JP2575333Y2 - ロータリバルブの防水構造 - Google Patents

ロータリバルブの防水構造

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JP2575333Y2
JP2575333Y2 JP1993042715U JP4271593U JP2575333Y2 JP 2575333 Y2 JP2575333 Y2 JP 2575333Y2 JP 1993042715 U JP1993042715 U JP 1993042715U JP 4271593 U JP4271593 U JP 4271593U JP 2575333 Y2 JP2575333 Y2 JP 2575333Y2
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JP
Japan
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case
stator
rotary valve
rotor
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JP1993042715U
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敦雄 吉山
行宏 長堀
賢二 松井
信之 式田
寛次 野村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オイル等に封入されて
オイルの流量を制御するロータリバルブの防水構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のロータリバルブの防水構造
を示す全体側断面図である。従来のロータリバルブの防
水構造を動図に基づいて説明する。全体を符号2で示す
ものは円筒状に形成され周側面に対向して穿設されたス
リット状の流入窓2aと吐出窓2bを有するケースAで
ある。3,4はケースA2の一端面に固定されたステー
タA,ステータBで、コイルボビン6を介してコイル5
が巻回されている。9は軸受Aで、ねじ12によって前
記ステータA,Bを挟持するようにしてケースA2の端
面に取り付けられたケースBの内周底面に固着されてい
る。13はケースA2の外周面に巻回されたOリングで
ある。
【0003】14はケースA2の他端内周面に嵌合固定
された軸受Bで、前記軸受A9とともに出力軸であるシ
ャフト15を回動自在に軸支している。シャフト15の
一端には、ロータであるマグネット16がスリーブ17
を介して前記ステータA3,B4とエアーギャップを有
して軸着されている。また、シャフト15の他端には、
流入窓2aと吐出窓2bを開閉する閉塞部18aと貫通
部18bとを有する弁体18の一端側が軸着されている
とともに、金属性のブッシュ19が軸着されている。ブ
ッシュ19は弁体18と一体的に回動するように弁体1
8の他端側に嵌合しており、弁体18はブッシュ19を
介して両端においてシャフト15に軸着されている。2
0はカラー、21はポリスライダーワッシャである。
【0004】このような構造のロータリバルブは、一点
鎖線30で示す位置を境界として、液体の流量を制御す
る弁体18等が配設された作動部23が液体封入室内に
配置され、弁体18を回動させるロータ16等が配設さ
れた駆動部24が液体封入室外に配置される。この境界
線30に対応したケースA2の内周面には、シール部材
であるオイルシール31が嵌合固定され、流量制御動作
中において流入窓2aからケースA2内に流入したオイ
ル等が作動部23から駆動部24に漏れるのを防止して
いる。32はオイルシール31が軸方向にずれるのを防
止する機能を兼ね備えた軸受である。ロータリバルブは
コイル5に通電がなされていないときは、図5(a)に
示すように弁体18の閉塞部18aが流入窓2aと吐出
窓2bを閉塞している。コイル5に通電がなされると、
ステータA3,B4が励磁され、マグネット16が回動
しシャフト15が45°回動すると、同図(b)に示す
ように閉塞部18aが流入窓2aおよび吐出窓2bを開
放して、液体封入室内のオイルが流入窓2aからケース
A2内に流入し、貫通部18bを通過して吐出窓2bか
ら吐出され流量制御がなされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のロータリバルブの防水構造においては、オイル
シール31が防水のためにシャフト15に密着した構造
となっているため、流量制御するためにシャフト15を
回動させようとするとシャフト15にオイルシール31
の接触圧による摩擦力が発生し、このためシャフト15
を駆動させるトルクが低下して開閉角度がバラツクため
正確な流量制御ができないといった問題があった。
【0006】したがって、本考案は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、弁体の出力軸を駆動する回転トルクに影響を与えな
いで、正確な流量制御を行うロータリバルブの防水構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係るロータリバルブの防水構造は、液体封
入室内に配置され円筒状のケース内の弁体を回動させる
ことにより液体の流量を制御する作動部と、前記弁体の
出力軸に軸着された永久磁石からなるロータと、このロ
ータに近接配置されたステータと、このステータを励磁
するコイルとからなり前記ケースの一端側で液体封入室
外に配置され前記弁体を回動させる駆動部とで構成され
たロータリバルブにおいて、薄肉円筒状に形成され前記
ステータとロータとの間のエアーギャップにステータに
密着して配設されて内底面に前記出力軸を回動自在に支
持する軸受を保持するとともに、開放端側に前記ケース
の端面と合わせ面となる鍔部を有する非磁性材のキャッ
プを備えている。
【0008】
【作用】本考案によれば、ケースの端面とこの端面と合
わせ面とする非磁性材のキャップの鍔部とでキャップ内
が密閉状態となり、出力軸はキャップに保持された軸受
で回転自在に支持される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案に係るロータリバルブの側断面図、
図2は同じく要部の分解斜視図である。これらの図にお
いて、従来技術と同一の構成は同一の符号を付し詳細な
説明は省略する。ケースA2の駆動部24側の端面に
は、大径状の凹嵌部2cと凹嵌部2c内に凹設されたリ
ング状の溝2dが設けられている。この溝2d内に、溝
2dの深さよりも大なる径を有する断面円形のOリング
7が収納されている。8は全体が略薄肉円筒状に形成さ
れた非磁性材からなるキャップで、内周底面部8aがや
や小径状に形成されて軸受A9が圧入嵌合されて保持さ
れる保持部を形成しており、開放端部には鍔部8bが形
成されている。10は環状のOリング押えである。ケー
スB11の内周底面部11aには、前記キャップ8の保
持部8aが嵌合する凹部が形成されている。また、ステ
ータA3,B4の内周部3a,4aの内径はキャップ8
の径と同一に形成されている。
【0010】このような構成において、組立る場合に
は、図2に示すようにケースA2の溝2d内にOリング
7を収納載置し、軸受A9を保持したキャップ8の鍔部
8bを凹嵌部2c内に挿入する。次に、Oリング押え1
0、ステータA3,B4およびケースB11をキャップ
8に被せ、ねじ12によりケースB11をケースA2に
取り付けると、キャップ8がステータA3,B4の内周
部3a,4aおよびケースB11の内周底面部11aに
嵌合するとともに、Oリング押え10により鍔部8bが
Oリング7を押圧して凹嵌部2cの底面部2eに密着
し、Oリング7の弾性変形により鍔部8bと底面部2e
との間で密閉状態となり、キャップ8によりケースA2
内のオイルがステータA3,B4あるいはコイル5等に
漏れることが防止される。
【0011】図3(a)は本考案の第2の実施例を示す
要部側断面図である。この第2の実施例では、コイル5
が巻回されたステータ26がケースB11に埋設されて
いる。また、キャップ8の鍔部8bの合わせ面としてケ
ースA2の端面に鍔部2eが形成されており、ケースB
11にも鍔部11bが形成され、これら鍔部が重ねられ
ることにより防水がなされている。
【0012】同図(b)は本考案の第3の実施例を示す
要部側断面図である。この第3の実施例では、ロータ1
6が偏平に形成されたディスク状を呈しており、ケース
B11に埋設されたステータ26がロータ16の上方に
位置するように配設され、ケースA2の上面には、ロー
タ16を収納可能な空間を形成する収納部2fが設けら
れている。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、流
量制御する弁体を有する作動部と、ステータ、コイル等
を有する駆動部とからなるロータリバルブにおいて、薄
肉円筒状に形成されステータとロータとの間のエアーギ
ャップにステータに密着して配設されて内底面に弁体の
出力軸を回動自在に支持する軸受を保持するとともに、
開放端側に弁体を収納する円筒状のケースの端面と合わ
せ面となる鍔部を有する非磁性材のキャップを備え、ケ
ースの端面と鍔部とでキャップ内を密閉して防水を行う
ようにして、防水部材となるキャップを出力軸に接触す
ることなく配設したので、出力軸に負荷がかからずトル
ク低下をきたすことがないため、弁体の開閉角度が精度
よく行われ、このため精度の高い流量制御を行うことが
可能となる。また、キャップの取付けは鍔部をケースの
端面に合わせるだけでよく、従来のようにシール部材を
ケース内の所定位置に位置決めしながら圧入嵌合させる
ことがないので、組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロータリバルブの側断面図であ
る。
【図2】本考案に係るロータリバルブの要部を分解した
側断面図である。
【図3】(a)は本考案に係るロータリバルブの第2の
実施例の要部側断面図、(b)は本考案に係るロータリ
バルブの第3の実施例の要部側断面図である。
【図4】従来のロータリバルブの側断面図である。
【図5】図4のV-V 線断面図で、(a)は流入窓を閉塞
した状態を示し、(b)は流入窓を開放した状態を示
す。
【符号の説明】
2 ケースA 2a 流入窓 2b 吐出窓 3 ステータA 4 ステータB 5 コイル 7 Oリング 8 キャップ 8a 保持部 8b 鍔部 9 軸受A 10 Oリング押え 11 ケースB 15 出力軸 16 ロータ 18 弁体 18a 閉塞部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 式田 信之 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジェコー株式会社内 (72)考案者 野村 寛次 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジェコー株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−228983(JP,A) 実開 平4−50776(JP,U) 特公 平2−6299(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体封入室内に配置され円筒状のケース
    内の弁体を回動させることにより液体の流量を制御する
    作動部と、前記弁体の出力軸に軸着された永久磁石から
    なるロータと、このロータに近接配置されたステータ
    と、このステータを励磁するコイルとからなり前記ケー
    スの一端側で液体封入室外に配置され前記弁体を回動さ
    せる駆動部とで構成されたロータリバルブにおいて、薄
    肉円筒状に形成され前記ステータとロータとの間のエア
    ーギャップにステータに密着して配設されて内底面に前
    記出力軸を回動自在に支持する軸受を保持するととも
    に、開放端側に前記ケースの端面と合わせ面となる鍔部
    を有する非磁性材のキャップを備えたことを特徴とする
    ロータリバルブの防水構造。
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JP5313118B2 (ja) * 2009-11-30 2013-10-09 タカラベルモント株式会社 電動弁
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