JPH11139365A - 自転車の盗難防止構造 - Google Patents

自転車の盗難防止構造

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JPH11139365A
JPH11139365A JP31900597A JP31900597A JPH11139365A JP H11139365 A JPH11139365 A JP H11139365A JP 31900597 A JP31900597 A JP 31900597A JP 31900597 A JP31900597 A JP 31900597A JP H11139365 A JPH11139365 A JP H11139365A
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JP
Japan
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handle
bicycle
tilted
chain
handle post
Prior art date
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Pending
Application number
JP31900597A
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English (en)
Inventor
Toshio Okubo
敏生 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐輪時、自転車のハンドルを傾倒状態で保持
し施錠して、自転車の移動を困難にして盗難防止し、且
つ駐輪に要するスペ−スを削減する。又ハンドル傾倒に
伴い前輪をチェーン又はワイヤーでロックし盗難をより
困難にする。 【解決手段】 駐輪時、チェーン13の一端を前輪4に
固定し、更に下側ハンドルポスト3bに回動自在に連結
した上側ハンドルポスト3aを傾倒して芯軸5を下側ハ
ンドルポスト3bより突出した状態で保持し施錠する事
でチェーン13の係止解除とハンドル2の起立をできな
いものとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐輪中の自転車
を、解錠せずに使用可能な状態にする事を困難にし、盗
難を防止する自転車の盗難防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、車輪を施錠して走行不能に
し、又はハンドルを施錠により回動不能とした盗難防止
策を施している。(例えば、特開平7−165144号
公報参照)ハンドルを回動不能としただけでは、直進は
できるので盗難防止には不十分である。またチェ−ン等
による車輪のみの施錠だけでは使用可能にするための解
錠が容易であると思える為、破壊等による解錠の盗難が
起きるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、駐輪時ハ
ンドルが傾倒している為、盗難時の自転車の移動が困難
であり、且つ駐輪に要するスペ−スを削減できる自転車
の盗難防止構造を提供することにある。更に、チェ−ン
又はワイヤ−により前輪をロックする事で、盗難をより
困難なものとしており、これにより盗難の意志を喪失さ
せるものとなっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 自転車のハンドルをハンドルポストの途中から可
倒可能とし、施錠して同ハンドルの傾倒状態を保持する
保持手段を設けたことを特徴とする自転車の盗難防止構
造 2) ハンドルポストを上下に分割し、ハンドルが連結
してある上側ハンドルポストを下側ハンドルポストに回
動自在に連結して可倒可能とし、同ハンドルポスト内部
に、芯軸を外部操作により上下可動可能に設け、上側ハ
ンドルポスト傾倒時に芯軸を下側ハンドルポストより突
出した状態で施錠すると、錠機構のかんぬきが芯軸を固
定し、芯軸を突出した状態に保持して、上側ハンドルポ
ストの傾倒状態を芯軸が保持する保持手段を設けた前記
1)記載の自転車の盗難防止構造 3) ハンドルの左右のにぎりが垂直になる方向にハン
ドルが傾倒するようにした前記1)又2)記載の自転車
の盗難防止構造 4) チェ−ン又はワイヤ−の一端をハンドルに連結
し、他端を前輪スポ−ク間に通して前輪に係止可能と
し、ハンドルが傾倒時チェ−ン又はワイヤ−が緊張され
て、チェ−ン又はワイヤ−の他端が前輪に係止解除でき
ない状態に止着される前記1)〜3)いずれか記載の自
転車の盗難防止構造 5) チェ−ン又はワイヤ−の他端にスライドボルトを
設け、同スライドボルトを前輪のハブに取付けたプレ−
トに設けた長溝に嵌入して係止可能とした前記4)記載
の自転車の盗難防止構造にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、自転車のハンドルをハンドル
ポストの途中から傾倒し、施錠する事で同ハンドルの傾
倒状態を保持し、盗難時の自転車の移動を困難にして、
盗難を防止している。請求項2記載の発明では、ハンド
ルポスト内部に設けた芯軸を上側ハンドルポスト傾倒
時、下側ハンドルポストより突出した状態で施錠し、保
持することで、容易にハンドルが起立できないものにし
ている。請求項3記載の発明では、ハンドルの左右のに
ぎりが垂直になる方向にハンドルが傾倒するので、駐輪
に要するスペ−スが削減できる。請求項4記載の発明で
は、チェ−ン又はワイヤ−の一端がハンドルに連結さ
れ、他端が前輪スポ−ク間を通って前輪に係止される事
で、ハンドル傾倒時、チェ−ン又はワイヤ−が傾倒に伴
い緊張され、前輪をロックし、盗難をより困難なものと
している。請求項5記載の発明では、チェ−ン又はワイ
ヤ−の他端にスライドボルトを設け、スライドボルトを
嵌入する長溝が設けてあるプレ−トを前輪のハブに取付
ける事で、前輪の係止方法を容易にしている。
【0006】
【発明の実施の形態】ハンドルの可倒機構と併せて、前
輪ロックの為の請求項4・5のチェ−ン又はワイヤ−を
設ける事が望ましい。ハンドルポスト内部の芯軸はスプ
リングにより押上される事が望ましい。上側ハンドルポ
ストは、ハンドルポスト外側に蝶番を設け、回動可能に
する事が望ましい。鍵はシリンダ−錠機構を使用する事
が望ましい。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例は、ハンドルポストを上下に分割して蝶番
で回動可能にし、上側ハンドルポストを傾倒して施錠
し、チェーンにより前輪をロックして駐輪した例であ
る。図1は実施例の側前図、図2は実施例での走行中の
状態を示す説明図、図3は実施例での駐輪状態を示す説
明図、図4は実施例の可倒部の背面拡大図、図5は実施
例の可倒部の右側面拡大図、図6は実施例の可倒部の左
側面拡大図、図7は図4でのA−A断面図、図8は実施
例の芯軸の最下位置を示す説明図、図9は図4でのB−
B断面図、図10は実施例のチェーンによる前輪ロック
状態を示す説明図、図11は図10でのA−A断面図で
ある。
【0008】図中1はハンドルポスト3に設けられた可
倒部、2はハンドルポスト3に連結されているハンド
ル、3は可倒部1を有するハンドルポスト、3aはハン
ドル2が連結されている上側ハンドルポスト、3bは上
側ハンドルポスト3aが蝶番9で回動可能に連結されて
いる下側ハンドルポスト、4は前輪、5はハンドルポス
ト3内部の上下可動可能な芯軸、6は芯軸5に設けられ
たつまみ、7はつまみ6を上下可動可能にする為ハンド
ルポスト3に設けられたスリット、8は芯軸5を下面よ
り支持するスプリング、9は上側ハンドルポスト3aを
回動可能に下側ハンドルポスト3bに連結する為可倒部
1に設けられた蝶番、10は芯軸5を固定するシリンダ
ー錠機構、11はシリンダー錠機構10の鍵穴、12は
シリンダー機構10の閂、13は一端がハンドル2に連
結されているチェーン、14はチェーン13の他端に設
けられたスライドボルト、15はスライドボルト14を
ハンドル2に定着させる受座、16は閂12と嵌合する
芯軸5に設けた受け穴、17はハンドル2のにぎり、1
8はスライドボルト14を嵌入する為プレート19に設
けられた長溝、19は前輪4のハブに設けられたプレー
ト、20はスポーク、21は泥よけである。
【0009】実施例では、ハンドル2と片方のにぎり1
7の連結部分に一端を連結されたチェーン13の他端に
スライドボルト14を連結し、盗難防止構造未使用時は
ハンドル2にチェーン13を巻きつけ同にぎり17の連
結部分に設けられた受座15にスライドボルト14を定
着しておく。駐輪する時、スライドボルト14を受座1
5より取外し、前輪4の泥よけ21を介してチェーン1
3の一端が連結されている側からスポーク20間を通
し、前輪4のハンドル2傾倒側に設けられたプレート1
9の長溝18に嵌入する。次に、鍵穴11に鍵を入れシ
リンダー錠機構10を開錠し、閂12を芯軸5に設けら
れた受け穴16から脱着する事で芯軸5をハンドルポス
ト3内部で上下可動可能にし、芯軸5の側面に設けられ
たつまみ6をスリット7の最下部まで押下し、プレート
19と同側のハンドルポスト3表面で且つ可倒部1に設
けられた蝶番9を支軸に、上側ハンドルポスト3aをハ
ンドル2の左右のにぎり17が垂直になるまで傾倒す
る。これにより、チェーン13が前輪4スポーク20間
を通り泥よけ21を介して完全に緊張され、前輪4がロ
ックされる。ハンドル2傾倒後、芯軸5は下側ハンドル
ポスト3b内部に設けられたスプリング8により押上さ
れ、芯軸5が突出した状態でシリンダー錠機構10を施
錠し、同状態を保持する事で、前輪4とハンドル2の二
重の盗難防止が施される。解除して走行させるには、シ
リンダー錠機構10を解錠し、芯軸5に設けられたつま
み6をスリット7の最下部まで押下した状態を保持し、
ハンドル2を起立させる。つまみ6を持ちスリット7の
最上部まで押上した状態を保持し、シリンダー錠機構1
0を施錠する。これによりハンドル2を回動させると上
側ハンドルポスト3aと接触しているつまみ6から芯軸
5に回動が伝わり、さらに芯軸5に設けられた受け穴1
6に接触している閂12を通して下側ハンドルポスト3
bに回動が伝わり、前輪4が回動する。次に、スライド
ボルト14を長溝18から脱着し、チェーン13をハン
ドル2に巻きつけ、スライドボルト14を受座15に定
着する。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、駐輪中にハンドルを傾
倒し、施錠して盗難を防止するものとなった。又、ハン
ドルの傾倒を利用してチェーン又はワイヤーを緊張し前
輪をロックして移動を難しくする事で、更に盗難を困難
にし、駐輪に要するスペースを削減さできるものとなっ
た。更に、ハンドルが傾倒し、前輪までがチェーン又は
ワイヤーによりロックされている事で、盗難の意志が喪
失するものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側前図である。
【図2】実施例での走行中の状態を示す説明図である。
【図3】実施例での駐輪状態を示す説明図である。
【図4】実施例の可倒部の背面拡大図である。
【図5】実施例の可倒部の右側面拡大図である。
【図6】実施例の可倒部の左側面拡大図である。
【図7】図4でのA−A断面図である。
【図8】実施例の芯軸の最下位置を示す説明図である。
【図9】図4でのB−B断面図である。
【図10】実施例のチェーンによる前輪ロック状態を示
す説明図である。
【図11】図10でのA−A断面図である。
【符号の説明】 1 可倒部 2 ハンドル 3 ハンドルポスト 3a 上側ハンドルポスト 3b 下側ハンドルポスト 4 前輪 5 芯軸 6 つまみ 7 スリット 8 スプリング 9 蝶番 10 シリンダー錠機構 11 鍵穴 12 閂 13 チェーン 14 スライドボルト 15 受座 16 受け穴 17 にぎり 18 長溝 19 プレート 20 スポーク 21 泥よけ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車のハンドルをハンドルポストの途
    中から可倒可能とし、施錠して同ハンドルの傾倒状態を
    保持する保持手段を設けたことを特徴とする自転車の盗
    難防止構造。
  2. 【請求項2】 ハンドルポストを上下に分割し、ハンド
    ルが連結してある上側ハンドルポストを下側ハンドルポ
    ストに回動自在に連結して可倒可能とし、同ハンドルポ
    スト内部に、芯軸を外部操作により上下可動可能に設
    け、上側ハンドルポスト傾倒時に芯軸を下側ハンドルポ
    ストより突出した状態で施錠すると、錠機構のかんぬき
    が芯軸を固定し、芯軸を突出した状態に保持して、上側
    ハンドルポストの傾倒状態を芯軸が保持する保持手段を
    設けた請求項1記載の自転車の盗難防止構造。
  3. 【請求項3】 ハンドルの左右のにぎりが垂直になる方
    向にハンドルが傾倒するようにした請求項1又2記載の
    自転車の盗難防止構造。
  4. 【請求項4】 チェ−ン又はワイヤ−の一端をハンドル
    に連結し、他端を前輪スポ−ク間に通して前輪に係止可
    能とし、ハンドルが傾倒時チェ−ン又はワイヤ−が緊張
    されて、チェ−ン又はワイヤ−の他端が前輪に係止解除
    できない状態に止着される請求項1〜3いずれか記載の
    自転車の盗難防止構造。
  5. 【請求項5】 チェ−ン又はワイヤ−の他端にスライド
    ボルトを設け、同スライドボルトを前輪のハブに取付け
    たプレ−トに設けた長溝に嵌入して係止可能とした請求
    項4記載の自転車の盗難防止構造。
JP31900597A 1997-11-04 1997-11-04 自転車の盗難防止構造 Pending JPH11139365A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132933A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Hidetaro Narahara 三輪車
KR101492202B1 (ko) * 2013-12-13 2015-02-10 충남대학교산학협력단 핸들을 이용한 잠금장치를 가진 자전거

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JP2008132933A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Hidetaro Narahara 三輪車
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