JPH078674U - ロータリバルブの防水構造 - Google Patents

ロータリバルブの防水構造

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JPH078674U
JPH078674U JP4271593U JP4271593U JPH078674U JP H078674 U JPH078674 U JP H078674U JP 4271593 U JP4271593 U JP 4271593U JP 4271593 U JP4271593 U JP 4271593U JP H078674 U JPH078674 U JP H078674U
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rotary valve
cap
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敦雄 吉山
行宏 長堀
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信之 式田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量制御の精度の向上を図る。 【構成】 2は流入窓2aと吐出窓2bを有する円筒状
のケースA、3,4はステータA,B、5はステータに
巻回されたコイルである。7はケースA2の端面に形成
した凹嵌部の溝2dに収納されたOリングである。15
は出力軸で軸受9、14に回転自在に軸支され、一端側
にロータ16が他端側に弁体18が軸着される。そし
て、8は薄肉円筒状のキャップで、軸受9を保持すると
ともに、Oリング7を押圧してケースA2の端面に密着
する鍔部8bを有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイル等に封入されてオイルの流量を制御するロータリバルブの防 水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のロータリバルブの防水構造を示す全体側断面図である。従来のロ ータリバルブの防水構造を動図に基づいて説明する。全体を符号2で示すものは 円筒状に形成され周側面に対向して穿設されたスリット状の流入窓2aと吐出窓 2bを有するケースAである。3,4はケースA2の一端面に固定されたステー タA,ステータBで、コイルボビン6を介してコイル5が巻回されている。9は 軸受Aで、ねじ12によって前記ステータA,Bを挟持するようにしてケースA 2の端面に取り付けられたケースBの内周底面に固着されている。13はケース A2の外周面に巻回されたOリングである。
【0003】 14はケースA2の他端内周面に嵌合固定された軸受Bで、前記軸受A9とと もに出力軸であるシャフト15を回動自在に軸支している。シャフト15の一端 には、ロータであるマグネット16がスリーブ17を介して前記ステータA3, B4とエアーギャップを有して軸着されている。また、シャフト15の他端には 、流入窓2aと吐出窓2bを開閉する閉塞部18aと貫通部18bとを有する弁 体18の一端側が軸着されているとともに、金属性のブッシュ19が軸着されて いる。ブッシュ19は弁体18と一体的に回動するように弁体18の他端側に嵌 合しており、弁体18はブッシュ19を介して両端においてシャフト15に軸着 されている。20はカラー、21はポリスライダーワッシャである。
【0004】 このような構造のロータリバルブは、一点鎖線30で示す位置を境界として、 液体の流量を制御する弁体18等が配設された作動部23が液体封入室内に配置 され、弁体18を回動させるロータ16等が配設された駆動部24が液体封入室 外に配置される。この境界線30に対応したケースA2の内周面には、シール部 材であるオイルシール31が嵌合固定され、流量制御動作中において流入窓2a からケースA2内に流入したオイル等が作動部23から駆動部24に漏れるのを 防止している。32はオイルシール31が軸方向にずれるのを防止する機能を兼 ね備えた軸受である。ロータリバルブはコイル5に通電がなされていないときは 、図5(a)に示すように弁体18の閉塞部18aが流入窓2aと吐出窓2bを 閉塞している。コイル5に通電がなされると、ステータA3,B4が励磁され、 マグネット16が回動しシャフト15が45°回動すると、同図(b)に示すよ うに閉塞部18aが流入窓2aおよび吐出窓2bを開放して、液体封入室内のオ イルが流入窓2aからケースA2内に流入し、貫通部18bを通過して吐出窓2 bから吐出され流量制御がなされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のロータリバルブの防水構造においては、オイル シール31が防水のためにシャフト15に密着した構造となっているため、流量 制御するためにシャフト15を回動させようとするとシャフト15にオイルシー ル31の接触圧による摩擦力が発生し、このためシャフト15を駆動させるトル クが低下して開閉角度がバラツクため正確な流量制御ができないといった問題が あった。
【0006】 したがって、本考案は上記した従来の問題に鑑みてなされたものであり、その 目的とするところは、弁体の出力軸を駆動する回転トルクに影響を与えないで、 正確な流量制御を行うロータリバルブの防水構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係るロータリバルブの防水構造は、液体 封入室内に配置され円筒状のケース内の弁体を回動させることにより液体の流量 を制御する作動部と、前記弁体の出力軸に軸着された永久磁石からなるロータと 、このロータに近接配置されたステータと、このステータを励磁するコイルとか らなり前記ケースの一端側で液体封入室外に配置され前記弁体を回動させる駆動 部とで構成されたロータリバルブにおいて、薄肉円筒状に形成され前記ステータ とロータとの間のエアーギャップにステータに密着して配設されて内底面に前記 出力軸を回動自在に支持する軸受を保持するとともに、開放端側に前記ケースの 端面と合わせ面となる鍔部を有する非磁性材のキャップを備えている。
【0008】
【作用】
本考案によれば、ケースの端面とこの端面と合わせ面とする非磁性材のキャッ プの鍔部とでキャップ内が密閉状態となり、出力軸はキャップに保持された軸受 で回転自在に支持される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係るロータ リバルブの側断面図、図2は同じく要部の分解斜視図である。これらの図におい て、従来技術と同一の構成は同一の符号を付し詳細な説明は省略する。ケースA 2の駆動部24側の端面には、大径状の凹嵌部2cと凹嵌部2c内に凹設された リング状の溝2dが設けられている。この溝2d内に、溝2dの深さよりも大な る径を有する断面円形のOリング7が収納されている。8は全体が略薄肉円筒状 に形成された非磁性材からなるキャップで、内周底面部8aがやや小径状に形成 されて軸受A9が圧入嵌合されて保持される保持部を形成しており、開放端部に は鍔部8bが形成されている。10は環状のOリング押えである。ケースB11 の内周底面部11aには、前記キャップ8の保持部8aが嵌合する凹部が形成さ れている。また、ステータA3,B4の内周部3a,4aの内径はキャップ8の 径と同一に形成されている。
【0010】 このような構成において、組立る場合には、図2に示すようにケースA2の溝 2d内にOリング7を収納載置し、軸受A9を保持したキャップ8の鍔部8bを 凹嵌部2c内に挿入する。次に、Oリング押え10、ステータA3,B4および ケースB11をキャップ8に被せ、ねじ12によりケースB11をケースA2に 取り付けると、キャップ8がステータA3,B4の内周部3a,4aおよびケー スB11の内周底面部11aに嵌合するとともに、Oリング押え10により鍔部 8bがOリング7を押圧して凹嵌部2cの底面部2eに密着し、Oリング7の弾 性変形により鍔部8bと底面部2eとの間で密閉状態となり、キャップ8により ケースA2内のオイルがステータA3,B4あるいはコイル5等に漏れることが 防止される。
【0011】 図3(a)は本考案の第2の実施例を示す要部側断面図である。この第2の実 施例では、コイル5が巻回されたステータ26がケースB11に埋設されている 。また、キャップ8の鍔部8bの合わせ面としてケースA2の端面に鍔部2eが 形成されており、ケースB11にも鍔部11bが形成され、これら鍔部が重ねら れることにより防水がなされている。
【0012】 同図(b)は本考案の第3の実施例を示す要部側断面図である。この第3の実 施例では、ロータ16が偏平に形成されたディスク状を呈しており、ケースB1 1に埋設されたステータ26がロータ16の上方に位置するように配設され、ケ ースA2の上面には、ロータ16を収納可能な空間を形成する収納部2fが設け られている。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、流量制御する弁体を有する作動部と、ス テータ、コイル等を有する駆動部とからなるロータリバルブにおいて、薄肉円筒 状に形成されステータとロータとの間のエアーギャップにステータに密着して配 設されて内底面に弁体の出力軸を回動自在に支持する軸受を保持するとともに、 開放端側に弁体を収納する円筒状のケースの端面と合わせ面となる鍔部を有する 非磁性材のキャップを備え、ケースの端面と鍔部とでキャップ内を密閉して防水 を行うようにして、防水部材となるキャップを出力軸に接触することなく配設し たので、出力軸に負荷がかからずトルク低下をきたすことがないため、弁体の開 閉角度が精度よく行われ、このため精度の高い流量制御を行うことが可能となる 。また、キャップの取付けは鍔部をケースの端面に合わせるだけでよく、従来の ようにシール部材をケース内の所定位置に位置決めしながら圧入嵌合させること がないので、組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロータリバルブの側断面図であ
る。
【図2】本考案に係るロータリバルブの要部を分解した
側断面図である。
【図3】(a)は本考案に係るロータリバルブの第2の
実施例の要部側断面図、(b)は本考案に係るロータリ
バルブの第3の実施例の要部側断面図である。
【図4】従来のロータリバルブの側断面図である。
【図5】図4のV-V 線断面図で、(a)は流入窓を閉塞
した状態を示し、(b)は流入窓を開放した状態を示
す。
【符号の説明】
2 ケースA 2a 流入窓 2b 吐出窓 3 ステータA 4 ステータB 5 コイル 7 Oリング 8 キャップ 8a 保持部 8b 鍔部 9 軸受A 10 Oリング押え 11 ケースB 15 出力軸 16 ロータ 18 弁体 18a 閉塞部
フロントページの続き (72)考案者 式田 信之 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー株式会社内 (72)考案者 野村 寛次 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体封入室内に配置され円筒状のケース
    内の弁体を回動させることにより液体の流量を制御する
    作動部と、前記弁体の出力軸に軸着された永久磁石から
    なるロータと、このロータに近接配置されたステータ
    と、このステータを励磁するコイルとからなり前記ケー
    スの一端側で液体封入室外に配置され前記弁体を回動さ
    せる駆動部とで構成されたロータリバルブにおいて、薄
    肉円筒状に形成され前記ステータとロータとの間のエア
    ーギャップにステータに密着して配設されて内底面に前
    記出力軸を回動自在に支持する軸受を保持するととも
    に、開放端側に前記ケースの端面と合わせ面となる鍔部
    を有する非磁性材のキャップを備えたことを特徴とする
    ロータリバルブの防水構造。
JP1993042715U 1993-07-09 1993-07-09 ロータリバルブの防水構造 Expired - Lifetime JP2575333Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63169003U (ja) * 1987-04-24 1988-11-02
JP2011112212A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Takara Belmont Co Ltd 電動弁
JP2016033388A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社鷺宮製作所 電動弁のステータコイル及びこれを備えた電動弁

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JP2011112212A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Takara Belmont Co Ltd 電動弁
JP2016033388A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社鷺宮製作所 電動弁のステータコイル及びこれを備えた電動弁

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Publication number Publication date
JP2575333Y2 (ja) 1998-06-25

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