JP2004044628A - バタフライバルブ - Google Patents

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Ichiro Ogawara
大河原 一郎
Yoichi Nakamura
中村 要一
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Saginomiya Seisakusho Inc
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Abstract

【課題】外部漏れがない高い気密性を確保した上で、低抵抗で弁軸を円滑に回転でき、応答性がよいこと。
【解決手段】弁ハウジング10の弁内部通路13を横切って延在する弁軸20にバタフライ弁体22を取り付け、弁ハウジング10にはキャンド型ステッピングモータ25のロータ室29を画定するキャップ形状のキャン部材26を気密に固定し、ロータ室29にはロータ室29に突出した弁軸20の延長軸部20Eをロータ軸として多極着磁ロータ30を取り付け、キャン部材26の外側にはステータコイル部材33を取り付ける。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バタフライバルブに関し、特に、ステッピングモータ駆動のバタフライバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バタフライバルブによって流量を定量的に制御する場合、バタフライ弁体の弁軸を制御目標の回転角に回転駆動する。この弁軸を制御目標の回転角に回転駆動するアクチュエータとして、回転角を制御可能なステッピングモータがある。
【0003】
ステッピングモータ駆動のバタフライバルブの場合、ステッピングモータは弁ハウジング外部に取り付けられる外付け式となり、弁軸は弁ハウジングに形成された弁軸支持孔を貫通して弁ハウジング外部に突出し、弁軸が弁ハウジング外部でモータ軸と連結された構造になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなステッピングモータ外付けのバタフライバルブにおいて、外部漏れがない気密性を確保するためには、弁軸支持孔と弁軸との間にOリング等による外部シール部材を組み込む必要があり、高いシール性を得るためには、弁軸支持孔と弁軸との回転運動部にできるシール面の接触圧力を高くする必要が生じる。
【0005】
弁軸の回転運動部におけるシール面圧が高いと、弁軸回転時の摩擦抵抗が大きくなり、応答性のよい流量制御のために、弁軸を瞬時に回転させるためには、かなり大きいモータトルクが必要になる。このようなことは、弁軸の軸受部分の摩擦抵抗の影響も受け、弁軸の軸受部分の摩擦抵抗が高いと、弁軸の円滑な回転が阻害される。
【0006】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、外部漏れがない高い気密性を確保した上で、低抵抗で、大きいモータトルクを必要とせずにバタフライ弁体の弁軸を円滑に回転でき、動作信頼性、応答性がよく、コンパクトなバタフライバルブを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明によるバタフライバルブは、弁内部通路を有する弁ハウジングと、前記弁内部通路を横切って延在し、前記弁ハウジングより自身の中心軸線周りに回転可能に支持された弁軸と、前記弁内部通路内に配置されて前記弁軸に取り付けられたバタフライ弁体と、前記弁ハウジングに気密に固定され、内側にステッピングモータのロータ室を画定するキャップ形状のキャン部材と、前記ロータ室内に回転可能に配置され、前記ロータ室内に突出した前記弁軸の延長軸部に固定連結されたステッピングモータの多極着磁ロータと、前記キャン部材の外側に取り付けられたステッピングモータのステータコイル部材とを有している。
【0008】
この発明によるバタフライバルブによれば、キャンド型のステッピングモータで、ロータ軸(モータ軸)と弁軸とが一つの軸により構成され、弁軸が多極着磁ロータと共に、ロータ弁ハウジングに気密に固定されたキャップ形状のキャン部材内に収容されるから、確実な気密性が得られ、弁軸の回転運動部にOリング等の外部シール部材を設ける必要がない。
【0009】
この発明によるバタフライバルブは、更に、前記弁軸の前記延長軸部とは反対の軸端部は前記弁ハウジングに形成された有底軸受孔に嵌合し、前記有底軸受孔の底部に、前記軸端部の端面を受け持つボール部材が配置されている。
【0010】
この発明によるバタフライバルブによれば、弁軸は、ボール部材と点接触状態で、低摩擦抵抗で回転できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1はこの発明によるバタフライバルブの一つの実施の形態を示している。
【0012】
バタフライバルブは弁ハウジング10を有している。弁ハウジング10は、入口ポート11と、出口ポート12と、入口ポート11と出口ポート12とを連通接続する円形横断面の弁内部通路13とを画定している。
【0013】
弁ハウジング10の弁内部通路13の一方の側(上側)には弁軸支持孔14が貫通形成され、弁内部通路13の他方の側(下側)には有底軸受孔15が形成されている。弁軸支持孔14と有底軸受孔15は弁内部通路13を径方向(上下方向)に横切って延在する一つの軸線上にある。
【0014】
弁軸支持孔14、有底軸受孔15には各々軸受ブッシュ16、17が設けられており、軸受ブッシュ16、17に弁軸20が回転可能に嵌合している。軸受ブッシュ16は、鍔付きのものであり、弁ハウジング10に止められたスナップリング18との間に設けられた圧縮コイルばね19によって定位置に押されている。
【0015】
弁軸20は、弁内部通路13を径方向(上下方向)に横切って延在し、上側を軸受ブッシュ16によって、下側の軸端部20Aを軸受ブッシュ17によって各々回転可能に支持され、自身の中心軸線周りに回転可能になっている。有底軸受孔15の底部には鏡面仕上げのボール部材(鋼球)21が配置されている。ボール部材21には弁軸20の軸端部20Aの端面20Bが当接しており、ボール部材21が軸端部20Aの端面20Bを点接触状態で受け持っている。
【0016】
弁軸20が弁内部通路13を横切る部分には円盤状のバタフライ弁体22が取り付けられている。なお、図2に示されているように、弁軸20の弁体取付軸部20Cの軸長Lsはバタフライ弁体22の直径Dvより小さく、弁軸20が多少軸線方向に移動しても、弁体取付軸部20Cの端面部20Dが弁内部通路13の通路内壁面に当たらないようになっている。
【0017】
バタフライ弁体22は、弁軸20と一体に弁軸20の中心軸線周りに回転し、略90度の回転によって全閉、全開となる。
【0018】
図1に示されているように、弁ハウジング10の上部にはねじ部23によって蓋部材24が固定されている。弁ハウジング10の上部にはキャンド型ステッピングモータ25のキャップ形状のキャン部材26が取り付けられている。キャン部材26は、下部フランジ部26Aを有し、下部フランジ部26Aが弁ハウジング10に取り付けられたゴム状弾性体製のシール部材28と共に弁ハウジング10と蓋部材24とに挟まれている。これにより、キャン部材26は弁ハウジング10に気密に固定される。
【0019】
キャン部材26は内側にキャンド型ステッピングモータ25の密閉構造のロータ室29を画定している。弁軸20の上側は、弁軸支持孔14を貫通し、延長軸部20Eとしてロータ室29内に突出している。ロータ室29内に突出している延長軸部20Eはキャンド型ステッピングモータ25のロータ軸をなしており、延長軸部20Eに多極着磁ロータ30が固定金具31によって固定されている。
【0020】
多極着磁ロータ30は、ロータ室29内に回転可能に配置され、延長軸部20Eに直接固定されるロータ本体30Aと、ロータ本体30Aの外周に固定された円筒状の多極着磁磁石30Bとにより構成されている。多極着磁ロータ30の上端にある固定金具31とキャン部材26の天井部26Bとの間には圧縮コイルばね32が取り付けられている。圧縮コイルばね32は多極着磁ロータ30と共に弁軸20を有底軸受孔15の底部へ向けて付勢している。
【0021】
キャン部材26の外周にはキャンド型ステッピングモータ25のステータコイル部材33が取り付けられている。ステータコイル部材33は、上下2段の巻線34、35と、キャン部材26の外周面に沿った周方向に配置された複数個の磁極歯36と、巻線34、35に通電を行うための通電コネクタ部37とを有している。
【0022】
ステータコイル部材33には位置決め片38が取り付けられている。位置決め片38の凸部39がキャン部材26の側周面に形成された複数個の位置決めディンプル40の一つに係合することにより、ステータコイル部材33の周方向の位置決め(位相合わせ)が行われる。
【0023】
上述の構成によるバタフライバルブは、キャンド型ステッピングモータ25の巻線34、35にパルス通電することにより、ステータコイル部材33が励磁し、巻線34、35に対する通電パルス数に応じてロータ30が、所定の回転角、回転する。このロータ30の回転により、弁軸20、弁軸20に取り付けられたバタフライ弁体22が所定の回転角、回転し、その回転角に応じた流量制御が行われる。
【0024】
弁軸20が貫通する弁軸支持孔14はキャン部材26によって外部と遮断されているから、弁軸20と弁軸支持孔14との間にシール部材を配置する必要がなく、弁軸20の回転が、シール面圧による摩擦抵抗に受けることなく、低抵抗で行われる。
【0025】
これにより、外部漏れが全くない高い気密性を確保した上で、バタフライ弁体22の弁軸20が、低抵抗で、軽い力で、円滑に回転できるようになり、動作信号に対して高速応答性が得られ、併せて動作信頼性が向上する。また、大きいモータトルクを必要としなくなり、キャンド型ステッピングモータ25の小型化により、コンパクトなバタフライバルブが得られる。
【0026】
また、弁軸20は、ボール部材21と点接触状態で、低摩擦抵抗で回転でき、このことによっても、弁軸20を低抵抗で円滑に回転でき、動作信頼性、応答性がよくなる。また、弁軸20はボール部材21と点接触で、接触面積が小さいから、弁軸20の端面20Bの面粗度は、ある程度の粗さを許容される。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明によるバタフライバルブによれば、キャンド型ステッピングモータの使用により、弁軸と弁軸支持孔との間にシール部材を配置する必要がなくなり、外部漏れがない高い気密性を確保した上で、低抵抗で、大きいモータトルクを必要とせずにバタフライ弁体の弁軸を円滑に回転でき、優れた動作信頼性、応答性が得られ、併せてコンパクト設計が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるバタフライバルブの一つの実施形態を示す断面図である。
【図2】この発明によるバタフライバルブの一つの実施形態の弁軸とバタフライ弁体部分を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 弁ハウジング
11 入口ポート
12 出口ポート
13 弁内部通路
14 弁軸支持孔
15 有底軸受孔
20 弁軸
20C 弁体取付軸部
20E 延長軸部
21 ボール部材
22 バタフライ弁体
25 キャンド型ステッピングモータ
26 キャン部材
30 多極着磁ロータ
33 ステータコイル部材

Claims (2)

  1. 弁内部通路を有する弁ハウジングと、
    前記弁内部通路を横切って延在し、前記弁ハウジングより自身の中心軸線周りに回転可能に支持された弁軸と、
    前記弁内部通路内に配置されて前記弁軸に取り付けられたバタフライ弁体と、前記弁ハウジングに気密に固定され、内側にステッピングモータのロータ室を画定するキャップ形状のキャン部材と、
    前記ロータ室内に回転可能に配置され、前記ロータ室内に突出した前記弁軸の延長軸部に固定連結されたステッピングモータの多極着磁ロータと、
    前記キャン部材の外側に取り付けられたステッピングモータのステータコイル部材と、
    を有していることを特徴とするバタフライバルブ。
  2. 前記弁軸の前記延長軸部とは反対の軸端部は前記弁ハウジングに形成された有底軸受孔に嵌合し、前記有底軸受孔の底部に、前記軸端部の端面を受け持つボール部材が配置されていることを特徴とする請求項1記載のバタフライバルブ。
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