JPH10317997A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH10317997A
JPH10317997A JP12854397A JP12854397A JPH10317997A JP H10317997 A JPH10317997 A JP H10317997A JP 12854397 A JP12854397 A JP 12854397A JP 12854397 A JP12854397 A JP 12854397A JP H10317997 A JPH10317997 A JP H10317997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
bearing
bearings
passage
air passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP12854397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Makino
匡宏 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
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Publication of JPH10317997A publication Critical patent/JPH10317997A/ja
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  • Valve Housings (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量制御弁の弁シャフトのベアリングの耐久
性を向上する。 【解決手段】 弁ハウジング21内に、弁体27を嵌着
した弁シャフト28を収容し、この弁シャフト28の両
側部をベアリング29を介して回動可能に支持させる。
ベアリング29が弁ハウジング21の内部を仕切る仕切
壁となり、弁ハウジング21の内部空間がベアリング2
9によって空気通路26とベアリング室38とマグネッ
ト室39とに仕切られている。各ベアリング29と弁ハ
ウジング21との間に少なくとも1本の連通路40を形
成し、各連通路40によって空気通路26とベアリング
室38との間、及び空気通路26とマグネット室39と
の間を連通させる。これにより、空気通路26とその両
側の室38,39との間の圧力差を無くすことができ、
圧力差に起因するベアリング29内部のグリースの飛散
やベアリング29内部への異物の侵入を防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁ハウジング内
に、弁体が設けられた弁シャフトをベアリングを介して
回動可能に設けた構成の流量制御弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の流量制御弁は、例え
ば車両のアイドルスピードコントロールバルブ(以下
「ISCV」と略記する)として用いられている。この
ISCVは、図8に示すように、弁ハウジング11内
に、弁体12が設けられた弁シャフト13の両側部をベ
アリング14を介して回動可能に支持し、この弁シャフ
ト13をロータリソレノイド等のアクチュエータ15で
回動させることで、弁体12を回動させて、弁ハウジン
グ11内の空気通路16を開閉したり、弁体開度(空気
流量)を調節するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
ベアリング14の内輪14aが弁シャフト13に全周圧
入固定され、外輪14bが弁ハウジング11内に全周圧
入固定されているため、ベアリング14が弁ハウジング
11の内部空間を仕切る仕切壁となり、弁ハウジング1
1の内部空間がベアリング14によって空気通路16と
ベアリング室17とマグネット室18とに気密的に仕切
られた状態となっている。このため、弁体12の開閉動
作に伴って空気通路16内の圧力が変化しても、ベアリ
ング室17とマグネット室18の圧力は変化せず、各室
の圧力状態の相対関係は次の表1に示すようになる。
【0004】
【表1】
【0005】このように、弁体12の開閉による空気通
路16内の圧力変化に応じて、空気通路16とベアリン
グ室17との間、及び空気通路16とマグネット室18
との間に圧力差が発生し、この圧力差がベアリング14
の内外輪14a,14bの間に充填されたグリースに加
わる。このため、圧力差によってグリースが飛ばされた
り、空気通路16内を流れる空気中に含まれるダストや
オイルミスト等の異物がベアリング14の内部に侵入す
ることがあり、これが原因で、ベアリング14の回動摩
擦抵抗が増大して弁体12の動きが悪くなったり、ベア
リング14の寿命が短くなるおそれがある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、弁シャフトを支持す
るベアリング内部のグリースの飛散やベアリング内部へ
の異物の侵入を防止することができ、ベアリングの寿命
を長くすることができて、長期間に亘って良好な流量制
御性を維持することができる流量制御弁を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、弁ハウジングの内部空間をベ
アリングによって流体通路と他の空間とに区画する流量
制御弁において、流体通路と他の空間とを連通させる連
通路を設けることで、流体通路と他の空間との間の通気
性を確保し、流体通路と他の空間との間の圧力差を無く
すことができる。これにより、従来の圧力差に起因する
ベアリング内部のグリースの飛散やベアリング内部への
異物の侵入を防止することができ、長期間に亘ってベア
リングの回動摩擦抵抗の増大を防ぐことができて、ベア
リングの寿命を長くすることができ、長期間に亘って良
好な流量制御性(良好な弁体の回動性)を維持すること
ができる。
【0008】この場合、連通路を設ける位置は、弁ハウ
ジング側、ベアリング側、弁シャフト側のいずれでも良
いが、請求項2のように、連通路を弁ハウジングとベア
リングの外周部との間に設けることが好ましい。このよ
うにすれば、連通路の形成を切削加工等により容易に行
うことができる。
【0009】また、請求項3のように、連通路をベアリ
ングの各々について複数個ずつ設けるようにしても良
い。このようにすれば、万一、1つの連通路が異物等に
よって詰まっても、残りの連通路によって流体通路と他
の空間との間の通気性を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施形態(1)]以下、本発明をISCV(アイドル
スピードコントロールバルブ)に適用した実施形態
(1)を図1乃至図5に基づいて説明する。ここで、図
1はISCVの縦断正面図、図2は図1のA−A断面
図、図3は図1のB−B断面図、図4は図1のC−C断
面図である。
【0011】図1に示すように、弁ハウジング21は、
例えば金属により横長の筒状に形成され、その右端面は
側壁21aで閉塞され、該弁ハウジング21の左端面に
後述するロータリソレノイド22(アクチュエータ)を
取り付けるための開口部が形成されている。この弁ハウ
ジング21の下面側には、図2に示すように、空気流入
口23と空気流出口24とが形成され、弁ハウジング2
1内に仕切壁25によって空気流入口23から空気流出
口24へ至る空気通路26(流体通路)が形成され、こ
の空気通路26の途中には弁座部37が形成されてい
る。
【0012】また、弁ハウジング21内には、弁体27
と、この弁体27を嵌着した弁シャフト28が収容さ
れ、この弁シャフト28の両側部がボールベアリング等
のベアリング29(図1参照)を介して回動可能に支持
されている。各ベアリング29の内輪29aが弁シャフ
ト28に圧入固定され、外輪29bが弁ハウジング21
内に圧入固定されている。弁シャフト28の回動により
弁体27が回動すると、弁座部37の開口面積が変化し
て、空気通路26を流れる空気の流量が調整される。
【0013】一方、弁ハウジング21の左端開口部に
は、ロータリソレノイド22の樹脂ケース30がOリン
グ31を介して気密に取り付けられている。樹脂ケース
30内には、ソレノイドコイル32を組み付けたステー
タコア33,34が収納されている。また、弁シャフト
28の左端部には、ロータとなる円環状のマグネット3
5が嵌着され、このマグネット35がステータコア34
に形成された開口部36(図3参照)内に位置してい
る。樹脂ケース30の左端開口部はキャップ43により
気密に閉鎖されている。
【0014】以上のように構成したロータリソレノイド
22の制御は、エンジン制御回路(図示せず)によって
行われ、ソレノイドコイル32に流す電流がデューティ
制御されると共に、電流の方向が制御される。ソレノイ
ドコイル32に流す電流を変化させると、ステータコア
33,34を流れる磁束量が変化して、ステータコア3
4の開口部36の内周面からマグネット35に作用する
磁束量が変化し、その磁束量の変化に応じてマグネット
35の磁極との間に働く電磁吸引力又は反発力が変化す
る。この電磁吸引力又は反発力に応じてマグネット35
が回動し、これと一体的に弁シャフト28と弁体27が
回動する。これにより、図5に示すように、ソレノイド
コイル32に流す電流のデューティを制御することで、
弁体27の回動量(弁体開度)を制御して、空気通路2
6を流れる空気の流量を調整する。尚、ソレノイドコイ
ル32に流す電流の方向を逆転させると、ステータコア
33,34を流れる磁束の方向が逆転して、弁体27の
回動方向が逆転する。
【0015】図1に示すように、ベアリング29の内輪
29aが弁シャフト28に圧入固定され、外輪29bが
弁ハウジング21内に圧入固定されているため、ベアリ
ング29が弁ハウジング21の内部空間を仕切る仕切壁
となり、弁ハウジング21の内部空間がベアリング29
によって空気通路26とベアリング室38とマグネット
室39とに仕切られた状態となっている。空気通路26
とベアリング室38との間、及び空気通路26とマグネ
ット室39との間の通気性を確保するために、各ベアリ
ング29の外輪29bと弁ハウジング21との間に少な
くとも1本の連通路40が形成され、各連通路40によ
って空気通路26とベアリング室38との間、及び空気
通路26とマグネット室39との間が連通されている。
本実施形態(1)では、図4に示すように、弁ハウジン
グ21の内周面に、各ベアリング29について例えば4
個ずつ連通路40が90°間隔で切削加工されている。
【0016】以上説明した実施形態(1)では、空気通
路26とその両側の室38,39とを連通させる連通路
40を設けたので、弁体27の開閉によって空気通路2
6内の圧力が変化すれば、それに応じて空気通路26と
その両側の室38,39との間で連通路40を通じて空
気が流通し、常に空気通路26の圧力とその両側の室3
8,39の圧力とを同一に保つことができ、空気通路2
6とその両側の室38,39との間の圧力差を無くすこ
とができる。これにより、従来の圧力差に起因するベア
リング29内部のグリースの飛散やベアリング29内部
への異物の侵入を防止することができ、長期間に亘って
ベアリング29の回動摩擦抵抗の増大を防ぐことができ
て、ベアリング29の寿命を長くすることができる。し
かも、長期間に亘って良好な弁体27の回動性を保つこ
とができて、良好な流量制御性を維持することができ、
流量制御の信頼性を向上することができる。
【0017】また、本実施形態(1)では、連通路40
をベアリング29の各々について複数個(例えば4個)
ずつ設けるようにしたので、万一、1つの連通路40が
異物等によって詰まっても、残りの連通路40によって
空気通路26とその両側の室38,39との間の通気性
を確保することができる。
【0018】[実施形態(2)]上記実施形態(1)で
は、弁ハウジング21の内周面に連通路40を形成した
が、図6に示す本発明の実施形態(2)では、各ベアリ
ング29の外輪29bの外周面に、例えば4個ずつ連通
路41を90°間隔で切削加工している。これ以外の構
成は、前記実施形態(1)と同じである。本実施形態
(2)でも、前記実施形態(1)と同様の効果を得るこ
とができる。
【0019】[実施形態(3)]上記実施形態(1),
(2)では、各ベアリング29の外輪29bと弁ハウジ
ング21との間に連通路40及び41を形成したが、図
7に示す本発明の実施形態(3)では、各ベアリング2
9の内輪29aと弁シャフト28との間に少なくとも1
本の連通路42を形成している。この場合、弁シャフト
28の外周面に、例えば4個ずつ連通路42を90°間
隔で切削加工し、各連通路42によって空気通路26と
ベアリング室38との間、及び空気通路26とマグネッ
ト室39との間を連通している。尚、各ベアリング29
の内輪29aに連通路を形成しても良い。これ以外の構
成は、前記実施形態(1)と同じである。本実施形態
(3)でも、前記実施形態(1)と同様の効果を得るこ
とができる。
【0020】[その他の実施形態]上記各実施形態で
は、各ベアリング29について連通路40,41,42
を4個ずつ形成したが、3個以下又は5個以上形成して
も良い。また、上記各実施形態では、ベアリング29と
してボールベアリング(球軸受)を用いたが、ころ軸受
等、他のこがり軸受を用いても良い。
【0021】また、上記実施形態では、弁体27を駆動
するアクチュエータとして、ロータリソレノイド22を
用いたが、ステップモータ、DCサーボモータ等のモー
タを用いても良い。
【0022】その他、本発明は、ISCVに限定され
ず、流体の流量を制御する各種の流量制御弁に適用して
実施できる等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して
実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)を示すISCVの縦断
正面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】図1のC−C断面図
【図5】ロータリソレノイドのデューティと空気流量と
の関係を示す制御特性図
【図6】本発明の実施形態(2)を示す連通路部分の縦
断側面図
【図7】本発明の実施形態(3)を示す連通路部分の縦
断側面図
【図8】従来のISCVの縦断正面図
【符号の説明】
21…弁ハウジング、22…ロータリソレノイド(アク
チュエータ)、23…空気流入口(流入口)、24…空
気流出口(流出口)、25…仕切壁、26…空気通路
(流体通路)、27…弁体、28…弁シャフト、29…
ベアリング、30…樹脂ケース、32…ソレノイドコイ
ル、33,34…ステータコア、35…マグネット、3
7…弁座部、38…ベアリング室、39…マグネット
室、40,41,42…連通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口と流出口を有する弁ハウジング内
    に、弁体が設けられた弁シャフトをベアリングを介して
    回動可能に設け、前記弁シャフトをアクチュエータで回
    動させることで、前記弁体を回動させて、前記流入口か
    ら前記流出口への流体通路を開閉又は開度調節するよう
    にした流量制御弁において、 前記弁ハウジングの内部空間を前記ベアリングによって
    前記流体通路と他の空間とに区画し、前記流体通路と他
    の空間とを連通させる連通路を設けたことを特徴とする
    流量制御弁。
  2. 【請求項2】 前記連通路は、前記弁ハウジングと前記
    ベアリングの外周部との間に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の流量制御弁。
  3. 【請求項3】 前記連通路は、前記ベアリングの各々に
    ついて複数個ずつ設けられていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の流量制御弁。
JP12854397A 1997-05-19 1997-05-19 流量制御弁 Pending JPH10317997A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142729A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Hitachi Ltd インサート射出成形法、インサート射出成形用金型、およびその成形品
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