JP2004092801A - 電動弁 - Google Patents

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Hideki Minamizawa
南澤 英樹
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Abstract

【課題】ロータの支持構造を改善してロータの傾き等の偏心による偏荷重がねじ係合部に作用することを回避し、十分な耐久性を得ること。
【解決手段】ロータ20に取り付けられた軸受部材23の軸受孔23Aに雄ねじ軸27の軸部27Bを挿入し、ロータ20を雄ねじ軸27の軸部27Bによって、雌ねじ孔22の雌ねじ孔22Aと雄ねじ部27Aとのねじ係合部に隣接した部位で、回転且つ軸線方向に移動可能に支持する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動弁に関し、特に、冷凍サイクル装置の電動膨張弁等に用いられる電動式の流量制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電動弁としては、特開2000−356278号公報、特開2001−304445号公報等に示されているように、ステッピングモータの回転をロータに設けられた雌ねじ部(ねじ孔)と弁ハウジング側に固定配置された雄ねじ(ねじ軸)とのねじ係合(ねじ機構)によって直線運動に変換し、ロータに連結されている弁体を軸線方向移動によって開閉移動させ、弁体の軸線方向の移動量に応じて流量を定量的に制御するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の電動弁では、ステッピングモータのロータに設けられた雌ねじ部と弁ハウジング側に固定配置された雄ねじとのねじ係合部の近くに、軸受支持部がなく、ねじ係合部だけで回転が案内されるため、ロータの傾き等の偏心による偏荷重がねじ係合部に作用し、耐久性に問題を生じる。
【0004】
また、弁体の開閉駆動が低トルクで円滑に行われるよう、ねじ係合部の摩擦抵抗を低減すべく、ロータに設けられる雌ねじ部をフッ素系樹脂のような高滑性樹脂で構成しようとすると、スペース的な制約等により、多極着磁によるロータに対して雌ねじ部をインサート成形するか、プラスチックスマグネットによるロータに対して雌ねじ部を二色成形(2種樹脂成形)する等の必要性が生じ、コスト高になる。
【0005】
また、ロータが多回転(2回転)して弁体が全開、全閉する電動弁では、ロータの過剰回転を規制して弁体の全開位置、あるいは全閉位置を機械的に設定するストッパ機構を組み込むために、構造が複雑になったり、多くの部品を必要としたり、各部品の製造方法や加工に制約を与え、ストッパ機構がコスト高の原因になる。
【0006】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、ロータの支持構造を改善してロータの傾き等の偏心による偏荷重がねじ係合部に作用することを回避し、十分な耐久性を有し、しかも、ロータに設けられる雌ねじ部をフッ素系樹脂のような高滑性樹脂で構成しても、成形上のコスト高を招くことがなく、また、ロータが2回転するものでも、それのストッパ機構がコスト高になることがなく、コスト面でも優れた電動弁を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による電動弁は、ステッピングモータの回転をねじ機構によって直線運動に変換し、直線移動によって弁体を開閉移動させる電動弁において、外周部にステッピングモータのステータ組立体を取り付けられ、内部に、前記弁体とステッピングモータのロータを回転且つ軸線方向に移動可能に収容するキャン状のロータケースと、前記ロータケースに気密に装着され、弁座部、弁ポートを形成された弁ハウジングを有し、前記ロータケース内の中心部に雄ねじ軸が配置され、当該雄ねじ軸は、雄ねじ部と軸部とを同一軸線上に有し、一端を前記ロータケースに固定され、前記ロータは、中心部に雌ねじ孔と軸受孔とを同一軸線上に有し、雌ねじ孔に前記雄ねじ軸の雄ねじ部がねじ係合し、軸受孔に前記雄ねじ軸の軸部を挿入されて前記雄ねじ軸より回転且つ軸線方向に移動可能に支持され、前記ロータの前記弁ハウジング側に前記弁体が連結されている。
【0008】
この発明による電動弁によれば、ロータの軸受孔に雄ねじ軸の軸部が挿入され、ロータが雄ねじ軸の軸によって回転且つ軸線方向に移動可能に支持されているから、ロータの雌ねじ孔と雄ねじ軸の雄ねじ部とのねじ係合部の近くに、軸受支持部ができ、ロータの傾き等の偏心による偏荷重がねじ係合部に作用しなくなる。
【0009】
この発明による電動弁において、前記ロータを多極着磁されたプラスチックスマグネットによって構成し、前記雌ねじ孔を構成する雌ねじ部材と前記軸受孔を構成する軸受部材を前記ロータとは別部品として高滑性樹脂により構成し、前記雌ねじ部材と前記軸受部材とを前記ロータに一体的に固定する構造にすることができる。
【0010】
これにより、ロータに設けられる雌ねじ部(雌ねじ部材)をフッ素系樹脂のような高滑性樹脂で構成しても、インサート成形、2色成形等の成形を必要としない。
【0011】
この発明による電動弁は、更に、前記ロータの前記弁ハウジング側に前記弁体の支持具を兼ねたガイド部材が固定され、当該ガイド部材が前記弁ハウジングに設けられたガイド筒体に回転且つ軸線方向に移動可能に嵌合している。
【0012】
この発明による電動弁によれば、ロータの回転且つ軸線方向に移動可能な支持が、より確実なものになり、ロータの傾き等の偏心による偏荷重がねじ係合部に作用することが、より一層、確実に回避される。
【0013】
また、この発明による電動弁は、前記ガイド部材の外周部に回転可能に取り付けられた可動ストッパ部材と、前記弁ハウジング側に設けられた固定ストッパ部とを有し、前記ロータに前記可動ストッパ部材と回転方向に係脱可能に係合して前記可動ストッパ部材をつれ回りさせる突起部が設けられ、前記可動ストッパ部材が前記固定ストッパ部に当接することにより、全開位置、全閉位置を設定される。
【0014】
この場合、前記可動ストッパ部材を、巻端にストッパ線体を有するコイルばね状部材により構成し、前記固定ストッパ部を前記ガイド筒体の前記弁ハウジングに対する固定端に折曲されたストッパ片によって構成することができ、ロータが2回転するものでも、ストッパ機構の構造が複雑になったり、多くの部品を必要としたり、各部品の製造方法や加工に制約を与えることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1はこの発明による電動弁の一つの実施形態を示している。
【0016】
電動弁は、弁ハウジングをなす円盤形状の底蓋状の金属製の本体11と、本体11上に気密に溶接あるいはろう付けされたキャン状のロータケース12とを有している。ロータケース12は、本体11と共働として、内側に気密室構造のロータ室13を形成している。
【0017】
本体11の中心部には、弁座部14、弁ポート15を画定する弁座部材16がろう付け等によって固着されている。弁座部材16はロータ室13内にあり、弁ポート15は、一方においてロータ室13に連通し、他方において本体11に取り付けられた継手管17に連通している。本体11にはもう一つの継手管18が取り付けられており、継手管18はロータ室13に直接連通(常時連通)している。
【0018】
本体11には金属製のフランジ付きのガイド筒体19が弁座部材16の外周に嵌合した状態で固定装着されている。ガイド筒体19は本体11に対する固定端に形成されているフランジ部19Aを本体11にろう付け等によって固着され、フランジ部19Aに起立したストッパ片19Bが折曲形成されている。なお、ガイド筒体19の側部には筒内とロータ室13との連通のための連通孔19Bが貫通形成されている。
【0019】
ロータケース12内には多極着磁されたプラスチックスマグネットによるステッピングモータのロータ20が回転且つ軸線方向に移動可能に設けられている。ロータ20は筒状をなしており、ロータ20の筒内下側には金属製のフランジ付き筒状のガイド部材21がインサート成形されている。ロータ20の筒内上側にはフッ素樹脂等の高滑性樹脂製の雌ねじ部材22と軸受部材23がセレーション部20Aによって廻り止め係合している。なお、この廻り止めは、セレーション係合以外に、キー係合等によって行うことができる。
【0020】
雌ねじ部材22と軸受部材23は、軸線方向に互いに隣接配置され、ガイド部材21のフランジ部21Aとロータ20に係止された止め輪24とに挟まれて軸線方向に移動できないように固定されている。雌ねじ部材22には雌ねじ孔22Aが、軸受部材23には軸受孔23Aが各々ロータ中心部の同一軸線上に貫通形成されている。なお、軸受部材23は雌ねじ部材22よりガイド部材21側(下側)にある。
【0021】
雌ねじ部材22と軸受部材23は超音波溶着や熱かしめによってロータ20に固定することも可能である。この場合には止め輪24は省略される。
【0022】
ガイド部材21はガイド筒体19内に回転可能に且つ軸線方向に移動可能に嵌合している。ガイド部材21は、弁体支持具を兼ねており、筒内に弁体25の基部25Aを軸線方向に変位可能に保持している。
【0023】
弁体25は、基部25Aの段差部25Bがガイド部材21の端部21Bに当接することにより、弁座部材16の側の移動を規制、換言すれば、ガイド部材21より脱落しないようガイド部材21により保持されている。弁体25は、弁座部材16の弁座部14に着座することにより弁ポート15を閉じ、弁座部14より離れることにより、その離間量(弁リフト量)に応じた開弁量を定量的に設定する。
【0024】
軸受部材23の端面と弁体25の基部25Aの端面との間には圧縮コイルばね26が挟まれている。圧縮コイルばね26は弁体25を弁座部材16の側に付勢している。
【0025】
ロータケース12内の中心部には金属製の雄ねじ軸27が配置されている。雄ねじ軸27は、雄ねじ部27Aと軸部27Bとを同一軸線上に有し、上端部27Cをロータケース12の天井部に形成された孔12Aに挿入され、溶接等によってロータケース12に固定されている。雄ねじ部27Aは雌ねじ部材22の雌ねじ孔22Aにねじ係合し、雄ねじ部27Aより下側にある軸部27Bが軸受部材23の軸受孔23Aに嵌合している。
【0026】
ガイド部材21の外周部に可動ストッパ部材28が回転可能に取り付けられている。可動ストッパ部材28は巻端にストッパ線体28Aを有するコイルばね状部材により構成され、コイルばね状部28Bにてガイド部材21の外周部に回転可能に係合している。ロータ20の筒内部にはキー状の突起部20Bが一体成形されている。突起部20Bは、ロータ回転によって回転方向に可動ストッパ部材28と係脱可能に係合し、可動ストッパ部材28をつれ回りさせる。
【0027】
可動ストッパ部材28は、ロータ20の時計廻り方向の回転によって突起部20Bにより同方向に押され、ストッパ線体28Aが、図2(a)、(b)に示されているように、ストッパ片19Bの一方の端面に当接することにより、それ以上の時計廻り方向の回転を規制して全閉側のイニシャライズ位置を設定する。これとは、反対に、可動ストッパ部材28は、ロータ20の反時計廻り方向の回転によって突起部20Bにより同方向に押され、ストッパ線体28Aが、図4(a)、(b)に示されているように、ストッパ片19Bの他方の端面に当接することにより、それ以上の反時計廻り方向の回転を規制して全開位置を設定する。
【0028】
ロータケース12の外周部にはステッピングモータのステータ組立体30が位置決め固定されている。ステータ組立体30は、上下2段のステータコイル31、複数個の磁極歯32、電気コネクタ部33を有し、モールド樹脂、ポッティング樹脂等の封止樹脂34によって全体を液密封止されている。
【0029】
上述の構成による電動弁によれば、ステータ組立体30のステータコイル31に通電が行われることにより、ロータ20が回転する。ロータ20は、雌ねじ部材22の雌ねじ孔22Aによって雄ねじ軸27の雄ねじ部27Aとねじ係合しているから、回転に伴い軸線方向(上下方向)に移動する。このロータ20の軸線方向の移動(直線移動)によって弁体25が弁リフト方向に開閉移動する。
【0030】
このロータ20の回転と軸線方向移動は、ねじ係合部近傍の雄ねじ軸27の軸部材27Bと軸受部材23の軸受け孔23Aとの軸受係合と、ガイド部材21とガイド筒体19との嵌合に案内されて大きい振れを生じることなく行われる。これにより、ロータ20の傾き等の偏心による偏荷重が雌ねじ孔22Aと雄ねじ部27Aとのねじ係合部に作用することが回避され、十分な耐久性が得られるようになる。
【0031】
雌ねじ部材22と軸受部材23がフッ素系樹脂のような高滑性樹脂により構成されているから、ロータ20の回転が低摩擦抵抗で円滑に行われ、弁体25の開閉駆動に必要なトルクが低減し、省電力化が図られる。高滑性樹脂製の雌ねじ部材22、軸受部材23は、プラスチックスマグネット製のロータ20とは別部品で、ロータ20に組み付けられる構造であるので、雌ねじ部等を含むロータの製造を、インサート成形、二色成形等を必要とすることなく、通常の成形で行うことができる。これにより、コストダウンが図られる。
【0032】
つぎに、図2乃至図4を参照して全閉側のイニシャライズ位置と全開位置との間の開閉動作について説明する。この実施形態では、ロータ2回転(略2回転)で、全閉側のイニシャライズ位置と全開位置が得られる。
【0033】
図2(a)、(b)は、ロータ20、弁体25が全閉側のイニシャライズ位置に位置している状態を示している。この全閉側のイニシャライズ位置では、ストッパ線体28Aがロータ20の突起部20Bによって時計廻り方向に押され、ストッパ線体28Aがストッパ片19Bの一方の端面に当接し、それ以上にロータ20が時計廻り方向に回転することを規制されている。
【0034】
この全閉側のイニシャライズ位置では、弁体25は弁座部14に着座し、弁ポート15を完全に閉じている。
【0035】
全閉側のイニシャライズ位置よりロータ20が反時計廻り方向(弁開方向)に回転すると、突起部20Bがストッパ線体28Aを置き去りにして同方向に回転し、ロータ20の反時計廻り方向の回転量に応じた弁リフト量をもって弁体25が弁座部14より離れ、それに応じた開弁量が得られる。
【0036】
全閉側のイニシャライズ位置よりロータ20が反時計廻り方向に略1回転すると、図3(a)、(b)に示されているように、突起部20Bがストッパ線体28Aの反対側に当接する。この時には中間的な弁リフト量Aが得られる。
【0037】
これより更にロータ20が反時計廻り方向に回転すると、突起部20Bがストッパ線体28Aを同方向に押し、可動ストッパ部材28がロータ20と共に反時計廻り方向につれ回りする。全閉側のイニシャライズ位置よりロータ20が反時計廻り方向に略2回転すると、図4(a)、(b)に示されているように、ストッパ線体28Aがストッパ片19Bの他方の端面に当接し、それ以上にロータ20が反時計廻り方向に回転することを規制されている。これにより、全開位置が決まり、全開時の弁リフト量Bが得られる。
【0038】
上述のストッパ構造は、固定側がプレス成形等で形成されるストッパ片19Bで、可動側が巻端にストッパ線体28Aを有するコイルばね状部材であるから、これらが樹脂成形である場合に比してコストダウンが図られる。
【0039】
つぎに、図5を参照して組立手順について説明する。まず、本体11に弁座部材16を組み付け、弁座部材16の外周にガイド筒体19を仮止めする。また、本体11に継手管17、18を取り付け、全体をろう付けする。ガイド筒体19に可動ストッパ部材28を組み付ける。これにより本体ろう付け組立体Aが完成する。
【0040】
ガイド部材21をインサート成形されているロータ20に、弁体25、圧縮コイルばね26、雌ねじ部材22、軸受部材23を組み込み、これらを止め輪24によってロータ20に固定する。雄ねじ軸27の雄ねじ部27Aを雌ねじ部材22の雌ねじ孔22Aにねじ係合させ、雄ねじ軸27の軸部27Bを軸受部材23の挿入する。
【0041】
組立治具100を用いて雄ねじ部27Aの上端がロータ20の上面に整合するように、雄ねじ軸27の初期ねじ込み量を調整し、雄ねじ軸27の上方突出長Lを設定する。これによりロータ組立体Bが完成する。
【0042】
つぎに、本体ろう付け組立体Aにロータ組立体Bを組み付け、ロータ組立体Bの突起部20Bが可動ストッパ部材28がストッパ線体28Aに当たり、ストッパ線体28Aがガイド筒体19のストッパ片19Bの当接する全閉側のイニシャライズ状態(図2(a)の状態)にする。
【0043】
組立治具100を外して、ロータケース12をかぶせる。これにより、雄ねじ軸27の上端部27Cがロータケース12の孔12Aに挿入される。そして、ロータケース12と本体11とを全周溶接し、最後に雄ねじ軸27の上端部27Cとロータケース12とを溶接する。これにより、ステータ組立体30を除く電動弁の組立が、ロータ組立体を逆さにひっくり返したり、抜け止めや脱落防止を行うことなく、完了する。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による電動弁によれば、ロータの軸受孔に雄ねじ軸の軸部が挿入され、ロータが雄ねじ軸の軸部によって回転且つ軸線方向に移動可能に支持されているから、ロータの雌ねじ孔と雄ねじ軸の雄ねじ部とのねじ係合部の近くに、軸受支持部ができ、ロータの傾き等の偏心による偏荷重がねじ係合部に作用しなくなり、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電動弁の一つの実施形態を示す縦断面図である。
【図2】(a)は全閉側のイニシャライズ状態のストッパ部分の平断面図、(b)は同縦断面図である。
【図3】(a)は中間開度状態のストッパ部分の平断面図、(b)は同縦断面図である。
【図4】(a)は全開状態のストッパ部分の平断面図、(b)は同縦断面図である。
【図5】この発明による電動弁の組立手順を示す分解図である。
【符号の説明】
11 本体
12 ロータケース
13 ロータ室
16 弁座部材
17、18 継手管
19 ガイド筒体
20 ロータ
21 ガイド部材
22 雌ねじ部材
22A 雌ねじ孔
23 軸受部材
23A 軸受孔
25 弁体
27 雄ねじ軸
27A 雄ねじ部
27B 軸部
28 可動ストッパ部材
28A ストッパ線体
30 ステータ組立体

Claims (5)

  1. ステッピングモータの回転をねじ機構によって直線運動に変換し、直線移動によって弁体を開閉移動させる電動弁において、
    外周部にステッピングモータのステータ組立体を取り付けられ、内部に、前記弁体とステッピングモータのロータを回転且つ軸線方向に移動可能に収容するキャン状のロータケースと、前記ロータケースに気密に装着され、弁座部、弁ポートを形成された弁ハウジングを有し、
    前記ロータケース内の中心部に雄ねじ軸が配置され、当該雄ねじ軸は、雄ねじ部と軸部とを同一軸線上に有し、一端を前記ロータケースに固定され、
    前記ロータは、中心部に雌ねじ孔と軸受孔とを同一軸線上に有し、雌ねじ孔に前記雄ねじ軸の雄ねじ部がねじ係合し、軸受孔に前記雄ねじ軸の軸部を挿入されて前記雄ねじ軸より回転且つ軸線方向に移動可能に支持され、
    前記ロータの前記弁ハウジング側に前記弁体が連結されている、
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記ロータは多極着磁されたプラスチックスマグネットによって構成され、前記雌ねじ孔を構成する雌ねじ部材と前記軸受孔を構成する軸受部材が前記ロータとは別部品として高滑性樹脂により構成され、前記雌ねじ部材と前記軸受部材とが前記ロータに一体的に固定されていることを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  3. 前記ロータは前記弁ハウジング側に前記弁体の支持具を兼ねたガイド部材を固定され、当該ガイド部材が前記弁ハウジングに設けられたガイド筒体に回転且つ軸線方向に移動可能に嵌合している請求項1または2記載の電動弁。
  4. 前記ガイド部材の外周部に回転可能に取り付けられた可動ストッパ部材と、前記弁ハウジング側に設けられた固定ストッパ部とを有し、前記ロータに前記可動ストッパ部材と回転方向に係脱可能に係合して前記可動ストッパ部材をつれ回りさせる突起部が設けられ、前記可動ストッパ部材が前記固定ストッパ部に当接することにより、全開位置、全閉位置を設定されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の電動弁。
  5. 前記可動ストッパ部材は巻端にストッパ線体を有するコイルばね状部材により構成され、前記固定ストッパ部は前記ガイド筒体の前記弁ハウジングに対する固定端に折曲されたストッパ片によって構成されていることを特徴とする請求項4記載の電動弁。
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