JP3492850B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP3492850B2 JP13597396A JP13597396A JP3492850B2 JP 3492850 B2 JP3492850 B2 JP 3492850B2 JP 13597396 A JP13597396 A JP 13597396A JP 13597396 A JP13597396 A JP 13597396A JP 3492850 B2 JP3492850 B2 JP 3492850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車に盗難
防止用として設けられるステアリングロック装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車には、盗難防止用とし
てステアリングが動かないようにする(ロックする)ス
テアリングロック装置が通常取り付けられている。この
ようなステアリングロック装置は、例えば、特公昭62
−25号公報に開示されている。
【0003】上述のステアリングロック装置は、通常、
自動二輪車ではメインスイッチと兼用されている。メイ
ンスイッチには、例えばON−OFF−LOCKなどの
位置が設けてあって、OFFの位置でキーを挿入し、更
に押し下げた上、LOCKの位置に回せばステアリング
がロック(フロントフォークが回動不能と)され、反対
にLOCKからOFFの位置に戻せばロックが解除され
る(フロントフォークが回動自在となる)ように構成さ
れている。
【0004】ところで、ステアリングロックがしてあっ
ても、不正な目的によりステアリングロック装置が破壊
され盗難に遇うことがあった。このため、従来は、ステ
アリングロック装置が破壊されないように、できるだけ
ステアリングロック装置を強固、堅牢に製作していた。
また、実公昭63−7582号公報や実公昭63−75
83号公報には、ステアリングロック装置が破壊されな
いように、このステアリングロック装置のシリンダ錠部
の一部や、ロック機構部を、ハンドルの取付機枠を延長
することにより、被覆する構造が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステア
リングロック装置を強固、堅牢にするにも自ずから限界
があり、また、強固、堅牢にすれば重量増加やコストア
ップという弊害が伴う。また、前述した実公昭63−7
582号公報や実公昭63−7583号公報に記載の構
造においては、ステアリングロック装置の上部が外部に
露出したままであり、破壊に対する防御には限界があっ
た。本発明は、上述の課題を解決するためになされたも
のである。即ち、本発明の目的は、重量増加やコストア
ップを極力抑制した上、不正な破壊からこの装置を守る
ことができるステアリングロック装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動二輪車の
ヘッドパイプに回動自在に軸支されたステアリング軸
と、該ステアリング軸とフロントフォークとを連結固定
するアッパーブラケットと、該アッパーブラケットにロ
ック本体を嵌装するロック取付孔と、該ロック取付孔に
嵌装したロック本体と、該ロック本体から出没するロッ
クバーと、を具備し、ステアリングのロック時に、上記
ロックバーが突出して上記ヘッドパイプと係合すること
により、フロントフォークが回動不能となるように構成
されたステアリングロック装置において、上記アッパー
ブラケットの下面側に、上記ロック本体の少なくともロ
ックバーの位置まで垂下して、当該ロック本体の周囲を
覆いつつ、上記ヘッドパイプ側に切り込みが形成されて
ロックバー近傍のロック本体の一部を露出させたガード
壁を当該アッパーブラケットと一体成型で設けてなるこ
とを特徴とするステアリングロック装置を提供すること
により、上記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1乃至図4は、本発明のス
テアリングロック装置の一実施例を示し、図1はその平
面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−
B線断面図、図4は図1のC矢視側面図である。
【0008】一般に自動二輪車は、図1に示す如く、フ
レーム1の前部を構成するヘッドパイプ2が備えられて
いる。このヘッドパイプ2内にはステアリング軸3が嵌
挿され、不図示の軸受けを介して、ヘッドパイプ2に回
動自在に軸支される。そして、このステアリング軸3の
上端には、アルミダイキャスト製のアッパーブラケット
4が取付けナット22により締付固定され、このアッパ
ーブラケット4に、前輪を支持するフロントフォーク
(図示省略)が固定されている。即ち、ステアリング軸
3とフロントフォークとは、共にアッパーブラケット4
を介して連結固定され、ステアリングを切ると、アッパ
ーブラケット4及びフロントフォークがステアリング軸
3(ヘッドパイプ2)を中心として共に回動するように
なっている。
【0009】上記アッパーブラケット4には、自動二輪
車の点火装置をON、OFFするメインスイッチ50が
通常設けられており、このメインスイッチ50が盗難防
止用としてのステアリングロック装置を兼用している。
即ち、メインスイッチ50にはON−OFFのほかにL
OCKなどの位置を設け、図1に示す如く、ステアリン
グを例えば左に切った状態でキーを押しながらLOCK
の位置に回すと、その状態でフロントフォークが回動不
能となる(ステアリングが動かなくなる)ようにしてあ
る。
【0010】本実施例においては、図2に示す如く、ア
ッパーブラケット4の上記ヘッドパイプ2の近傍に、メ
インスイッチ50と兼用のロック本体51が嵌装される
ロック取付孔41を設けてある。
【0011】また、上記ロック本体51のヘッドパイプ
2側の側面に、図2に示す如く、このロック本体51か
ら出没する棒状のロックバー52を設け、ステアリング
を片方(例えば左)に切った状態でこのロックバー52
と対向するヘッドパイプ2の側面に、ロックバー52の
先端部が係合可能な円形孔状の係合部21を設けてあ
る。上記ロックバー52は、メインスイッチ50におい
てキーをLOCKの位置に回すと、進出してその先端部
が上記係合部21に確実に挿入されて係合し、逆にキー
をLOCKの位置以外、即ちOFFの位置に回すと、後
退して先端部が係合部21から完全に離れるように、そ
の移動量を設定してある。
【0012】上記ロック本体51は、図2に示す如く、
ロック取付孔41にアッパーブラケット4の下方から挿
入されて、アッパーブラケット4に固定されるようにな
っている。その際、ロック本体51上部に設けられたメ
ネジにアッパーブラケット4の外から特殊ボルト7を螺
合することにより、ロック本体51が固定される(図4
参照)。
【0013】上記特殊ボルト7は、ネジを緩めてロック
本体51が不正に撤去されないように、図2に二点鎖線
で示す如く、六角ボルトの頭部にくびれ部を設け、この
くびれ部とオネジとの間を円錐形の鍔状としたものであ
る。即ち、この特殊ボルト7によりロック本体51を取
り付ける場合には、六角ボルトの頭部(図2の二点鎖線
部)が上記くびれ部で捩じ切られ、かつ残った鍔状の部
分がアッパーブラケット4の表面上に突出しないように
なっている。
【0014】而して、本実施例のステアリングロック装
置は、図2及び図3に示す如く、上記アッパーブラケッ
ト4の下面側に、上記ロック本体51の少なくともロッ
クバー52の位置まで垂下した、ガード壁6を設けてな
るものである。
【0015】本実施例のステアリングロック装置につい
て更に説明すると、上記ガード壁6は、図2及び図3に
示す如く、アッパーブラケット4内に埋没した状態のロ
ック本体51の上部から下方に、ロックバー52の下側
の位置に至るまで、ロック本体51の周囲を覆うように
設けられている。このガード壁6は上記アッパーブラケ
ット4とアルミダイキャスト製で一体成型される。
【0016】上記ガード壁6は、ほぼ円筒状をなし、そ
の内部は、ロック本体51の外形に合わせて、上部に小
径の円形孔を有し下部にやや大径の円形孔を有する段付
き孔とされている。このガード壁6は、そのヘッドパイ
プ2側に下端からほぼ逆U字状の切り込みが形成され、
ガード壁6の下部はほぼ断面C字状となっている。そし
て、上記切り込み部分にロックバー52近傍のロック本
体51の一部が露出している。
【0017】また、ヘッドパイプ2と反対側のガード壁
6の内部には、図2に示す如く、ロック本体51の挿入
時に、その突起部(前記の取付け用のメネジが設けられ
ている部分)が下方から移動できるように溝が形成して
ある。尚、上記ガード壁6のヘッドパイプ2側の切り込
みは、ガード壁6がヘッドパイプ2や車体のフレーム1
と干渉しないように設けられたもので、支障がない限り
別の形状であっても良い。
【0018】以上のように構成された本実施例のステア
リングロック装置によれば、ステアリングを片方(例え
ば左)に切った状態で、キーでメインスイッチ50をL
OCKの位置に回すと、ロックバー52の先端部がヘッ
ドパイプ2の係合部21に係合するため、その状態でフ
ロントフォークが回動不能となり、ステアリングが動か
なくなる。このため、自動二輪車を運転することは不可
能となり、盗難が防止される。
【0019】また、キーでメインスイッチ50をOFF
の位置に回すと、ロックバー52が後退し、その先端部
がヘッドパイプ2の係合部21から離れるため、フロン
トフォークが回動可能となり、ステアリングが自由に動
き、自動二輪車を運転することができる。
【0020】また、上記アッパーブラケット4の下面側
に、上記ロック本体51の少なくともロックバー52の
位置まで垂下した、ガード壁6を設けたため、このガー
ド壁6により、ロック本体51やロックバー52が不正
な目的による破壊から守られる。また、上記ガード壁6
をロック本体51の周囲を覆うように設けたため、ロッ
ク本体51やロックバー52が不正な破壊から一層完璧
な形で守られる。
【0021】また、上記ガード壁6を設けるだけでステ
アリングロック装置(上記ロック本体51やロックバー
52)が不正な破壊から守られるため、ステアリングロ
ック装置を特に強固、堅牢に製作する必要がない。ま
た、アッパーブラケット4は、フロントフォークを支持
するため元々強度が高い部品(例えばアルミダイキャス
ト製などの型物で造られている)であるので、その高い
強度部品を活用することによりステアリングロック装置
を保護したので、ステアリングロック装置の重量増加や
コストアップが抑制できる。
【0022】尚、本発明は、上記実施例に制限されるも
のではなく、例えば、上記ガード壁をロック本体の下端
まで覆うようにしても良いことは勿論である。また、ガ
ード壁を断面馬蹄形にしてヘッドパイプの一部まで覆う
ようにしても良い。また、ロックバーと係合させるヘッ
ドパイプ側の上記係合部は、円形孔でなく長孔としても
良く、孔ではなく周囲を一部隆起させたものとしても良
い。また、本発明のステアリングロック装置が設けられ
る自動二輪車としては、上記自動二輪車と同様の構造を
有する原動機付き自転車であっても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明のステアリングロック装置は、重
量増加やコストアップを極力抑制した上、不正な破壊か
らこの装置を守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリングロック装置の一実施例を
示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC矢視側面図である。
【符号の説明】
1・・・・フレーム 2・・・・ヘッドパイプ 21・・・係合部 22・・・取付けナット 3・・・・ステアリング軸 4・・・・アッパーブラケット 41・・・ロック取付孔 50・・・メインスイッチ 51・・・ロック本体 52・・・ロックバー 6・・・・ガード壁 7・・・・特殊ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−209668(JP,A) 実開 昭61−172873(JP,U) 実開 昭59−147686(JP,U) 実開 昭59−146276(JP,U) 実開 昭59−27981(JP,U) 実開 昭58−180779(JP,U) 実開 昭58−180778(JP,U) 実開 昭58−32081(JP,U) 実開 昭57−165581(JP,U) 実開 昭52−49862(JP,U) 実開 昭52−45957(JP,U) 実開 昭51−158546(JP,U) 実開 昭51−138842(JP,U) 特公 昭62−25(JP,B1) 実公 昭63−7583(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62H 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車のヘッドパイプに回動自在に軸
    支されたステアリング軸と、該ステアリング軸とフロン
    トフォークとを連結固定するアッパーブラケットと、該
    アッパーブラケットにロック本体を嵌装するロック取付
    孔と、該ロック取付孔に嵌装したロック本体と、該ロッ
    ク本体から出没するロックバーと、を具備し、ステアリ
    ングのロック時に、上記ロックバーが突出して上記ヘッ
    ドパイプと係合することにより、フロントフォークが回
    動不能となるように構成されたステアリングロック装置
    において、上記アッパーブラケットの下面側に、上記ロ
    ック本体の少なくともロックバーの位置まで垂下して、
    当該ロック本体の周囲を覆いつつ、上記ヘッドパイプ側
    に切り込みが形成されてロックバー近傍のロック本体の
    一部を露出させたガード壁を当該アッパーブラケットと
    一体成型で設けてなることを特徴とするステアリングロ
    ック装置。
  2. 【請求項2】上記ガード壁の下部は、ほぼ断面C字状と
    なっていることを特徴とする請求項1記載のステアリン
    グロック装置。
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CN104401427A (zh) * 2014-11-15 2015-03-11 李吉源 自行车、电动车、摩托车前轮定向锁及其安装结构
CN104527849A (zh) * 2014-12-10 2015-04-22 李吉源 车用前轮定向锁
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