JPH0716563U - 電動モータ - Google Patents

電動モータ

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JPH0716563U
JPH0716563U JP5117193U JP5117193U JPH0716563U JP H0716563 U JPH0716563 U JP H0716563U JP 5117193 U JP5117193 U JP 5117193U JP 5117193 U JP5117193 U JP 5117193U JP H0716563 U JPH0716563 U JP H0716563U
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JP
Japan
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rotor
stator
peripheral surface
housing
electric motor
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Pending
Application number
JP5117193U
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English (en)
Inventor
晴三 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Publication of JPH0716563U publication Critical patent/JPH0716563U/ja
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型且つ安価に製作可能で、しかもグリース等
の異物が清浄空間に入り込む事を有効に防止する。 【構成】ステータ10を合成樹脂20でモールドし、こ
の合成樹脂20の外周面とロータ8の内周面とを近接さ
せる事で、両周面間にラビリンスシール部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る電動モータは、例えばハードディスクドライブ装置(HDD) 用スピンドルモータ、或はレーザービームプリンタ用スピンドルモータとして利 用する。
【0002】
【従来の技術】
HDD用等の耐発塵性を要求される部分に使用されるスピンドルモータとして 、例えば実開平3−77269号公報、米国特許第5045738号明細書には 、図7に示す様な構造のスピンドルモータが記載されている。ハウジング1の中 央部に嵌合固定した円筒状の外輪2の内側には、複列の玉軸受3を介してスピン ドル4を、回転自在に支持している。このスピンドル4の一端部(図7の上端部 )で上記外輪2から突出した部分には、ハブブッシュ5を外嵌固定し、このハブ ブッシュ5の外周面に、ハブ6の基端部を外嵌固定している。
【0003】 このハブ6に形成された円筒部7の内周面には、ロータ8を支持固定している 。このロータ8は、円周方向に亙ってS極とN極とを交互に繰り返す永久磁石で ある。一方、上記ハウジング1の片面(図7の上面)内周端部に形成した円筒状 の支持壁9の外周面には、ステータ10を支持固定している。スピンドルモータ の使用時には、このステータ10への通電に基づいて、上記ロータ8を回転させ る。
【0004】 上記支持壁9の先端部は直径方向外側に偏った薄肉部11とし、この薄肉部1 1の内周面と前記外輪2の中間部外周面との間に、環状の凹部12を形成してい る。そして、前記ハブブッシュ5に一体形成した円筒壁13の先端部を、この凹 部12内に進入させている。この結果、上記薄肉部11と円筒壁13と外輪2と の間に形成される屈曲した通路がラビリンスシール部として機能して、前記玉軸 受3部分に存在するグリース等がハウジング1内に入り込む事を防止する。
【0005】 更に、特開昭61−145761号公報には、ハウジングの外周面でロータの 内周面と対向する部分に螺旋溝を形成し、ロータの回転時にはこの螺旋溝に基づ くポンプ作用によって、軸受に向かう空気流を惹起させる構造が記載されている 。この空気流に基づき、軸受部分に存在するグリースがハウジング内に向けて流 れる事が防止される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の様な従来構造の場合には、ラビリンスシール部を設ける為に 、円筒壁13と薄肉部11とを、直径方向に亙って重畳させた状態で設ける必要 がある。この為、シール部の構造が複雑になり、製作費が嵩むだけでなく、電動 モータの小型化を図りにくくなると言った問題がある。
【0007】 ハウジング1内へのグリース等の進入防止を図る為には、上記ラビリンスシー ルに代えて、或はラビリンスシールと共に、永久磁石の磁力によって保持された 磁性流体により回転部分を密封する磁性流体シール装置が、一般的に使用されて いる。ところが、磁性流体シール装置を使用する場合でも、コストが嵩むだけで なく、シール装置の設置スペースを要する為に、モータの小型化が難しくなると 言った問題がある。
【0008】 更に、特開昭61−145761号公報に記載された考案の場合も、ハウジン グの外周面とロータの内周面とを対向させる必要上、設置スペースが嵩むだけで なく、金属製のハウジングの外周面に螺旋溝を形成する作業が面倒で、製作費が 嵩んでしまう。
【0009】 本考案の電動モータは、上述の様な不都合を何れも解消すべく考案したもので ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本考案の電動モータは、従来の電動モータと同様に、ステータとロータとを備 えている。特に、本考案の電動モータに於いては、上記ステータを合成樹脂によ りモールドすると共に、この合成樹脂の表面を上記ロータに近接させる事で、上 記ステータと上記ロータとの間にラビリンスシール部を設けた事を特徴としてい る。
【0011】
【作用】
上述の様に構成される本考案の電動モータによれば、特に面倒な加工や余分な 設置スペースを要する事なく、ステータとロータとの間をシールして、軸受部に 存在するグリース等の異物が清浄空間に入り込む事を防止できる。
【0012】
【実施例】
図1〜3は本考案の第一実施例を示している。HDDを構成するハウジング1 4に嵌合固定した円筒状の外輪2aの内側には、複列の玉軸受3を介してスピン ドル4を、回転自在に支持している。このスピンドル4の一端部(図1の上端部 )で上記外輪2から突出した部分に形成した鍔部15にはハブ16を固定し、こ のハブ16の片面(図1の上面)外周寄り部分に、ハードディスク17を固定し ている。
【0013】 又、上記ハブ6の他面(図1の下面)外周寄り部分にはロータ8を支持固定し ている。一方、上記外輪2aの一端部(図1の上端部)外周面には、ステータ1 0を支持固定している。スピンドルモータの使用時には、このステータ10への 通電に基づいて、上記ロータ8を回転させる。
【0014】 上記ステータ10は、図2〜3に示す様に、複数枚の磁性金属板を積層して成 るコア18にコイル19を巻回し、更にこれらコア18及びコイル19を合成樹 脂20によりモールドして成る。この様なステータ10の外周面には、螺旋溝2 1を形成している。この螺旋溝21の方向は、この螺旋溝21内に存在する空気 が、上記ロータ8の回転に伴って上記玉軸受3に向けて送られる方向としている 。
【0015】 上述の様に構成されるステータ10の外周面は、上記ロータ8の内周面に可及 的に近接させている。従って、これらステータ10の外周面とロータ8の内周面 との間にはラビリンスシール部が形成される。
【0016】 又、上記外輪2aの他端開口部は蓋板22で閉塞し、この蓋板22に形成した 開口23部分に、リード弁式の開閉蓋24を設けている。この開閉蓋24は、上 記ロータ8の回転時に、螺旋溝21の存在に基づき、上記外輪2aの内側の圧力 が上昇した場合にのみ開く。
【0017】 更に、前記ハウジング14の一端部(図1の左端部)には吸気口25を設け、 この吸気口25を覆って除塵フィルタ26を設けている。上記ロータ8の回転時 には、この吸気口25から除塵フィルタ26を通過した清浄空気が上記ハウジン グ14内に吸引され、上記螺旋溝21から外輪2a内に押し込まれ、上記開口2 3から吐出される。尚、上記ハウジング14内には、本考案の電動モータ及びハ ードディスク17の他、このハードディスク17にデータを読み書きする為のヘ ッドを駆動する為のスイングアーム装置27を設けている。
【0018】 上述の様に構成される本考案の電動モータによれば、特に面倒な加工や余分な 設置スペースを要する事なく、ステータ10とロータ8との間をシールして、玉 軸受3部分に存在するグリース等の異物が清浄空間に入り込む事を防止できる。 即ち、ロータ8の回転時には上述の様に、上記吸気口25から除塵フィルタ26 を通過した清浄空気が上記ハウジング14内に吸引され、上記螺旋溝21から外 輪2a内に押し込まれ、上記開口23から吐出される。従って、玉軸受3部分に 存在するグリース等は、上記清浄空気に押し流されてハウジング14外に排出さ れる。この結果、特に清浄度を要求されるハードディスク17の設置部分が汚染 される事がない。
【0019】 図4は本考案の第二実施例を示している。本実施例の場合には、ハブ16等の 形状を上述した第一実施例と異ならせている。但し、基本的な構成及び作用は、 第一実施例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明 を省略する。
【0020】 次に、図5は、本考案の第三実施例を示している。ハブ16は固定軸28の周 囲に、回転自在に支持されている。ハウジング14に形成した排気口29部分に は、電動式のアクチュエータ30により開閉させられる開閉蓋24aを設けてい る。上記アクチュエータ30は、ステータ10への通電に基づいてロータ8が回 転している場合にのみ、上記開閉蓋24aを開放する。
【0021】 次に、図6は本考案の第四実施例を示している。本実施例の場合には、ハウジ ング14に形成した支持筒部31の端部開口に蓋板22aを被着すると共に、こ の蓋板22aに形成した開口23a部分に、圧電素子32により揺動する翼板3 3を設けている。ステータ10への非通電時にこの翼板33は、上記開口23a を塞ぐ。又、ステータ10への通電時には、この翼板は揺動して、上記支持筒部 31内から空気を吸い出す。
【0022】
【考案の効果】
本考案の電動モータは以上に述べた通り構成され作用するので、小型且つ安価 に製作できて、しかも清浄空間にグリース等の異物が進入する事を有効に防止で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す断面図。
【図2】ステータの斜視図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】本考案の第二実施例を示す断面図。
【図5】同第三実施例を示す断面図。
【図6】同第四実施例を示す断面図。
【図7】従来構造の1例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2、2a 外輪 3 玉軸受 4 スピンドル 5 ハブブッシュ 6 ハブ 7 円筒部 8 ロータ 9 支持壁 10 ステータ 11 薄肉部 12 凹部 13 円筒壁 14 ハウジング 15 鍔部 16 ハブ 17 ハードディスク 18 コア 19 コイル 20 合成樹脂 21 螺旋溝 22、22a 蓋板 23、23a 開口 24、24a 開閉蓋 25 吸気口 26 除塵フィルタ 27 スイングアーム装置 28 固定軸 29 排気口 30 アクチュエータ 31 支持筒部 32 圧電素子 33 翼板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータとロータとを備えた電動モータ
    に於いて、上記ステータを合成樹脂によりモールドする
    と共に、この合成樹脂の表面を上記ロータに近接させる
    事で、上記ステータと上記ロータとの間にラビリンスシ
    ール部を設けた事を特徴とする電動モータ。
JP5117193U 1993-08-27 1993-08-27 電動モータ Pending JPH0716563U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5117193U JPH0716563U (ja) 1993-08-27 1993-08-27 電動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5117193U JPH0716563U (ja) 1993-08-27 1993-08-27 電動モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716563U true JPH0716563U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12879388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5117193U Pending JPH0716563U (ja) 1993-08-27 1993-08-27 電動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716563U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013005464A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Denso Corp 回転電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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