JPH11266575A - トルクモータ - Google Patents

トルクモータ

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JPH11266575A
JPH11266575A JP10065365A JP6536598A JPH11266575A JP H11266575 A JPH11266575 A JP H11266575A JP 10065365 A JP10065365 A JP 10065365A JP 6536598 A JP6536598 A JP 6536598A JP H11266575 A JPH11266575 A JP H11266575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
torque motor
holding member
permanent magnets
rotor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10065365A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Tojo
永一 東條
Jiro Kondo
二郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10065365A priority Critical patent/JPH11266575A/ja
Publication of JPH11266575A publication Critical patent/JPH11266575A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石の脱落を防止するとともに、製造コ
ストを低減するトルクモータを提供する。 【解決手段】 ロータ30は、ロータコア31と、ロー
タコア31の外周面に接着剤で固定された二つの永久磁
石群を有する。各永久磁石群はそれぞれ複数の永久磁石
33a、34aで構成されている。保持部材40は永久
磁石33a、34aの軸方向両端角部を覆っており、ス
テータ50の軸方向両端よりも外部に位置している。ス
テータ50と永久磁石33a、34aとのギャップが保
持部材40の厚み分小さくなるので、トルクの低下を防
止することができる。さらに、保持部材40の厚み分ス
テータ50の内径を小さくすることができるので、トル
クモータ10を小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクモータに関
し、特にトルクモータの回転部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトルクモータのロータには、ロー
タコアの外周に円筒状の永久磁石を装着したものがあ
る。しかしながら、例えばスロットル装置のアクチュエ
ータとして用いられるトルクモータのように360°の
作動角度範囲を必要としない場合、作動角度範囲以外の
永久磁石は不必要である。
【0003】そこで、例えば板状、棒状、または円弧状
の複数の永久磁石を作動角度範囲を満たすようにロータ
コアの外周に接着剤等により装着し、作動角度範囲以外
には永久磁石を装着しないことにより、磁石量を低減し
製造コストの低下を図っているトルクモータが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロータ
コアの外周に複数の永久磁石を装着してロータを構成す
ると、ロータの回転により生じる遠心力や、回転方向を
変更するときに生じる慣性力等により永久磁石が脱落す
る恐れがある。永久磁石の脱落を防止するため、磁性材
または非磁性材で円筒状に形成した保持部材で複数の永
久磁石の外周全体を軸方向長さにわたり覆うことが考え
られる。しかし、複数の永久磁石の外周全体を軸方向長
さにわたり保持部材で覆うと、保持部材の使用量が多
く、製造コスト低減の妨げとなる。
【0005】また、磁性材で形成した円筒状の保持部材
で複数の永久磁石を覆うと、永久磁石で発生する磁束の
一部が保持部材から永久磁石に戻ることがある。する
と、ステータとロータとの間に働くトルクが低下するの
で、所望のトルクを得るためにトルクモータを大型化す
る必要がある。非磁性材で形成した円筒状の保持部材で
複数の永久磁石を覆うと、保持部材の厚み分ステータの
内周面と永久磁石とのギャップが大きくなるので、発生
するトルクが低下する。したがって、所望のトルクを得
るためにトルクモータを大型化する必要がある。
【0006】本発明の目的は、永久磁石の脱落を防止す
るとともに、製造コストを低減するトルクモータを提供
することにある。本発明の他の目的は、トルクの低下を
防止し、小型化可能なトルクモータを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
トルクモータによると、永久磁石の軸方向両端角部を保
持部材で覆っているので、永久磁石の脱落を防止するこ
とができる。さらに、永久磁石の軸方向両端角部だけが
保持部材で覆われ、永久磁石の他の部分の外周は露出し
ているので、保持部材の使用量を低減し、製造コストを
低減することができる。
【0008】本発明の請求項2記載のトルクモータによ
ると、ステータの軸方向両端よりもステータの外側に保
持部材が位置している。したがって、保持部材の厚み分
永久磁石とステータとのギャップを低減することができ
るので、トルクの低下を防止することができる。さら
に、保持部材の厚み分ステータの内径を小さくできるの
で、トルクモータが小型化する。
【0009】本発明の請求項3記載のトルクモータによ
ると、永久磁石で発生する磁束が保持部材からステータ
以外の他部材に漏れることを防止するので、トルクの低
下を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図に基づいて説明する。本発明の一実施例によ
るトルクモータをアクチュエータとして用いるスロット
ル装置を図1に示す。図1に示すスロットル弁13は全
閉位置にある。スロットル装置1のスロットルボディ1
1はベアリング15および16を介してスロットル軸1
2を回転自在に支持している。スロットル弁13は円板
状に形成されており、スロットル軸12にビス14で固
定されている。スロットル弁13がスロットル軸12と
ともに回動することにより、スロットルボディ11の内
壁により形成された吸気通路11aの流路面積が調整さ
れ、吸気通路11aを通過する吸気流量が制御される。
【0011】スロットル軸12の一方の端部にスロット
ル軸12とともに回動するスロットルレバー17が圧入
固定されている。ストッパスクリュウ18はスロットル
レバー17と当接することによりスロットル弁13の全
閉位置を規定している。ストッパスクリュウ18のねじ
込み量を変更することによりスロットル弁13の全閉位
置を調整できる。
【0012】スプリング19は閉弁方向にスロットル軸
12を付勢し、スプリング20は開弁方向にスロットル
軸12を付勢している。回転角センサ21は、スロット
ルレバー17よりもさらにスロットル軸12の端部側に
配設されており、スロットル軸12とともに回動するコ
ンタクト部が抵抗体を塗布した基板と摺動する。基板に
塗布された抵抗体に5Vの一定電圧が印加されており、
この抵抗体とコンタクト部との摺動位置がスロットル弁
13の開度に応じて変化すると出力電圧値が変動する。
図示しないエンジン制御装置(ECU)は回転角センサ
21からこの出力電圧値を入力し、スロットル弁13の
開度を検出する。
【0013】ロータ30、保持部材40、ステータ5
0、ならびにステータ50内に収容された図示しないコ
イル部によりスロットル軸12の他方の端部にトルクモ
ータ10が構成されている。トルクモータ10はカバー
51に覆われている。コイル部にコネクタ52から電力
が供給される。図2に示すように、ロータ30は、スロ
ットル装置1のスロットル軸12に圧入固定したロータ
コア31と、ロータコア31の外周面に接着剤で固定さ
れた永久磁石群33、34を有する。ロータコア31の
外周上において軸方向に延びる間隙35が永久磁石群3
3と永久磁石群34との間に形成されている。
【0014】各永久磁石群33、34はそれぞれ複数の
永久磁石33a、34aで構成されている。永久磁石3
3a、34aは、一方向に平行に着磁されており、永久
磁石群33と永久磁石群34とにおいてロータコア31
に対し着磁方向を反対にして接着されている。永久磁石
群33、34は、複数の永久磁石33a、34a(図示
では各9個)が集合してN極またはS極の一方を形成し
ている。各極を構成する永久磁石はロータコア31側で
互いに当接しているが、径方向外側に向かってそれぞれ
隙間が形成されている。永久磁石33a、34aは、ロ
ータ30上に形成される円弧状の磁極の幅よりも十分に
巾が小さい棒状の形状を有している。その巾を大きくす
ることで平板状または短冊状としてもよい。永久磁石3
3a、34aは、ネオジム系、サマリウム−コバルト系
等の高い磁力を発生するいわゆる希土類磁石である。
【0015】保持部材40は樹脂によりキャップ状に形
成されており、永久磁石群33、34の軸方向両端角部
に圧入されている。保持部材40は樹脂以外にゴム、ア
ルミ等の非磁性材で形成してもよいし、鉄等の磁性材で
形成してもよい。保持部材40は永久磁石群33、34
の軸方向両端角部を覆っており、軸方向両端角部を除く
永久磁石群33、34の外周は軸方向長さにわたり露出
している。図1に示すように、保持部材40はステータ
50の軸方向両端よりも外側に位置している。したがっ
て、保持部材40はステータ50の内周面と対向せず、
永久磁石33a、34aがステータ50の内周面と直接
対向している。
【0016】ステータ50は、磁性体からなる薄板をス
ロットル軸12の軸方向に積層して形成されており、収
容孔50aにロータ30を回動自在に収容している。ス
テータ50はロータ30を取り囲む周上において切れ目
のないスロットレスに構成されている。図3に本実施例
の変形例を示す。本実施例では、各磁極を複数の永久磁
石により構成したが、比較例では、各磁極を円弧状の一
つの永久磁石60、61により構成している。その他の
構成は本実施例と実質的に同一である。
【0017】以上説明した本発明の実施の形態を示す上
記実施例および変形例では、ロータコア31の外周に装
着した永久磁石33a、34aの軸方向両端角部だけを
保持部材40で覆っているので、ロータコア31から永
久磁石33a、34aが脱落することを防止する。さら
に、軸方向両端角部を除く永久磁石33a、34aの外
周は軸方向長さにわたり保持部材40で覆われていない
ので、永久磁石33a、34aの脱落を防止する範囲内
で保持部材40の使用量を極力少なくすることにより、
製造コストを低減することができる。
【0018】さらに、保持部材40がステータ50の軸
方向両端よりも外部に位置しているので、ステータ50
と永久磁石33a、34aとのギャップが保持部材40
の厚み分小さくなる。したがって、トルクの低下を防止
することができる。さらに、保持部材40の厚み分ステ
ータ50の内径を小さくすることができるので、トルク
モータ10を小型化することができる。
【0019】さらに、保持部材40を樹脂で形成するこ
とにより、保持部材40からステータ50以外の他部材
に磁束が漏れることを防止するので、トルクの低下を防
止することができる。本実施例および変形例では、ステ
ータ50の軸方向両端よりも外側に保持部材40を配置
し保持部材40がステータ50の内周面と対向しないよ
うにしたが、ステータの内周側に保持部材を配置して
も、永久磁石の脱落を防止するとともに、保持部材の使
用量を低減し製造コストを低減することができる。
【0020】上記実施例および変形例では、スロットル
装置のアクチュエータとして本発明のトルクモータを用
いたが、スロットル装置以外にもロータコアの外周に複
数の永久磁石を装着する構成のトルクモータであれば、
他の流量制御弁のアクチュエータとして用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例によるトルクモータを用いたスロット
ル装置を示す断面図である。
【図2】(A)は本実施例によるトルクモータを示す断
面図であり、(B)は(A)のB方向矢視図である。
【図3】本実施例の変形例のトルクモータを示す図1の
(B)と同方向からみた図である。
【符号の説明】
1 スロットル装置 10 トルクモータ 30 ロータ 31 ロータコア 33、34 永久磁石群 33a、34a 永久磁石 40 保持部材 50 ステータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアと、前記ロータコアの外周に
    装着した複数の永久磁石とを有するロータと、 前記ロータの外周に位置するステータと、 前記ステータに装着され、通電中に発生する磁力により
    前記ロータを回転させるコイル部と、 前記複数の永久磁石の軸方向両端角部を覆う保持部材
    と、 を備えることを特徴とするトルクモータ。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は前記ステータの軸方向両
    端よりも前記ステータの外側に位置していることを特徴
    とする請求項1記載のトルクモータ。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は非磁性材で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のトルクモー
    タ。
JP10065365A 1998-03-16 1998-03-16 トルクモータ Withdrawn JPH11266575A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002025086A1 (fr) * 2000-09-20 2002-03-28 Mikuni Corporation Dispositif d'entrainement a engrenage non circulaire
JP2013514754A (ja) * 2009-12-18 2013-04-25 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気モータ
JP2014093825A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Asmo Co Ltd ロータ及びモータ
US9887608B2 (en) 2013-01-24 2018-02-06 Asmo Co., Ltd. Rotor, stator and motor

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