JPH06297493A - 微細孔を有する樹脂成形体,並びにその成形方法およびその成形金型 - Google Patents

微細孔を有する樹脂成形体,並びにその成形方法およびその成形金型

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JPH06297493A
JPH06297493A JP11228093A JP11228093A JPH06297493A JP H06297493 A JPH06297493 A JP H06297493A JP 11228093 A JP11228093 A JP 11228093A JP 11228093 A JP11228093 A JP 11228093A JP H06297493 A JPH06297493 A JP H06297493A
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DAINICHI KANAGATA SEISAKUSHO KK
Taiho Kogyo Co Ltd
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DAINICHI KANAGATA SEISAKUSHO KK
Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細孔を形成するピンの離型を容易にして成
型体に歪、ひび割れなどを発生させない。 【構成】 キャビティ型14aのキャビティ壁部の一部
に、多数の微細孔35を穿設した穿孔壁28を設け、こ
の微細孔35に多数の微細孔ピン34を往復運動可能に
挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細な透孔を多数有す
る樹脂成形体の成形方法およびその樹脂成形金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気/電子機器、自動車、等に用いられ
るプラスチック筐体において、放熱孔や音孔部はプラス
チック筐体の一部に金属製パンチングネットや、サラン
ネットを貼つけている場合が殆どである。図8はテレビ
キャビネットの音孔部に金属製パンチングネットを貼っ
た例であり、テレビキャビネット本体101の前面両側
部に設けられている音孔部102には金属製パンチング
ネット103が貼着されている。
【0003】このようにわざわざ金属製パンチングネッ
トや、サランネットを貼つける理由は、音孔部の孔の径
が約0.3mm、ピッチが約1mmの微細孔で、しかも孔の数
が数万個に達するので、プラスチック成形品で一体に成
形することが困難であったからである。従来プラスチッ
ク筐体で、射出成形時に同時に放熱孔や音孔部を形成す
る場合もあるが、その場合でも孔径はせいぜい約2mm
で、ピッチも約3〜4mm程度のもので微細孔の形成は不
可能であった。
【0004】従来、プラスチック成形体の射出成形時に
同時に透孔を形成するのに用いる金型構成としては、図
9に例示したA,B,C,Dの場合が一般的であった。
なお図9において、104はキャビティ型、105は可
動側型板、106はコア型、107はスライドコア型、
108は成型キャビティ、109は成型キャビティ10
8に充填された樹脂である。
【0005】図9におけるAの場合について、図10に
より説明すると、金型のコア型106の表面に放電加工
またはフライス加工で角錐状や円錐状の突起110を多
数形成し、キャビティ型104と突き合わせてキャビテ
ィ108に樹脂109を射出して透孔を形成する例であ
る。
【0006】図9におけるBの場合について、図11に
より説明すると、コア型106に穿設した多数の孔11
1から固定ピン112を突きだして固定して透孔を形成
する例である。
【0007】図9におけるCの場合について、図12に
より説明すると、コア型106に固定ピン112を立て
るとともにキャビティ型104にも固定ピン112と同
じ径の凸部114を設け、固定ピン112と凸部114
とを突き合わせて透孔を形成する例である。
【0008】図9におけるDの場合は、スライドコア型
107に上述のような固定ピンを立てて透孔を形成する
例である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
金型構造では、微細孔の孔径、ピッチをあまり小さくす
ることができず、微細化に限度があるという問題点があ
った。
【0010】すなわち、Aの場合は、金型表面に一体に
多数の突起を形成させる際、金型の加工上の制約から孔
径、ピッチをあまり小さくできなく、また成形時のガス
抜きが悪いので樹脂の充填不良を招き易く、微細孔の形
成が困難という問題点があった。
【0011】また、透孔が微細になればなる程離型抵抗
が増し離型不良を起こすという問題があり、微細な孔を
ある一定の面積内に多数形成することが非常に難しく、
この点からも微細化に限界があった。特に放電加工や切
削により突起を形成する場合、微細になればなる程その
表面の仕上げが難しくなり、離型抵抗が大きくなり過ぎ
て製品面にヘアークラックや破壊が生じるので、型の抜
き勾配は5°以上が必要になっていた。この抜き勾配が
大きいということは、樹脂が流動する空間が減少するこ
とであり、結果としてより高い樹脂圧力が必要となり、
金型的にも製品的にも無理な状態で成形することになり
好ましくないという問題点もあった。
【0012】つぎに、Bの場合は、金型に多数突設した
孔と固定ピンとの隙間からガスが逃げるので成形時のガ
ス抜きによる充填不良という問題は解決することができ
る。
【0013】しかし、プラスチック筐体の厚みは普通
2.5〜3.5mmであるので、この厚みのままで例えば0.3
mmの微細孔をあけようとすると、固定ピンの直径対長さ
の比が約10倍になり強度的に極めて弱いものになる。
【0014】しかも射出成形の離型時には離型を容易に
するため、固定ピンのそれぞれにテーパをつけることが
必要であり、仮にテーパが3°であるとしても、先端と
根元では約0.3mmの寸法差がでるので孔同士を接近させ
ることができなく、したがってピッチをあまり小さくで
きない問題点を有している。実際にはこのような小さな
孔の離型を確実にするには、テーパはできれば8°最低
でも5°は必要である。
【0015】したがって固定ピンを突き出す金型構造で
は、上記困難を避けようとしてテレビキャビネットにお
けるプラスチック筐体の音孔部の肉厚を例えば1.6mmと
薄くする工夫が生まれているが、このように肉厚を薄く
すると、強度が非常に弱くなるので、図11に示すよう
に裏面をリブ113で補強することが必要となる。その
結果、リブ部113の部分には固定ピンが存在しなく、
細孔が形成できなくなるからプラスチック筐体を表面か
ら見ると、細孔が存在しない箇所が発生し、製品の外観
が意匠的に劣る結果となる問題点があった。
【0016】つぎにCの場合は、リブ部の表面にも透孔
の開口部と同じ形状を形成して意匠的な問題は解消する
が、図12に示すようにプラスチック筐体の前面のみに
透孔部を設ける場合は問題ないが、前面と側面部の二面
に透孔部を設けようとした時は、側面の微細孔を形成す
る固定ピンとキャビティ型の凸部の両方が離型を妨げる
ので、側面のキャビティ型に設けた凸部の部分を外側
へ、コア型に設けた固定ピンの部分を内側へとスライド
機構などを付けてアンダーカット処理をする必要が生
じ、金型構造上で問題点があった。
【0017】つぎにDの場合は、側面部に透孔部を形成
することができるが、金型が開くときのスライドコア型
107の移動により固定ピンは成型キャビティから後退
するが、その際の固定ピンの離型力により成形体にヘア
ークラックが生じたり、成型体自体が破壊したりする問
題点があった。
【0018】ここで、固定ピンによる離型抵抗について
詳細に説明する。固定ピンにはテーパをつけて離型を容
易にしなくてはならないことは既に述べたが、離型抵抗
は固定ピンの数に比例して大きくなることが経験的にわ
かっている。一方、孔の径とピッチが小さくなると必然
的に単位面積当りの孔数が増大するので、結局、孔の径
とピッチが小さくなると単位面積当りの離型抵抗は飛躍
的に増大する。例えば、孔の径が2mmでピッチが5mmの
場合は1cm2 当りの孔数は9個であるから仮に離型抵抗
が固定ピン1本当り300グラム重だとすると1cm2
りの離型力は2.7キログラム重である。しかし、孔径を
0.3mm、ピッチを1.0mmとすると1cm2 当りの孔数は1
00個となるから仮に離型抵抗が孔径が大きい時と同じ
であるとしても、1cm2 当りの離型力は30キログラム
重すなわち30kgf/cm2 という大きな値になる。このよ
うに離型抵抗が大きな値になると、成形品に与える歪が
大きくなり、離型時に透孔部に「ひび割れ」を生じる結
果となる。したがって図10,図11,図12の金型構
造でも孔径とピッチが小さい微細孔部の成形をするに
は、実用的でなかった。
【0019】以上のような理由から、例えばテレビキャ
ビネットのようなプラスチック筐体の場合、図8に示す
ようにプラスチック筐体を成形した後、金属製パンチン
グネットまたはサランネットを貼る工程が必要で、その
分プラスチック筐体のコストアップを招くという問題が
あった。
【0020】本発明は、上記問題を解決することを目的
とするもので、径が0.3mmもしくはそれ以下の孔径でピ
ッチが約1mm前後で数万個におよぶ微細孔を有する成形
体を、成形時におけるガス抜き不良に起因する樹脂の充
填不良もなく、また微細孔形成用のピンの離型は成形体
に歪をあたえることなく平滑に行うことができ、しかも
成形体が筐体状の場合でもその前面と側面にまたがって
同時に微細孔を形成することができる樹脂成形体の成形
方法およびその成形金型を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の微細孔を有する樹脂成形体の成形方法におい
ては、キャビティ壁部の一部に多数の微細孔を穿設し、
この微細孔内に挿入されて往復動する多数の微細孔ピン
を有する一方の金型と他方の金型とを型締めして成形キ
ャビティを形成し、このキャビティ内に上記微細孔ピン
を突出させてその先端を他方の金型のキャビティ壁部に
当接し、ついで上記成形キャビティ内に樹脂を射出充填
して固化させてのち上記微細孔ピンを成形キャビティ内
より後退させ、しかるのち上記両金型の型締めを開放し
て成形体を取り出すものである。
【0022】また微細孔は、キャビティ型のキャビティ
壁部の一部に穿設し、この微細孔内に微細孔ピンを往復
動させるようにするとより効果的である。
【0023】さらに、プラスチック筐体を成形するため
のキャビティ型のキャビティ壁部の表面の一部に多数の
微細孔を穿設した穿孔壁をはめ込み、上記穿孔壁と、上
記穿孔壁の微細孔を貫通して案内される多数の微細孔ピ
ンと、上記微細孔ピンを固定した移動台と、上記穿孔壁
に対面し、かつ上記コア型のキャビティ壁部に設けられ
たリブ溝壁とで微細孔形成手段を構成し、上記キャビテ
ィ型と上記コア型とを閉じたのち上記移動台を上記穿孔
壁に向かって前進させて上記微細孔ピンを上記穿孔壁の
微細孔から所定寸法突出させて上記リブ溝壁と当接さ
せ、樹脂の射出後所定の冷却時間の経過ののち上記移動
台を上記穿孔壁から後退させて上記微細孔ピンを成形品
から抜きさり、その後キャビティ型とコア型とを開いて
成形品を取り出すようにすることもできる。
【0024】また、本発明における微細孔を有する樹脂
成形体の成形金型は、成形キャビティを形成する金型の
一方が、そのキャビティ壁部の一部に穿設した多数の微
細孔と、この微細孔内に挿入されて往復動する多数の微
細孔ピンとを備えている。
【0025】また往復動する微細孔ピンが挿入される微
細孔は、キャビティ型のキャビティ壁部の一部に穿設す
ると効果的である。
【0026】また、往復動する微細孔ピンが挿入される
微細孔を金型のキャビティ壁部と別体の多孔体とするこ
ともできる。
【0027】さらに、プラスチック筐体を成形するため
のキャビティ型の表面の一部に多数の微細孔を穿設した
穿孔壁をはめ込み、上記穿孔壁と、上記穿孔壁の微細孔
を貫通して案内される微細孔ピンと、上記微細孔ピンを
固定した移動台と、上記穿孔壁に対面する上記コア型の
キャビティ壁部に設けられたリブ溝壁とで構成される微
細孔形成手段を備えさせても良い。
【0028】さらにまた、プラスチック筐体を成形する
ためのキャビティ型のキャビティ壁部表面の一部に多数
の微細孔を穿設した穿孔壁をはめ込み、上記穿孔壁と、
上記穿孔壁の微細孔を貫通して案内される微細孔ピン
と、上記微細孔ピンを固定した移動台と、上記穿孔壁に
対面する上記コア型のキャビティ壁部に設けられたリブ
溝壁とで微細孔形成手段を構成し、上記移動台を上記穿
孔壁に対し前後進させる駆動機構を備えることもでき
る。
【0029】さらに、プラスチック筐体の前面壁に対応
するキャビティ壁部の一部および上記前面壁の面とほぼ
直角に交差する側面壁に対応するキャビティ壁部の一部
に、それぞれ穿孔壁をはめ込み、独立する2個の微細孔
形成手段を備えることも有効である。
【0030】
【作用】上記のように構成された本発明の微細孔を有す
る樹脂成形体の成形方法によれば、キャビティ内に樹脂
を射出する時点では、微細孔内に挿入された微細孔ピン
が成形キャビティ内に突出されている状態で樹脂が充填
され、ついで、このキャビティ内の樹脂が冷却固化して
成形体が形成されたのち、この成形体が金型のキャビテ
ィ壁部により型締め圧で挟持されたままで微細孔ピンを
成形体から後退させるので、微細孔ピンの離型抵抗によ
って成形体にあたえる歪を小さくするように作用して、
微細孔を多数形成することができる。
【0031】また、微細孔と、この微細孔に挿入される
微細孔ピンとの間から成形キャビティ内の気体は金型外
に排出されるように作用するので、樹脂の充填不良の障
害は解消できる。
【0032】また、微細孔およびこの微細孔に挿入され
る微細孔ピンをキャビティ型側に設けると、成形体に補
強のためのリブが必要な時でも、そのリブの表面に微細
孔を形成することができ、その上成形体が筐体状の場合
でも、成形体の離型時には微細孔ピンは成形キャビティ
より後退させているので、筐体の前面および側面に同時
に微細孔ならびに補強のリブを形成することもできる。
【0033】さらに、本発明の微細孔を有する樹脂成形
体の成形金型によれば、成形キャビティのキャビティ壁
部の一部に微細孔を有し、この微細孔に微細孔ピンが往
復動可能に挿入されていることにより、微細孔ピンの離
型抵抗による成形体への悪影響を除去できる。
【0034】また、微細孔およびこの微細孔に挿入され
る微細孔ピンをキャビティ型側に設けると、筐体状成形
体の直交するような正面、側面に同時に微細孔の形成が
でき、微細孔ピンの駆動機構が簡単に金型構成に導入で
きる。というのは、コア型には金型の加熱、冷却機構、
成形体の離型機構が導入されており、微細孔ピンの駆動
機構の導入が複雑となる。
【0035】また、微細孔は多数穿設する必要があるの
で、成形キャビティ壁部に直接穿設することもできる
が、別体の多孔体を設けることにより微細孔が穿設し易
くなるように作用する。
【0036】
【実施例】図6は本発明の一実施例により成形したプラ
スチック筐体の一例である。テレビキャビネットの例で
あるが、前面壁20の一部に前面音孔部21が、また側
面壁22に側面音孔部23が設けられている。
【0037】図6におけるA−A線における断面図を図
7に示すと、補強用のリブ15の位置を含めて前面音孔
部21の全面に微細孔24が穿孔されている。この実施
例では、微細孔24の直径が0.35mmであり、ピッチは1.
02mmと1.76mmである。
【0038】図1は本発明の一実施例の金型の要部を示
した断面図であって、テレビキャビネットの前面壁20
の部分が20aで、側面壁22の部分が22aで示され
ている。
【0039】したがって前面音孔部21、側面音孔部2
3はそれぞれ図示された位置に形成される。10aはコ
ア型を、14aはキャビティ型をそれぞれ示し、上記キ
ャビティ型14aの、前面音孔部21と側面音孔部23
とに対応する位置に、微細孔形成手段26がそれぞれ設
けられており、一方を26A、他方を26Bとする。上
記微細孔形成手段26の詳細構造と動作を図2、図3の
拡大断面図を用いて説明する。
【0040】図1の前面音孔部21と側面音孔部23に
対応するキャビティ型14aのキャビティ壁面の一部に
は穿孔壁28が設けられている。穿孔壁28には微細孔
ピン34を案内するための微細孔35が多数個穿設され
ている。微細孔ピン34は、根元の直径の大きい固定端
34aと、小径の先端部34cと、先端部34cと固定
端34aとを連結する中径部34bとよりなり、微細孔
35は、微細孔ピン34の中径部34bが挿入される部
分35bと、先端部34cが挿入される部分35cとの
二段孔となっている。上記の先端部34cの直径は、目
的とする成形品すなわちテレビキャビネットの音孔部2
1,23の微細孔24の径とほぼ等しくしておく。また
微細孔ピン34の中径部34bは、ピン固定板32に穿
設された多数個の中径孔33に嵌着されていて、固定端
34aがピン固定板32と移動台36との間で挟まれる
ことにより微細孔ピン34が移動台36に固定され、移
動台36と共に前後運動できるようになっている。
【0041】また上記穿孔壁28と向かい合うコア型1
0aのキャビティ壁面部の一部にはリブ溝壁30が設け
られている。
【0042】上述したように微細孔形成手段26は、穿
孔壁28と、リブ溝壁30と、移動台36にピン固定板
32により固定された微細孔ピン34とにより構成され
ている。
【0043】図2は移動台36が矢印Bの方向に前進し
た状態を示しており、微細孔ピン34の先端部34cが
リブ溝壁30に当接している。そして穿孔壁28と、リ
ブ溝壁30とで構成された音孔部キャビティ54に微細
孔ピン34を突出させた状態で樹脂55が射出される。
【0044】図3は移動台36が矢印Cの方向に後退し
た状態を示しており、微細孔ピン34の先端部34cは
冷却固化された樹脂55から抜け出し微細孔24が形成
されている。この後、金型を開いて成形品を取り出す。
【0045】つぎに図1を用いて金型全体の構成と、上
記微細孔形成手段26の駆動手段について説明する。
【0046】50はコア型取付板で、この上にコア型1
0aが組み付けられている。コア型取付板50は射出成
形機の可動盤に取り付けられている。
【0047】48はキャビティ型取付板で、この上にキ
ャビ外枠52が組み付けられ、このキャビ外枠52にキ
ャビティ型14aが組み付けられている。上記キャビテ
ィ型取付板48は射出成形機の固定盤に取り付けられて
動かないのが通常であるが、この場合は図示していない
が、もう一つのキャビティ型保持台があって、このキャ
ビティ型保持台が射出成形機の固定盤に取り付けられ、
上記キャビティ型取付板48はキャビティ型保持台の上
で矢印D方向に往復動可能に案内保持されている。また
固定カムA44と固定カムB46も上記キャビティ型保
持台に取り付けられている。
【0048】図1に示すように、テレビキャビネットの
前面壁20の部分20aと、側面壁22の部分22aと
は、直角に近い角度で交差している。したがって前面壁
20の前面音孔部21を形成するための微細孔形成手段
26Bと側面壁22の側面音孔部23を形成するための
微細孔形成手段26Aとは、ほぼ直角に近い角度で交差
している矢印E、F方向に往復動可能にキャビティ型1
4aに取り付けられている。
【0049】微細孔形成手段26Bの移動台36Bは上
記したようにキャビティ型14aに案内されて矢印F方
向に往復動可能であるが、移動台36Bの前部で斜板3
8のアリ溝38bに噛み合っている。
【0050】また微細孔形成手段26Aの移動台36A
は上記したようにキャビティ型14aに案内されて矢印
E方向に往復動可能であるが、移動台36Aは連結棒4
0により移動カム42に連結されている。
【0051】成形作業の始まりと共に、コア型取付板5
0がキャビティ型取付板48の方向に前進し型を閉じ、
微細孔成形手段26は、移動台36が図2のように矢印
B方向に移動してコア型10aとキャビティ型14aと
で囲まれたキャビティ16内に微細孔ピン34を突出さ
せており、この状態で樹脂がキャビティ16内に射出さ
れる。冷却時間が経過して射出された樹脂が冷却固化し
た後型を開けると、上記のコア型取付板50とキャビテ
ィ型取付板48は、閉じたまま、すなわち、穿孔壁28
とリブ溝壁30が固化した樹脂を挟持した状態で、キャ
ビティ型保持台に対し矢印G方向に移動する。固定カム
A44と固定カムB46とは上述したようにキャビティ
型保持台に固定されているので、固定カムA44と固定
カムB46とは上記キャビティ型10aおよびコア型1
4aに対し相対的に矢印H方向に動く。この相対運動に
より固定カム44のカム面44aが移動カム42のカム
面42aに当接して微細孔形成手段26Aの移動台36
Aを矢印E方向に動かし、微細孔ピン34を樹脂55の
部分22aから引き抜き、成形体の側面壁22の側面音
孔部23に微細孔24を形成する。
【0052】同時に固定カムB46のカム面46aが斜
板38のカム面38aに当接して微細孔形成手段26B
の移動台36Bを矢印F方向に動かし、微細孔ピン34
を樹脂55の部分20aから引き抜き成形体の前面壁2
0の前面音孔部21に微細孔24を形成する。ついで、
コア型取付板50とキャビティ取付板48を開くとテレ
ビキャビネットの成形体が得られる。
【0053】一般に射出成形において成形の終った製品
を金型から取り外すのに必要な力を離型抵抗または離型
力と呼んでいる。離型抵抗は金型表面の粗さ、バリ、抜
き勾配、樹脂と金型との接触面積の大きさ等で大きく変
化するが、離型抵抗が大きいと、折角成形した製品に歪
を与えたり、ひび割れを与えたりする。
【0054】なお、樹脂としてポリスチレン、樹脂温度
230℃、射出圧力50MPaの条件で、ピッチ1.0m
m,径0.35mmの微細孔ピン8000本をもちいて厚み
2mmの前面壁20に8000個の微細孔24を形成した
ものには、歪みや割れが発生しなかった。
【0055】上述のように、微細孔24を形成する場合
は、既に述べたように孔数が極めて多いので離型抵抗も
大きなものになる。1音孔部当りすなわち1個の微細孔
形成手段当りの孔数は8,000〜10,000個に及ぶの
で、仮に1本の微細孔ピンを成形品から抜き取る時の離
型力が300グラム重としても、1音孔部当り2.4〜3
トンの離型力が必要になる。1音孔部の面積はせいぜい
20cm×3cmであるから単位面積当りの離型力は40〜
50kgf/cm2 という大きなものである。前述のようにこ
の大きな離型力から、いかにして製品を傷つけないよう
に防御するか、が微細孔成形の大きな課題点であった。
【0056】上記した構成においては、コア型10aと
キャビティ型14aとを開く前に、穿孔壁28とリブ溝
壁30とで成形体が挟まれている状態で微細孔ピン34
のみを、「しごく」ように引き抜くので、上記した単位
面積当りの大きな離型力は主として穿孔壁28が負担す
ることになり、成形体に与える歪を最小に押さえること
ができる。
【0057】また、コア型10aとキャビティ型14a
とを開く前に、穿孔壁28とリブ溝壁30とで成形体が
挟まれている状態で微細孔ピン34のみを、「しごく」
ように引き抜く、微細孔ピン34が成形体から完全に抜
け出たあとでコア型10aとキャビティ型14aとを開
くので、図6に示すように前面音孔部21の面と側面音
孔部23の面とがほぼ直角に交差するテレビキャビネッ
トのような筐体場合でも、容易に成形することが可能と
なった。
【0058】また、穿孔壁28をキャビティ型14aの
側に取り付けたから上記したように微細孔形成手段26
の移動台36及び微細孔ピン34を動かす機構を金型の
外側に設けることができるので、金型設計が容易に行え
るという特徴もある。
【0059】また、リブ15の部分の表面にも図7に示
すように微細孔24が形成できるので製品の意匠的効果
を減少させることもなくなる。
【0060】さらに、図4に示すように、微細孔ピン3
4が当接するリブ溝壁30に突起部30aを設けること
により、成形した音孔部の断面が図5に示すように前面
の孔径より裏面の孔径を大きくすることも可能である。
これにより音質を改善することも可能な場合もある。
【0061】なお、上記の実施例では、テレビキャビネ
ットに音孔部を成形する例を述べたが、本発明は、音孔
部の成形に限らず、例えば放熱用の微細孔からなる多孔
部を有する成形体の成形に応用することができる。
【0062】また、上記の実施例において、移動台36
の前進後退機構は、カム機構による例について説明した
が、例えば油圧装置あるいは空圧装置を用いた前進後退
機構に置き換えても作用効果に変わりがないことは言う
までもない。
【0063】
【発明の効果】上記したように本発明は、キャビティ壁
面の一部に穿設された微細孔から微細孔ピンを突出させ
て樹脂を射出し、樹脂が冷却固化したのち上記微細孔ピ
ンを引き抜き、ついでキャビティ型とコア型とを開いて
微細孔を有する成形体を形成するので、多孔部における
樹脂成形品の歪を最小に押さえることができ、従来は困
難であった孔径が1mm以下の微細孔の多孔部を有する製
品を射出成形で容易に成形することが可能となった。
【0064】また微細孔をキャビティ型の一部に構成す
ると、微細孔ピンを前進後退させる機構をキャビティ型
の外側に設けることが可能であるので金型設計の自由度
を増すことができる。
【0065】さらに微細孔ピンをキャビティ型からコア
型に向けて前進後退させることにより突出させるように
すると、多孔部の裏面に補強用のリブが存在しても多孔
部の表面には孔を設けることができるので外観品質を低
下させることもなく、また筐体状の成形体のほぼ直交す
る両面に微細孔を容易に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の金型の断面図である。
【図2】同実施例の微細孔形成手段における微細孔ピン
が前進した時の説明断面図である。
【図3】同実施例の微細孔形成手段における微細孔ピン
が後退した時の説明断面図である。
【図4】同実施例の微細孔形成手段におけるリブ溝壁の
他の例を示す断面図である。
【図5】図4に示した微細孔形成手段で成形した多孔部
の断面斜視図である。
【図6】図1に示した金型を用いて射出成形をしたテレ
ビキャビネットの斜視図である。
【図7】図6のA−A線における前面壁の断面斜視図で
ある。
【図8】従来例の射出成形によるテレビキャビネットの
要部を分離した斜視図である。
【図9】従来の多孔部成形用金型を例示した説明断面図
である。
【図10】図9の例示Aにおける従来の多孔部成形用金
型の要部断面図である。
【図11】図9の例示Bにおける従来の多孔部成形用金
型の要部断面図である。
【図12】図9の例示Cにおける従来の多孔部成形用金
型の要部断面図である。
【符号の説明】
10a コア型 14a キャビティ型 26 微細孔形成手段 28 穿孔壁 30 リブ溝壁 34 微細孔ピン 35 微細孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 微細孔を有する樹脂成形体,並びにそ
成形方法およびその成形金型
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】追加
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細孔を多数有する樹
脂成形体並びにその成形方法およびその成形金型に関す
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このようにわざわざ金属製パンチングネッ
トや、サランネットを貼りつける理由は、音孔部の孔の
径が約0.3mm、ピッチが約1mmの微細孔で、しかも孔の
数が数万個に達するような場合、プラスチック成形品で
一体に成形することが困難であったからであるが、しか
し金属製パンチングネットやサランネットを強固に貼り
つけることが難しく、また外観的にも違和感があった。
従来プラスチック筐体で、射出成形時に放熱孔や音孔部
を形成する場合もあるが、その場合でも孔径はせいぜい
約2mmで、ピッチも約3〜4mm程度のもので微細孔の形
成は不可能であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ壁部の一部に多数の微細孔を
    穿設し、この微細孔内に挿入されて往復動する多数の微
    細孔ピンを有する一方の金型と他方の金型とを型締めし
    て成形キャビティを形成し、このキャビティ内に上記微
    細孔ピンを突出させてその先端を他方の金型のキャビテ
    ィ壁部に当接し、ついで、上記成形キャビティ内に樹脂
    を射出充填して固化させてのち上記微細孔ピンを成形キ
    ャビティ内より後退させ、しかるのち上記両金型の型締
    めを開放することを特徴とする微細孔を有する樹脂成形
    体の成形方法。
  2. 【請求項2】 キャビティ型のキャビティ壁部の一部に
    穿設した微細孔内に往復動する微細孔ピンを挿入する請
    求項1記載の微細孔を有する樹脂成形体の成形方法。
  3. 【請求項3】 プラスチック筐体を成形するためのキャ
    ビティ型とコア型とを備え、上記キャビティ型のキャビ
    ティ壁部表面の一部に多数の微細孔を穿設した穿孔壁を
    はめ込み、上記穿孔壁と、上記穿孔壁の微細孔を貫通し
    て案内される多数の微細孔ピンと、上記微細孔ピンを固
    定した移動台と、上記穿孔壁に対面し、かつ上記コア型
    のキャビティ壁部に設けられたリブ溝壁とで微細孔形成
    手段を構成し、上記キャビティ型と上記コア型とを閉じ
    たのち上記移動台を上記穿孔壁に向かって前進させて上
    記微細孔ピンを上記穿孔壁の微細孔から所定寸法突出さ
    せて上記リブ溝壁と当接させ、樹脂の射出後所定の冷却
    時間の経過ののち上記移動台を上記穿孔壁から後退させ
    て上記微細孔ピンを成形品から抜きさり、その後キャビ
    ティ型とコア型とを開いて成形品を取り出すことを特徴
    とする微細孔を有する樹脂成形体の成形方法。
  4. 【請求項4】 成形キャビティを形成する金型の一方
    が、そのキャビティ壁部の一部に穿設した多数の微細孔
    と、この微細孔内に挿入されて往復動する多数の微細孔
    ピンとを備えていることを特徴とする微細孔を有する樹
    脂成形体の成形金型。
  5. 【請求項5】 キャビティ型のキャビティ壁部の一部に
    穿設した微細孔内に往復動する微細孔ピンを挿入してな
    る請求項4記載の微細孔を有する樹脂成形体の成形金
    型。
  6. 【請求項6】 多数の微細孔を穿設した多孔体をキャビ
    ティ壁部の一部に装着してなる請求項4もしくは5記載
    の微細孔を有する樹脂成形体の成形金型。
  7. 【請求項7】 プラスチック筐体を成形するためのキャ
    ビティ型とコア型とを備え、上記キャビティ型のキャビ
    ティ壁部表面の一部に多数の微細孔を穿設した穿孔壁を
    はめ込み、上記穿孔壁と、上記穿孔壁の微細孔を貫通し
    て案内される微細孔ピンと、上記微細孔ピンを固定した
    移動台と、上記穿孔壁に対面し、かつ上記コア型のキャ
    ビティ壁部に設けられたリブ溝壁とで構成される微細孔
    形成手段を備えることを特徴とする微細孔を有する樹脂
    成形体の成形金型。
  8. 【請求項8】 プラスチック筐体を成形するためのキャ
    ビティ型とコア型とを備え、上記キャビティ型のキャビ
    ティ壁部表面の一部に多数の微細孔を穿設した穿孔壁を
    はめ込み、上記穿孔壁と、上記穿孔壁の微細孔を貫通し
    て案内される微細孔ピンと、上記微細孔ピンを固定した
    移動台と、上記穿孔壁に対面し、かつ上記コア型のキャ
    ビティ壁部に設けられたリブ溝壁とで微細孔形成手段を
    構成し、上記移動台を上記穿孔壁に対し前後進させる駆
    動機構を備えることを特徴とする微細孔を有する樹脂成
    形体の成形金型。
  9. 【請求項9】 プラスチック筐体の前面壁に対応するキ
    ャビティ壁部の一部に第1の穿孔壁をはめ込み、上記前
    面壁の面とほぼ直角に交差する側面壁に対応するキャビ
    ティ壁部の一部に第2の穿孔壁をはめ込んでなる請求項
    7もしくは8記載の微細孔を有する樹脂成形体の成形金
    型。
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