JP3119325U - 自転車用ハンドルロック施錠装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドルの回動を阻止して転倒を防止するとともに、盗難を防止し、既存の自転車にも容易にかつ安価に取り付けることのできるハンドルロック施錠装置を提供する。
【解決手段】ハンドルバーを保持するハンドルポスト3の下端部に連結固定されるとともに半径方向外方に向けて延出する連結金具7aと、下方に向けてロック棒16を出没可能に保持する錠本体4と、上記ハンドルポストを回動自在に保持するヘッドチューブ5の上端部に連結固定されるとともに、下方に延出する上記ロック棒と係合させられて上記ハンドルポストの回動を阻止する係合部37,38を設けた錠受け部材6とを備え、上記錠受け部材に、上記錠本体の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止する隠蔽部34を設ける一方、上記係合部に係合する上記ロック棒によって、上記錠受け部材の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止するように構成している。
【選択図】図2
【解決手段】ハンドルバーを保持するハンドルポスト3の下端部に連結固定されるとともに半径方向外方に向けて延出する連結金具7aと、下方に向けてロック棒16を出没可能に保持する錠本体4と、上記ハンドルポストを回動自在に保持するヘッドチューブ5の上端部に連結固定されるとともに、下方に延出する上記ロック棒と係合させられて上記ハンドルポストの回動を阻止する係合部37,38を設けた錠受け部材6とを備え、上記錠受け部材に、上記錠本体の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止する隠蔽部34を設ける一方、上記係合部に係合する上記ロック棒によって、上記錠受け部材の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止するように構成している。
【選択図】図2
Description
本願考案は、自転車用ハンドルロック施錠装置に関する。詳しくは、駐輪時にハンドルを固定して転倒を防止できるとともに、盗難防止施錠装置として機能するハンドルロック施錠装置に関する。
自転車のハンドルは、駐輪時に固定されないことが多い。このため、ハンドルの前方に設けた荷駕籠に荷物を入れた状態では、上記荷物の重みでハンドルが自然に回動し、自転車が転倒することが多い。特に、側部に棒状のスタンドを設けた自転車においては、荷駕籠に荷物を入れた状態で駐輪するのは非常に危険である。
一方、盗難防止のために後輪又は前輪の回動を阻止する施錠装置が設けられることが多い。ところが、上記施錠装置は、車輪の近傍に設けられるため泥撥ね等によって汚れやすい。また、施錠したまま自転車を移動させようとしたり、駐輪時に自転車が転倒した場合等にはスポークを傷める恐れもある。
上記問題を解決するため、駐輪時の転倒を防止し、あるいは盗難を防止するために、ハンドルの回動を阻止するハンドルロック装置が提案されている。
上記特許文献1に記載されたハンドルロック装置は、ハンドル固定部材をスライド可能に設けるとともに、ロック部材をハンドル固定部材に回動可能に設け、ハンドル固定部材を第1のバネ部材の付勢に反して押し込むとハンドル固定部材が受け部材に嵌まり込むともに、ロック部材も押し込まれ、かつ、第2のバネ部材の付勢によりロック部材の引っ掛け部が引っ掛かってハンドル固定部材の嵌合状態が維持されるように構成されている。
上記特許文献1に記載されているハンドルロック装置は、ハンドルのロック及び解除操作を容易にして使用頻度を高めることを目的として考案されたものであり、ロック解除操作をハンドルバーを普通に回動させることにより行えるように構成している。
上記特許文献2に記載されている自転車用ハンドル鎖錠装置は、車体フレーム前端の筒状部に固着された錠機構と、該錠機構によって出入状態が制御される可動部材と、上記車体フレームの筒状部内に位置する前輪フォークの上方に形成された切欠き部とを有し、施錠時に上記可動部材が上記切欠き部に係合するように形成されている。
上記構成によって、施錠及び解錠操作が煩雑にならず、かつ破壊や特殊工具による不当な解錠を防止できるとしている。
上記特許文献1に記載されているハンドルロック装置は、主として駐輪を行おうとする場合にハンドルをロックしようとするものであり、静止状態でハンドルをロックできる。
ところが、ロック解除はハンドルを回動させることにより行えるように構成しているため、駐輪時にハンドルに不用意な力が作用するとロックが解除されてしまう。したがって、多数の自転車が隙間なく駐輪されているような状況では、隣の自転車を出し入れする場合等に不用意な力がハンドルに作用し、上記ロックが解除されてしまう危険性が高い。
また、上記ハンドルロック装置は、上記ハンドルバーを回動自在に保持するベアリング機構の玉受け部に特殊な構造を付加しているため、市販の自転車に取り付けるのは困難である。しかも、ハンドルのロック及び解除操作を容易にして使用頻度を高めることを目的としているため、盗難防止機能は付加されていない。
上記特許文献2記載されているハンドル鎖錠装置は錠機構を備えて構成されており、ハンドルの回動を阻止できるとともに盗難も防止できる。
ところが、上記ハンドルの回動を阻止する機構は、車体フレームの筒状部内に位置する前輪フォークに切欠き部を形成しなければならない。このため、上記特許文献1に記載した考案と同様に、市販の自転車や既存の自転車に取り付けるのは困難である。
しかも、錠機構がフレームと一体化されており、従来の施錠装置より製造コストが大幅に増加するのは明らかである。
本願考案は、上記従来の問題を解決し、ハンドルの回動を阻止して転倒を防止するとともに、盗難を防止し、さらに、既存の自転車にも容易にかつ安価に取り付けることのできるハンドルロック施錠装置を提供することを課題としている。
本願の請求項1に記載した考案は、自転車のハンドルの回動操作を阻止することにより、駐輪時におけるハンドルの回動を阻止するとともに盗難を防止するハンドルロック施錠装置であって、ハンドルバーを保持するハンドルポストの下端部に連結固定されるとともに半径方向外方に向けて延出する連結金具と、上記連結金具に連結固定され、下方に向けてロック棒を出没可能に保持する錠本体と、上記ハンドルポストを回動自在に保持するヘッドチューブの上端部に連結固定されるとともに、下方に延出する上記ロック棒と係合させられて上記ハンドルポストの回動を阻止する係合部を設けた錠受け部材とを備え、上記錠受け部材に、上記錠本体の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止する隠蔽部を設ける一方、上記係合部に係合する上記ロック棒によって、上記錠受け部材の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止するように構成したものである。
本願考案に係るハンドルロック施錠装置は、基本的に従来の自転車の構造を変更することなく取り付けることができる。すなわち、上記錠本体は、ハンドルバーを保持するハンドルポストの下端部に連結固定される連結金具を介して固定される。
請求項2に記載した考案のように、上記連結金具を、上記ハンドルポストに連結される基端部と、この基端部から前方に延びる延出部とを備えて構成し、上記延出部に設けた開口から、上記錠受け金具に向けて上記ロック棒を延出させるように構成するのが好ましい。上記構成を採用することにより、自転車の中心軸に沿う部位においてロック機構を構成できる。また、上記錠本体が上記連結金具を取り付けるナットに隣接して位置させられるため、上記ナットを取り外すことが不可能となる。
上記連結金具は、本装置専用のものを制作することもできるし、請求項3に記載した考案のように、駕籠連結金具を利用することもできる。
上記駕籠連結金具は、上記ハンドルポストの基端部に設けられる軸受機構封止ナットを利用して上記ハンドルポストに連結されるとともに、前方に延出して前端部に駕籠を連結できるように構成されている。また、多くの自転車には、上記駕籠連結金具が標準で装備されているため、上記駕籠連結金具を利用して本願考案のハンドルロック施錠装置を構成することができる。しかも、上記駕籠連結金具は専用工具がなければ外しにくく、しかも、本願考案に係る錠本体が上記ナットの回動を阻止するため、上記駕籠連結金具自体が不正に取り外される危険性も低い。
しかも、市販されている駕籠取り付け用金具は、前方に延びる板状の延出部が設けられているとともに、上記開口も設けられている。したがって、市販の駕籠連結金具をそのまま利用して、本願考案に係るハンドルロック施錠装置を構成できる。
上記錠本体には、ロック棒が出没可能に保持されており、このロック棒をヘッドチューブの上端部に連結固定した錠受け部材の係合部に係合させることにより、ハンドルの回動が阻止される。
上記錠本体は、上記ロック棒を備えるものであれば種々の形態のものを採用できる。なお、本願考案は施錠装置であるため、鍵付きのものを採用する必要がある。上記鍵の種類は特に限定されることはなく、錠本体から分離されるものであってもよいし、錠本体に設けたものであってもよい。
上記錠本体として、従来の車輪に向けて出没させられるロック棒を備える従来の鍵付き錠を利用できる。上記ロック棒を上記錠受け部材に対して出没させるように構成することにより、あるいは、従来の錠のロック棒を延長する部材等を設けることにより、本願考案の錠本体を容易に構成することができる。一方、錠本体に、ダイヤル式の鍵を設けることもできる。
上記錠受け部材は、ヘッドチューブを変更することなく、その上端部に連結固定される。上記ヘッドチューブの固定手法は特に限定されることはない。たとえば、請求項5に記載した考案のように、上記錠受け部材を、上記ヘッドチューブを囲むように装着される略U字状のボルト部と、上記ヘッドチューブを挟むようにして上記ボルト部を通挿するとともに、上記ボルト部に螺合させられるナットによって上記ヘッドチューブに挟圧固定される固定部材を備えて構成することができる。上記ヘッドチューブの外径は規格化されているため、上記U字状ボルトを採用することにより、フレーム等を加工することなく種々の自転車に適用することが可能となる。
また、上記固定部材には、上記ロック棒に係合する係合部と、上記錠本体の取り付け手段を隠蔽する隠蔽部と、上記ナットを隠蔽するナット隠蔽部とを設けることができる。
上記係合部の形態は限定されることはなく、上記ロック棒がハンドルポストの回りに回動するのを阻止できればよい。具体的には、穴状の係合部や、溝状の係合部を形成することができる。
上記錠本体の取り付け手段を隠蔽する隠蔽部は、上記錠本体の取り付け手段によって種々の態様を採用できる。たとえば、請求項4に記載した考案のように、上記連結金具を下方から挟むように連結される取り付け手段を備える場合には、上記取り付け手段の下方に延出して、上記取り付け手段を隠蔽し、あるいは上記取り付け手段の取り外しを阻止できる隠蔽部を設ければよい。具体的には、上記錠本体を下方から螺合される螺子によって取り付ける場合には、上記螺子の頭部を覆い、取り外しを阻止する隠蔽部を設ければよい。
一方、固定部材をヘッドチューブに固定するナットを隠蔽する隠蔽部も設けられる。上記隠蔽部は、ナット等を覆うように形成してもよいし、ナットの回転を阻止するものであってもよい。
また、上記ナットを上記ロック棒自体で、あるいはロック棒と連動して上下する部材によって隠蔽することができる。さらに、請求項6に記載した考案のように、少なくとも上記ナット隠蔽部を取り付ける螺子手段を、上記ロック棒で隠蔽するように構成することができる。たとえば、上記ナットを隠蔽する部材を別途固定部材に螺子等によって連結し、この螺子の頭部を上記ロック棒で隠蔽するように構成することができる。
上記錠本体の取り付け手段を隠蔽する隠蔽部と、上記錠受け部材の取り付け手段を隠蔽する隠蔽部を設けることにより、施錠時に本願考案のハンドルロック施錠装置を不正に取り外すことが不可能となる。
上述したように、本願考案に係るハンドルロック施錠装置は、従来の自転車の構造を全く変更することなく装着できるため、既存の自転車にも容易に取り付けることができる。また、特殊な部材を利用することがないため、製造コストを低く抑えることもできる。
以下、本願考案の実施の形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1に、本願考案に係るハンドルロック施錠装置を取り付けた自転車の全体を示す。本実施の形態に係るハンドルロック施錠装置1は、ハンドル2を回動自在に保持するハンドルポスト3に取り付けられる錠本体4と、自転車フレームにおけるヘッドチューブ5の上端部に取り付けられる錠受け部材6とを備えて構成される。上記錠本体4は、ハンドルポスト3の下端部から前方に延出させられた連結金具を介して、上記ハンドルポスト3に連結固定されている。
図1及び図2に示すように、本実施の形態では、上記連結金具7として、駕籠を連結する駕籠連結金具7aを採用している。上記駕籠連結金具7aは、上記ハンドルポスト3の基端部に設けられる軸受機構封止ナット9を利用して、リング状の基端部10が上記ハンドルポスト3に連結されるとともに、前端部に駕籠が連結される駕籠連結部11が形成されている。上記基端部10と上記駕籠連結部11との間は板状の延出部29が形成されており、図5に示すように、この延出部29に開口部12が設けられている。
図2に示すように、上記錠本体4は、上記駕籠連結金具7aに連結される側面視L字状の連結部材13と、上記連結部材13の上部に取り付けられた錠部14と、上記連結部材13の底部からバネ18の弾力に抗して下方に出没可能に保持されたロック棒16と、上記連結部材13を、上記駕籠連結金具7aに連結するための取り付け部材17とを備えて構成されている。
本実施の形態に係る上記錠部14は、市販の自転車用錠の機構をそのまま利用して構成されており、上記連結部材13の壁部22に固定される本体19と、この本体の下方から出没させられる軸部20と、上記軸部20を延出した状態で上記本体19から離脱させることのできる鍵21とを備えて構成されている。上記錠部14は、隠蔽ネジ23によって上記連結部材13に取り付けられており、上記軸部20が延出した状態では、取り外し不可能に形成されている。
上記ロック棒16は、上記連結部材13の底部23に溶接された円筒部材24に案内されるようにして下方に向けて出没可能に保持されている。上記ロック棒16は、バネ18によって上方に弾力付勢されており、自然状態で上記ロック棒16が、上記底部23の上方に位置するように設定されている。上記ロック棒16の頭部は、上記軸部20によって下方に押圧されるように構成されており、図3に示すように、上記軸部20の延出によって頭部が押圧され、上記バネ18の弾力に抗して、上記底部23から下方に延出させられる。
図5及び図6に、上記錠本体4の取り付け手順を示す。なお、多くの自転車には、駕籠を取り付ける駕籠連結金具7aが標準で装着されているため、駕籠連結金具7aの取り付け方法の説明は省略する。本願考案専用の連結金具を採用する場合にも、上記駕籠連結金具7aと同様の手法で装着することができる。
これらの図に示すように、上記連結部材13の底部23の両側には、下方に延出するガイド部25が形成されている。上記連結部材13は、上記ガイド部25を上記駕籠連結部材7aの側部に沿わすようにして、上記駕籠連結金具7aの前方に向けて略水平に延びる延出部30の上面に沿うように装着される。一方、図6に示すように、上記取り付け部材17の縁部には、上記駕籠連結部材7aの側部に沿う延出部26が形成されており、下方から螺子27を上記底部23に溶接したウエルドナット28に螺合させることにより、上記駕籠連結金具7aを挟むようにして装着される。
図2に示すように、上記錠受け部材6は、上記ヘッドチューブ5の上端部に後方から連結されるU字状ボルト31と、前方から上記ヘッドチューブ5を挟むようにして上記U字状ボルト31が通挿されるとともに、上記U字状ボルト31に螺合させられるナット32によって上記ヘッドチューブ5に挟圧固定される固定部材33をと備える。さらに、上記固定部材33には、上記駕籠連結金具7aの下方に延出して上記錠本体4の取り付け手段である螺子27の頭部を隠蔽するL字状隠蔽部材34と、上記錠受け部材6の取り付け手段である上記ナット32を隠蔽する箱状隠蔽部材35とが連結されている。
上記L字状隠蔽部材34は、上記ナット32によって上記固定部材33に連結されている一方、上記箱状隠蔽部材35は、図9に示すように、上記固定部材33の中央部に螺合される螺子36によって連結されている。
本実施の形態では、図4に示すように、上記L字状隠蔽部材34に上記ロック棒16が係合できる開口部37を形成するとともに、図9に示すように、上記箱状隠蔽部材35の中央部に、上下方向に延びる係合溝38を設け、上記ロック棒16が係合させられる係合部39が形成されている。
上記ロック棒16を上記開口部37を介して上記係合溝38に係合させると、上記螺子36が隠蔽され、上記箱状隠蔽部材35を取り外すことができないように構成している。
図7から図9に、上記錠受け部材6の取り付け手順を示す。図7に示すように、まず、上記U字状ボルト31及びナット32によって、上記固定部材33及び上記L字状隠蔽部材34がヘッドチューブ5に連結固定される。次に、図8に示すように、上記箱状隠蔽部材35が螺子36によって、上記固定部材33に取り付けられる。
図3、図4及び図10から明らかなように、錠本体4を取り外すには、上記連結部材13を取り付ける上記取り付け部材17及び螺子27を取り外さなければならないが、上記L字状隠蔽部材34よって隠蔽されている。
また、図10から明らかなように、上記固定部材33を取り外すには、上記U字ボルト31に螺合されたナット32及びこれを隠蔽する上記箱状隠蔽部材35を取り外す必要があるが、施錠状態では、上記箱状隠蔽部材35を取り付ける螺子36が上記ロック棒16によって隠蔽されている。この結果、本実施の形態に係るハンドル固定施錠装置を不正に解錠するのは困難である。
さらに、本実施の形態に係るハンドル固定施錠装置は、ハンドルの回動を阻止して、ハンドルを前方に向けた状態で駐輪できる。このため、上記駕籠に荷物を入れた場合であっても、上記荷物の重みでハンドルが回動して自転車が転倒する恐れもなくなる。さらに、施錠操作は、ハンドルの前方の錠部14の軸を押圧して行うため、サドルに跨がった状態でハンドルを固定することができる。しかも、解錠する場合にも、鍵21を上記錠部14に差し込むだけであるため、施錠及び解錠を極めて容易に行うことができる。このため、盗難防止用のみならず、ハンドルの回動を阻止する目的のみにも利用することができる。
本願考案は上述の実施の形態に限定されることはない。実施の形態では、市販の錠を利用して錠本体を構成したが、同様の機構を有する錠部を制作し、錠部の軸部を直接係合部に係合させてもよい。
また、本実施の形態では、連結金具をハンドルポストの前方に向けて延出させたが、側方あるいは後方に延出させて本願考案のハンドルロック施錠装置を構成できる。
1 ハンドルロック施錠装置
2 ハンドルバー
3 ハンドルポスト
4 錠本体
5 ヘッドチューブ
6 錠受け部材
7a 連結金具(駕籠取り付け金具)
16 ロック棒
37 係合部
38 係合部
34 隠蔽部
2 ハンドルバー
3 ハンドルポスト
4 錠本体
5 ヘッドチューブ
6 錠受け部材
7a 連結金具(駕籠取り付け金具)
16 ロック棒
37 係合部
38 係合部
34 隠蔽部
Claims (6)
- 自転車のハンドルの回動操作を阻止することにより、駐輪時におけるハンドルの回動を阻止するとともに盗難を防止するハンドルロック施錠装置であって、
ハンドルバーを保持するハンドルポストの下端部に連結固定されるとともに、半径方向外方に向けて延出する連結金具と、
上記連結金具に連結固定され、下方に向けてロック棒を出没可能に保持する錠本体と、
上記ハンドルポストを回動自在に保持するヘッドチューブの上端部に連結固定されるとともに、下方に延出する上記ロック棒と係合させられて上記ハンドルボストの回動を阻止する係合部を設けた錠受け部材とを備え、
上記錠受け部材に、上記錠本体の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止する隠蔽部を設ける一方、
上記係合部に係合する上記ロック棒によって、上記錠受け部材の取り付け手段を隠蔽し及び/又は取り外しを阻止するように構成した、自転車用ハンドルロック施錠装置。 - 上記連結金具は、上記ハンドルポストに連結される基端部と、この基端部から前方に延びる延出部とを備え、
上記延出部に設けた開口から、上記錠受け金具に向けて上記ロック棒を延出させるように構成した、請求項1に記載の自転車用ハンドルロック施錠装置。 - 上記連結金具は、上記ハンドルポストの基端部に設けられる軸受機構封止ナットを利用して上記ハンドルポストに連結されるとともに、前端部に駕籠を保持する駕籠連結金具である、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の自転車用ハンドルロック施錠装置。
- 上記錠本体は、上記連結金具を下方から挟むように連結される取り付け手段を備え、この取り付け手段を上記隠蔽部によって隠蔽し及び/又は取り外しを阻止するように構成した、請求項1から請求項3のいずれかに記載の自転車用ハンドルロック施錠装置。
- 上記錠受け部材は、
上記ヘッドチューブを囲むように装着される略U字状のボルト部と、
上記ヘッドチューブを挟むようにして上記ボルト部を通挿するとともに、上記ボルト部に螺合させられるナットによって上記ヘッドチューブに挟圧固定される固定部材を備え、
上記固定部材に、
上記ロック棒に係合する係合部と、
上記錠本体の取り付け手段を隠蔽する隠蔽部と、
上記ナットを隠蔽するナット隠蔽部とを設けた、請求項1から請求項4のいずれかに記載の自転車用ハンドルロック施錠装置。 - 少なくとも上記ナット隠蔽部を取り付ける螺子手段を、上記ロック棒で隠蔽するように構成した、請求項5に記載の自転車用ハンドルロック施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010177U JP3119325U (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 自転車用ハンドルロック施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005010177U JP3119325U (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 自転車用ハンドルロック施錠装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP3119325U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0622848A (ja) * | 1992-05-12 | 1994-02-01 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気貯湯容器 |
-
2005
- 2005-12-01 JP JP2005010177U patent/JP3119325U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0622848A (ja) * | 1992-05-12 | 1994-02-01 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気貯湯容器 |
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