JP2000014063A - トルクモータ - Google Patents

トルクモータ

Info

Publication number
JP2000014063A
JP2000014063A JP10168134A JP16813498A JP2000014063A JP 2000014063 A JP2000014063 A JP 2000014063A JP 10168134 A JP10168134 A JP 10168134A JP 16813498 A JP16813498 A JP 16813498A JP 2000014063 A JP2000014063 A JP 2000014063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
cover
permanent magnet
torque motor
permanent magnets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10168134A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kato
秀樹 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10168134A priority Critical patent/JP2000014063A/ja
Publication of JP2000014063A publication Critical patent/JP2000014063A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で確実にロータの永久磁石を固定
および保護することができるトルクモータを提供する。 【解決手段】 ロータ30の外周には、鉄などの磁性材
料の金属により形成されるカバー35が設けられてい
る。カバー35は、永久磁石33a、34aの外周を覆
う円筒部351と,円筒部351の軸方向両端に設けら
れる端面部352、353とを備える。端面部352、
353がロータコア32の軸方向端面に接触し、端面部
352、353は永久磁石33a、34aの軸方向端面
を覆っている。そのため、永久磁石33a、34aはカ
バー35により直接外気に触れないように覆われてい
る。これにより、永久磁石33a、34aが破損したり
ロータコア32から脱落することを防止し、かつ永久磁
石33a、34aに錆が発生するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量制御弁などに
用いられるトルクモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、トルクを発生させるトルクモ
ータとして、ロータコアの外周にリング状の永久磁石を
配設してロータを構成し、ロータの外周を囲むようにス
テータを配置したものが知られている。内燃機関のスロ
ットル弁制御装置などに用いられるトルクモータは作動
する角度範囲が限られているので、ロータの永久磁石は
360°の完全な円管状である必要はなく、ロータコア
外周の一部の角度範囲にのみ永久磁石を配設したり、コ
ストダウンのために複数の永久磁石により磁極を構成す
ることが行われる。
【0003】上記のような完全な円管状ではない永久磁
石をロータに配設したトルクモータにおいては、ロータ
が回転することによる遠心力、回転方向を変更する際に
生じる慣性力、永久磁石に働く磁力などによりロータコ
アから永久磁石が脱落する恐れがある。また、永久磁石
は一般に脆く破損しやすい。このような永久磁石の脱落
や破損を防止するため、ロータコアに装着した永久磁石
を円筒状に形成されたカバーで覆ったものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなロータの
外周に円筒状のカバーを設けたトルクモータにおいて、
カバーを確実に固定するために、ロータコアの外周にカ
バーとの接合部を設けることが考えられるが、その場合
はロータコアおよびカバーに高い寸法精度が要求され、
加工が繁雑になる。ロータコアの軸方向両端に別部材を
設けてカバーを固定することも考えられるが、部品点数
が増加し、製造コストが増加するという問題があった。
【0005】また、永久磁石は外気に触れて長い期間経
過すると、表面に錆が発生して磁力が低下することがあ
る。従来は、錆が発生するのを防止するために永久磁石
の表面にメッキを施していたため、トルクモータの製造
行程が複雑になりコストが高くなっていた。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は簡単な構造で確実にロータ
の永久磁石を固定および保護することができ、かつ永久
磁石に錆が発生するのを防止することができるトルクモ
ータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
トルクモータによれば、ロータコアの外周に永久磁石を
配設してなるロータの外周を覆う円筒部と永久磁石の軸
方向両端部を覆う端面部とを有するカバーを備えるた
め、永久磁石を覆うカバーを簡単な構造で形成すること
ができ、ロータに永久磁石を確実に固定することができ
る。そのため、永久磁石の脱落や破損を防止することが
できる。また、永久磁石が直接外気に触れないため、メ
ッキなどを施さなくても錆が発生するのを防止すること
ができる。そのため、製造工程が簡略化され、トルクモ
ータの製造コストを低減することができる。
【0008】本発明の請求項2記載のトルクモータによ
れば、カバーは軸方向の少なくとも一方の端をかしめて
形成される。カバーの円筒部をロータに嵌合させた後に
カバーの端部をかしめてカバーに端面部を形成すること
により、部品に精密な寸法精度が必要なく、加工を容易
にすることができる。
【0009】本発明の請求項3記載のトルクモータによ
れば、カバーはロータの外側に圧入嵌合されるため、ロ
ータに永久磁石が確実に固定され、カバーの内側で永久
磁石が移動して摩耗するのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図面に基づいて説明する。本発明の一実施例に
よるトルクモータ20を用いたスロットル弁制御装置1
0を図2に示す。図3は図2のA−A線断面図である。
スロットル弁制御装置10は、アクセル踏込量に応じて
スロットル弁13の開度を調整するアクセルと機械的に
リンクした機構をもたず、トルクモータ20によっての
みスロットル弁13の開度を調整するものである。
【0011】スロットル弁制御装置10のスロットルボ
ディ11はベアリング15を介してスロットル軸12を
回転自在に支持している。スロットル弁13は円板状に
形成されており、スロットル軸12にビス14で固定さ
れている。スロットル弁13がスロットル軸12ととも
に回動することにより、スロットルボディ11の内壁に
より形成された吸気通路の流路面積が調整され、吸気通
路を通過する吸気流量が制御される。
【0012】スロットル軸12の一方の端部に、図示し
ないスロットルレバーが圧入固定されており、スロット
ルレバーはスロットル軸12とともに回動する。ストッ
パスクリュウ18はスロットルレバーと当接することに
よりスロットル弁13の全閉位置を規定している。スト
ッパスクリュウ18のねじ込み量を変更することにより
スロットル弁13の全閉位置を調整できる。
【0013】ストッパスクリュウ18よりもさらにスロ
ットル軸12の端部側に、回転角センサが取付けられて
いる。回転角センサ19はスロットル軸12の回転角、
つまりスロットル弁13の開度を検出して図示しないエ
ンジンの制御装置であるECUに開度信号を送出する。
【0014】スロットル軸12の他方の端部に、スロッ
トル軸12を回転駆動するトルクモータ20が設けられ
ている。トルクモータ20のロータ30にスロットル軸
12の他方の端部が固定されている。ロータ30の径方
向外側にステータコア40が配置されている。
【0015】図1、図4はそれぞれ図2、図3のロータ
30部分の拡大図を示す。ロータ30は、トルクモータ
20のスロットル軸12に圧入固定したロータコア32
と、ロータコア32の外周面に配設された永久磁石群3
3、34とからなる。
【0016】ロータコア32は鉄などの磁性材料により
円筒状に形成されている。各永久磁石群33、34はそ
れぞれ複数の平板状の永久磁石33a、34aで構成さ
れている。永久磁石33a、34aは、一方向に平行に
着磁されており、永久磁石群33と永久磁石群34と
で、ロータコア32に対し着磁方向を反対にして固定さ
れている。これにより、ロータ30にN、Sの二極が形
成される。永久磁石33a、34aは、ネオジム系、サ
マリウム−コバルト系などの高い磁力を発生するいわゆ
る希土類磁石である。永久磁石33a、34aはロータ
コア32の外周面の突起32aにより位置決めされ、永
久磁石33a、34aの磁力により、あるいは接着して
固定されている。
【0017】ロータ30の外周には、鉄などの磁性材料
の又はAlなどの非磁性材料の金属により形成されるカ
バー35が設けられている。カバー35は、永久磁石3
3a、34aの外周を覆う円筒部351と、円筒部35
1の軸方向両端に設けられる端面部352、353とを
備える。図1に示すように、端面部352、353がロ
ータコア32の軸方向端面に接触し、端面部352、3
53は永久磁石33a、34aの軸方向端面を覆ってい
る。そのため、永久磁石33a、34aはカバー35に
より直接外気に触れないように覆われている。これによ
り、永久磁石33a、34aが破損したりロータコア3
2から脱落することを防止し、かつ永久磁石33a、3
4aに外気が直接触れないため錆が発生するのを防止し
ている。
【0018】永久磁石33a、34aを接着剤により接
着して、あるいは磁力により、ロータコア32の外周に
位置決めした後に、円筒状の部材をロータ30の外側に
圧入し、両端をかしめることにより、円筒部351の両
端に端面部352、353を形成することができる。ま
た、絞り加工などにより円筒部351の一端に端面部3
52を有するカップ状の部材を形成し、ロータ30の外
側に圧入した後に他方の端をかしめて端面部353を形
成することもできる。
【0019】ステータコア40は、鉄などの磁性体によ
り形成されており、収容孔40aにロータ30を回動自
在に収容している。コイル部50は鉄心51にコイル5
2を巻回して形成されており、コイル52のピンホール
で鉄心51とコイル52とが短絡しないようにボビン5
3をその間に設けてある。コイル部50はステータコア
40に圧入固定されている。ステータコア40、コイル
部50のまわりは直接水が入らないように樹脂ハウジン
グ60で覆ってある。コイル52には図示しないECU
からの指令により制御電流が供給される。コイル52に
通電することによりステータコア40は励磁され、磁石
群33、34により生成されたロータ側の極が、通電に
より生成されるステータコア40側の極に吸引されるこ
とにより、ロータ30を回動させるトルクが発生する。
【0020】このように構成したロータ30を有するト
ルクモータ10は、平板状の永久磁石33a、34aの
外周を磁性体からなるカバー35で覆った場合、カバ
ー35が永久磁石33a、34aによりロータ30の回
転中心に対し放射状に磁化される。永久磁石33aの
間、ならびに永久磁石34aの間に形成された隙間と対
応する位置にあるカバー35も磁化される。永久磁石
群33、34のそれぞれの周方向端部からカバー35を
通って磁束が反対磁極に達するので、永久磁石群33、
34のそれぞれの周方向端部に磁束が集中しない。した
がって、永久磁石群33、34に対応する位置のロータ
30の外周の磁束方向がステータコア40の内周面に対
してほぼ均一になるとともに、永久磁石群33、34に
対応する位置のロータ30の外周の磁束密度がほぼ均一
になる。さらに、カバー35とステータコア40との
間に形成されるギャップが周方向で等しい。以上述べた
、、およびにより、コイル部50への通電オン
時において、ロータ30の回転角度に係わらず、ロータ
30に働くトルクの大きさに変動が少なく、平坦なトル
ク特性を得ることができる。
【0021】上記の実施例では、ロータ30の各磁極を
複数の永久磁石により構成したが、各磁極を1つの永久
磁石により構成することもできる。また、上記の実施例
では、平行に着磁された平板状の永久磁石を用いたが、
放射状に着磁された円弧状の永久磁石を用いることもで
きる。また、上記の実施例では、スロットル装置のアク
チュエータとして本発明のトルクモータを用いたが、ス
ロットル装置以外にもロータコアの外周に永久磁石を配
置する構成のトルクモータであれば、他の流量制御弁の
アクチュエータとして用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるトルクモータのロータ
を示す図2の部分拡大図である。
【図2】本発明の一実施例によるトルクモータを用いた
スロットル装置を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるトルクモータを示す図
2のA−A線断面図である。
【図4】本発明の一実施例によるトルクモータのロータ
を示す図3の部分拡大図である。
【符号の説明】
20 トルクモータ 30 ロータ 32 ロータコア 33、34 永久磁石群 33a、34a 永久磁石 35 カバー 351 円筒部 352、353 端面部 40 ステータコア 50 コイル部 60 樹脂ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアの外周に永久磁石を配設して
    なるロータと、 前記ロータの外周を覆う円筒部と、前記永久磁石の軸方
    向両端部を覆う端面部とを有するカバーと、 前記ロータの径方向外側に配置され、コイル部により励
    磁されることにより磁極を形成するステータコアと、を
    備えることを特徴とするトルクモータ。
  2. 【請求項2】 前記カバーは軸方向の少なくとも一方の
    端をかしめて形成されることを特徴とする請求項1記載
    のトルクモータ。
  3. 【請求項3】 前記カバーは、前記ロータの外側に圧入
    嵌合されることを特徴とする請求項1または2のいずれ
    かに記載のトルクモータ。
JP10168134A 1998-06-16 1998-06-16 トルクモータ Pending JP2000014063A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10168134A JP2000014063A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 トルクモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10168134A JP2000014063A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 トルクモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000014063A true JP2000014063A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15862473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10168134A Pending JP2000014063A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 トルクモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000014063A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010543A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Asmo Co Ltd 回転磁界型電動機
JP2007318962A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Jtekt Corp 回転機
JP2009296800A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Nishishiba Electric Co Ltd 永久磁石形回転電機
CN103779987B (zh) * 2012-10-19 2017-04-05 株式会社电装 转子以及具有该转子的旋转电机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010543A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Asmo Co Ltd 回転磁界型電動機
JP4598243B2 (ja) * 2000-06-23 2010-12-15 アスモ株式会社 回転磁界型電動機
JP2007318962A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Jtekt Corp 回転機
JP2009296800A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Nishishiba Electric Co Ltd 永久磁石形回転電機
CN103779987B (zh) * 2012-10-19 2017-04-05 株式会社电装 转子以及具有该转子的旋转电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3893907B2 (ja) 内燃機関用吸気制御装置
JP3865403B2 (ja) 制御部材作動装置
US5738072A (en) Device for actuating a control member
US5996554A (en) Throttle valve control device
JP2000014062A (ja) トルクモータ
JP2000069734A (ja) 直流トルクモ―タ及びその製造方法
JPWO2005040730A1 (ja) 回転角検出装置
JP2000014063A (ja) トルクモータ
US5402022A (en) Electromagnetic rotary actuator
US6215207B1 (en) Torque motor having uniform torque output characteristics
US6005319A (en) Torque motor having uniform torque output characteristic
US6239562B1 (en) Claw type torque motor and throttle valve employing same
JPH11122894A (ja) 回転アクチュエータ
JPH11266575A (ja) トルクモータ
JP2000232742A (ja) トルクモータ
JPH11299208A (ja) トルクモータ
JP2001173465A (ja) スロットル装置
JPH11299209A (ja) トルクモータ
JP2000341927A (ja) トルクモータ
JP2004239799A (ja) 回転角検出装置
KR960001989Y1 (ko) 영구자석 회전자의 자석 이탈방지장치
JP2000152533A (ja) トルクモータ
JP2697202B2 (ja) ブラシレスモータ
JPH11146624A (ja) 電動機
JPH1169748A (ja) トルクモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061107