JPH06297845A - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
- Publication number
- JPH06297845A JPH06297845A JP5089863A JP8986393A JPH06297845A JP H06297845 A JPH06297845 A JP H06297845A JP 5089863 A JP5089863 A JP 5089863A JP 8986393 A JP8986393 A JP 8986393A JP H06297845 A JPH06297845 A JP H06297845A
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- JP
- Japan
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- group
- carbon atoms
- heat
- recording material
- acid
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規な感熱記録材料を提供すること。
【構成】 電子供与性無色染料を用いた感熱記録材料に
おいて、電子供与性無色染料と下記一般式(1)で表さ
れる分子内にアシルオキシ基を有する化合物と有機求核
試薬(オキシム類、ヒドロキサム酸類など)を含むこと
を特徴とする感熱記録材料。 一般式(1) 【化1】 R1 :−COR3 R2 :アルキル基、アラルキル基、または−COR3 R3 :アルキル基、アリール基、アラルキル基など X :2価の基 Y :H、アルキル基、フェニル基、アラルキル基など
おいて、電子供与性無色染料と下記一般式(1)で表さ
れる分子内にアシルオキシ基を有する化合物と有機求核
試薬(オキシム類、ヒドロキサム酸類など)を含むこと
を特徴とする感熱記録材料。 一般式(1) 【化1】 R1 :−COR3 R2 :アルキル基、アラルキル基、または−COR3 R3 :アルキル基、アリール基、アラルキル基など X :2価の基 Y :H、アルキル基、フェニル基、アラルキル基など
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録材料に関し、特
に従来の電子受容性化合物を用いない新規な感熱記録材
料に関する。
に従来の電子受容性化合物を用いない新規な感熱記録材
料に関する。
【0002】
【従来の技術】電子供与性無色染料と電子受容性化合物
を使用した記録材料は感圧記録紙、感熱記録紙、感光感
熱記録紙、通電感熱記録紙、感熱転写紙などとして既に
よく知られており、英国特許第2140449号、米国
特許第4480052号、同4436920号、特公昭
60−23992号、特開昭57−179836号、同
60−123556号、同60−123557号などに
詳しい。これら感熱記録システムはファクシミリ、プリ
ンター、ラベルなど多くの分野に応用され、ニーズが拡
大している。
を使用した記録材料は感圧記録紙、感熱記録紙、感光感
熱記録紙、通電感熱記録紙、感熱転写紙などとして既に
よく知られており、英国特許第2140449号、米国
特許第4480052号、同4436920号、特公昭
60−23992号、特開昭57−179836号、同
60−123556号、同60−123557号などに
詳しい。これら感熱記録システムはファクシミリ、プリ
ンター、ラベルなど多くの分野に応用され、ニーズが拡
大している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の電子
受容性化合物を用いない新規な感熱記録材料を提供する
ことである。
受容性化合物を用いない新規な感熱記録材料を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は支持体上に感熱
発色層を設けた感熱記録材料において、感熱発色層中に
電子供与性無色染料と下記一般式(1)で表される分子
内にアシルオキシ基を有する化合物及びアルキルアミン
類、アリールアミン類、チオフェノール類、メルカプタ
ン類、スルフィン酸類、活性メチレン類、オキシム類、
ヒドロキサム酸類、ヒドロキシルアミン類から選ばれた
少なくとも一種の有機求核試薬を含むことを特徴とする
感熱記録材料により達成された。 一般式(1)
発色層を設けた感熱記録材料において、感熱発色層中に
電子供与性無色染料と下記一般式(1)で表される分子
内にアシルオキシ基を有する化合物及びアルキルアミン
類、アリールアミン類、チオフェノール類、メルカプタ
ン類、スルフィン酸類、活性メチレン類、オキシム類、
ヒドロキサム酸類、ヒドロキシルアミン類から選ばれた
少なくとも一種の有機求核試薬を含むことを特徴とする
感熱記録材料により達成された。 一般式(1)
【0005】
【化2】
【0006】上式中、R1 は−COR3 を、R2 は炭素
原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数5〜7のシク
ロアルキル基、炭素原子数6〜12のアリール基、炭素
原子数7〜9のアラルキル基、炭素原子数3〜5のアル
ケニル基または−COR3 を、Xは2価の基を、Yは水
素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数
5〜7のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアリ
ール基、炭素原子数7〜9のアラルキル基、炭素原子数
3〜5のアルケニル基またはハロゲン原子を、R3 は炭
素原子数1〜18のアルキル基、炭素原子数6〜12ア
リール基、炭素原子数7〜10のアラルキル基または炭
素原子数1〜8のアルコキシ基を表す。
原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数5〜7のシク
ロアルキル基、炭素原子数6〜12のアリール基、炭素
原子数7〜9のアラルキル基、炭素原子数3〜5のアル
ケニル基または−COR3 を、Xは2価の基を、Yは水
素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数
5〜7のシクロアルキル基、炭素原子数6〜12のアリ
ール基、炭素原子数7〜9のアラルキル基、炭素原子数
3〜5のアルケニル基またはハロゲン原子を、R3 は炭
素原子数1〜18のアルキル基、炭素原子数6〜12ア
リール基、炭素原子数7〜10のアラルキル基または炭
素原子数1〜8のアルコキシ基を表す。
【0007】上式中、R1 で表される−COR3 のうち
R3 が炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数6〜
9アリール基、および炭素原子数1〜8のアルコキシ基
が好ましく、特に炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素
原子数6〜8アリール基、メトキシ基、エトキシ基およ
び2−エチルヘキシルオキシ基が好ましい。炭素原子数
6〜8アリール基は置換基を有していてもよく、具体的
にはフェニル基、トリル基、アニシル基、クロロフェニ
ル基、ジクロロフェニル基およびニトロフェニル基が好
ましい。R2 で表される基の中、炭素原子数1〜20の
アルキル基、炭素原子数6〜20のアリール基、炭素原
子数7〜18のアラルキル基、炭素原子数3〜5のアル
ケニル基または上述の−COR3 が好ましい。Xで表さ
れる2価の基の中、炭素原子数3〜12のアルキレン
基、炭素原子8〜16のアラルキレン基、炭素原子数5
〜7のシクロアルキレン基、SまたはSO2 が好まし
い。
R3 が炭素原子数1〜8のアルキル基、炭素原子数6〜
9アリール基、および炭素原子数1〜8のアルコキシ基
が好ましく、特に炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素
原子数6〜8アリール基、メトキシ基、エトキシ基およ
び2−エチルヘキシルオキシ基が好ましい。炭素原子数
6〜8アリール基は置換基を有していてもよく、具体的
にはフェニル基、トリル基、アニシル基、クロロフェニ
ル基、ジクロロフェニル基およびニトロフェニル基が好
ましい。R2 で表される基の中、炭素原子数1〜20の
アルキル基、炭素原子数6〜20のアリール基、炭素原
子数7〜18のアラルキル基、炭素原子数3〜5のアル
ケニル基または上述の−COR3 が好ましい。Xで表さ
れる2価の基の中、炭素原子数3〜12のアルキレン
基、炭素原子8〜16のアラルキレン基、炭素原子数5
〜7のシクロアルキレン基、SまたはSO2 が好まし
い。
【0008】本発明に係わるアシルオキシ基を置換基と
して有する化合物の代表的な具体例としては、2,2−
ビス(4−アセトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−メチル−4−アセトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−4−アセトキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−アセトキシフェニル)ブ
タン、1,1−ビス(4−アセトキシフェニル)−2−
エチルヘキサン、1,1−ビス(4−アセトキシフェニ
ル)シクロヘキサン、α,α−ビス(4−アセトキシフ
ェニル)酢酸メチルエステル、1,1−ビス(4−アセ
トキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−アセトキ
シフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−アセトキシ
フェニル)ヘプタン、1,1−ビス(4−アセトキシフ
ェニル)−2−エチルブタン、1,1−ビス(3−クロ
ロ−4−アセトキシフェニル)シクロヘキサン、1,4
−ビス〔1、1−ジメチル(4−アセトキシフェニル)
メチル〕ベンゼン、1,3−ビス〔1、1−ジメチル
(4−アセトキシフェニル)メチル〕ベンゼン、ビス
(4−アセトキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ア
セトキシフェニル)スルホン、ビス(3−クロロ−4−
アセトキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(4−プ
ロピオニルオキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−アセトキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−p−クロロベンゾイルオキシフ
ェニル)プロパン、1,1−ビス(4−p−ニトロベン
ゾイルオキシフェニル)−2−エチルヘキサン、
して有する化合物の代表的な具体例としては、2,2−
ビス(4−アセトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−メチル−4−アセトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−4−アセトキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−アセトキシフェニル)ブ
タン、1,1−ビス(4−アセトキシフェニル)−2−
エチルヘキサン、1,1−ビス(4−アセトキシフェニ
ル)シクロヘキサン、α,α−ビス(4−アセトキシフ
ェニル)酢酸メチルエステル、1,1−ビス(4−アセ
トキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−アセトキ
シフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−アセトキシ
フェニル)ヘプタン、1,1−ビス(4−アセトキシフ
ェニル)−2−エチルブタン、1,1−ビス(3−クロ
ロ−4−アセトキシフェニル)シクロヘキサン、1,4
−ビス〔1、1−ジメチル(4−アセトキシフェニル)
メチル〕ベンゼン、1,3−ビス〔1、1−ジメチル
(4−アセトキシフェニル)メチル〕ベンゼン、ビス
(4−アセトキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ア
セトキシフェニル)スルホン、ビス(3−クロロ−4−
アセトキシフェニル)スルホン、2,2−ビス(4−プ
ロピオニルオキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−アセトキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−p−クロロベンゾイルオキシフ
ェニル)プロパン、1,1−ビス(4−p−ニトロベン
ゾイルオキシフェニル)−2−エチルヘキサン、
【0009】2−(4−アセトキシフェニル)−2−
(4−メトキシフェニル)プロパン、2−(4−アセト
キシフェニル)−2−(4−ベンジルオキシフェニル)
プロパン、ビス〔4−(2−エチルヘキサノイル)オキ
シフェニル〕スルホン、(4−アセトキシフェニル)−
(4−メトキシフェニル)スルホン、(4−アセトキシ
フェニル)−(4−ブトキシフェニル)スルホン、(4
−アセトキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、(4−アセトキシフェニル)−(4−ベ
ンジルオキシフェニル)スルホン、(3−フェニル−4
−アセトキシフェニル)−(3−フェニル−4−メトキ
シフェニル)スルホン、(3−フェニル−4−アセトキ
シフェニル)−(3−フェニル−4−ヘキシルオキシフ
ェニル)スルホン、(3−フェニル−4−エトキシフェ
ニル)−(3−フェニル−4−メトキシフェニル)スル
ホン、(3−フェニル−4−アセトキシフェニル)−
(3−フェニル−4−ベンジルオキシフェニル)スルホ
ン、(3−クロロ−4−アセトキシフェニル)−(3−
クロロ−4−メトキシフェニル)スルホン、(3−クロ
ロ−4−アセトキシフェニル)−(3−クロロ−4−ベ
ンジルオキシフェニル)スルホン、(3−アリル−4−
アセトキシフェニル)−(3−アリル−4−メトキシフ
ェニル)スルホン、
(4−メトキシフェニル)プロパン、2−(4−アセト
キシフェニル)−2−(4−ベンジルオキシフェニル)
プロパン、ビス〔4−(2−エチルヘキサノイル)オキ
シフェニル〕スルホン、(4−アセトキシフェニル)−
(4−メトキシフェニル)スルホン、(4−アセトキシ
フェニル)−(4−ブトキシフェニル)スルホン、(4
−アセトキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、(4−アセトキシフェニル)−(4−ベ
ンジルオキシフェニル)スルホン、(3−フェニル−4
−アセトキシフェニル)−(3−フェニル−4−メトキ
シフェニル)スルホン、(3−フェニル−4−アセトキ
シフェニル)−(3−フェニル−4−ヘキシルオキシフ
ェニル)スルホン、(3−フェニル−4−エトキシフェ
ニル)−(3−フェニル−4−メトキシフェニル)スル
ホン、(3−フェニル−4−アセトキシフェニル)−
(3−フェニル−4−ベンジルオキシフェニル)スルホ
ン、(3−クロロ−4−アセトキシフェニル)−(3−
クロロ−4−メトキシフェニル)スルホン、(3−クロ
ロ−4−アセトキシフェニル)−(3−クロロ−4−ベ
ンジルオキシフェニル)スルホン、(3−アリル−4−
アセトキシフェニル)−(3−アリル−4−メトキシフ
ェニル)スルホン、
【0010】(4−プロピオニルオキシフェニル)−
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−ブタ
ノイルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、(4−オクタノイルオキシフェニル)−
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−フェ
ノキシアセトキシフェニル)−(4−イソプロポキシフ
ェニル)スルホン、(4−フェニルアセトキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4
−ベンゾイルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシ
フェニル)スルホン、(4−p−クロロベンゾイルオキ
シフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホ
ン、(4−p−メチルベンゾイルオキシフェニル)−
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−p−
メトキシベンゾイルオキシフェニル)−(4−イソプロ
ポキシフェニル)スルホン、(4−p−ニトロベンゾイ
ルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)
スルホン、(4−m−ニトロベンゾイルオキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4
−o−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−(4−イソ
プロポキシフェニル)スルホン、(4−エトキシカルボ
ニルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、(4−メトキシカルボニルオキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(3
−フェニル−4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニ
ル)−(3−フェニル−4−ヘキシルオキシフェニル)
スルホン、等があげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−ブタ
ノイルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、(4−オクタノイルオキシフェニル)−
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−フェ
ノキシアセトキシフェニル)−(4−イソプロポキシフ
ェニル)スルホン、(4−フェニルアセトキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4
−ベンゾイルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシ
フェニル)スルホン、(4−p−クロロベンゾイルオキ
シフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホ
ン、(4−p−メチルベンゾイルオキシフェニル)−
(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4−p−
メトキシベンゾイルオキシフェニル)−(4−イソプロ
ポキシフェニル)スルホン、(4−p−ニトロベンゾイ
ルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)
スルホン、(4−m−ニトロベンゾイルオキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(4
−o−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−(4−イソ
プロポキシフェニル)スルホン、(4−エトキシカルボ
ニルオキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホン、(4−メトキシカルボニルオキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン、(3
−フェニル−4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニ
ル)−(3−フェニル−4−ヘキシルオキシフェニル)
スルホン、等があげられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0011】本発明に係わる有機求核試薬は、有機合成
化学における一般的な求核試薬を言うが、例えばアルキ
ルアミン類、アリールアミン類、チオフェノール類、メ
ルカプタン類、スルフィン酸類、活性メチレン化合物、
オキシム類、ヒドロキサム酸類、ヒドロキシルアミン等
が挙げられる。これらのうちで、メルカプタン類、スル
フィン酸類、オキシム類およびヒドロキサム酸類及びそ
の塩が好ましく、特にはオキシム類およびヒドロキサム
酸類が好ましい。好ましいヒドロキサム酸類のなかで下
記一般式(3)で表される化合物が好ましい。一般式
(3)
化学における一般的な求核試薬を言うが、例えばアルキ
ルアミン類、アリールアミン類、チオフェノール類、メ
ルカプタン類、スルフィン酸類、活性メチレン化合物、
オキシム類、ヒドロキサム酸類、ヒドロキシルアミン等
が挙げられる。これらのうちで、メルカプタン類、スル
フィン酸類、オキシム類およびヒドロキサム酸類及びそ
の塩が好ましく、特にはオキシム類およびヒドロキサム
酸類が好ましい。好ましいヒドロキサム酸類のなかで下
記一般式(3)で表される化合物が好ましい。一般式
(3)
【0012】
【化3】
【0013】上式中、R4 は置換基を有していてもよい
炭素原子数1〜12のアルキル基、又は置換基を有して
いてもよい炭素原子数6〜10のアリール基を、R5 は
水素原子又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。
炭素原子数1〜12のアルキル基、又は置換基を有して
いてもよい炭素原子数6〜10のアリール基を、R5 は
水素原子又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表す。
【0014】上式中、R4 で表されるアルキル基の置換
基としてはアリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原
子、ピリジル基及びジアルキルアミノ基等が挙げられ
る。R 5 で表されるアリール基の置換基としてはアルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基及びニト
ロ基等が挙げられる。R4 で表されるアルキル基の中、
炭素原子数1〜8アルキル基、フェニル置換アルキル
基、フェノキシ置換アルキル基及びジアルキルアミノ置
換アルキル基が好ましい。アリール基の中、フェニル
基、クロロ置換フェニル基、ニトロ置換フェニル基、ト
リル基、アニシル基およびジクロロ置換フェニルが好ま
しい。R5 で表される基の中、水素原子、メチル基及び
エチル基が好ましい。
基としてはアリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原
子、ピリジル基及びジアルキルアミノ基等が挙げられ
る。R 5 で表されるアリール基の置換基としてはアルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基及びニト
ロ基等が挙げられる。R4 で表されるアルキル基の中、
炭素原子数1〜8アルキル基、フェニル置換アルキル
基、フェノキシ置換アルキル基及びジアルキルアミノ置
換アルキル基が好ましい。アリール基の中、フェニル
基、クロロ置換フェニル基、ニトロ置換フェニル基、ト
リル基、アニシル基およびジクロロ置換フェニルが好ま
しい。R5 で表される基の中、水素原子、メチル基及び
エチル基が好ましい。
【0015】本発明に係わる有機求核試薬の具体例とし
ては、アセトヒドロキサム酸、プロパノヒドロキサム
酸、ブタノヒドロキサム酸、オクタノヒドロキサム酸、
α−クロロアセトヒドロキサム酸、α−ジメチルアミノ
アセトヒドロキサム酸、α−フェニルアセトヒドロキサ
ム酸、α−フェノキシアセトヒドロキサム酸、N−メチ
ルアセトヒドロキサム酸、N−メチルプロパノヒドロキ
サム酸、N−メチルブタノヒドロキサム酸、N−メチル
−α−クロロアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α−
ジメチルアミノアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α
−フェニルアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α−フ
ェノキシアセトヒドロキサム酸、ベンゾヒドロキサム
酸、
ては、アセトヒドロキサム酸、プロパノヒドロキサム
酸、ブタノヒドロキサム酸、オクタノヒドロキサム酸、
α−クロロアセトヒドロキサム酸、α−ジメチルアミノ
アセトヒドロキサム酸、α−フェニルアセトヒドロキサ
ム酸、α−フェノキシアセトヒドロキサム酸、N−メチ
ルアセトヒドロキサム酸、N−メチルプロパノヒドロキ
サム酸、N−メチルブタノヒドロキサム酸、N−メチル
−α−クロロアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α−
ジメチルアミノアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α
−フェニルアセトヒドロキサム酸、N−メチル−α−フ
ェノキシアセトヒドロキサム酸、ベンゾヒドロキサム
酸、
【0016】p−クロロベンゾヒドロキサム酸、p−メ
チルベンゾヒドロキサム酸、p−メトキシベンゾヒドロ
キサム酸、p−ニトロベンゾヒドロキサム酸、m−ニト
ロベンゾヒドロキサム酸、(2,4−ジクロロベンゾ)
ヒドロキサム酸、サリチルヒドロキサム酸、N−メチル
−ベンゾヒドロキサム酸、N−メチル−p−クロロベン
ゾヒドロキサム酸、N−メチル−p−ニトロベンゾヒド
ロキサム酸、N−メチル−p−メトキシベンゾヒドロキ
サム酸、ベンゾフェノンオキシム、ジフェニルグリオキ
シム、シクロヘキサノンオキシム、2−ヘキサノンオキ
シム、N−フェニルヒドロキシルアミン、N−エチル−
N−フェニルヒドロキシルアミン、N−ベンジル−N−
フェニルヒドロキシルアミン、ジドデシルアミン、4−
ベンジルオキシチオフェノール、2−メルカプト−5−
オクチルチオ−1,3,4−チアジアゾール、2−メル
カプト−5−ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾー
ル、2−メルカプト−5−ブチルチオ−1,3,4−チ
アジアゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、ド
デシルベンゼンスルフィン酸、ドデシルベンゼンスルフ
ィン酸ナトリウムなどが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
チルベンゾヒドロキサム酸、p−メトキシベンゾヒドロ
キサム酸、p−ニトロベンゾヒドロキサム酸、m−ニト
ロベンゾヒドロキサム酸、(2,4−ジクロロベンゾ)
ヒドロキサム酸、サリチルヒドロキサム酸、N−メチル
−ベンゾヒドロキサム酸、N−メチル−p−クロロベン
ゾヒドロキサム酸、N−メチル−p−ニトロベンゾヒド
ロキサム酸、N−メチル−p−メトキシベンゾヒドロキ
サム酸、ベンゾフェノンオキシム、ジフェニルグリオキ
シム、シクロヘキサノンオキシム、2−ヘキサノンオキ
シム、N−フェニルヒドロキシルアミン、N−エチル−
N−フェニルヒドロキシルアミン、N−ベンジル−N−
フェニルヒドロキシルアミン、ジドデシルアミン、4−
ベンジルオキシチオフェノール、2−メルカプト−5−
オクチルチオ−1,3,4−チアジアゾール、2−メル
カプト−5−ベンジルチオ−1,3,4−チアジアゾー
ル、2−メルカプト−5−ブチルチオ−1,3,4−チ
アジアゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、ド
デシルベンゼンスルフィン酸、ドデシルベンゼンスルフ
ィン酸ナトリウムなどが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0017】本発明に係わる電子供与性無色染料として
は特に限定されないが、従来から知られているトリフェ
ニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、フ
ェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合物、
ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合
物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合
物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物など各
種化合物が挙げられる。フタリド類の具体例は米国再発
行特許第23,024号、米国特許第3,491,11
1号、同第3,491,112号、同第3,491,1
16号および同第3,509,174号、フルオラン類
の具体例は米国特許第3,624,107号、同第3,
627,787号、同第3,641,011号、同第
3,462,828号、同第3,681,390号、同
第3,920,510号、同第3,959,571号、
スピロジピラン類の具体例は米国特許第3,971,8
08号、ピリジン系およびピラジン系化合物類は米国特
許第3,775,424号、同第3,853,869
号、同第4,246,318号、フルオレン系化合物の
具体例は特開昭63−94878号などに記載されてい
る。
は特に限定されないが、従来から知られているトリフェ
ニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、フ
ェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合物、
ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合
物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合
物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物など各
種化合物が挙げられる。フタリド類の具体例は米国再発
行特許第23,024号、米国特許第3,491,11
1号、同第3,491,112号、同第3,491,1
16号および同第3,509,174号、フルオラン類
の具体例は米国特許第3,624,107号、同第3,
627,787号、同第3,641,011号、同第
3,462,828号、同第3,681,390号、同
第3,920,510号、同第3,959,571号、
スピロジピラン類の具体例は米国特許第3,971,8
08号、ピリジン系およびピラジン系化合物類は米国特
許第3,775,424号、同第3,853,869
号、同第4,246,318号、フルオレン系化合物の
具体例は特開昭63−94878号などに記載されてい
る。
【0018】本発明で用いるフルオラン化合物の中で
も、特に黒発色の2−アリールアミノ−3−H(ハロゲ
ン、アルキルまたはアルコキシ)−6−置換アミノフル
オランが有効である。具体例としてはたとえば2−アニ
リノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−N−シクロヘキシル−N
−メチルアミノフルオラン、2−p−クロロアニリノ−
3−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン、2−アニ
リノ−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イソア
ミルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−N−エチル−N−ドデシルアミノフルオラン、2−ア
ニリノ−3−メトキシ−6−ジブチルアミノフルオラ
ン、2−o−クロロアニリノ−6−ジブチルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−ペンタデシル−6−ジエチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−エチル−6−
ジブチルアミノフルオラン、2−o−トルイジノ−3−
メチル−6−ジイソプロピルアミノフルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−N−イソブチル−N−エチル
アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N
−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−クロロ−6−N−エチル−N−
イシアミルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−N−メチル−N−γ−エトキシプロピルアミノ
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチ
ル−N−γ−エトキシプロピルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−γ−プロ
ポキシプロピルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−N−メチル−N−プロピルアミノフルオラ
ンなどが挙げられる。
も、特に黒発色の2−アリールアミノ−3−H(ハロゲ
ン、アルキルまたはアルコキシ)−6−置換アミノフル
オランが有効である。具体例としてはたとえば2−アニ
リノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−N−シクロヘキシル−N
−メチルアミノフルオラン、2−p−クロロアニリノ−
3−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン、2−アニ
リノ−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2
−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イソア
ミルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−N−エチル−N−ドデシルアミノフルオラン、2−ア
ニリノ−3−メトキシ−6−ジブチルアミノフルオラ
ン、2−o−クロロアニリノ−6−ジブチルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−ペンタデシル−6−ジエチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−エチル−6−
ジブチルアミノフルオラン、2−o−トルイジノ−3−
メチル−6−ジイソプロピルアミノフルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−N−イソブチル−N−エチル
アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N
−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−クロロ−6−N−エチル−N−
イシアミルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−N−メチル−N−γ−エトキシプロピルアミノ
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチ
ル−N−γ−エトキシプロピルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−γ−プロ
ポキシプロピルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−N−メチル−N−プロピルアミノフルオラ
ンなどが挙げられる。
【0019】本発明の記録材料の使用形態は従来から知
られている電子供与性無色染料と電子受容性化合物を用
いた感熱記録材料と同様な形態を取ることができ、特公
昭59−53193号、特開昭59−197463号、
特開昭62−114989号などに詳しく記載されてい
る。具体的には電子受容性化合物の代わりに本発明の一
般式(1)の化合物と有機求核試薬とを電子供与性無色
染料と共に適当な分散媒中で10μ以下好ましくは3μ
以下の粒径まで粉砕分散して用いる。分散媒としては、
一般に0.5ないし10%程度の濃度の水溶性高分子水
溶液が用いられる。その例としては、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、エピクロルヒドリン変成ポリアミド、エ
チレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体、イソブチレン−無水マレインサリチル
酸共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、メ
チロール変成ポリアクリルアミド、デンプン誘導体、カ
ゼイン、ゼラチンなどが挙げられる。
られている電子供与性無色染料と電子受容性化合物を用
いた感熱記録材料と同様な形態を取ることができ、特公
昭59−53193号、特開昭59−197463号、
特開昭62−114989号などに詳しく記載されてい
る。具体的には電子受容性化合物の代わりに本発明の一
般式(1)の化合物と有機求核試薬とを電子供与性無色
染料と共に適当な分散媒中で10μ以下好ましくは3μ
以下の粒径まで粉砕分散して用いる。分散媒としては、
一般に0.5ないし10%程度の濃度の水溶性高分子水
溶液が用いられる。その例としては、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、エピクロルヒドリン変成ポリアミド、エ
チレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体、イソブチレン−無水マレインサリチル
酸共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、メ
チロール変成ポリアクリルアミド、デンプン誘導体、カ
ゼイン、ゼラチンなどが挙げられる。
【0020】また別の使用形態として、本発明の一般式
(1)の化合物または有機求核試薬の一方を電子供与性
無色染料と共にマイクロカプセル中に含有させ、他方を
固体分散または乳化分散して使用してもよい。さらに本
発明において一般式(1)と有機求核試薬との反応を促
進させる添加剤たとえば酸または塩基性化合物を添加し
てもよい。
(1)の化合物または有機求核試薬の一方を電子供与性
無色染料と共にマイクロカプセル中に含有させ、他方を
固体分散または乳化分散して使用してもよい。さらに本
発明において一般式(1)と有機求核試薬との反応を促
進させる添加剤たとえば酸または塩基性化合物を添加し
てもよい。
【0021】本発明に用いるバインダーに耐水性を付与
する目的で、耐水化剤を加えたり、疎水性ポリマーのエ
マルジョン、具体的にはスチレンーブタジエンゴムラテ
ックス、アクリル樹脂エマルジョンを加えることもでき
る。
する目的で、耐水化剤を加えたり、疎水性ポリマーのエ
マルジョン、具体的にはスチレンーブタジエンゴムラテ
ックス、アクリル樹脂エマルジョンを加えることもでき
る。
【0022】分散はボールミル、サンドミル、横型サン
ドミル、アトライタ、コロイダルミルなどを用いて行わ
れる。
ドミル、アトライタ、コロイダルミルなどを用いて行わ
れる。
【0023】本発明で使用される一般式(1)で表され
る化合物と有機求核試薬の比は一般式(1)で表される
化合物1.0モルに対し、有機求核試薬を1.0〜20
当量使用することが好ましく、特に1.0〜10当量使
用することが好ましい。
る化合物と有機求核試薬の比は一般式(1)で表される
化合物1.0モルに対し、有機求核試薬を1.0〜20
当量使用することが好ましく、特に1.0〜10当量使
用することが好ましい。
【0024】熱応答性を改良するため熱可融性物質を感
熱発色層中に含有させることができる。熱可融性物質と
しては、芳香族エーテル、チオエーテル、脂肪族アミド
またはウレイドなどがその代表である。これらの例は特
開昭58−57989号、同58−87094号、同6
1−58789号、同62−109681号、同62−
132674号、同63−151478号、同63−2
35961号などに記載されている。
熱発色層中に含有させることができる。熱可融性物質と
しては、芳香族エーテル、チオエーテル、脂肪族アミド
またはウレイドなどがその代表である。これらの例は特
開昭58−57989号、同58−87094号、同6
1−58789号、同62−109681号、同62−
132674号、同63−151478号、同63−2
35961号などに記載されている。
【0025】これらは単独で分散するかあるいは一般式
(1)で表される化合物または有機求核試薬と共に微分
散して用いられる。これら使用量は一般式(1)で表さ
れる化合物に対して20%以上300%以下の重量比で
添加され、特に40%以上150%以下が好ましい。
(1)で表される化合物または有機求核試薬と共に微分
散して用いられる。これら使用量は一般式(1)で表さ
れる化合物に対して20%以上300%以下の重量比で
添加され、特に40%以上150%以下が好ましい。
【0026】本発明の一般式(1)の化合物の塗布量
は、任意だが、支持体上に0.1〜15.0g/m2 、
特に0.2〜10.0g/m2 が好ましい。
は、任意だが、支持体上に0.1〜15.0g/m2 、
特に0.2〜10.0g/m2 が好ましい。
【0027】このようにして得られた塗液には、更に種
々の要求を満たすために、必要に応じて添加剤が加えら
れる。添加剤の例としては記録時のヘッドの汚れを防止
するために、無機及び有機顔料、ポリウレアフィラーな
どの吸油性物質、ヘッドに対する離型性を高めるため、
脂肪酸、金属石鹸などが添加され、さらに種々の目的に
応じてワックス、帯電防止剤、消泡剤、導電剤、蛍光染
料、界面活性剤などを添加してもよい。
々の要求を満たすために、必要に応じて添加剤が加えら
れる。添加剤の例としては記録時のヘッドの汚れを防止
するために、無機及び有機顔料、ポリウレアフィラーな
どの吸油性物質、ヘッドに対する離型性を高めるため、
脂肪酸、金属石鹸などが添加され、さらに種々の目的に
応じてワックス、帯電防止剤、消泡剤、導電剤、蛍光染
料、界面活性剤などを添加してもよい。
【0028】本発明の感熱発色層中に添加される顔料
は、カオリン、焼成カオリン、タルク、ロウ石、ケイソ
ウ土、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、酸化亜鉛、リトポン、非晶質シリカ、コロ
イダルシリカ、焼成石膏、シリカ、炭酸マグネシウム、
酸化チタン、アルミナ、炭酸バリウム、硫酸バリウム、
マイカ、マイクロバルーン、尿素−ホルマリンフィラ
ー、ポリエステルパーティクル、セルロースフィラーな
どが挙げられる。
は、カオリン、焼成カオリン、タルク、ロウ石、ケイソ
ウ土、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、酸化亜鉛、リトポン、非晶質シリカ、コロ
イダルシリカ、焼成石膏、シリカ、炭酸マグネシウム、
酸化チタン、アルミナ、炭酸バリウム、硫酸バリウム、
マイカ、マイクロバルーン、尿素−ホルマリンフィラ
ー、ポリエステルパーティクル、セルロースフィラーな
どが挙げられる。
【0029】本発明の感熱発色層中に添加される金属石
鹸としては、高級脂肪酸多価金属塩たとえば、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カ
ルシウム、オレイン酸亜鉛などが挙げられる。
鹸としては、高級脂肪酸多価金属塩たとえば、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カ
ルシウム、オレイン酸亜鉛などが挙げられる。
【0030】本発明で用いる水溶性バインダーとして
は、合成ゴムラテックスあるいはエマルジョンが一般的
であるが、スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アク
リロニトリル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸
メチル−ブタジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマル
ジョンなどが挙げられる。これらバインダーの使用量は
顔料に対し、3〜100重量%好ましくは5〜50重量
%である。
は、合成ゴムラテックスあるいはエマルジョンが一般的
であるが、スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アク
リロニトリル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸
メチル−ブタジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマル
ジョンなどが挙げられる。これらバインダーの使用量は
顔料に対し、3〜100重量%好ましくは5〜50重量
%である。
【0031】本発明で用いる支持体には、上質紙、再生
紙、合成紙、プラスチックフィルムなどが挙げられ、こ
れらの支持体上に下塗り層を設けてもよく、下塗り層中
には消色防止剤、界面活性剤などを添加してもよい。
紙、合成紙、プラスチックフィルムなどが挙げられ、こ
れらの支持体上に下塗り層を設けてもよく、下塗り層中
には消色防止剤、界面活性剤などを添加してもよい。
【0032】本発明の感熱発色層上に保護層を設けても
よい。またこの保護層は必要に応じて2層以上積層して
もよい。さらに支持体のカールバランスを補正するため
あるいは裏面の耐薬品性を向上させる目的で、裏面に塗
布層を設けてもよく、裏面に接着剤を塗布し、これに剥
離紙を組み合わせてラベルの形態にしてもよい。
よい。またこの保護層は必要に応じて2層以上積層して
もよい。さらに支持体のカールバランスを補正するため
あるいは裏面の耐薬品性を向上させる目的で、裏面に塗
布層を設けてもよく、裏面に接着剤を塗布し、これに剥
離紙を組み合わせてラベルの形態にしてもよい。
【0033】また保護層中に感熱ヘッドとのマッチング
性を向上させる目的で、顔料、金属石鹸、ワックス、耐
水化剤などを添加してもよい。さらに保護層を感熱発色
層上に塗布する際に均一な保護層とするために界面活性
剤を添加してもよい。界面活性剤としてはスルホコハク
酸のアルカリ金属塩、フッ素含有界面活性剤が用いられ
る。具体的にはジ−(n−ヘキシル)スルホコハク酸、
ジ−(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸などのナト
リウム塩またはアンモニウム塩などが好ましいが、アニ
オン系界面活性剤なら効果が認められる。
性を向上させる目的で、顔料、金属石鹸、ワックス、耐
水化剤などを添加してもよい。さらに保護層を感熱発色
層上に塗布する際に均一な保護層とするために界面活性
剤を添加してもよい。界面活性剤としてはスルホコハク
酸のアルカリ金属塩、フッ素含有界面活性剤が用いられ
る。具体的にはジ−(n−ヘキシル)スルホコハク酸、
ジ−(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸などのナト
リウム塩またはアンモニウム塩などが好ましいが、アニ
オン系界面活性剤なら効果が認められる。
【0034】本発明の感熱記録材料を用いた記録方式と
しては、熱ヘッドなどにより行うもの、近赤外吸収色素
を添加した記録材料中に近赤外領域に発振波長を有する
レーザー光を照射して画像形成をおこなうものなどがあ
る。
しては、熱ヘッドなどにより行うもの、近赤外吸収色素
を添加した記録材料中に近赤外領域に発振波長を有する
レーザー光を照射して画像形成をおこなうものなどがあ
る。
【0035】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれに限定
されるものではない。実施例において特に指定のない限
り、%は重量%を表す。 〔実施例−1〕(各種分散液及び塗布液の調製) 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン(電子供与性無色染料)、(4−アセトキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン(一般
式(1)で表される化合物)、ベンゾヒドロキサム酸
(有機求核試薬)及び2−ベンジルオキシナフタレン
(熱可融性物質)をそれぞれ20gずつ計り取り、それ
ぞれに5%ポリビニルアルコール(クラレ PVA10
5)水溶液100gに加え、一昼夜ボールミルで分散し
分散液を得た(体積平均粒径を1.5μm以下)。また
炭酸カルシウム80gをヘキサメタリン酸ナトリウムの
0.5%水溶液160gとともにホモジナイザーで分散
した。以上の各分散液を3−ジブチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオランの分散液5g、(4−アセ
トキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)ス
ルホンの分散液10g、ベンゾヒドロキサム酸の分散液
10g、2−ベンジルオキシナフタレンの分散液5g、
炭酸カルシウムの分散液5gの割合で混合し、更に21
%ステアリン酸亜鉛エマルジョン3gを添加して塗布液
とした。 (塗布及び塗布紙の調製)上記の塗布液を秤量50g/
m2 の上質紙上にワイヤーバーを用いて塗布し(塗布層
の乾燥重量5g/m2 )、キャレンダー処理を行い塗布
紙を得た。 (記録及び評価)以上のようにして得られた塗布紙を感
熱静発色試験機を用いて、120℃、5秒間加熱した。
加熱部の発色濃度をマクベス濃度計で測定した結果、発
色濃度は1.35であった。
されるものではない。実施例において特に指定のない限
り、%は重量%を表す。 〔実施例−1〕(各種分散液及び塗布液の調製) 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン(電子供与性無色染料)、(4−アセトキシフェニ
ル)−(4−イソプロポキシフェニル)スルホン(一般
式(1)で表される化合物)、ベンゾヒドロキサム酸
(有機求核試薬)及び2−ベンジルオキシナフタレン
(熱可融性物質)をそれぞれ20gずつ計り取り、それ
ぞれに5%ポリビニルアルコール(クラレ PVA10
5)水溶液100gに加え、一昼夜ボールミルで分散し
分散液を得た(体積平均粒径を1.5μm以下)。また
炭酸カルシウム80gをヘキサメタリン酸ナトリウムの
0.5%水溶液160gとともにホモジナイザーで分散
した。以上の各分散液を3−ジブチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオランの分散液5g、(4−アセ
トキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニル)ス
ルホンの分散液10g、ベンゾヒドロキサム酸の分散液
10g、2−ベンジルオキシナフタレンの分散液5g、
炭酸カルシウムの分散液5gの割合で混合し、更に21
%ステアリン酸亜鉛エマルジョン3gを添加して塗布液
とした。 (塗布及び塗布紙の調製)上記の塗布液を秤量50g/
m2 の上質紙上にワイヤーバーを用いて塗布し(塗布層
の乾燥重量5g/m2 )、キャレンダー処理を行い塗布
紙を得た。 (記録及び評価)以上のようにして得られた塗布紙を感
熱静発色試験機を用いて、120℃、5秒間加熱した。
加熱部の発色濃度をマクベス濃度計で測定した結果、発
色濃度は1.35であった。
【0036】〔実施例2〕(4−アセトキシフェニル)
−(4−イソプロポキシフェニル)スルホンを1,1−
ビス(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−2
−エチルヘキサンにかえた以外は実施例1と同様の操作
を行った。発色濃度は1.37であった。
−(4−イソプロポキシフェニル)スルホンを1,1−
ビス(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−2
−エチルヘキサンにかえた以外は実施例1と同様の操作
を行った。発色濃度は1.37であった。
【0037】〔実施例3〕(4−アセトキシフェニル)
−(4−イソプロポキシフェニル)スルホンを1,1−
ビス(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−2
−エチルヘキサンに、ベンゾヒドロキサム酸をN−メチ
ルベンゾヒドロキサム酸にかえた以外は実施例1と同様
の操作を行った。発色濃度は1.35であった。
−(4−イソプロポキシフェニル)スルホンを1,1−
ビス(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−2
−エチルヘキサンに、ベンゾヒドロキサム酸をN−メチ
ルベンゾヒドロキサム酸にかえた以外は実施例1と同様
の操作を行った。発色濃度は1.35であった。
【0038】〔実施例4〕(4−アセトキシフェニル)
−(4−イソプロポキシフェニル)スルホンを1,1−
ビス(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−2
−エチルヘキサンに、ベンゾヒドロキサム酸をベンゼン
スルホヒドロキサム酸にかえた以外は実施例1と同様の
操作を行った。発色濃度は1.36であった。
−(4−イソプロポキシフェニル)スルホンを1,1−
ビス(4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニル)−2
−エチルヘキサンに、ベンゾヒドロキサム酸をベンゼン
スルホヒドロキサム酸にかえた以外は実施例1と同様の
操作を行った。発色濃度は1.36であった。
【0039】〔実施例5〕 (マイクロカプセル液の調製)電子供与性無色染料とし
て2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−ブ
チルアミノフルオラン8g、3,3−ビス(1−オクチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド0.8
gと一般式(1)で表される化合物ビス〔4−(2−エ
チルヘキサノイル)オキシフェニル〕スルホン8gとカ
プセル壁剤のタケネートD−110N(武田薬品工業株
式会社製)13.6gを酢酸エチル20gに溶解した。
この溶液を8%ポリビニルアルコール水溶液40gと水
14gを混合した水相中に加え、エースホモジナイザー
(日本精機株式会社製)を用いて8000rpmで3分
間乳化を行った。得られた乳化液に水71gとテトラエ
チレンペンタアミン0.56gを加え30℃で1時間攪
拌し、次いで40℃で3時間攪拌を行って平均粒径0.
8μのマイクロカプセル液を得た。 (有機求核試薬の乳化液の調製)構造式(2)で表され
る化合物8g、ベンゾヒドロキサム酸8g、マレイン酸
ジエチル0.2gを酢酸エチル8gに溶解した。 構造式(2)
て2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−ブ
チルアミノフルオラン8g、3,3−ビス(1−オクチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド0.8
gと一般式(1)で表される化合物ビス〔4−(2−エ
チルヘキサノイル)オキシフェニル〕スルホン8gとカ
プセル壁剤のタケネートD−110N(武田薬品工業株
式会社製)13.6gを酢酸エチル20gに溶解した。
この溶液を8%ポリビニルアルコール水溶液40gと水
14gを混合した水相中に加え、エースホモジナイザー
(日本精機株式会社製)を用いて8000rpmで3分
間乳化を行った。得られた乳化液に水71gとテトラエ
チレンペンタアミン0.56gを加え30℃で1時間攪
拌し、次いで40℃で3時間攪拌を行って平均粒径0.
8μのマイクロカプセル液を得た。 (有機求核試薬の乳化液の調製)構造式(2)で表され
る化合物8g、ベンゾヒドロキサム酸8g、マレイン酸
ジエチル0.2gを酢酸エチル8gに溶解した。 構造式(2)
【0040】
【化4】
【0041】得られた溶液を15%ポリビニルアルコー
ル水溶液24g、水40g及び2%ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.5gを混合した水相に加えた
後、エースホモジナイザー(日本精機株式会社製)を用
いて10,000rpmで10分間攪拌し、平均粒径
0.5μの乳化物を得た。 (感熱記録材料の作成)前記のカプセル液3g、乳化液
5g及び水2gを混合、攪拌した液を厚さ70μの透明
なポリエチレンテレフタレート(PET)支持体上に固
形分で10g/m 2 になるように塗布し感熱記録材料を
得た。 (記録及び評価)以上のようにして得られた感熱記録材
料を感熱静発色試験機(新東科学(株)製)を用いて1
20℃、5秒間加熱した。発色部の透過濃度を透過マク
ベス濃度計(TD−904)で測定した。濃度は2.3
であった。
ル水溶液24g、水40g及び2%ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.5gを混合した水相に加えた
後、エースホモジナイザー(日本精機株式会社製)を用
いて10,000rpmで10分間攪拌し、平均粒径
0.5μの乳化物を得た。 (感熱記録材料の作成)前記のカプセル液3g、乳化液
5g及び水2gを混合、攪拌した液を厚さ70μの透明
なポリエチレンテレフタレート(PET)支持体上に固
形分で10g/m 2 になるように塗布し感熱記録材料を
得た。 (記録及び評価)以上のようにして得られた感熱記録材
料を感熱静発色試験機(新東科学(株)製)を用いて1
20℃、5秒間加熱した。発色部の透過濃度を透過マク
ベス濃度計(TD−904)で測定した。濃度は2.3
であった。
【0042】〔実施例−6〕実施例−5のマイクロカプ
セル液調製時に下記構造式(3)で表される塩基性化合
物0.8gをを加えた以外は実施例−5と同様の操作を
行った。 構造式(3)
セル液調製時に下記構造式(3)で表される塩基性化合
物0.8gをを加えた以外は実施例−5と同様の操作を
行った。 構造式(3)
【0043】
【化5】
【0044】濃度は2.45であった。
【0045】〔実施例−7〕実施例−5の有機求核試薬
の乳化液に代えてベンゾヒドロキサム酸20gを5%ポ
リビニルアルコール(クラレ PVA105)水溶液1
00gに加えた分散液(体積平均粒径を1.5μm以
下)を用い、更にマイクロカプセル液調製時に上記構造
式(3)で表される塩基性化合物0.8gをを加えた以
外は実施例5と同様の操作を行い塗布液を作製した。こ
の塗布液を上質紙上にワイヤーバーを用いて、塗布層の
乾燥重量が5g/m2 になるように塗布し、キャレンダ
ー処理を行い感熱記録材料を得た。この感熱記録材料を
実施例−5と同様に記録、評価した結果、濃度は1.5
であった。
の乳化液に代えてベンゾヒドロキサム酸20gを5%ポ
リビニルアルコール(クラレ PVA105)水溶液1
00gに加えた分散液(体積平均粒径を1.5μm以
下)を用い、更にマイクロカプセル液調製時に上記構造
式(3)で表される塩基性化合物0.8gをを加えた以
外は実施例5と同様の操作を行い塗布液を作製した。こ
の塗布液を上質紙上にワイヤーバーを用いて、塗布層の
乾燥重量が5g/m2 になるように塗布し、キャレンダ
ー処理を行い感熱記録材料を得た。この感熱記録材料を
実施例−5と同様に記録、評価した結果、濃度は1.5
であった。
【0046】〔実施例−8〕実施例−5のビス〔4−
(2−エチルヘキサノイル)オキシフェニル〕スルホン
を3−クロロ−4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニ
ル)−(2−メチル−4−メチルフェニル)スルホンに
代え、更に上記構造式(3)で表される塩基性化合物を
加えた以外は実施例−5と同様の操作を行った。濃度は
2.5であった。
(2−エチルヘキサノイル)オキシフェニル〕スルホン
を3−クロロ−4−p−ニトロベンゾイルオキシフェニ
ル)−(2−メチル−4−メチルフェニル)スルホンに
代え、更に上記構造式(3)で表される塩基性化合物を
加えた以外は実施例−5と同様の操作を行った。濃度は
2.5であった。
【0047】〔比較例−1〕実施例−1において、ベン
ゾヒドロキサム酸を用いなかった以外は実施例−1と同
様の操作を行った。全く発色しなかった。
ゾヒドロキサム酸を用いなかった以外は実施例−1と同
様の操作を行った。全く発色しなかった。
【0048】〔比較例−2〕実施例−1において、(4
−アセトキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホンとベンゾヒドロキサム酸の代わりにビスフ
ェノールSを用いた以外は実施例−1と同様の操作を行
った。発色濃度は1.36であった。
−アセトキシフェニル)−(4−イソプロポキシフェニ
ル)スルホンとベンゾヒドロキサム酸の代わりにビスフ
ェノールSを用いた以外は実施例−1と同様の操作を行
った。発色濃度は1.36であった。
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体上に感熱発色層を設けた感熱記録
材料において、感熱発色層中に電子供与性無色染料と下
記一般式(1)で表される分子内にアシルオキシ基を有
する化合物及びアルキルアミン類、アリールアミン類、
チオフェノール類、メルカプタン類、スルフィン酸類、
活性メチレン類、オキシム類、ヒドロキサム酸類、ヒド
ロキシルアミン類から選ばれた少なくとも一種の有機求
核試薬を含むことを特徴とする感熱記録材料。 一般式(1) 【化1】 上式中、R1 は−COR3 を、R2 は炭素原子数1〜1
2のアルキル基、炭素原子数5〜7のシクロアルキル
基、炭素原子数6〜12のアリール基、炭素原子数7〜
9のアラルキル基、炭素原子数3〜5のアルケニル基ま
たは−COR3 を、Xは2価の基を、Yは水素原子、炭
素原子数1〜12のアルキル基、炭素原子数5〜7のシ
クロアルキル基、炭素原子数6〜12のアリール基、炭
素原子数7〜9のアラルキル基、炭素原子数3〜5のア
ルケニル基またはハロゲン原子を、R3 は炭素原子数1
〜18のアルキル基、炭素原子数6〜12のアリール
基、炭素原子数7〜10のアラルキル基または炭素原子
数1〜8のアルコキシ基を表す。 - 【請求項2】 有機求核試薬が、オキシム誘導体または
ヒドロキサム酸誘導体であることを特徴とする請求項1
記載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089863A JPH06297845A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089863A JPH06297845A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 感熱記録材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297845A true JPH06297845A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13982629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5089863A Pending JPH06297845A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 感熱記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06297845A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108026468A (zh) * | 2015-07-28 | 2018-05-11 | 路博润公司 | 用于润滑组合物的密封溶胀剂 |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP5089863A patent/JPH06297845A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108026468A (zh) * | 2015-07-28 | 2018-05-11 | 路博润公司 | 用于润滑组合物的密封溶胀剂 |
CN108026468B (zh) * | 2015-07-28 | 2021-06-18 | 路博润公司 | 用于润滑组合物的密封溶胀剂 |
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