JP2549277Y2 - ハンドル位置の変更制御可能な自転車 - Google Patents
ハンドル位置の変更制御可能な自転車Info
- Publication number
- JP2549277Y2 JP2549277Y2 JP1993021899U JP2189993U JP2549277Y2 JP 2549277 Y2 JP2549277 Y2 JP 2549277Y2 JP 1993021899 U JP1993021899 U JP 1993021899U JP 2189993 U JP2189993 U JP 2189993U JP 2549277 Y2 JP2549277 Y2 JP 2549277Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- bicycle
- lock
- body frame
- locking
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、駐輪中の置き場所が
小スペースですむハンドル位置の変更制御可能な自転車
に関する。
小スペースですむハンドル位置の変更制御可能な自転車
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車は、図6に示すように、ハ
ンドル本体aが車体フレームbに対して直交する向きに
なるように造られており、ハンドル本体aと前車輪とは
回転方向に一体となって動作するような構造になってい
る。
ンドル本体aが車体フレームbに対して直交する向きに
なるように造られており、ハンドル本体aと前車輪とは
回転方向に一体となって動作するような構造になってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのため、従来の自転
車を駐輪するときには、少なくともハンドル本体aが左
右に突出する分だけスペースを余分に必要とするため、
駐輪スペースが広くなるといった問題点があった。更
に、この従来の自転車を駐輪場等の自転車置き場に複数
台並べて駐輪するときには、その一台一台が少なくとも
ハンドル本体aの左右の突出分だけスペースを必要とす
る上、ハンドル本体が重なり合って出入れもスムーズに
出来ないなどの問題があった。
車を駐輪するときには、少なくともハンドル本体aが左
右に突出する分だけスペースを余分に必要とするため、
駐輪スペースが広くなるといった問題点があった。更
に、この従来の自転車を駐輪場等の自転車置き場に複数
台並べて駐輪するときには、その一台一台が少なくとも
ハンドル本体aの左右の突出分だけスペースを必要とす
る上、ハンドル本体が重なり合って出入れもスムーズに
出来ないなどの問題があった。
【0004】この考案は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的は駐輪するときには駐輪
場等の自転車置き場のスペースを軽減することができ、
複数台並べて駐輪した場合にも出入れがスムーズに出来
るハンドル位置の変更制御可能な自転車を提供すること
にある。
されたものであって、その目的は駐輪するときには駐輪
場等の自転車置き場のスペースを軽減することができ、
複数台並べて駐輪した場合にも出入れがスムーズに出来
るハンドル位置の変更制御可能な自転車を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案によれば、上記
目的を達成する手段として、ハンドルポストと垂直シャ
ーシーとの間に、ハンドル本体を運転使用時の向きにロ
ックする第1ロック手段と、ハンドル本体を車体フレー
ムと平行な向きに回転可能とする回転ガイド部と、ハン
ドル本体が車体フレームと平行な向きに回転された状態
でロックする第2ロック手段とを備える、ハンドル位置
の変更制御可能な自転車であって、垂直シャーシーは、
ハンドルポストと前記車体フレームとの間に、ハンドル
ポストが上方から回転可能に収容され、且つ、車体フレ
ームが下方に固定的に取り付けられており、垂直シャー
シーの内部には、台座が設けられ、台座上には、ハンド
ルポストを押し上げる向きに付勢するスプリングが設け
られ、ハンドルポストには、外向きに突出するようにガ
イドピンが設けられ、垂直シャーシーの上部には、その
周囲約90度の向きに、ガイドピンを強制案内するため
の開口ガイド溝と、開口ガイド溝の一端側に上向きに設
けられた第1ロック溝と、開口ガイド溝の他端側に上向
きに設けられた第2ロック溝とが設けられており、第1
ロック手段が、第1ロック溝と、ガイドピンと、スプリ
ングとから構成され、且つ、第2ロック手段が、第2ロ
ック溝と、ガイドピンと、スプリングとから構成されて
いる。
目的を達成する手段として、ハンドルポストと垂直シャ
ーシーとの間に、ハンドル本体を運転使用時の向きにロ
ックする第1ロック手段と、ハンドル本体を車体フレー
ムと平行な向きに回転可能とする回転ガイド部と、ハン
ドル本体が車体フレームと平行な向きに回転された状態
でロックする第2ロック手段とを備える、ハンドル位置
の変更制御可能な自転車であって、垂直シャーシーは、
ハンドルポストと前記車体フレームとの間に、ハンドル
ポストが上方から回転可能に収容され、且つ、車体フレ
ームが下方に固定的に取り付けられており、垂直シャー
シーの内部には、台座が設けられ、台座上には、ハンド
ルポストを押し上げる向きに付勢するスプリングが設け
られ、ハンドルポストには、外向きに突出するようにガ
イドピンが設けられ、垂直シャーシーの上部には、その
周囲約90度の向きに、ガイドピンを強制案内するため
の開口ガイド溝と、開口ガイド溝の一端側に上向きに設
けられた第1ロック溝と、開口ガイド溝の他端側に上向
きに設けられた第2ロック溝とが設けられており、第1
ロック手段が、第1ロック溝と、ガイドピンと、スプリ
ングとから構成され、且つ、第2ロック手段が、第2ロ
ック溝と、ガイドピンと、スプリングとから構成されて
いる。
【0006】更に、請求項2に記載のものでは、前記第
1ロック手段及び第2ロック手段によるロック状態はハ
ンドルポストを押し下げることによって自動的に解除さ
れ、回転可能な状態になるようになっている。また、請
求項3に記載のものでは、前記第1又は第2ロック手段
は、ハンドル本体を手動操作によってロックできる構造
となっている。
1ロック手段及び第2ロック手段によるロック状態はハ
ンドルポストを押し下げることによって自動的に解除さ
れ、回転可能な状態になるようになっている。また、請
求項3に記載のものでは、前記第1又は第2ロック手段
は、ハンドル本体を手動操作によってロックできる構造
となっている。
【0007】請求項4に記載のものでは、第2ロック手
段には、自動施錠機構が設けられており、この自動施錠
機構は、ハンドル本体を、車体フレームと平行な向きま
で回転させたときには、その位置でハンドル本体をロッ
クし、このロックは自動施錠機構が解錠されるまで保持
されるようになっている。
段には、自動施錠機構が設けられており、この自動施錠
機構は、ハンドル本体を、車体フレームと平行な向きま
で回転させたときには、その位置でハンドル本体をロッ
クし、このロックは自動施錠機構が解錠されるまで保持
されるようになっている。
【0008】
【作用】自転車を運転して使用するときには、第1ロッ
ク手段によってハンドル本体を車体フレームに対して直
交する向きにロックする。自転車を駐輪場等の自転車置
き場に駐輪するときには、第1ロック手段によるロック
状態を解除してからハンドル本体を車体フレームに対し
て平行な向きになるまで回転させ、第2ロック手段によ
ってその位置にハンドルポストをロックさせる。
ク手段によってハンドル本体を車体フレームに対して直
交する向きにロックする。自転車を駐輪場等の自転車置
き場に駐輪するときには、第1ロック手段によるロック
状態を解除してからハンドル本体を車体フレームに対し
て平行な向きになるまで回転させ、第2ロック手段によ
ってその位置にハンドルポストをロックさせる。
【0009】すると、ハンドル本体が車体フレームに対
して平行な向きにロックされるので、自転車の車体フレ
ームよりハンドル本体が突出することなく駐輪に必要な
スペースが少なくてすみ、複数台並べて駐輪した場合に
も出し入れがスムーズにできる。ハンドルポストを押し
下げれば第1ロック手段及び第2ロック手段によるロッ
ク状態が自動的に解除でき、回転ガイド部によってハン
ドル本体は回転できるのでこのロック状態を解除した状
態でハンドルを左右何れかの方向に回転させることによ
って、ハンドル本体を運転使用時の位置あるいは車体フ
レームに対して平行な位置に変更でき、非常に操作が簡
単である。
して平行な向きにロックされるので、自転車の車体フレ
ームよりハンドル本体が突出することなく駐輪に必要な
スペースが少なくてすみ、複数台並べて駐輪した場合に
も出し入れがスムーズにできる。ハンドルポストを押し
下げれば第1ロック手段及び第2ロック手段によるロッ
ク状態が自動的に解除でき、回転ガイド部によってハン
ドル本体は回転できるのでこのロック状態を解除した状
態でハンドルを左右何れかの方向に回転させることによ
って、ハンドル本体を運転使用時の位置あるいは車体フ
レームに対して平行な位置に変更でき、非常に操作が簡
単である。
【0010】第2ロック手段に自動施錠機構が設けてい
るものでは、ハンドル本体を車体フレームと平行な向き
にした使用不可能な状態で自動的に施錠されるので、自
転車の乗り逃げなどの盗難防止に有効である。
るものでは、ハンドル本体を車体フレームと平行な向き
にした使用不可能な状態で自動的に施錠されるので、自
転車の乗り逃げなどの盗難防止に有効である。
【0011】
【実施例】以下、この考案に係るハンドル位置の変更制
御可能な自転車の実施例について、図面に基づいて説明
する。図1はこの考案に係るハンドル位置の変更制御可
能な自転車の一実施例の運転使用時の状態を示す要部の
斜視図、図2は運転使用時の自転車の全体を示す平面
図、図3は自転車の駐輪時の状態を示す要部の斜視図、
図4は駐輪時の自転車を複数台並べて駐輪した状態を示
す平面図、図5は回転ガイド部の別例を示す部分拡大斜
視図である。
御可能な自転車の実施例について、図面に基づいて説明
する。図1はこの考案に係るハンドル位置の変更制御可
能な自転車の一実施例の運転使用時の状態を示す要部の
斜視図、図2は運転使用時の自転車の全体を示す平面
図、図3は自転車の駐輪時の状態を示す要部の斜視図、
図4は駐輪時の自転車を複数台並べて駐輪した状態を示
す平面図、図5は回転ガイド部の別例を示す部分拡大斜
視図である。
【0012】この考案に係る自転車は、図1と図3に示
すように、ハンドルポスト1と垂直シャーシー2との間
に、ハンドル本体3を運転使用時の向きにロックする第
1ロック手段4と、ハンドル本体3を車体フレーム5と
平行な向きに回転可能とする回転ガイド部6と、ハンド
ル本体3が車体フレーム5と平行な向きに回転された状
態でロックする第2ロック手段7とを備えている。より
詳しくは、図1、図2及び図4より明らかなように、垂
直シャーシー2は、ハンドルポスト1と車体フレーム5
との間に、ハンドルポスト1が上方から回転可能に収容
され、且つ、車体フレーム5が下方に固定的に取り付け
られている。
すように、ハンドルポスト1と垂直シャーシー2との間
に、ハンドル本体3を運転使用時の向きにロックする第
1ロック手段4と、ハンドル本体3を車体フレーム5と
平行な向きに回転可能とする回転ガイド部6と、ハンド
ル本体3が車体フレーム5と平行な向きに回転された状
態でロックする第2ロック手段7とを備えている。より
詳しくは、図1、図2及び図4より明らかなように、垂
直シャーシー2は、ハンドルポスト1と車体フレーム5
との間に、ハンドルポスト1が上方から回転可能に収容
され、且つ、車体フレーム5が下方に固定的に取り付け
られている。
【0013】前記した回転ガイド部6は、ハンドルポス
ト1に外向きに突出して設けられたガイドピン8と、垂
直シャーシー2に設けられガイドピン8を強制案内する
ガイド溝61とから構成されている。このガイド溝61
は、垂直シャーシー2の上部に周囲約90度の向きに開
口されているので、ハンドル本体3は運転使用時の車体
フレーム5に直交した向きの状態(図2参照)から車体
フレーム5と平行な向きになる状態(図4参照)まで回
転することができる。
ト1に外向きに突出して設けられたガイドピン8と、垂
直シャーシー2に設けられガイドピン8を強制案内する
ガイド溝61とから構成されている。このガイド溝61
は、垂直シャーシー2の上部に周囲約90度の向きに開
口されているので、ハンドル本体3は運転使用時の車体
フレーム5に直交した向きの状態(図2参照)から車体
フレーム5と平行な向きになる状態(図4参照)まで回
転することができる。
【0014】前記した第1ロック手段4は、前記したガ
イド溝61の一端側に上向きに設けられた第1ロック溝
41と前記したガイドピン8と垂直シャーシー2内の台
座21上に配されハンドルポスト1を押し上げる向きに
付勢するスプリング9とから構成されている。また、前
記した第2ロック手段7は、前記したガイド溝61の他
端側に上向きに設けられた第2ロック溝71と前記した
ガイドピン8と垂直シャーシー2内の台座21上に配さ
れてハンドルポスト1を押し上げる向きに付勢する前記
したスプリング9とから構成されている。
イド溝61の一端側に上向きに設けられた第1ロック溝
41と前記したガイドピン8と垂直シャーシー2内の台
座21上に配されハンドルポスト1を押し上げる向きに
付勢するスプリング9とから構成されている。また、前
記した第2ロック手段7は、前記したガイド溝61の他
端側に上向きに設けられた第2ロック溝71と前記した
ガイドピン8と垂直シャーシー2内の台座21上に配さ
れてハンドルポスト1を押し上げる向きに付勢する前記
したスプリング9とから構成されている。
【0015】更に、第2ロック溝71の上部側には第2
ロック手段7によるロックを保持する施錠機構10が設
けられている。この施錠機構10は図示しないキーとキ
ー溝11とこのキー溝11の後部に設けられた出没可能
なキーピン12とこのキーピン12が出没されるキー穴
13とで構成されている。
ロック手段7によるロックを保持する施錠機構10が設
けられている。この施錠機構10は図示しないキーとキ
ー溝11とこのキー溝11の後部に設けられた出没可能
なキーピン12とこのキーピン12が出没されるキー穴
13とで構成されている。
【0016】このキー穴13はハンドルポスト1の所定
位置に開口され、ハンドル本体3が車体フレーム5と平
行な向きとなって第2ロック手段7によってロックされ
た状態でキーピン12とキー穴13とが同じ位置になる
ような位置に開口されている。したがって、図3に示す
ように、第2ロック手段7によってハンドル本体3が車
体フレーム5に平行な向きでロックされたときに、この
施錠機構10のキー溝11にキーを差し込んでこのキー
を回すと、キーピン12が突出してキー穴13に入り込
んでロックが保持される。
位置に開口され、ハンドル本体3が車体フレーム5と平
行な向きとなって第2ロック手段7によってロックされ
た状態でキーピン12とキー穴13とが同じ位置になる
ような位置に開口されている。したがって、図3に示す
ように、第2ロック手段7によってハンドル本体3が車
体フレーム5に平行な向きでロックされたときに、この
施錠機構10のキー溝11にキーを差し込んでこのキー
を回すと、キーピン12が突出してキー穴13に入り込
んでロックが保持される。
【0017】これを解除するには、再びキー溝11にキ
ーを差し込んで反対方向に回すとキーピン12が没して
キー穴13がフリーとなって鍵が解かれる。この施錠機
構は自動施錠機構とすることができ、この場合、ハンド
ル本体3を車体フレーム5と平行な向きまで回転させた
ときに、その位置でハンドル本体3をロックし、このロ
ックは自動施錠機構が解錠されるまで保持されるように
なっている。このロックの解除は、解除キーや暗証番号
のダイヤルなどの方法で合わすことによってできるよう
にしている。
ーを差し込んで反対方向に回すとキーピン12が没して
キー穴13がフリーとなって鍵が解かれる。この施錠機
構は自動施錠機構とすることができ、この場合、ハンド
ル本体3を車体フレーム5と平行な向きまで回転させた
ときに、その位置でハンドル本体3をロックし、このロ
ックは自動施錠機構が解錠されるまで保持されるように
なっている。このロックの解除は、解除キーや暗証番号
のダイヤルなどの方法で合わすことによってできるよう
にしている。
【0018】次にこの考案に係るハンドル位置の変更制
御の可能な自転車の操作を説明する。自転車を運転して
使用するときには、図1,図2に示すように、第1ロッ
ク手段4によってハンドルポスト1を垂直シャーシー2
に対してロックし、ハンドル本体3を車体フレーム5に
対して直交する向きにする。
御の可能な自転車の操作を説明する。自転車を運転して
使用するときには、図1,図2に示すように、第1ロッ
ク手段4によってハンドルポスト1を垂直シャーシー2
に対してロックし、ハンドル本体3を車体フレーム5に
対して直交する向きにする。
【0019】自転車を駐輪場等の自転車置き場に駐輪す
るときには、ハンドル本体3とハンドルポスト1を押し
下げることによって第1ロック手段4によるロック状態
を解除して、回転ガイド部6によってハンドル本体3を
車体フレーム5に対して平行な向きになるまで回転させ
てから図3,図4に示すように、第2ロック手段7によ
ってハンドルポスト1を垂直シャーシー2に対してロッ
クさせる。
るときには、ハンドル本体3とハンドルポスト1を押し
下げることによって第1ロック手段4によるロック状態
を解除して、回転ガイド部6によってハンドル本体3を
車体フレーム5に対して平行な向きになるまで回転させ
てから図3,図4に示すように、第2ロック手段7によ
ってハンドルポスト1を垂直シャーシー2に対してロッ
クさせる。
【0020】すると、ハンドル本体3が車体フレーム5
に対して平行な向きとなり、この状態でロックされるの
で、駐輪に必要なスペースが少なくてすみ、複数台並べ
て駐輪した場合にもハンドルが邪魔にならず出し入れが
スムーズにできる。また、第1ロック手段4及び第2ロ
ック手段7によるロック状態を解除するには、ハンドル
ポスト1を押し下げるだけでよいのでこの操作が簡単で
あり、このロック状態を解除した状態でハンドルを左右
何れかの方向に回転させることによって、ハンドル本体
3を運転使用時の状態あるいは車体フレーム5に対して
平行な向きとした駐輪状態にすることができるので非常
に操作が簡単である。
に対して平行な向きとなり、この状態でロックされるの
で、駐輪に必要なスペースが少なくてすみ、複数台並べ
て駐輪した場合にもハンドルが邪魔にならず出し入れが
スムーズにできる。また、第1ロック手段4及び第2ロ
ック手段7によるロック状態を解除するには、ハンドル
ポスト1を押し下げるだけでよいのでこの操作が簡単で
あり、このロック状態を解除した状態でハンドルを左右
何れかの方向に回転させることによって、ハンドル本体
3を運転使用時の状態あるいは車体フレーム5に対して
平行な向きとした駐輪状態にすることができるので非常
に操作が簡単である。
【0021】第2ロック手段7によるロック状態即ちハ
ンドル本体3を車体フレーム5に対して平行な向きに固
定した駐輪状態で施錠機構10あるいは自動施錠機構に
よってこのロック状態の解除を阻止することができるの
で、自転車の乗り逃げによる盗難を未然に防止できる。
図5に示すのは、回転ガイド部6の別例であって、回転
ガイド部6の左右両端に逃げ孔部6a、6bが設けられ
ている。このように逃げ孔6a,6bを設けることによ
って、ハンドル本体3を押下げれば、この逃げ孔部6a
又は6bにガイドピン8が嵌入されるのでよりフリーな
状態となってハンドルポスト1の回転が容易になる利点
がある。図6は、本考案の他例を示す図である。この図
6では、ハンドルポスト1の上端には分岐エルボ11を
回動可能に嵌合させ、この分岐エルボ11の先端にハン
ドル本体3を取り付けており、分岐エルボ11の筒状の
基部には、第1、第2のロック手段4,7、回転ガイド
部6、自動施錠機構10を組み込んた取付部12を設
け、この取付部12をハンドルポスト1の上端部に回転
可能に嵌入させ固定した構造となっている。ここに、ハ
ンドル本体3は、前述した実施例と同様にして、第1の
ロック手段4によって運転使用時の向きにロックされ、
第2のロック手段7によって、車体フレーム5と平行な
向きにロック出来るようになっている。
ンドル本体3を車体フレーム5に対して平行な向きに固
定した駐輪状態で施錠機構10あるいは自動施錠機構に
よってこのロック状態の解除を阻止することができるの
で、自転車の乗り逃げによる盗難を未然に防止できる。
図5に示すのは、回転ガイド部6の別例であって、回転
ガイド部6の左右両端に逃げ孔部6a、6bが設けられ
ている。このように逃げ孔6a,6bを設けることによ
って、ハンドル本体3を押下げれば、この逃げ孔部6a
又は6bにガイドピン8が嵌入されるのでよりフリーな
状態となってハンドルポスト1の回転が容易になる利点
がある。図6は、本考案の他例を示す図である。この図
6では、ハンドルポスト1の上端には分岐エルボ11を
回動可能に嵌合させ、この分岐エルボ11の先端にハン
ドル本体3を取り付けており、分岐エルボ11の筒状の
基部には、第1、第2のロック手段4,7、回転ガイド
部6、自動施錠機構10を組み込んた取付部12を設
け、この取付部12をハンドルポスト1の上端部に回転
可能に嵌入させ固定した構造となっている。ここに、ハ
ンドル本体3は、前述した実施例と同様にして、第1の
ロック手段4によって運転使用時の向きにロックされ、
第2のロック手段7によって、車体フレーム5と平行な
向きにロック出来るようになっている。
【0022】尚、この考案は図示した第1ロック手段,
第2ロック手段,回転ガイド部に限らず他の構造のもの
も適用できるものである。更に尚、スプリング9を設け
ることなく、第1ロック手段と第2ロック手段をネジな
どで構成し、このネジを締めることによってロックし、
ネジをゆるめることによってロックを解除するようにし
てもよい。
第2ロック手段,回転ガイド部に限らず他の構造のもの
も適用できるものである。更に尚、スプリング9を設け
ることなく、第1ロック手段と第2ロック手段をネジな
どで構成し、このネジを締めることによってロックし、
ネジをゆるめることによってロックを解除するようにし
てもよい。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のハンド
ル位置の変更制御の可能な自転車によれば、ハンドル本
体を車体フレームに対して平行な状態にしてロックでき
るので、駐輪するときに駐輪場等の自転車置き場のスペ
ースを軽減することができ、また複数台並べて駐輪した
場合にもハンドルが邪魔にならず出し入れがスムーズに
できる(請求項1)。
ル位置の変更制御の可能な自転車によれば、ハンドル本
体を車体フレームに対して平行な状態にしてロックでき
るので、駐輪するときに駐輪場等の自転車置き場のスペ
ースを軽減することができ、また複数台並べて駐輪した
場合にもハンドルが邪魔にならず出し入れがスムーズに
できる(請求項1)。
【0024】更に、第1ロック手段及び第2ロック手段
によるロック状態をハンドルポストを押し下げることに
よって自動的に解除して回転可能な状態になるようにし
たので、その操作が簡単にできる(請求項2)。また、
第2ロック手段によるロック時にこのロック状態を保持
する自動施錠機構が設けられているので、ハンドル本体
が車体フレームに対して平行にしてロックした駐輪状態
で自動的に鍵をかけることができ、自転車の乗り逃げに
対する盗難防止にも有効である(請求項4)。
によるロック状態をハンドルポストを押し下げることに
よって自動的に解除して回転可能な状態になるようにし
たので、その操作が簡単にできる(請求項2)。また、
第2ロック手段によるロック時にこのロック状態を保持
する自動施錠機構が設けられているので、ハンドル本体
が車体フレームに対して平行にしてロックした駐輪状態
で自動的に鍵をかけることができ、自転車の乗り逃げに
対する盗難防止にも有効である(請求項4)。
【図1】この考案に係る自転車の運転時の状態を示した
要部の部分斜視図である。
要部の部分斜視図である。
【図2】運転使用時の自転車の全体を示す平面図であ
る。
る。
【図3】自転車の駐輪時の状態を示した要部の斜視図で
ある。
ある。
【図4】この考案の自転車を複数台並べて駐輪した状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図5】回転ガイド部の別例を示す部分拡大斜視図であ
る。
る。
【図6】従来の自転車の平面図である。
1 ハンドルポスト 2 垂直シャーシー 3 ハンドル本体 4 第1ロック手段 5 車体フレーム 6 回転ガイド部 7 第2ロック手段
Claims (4)
- 【請求項1】ハンドルポストと垂直シャーシーとの間
に、ハンドル本体を運転使用時の向きにロックする第1
ロック手段と、前記ハンドル本体を車体フレームと平行
な向きに回転可能とする回転ガイド部と、前記ハンドル
本体が前記車体フレームと平行な向きに回転された状態
でロックする第2ロック手段とを備える、ハンドル位置
の変更制御可能な自転車であって、 前記垂直シャーシーは、前記ハンドルポストと前記車体
フレームとの間に、前記ハンドルポストが上方から回転
可能に収容され、且つ、前記車体フレームが下方に固定
的に取り付けられており、 前記垂直シャーシーの内部には、台座が設けられ、 前記台座上には、前記ハンドルポストを押し上げる向き
に付勢するスプリングが設けられ、 前記ハンドルポストには、外向きに突出するようにガイ
ドピンが設けられ、 前記垂直シャーシーの上部には、 その周囲約90度の向きに、前記ガイドピンを強制案内
するための開口ガイド溝と、 前記開口ガイド溝の一端側に上向きに設けられた第1ロ
ック溝と、 前記開口ガイド溝の他端側に上向きに設けられた第2ロ
ック溝とが設けられており、 前記第1ロック手段が、 前記第1ロック溝と、 前記ガイドピンと、 前記スプリングとから構成され、且つ、 前記第2ロック手段が、 前記第2ロック溝と、 前記ガイドピンと、 前記スプリングとから構成されている、ハンドル位置の
変更制御可能な自転車。 - 【請求項2】前記第1ロック手段及び第2ロック手段に
よるロック状態はハンドルポストを押し下げることによ
って自動的に解除されて回転可能な状態になるようにし
た請求項1に記載のハンドル位置の変更制御可能な自転
車。 - 【請求項3】前記第1又は第2ロック手段は、ハンドル
本体を手動操作によってロックできる構造とした請求項
1に記載のハンドル位置の変更制御可能な自転車。 - 【請求項4】第2ロック手段には、自動施錠機構が設け
られており、この自動施錠機構は、ハンドル本体を、車
体フレームと平行な向きまで回転させたときには、その
位置でハンドル本体をロックし、このロックは自動施錠
機構が解錠されるまで保持されるようになっている請求
項1又は2に記載のハンドル位置の変更制御可能な自転
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993021899U JP2549277Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ハンドル位置の変更制御可能な自転車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993021899U JP2549277Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ハンドル位置の変更制御可能な自転車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678190U JPH0678190U (ja) | 1994-11-01 |
JP2549277Y2 true JP2549277Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=12067959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993021899U Expired - Lifetime JP2549277Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ハンドル位置の変更制御可能な自転車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549277Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102066994B1 (ko) * | 2019-08-19 | 2020-01-16 | 한전케이피에스 주식회사 | 원자로 상부구조물 인양기구의 상부 렌치와 하부 렌치 체결구조 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012081848A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Industry Network Kk | 自転車のハンドル収納機構および自転車 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH061915Y2 (ja) * | 1988-04-15 | 1994-01-19 | 生喜 森岡 | 自転車の操縦ハンドル装置 |
JP2861079B2 (ja) * | 1989-07-13 | 1999-02-24 | 松下電器産業株式会社 | 自転車の転倒防止装置 |
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-
1993
- 1993-04-26 JP JP1993021899U patent/JP2549277Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102066994B1 (ko) * | 2019-08-19 | 2020-01-16 | 한전케이피에스 주식회사 | 원자로 상부구조물 인양기구의 상부 렌치와 하부 렌치 체결구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0678190U (ja) | 1994-11-01 |
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