JP2000127177A - 筒状成形品の成形装置 - Google Patents

筒状成形品の成形装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリの発生をなくし、成形品寸法精度と成形
品強度に優れる筒状成形品を得ることができる筒状成形
品の成形装置を提供する。 【解決手段】 中型40の上面に成形凹部41を設け
る。成形凹部41の底面に開口する充填孔42を中型4
0に設ける。成形凹部41に差し込まれて成形凹部41
の周面との間でキャビティ4を形成する。成形凹部41
の底面との間でゲート43を形成するためのコア型5を
上型6に設ける。下型1に設けた充填具44で成形材料
7を押し上げて充填孔42からゲート43を介してキャ
ビティ4に成形材料7を充填することによって、筒状成
形品を形成する。成形凹部41に開口する調圧孔9をコ
ア型5に形成する。調圧孔9に充填される成形材料7の
圧力で調圧孔9内を上下動する調圧プランジャー10を
調圧孔9に設ける。キャビティ4への成形材料7の充填
終了後に成形凹部41の底面にコア型5を当接させるよ
うにコア型5を下動させる駆動装置45を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用などの筒
状成形品(コンミティター、ブシュー、その他構造部品
など)を製造する際に用いられる成形装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7に示すような鍔部15を有する筒状
成形品8を形成するにあたっては、鍔部15となる部分
などの周囲から成形材料が充填される、いわゆるサイド
ゲート構造の金型を用いた射出成形が一般的に行なわれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしサイドゲート構
造の金型を用いた射出成形法では、筒状成形品8を多数
個取りするために、筒状成形品8の一個ずつに対する成
形条件等の制御が困難であり、強度不足の不良が生じや
すいという問題があった。また筒状成形品8の強度を確
保するために、所定量を超えて成形材料を金型に投入す
るなどして金型に成形材料を過充填した場合には、余剰
の成形材料をパーティングライン(PL面)に逃がすよ
うにしており、このために、筒状成形品8の周面にバリ
が発生し、筒状成形品8の寸法精度がでない(低くな
る)という問題があった。また筒状成形品8に十分な圧
力が作用しないので、高い強度の筒状成形品8を得るこ
とができないという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、バリの発生をなくし、成形品寸法精度と成形品強
度に優れる筒状成形品を得ることができる筒状成形品の
成形装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
筒状成形品の成形装置は、上型6と下型1の間に中型4
0を設け、中型40の上面に成形凹部41を設けると共
に成形凹部41の底面に開口する充填孔42を中型40
に設け、成形凹部41に差し込まれて成形凹部41の周
面との間でキャビティ4を形成すると共に成形凹部41
の底面との間でゲート43を形成するためのコア型5を
上型6に設け、下型1に設けた充填具44で成形材料7
を押し上げて充填孔42からゲート43を介してキャビ
ティ4に成形材料7を充填することによって、筒状成形
品を形成する成形装置において、成形凹部41に開口す
る調圧孔9をコア型5に形成し、調圧孔9に充填される
成形材料7の圧力で調圧孔9内を上下動する調圧プラン
ジャー10を調圧孔9に設け、キャビティ4への成形材
料7の充填終了後に成形凹部41の底面にコア型5を当
接させるようにコア型5を下動させる駆動装置45を具
備して成ることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0007】図1に示すように本発明の成形装置は1ポ
ット1キャビティのトランスファー成形装置である。従
って、筒状成形品8の一個ずつに対する成形条件等の制
御を容易に行なうことができ、筒状成形品8に十分な圧
力が作用させることができて高い強度の筒状成形品8を
得ることができる(強度不足の不良が発生しない)。こ
の成形装置は下型1と上型6と中型40を備えて形成さ
れている。下型1は下側の固定盤20に固定されてい
る。また下型1には上下方向に長くて下型1の上面と下
面に開口するポット2が形成されている。このポット2
には棒状の圧縮プランジャー3が充填具44として上下
動自在に挿入されている。また圧縮プランジャー3の下
部はポット2の下側の開口から突出されており、可動プ
レート21に連結されている。可動プレート21は可動
プレート駆動装置により上下駆動されるものであり、可
動プレート21の上下駆動によって圧縮プランジャー3
が上下動するように形成されている。
【0008】下型1には上下に貫通するようにリターン
ピン23が挿入されている。このリターンピン23はそ
の下部が上記可動プレート21に連結されており、圧縮
プランジャー3と一緒に上下動するものである。そして
成形材料7の充填の際に、圧縮プランジャー3の上端が
コア型5の下端に当接するのとほぼ同時に、リターンピ
ン23の上端が上型6の下面に当接するように形成され
ている。従って、圧縮プランジャー3が強い力でコア型
5に当接するのを防止することができ、圧縮プランジャ
ー3やコア型5の破損を少なくすることができるもので
ある。
【0009】上型6はこれより上側に配置された可動盤
24に取り付けられており、可動盤24の上下動に伴っ
て上下動するように形成されている。また可動盤24の
下面には油圧シリンダー等で形成される調圧シリンダー
25が設けられている。さらに上型6と調圧シリンダー
25の間にはゲートカットプレート50が設けられてい
ると共に上型6とゲートカットプレート50の間にはノ
ックアウトプレート27が設けられている。
【0010】ゲートカットプレート50にはコア型5が
設けられている。コア型5は筒状に形成されるものであ
って、その上端をゲートカットプレート50に固定する
ことによって、ノックアウトプレート27と上型6を貫
通するように下方に突出して設けられており、コア型5
の下部に形成された差し込み部12が上型6の下面から
突出されている。コア型5の下端の内面は傾斜面として
形成されており、コア型5の下端はほぼ45°程度の角
度で尖らせて形成されている。またコア型5には上下に
貫通する調圧孔9として形成されており、この調圧孔9
には調圧プランジャー10が上下動自在に挿入されて設
けられている。この調圧プランジャー10の上部は上型
6の上面から突出されており、その上端はロッド当接部
31として形成されている。そしてロッド当接部31
は、調圧プランジャー10の直上に配置された調圧シリ
ンダー25の下側に突出する調圧ロッド部30と当接自
在に形成されている。またゲートカットプレート50に
はゲートカットスプリング60がノックアウトプレート
27を貫通するように下方に突出されて設けられてお
り、ゲートカットスプリング60の下端は上型当接部6
1として上型6の上面に当接されている。
【0011】ゲートカットプレート50の上面には油圧
シリンダー等で形成される駆動装置45が設けられてい
る。駆動装置45にはその上下面から突出する駆動ロッ
ド55が上下動自在に設けられており、駆動ロッド55
の上端は可動盤当接部63として可動盤24の下面に当
接自在に形成されていると共に、駆動ロッド55の下部
はゲートカットプレート50に上下に貫通するように設
けたロッド孔56に挿入されており、駆動ロッド55の
下端はノックアウトプレート当接部64としてロッド孔
56から突出してノックアウトプレート27の上面に当
接自在に形成されている。
【0012】ゲートカットプレート50の上面には抜け
防止プレート51が設けてあって、抜け防止プレート5
1に設けた通孔52を貫通するようにして調圧プランジ
ャー10は配設されているが、通孔52内において調圧
プランジャー10の外周には突条53が全周に亘って設
けられており、この突条53が通孔52の上側の開口縁
部に設けた突片54に当接することによって、調圧プラ
ンジャー10が調圧孔9から上側に抜けるのを防止する
ことができると共に、突条53が調圧孔9の上側開口縁
部に当接することによって、調圧プランジャー10が調
圧孔9から上側に抜けるのを防止することができるもの
である。
【0013】ノックアウトプレート27には一対のノッ
クアウトピン26が下方に突出して設けられており、ノ
ックアウトピン26の下端は上型6を貫通して上型6の
下面に露出されている。このノックアウトピン26はエ
アーベントも利用されるものである。またノックアウト
プレート27には下方に突出するノックアウトスプリン
グ66が設けられており、ノックアウトスプリング66
の下端は上型弾接部67として上型6の上面に当接され
ている。尚、図1において28はノックアウトプレート
27のリターンピンである。
【0014】中型40は連結ボルト70にて上型6の下
面と下型1の上面に連結されて配置されるものであっ
て、その上面の略中央部には成形突部71が形成されて
いると共に成形突部71の略中央部には上面が開口する
成形凹部41が凹設されている。また中型40には成形
凹部41の底面と中型40の下面に開口する充填孔42
が設けられている。充填孔42は上側になるほど徐々に
小径となるような形状に形成されている。
【0015】このような成形装置で筒状成形品8を形成
するにあたっては、次のようにして行なう。まず、図2
に示すように可動盤24を上動させて上型6を上動させ
ることによって型開きし、さらに可動プレート21を駆
動装置により下動させて圧縮プランジャー3を下動させ
た状態で、ポット2の上面開口からフェノール、ユリ
ア、メラミン、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂からな
る成形材料7をポット2内に投入し、圧縮プランジャー
3の上側に成形材料7を載せる。次に、可動盤24を下
動させて上型6を下動させることによって、図1に示す
ように、上型6の下面を中型40の成形突部71に当接
させると共に下型1の上面を中型40の下面に当接さ
せ、上型6と下型1の間に中型40を挟持して型締めす
る。
【0016】この時、コア型5の差し込み部12は成形
凹部41の上面開口から差し込まれ、コア型5の外周面
と成形凹部41の内周面の間にキャビティ4が形成され
る。また、コア型5の下端と成形凹部41の底面との間
にゲート43となる隙間が形成される。さらに、成形凹
部41の底面における充填孔42の上側開口は調圧孔9
のほぼ真下に位置して調圧プランジャー10の下端と略
対向して配置される。また、中型40の下面における充
填孔42の下側開口はポット2のほぼ真上に位置して圧
縮プランジャー3の上端と略対向して配置される。ま
た、調圧プランジャー10の下端はコア型5の下端より
も若干上側に位置しており、調圧孔9の下面開口は開放
されている。尚、調圧プランジャー10の下端はコア型
5の下端と同位置にあってもよい。調圧プランジャー1
0の下端はコア型5の下端と同位置にある場合は、調圧
孔9の下面開口は調圧プランジャー10の下端によって
閉塞されている。
【0017】次に、駆動装置で可動プレート21を下側
から加圧して上動させると共に可動プレート21の上動
により圧縮プランジャー3を上動させ、成形材料7をポ
ット2内で押し上げる。この後、さらに圧縮プランジャ
ー3を上動させることによって、図3に示すように、充
填孔42を介して成形材料7を成形凹部41内に充填す
る。この充填で成形材料7はゲート43を通じてキャビ
ティ4に充填されると共に調圧プランジャー10の下側
の調圧孔9内にも同時に成形材料7が充填される。そし
て圧縮プランジャー3の上端が中型40の充填孔42の
下側に当接するまで圧縮プランジャー3を上動させるこ
とによって、成形材料7の充填が完了する。
【0018】次に、図4に示すように、コア型5を下動
させてその先端を成形凹部41の底面に当接させること
によってゲート7を閉塞する。つまり、調圧プランジャ
ー10の下側の調圧孔9に充填された成形材料7とキャ
ビティ4に充填された成形材料7を分断するようにゲー
トカットを行なう。コア型5を下動させるにあたって
は、駆動装置45の駆動ロッド55を上動させて可動盤
当接部63を可動盤24の下面に当接させ、可動盤当接
部63で可動盤24の下面を上方に押圧し、その反力に
よって、駆動装置45及びゲートカットプレート50を
下動させるようにして行なう。
【0019】この後、キャビティ4及び調圧孔9に充填
された成形材料7を加熱により硬化させて筒状成形品8
を形成する。次に、図2の状態に型開きする。次に、ノ
ックアウトピン26を下動させて上型6の下面に残る筒
状成形品8を突き出し、コア型5から抜き出して脱型す
る。ノックアウトピン26を下動させるにあたっては、
駆動装置45の駆動ロッド55を下動させてノックアウ
トプレート当接部64をノックアウトプレート27の上
面に当接させ、ノックアウトプレート当接部64でノッ
クアウトプレート27を下方に押圧することによって、
ノックアウトプレート27を下動させるようにして行な
う。この時、ゲートカットプレート50はゲートカット
スプリング60の力で上動されて元の位置(図2の位
置)に戻される。
【0020】また、筒状成形品8の突き出しと同時に、
調圧プランジャー10を下動させて調圧孔9内に残るバ
リ(成形材料7の余分な硬化物)を突き出す。調圧プラ
ンジャー10を下動させるにあたっては、調圧シリンダ
ー25の調圧ロッド部30を調圧プランジャー10のロ
ッド当接部31に当接させて下方に押圧するようにして
行なう。このようにして筒状成形品8とバリの突き出し
を行った後、駆動ロッド55を可動盤24及びノックア
ウトプレート27に当たらないように移動させて中立状
態とする。このことでノックアウトプレート27はノッ
クアウトスプリング66の力で上動されて元の位置(図
2の位置)に戻される。このようにして筒状成形品8の
一連の製造工程が終了する。
【0021】この成形装置において、ポット2に成形材
料7が所定量より多く投入された場合は、調圧孔9に充
填される成形材料7の量が多くなって調圧孔9内の圧力
が所定値よりも高まり、この圧力で図5に示すように調
圧プランジャー10が上動するようになっている。そし
て上動した調圧プランジャー10のロッド当接部31が
調圧シリンダー25の調圧ロッド部30に当接し、調圧
プランジャー10が調圧シリンダー25によって所定の
圧力で保持されるようになっている。従って、過剰な成
形材料7は調圧孔9に充填されて吸収されることになっ
て、キャビティ4への成形材料7の過充填を防止するこ
とができる。その結果、パーティングラインに成形材料
7を逃がす必要がなくなって、鍔部15にバリの発生が
なくなるものであり、この結果、寸法精度に優れた筒状
成形品8を得ることができるものである。しかも、成形
材料7の充填後で硬化前に、ゲート7を閉塞するように
コア型5を下動させてゲートカットを行なうので、筒状
成形品8の脱型後に、筒状成形品8とバリを切断するよ
うな後加工が必要でなくなり、生産性を高めることがで
きるものである。
【0022】尚、上記成形装置において、調圧シリンダ
ー25による調圧プランジャー10の押圧の大きさを変
えることによって、キャビティ4への成形材料7の充填
量を調整することができる。また上記成形装置は、1ポ
ットに1キャビティが対応して設けられた1ポット1キ
ャビティ構造型であるが、1ポットに複数のキャビティ
を対応させるように多連化することにより、1回の成形
工程での生産量を増加させることができる。しかも上記
成形装置は、圧縮(直圧)成形で筒状成形品8を成形し
ているので、筒状成形品8に成形材料7の配向性が発現
されず、十分に加圧力がかかって強度の高い成形品を成
形することができるものである。ちなみに、従来の成形
方法(サイドゲート構造の金型を用いた射出成形法)で
成形された筒状成形品は、強度試験(テーパーピン圧入
強度試験法)において、15〜25kg/cm2の値し
か示さないが、本発明の成形装置で成形された筒状成形
品8では、70〜100kg/cm2の強度を示す(従
来の約3倍強の強度を示す)ものである。
【0023】図6に他の実施の形態を示す。この実施の
形態では、充填具44としてスクリュー80を用いたも
のである。下型1には上下方向に長い加熱筒81が設け
られており、加熱筒81内の流通部83にスクリュー8
0が内蔵されている。また加熱筒81の先端(上端)に
はノズル82が取り付けられており、このノズル82に
流通部83と連通する注入部84が形成されている。こ
の注入部84はノズル82の先端(上端)に開口されて
いる。またノズル82の先端は下型1の上面よりも若干
上側に突出されている。
【0024】この実施の形態にあって、上記と同様にし
て型締めを行なうと、中型40の充填孔42の下側開口
縁部に凹設されたノズル接触凹部85にノズル82の先
端が当接し、注入部84と充填孔42が連通することと
なる。そしてこの状態でスクリュー80を回転させるこ
とによって、流通部83に充填されている加熱溶融状態
の成形材料7を流通部83から注入部84を介して成形
凹部41内に充填するものである。その他は上記実施の
形態と同様にして筒状成形品8を製造するものである。
【0025】
【発明の効果】上記のように本発明は、上型と下型の間
に中型を設け、中型の上面に成形凹部を設けると共に成
形凹部の底面に開口する充填孔を中型に設け、成形凹部
に差し込まれて成形凹部の周面との間でキャビティを形
成すると共に成形凹部の底面との間でゲートを形成する
ためのコア型を上型に設け、下型に設けた充填具で成形
材料を押し上げて充填孔からゲートを介してキャビティ
に成形材料を充填することによって、筒状成形品を形成
する成形装置において、成形凹部に開口する調圧孔をコ
ア型に形成し、調圧孔に充填される成形材料の圧力で調
圧孔内を上下動する調圧プランジャーを調圧孔に設け、
キャビティへの成形材料の充填終了後に成形凹部の底面
にコア型を当接させるようにコア型を下動させる駆動装
置を具備したので、成形材料が所定量より多く投入され
た場合は、調圧孔に充填される成形材料の圧力で調圧プ
ランジャーを上動させて過剰な成形材料を調圧孔で吸収
してキャビティへの成形材料の過充填を防止することが
でき、パーティングラインに成形材料を逃がす必要がな
くなってバリの発生をなくすことができるものであり、
その結果、成形品寸法精度に優れる筒状成形品を得るこ
とができるものである。また圧縮プランジャーで成形材
料に十分に圧力をかけることができ、成形品強度に優れ
る筒状成形品を得ることができるものであり、強度不足
の不良が生じにくくなるものである。また駆動装置でコ
ア型を下動させて成形凹部の底面にコア型を当接させる
ことによって、キャビティに充填された筒状成形品とな
る成形材料と調圧孔に充填されたバリとなる成形材料と
を分断することができ、筒状成形品の成形後にバリを切
断する必要が無くなって、生産性を高めることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】同上の成形品の製造工程を示す断面図である。
【図3】同上の成形品の製造工程を示す一部の断面図で
ある。
【図4】同上の成形品の製造工程を示す一部の断面図で
ある。
【図5】同上の成形品の製造工程を示す一部の断面図で
ある。
【図6】同上の他の実施の形態を示す一部の断面図であ
る。
【図7】筒状成形品を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下型 4 キャビティ 5 コア型 6 上型 7 成形材料 8 筒状成形品 9 調圧孔 10 調圧プランジャー 40 中型 41 成形凹部 42 充填孔 43 ゲート 44 充填具 45 駆動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型の間に中型を設け、中型の上
    面に成形凹部を設けると共に成形凹部の底面に開口する
    充填孔を中型に設け、成形凹部に差し込まれて成形凹部
    の周面との間でキャビティを形成すると共に成形凹部の
    底面との間でゲートを形成するためのコア型を上型に設
    け、下型に設けた充填具で成形材料を押し上げて充填孔
    からゲートを介してキャビティに成形材料を充填するこ
    とによって、筒状成形品を形成する成形装置において、
    成形凹部に開口する調圧孔をコア型に形成し、調圧孔に
    充填される成形材料の圧力で調圧孔内を上下動する調圧
    プランジャーを調圧孔に設け、キャビティへの成形材料
    の充填終了後に成形凹部の底面にコア型を当接させるよ
    うにコア型を下動させる駆動装置を具備して成ることを
    特徴とする筒状成形品の成形装置。
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