdrawn JPH0856387A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | キーレス/セキュリティシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0856387A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999044869A1 (fr) * | 1998-03-02 | 1999-09-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Dispositif antivol pour voiture |
WO2001052474A1 (fr) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif de communication a authentification et systeme de communication a authentification |
CN106314363A (zh) * | 2016-09-08 | 2017-01-11 | 深圳市沃特玛电池有限公司 | 电动汽车识别监控系统及方法 |
CN108116367A (zh) * | 2016-11-29 | 2018-06-05 | 比亚迪股份有限公司 | 无钥匙系统匹配方法及无钥匙匹配系统 |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP19054594A patent/JPH0856387A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999044869A1 (fr) * | 1998-03-02 | 1999-09-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Dispositif antivol pour voiture |
US6525643B1 (en) | 1998-03-02 | 2003-02-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle theft prevention device |
WO2001052474A1 (fr) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif de communication a authentification et systeme de communication a authentification |
US7529938B2 (en) | 2000-01-14 | 2009-05-05 | Panasonic Corporation | Method, apparatus and system for performing authentication according to challenge-response protocol using scrambled access information |
CN106314363A (zh) * | 2016-09-08 | 2017-01-11 | 深圳市沃特玛电池有限公司 | 电动汽车识别监控系统及方法 |
CN108116367A (zh) * | 2016-11-29 | 2018-06-05 | 比亚迪股份有限公司 | 无钥匙系统匹配方法及无钥匙匹配系统 |
CN108116367B (zh) * | 2016-11-29 | 2020-08-25 | 比亚迪股份有限公司 | 无钥匙系统匹配方法及无钥匙匹配系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |