JP2003504274A - 自転車用盗難防止装置 - Google Patents

自転車用盗難防止装置

Info

Publication number
JP2003504274A
JP2003504274A JP2001510703A JP2001510703A JP2003504274A JP 2003504274 A JP2003504274 A JP 2003504274A JP 2001510703 A JP2001510703 A JP 2001510703A JP 2001510703 A JP2001510703 A JP 2001510703A JP 2003504274 A JP2003504274 A JP 2003504274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
theft device
steering column
bicycle
state
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001510703A
Other languages
English (en)
Inventor
クリスティアン・バックハウス
Original Assignee
クリスティアン・バックハウス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE19945284A external-priority patent/DE19945284A1/de
Application filed by クリスティアン・バックハウス filed Critical クリスティアン・バックハウス
Publication of JP2003504274A publication Critical patent/JP2003504274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
    • B62H5/02Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles for locking the steering mechanism
    • B62H5/06Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles for locking the steering mechanism acting on the front wheel fork or steering head tube
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K21/00Steering devices
    • B62K21/18Connections between forks and handlebars or handlebar stems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20732Handles
    • Y10T74/2078Handle bars

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明によって述べられているのは、自転車のフレーム(2)と、自転車を操縦するために上記自転車のフレーム(2)に取付けられ、前輪(4)用のフォーク(5)の付いた自転車のハンドルバー(6)の回転自在に固定された継手を備えたステアリングコラム(14)とを備え、回転自在に固定された継手を相殺にするための分離手段を有する自転車のための盗難防止装置である。上記自転車のための盗難防止装置において、継手部品(8)または連結要素(60)は分離手段として設けられ、上記分離手段は、上記ステアリングコラム(14)を2つの部分(34)に分離し、最初の状態では、ステアリングコラムのこれらの部分(34)を回転自在に固定して連結し、第2の状態では、回転自在に固定された継手を相殺にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自転車フレームと自転車を操縦するために自転車フレームに取り付
けられたステアリングコラムとからなる自転車のための盗難防止装置に関する。
このステアリングコラムは、自転車ハンドルと前輪フォークを回転不可に連結す
る継手を備えており、この継手を使用不能にする(相殺する)ための分離手段を有
する。
【0002】 このような盗難防止装置は周知である。例えば、施錠時に自転車上の人目につ
く位置に配置されるため、こじ開けようという攻撃点を泥棒に与えてしまう従来
のU字ロックとは異なり、上述の盗難防止装置は、たとえ泥棒が力ずくで盗むつ
もりでいても自転車を損傷しないかぎり盗難防止装置の動作を止められないので
、泥棒からの自転車のさらなる防護が可能となる。
【0003】 U字タイプのロックでは、施錠されるべき物品上に形成された相対運動する部
材多かれ少なかれ固定または静止した位置に位置させて、部材の運動を制限して
、物品を使用できない施錠状態にするという昔ながらの安全原理が用いられてい
る。施錠される品目が自転車の場合、例えば、U字タイプのロックを自転車フレ
ームのチューブの周りと後輪のリム部分の周りの両方に設置しロックすることに
より、周知のような後輪の自由な回転は妨げらる。あるいは、U字タイプのロッ
クを自転車フレームのチューブの周りと街灯柱のような定置物の周りに設置して
、自転車全体の可動性を妨げることもできる。
【0004】 国際公開公報WO92/10392は、自転車用ハンドルロック装置を開示し
ている。この装置はハンドル前方部にロック機能を具備しており、このロック機
能は、ハンドル前方部を前輪フォークと嵌合するよう解錠状態にするか施錠状態
にして、ステアリングコラムと前輪フォークが互いに関連して自由に回転できる
ようハンドル前方部を前記フォークから分離する。前輪フォークに固定されたス
テアリングコラムとハンドル前方部に固定された管片は、解錠時に回転可能に固
定する方法で互いに連結されており、自転車フレームの区域で共に回転すること
ができる。鍵により作動されるカムは、ステアリングコラム内に配置されたロー
ラーロックを半径方向外側へ移動し、安全装置を解除するために管片内に位置す
るソケット内へと導入することによって、自転車を制御することができる。カム
はまた、ハンドル前方部から前輪フォークを分離するために設けられた開口部内
へローラーロックを導入することができる。そうすることによって、自転車は操
縦不能となり、結果として泥棒から防護される。このように周知の盗難防止装置
は、正確に言うと、自転車の作動に必要な2つの部品の固定連結が施錠時に取り
外されるという点で上述の安全原理と逆に作用する。
【0005】 周知の盗難防止装置は、力の適用によってロックを解除する現実的な状況を全
く提示していない。手馴れた泥棒であれば損傷を与えることなく自転車の安全装
置を解除して盗難防止装置を無効にし得るので、周知の盗難防止装置はやはり不
都合である。このことはもちろん、貴重な自転車の防護における問題点である。
貴重な自転車が泥棒の興味をひくのは当然のことであり、その再販価値を手にす
るために容易周到な泥棒が力ずくで傷付けるように盗むことは問題外であり、そ
れゆえ泥棒は、不法な盗難防止装置の解除法を詳細に調べて身に付けようとする
【0006】 本発明の目的は、自転車用盗難防止装置を作り出し、その解錠法が周知の盗難
防止装置よりも相当難しいという課題を泥棒に課することである。
【0007】 上記目的は、ステアリングコラムを2つの部品に分割し、第1の状態でこれら
のステアリングコラム部品を回転不可に連結し、第2の状態でその連結を解除す
る分離手段としての継手片または連結要素を備えている冒頭で述べられた種類の
装置により達成される。
【0008】 本発明では、施錠時に使用者によって継手片または連結要素が自転車から取り
外されているので、これにより周知の盗難防止装置よりも明らかに解錠しにくい
盗難防止装置を提供できる。本発明による盗難防止装置は、自転車と非常に一体
化している。
【0009】 継手片または連結要素は、本質的に面対称または点対称の設計になっている。
対称平面のどちらか一方の側面には凹部かつ/または突出部があり、この凹部か
つ/または突出部は、第1の状態でステアリングコラム部品上に組み立てられた
補完的手段と嵌合すると同時に形のぴったり合った連結かつ/または摩擦連結を
引き起こし、第2の状態で補完的手段から解放される。
【0010】 本発明の第1実施形態において、継手片は、第1の状態でステアリングコラム
部品間に挿入されて一列に並べられ第2の状態でステアリングコラム部品から完
全に除去される柱片と組み立てられる。第1の状態において、自転車は施錠され
ていない。ステアリングコラム部品間に挿入された柱片は、ステアリングコラム
部品の相対回転不可な連結を可能にする。その結果、本発明による継手片を有す
るステアリングコラムは、従来のステアリングコラムに比べて実際にはその機能
を制限されない。第2の状態において、自転車は施錠されている。ステアリング
コラム部品は、互いに間隔をおいて同軸に配置されている。第2の状態で完全に
除去された継手片は、ステアリングコラム部品の連結とそれによるステアリング
コラムの機能発揮を再び作り出す必要がある。正しい継手片がステアリングコラ
ム部品間に挿入されなければ、自転車が使用できなくなり、よって泥棒も関心を
示さない。
【0011】 さらに、継手片は、互いに軸方向に隣り合わせて配置された2つの継手スリー
ブからなる。継手片は、継手スリーブ内に収容されている。継手スリーブは、自
転車フレームのそれぞれの隣接部分において内ねじと螺合するように設けられた
外ねじを有する。継手スリーブは、施錠時は軸方向に隣接しており、解錠時は互
いに間隔を空けている。施錠状態から解錠状態への移行の際に、継手スリーブは
、自転車フレームのそれぞれの隣接部分にねじ込まれる。継手スリーブが同じ方
向に延びるねじを有する場合、継手スリーブの回転方向は、ねじ込む時とねじを
外す時で反対になる。継手スリーブが互いに反対の方向に延びるねじを有してい
れば、2つの継手スリーブの回転方向がねじ込む時もねじを外す時も一致するの
で好都合である。継手片は、継手スリーブ内で継手スリーブの縦軸の周りに回転
し、さらに軸方向に移動しうるように配置されるのが好ましい。
【0012】 好適な実施形態において、自転車フレームのそれぞれの隣接部分内にある継手
スリーブ上の外ねじとそれに対応する内ねじは、個々に互いに螺合する。互いに
螺合するねじを個々に適合させた結果、対応する継手片に位置する外ねじのみを
、自転車フレームのそれぞれの隣接部分にねじ込むだけでよい。一方、個々に設
けた異なる継手片は、自転車フレームのそれぞれの隣接部分の内ねじと螺合しな
い外ねじをもつ継手スリーブを有する。上記特定の自転車フレームに関する継手
片の個別化でもって、泥棒に対する非常に高度な防護が達成される。
【0013】 継手スリーブの回転において、継手スリーブの比較的大きい軸方向移動が可能
なため、ねじは多条ねじであるのが好ましい。それぞれの継手スリーブの予定挿
入長さを達成するための軸方向移動が、継手スリーブがコラム片の周りを1回転
するだけで達成されるので、特に好ましい。この好適な実施形態を用いると、継
手スリーブの1回転は、自転車用安全装置を固定するにも外すにも十分である。
【0014】 コラム部と継手スリーブは保護チューブに格納されている。保護チューブは自
転車フレームから取り外せ、軸方向に移動できるキャリアを含む。キャリアは、
自転車フレームに対する保護スリーブの相対回転の際に、継手スリーブを連れて
行く。キャリアは、放射状のピンの構成をしているのが好ましい。ピンは、保護
チューブの少なくとも1つの軸穴を通って外向きに突出しており、ピンのうち1
つは継手スリーブの1つと噛み合っている。保護チューブは、例えば継手スリー
ブとコラム部の連結部の潤滑剤によって生じる汚物から運転者を保護する。保護
チューブはまた、コラム部と継手スリーブに不純物や湿気が入るのを防ぎ、この
ことは腐食防止に特に効果的である。装置が解錠状態でない場合、保護チューブ
は自転車フレームの隣接する部分にも不純物や湿気が入るのを防ぐ。保護チュー
ブは運転者にとって損傷の危険を減らし、また、保護チューブは自転車フレーム
と好適に滑らかに密接するので、盗難防止装置の操作が非常に簡単である。保護
チューブが自転車フレーム内に挿入されるので、本発明の盗難防止装置は、特に
目立たない状態で自転車に配置される。選択的に、自転車上に盗難防止装置があ
るのを見せ、それを運転者に望ましい商品として示すために、保護チューブを目
立つようにも出来る。
【0015】 本発明の第2実施形態では、連結要素は環状やフレーム形の構成をしている。
連結要素は、第1状態でステアリングコラム部の鉤爪と噛み合うように備えられ
た嵌合バーを含む。各嵌合バーは、第1状態、つまり解錠位置で、対応するステ
アリングコラム部の鉤爪に捕えられる。嵌合バーは連結要素の中心軸の周りの好
ましくはステアリングコラム部の軸に直交する第1の回転運動によって第1状態
から第2状態に達する。第2状態、つまり施錠位置で、連結要素はステアリング
コラム部間に自由な状態である。連結要素は、第1の回転運動とは逆方向への第
2の回転運動により、第2状態、つまり施錠位置から第1状態、つまり解錠位置
に移行することができる。
【0016】 第2状態では、ステアリングコラムと自転車フレーム部の壁の開口部を通して
、連結要素をコラムから取り外すことも、コラムに挿入することもできる。安全
装置は、連結要素が完全にステアリングコラムから取り外されたときに特に有効
である。泥棒にとって、適切な連結要素が手に入らない限り、ステアリングコラ
ム部を連結するのは大変難しい。
【0017】 嵌合バーの中心軸に面するの部分に、連結要素は好適に特有な側面または適合
側面を含み、この側面は鉤爪上の補完側面または適合側面と噛み合うようにする
ことができる。鉤爪上に補完側面があるため、本発明で詳述される盗難防止装置
を外すために、連結要素の対応する部分に特有なプロフィルを作る必要がある。
これにより安全装置を無断で外すことがさらに難しくなる。
【0018】 本発明の1実施形態では、連結要素の嵌合バーは互いに分離し、中心軸に対し
て半径方向に移動可能に場合によっては対称面内に配置される。嵌合バーは、ス
テアリングコラム部内のロッキング凹部と噛み合わせることができる。
【0019】 ロッキングバーの軸方向断面は、ステアリングコラム部の端部の凹部と噛み合
わせ可能である。解錠位置において伸縮フレームの半分が各々ステアリングコラ
ム部の端部と噛み合わさっているならば、ステアリングコラム部が相対回転不可
に互いに固定された状態の解錠位置から、ステアリングコラム部が互いに離れて
自由に回転可能な施錠位置への、制御されない戻り回転が確実に防がれる。この
ことにより、盗難防止装置が解錠位置にあるときの自転車操作上の安全が確保さ
れる。
【0020】 本発明によるさらに発展した連結要素では、嵌合バーは外リングに囲まれた内
リングを形成する。外リングは、好ましくは連結要素の対称面内で端面を形成す
ることによって分離されるロッキングバーを含む。ロッキングバーは、各々それ
が組みあわさる内リングの嵌合バー上に移動可能に載せられる。ロッキングバー
は、初めに互いに押し付けられている。外リングは、その最初の圧力に抗してロ
ッキングバーを押し離す1つ以上の伸縮要素も有する。伸縮要素は、各々ロッキ
ングバーの端面間に中心軸の周りに回転可能に支承される。伸縮要素を回転する
ことにより、ロッキングバーを押し離すことができる。本発明の本実施例では、
ロッキングバーが押し離されたとき、解錠位置で連結要素が鉤爪によって、ステ
アリングコラム部内の対応する凹部に摩擦状態および/またはぴったりの状態で
捕えられるため、操作上の安全性が殊に高い。
【0021】 伸縮要素の断面は、中心軸に直交する面内で、互いに向かい合う幅広と幅狭の
各2つの側面をもつ矩形をなしている。施錠位置で、連結要素がステアリングコ
ラム部間に挿入される場合、伸縮要素は、外リングのロッキングバー間に、ロッ
キングバーの開放端の端面が伸縮要素の幅広の面とぶつかるように置かれる。ロ
ッキングバーの向かい合って配された端面はその間に間隔があり、その間隔は伸
縮要素の矩形断面の幅の狭い側と本質的に一致する。
【0022】 連結要素がステアリングコラム部間に挿入され、伸縮要素が回転すると、ロッ
キングバーと嵌合バーは伸縮要素の第1の4分の1回転に従う。そして嵌合バー
は鉤爪に捕えられる。嵌合バーが鉤爪に捕えられるため、連結要素は中心軸の周
りの伸縮要素の第2の4分の1回転に従うことが出来ない。よって、第2の4分
の1回転の結果、ロッキングバーの端面の間の伸縮要素は90度回転している。
伸縮要素の断面の幅広と幅の狭い側の長さの違いにより、ロッキングバーは伸縮
要素によって押し離されたり、押しのけられたりする。よって、伸縮要素の第2
の4分の1回転で、連結要素の外リングは伸縮する。伸縮要素の意図しない捻れ
は、4分の1回転の過程で、最初に最大限に、より詳しくはその矩形断面の対角
線の長さ以上に、初期押力に抗してロッキングバーを押し離さなければならない
ため、避けられる。
【0023】 伸縮要素の断面は好適に隅部が丸められているため、初めに圧せられたロッキ
ングバーの端面間にある伸縮要素の回転性が増す。
【0024】 伸縮要素の断面プロフィルは、好適に凹形をしている。自由端部のロッキング
バーの断面プロフィルは、好適に凸形をしているので、ロッキングバーの凸形端
面は伸縮要素の凹形側面に押しつけられる形で適合する。この外リングのデザイ
ンにより、伸縮要素が意図せず捻れる危険が殊に低い。よって本発明の盗難防止
装置が解錠位置にあるときの自転車の操作上の信頼性がとても高い。
【0025】 本発明の上記盗難防止装置は、自転車フレームと、自転車フレーム上に据えら
れ、前輪用のフォークを自転車のハンドルに回転不可に連結するステアリングコ
ラムとを有する自転車に備えられる。上記本発明の盗難防止装置は自転車盗難防
止に殊に適しているが、本技術分野における通常の知識を有する者ならモーター
駆動の二輪車やステアリングコラムを有する他の車両の保護等、より広い範囲に
容易に応用できる。
【0026】 本発明の二つの実施形態が、図によって以下に更に詳細に説明される。
【0027】 例として図1に示されている自転車は、一般的な女性用の自転車であり、自転
車フレーム2、前輪4、前輪フォーク5およびハンドル6を備えている。上記ハ
ンドル6は、ステアリング・コラム14によって前輪フォーク5に回転不可に接
続されることが可能である。ステアリング・コラム14は、自転車フレーム2の
ヘッドチューブ26内で回転するように取り付けられる。上記女性用自転車は、
本発明によって特定される盗難防止装置を備えており、本発明の第1実施形態の
通りに、別個の装置が、ヘッドチューブ26の凹部10に挿入されるという方法
で、継手要素8として構成される。
【0028】 図2は継手要素8を詳細に示している。継手要素8は円柱状の構造をしており
、コラム片22、2つの継手スリーブ24、および保護チューブ28を含み、そ
れらは共通の軸をなして入れ子状に配置されている。嵌合突起18は、継手要素
8の縦軸19に対して垂直にコラム片22の端面上に形成されており、また、継
手スリーブ24の対応する端面上にも形成されている。本質的に機械的なスイッ
チとして設計されているキャリアロック装置40のハウジング42は、保護チュ
ーブ28の一部がハウジング42の基部を形成するよう構成され、保護チューブ
の外側表面に取り付けられる。
【0029】 図3および図4において、継手要素8は、コラム片22が2つのステアリング
・コラム部品34を連結し、ステアリング・コラム部品34およびコラム片22
を含むユニットがステアリング・コラム14を形成するようにして、2つのステ
アリング・コラム部品34の間に挿入されている。この場合、コラム片22の端
面上に構成されている嵌合突起18は、それぞれの隣接するステアリング・コラ
ム部品34の端に、嵌合突起18と補完し合う装置として構成されている溝20
と、それぞれ嵌合する。その結果、ステアリング・コラム部品34は、相対回転
不可に連結される。ヘッドチューブ26の凹部10に挿入された継手要素8の保
護チューブ28は、ヘッドチューブ26と一列に揃う。
【0030】 継手スリーブ24は、外側に外向きの多条ねじ山25を形成しており、上記外
向き多条ねじ山は、ヘッドチューブ26の各隣接する部分の対応する内側の内向
きのねじ山27と螺合するために設けられている。ねじ山は反対方向に延びるよ
う設計されている。継手要素8の継手スリーブ24にキャリア30が取り付けら
れており、上記キャリア30は、ピンとして設計されており、保護チューブ28
の壁にあるスロット32(図5参照)を通ってキャリアロック装置40の内部へ
半径方向に延びている。図3では継手スリーブ24は、互いに隣接しているが、
図4では保護チューブ28を回転させることによって、ヘッドチューブ26のそ
れぞれ隣接する部分の中へねじ込まれている。
【0031】 キャリアロック装置40の構造が図5に示されている。キャリアロック装置4
0は1つの個体に鋳造された、あるいは保護チューブ28に固定された(図2〜
4を参照)ハウジング42と、押しボタン44、支台46を含んでおり、それら
は互いに嵌め込むことができるように、各々箱型構造を有している。支台46の
基部47には、中央の長円形の第1ロック穴56および、継手要素8の縦軸方向
に互いに間隔をおいて配置された2つの周辺の第2ロック穴57がある。
【0032】 押しボタン44および支台46は、向かい合っており、2つのピンサーアーム
51を有する接合されたピンサー48によって、相対移動可能に連結されている
。ベアリング53はピンサーアーム51の上に押し付けられている。各ベアリン
グ53は、これを貫いて可動に取り付けられ、かつ押しボタン44および支台4
6の壁の対応する穴55に保持されたピン54によって、押しボタン44および
支台46に対して所定の位置に配置されている。図示しない他の実施形態におい
て、ピンサーアーム51は、長穴を有し、押しボタン44あるいは支台46の壁
の2つの対応する互いに向き合う穴55に保持される1つのピン54が、上記長
穴に挿通されて、各ピンサーアーム51が、縦軸方向に移動可能に2つのピン5
4によって支承されるようにしてもよい。押しボタン44および支台46は、初
めにばね(図示されていない)によって互に離れるよう付勢される。上記ばねは
、押しボタン44の上部45と支台46の基部47の間に、支台46の基部47
がハウジング42の基部43の上に、あるいは以下に述べるように、キャリア3
0がロック穴56あるいは57と嵌合するときは、保護チューブ28の対応する
壁部分の上にあるように配置される。
【0033】 接合されたピンサー48は、シャフト50に取り付けられているピンサー関節
49によってハウジング42に接続されており、上記シャフト50はハウジング
42の壁の穴52に取り付けられて、固定されている。
【0034】 キャリア30は、基部43のスロット32を通ってハウジング42内部へ突き
出る。2つのキャリア30の間の距離が支台46の基部47の2つの第2ロック
穴57の間の距離と一致する場合、キャリア30は第1ロック位置にあり、それ
ぞれ合わさった第2ロック穴57に収容される。キャリア30がお互いに隣接し
ているとき、それらは第2ロック位置にあり、支台の基部47の第1ロック穴5
6に一緒に収容される。
【0035】 継手スリーブ24が、図4に示されるように隣接するヘッドチューブ26に前
もって決められた程度までねじ込まれる場合、キャリア30は第1ロック位置で
継手スリーブ24上に置かれる。キャリアは保護チューブ28のスロット32を
通ってハウジング42の内部へ突き出て、それぞれ支台46の基部47の合わさ
った第2ロック穴57に収容される。こうして継手スリーブ24はキャリア30
に固定され、継手要素8の縦軸方向に延びる第2ロック穴57の間を結んだ線に
沿ってのキャリア30の移動は起こり得ないので、その結果キャリア30の軸の
間隔の減少に伴って起こる継手スリーブ24の移動は防がれる。コラム片22は
ステアリング・コラム部品34を相対回転不可に連結し、さらに、コラム片22
を有する継手要素8は、継手スリーブ24がヘッドチューブ26の各隣接する部
分にねじ込まれている限り、ヘッドチューブ26の凹部10から取り外されこと
ができず、その結果、継手スリーブ24は、間隔が固定さるので保護チューブ2
8内へねじ込み、あるいはヘッドチューブ26の隣接する部分から外へ出るよう
になじることができなくなるので、継手要素8は第1の状態、つまり解錠位置に
固定される。
【0036】 解錠位置から施錠位置への移行は以下のようにして起こる。ロックを相殺する
(利かないようにする)ため、使用者は押しボタン44を始動させる。それにより
、ハウジング42に固定された接合されたピンサー48が閉じる。接合されたピ
ンサー48は、押しボタン44および支台46を、ばねの最初の力に抗して互い
に寄るように内側へ引っ張る。同時に基部47がハウジングの基部43から離れ
て持ち上げられる。キャリア30は、支台46の基部47の周辺のロック穴57
から外される。この状態で、使用者が保護チューブ28をひねると、保護チュー
ブ28の壁のスロット32内のキャリア30は動かされ、続いて継手スリーブ2
4が動かされる。同時に、回転の方向によっては、反対向きのねじによる回転の
間に互いの軸の間隔を変えるようにして、継手スリーブ24はヘッドチューブ2
6の隣接する部分から外れたり、あるいは、ヘッドチューブ26の隣接する部分
へねじ込まれたりする。従って、キャリア30同士の距離もまた変わる。保護チ
ューブ28が回転する間じゅう、キャリア30は、支台46の基部47の底の外
側に沿って第1ロック位置と第2ロック位置の間を移動し、これにより、ばねに
よって及ぼされる付勢力に抗して、支台46がハウジングの基部43の上に降り
るのが妨げられる。
【0037】 継手スリーブ24がヘッドチューブ2の各隣接部分から外へ出るようにねじら
れている場合、キャリア30は第2ロック位置に位置している。押しボタン44
がこの時点で解放されると、押しボタン44と支台46は、バネによって及ぼさ
れる付勢力によって押し離される。同時に、2つのキャリア30は、共に支台4
6の底部47の中央ロック穴56に嵌合するようになっている。従って、キャリ
ア30は、ロック位置において継手スリーブ24に固定される。継手スリーブ2
4は、ヘッドチューブ26の隣接部分にねじ止めされていないので、継手片8を
凹部10から取り外して、ロック位置に位置させることができる。
【0038】 本発明の盗難防止装置の第2実施形態は、図6〜12に示されている。本発明
の第2実施形態において、分離手段は連結要素60として構成されている。図6
で詳細に示された連結要素60(但し、伸縮要素なし)は、実質的に円筒状のコ
ア58を備えており、このコアには軸穴56と2つの嵌合バー70とが設けられ
ている。各嵌合バー70は、2つのリム71を備えた略U字型のデザインを有し
ており、このリムは横バー75により相互に間隔を有している。2つの嵌合バー
70が、一つの面において互いに向かい合って位置して長方形を形成し、その長
方形の中線がコア58の長手方向の軸と一致して、連結要素60の中心軸64を
形成するように、嵌合バー70の自由端はコア58に形成されている。
【0039】 個々の外形67は、コア58と向かい合う嵌合バー70の横バー75の内面に
形成されている。嵌合バー70は、鉤爪62を収容するために設けられている。
この鉤爪は、図7に示されるように、ステアリングコラム部34の自由端上に形
成されている。その一方、鉤爪62は、対応する横バー75の形状67を補完す
る形状を備えている。
【0040】 連結要素60は、2つのロッキングバー72も備えている。このロッキングバ
ー72はそれぞれ、嵌合バー70と同様に、2つのリム73を備えた略U字型の
構造をしており、このリムは横バー77により相互に付勢されている。ロッキン
グバー72は、嵌合バー70の面において互いに向かい合って位置し、中心軸6
4に沿って互いに分離されており、相互に初期応力を有している。ロッキングバ
ー72の自由端の向かい合っている端面90は、凸構造をしている。
【0041】 ロッキングバー72のリム73に面する嵌合バー70の外面には、径方向に延
びるガイド溝92が設けられている。径方向に延びるレール82は、嵌合バー7
0の対応するガイド溝92と嵌合しており、嵌合バー70のリム71に面するロ
ッキングバー72の外面に形成されている。結果として、ロッキングバー72は
、嵌合バー70の中心軸64に対して径方向に移動可能に取りつけられている。
【0042】 よりよく理解するために、互いに向かい合ったロッキングバー72が、コア5
8と嵌合バー70がない状態で図8に示されている。2つの略立方形の伸縮要素
78が、互いに向かい合って位置すると共に互に付勢されるロッキングバー72
の間にクランプされている。この伸縮要素78は、ロッド86の軸が、伸縮要素
78の端部74と直交するようにして、ロッド86の自由端に固定されている。
ロッド86は、コア58の軸穴56に回転可能に取り付けられており、ロッド軸
は連結要素の中心軸64と一致している。
【0043】 伸縮要素78は、互いに向かい合う2つの幅広の側面81とこの幅広の側面8
1に対して直角の2つの幅の狭い側面80とを有する実質的に長方形の断面形状
を備えている。断面形状の角は丸みを帯びており、その側面はそれぞれくぼみを
有している。
【0044】 各実施形態の伸縮要素78は、互に付勢力を有するロッキングバー72の間に
クランプされているので、各伸縮要素78とこの伸縮要素78を押圧するロッキ
ングバー72のリム73との間には摩擦連結が生じる。各実施形態において、ロ
ッキングバー72の凸型端面が伸縮要素78の対応する凹型側面に嵌まるように
なっているので、上記摩擦接合は、形状のぴったり合った連結によって補完され
ている。
【0045】 立方形伸縮要素78が幅広の側面81の面で端面90に接する場合、2つのロ
ッキングバー72は、伸縮要素78の幅の狭い側面80の略長さ分だけ相互間隔
を有している。その一方、伸縮要素78が幅の狭い側面80の面で端面90に接
する場合(図8を参照)、2つのロッキングバー72は、幅広の側面81の略長
さ分だけ相互間隔を有している。したがって、ロッキングバー72の間の伸縮要
素78の回転状態によって、2つのロッキングバー72の相互間隔が決まる。
【0046】 ここまで述べた本発明の実施形態では、さらなる安全のためにロック(図示せ
ず)が伸縮要素78に配置されている。ロックはキーによって操作することがで
き、このキーは、穴88を通って伸縮要素78に挿入できる。キーがロックに挿
入されて適合すると、このキーによって、ロッド86によって互いに連結された
2つの伸縮要素78を中心軸64の周りに回転させることができる。伸縮要素7
8のロッキングバー72に対する摩擦および嵌め合い連結の結果、ロッキングバ
ー72は、伸縮要素78の回転運動に従動する。この回転運動の間、各ロッキン
グバー72のレール82が嵌合バー70の対応する各ガイド溝92に嵌合してい
るので、ロッキングバー72は、嵌合バー70をコア58に同調させる。
【0047】 連結要素60の使い方を次に述べる。図9〜12は、ステアリングコラム部3
4の回転不可の連結が相殺された施錠位置から、ステアリングコラム部34の回
転不可の連結が形成される解錠位置への推移の個々の段階を図示したものである
。連結要素60を受け入れるために設けられた部分におけるヘッドチューブ26
の壁部の穴(図9〜12には示さず)を通って、連結要素60が、ステアリング
コラム部34の間のヘッドチューブ26の内部に挿入される。図9に示されてい
るように、ステアリングコラム部34の間に挿入された連結要素60は、ステア
リングコラム軸36が縦方向に通る面にある。ロッキングバー72は、それらの
リム73の自由端の端面90の間に伸縮要素78(図9〜12では示さず)をク
ランプしている。同時に、伸縮要素78は、幅広の側面81の面によって端面9
0に接している。従って、互いに向かい合うロッキングバー72の自由端の間の
距離は、伸縮要素78の幅の狭い側面80の長さによって決まる。
【0048】 キー(図示せず)を穴88を通ってロックに押し込めて回す。図では、反時計
回りになっている。図10では45°、図11では90°キーを回転させると、
連結要素60は、上述したように同調させられる。嵌合バー70は、ステアリン
グコラム部34に形成された鉤爪62上に押し上げられる。このようにして、鉤
爪62に構成された形状68は、嵌合バー70の内面の形状67と嵌合するよう
に移動する。回転運動は、形状67と68が相補関係にある場合にのみ達成され
、その結果、形状67と68の相互の嵌まり合いが成功する。図11で示される
ように、連結要素が90°回転させられると、鉤爪62が嵌合バー70を保持す
る。ステアリングコラム部34は、回転不可の施錠状態で互いに連結されており
、自転車の安全装置は解除される。
【0049】 自転車の安全装置の特に確実な解除には、キーをさらに90°回転させる(図
12参照)。鉤爪62が嵌合バー70を保持しているため、連結要素60は、こ
のさらなる4分の1周の回転についていくことができない。しかし、もし行なわ
れた回転偶力が、伸縮要素78のロッキングバー72との摩擦および嵌め合い連
結を相殺にするのに十分であれば、伸縮要素78のみがキーのこのさらなる回転
に従動する。このさらなる回転の結果、ロッキングバー72の相互間隔が、伸縮
要素78の幅の狭い側面80の代わりに幅広の側面81の長さによって決まるよ
うに、伸縮要素78がロッキングバー72の間で回転させられるため(図8も参
照)、ロッキングバー72は、互いに前よりもさらに少し間隔を押し広げられる
。ロッキングバー72は、ステアリングコラム部34に形成されたロッキング凹
部84(図7参照)によって収容されるため、連結要素60の施錠状態への制御
不能な逆回転は起こり得ない。従って、連結要素60は、解錠状態で確実にロッ
クされる。
【0050】 連結要素60のロック位置への移行には、図9〜12において反時計回りに示
されている伸縮要素78をまず逆回ししなければならない。それから、連結要素
60をロック位置へ回転させてヘッドチューブから取り外す。これによって、フ
ォーク5に回転自在に取り付けられた自転車のハンドルバー6の連結部は、完全
に取り外される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は自転車の前部分の斜視図であり、上記自転車は本発明の盗
難防止装置の第1実施形態を備えている。
【図2】 図2は本発明の第1実施形態の継手要素の斜視図である。
【図3】 図3は本発明の第1実施形態の二つのステアリング・コラム部品
の間に挿入された継手要素の断面図である。
【図4】 図4は図3と同じ図であり、継手スリーブが、自転車のフレーム
上に構成されたヘッドチューブの隣接する部分に、夫々嵌め込まれている。
【図5】 図5は本発明の第1実施形態のキャリアロック装置の分解図であ
る。
【図6】 図6は本発明の第2実施形態の継手要素の斜視図である。
【図7】 図7は本発明の第2実施形態の、鉤爪を備えて構成されているス
テアリングコラム部品の斜視図である。
【図8】 図8は本発明の第2実施形態の、接するロックバーを備える伸縮
要素の斜視図である。
【図9】 図9は本発明の第2実施形態の接続要素の施錠位置と解錠位置の
間の移動の途中の断面図である。
【図10】 図10は本発明の第2実施形態の接続要素の施錠位置と解錠位
置の間の移動の途中の断面図である。
【図11】 図11は本発明の第2実施形態の接続要素の施錠位置と解錠位
置の間の移動の途中の断面図である。
【図12】 図12は本発明の第2実施形態の接続要素の施錠位置と解錠位
置の間の動きの途中の状態の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,CN,ID,IN,JP,KP,KR,MX,PL ,RU,SG,US

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車のフレーム(2)と、自転車を操縦するために上記自
    転車のフレーム(2)に取付けられ、前輪(4)用のフォーク(5)の付いた自
    転車のハンドルバー(6)の回転自在に固定された継手を備えたステアリングコ
    ラム(14)とを備え、上記回転自在に固定された継手を相殺するための分離手
    段を有する、自転車のための盗難防止装置において、継手部品(8)または連結
    要素(60)は分離手段として設けられ、上記分離手段は、上記ステアリングコ
    ラム(14)を2つの部品(34)に分離し、最初の状態では、ステアリングコ
    ラムのこれらの部品(34)を回転不可に固定して連結し、第2の状態では、上
    記回転不可に固定された継手を相殺することを特徴とする自転車のための盗難防
    止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の盗難防止装置において、上記継手部品(8
    )または連結要素(60)は、実質上、線対称または点対称の構造を有し、対称
    面のどちらかの面には凹部およびまたは突起部があり、その凹部およびまたは突
    起部は、最初の状態では、上記ステアリングコラムの部品(34)上に組み立てら
    れた相補形手段に嵌合し、そうすることによって形状のぴったり合った連結およ
    びまたは摩擦性の連結となり、第2の状態では相補形手段から取り外されること
    を特徴とする盗難防止手段。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の盗難防止装置において、上記継手部品(8
    )はコラム部品(22)を備え、第1の状態では、上記コラム部品(22)は、
    上記ステアリングコラム(14)の上記の部品(34)の間に差し込まれ、それ
    らと一致して一列に並び、第2の状態では、上記ステアリングコラム(14)の
    上記部品(34)から除去されることを特徴とする盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の盗難防止装置において、上記コラム部品(
    22)は、互いに軸方向に隣り合って配置された2つの継手スリーブ(24)に
    収容され、それぞれの場合に、上記自転車のフレーム(2)のそれぞれの隣接す
    る接合部分において、対応する雌ねじ(27)に嵌合する雄ねじ(25)を備え
    ていることを特徴とする盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の盗難防止装置において、上記ねじ(25、
    27)は、多条ねじであることを特徴とする盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の盗難防止装置において、ね
    じのピッチは、各継手スリーブ(24)の予め決定された挿入長だけの軸方向の
    移動を達成するのに、コラム部品(22)を取り囲んだ各継手スリーブ(24)
    を最大で1回転させることで十分であることを特徴とする盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の盗難防止装置において、自転車のフレーム
    (2)から分離できる、上記コラム部品(22)と上記継手スリーブ(24)と
    を収容するための保護チューブ(28)であって、上記保護チューブ(28)の
    回転によって上記継手スリーブ(24)を移送する軸方向に取り外し可能なキャ
    リア(30)を備えている保護チューブ(28)を特徴とする盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の盗難防止装置は、キャリア(30)が、半
    径方向のピンとして組み立てられ、保護チューブ(28)内の少なくとも一つの
    軸方向スロット(32)を通って外側に突出し、夫々上記継手スリーブ(24)
    の一つと嵌合することを特徴とする盗難防止装置。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の盗難防止装置において、連結要素(60)
    は、嵌合バー(70)を有する環状またはフレーム形の構造を有しており、上記
    嵌合バー(70)は、最初の状態において、上記ステアリングコラム(34)の
    鉤爪(62)と嵌合し、上記連結要素(60)が、上記中心軸(64)の周りを
    、好ましくは、上記ステアリングコラム(14)の軸(36)に対して直角に回
    転移動することによって第1の状態から第2の状態に移行することを特徴とする
    盗難防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の盗難防止装置において、第2の状態で、
    自転車のフレームの連結部分の壁の開口を通って、ステアリングコラム(14)
    とともに連結要素(60)がそこから除去、またはそこに挿入されることができ
    ることを特徴とする盗難防止装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の盗難防止装置において、連結要素(6
    0)は、中心軸(64)に面した2つの嵌合バー(70)の接合部分に、上記鉤
    爪(62)にある相補的な外形(68)に嵌合する個々の外形(67)を備えて
    いることを特徴とする盗難防止装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の盗難防止装置において、上記嵌合バー
    (70)は、互い分離されており、中心軸(64)に対して軸方向に移動可能で
    、上記ステアリングコラムの部品(34)内でロッキング凹部(84)に嵌合す
    ることを特徴とする盗難防止装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の盗難防止装置において、上記嵌合バー
    (70)は、端面(90)の形成によって互いに分離されたロッキングバーを備
    えている外側リングによって囲まれた内側リングを形成し、上記各ロッキングバ
    ーは、内側リングの対応する嵌合バー(70)上に移動可能に取り付けられ、上
    記内側リングは、上記ロッキングバー(72)を初期応力に抗して押し離すため
    にロッキングバー(72)の端面(90)の間の中心軸(64)の周りに回転自
    在に取付けられた伸縮要素(78)をも備えていることを特徴とする盗難防止装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の盗難防止装置において、中心軸(64
    )に直交する平面内において、上記伸縮要素(78)が好ましくは丸みを付けた
    隅部どをもつ実質上長方形の構造を有することを特徴とする盗難防止装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の盗難防止装置において、上記伸縮要素
    (78)の断面外形の両側が凹形の構造を有していることを特徴とする盗難防止
    装置。
  16. 【請求項16】 自転車のフレーム(2)と、自転車を操縦するために自転
    車のフレーム(2)に取付けられたステアリングコラム(14)とを有し、この
    ステアリングコラムは、自転車のハンドルバー(6)の回転不可な連結のため、
    前輪用のフォーク(5)を備えた自転車であって、前述の請求項の何れかに記載
    の盗難防止装置を備えたことを特徴とする自転車。
  17. 【請求項17】 制御機構の回転不可な連結のために制御可能な操縦機構を
    備えてた、自動車を操縦するためのステアリングコラムを有する自動車において
    、請求項1乃至請求項15の何れかに記載の盗難防止装置を備えたことを特徴と
    する自動車。
JP2001510703A 1999-07-15 2000-06-28 自転車用盗難防止装置 Pending JP2003504274A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19933102 1999-07-15
DE19933102.2 1999-07-15
DE19945284A DE19945284A1 (de) 1999-07-15 1999-09-22 Diebstahlsicherungsvorrichtung für Fahrräder
DE19945284.9 1999-09-22
PCT/EP2000/006015 WO2001005645A1 (de) 1999-07-15 2000-06-28 Diebstahlsicherungsvorrichtung für fahrräder

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003504274A true JP2003504274A (ja) 2003-02-04

Family

ID=26054194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001510703A Pending JP2003504274A (ja) 1999-07-15 2000-06-28 自転車用盗難防止装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6783141B1 (ja)
EP (1) EP1200302B1 (ja)
JP (1) JP2003504274A (ja)
CN (1) CN1162295C (ja)
AT (1) ATE278603T1 (ja)
AU (1) AU5821100A (ja)
HK (1) HK1050170B (ja)
WO (1) WO2001005645A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100648505B1 (ko) * 2005-02-03 2006-11-27 장응순 이륜차용 시건장치
US8988222B2 (en) * 2007-01-18 2015-03-24 James Neil Rodgers Stolen bicycle (missing chattel) identification, tracking and location; a system and method
US8366130B2 (en) 2008-11-21 2013-02-05 Fox Factory, Inc. Methods and apparatus for selective stiffness of vehicle suspension
US9051022B2 (en) 2008-11-21 2015-06-09 Fox Factory, Inc. Methods and apparatus for selective stiffness of vehicle suspension
JP5337588B2 (ja) * 2009-06-11 2013-11-06 本田技研工業株式会社 ブリッジ部材
US9475534B2 (en) * 2013-10-02 2016-10-25 Corrina Ladakis Gibson Locking threadless bicycle headset
JP2017149327A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 オムロン株式会社 ハンドルロック装置および移動体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09272476A (ja) * 1996-04-08 1997-10-21 Yoshinari Emoto 二輪車用施錠装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US579664A (en) * 1897-03-30 Robert e
US449383A (en) * 1891-03-31 Island
US448850A (en) * 1891-03-24 Steering device for velocipedes
US612989A (en) * 1898-10-25 Adjustable bicycle-han ole
US636133A (en) * 1899-02-07 1899-10-31 Edward D Goodson Bicycle theft-guard.
US1668571A (en) * 1925-10-07 1928-05-08 Niederberger Albert Steering means for cycles, motor cycles, and other vehicles
US2308542A (en) * 1941-12-06 1943-01-19 Raybould Coupling Company Coupling
US2645509A (en) * 1946-04-30 1953-07-14 Valenta Oldrich Coupling device for tubular elements
US2657944A (en) * 1949-06-17 1953-11-03 Miller Louis Coupling for tubular members
US3136149A (en) * 1961-10-20 1964-06-09 Jr Frank F Klein Bicycle lock
US4410197A (en) * 1981-11-18 1983-10-18 St Hillaire Raymond P Shaft assembly for extending the height of the stem of a bicycle fork
GB2184191B (en) * 1985-12-12 1990-01-24 Everest & Jennings Limited Plungers
US5003839A (en) * 1990-09-21 1991-04-02 Yang Wen C Stem having a fixing device
US5085063A (en) 1990-12-06 1992-02-04 Innovative Bicycle Products, Inc. Bicycle handlebar lock
US5269550A (en) * 1991-02-01 1993-12-14 Dahon California, Inc. Mountain bike
US5540457A (en) * 1994-08-31 1996-07-30 Rocky Mountain Bicycle Company Ltd. Steering assembly with external bearing pre-load adjustment
DE9415490U1 (de) * 1994-09-24 1995-01-05 Seeger Bjoern Fahrradrahmen mit Rahmenteilstück als Schloß zum Schutz vor Diebstahl
DE9417468U1 (de) * 1994-10-24 1994-12-15 Mathes Thorsten Dipl Ing Vorrichtung zur Aufnahme eines Kabelschlosses am Fahrrad
US5588336A (en) * 1995-10-16 1996-12-31 Chou; Chen-Chang Handlebar stem coupling module for a bicycle
US5832753A (en) 1996-06-12 1998-11-10 Nielsen; Peter N. Lock assembly
DE19722892A1 (de) * 1997-05-29 1998-12-03 Andreas Bracht Fahrradrahmenschloß

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09272476A (ja) * 1996-04-08 1997-10-21 Yoshinari Emoto 二輪車用施錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
HK1050170A1 (en) 2003-06-13
ATE278603T1 (de) 2004-10-15
EP1200302B1 (de) 2004-10-06
CN1162295C (zh) 2004-08-18
WO2001005645A1 (de) 2001-01-25
EP1200302A1 (de) 2002-05-02
CN1361736A (zh) 2002-07-31
AU5821100A (en) 2001-02-05
US6783141B1 (en) 2004-08-31
HK1050170B (zh) 2005-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU655135B2 (en) Bicyle handlebar lock
US4724692A (en) Locking quick release mechanism with force indicating nut
US6758380B1 (en) Locking fork mount for a bicycle carrier
US5678433A (en) Antitheft device for locking the steering wheel of any kind of vehicle
EP1078829A3 (en) Steering lock device with safety system
US20120125145A1 (en) Pivotable Handlebar for Locking and Efficient Storage of a Bicycle
JP2003504274A (ja) 自転車用盗難防止装置
JPH07505845A (ja) 安全装置,特に車両のステアリングホイールのための盗難防止装置
US5230232A (en) Steering wheel lock
US8261585B2 (en) Quick release mechanism with integrated/attached multi-tool
US20110169245A1 (en) Vehicle anti-theft device
WO2006053482A1 (fr) Verrou antivol pour verrouiller le mecanisme de direction d’un vehicule
JPH09136613A (ja) ハンドルロック装置
KR101836457B1 (ko) 자전거 브레이크 장치
US10899405B2 (en) Bicycle brake lock device and bicycle brake assembly comprising same
EP0638473B1 (en) Locking device
US6499810B1 (en) Locking quick-release bike hub skewer
WO1994021495A1 (en) Vehicle anti-theft device
JP3181718U (ja) ナット部材取り外し防止装置
JP3119325U (ja) 自転車用ハンドルロック施錠装置
CN111971223B (zh) 用于自行车(或一般的轮转车)的多功能可折叠把立
GB2073298A (en) Lockable nut or bolt
JP2003063468A (ja) 自転車のハンドル施錠装置
WO1999019636A1 (en) Anti-theft locking device
KR200156224Y1 (ko) 차량용 라디오 도난방지 스크류

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100405

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110412