JP2006142729A - インサート射出成形法、インサート射出成形用金型、およびその成形品 - Google Patents

インサート射出成形法、インサート射出成形用金型、およびその成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】
インサート部材の位置ずれを抑制しつつ、複数の保持ピンを溶融樹脂充填過程における任意の時間で進退動自在に可動させ、もって開口部の生じないインサート部材全体を樹脂で被覆し得るインサート射出成形法を提供すること。
【解決手段】
キャビティー内に進退動自在に構成しインサート成形部材110を保持する保持ピン23,24を設け、この保持ピン23,24をキャビティー面30より突出してキャビティー空間にインサート成形部材110を所定位置に配設した状態で溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の射出後、予め設定した時間を経過したときに保持ピン23,24を後退させ、インサート成形部材110と保持ピン23,24との間に生じる空間に溶融樹脂を充填融合させて、インサート成形部材110の周囲全体を樹脂で被覆してインサート射出成形品100を製造する。
【選択図】 図 3

Description

本発明は、キャビティと称するプラスチック成形品の製品成形部にインサート部材を挿入し、溶融樹脂を射出してインサート成形を行うインサート射出成形用金型に係り、特にインサート部材全体を樹脂で被覆することのできるインサート射出成形法、インサート部材全体を樹脂で被覆する際に成形樹脂の射出圧力による金型の撓みを抑制することのできるインサート射出成形金型、およびインサート射出成形法によって得られる成形品に関する。
キャビティと称するプラスチック成形品の製品成形部にインサート部材を挿入し、溶融樹脂を射出してインサート成形を行うインサート射出成形用金型にあっては、従来よりキャビティ内にインサート部材を保持固定してインサート成形を行っていた。このため、従来よりインサート射出成形用金型は、インサート部材をキャビティ内に保持固定する金型構造となっていた。この従来のインサート射出成形用金型では、インサート部材を保持固定するためインサート部材と金型との当接部が存在している。
したがって、インサート射出成形用金型に溶融樹脂を射出してインサート成形を行った場合、この当接部には、射出された溶融樹脂が充填されない。このため、インサート射出成形用金型による射出成形品には、インサート部材の開口部が生じる。そこで、インサート部材と外装樹脂との気密性を要する成形品については、成形終了後に別工程による封止材の塗布等によって気密性を確保しており、製造コストが高価になる要因となっていた。
近年、製品コストのミニマム化やリサイクル性の向上を図るため、インサート射出成形用金型にあっては、キャビティ内にインサート部材を保持固定するための保持部を金型内に配設し、進退動自在な駆動装置により可動させる金型構造により、前記保持部を溶融樹脂充填過程において後退させ、開口部の生じない、インサート部材全体を樹脂で被覆し得るインサート射出成形法が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、近年、複数のインサート部材保持部を金型の開閉動作に連動して前進および後退させる機構を特徴とする射出成形装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−207749号公報(第2頁 図2) 特開平11−058440号公報(第2頁 図1)
特許文献1には、型閉め方向を軸線とし、流体圧とスプリングにより進退動自在なホールドピンをインサート部材の対向位置に配設し、金型内部に設けた流体圧導入口をもって、溶融樹脂充填過程において前記ホールドピンを後退させ成形品を得るインサート射出成形法が記載されている。そして、特許文献1においては、射出前にキャビティ内に位置するインサート品をホールドピンで保持し、射出中のある時点でホールドピンを後退させることによって、ホールドピンの穴を残さないでインサート品の外周を樹脂で被うことを実現させている。
しかしながら、特許文献1にあっては、インサート射出成形金型内に形成したシリンダ部に加圧流体を直接流入させることを特徴としており、インサート射出成形金型のコスト低減に対して有利な反面、加圧流体の流出を回避するシール性の確保が困難であり、量産時において頻繁なインサート射出成形金型のメンテナンスを必要とするという問題を有している。また、特許文献1にあっては、インサート射出成形金型内に形成したシリンダ部とホールドピンは一対で、且つ近接した複数のホールドピンを独立させる構造形態が必要であり、複数の保持部を近接して配設することが困難であるという問題を有している。
特許文献2には、インサート部材26をキャビティ25内で支持すると共にキャビティ25へ向けて型締方向に前進および後退自在な支持部32を配設し、支持部32がキャビティ25へ突出した状態でキャビティ25に合成樹脂を充填して成形した後に、支持部32を後退させて支持部32とインサート部材26との間に合成樹脂を充填して成形することが記載されている。そして、特許文献2においては、インサート部材を支持する支持部をキャビティに突出させた状態で成形した後に、支持部を後退させて、インサート部材と支持部との間に合成樹脂を充填して成形することによって、インサート部材が外部に露出することなく、合成樹脂部材に内包された射出成型品を実現させている。
しかしながら、特許文献2にあっては、複数のインサート部材保持部をインサート射出成形金型の開閉動作に連動して前進および後退させる機構を特徴としており、インサート射出成形金型のコスト低減に有利な反面、溶融樹脂充填過程の任意な時間で保持部を前進および後退させることが不可能であるという問題を有している。
本発明の1つの目的は、インサート部材の位置ずれを抑制しつつ、複数の保持ピンを溶融樹脂充填過程における任意の時間により進退動自在に可動させ、開口部を生じない、インサート部材全体を樹脂で被覆することのできるインサート射出成形法を提供することにある。
本発明の他の1つ目的は、インサート部材の位置ずれを抑制しつつ、複数の保持ピンを溶融樹脂充填過程における任意の時間により進退動自在に可動させ、開口部を生じない、インサート部材全体を樹脂で被覆することのできるインサート射出成形用金型を提供することにある。
本発明の他のさらに1つの目的は、インサート射出成形用金型において型板の厚みを増すことなく、成形樹脂圧力による金型の撓みを抑制することにより、パーティング面への樹脂の飛散を防止し、もってメンテナンスの簡素化を図り、コスト的にも優れたインサート射出成形用金型を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、インサート部材の位置ずれを抑制し、開口部を生じさせないでインサート部材全体を樹脂で被覆することのできるインサート射出成形品を提供することにある。
本発明に係るインサート射出成形法は、射出成形用金型のキャビティー空間にインサート部材を配設し、該キャビティーに溶融樹脂を射出して樹脂成形品を形成するインサート射出成形法において,
前記キャビティー内に進退動自在に構成し前記インサート部材を保持する保持部を設け、
前記保持部を前記キャビティーより突出して前記キャビティー空間に前記インサート部材を所定位置に配設した状態で溶融樹脂を射出し、
該溶融樹脂の射出後、予め設定した時間を経過したときに前記保持部を後退させ、
前記インサート部材と前記保持部間に生じる空間に前記溶融樹脂を充填融合させて、前記インサート部材の周囲全体を樹脂で被覆してインサート射出成形品を製造することを特徴とするものである。
本発明に係るインサート射出成形用金型は、射出成形用金型のキャビティー空間にインサート部材を配設し、該キャビティーに溶融樹脂を射出して樹脂成形品を形成するインサート射出成形金型において,
前記キャビティー内に前記溶融樹脂を充填する際に、該溶融樹脂が合流融合する位置に前記保持部を前記キャビティー内に進退動自在に配設し、
前記保持部を進出させて前記キャビティー内に前記インサート部材を保持し、前記キャビティー内に前記溶融樹脂を充填することによって前記インサート部材を保持固定させ、該充填樹脂が低固化率の時間域において前記保持部を後退させるようにしたことを特徴とするものである。
本発明に係るインサート射出成形品は、環状コイルの内周面から両側面に掛けて樹脂ケースで挟持してなるインサート部材用の環状ソレノイドコイルの外周全体を溶融樹脂をインサート射出して所定の肉厚で均一に被覆してなることを特徴とするものである。
本発明の他の特徴は、後述する実施の形態の中で記述する。
本発明に係るインサート射出成形法によると、インサート部材の位置ずれを抑制しつつ、複数の保持ピンを溶融樹脂充填過程における任意の時間により進退動自在に可動させ、開口部の生じることのない、インサート成形品を製造することができる。
本発明に係るインサート射出成形金型によると、金型メンテナンスの簡素化、延いてはコスト的にも優れたものを提供することができる。
本発明に係るインサート射出成形品によると、インサート部材全体を樹脂で被覆し得る良質で安価な成形品を得ることができる。
本発明の1つは、型閉め方向を軸線とし、インサート部材の位置ずれを抑制することを目的に軸線方向へ配設した複数の保持ピンを、金型内に設けた2つの型板で挟み固定し、前記型板を型閉め方向と直交する方向に軸線を有する進退動自在な駆動装置によって可動させることにより達成される。
そして、この本発明は、駆動装置の軸線を型閉め方向と直交する方向に配設することで、前記駆動装置の占有長さが型閉め方向の金型サイズに与える悪影響を回避し、金型全体のコンパクト化が図れ、もって低コスト化が達成される。
また、本発明の他の1つは、保持ピンを固定する型板を、溶融樹脂充填時に印加される充填圧力が作用する領域と、保持ピンを固定し進退動自在に可動する領域とで別部品形態にすることによって達成される。
そして、この本発明は、樹脂の充填圧力が作用する同一パーティング面上にて型板を別部品形態化することによって、型板を厚くすること無く剛性が増し、金型全体のコンパクト化が図れ、もって低コスト化を達成することができる。
以下、本発明に係るインサート射出成形法、インサート射出成形用金型、インサート射出成形品の実施例について説明する。
図1には、本発明の実施例に係るインサート射出成形品の全体構成が示されている。
図1において、インサート射出成形品100は、インサート部材全体を樹脂101で被覆して成形したものである。このインサート射出成形品100は、樹脂で形成される平滑面6を有し、この平滑面6には、保持ピンによるインサート部材の開口部が形成されていない。そして、7は、位置決めボスで、溶融樹脂をインサート射出して成形されている。また、8は、コネクタ嵌合部で、このコネクタ嵌合部8は、金属端子を囲むように形成されている。このインサート射出成形品100においては、インサート部材(本実施例では、環状コイル)と外装樹脂101との線膨張係数差により生じる熱応力を低減するため、130℃までインサート部材(本実施例では、環状コイル)を昇温させ、熱可塑性樹脂PPS(ポリフェニレンスルフィド)を用いて成形してある。
この外装樹脂101の被覆されたインサート部材は、図2に示す如く構成されている。本実施例においては、インサート部材としては、環状ソレノイドコイルを例に採っている。本発明においては、インサート部材として環状ソレノイドコイルを例に採っているが、このインサート部材は、どのようなものであっても良く、金属、非金属であっても、溶融樹脂の温度(樹脂温度130℃)に耐えられるものであればよい。
図2において、インサート部材は、環状コイル1の内周面及び両側面を覆うようにケースに挟み込まれて、インサート成形部材110が形成されている。このインサート成形部材110のケースは、樹脂で構成されており、上樹脂ケース2と下樹脂ケース3とによって形成されている。この上樹脂ケース2は、内周に形成されるフランジ部が環状コイル1の内周に嵌合し、環状コイル1の上側面に被せて設けられている。また、下樹脂ケース3は、内周に形成されるフランジ部が環状コイル1の内周に嵌合し、環状コイル1の下側面に被せて設けられている。
この樹脂ケース2には、溶融樹脂をキャビティ内に射出してインサート射出成形品100を成形する時に、溶融樹脂の射出圧力によって、キャビティ内に収納されているインサート成形部材110位置ずれを起こしてしまうのを抑制するため、複数の保持ピン嵌合当接溝5が形成されている。
また、インサート成形部材110には、環状コイル1に磁束発生電流を印加するため、複数の金属端子4が組み込まれており、この金属端子4は、環状コイル1に接合されている。
この環状コイル1を上樹脂ケース2と下樹脂ケース3とによって形成されているケースに収納すると、インサート成形部材110として安定した状態となり、従来のようなインサート部材を一体化させる予備成形が不要となり、良質で安価な成形品を得ることができる。
図3には、本発明に係るインサート射出成形用金型およびインサート射出成形法の実施例を示す、インサート射出成形用金型を竪型射出成形機に配置した半裁断面図が示されている。
図3において、9は竪型射出成形機で、この竪型射出成形機9には、インサート射出成形用金型が配置されている。
インサート射出成形用金型は、上下方向に可動自在な竪型射出成形機9の上盤10と、これに対向配置された下盤11との間に配設されている。このインサート射出成形用金型は、上型と下型からなり、上型は、上盤10に取付けネジ(図示せず)により締結される上型取付け板12と、ランナストリッパプレート13と、上型本体14とによって構成されている。このランナストリッパプレート13と上型本体14との間には、引抜き板25と押さえ板26が介在している。この引抜き板25と押さえ板26は、締付けネジ(図示せず)によって一体的に固定されている。そして、押さえ板26とランナストリッパプレート13との間には、一体的に固定された引抜き板25と押さえ板26が上型本体14の上面に設けられたスプリング31の作用によって移動できるだけの空間が形成されている。
また、下型は、上型と下型が開かれるパーティング面15から順に下型本体16と、下型受け板17と、スペーサブロック18と、前記竪型射出成形機下盤11に取付けネジ(図示せず)により締結される下型取付け板19とによって構成されている。このスペーサブロック18は、下型受け板17と下型取付け板19の間の両端部に設けられており、2つのスペーサブロック18の間は、下型受け板17と下型取付け板19によって空間が形成されている。そして、これら下型本体16、下型受け板17、スペーサブロック18、下型取付け板19は、締付けネジ(図示せず)によって一体的に固定されている。
この下型受け板17と下型取付け板19との空間には、キャビティに射出された樹脂によって形成される成形品を取り出すためのエジェクタピン20を保持固定するエジェクタプレート21が、エジェクタ押さえプレート22によって
締付けネジ(図示せず)によって下型取付け板19に締結固定されている。
また、インサート成形部材110の位置ずれを抑制するために保持ピン23、24は、成形品の軸線方向両端面、すなわちインサート射出成形品100の平滑面6に複数本配設され、引抜き板25、および押さえ板26を締付けネジ(図示せず)によって上型本体14に一体的に固定し保持されている。
この引抜き板25の端部には、型閉め方向と直交する方向に対してテーパー面を有する摺動傾斜部28が形成されている。また、この引抜き板25の摺動傾斜部28に接して、摺動傾斜部28と同じ傾斜方向の摺動傾斜面が移動ブロック27に形成されており、型閉め方向と直交する方向に軸線を有する進退動自在な駆動装置29によって移動ブロック27が移動可能になっている。この移動ブロック27を駆動装置29によって前進させると、保持ピン23および保持ピン24のインサート成形部材110との当接部がキャビティー面30より突き出すようになっている。この保持ピン24は、引抜き板25が下型本体16と当接した位置において、図1に示す保持ピン嵌合当接溝5により嵌合するようにその突出長さが設定されている。
図4には、図3に図示のインサート射出成形用金型において、駆動装置29を後退終了位置32まで後退させた半裁断面図が示されている。
スプリング31は、インサート射出成形用金型による成型時は、一体的に固定された引抜き板25と押さえ板26によって圧縮状態になっている。このスプリング31は、駆動装置29によって移動ブロック27を後退させると、引抜き板25の摺動傾斜部28と、この摺動傾斜部28に接している移動ブロック27の摺動傾斜面との係合が解除され、押さえ板26は、圧縮状態のスプリング31の復元力によって上方に押し上げられる。そして、押さえ板26は、突き出し終了位置33まで突き出され、押さえ板26によって引抜き板25に取り付けられている保持ピン23、24がキャビティ内より後退する。この押さえ板26が押し上げられる突き出し終了位置33は、保持ピン23、24の先端がキャビティー面30に対し所定の位置になるようにその長さが設定されている。
次に、図3,図4に図示のインサート射出成形用金型を用いて、射出成形を行う動作について説明する。
まず、射出成形機の上盤10を上方に移動させることにより、上型本体14を上方へ移動し、インサート射出成形用金型のパーティング面15にインサート成形部材110のセットスペースを設ける。
次に、下型に配設した双方の駆動装置29を駆動し、両側に設けられている移動ブロック27を同時に所定の位置まで前進させる。この移動ブロック27を移動することによって、保持ピン24の先端部をキャビティー面30より所定の位置まで突出させる。続いて、保持ピン24先端部に図2に示すインサート成形部材110の保持ピン嵌合当接溝5を嵌合させ位置決めする。
そして、上盤10を下方に移動させ型閉めを完了させた後、上型に配設した両側双方の駆動装置29を駆動し、両側に設けられている移動ブロック27を同時に所定の位置まで前進させる。その後、保持ピン23の先端部をキャビティー面30より所定の位置まで前進させることによりインサート成形部材110を保持固定する。
このような状態において、スプル34から、溶融樹脂を射出する。このスプル34より射出された溶融樹脂は、ランナ形成部35、ピンポイントゲート36およびピンポイントゲート37を通過し、サイドゲート38およびこれに対向するサイドゲート39からキャビティー空間40へ充填される。
インサート成形部材110の保持ピン嵌合当接溝5に嵌合させて位置決めする保持ピン23、24は、サイドゲート38およびこれに対向するサイドゲート39から充填する溶融樹脂の合流融合位置に配設されている。このようにインサート成形部材110の位置決めする保持ピン23、24を充填する溶融樹脂の合流融合位置に配設しているのは、インサート成形部材110の位置精度を保ち、且つ全体を樹脂で被覆させるために、溶融樹脂充填過程において、充填樹脂をもってインサート成形部材110を保持固定させ、保持ピン部到達樹脂が低固化率な時間域において保持ピン23、24を後退させる必要があるからである。
次に、図5〜図8を用いて、樹脂の充填過程と保持ピン23、24の動作について説明する。
図5には、図3、図4に図示のインサート射出成形用金型において、溶融樹脂充填前のインサート成形部材110を保持ピン23、24で保持固定したキャビティー空間40の状態が示されている。
図5において、インサート成形部材110は、保持ピン24と樹脂ケース2の保持ピン嵌合当接溝5の嵌合により位置決めされており、対向する位置に配設した保持ピン23が、樹脂ケース3の端面に当接することにより保持固定されている。
図6には、図3、図4に図示のインサート射出成形用金型に溶融樹脂を射出し、サイドゲート38およびこれに対向するサイドゲート39からキャビティー空間40に樹脂が充填した状態が示されている。この図6に図示の状態では、インサート成形部材110は、サイドゲート38およびこれに対向するサイドゲート39から充填された樹脂41および樹脂42によって保持固定される。このときの溶融樹脂の充填時間は、同一樹脂グレードにおいても製造ロットによる溶融流動特性(MFR値)の差により変化する。このため、保持ピン23、24の後退制御は、射出開始からそれぞれ任意の時間で移動することができるようにしてある。
図7には、CAE流動解析により算出した充填率と固化率の関係を表すグラフが示されている。
図7において、保持ピン23、保持ピン24に到達した樹脂41、樹脂42の固化率は、それぞれ0.2以下であり、気密性を有した融合が可能であることが判る。
図8には、図3、図4に図示のインサート射出成形用金型に溶融樹脂を射出し、保持ピン23、保持ピン24を後退させた後のキャビティー空間40の状態が示されている。
図8において、インサート射出成形用金型に溶融樹脂を射出し、保持ピン23、保持ピン24を後退させた後、低固化率な時間域において、再び充填樹脂に成形圧力を印加すると、後退した保持ピン23、保持ピン24とインサート成形部材110の空間領域43には、低固化率の樹脂によって充填され融合する。これによってインサート成形部材110が露出する開口部を生じさせることなく、全体を樹脂で被覆し防水性、防油性に優れ、且つインサート成形部材110と充填樹脂とが一体的に接合された良質な成形品を得られる。
図9には、図3、図4に図示のインサート射出成形用金型において、溶融樹脂の充填完了後に、所定の冷却時間を与えて樹脂を固化させた後、竪型射出成形機9の上盤10を上方に稼動させ、軸線廻りに回転移行した位置での半裁断面図が示されている。
図9において、上型取付け板12に固定したサポートピン44によってガイドされ、型開き軸線方向に可動可能なランナストリッパプレート13と上型本体14は、型開き動作に伴いプラボルト45との当接面46、および当接面47によって所定の位置まで上方に稼動する。このようにして、成形品48(本実施例では、図1のインサート射出成形品100)の取り出し空間49、およびランナ50の取り出し空間51が形成される。
そして、型開き動作時、ランナ50は、ランナプレート52に密着した状態を保ち、成形品48(本実施例では、図1のインサート射出成形品100)との切り離しが完了する。図9は、ランナ排出装置(図示せず)により前記ランナ50を排出可能な所定の位置まで移動させた状態を示している。
図10には、一般的に使用されているインサート射出成形用金型のランナ形成部35近傍の拡大図が示されている。
図10において、押さえ板26とランナストリッパプレート13との間には、一体的に固定された引抜き板25と押さえ板26が上型本体14の上面に設けられたスプリング31の作用によって移動できるだけの空間55が形成されている。この状態でスプル34から溶融樹脂を射出すと、溶融樹脂は、ランナ形成部35、ピンポイントゲート36およびピンポイントゲート37を通ってサイドゲート38およびこれに対向するサイドゲート39からキャビティー空間40へ充填される。この溶融樹脂の射出充填時、押さえ板26の上方ランナストリッパプレート13との間には、空間55が形成されているため、ランナ投影面53へ充填圧力が印加されることにより引抜き板25に撓みが生じ易くなる。この押さえ板26の撓みの発生は、引抜き板25およびランナプレート52との密着性を弱めランナ投影面53への樹脂の飛散を招き、生産性の低下およびインサート射出成形用金型の寿命の低下につながる。このランナ投影面53へ充填圧力が印加されることによって生じる引抜き板25の撓みの抑制は、型板厚みを増加することにより剛性を増す方法が採用されている。
一方、竪型射出成形機9は、その大きさによって図9に示す如く、上盤10の移動距離が定められており、生産効率の高い射出成形を実現させるためには、竪型射出成形機9には、成形品48(本実施例では、図1のインサート射出成形品100)を取り出すための取出空間49、およびランナ50の取出空間51を確保しつつ、使用する竪型射出成形機9のダウンサイジングが必要である。
図11には、本発明に係るインサート射出成形用金型の他の実施例を示されている。この図11は、インサート射出成形用金型を竪型射出成形機に配置し、半裁断面したインサート射出成形用金型のランナ形成部35近傍を拡大した図であり、溶融樹脂充填前の状態を示している。
図11に図示のインサート射出成形用金型の実施例は、一般的に使用されているインサート射出成形用金型における型板の厚みを増すことなくランナ投影面53の密着性を高め、充填圧力による金型の撓みを防止しようというものである。
図11において、ランナ形成部35は、引抜き板25、および押さえ板26は、ランナ投影面53領域においてランナブロック54を配設する空間が形成されており、これ以外の領域に保持ピン23を保持固定する構成となっている。
引抜き板25と押さえ板26に収納されるランナブロック54は、ランナストリッパプレート13に取付けネジ(図示せず)によって締結され、型閉め動作によりその一端側がランナプレート52に当接し、且つ他のパーティング面57より面圧が増すようにその厚さが設定されている。また、締付けネジにより一体的に固定されている引抜き板25、および押さえ板26とランナブロック54との嵌め合い部56には、0.2〜0.3mmの隙間が形成されている。したがって、保持ピン23を移動させる空間55が及ぼす、充填圧力による引抜き板25、および押さえ板26の撓みをなくすことができ、且つ保持ピン23の移動が可能になる。このように構成することにより、型板を厚くする必要が無くインサート射出成形用金型全体をコンパクトにすることができ、延いてはコスト的にも有利なインサート射出成形用金型を得ることができる。
図12には、図11に図示のインサート射出成形用金型の実施例における引抜き板25、および押さえ板26、並びにランナブロック54の組立斜視図が示されている。
図12において、締付けネジにより一体的に固定されている引抜き板25と押さえ板26のランナ形成部35の投影面領域には、ランナブロック54との嵌め合い空間57が形成されており、図11における嵌め合い部56に相当するものである。
図12に図示の環状コイル1のランナ形成部35は、スプル34より放射状に配設してあり、このランナ形成部35に対応した放射形状に形成されるランナブロック54を採用しているが、ランナブロック54は、この形状に限定されるものではなく、ランナの形状によって任意に変更することができるものである。
また、インサート部材である環状コイル1は、本実施例では、外装樹脂101の成形樹脂材料として、環状コイル1と線膨張係数差により生じる熱応力を低減するため、130℃までインサート部材を昇温させ、熱可塑性樹脂PPS(ポリフェニレンスルフィド)を用いて成形してあるが、この外装樹脂101の成形樹脂材料は、熱可塑性樹脂PPS(ポリフェニレンスルフィド)に限定されるものではなく、任意に変更することができる。
本発明においては、インサート部材は、どのようなものでも良く、環状ソレノイドコイル以外のものでも、適用できるものである。
本発明に係るインサート射出成形品の実施例を示す全体構成斜視図。 図1に図示のインサート部材である環状コイルの外観構成斜視図。 本発明に係るインサート射出成形用金型およびインサート射出成形法の実施例を示す、インサート射出成形用金型を竪型射出成形機に配置した半裁断面図。 図3に図示のインサート射出成形用金型において、保持ピン駆動装置を後退終了位置まで後退せた半裁断面図。 図3、図4に図示のインサート射出成形用金型において、溶融樹脂充填前のインサート部材を保持ピンで保持固定したキャビティー空間の状態図。 図3、図4に図示のインサート射出成形用金型において、溶融樹脂を射出しキャビティー空間に樹脂が充填した状態図。 図3、図4に図示のインサート射出成形用金型において、CAE流動解析により算出した充填率と固化率の関係を表すグラフ。 図3、図4に図示のインサート射出成形用金型において、溶融樹脂を射出し保持ピンを後退させた後のキャビティー空間の状態図。 図3、図4に図示のインサート射出成形用金型において、竪型射出成形機の上盤を上方に移動させ、軸線廻りに回転移行した位置での半裁断面図。 一般的に使用されているインサート射出成形用金型のランナ形成部近傍の拡大図。 本発明に係るインサート射出成形用金型の他の実施例を示す、インサート射出成形用金型のランナ形成部近傍の拡大図。 図11に図示のインサート射出成形用金型の実施例における上型引抜き板、および押さえ板、並びにランナブロックの形態を示す組立斜視図。
符号の説明
1………………………環状コイル
2,3…………………樹脂ケース
4………………………金属端子
5………………………保持ピン嵌合当接溝
6………………………平滑面
7………………………位置決めボス
8………………………コネクタ嵌合部
9………………………竪型射出成形機
10……………………上盤
11……………………下盤
12……………………上型取付け板
13……………………ランナストリッパプレート
14……………………上型本体
15……………………パーティング面
16……………………下型本体
17……………………下型受け板
18……………………スペーサブロック
19……………………下型取付け板
20……………………エジャクタピン
21……………………エジャクタプレート
22……………………エジャクタ押さえプレート
23,24……………保持ピン
25……………………引抜き板
26……………………押さえ板
27……………………移動ブロック
28……………………傾斜摺動部
29……………………駆動装置
30……………………キャビティー面
31……………………スプリング
32……………………後退終了位置
33……………………突き出し終了位置
34……………………スプル
35……………………ランナ形成部
36,37……………ピンポイントゲート
38,39……………サイドゲート
40……………………キャビティー空間
41,42……………樹脂
43……………………空間領域
44……………………サポートピン
45……………………プラボルト
46,47……………当接面
48……………………成形品
49……………………取り出し空間
50……………………ランナ
51……………………取り出し空間
52……………………ランナプレート
53……………………ランナ投影面
54……………………ランナブロック
55……………………空間
56……………………嵌め合い部
100…………………インサート射出成形品
101…………………外装樹脂
110…………………インサート成形部材

Claims (8)

  1. 射出成形用金型のキャビティー空間にインサート部材を配設し、該キャビティーに溶融樹脂を射出して樹脂成形品を形成するインサート射出成形法において,
    前記キャビティー内に進退動自在に構成し前記インサート部材を保持する保持部を設け、
    前記保持部を前記キャビティーより突出して前記キャビティー空間に前記インサート部材を所定位置に配設した状態で溶融樹脂を射出し、
    該溶融樹脂の射出後、予め設定した時間を経過したときに前記保持部を後退させ、
    前記インサート部材と前記保持部間に生じる空間に前記溶融樹脂を充填融合させて、前記インサート部材の周囲全体を樹脂で被覆してインサート射出成形品を製造することを特徴とするインサート射出成形法。
  2. 前記インサート部材は、樹脂ケースに挟持され、該樹脂ケースに形成される凹嵌合当接部又は凸嵌合当接部に前記保持部に形成する凸嵌合部又は凹嵌合部を嵌合して前記キャビティー内に位置決めするようにしたものである請求項1に記載のインサート射出成形法。
  3. 射出成形用金型のキャビティー空間にインサート部材を配設し、該キャビティーに溶融樹脂を射出して樹脂成形品を形成するインサート射出成形金型において,
    前記キャビティー内に前記溶融樹脂を充填する際に、該溶融樹脂が合流融合する位置に前記保持部を前記キャビティー内に進退動自在に配設し、
    前記保持部を進出させて前記キャビティー内に前記インサート部材を保持し、前記キャビティー内に前記溶融樹脂を充填することによって前記インサート部材を保持固定させ、該充填樹脂が低固化率の時間域において前記保持部を後退させるようにしたことを特徴とするインサート射出成形金型。
  4. 前記保持部の後退制御は、前記溶融樹脂を充填する射出開始時から予め設定した時間を経過したときに可能にするものである請求項3に記載のインサート射出成形金型。
  5. 前記保持部の進退動駆動装置は、型閉め方向と直交する方向に駆動する軸線を備え、該型閉め方向と直交する方向に駆動することにより前記保持部の前進後退制御を行うものである請求項3又は4に記載のインサート射出成形金型。
  6. 前記保持部の進退動駆動装置による進退動駆動機構は、前記保持部を固定する型板に型閉め方向と直交する方向に対してテーパー面を有する摺動傾斜部を形成し、
    前記摺動傾斜部に接し前記摺動傾斜部と同じ傾斜方向の摺動傾斜面を備え、型閉め方向と直交する方向に駆動することによって前記保持部を固定する型板を型閉め方向に移動する移動ブロックと、
    前記移動ブロックが型中心部から離反する方向に移動したときに、圧縮反発荷重を前記型板に印加させて該型板を後退させるスプリングとによって構成したものである請求項3、4又は5に記載のインサート射出成形金型。
  7. 前記保持部を固定する型板は、溶融樹脂による充填圧力が作用する領域と、前記保持部を固定し且つ進退動自在に可動する領域とを別部品形態で構成したものである請求項3、4、5又は6に記載のインサート射出成形金型。
  8. 環状コイルの内周面から両側面に掛けて樹脂ケースで挟持してなるインサート部材用の環状ソレノイドコイルの外周全体を溶融樹脂をインサート射出して所定の肉厚で均一に被覆してなる環状ソレノイドコイルのインサート射出成形品。
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