JP3111124U

JP3111124U - カバーを有する二輪車盗難防止用係留アンカー

Info

Publication number: JP3111124U
Application number: JP2005002072U
Authority: JP
Inventors: 和三光廣
Original assignee: 和三光廣
Priority date: 2005-04-08
Filing date: 2005-04-08
Publication date: 2005-07-07
Anticipated expiration: 2015-04-08

Abstract

【課題】筒状のパイプまたはブラケットで作られた、二輪車盗難防止係留アンカーの安全性、見栄え、防錆性を簡単な方法で、確実に向上させる。
【解決手段】係留アンカー１のアンカー工具差込穴１ｂの周囲を覆う、カバープレート６eを、係留アンカー１をコンクリート地面などに取り付けた後、係留アンカー本体１に貼り付ける。または係留アンカー１の全体を覆う樹脂成型のカバー６ｆに、カバーフック部６ｈを設け、係留アンカー本体１側にカバー取り付け穴６ｇを設け、カバー６ｆを係留アンカー本体１に取り付ける。
【選択図】図３

Description

本考案は、施錠してある、二輪車、電動三輪車等の盗難を防止する、係留アンカーに関するものである。

二輪車の盗難件数は現在横ばい状況であるが、検挙率は１０%以下と低いため、盗難にあって、戻ってくる可能性も低い。また盗難にあった自転車においては、その約６割は鍵をかけていて盗難にあっており、もはや鍵をかけるだけでは、十分な対策とはいえない。

これは、鍵をかけた二輪車を、そのままトラック等に載せて持ち去り、自宅等に持ち帰り、改めて鍵を壊してしまうという方法である為、通常の鍵をかけただけでは、防ぐことは出来ない。

この対策として、固定物にループ鍵を使って二輪車を係留する方法があるが、ループ鍵を通して固定できる物が無い場合、リング状の係留アンカー等を設置する方法もあるが、コンクリートを壊し、係留アンカーを埋め込み、再度コンクリートを流し込むほどの工事が必要であった。

又アンカー取り付け穴とアンカー工具差込穴を設け、コンクリートなどの地面に、コンクリートネジで固定した筒状のアンカーに、ループ鍵を通して、２輪車を係留する方法が、最も確実で簡単な方法であるが、１アンカー工具差込穴が開いたままでは見栄えが悪い、２アンカー工具差込穴に子供が指を突っ込み、怪我をする可能性がある、３アンカー工具差込穴の周囲の塗装がはがれやすくさびやすい、などの若干の不具合もあった。
特開２０００―４５６０４号公報実登３１０２６７２号公報

解決しようとする問題は、係留アンカーのアンカー工具差込穴による、見栄えの悪さ、子供の怪我、塗装のはがれなどをなくすことである。

本考案は、係留アンカー本体のアンカー工具差込穴周辺を覆うよう、カバープレートを本体に貼り付ける、またはアンカー全体を覆う樹脂成型のカバーを、本体に取り付けることを特徴とする。

係留アンカー本体のアンカー工具差込穴周囲にカバープレートを貼り付ける、または樹脂成型のカバーを取り付けることにより、アンカー工具差込穴が、ふさがれ、係留アンカー全体の見栄えがよくなり、子供の指も入らないので怪我をすることもなくなり、塗装のはがれもなくなる。
更にカバープレートまたは、樹脂成型のカバーに意匠を施せば、見栄えがいっそうよくなることもあげられる。

筒状構造の係留アンカーの安全性、見栄え、防錆性の向上を、カバープレートを貼り付ける、または樹脂成型のカバーを取り付ける、という容易な方法で実現できた。

本考案は図３、図４、図５のように、本体を、筒状のパイプで構成している係留アンカーの１のアンカー工具差込穴１ｂの周囲を覆うような、シート状のカバープレート6eを、係留アンカー本体１に張り付けるようにしている。

図６、図７、図８は第２の実施例を示しており、本体を筒状断面のブラケットで構成している係留アンカー１に、カバー取り付け穴６ｇを設け、この係留アンカー全体を覆うように、カバーフック部６ｈを設けた樹脂成型のカバー６ｆを、カバー取り付け穴６ｇにはめ込むようにして、係留アンカー１に取り付けるようにしている。

本考案は筒状の係留アンカーの安全性、見栄え、防錆性を簡単な方法で向上させるため、利用範囲が格段に向上する。

従来の係留アンカーの取り付けを示す構造図である。従来の係留アンカーの構造を示す斜視図である。本考案の係留アンカーを説明した斜視図である。（実施例１）図３のＡ−Ａ断面図である。カバープレートを貼り付ける前の、本考案の斜視図である。（実施例１）本考案の別の実施例を示す斜視図である。（実施例２）図６のＢ−Ｂ断面図である。樹脂成型のカバーを取り付ける前の、本考案の別の実施例を示す斜図である。（実施例2）

符号の説明

１係留アンカー
１a アンカーネジ穴
１b アンカー工具差込穴
１ｃアンカー取り付け座
２取り付けネジ
３二輪車車輪
４固定物
５ループ鍵
６e カバープレート
６ｆカバー
６ｇカバー取り付け穴
６ｈカバーフック部

Claims

二輪車等の盗難防止のため、地面または、壁面等の固定物に、ループ鍵を通して係留できるよう、本体を筒状のパイプ、またはブラケットで構成し、その内側から固定物に接する側に、アンカーネジ穴を設け、反対側に、アンカー工具差込穴を設けた盗難防止係留アンカーにおいて、本体を固定物に、取り付けネジなどで取り付けた後、アンカー工具差込穴を覆い隠すシート状のカバープレートを、アンカー本体に張り付けるようにしたことを特徴とする、二輪車等の盗難防止係留アンカー。
二輪車等の盗難防止のため、地面または、壁面等の固定物に、ループ鍵を通して係留できるよう、本体を筒状のパイプ、またはブラケットで構成し、その内側から固定物に接する側に、アンカーネジ穴を設け、反対側に、アンカー工具差込穴を設けた盗難防止係留アンカーにおいて、本体を固定物に、取り付けネジなどで取り付けた後、アンカー工具差込穴を含め、アンカー全体を覆い隠す樹脂成型のカバーを、アンカー本体に取り付けるようにしたことを特徴とする、二輪車等の盗難防止係留アンカー。