JPH08318885A - 盗難防止用サドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 自転車のサドルを盗難防止に利用できる。 【構成】 自転車のサドル１及びサドルポスト２を自転
車の盗難防止に利用するため、錠を使用できるようサド
ルポスト２に錠用の穴３を設け、サドルポスト２を自転
車本体と分離させてサドル１の機能を喪失させ、その後
自転車本体の、サドル１としての用をなさない丈夫な位
置と、サドルポスト２の穴３を錠で繋いで固定する。サ
ドル１及びサドルポスト２が、本来の位置と違う位置に
錠で固定された状態のまま自転車を持ち運ぶので、一見
して盗難車と解る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、自転車のサドルポス
ト２に穴３を空け、錠を使用出来る様にする事に関した
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自転車の盗難防止用錠は、車輪の
回転を止める目的の錠がほとんどであったが、自転車の
形状から取り付け位置が限定され、取り付け位置の形状
に合わせた専用の錠が必要であった。しかし自転車自体
の機能には直接影響の無い盗難防止用の錠は、自転車メ
ーカーに重視されず、丈夫で割高になる錠を開発するメ
リットが無い。又、自転車の販売価格が下がる傾向にあ
る現状では、自転車本体と錠の価格割合から、自転車専
用の丈夫な錠の開発には価格的限界がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、使用者が
自転車の盗難を防止するのは困難で、盗まれたら運が悪
いという風潮さえある。現在の自転車盗犯のほとんどが
無断借用という意識で持ち去るといわれ、用が済めば放
置されるその結果、持ち主不明の放置自転車が増える。
平成六年に行政指導で自転車防犯登録が義務化された
が、実際には防犯より盗まれて放置されてからの対策に
効果的である。この事からも解るように、自転車の盗難
を防止するのは極めて困難であると思われている。本発
明は、これらの現状を効果的に解決しようとするもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、自転車のサド
ル１及びサドルポスト２を自転車の盗難防止に利用する
ため、錠を使用できるようサドルポスト２に錠用の穴３
を設けようとするものである。

【０００５】

【作用】自転車のサドル１は体格に合わせる必要から、
簡単に調整できる構造が多く、その為サドルポスト２が
自転車本体から容易に引き抜けるのを利用、サドルポス
ト２を自転車本体と分離させてサドル１の機能を喪失さ
せ、その後自転車本体の、サドル１としての用をなさな
い丈夫な位置と、サドルポスト２の穴３を錠で繋いで固
定する。

【０００６】

【発明の効果】サドルポスト２に錠用の穴３を設けるた
めの費用は極めて安く実施でき、これを利用するために
も自転車専用の錠である必要が無く、市販されている安
価で丈夫な錠が使用できる。又、サドルポスト２自体が
人の体重を安全に支える事が要求されるため、極めて頑
丈な材質が使われている。この為、錠、サドルポスト
２、共に破壊することが極めて困難である。サドル１及
びサドルポスト２が、本来の位置と違う位置に錠で固定
された状態のまま自転車を持ち運ぶと、一見して盗難車
と解る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面図

【符号の説明】

１はサドル ２はサドルポスト ３は穴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】サドルポスト２に穴３を空けた自転車用サ
   ドル