JPH064988A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
- Publication number
- JPH064988A JPH064988A JP15841492A JP15841492A JPH064988A JP H064988 A JPH064988 A JP H064988A JP 15841492 A JP15841492 A JP 15841492A JP 15841492 A JP15841492 A JP 15841492A JP H064988 A JPH064988 A JP H064988A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical portion
- spindle motor
- peripheral surface
- rotating shaft
- support member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動圧軸受を使用するスピンドルモータにおい
て、低温時の回転不能防止と使用温度範囲におけトルク
変動量を小さくする。 【構成】 動圧軸受の近傍に温度センサ9とこれで作動
するヒータ6とを設置する。そして、低温時には動圧軸
受の潤滑剤8の温度を高める。これにより、潤滑剤8の
粘性が高くなるのを防止し、シャフト1の回転不能を防
ぐと共にトルク変動量を小さくする。
て、低温時の回転不能防止と使用温度範囲におけトルク
変動量を小さくする。 【構成】 動圧軸受の近傍に温度センサ9とこれで作動
するヒータ6とを設置する。そして、低温時には動圧軸
受の潤滑剤8の温度を高める。これにより、潤滑剤8の
粘性が高くなるのを防止し、シャフト1の回転不能を防
ぐと共にトルク変動量を小さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に使
用するスピンドルモータに関し、特に動圧軸受を有する
スピンドルモータに関する。
用するスピンドルモータに関し、特に動圧軸受を有する
スピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピンドルモータは、図2に示す
ように、シャフト1の両端部にはカップ状のハブ2が開
口部を下にして接合され、ハブ2の内周壁には円筒状の
駆動用マグネット3が固着されている。また、ハウジン
グ4aの円筒部の外周には積層された鉄心にコイルが巻
回されたスタータ5が固定されており、コイルに通電す
ることで磁界を発生し、駆動用マグネット3と吸引・反
発を繰り返してハブ2が回転する。
ように、シャフト1の両端部にはカップ状のハブ2が開
口部を下にして接合され、ハブ2の内周壁には円筒状の
駆動用マグネット3が固着されている。また、ハウジン
グ4aの円筒部の外周には積層された鉄心にコイルが巻
回されたスタータ5が固定されており、コイルに通電す
ることで磁界を発生し、駆動用マグネット3と吸引・反
発を繰り返してハブ2が回転する。
【0003】シャフト1の外径は、ハウジング4aの円
筒部の内径よりも僅かに小さく、また、ショフト1の外
周部および自由端部には溝7a,7bが設けられてい
る。さらに、シャフト1はハウジング4aの円筒凹部に
挿入され、隙間には潤滑剤8が充填されている。そし
て、シャフト1の溝部7a,7bはシャフト1の回転に
よってハウジング4aの内壁との間で流体膜を形成し、
非接触の軸受として機能する。
筒部の内径よりも僅かに小さく、また、ショフト1の外
周部および自由端部には溝7a,7bが設けられてい
る。さらに、シャフト1はハウジング4aの円筒凹部に
挿入され、隙間には潤滑剤8が充填されている。そし
て、シャフト1の溝部7a,7bはシャフト1の回転に
よってハウジング4aの内壁との間で流体膜を形成し、
非接触の軸受として機能する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のスピンドルモ
ータは、通常、約0〜70℃の環境下で使用されるが、
軸受部に使用される潤滑剤の粘性が温度に依存するた
め、スピンドルモータの負荷トルク、換言すれば、消費
電流は環境温度によって変化する。
ータは、通常、約0〜70℃の環境下で使用されるが、
軸受部に使用される潤滑剤の粘性が温度に依存するた
め、スピンドルモータの負荷トルク、換言すれば、消費
電流は環境温度によって変化する。
【0005】図3は温度とスピンドルモータの消費電流
との関係を示したものである。図3において、スピンド
ルモータの消費電流は低温になるに従い増加する。従っ
て、広温度範囲で使用するとトルク変動が大きくなって
制御不可能となり、回転エラーを誘発することがある。
また、低温下で使用する場合には大電力が必要となった
り、低温時の電流増加を考慮せずに設計すると、低温下
でスピンドルモータが回転しないという問題点がある。
との関係を示したものである。図3において、スピンド
ルモータの消費電流は低温になるに従い増加する。従っ
て、広温度範囲で使用するとトルク変動が大きくなって
制御不可能となり、回転エラーを誘発することがある。
また、低温下で使用する場合には大電力が必要となった
り、低温時の電流増加を考慮せずに設計すると、低温下
でスピンドルモータが回転しないという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、スピンドルモータが広温
度範囲、および低温で使用する場合であっても回転の安
定したスピンドルモータを提供することにある。
度範囲、および低温で使用する場合であっても回転の安
定したスピンドルモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端に円筒部
を有する支持部材と、前記支持部材の円筒部の外周に固
定する固定子と、前記支持部材の中心軸線上に前記支持
部材の円筒部の内周面に回転自在に支持される回転軸
と、前記回転軸の一端に固定され前記回転軸と同一中心
線上に前記支持部材の円筒部を囲む略円筒状のハブ部材
と、前記ハブ部材の内側面に固定する回転子とを有し、
前記回転軸の回転に伴い前記回転軸と前記支持部材の円
筒部の内周面との間で発生する動圧で前記回転軸を支持
する動圧軸受を使用するスピンドルモータにおいて、前
記支持部材の円筒部の内周面または外周面にヒータを備
えている。また、前記支持部材の円筒部の内周面または
外周面に前記ヒータの作動を制御するための温度センサ
を備えてもよく、この温度センサが前記ヒータと一体化
してもよい。
を有する支持部材と、前記支持部材の円筒部の外周に固
定する固定子と、前記支持部材の中心軸線上に前記支持
部材の円筒部の内周面に回転自在に支持される回転軸
と、前記回転軸の一端に固定され前記回転軸と同一中心
線上に前記支持部材の円筒部を囲む略円筒状のハブ部材
と、前記ハブ部材の内側面に固定する回転子とを有し、
前記回転軸の回転に伴い前記回転軸と前記支持部材の円
筒部の内周面との間で発生する動圧で前記回転軸を支持
する動圧軸受を使用するスピンドルモータにおいて、前
記支持部材の円筒部の内周面または外周面にヒータを備
えている。また、前記支持部材の円筒部の内周面または
外周面に前記ヒータの作動を制御するための温度センサ
を備えてもよく、この温度センサが前記ヒータと一体化
してもよい。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。図1において、シャフト1の両端部にはカップ状の
ハブ2が開口部を下にして接合され、ハブ2の内周壁に
は円筒状の駆動用マグネット3が固着されている。ま
た、ハウジング4の円筒部の外周には積層された鉄心に
コイルが巻回されたステータ5が固定されており、コイ
ルに通電することで磁界を発生し、駆動用マグネット3
と吸引・反発を繰り返してハブ2が回転する。
る。図1において、シャフト1の両端部にはカップ状の
ハブ2が開口部を下にして接合され、ハブ2の内周壁に
は円筒状の駆動用マグネット3が固着されている。ま
た、ハウジング4の円筒部の外周には積層された鉄心に
コイルが巻回されたステータ5が固定されており、コイ
ルに通電することで磁界を発生し、駆動用マグネット3
と吸引・反発を繰り返してハブ2が回転する。
【0010】シャフト1の外径は、ハウジング4の円筒
部の内径よりも僅かに小さく、また、シャフト1の外周
部および自由端部には溝7a,7bが設けられている。
さらに、シャフト1はハウジング4の円筒凹部に挿入さ
れ、隙間には潤滑剤8が充填されている。そして、シャ
フト1の溝部7a,7bはシャフト1の回転によってハ
ウジング4の内壁との間で流体膜を形成し、非接触の軸
受として機能する。
部の内径よりも僅かに小さく、また、シャフト1の外周
部および自由端部には溝7a,7bが設けられている。
さらに、シャフト1はハウジング4の円筒凹部に挿入さ
れ、隙間には潤滑剤8が充填されている。そして、シャ
フト1の溝部7a,7bはシャフト1の回転によってハ
ウジング4の内壁との間で流体膜を形成し、非接触の軸
受として機能する。
【0011】本発明のハウジング4の円筒部内周面には
ヒータ6が設置されている。このヒータ6は、例えば円
筒形フィルム状であってハウジング4の円筒部外周部の
ステータ5との間に貼着してもよい。また、ハウジング
4の軸受の近傍にはヒータ6の作動を制御するための温
度センサ9が設置されている。この温度センサ9はフィ
ルム状ヒータ6と一体成形し、ハウジング4の円筒部内
周面または外周面に設置してもよい。
ヒータ6が設置されている。このヒータ6は、例えば円
筒形フィルム状であってハウジング4の円筒部外周部の
ステータ5との間に貼着してもよい。また、ハウジング
4の軸受の近傍にはヒータ6の作動を制御するための温
度センサ9が設置されている。この温度センサ9はフィ
ルム状ヒータ6と一体成形し、ハウジング4の円筒部内
周面または外周面に設置してもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スピンド
ルモータのハウジングの円筒部の内周面または外周面に
ヒータを設置することにより、低温時において動圧軸受
の動作流体の温度を高めることができ、スピンドルモー
タの使用温度範囲内でのトルク変動量を減少させて安定
した回転が得られ、また、低温時の回転不能を防止する
という効果がある。
ルモータのハウジングの円筒部の内周面または外周面に
ヒータを設置することにより、低温時において動圧軸受
の動作流体の温度を高めることができ、スピンドルモー
タの使用温度範囲内でのトルク変動量を減少させて安定
した回転が得られ、また、低温時の回転不能を防止する
という効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】従来のスピンドルモータの消費電流と温度との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
1 シャフト 2 ハブ 3 マグネット 4,4a ハウジング 5 ステータ 6 ヒータ 7a,7b 溝 8 潤滑剤 9 温度センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 一端に円筒部を有する支持部材と、前記
支持部材の円筒部の外周に固定する固定子と、前記支持
部材の中心軸線上に前記支持部材の円筒部の内周面に回
転自在に支持される回転軸と、前記回転軸の一端に固定
され前記回転軸と同一中心線上に前記支持部材の円筒部
を囲む略円筒状のハブ部材と、前記ハブ部材の内側面に
固定する回転子とを有し、前記回転軸の回転に伴い前記
回転軸と前記支持部材の円筒部の内周面との間で発生す
る動圧で前記回転軸を支持する動圧軸受を使用するスピ
ンドルモータにおいて、前記支持部材の円筒部の内周面
または外周面にヒータを備えることを特徴とするスピン
ドルモータ。 - 【請求項2】 前記支持部材の円筒部の内周面または外
周面に前記ヒータの作動を制御するための温度センサを
備えることを特徴とする請求項1記載のスピンドルモー
タ。 - 【請求項3】 請求項1記載のスピンドルモータにおい
て、前記ヒータがこれの作動を制御するための一体化し
た温度センサを含むことを特徴とするスピンドルモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15841492A JPH064988A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15841492A JPH064988A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | スピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064988A true JPH064988A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15671239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15841492A Withdrawn JPH064988A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064988A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6741420B2 (en) * | 2000-07-26 | 2004-05-25 | Seagate Technology Llc | Hydrodynamic spindle motor with an internally disposed heating element |
KR100449221B1 (ko) * | 2000-11-20 | 2004-09-18 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 디스크의 저온 구동을 가능하게 하는 방법 및 장치 |
US6898041B2 (en) | 2001-11-30 | 2005-05-24 | Kabushiki Kaisha Kaisha | Method and apparatus for motor control in a disk drive |
KR100699868B1 (ko) * | 2005-10-15 | 2007-03-28 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 구동제어장치 및 방법 |
US7567407B2 (en) | 2006-08-01 | 2009-07-28 | Denso Corporation | Storage apparatus, in-vehicle navigation system, and method for controlling temperature of storage apparatus |
US8804269B2 (en) | 2011-12-06 | 2014-08-12 | HGST Netherlands B.V. | Adjusting rotational speed based on ambient temperature in a HDD |
US20230018843A1 (en) * | 2021-07-16 | 2023-01-19 | Nidec Corporation | Motor, and disk drive apparatus |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15841492A patent/JPH064988A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6741420B2 (en) * | 2000-07-26 | 2004-05-25 | Seagate Technology Llc | Hydrodynamic spindle motor with an internally disposed heating element |
KR100449221B1 (ko) * | 2000-11-20 | 2004-09-18 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 디스크의 저온 구동을 가능하게 하는 방법 및 장치 |
US6898041B2 (en) | 2001-11-30 | 2005-05-24 | Kabushiki Kaisha Kaisha | Method and apparatus for motor control in a disk drive |
KR100699868B1 (ko) * | 2005-10-15 | 2007-03-28 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크 드라이브의 구동제어장치 및 방법 |
US7567407B2 (en) | 2006-08-01 | 2009-07-28 | Denso Corporation | Storage apparatus, in-vehicle navigation system, and method for controlling temperature of storage apparatus |
US8804269B2 (en) | 2011-12-06 | 2014-08-12 | HGST Netherlands B.V. | Adjusting rotational speed based on ambient temperature in a HDD |
US20230018843A1 (en) * | 2021-07-16 | 2023-01-19 | Nidec Corporation | Motor, and disk drive apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |