JP2000341927A - トルクモータ - Google Patents

トルクモータ

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JP2000341927A
JP2000341927A JP11148248A JP14824899A JP2000341927A JP 2000341927 A JP2000341927 A JP 2000341927A JP 11148248 A JP11148248 A JP 11148248A JP 14824899 A JP14824899 A JP 14824899A JP 2000341927 A JP2000341927 A JP 2000341927A
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JP
Japan
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rotor
stator core
magnetic pole
torque motor
torque
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JP11148248A
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Jiro Kondo
二郎 近藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく発生トルクを増加するト
ルクモータを提供する。 【解決手段】 トルクモータ40は、ロータ41、外周
ステータコア50、内周ステータコア55およびコイル
部60を有する。ロータ41の永久磁石群45、46は
ロータ41の回転軸に対し放射状に着磁された構成とな
っている。ロータ41の外周に外周ステータコア50、
ロータ41の内周に内周ステータコア55が配設されて
いる。コイル63に通電することにより、外周ステータ
コア50の外周磁極部51、52、ならびに内周ステー
タコア55の内周磁極部56、57にそれぞれ一対の磁
極が発生する。ロータ41の永久磁石45a、46aが
ロータ41の回転方向前方に位置する各磁極部の前縁に
吸引されることによりロータ41を回動させることがで
きる。ロータ41が外周ステータコア50および内周ス
テータコア55に吸引されることによりロータ41に働
くトルクの合成が大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの内周およ
び外周にステータコアを有するトルクモータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジ
ンという)の吸気流路の流路面積を調整するスロットル
装置において、スロットル弁を回動駆動するアクチュエ
ータとして、図4に示すようにロータコア102の表面
に複数の永久磁石103a、104aを接着して永久磁
石群103、104を構成し、両永久磁石群により一対
の磁極を形成するロータ101を用いたトルクモータ1
00が知られている。トルクモータ100は、ロータ1
01と、ロータ101を取り囲んで磁性材により形成さ
れるステータコア110と、通電することによりステー
タコア110に一対の磁極を発生させるコイル部120
とを備えている。コイル部120は、コイルコア121
と、コイルコア121の外周を囲むスプール102と、
スプール122に巻回されたコイル123とを有する。
【0003】コイル123に通電することにより、ステ
ータコア110の磁極部111、112にそれぞれ逆極
性のステータ磁極が生じる。永久磁石群103、104
の各永久磁石103a、104aが磁極部111、11
2の前縁111a、112aに吸引されると、ロータ1
01は図4において時計方向に回転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すような構成
のトルクモータにおいて、ロータ、ステータコアまたは
コイル部を大型化することにより発生トルクを増加でき
るが、トルクモータが大型化するという問題がある。本
発明の目的は、大型化することなく発生トルクを増加す
るトルクモータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
トルクモータによると、ロータの外周および内周にそれ
ぞれステータコアを配設しているので、コイルに通電す
ることにより外周ステータコアおよび内周ステータコア
に発生する磁極にロータが吸引される。したがって、例
えば外周に配設したステータコアだけにロータが吸引さ
れる構成に比べトルクモータを大型化することなく発生
トルクを増加することができる。
【0006】本発明の請求項2記載のトルクモータによ
ると、内周ステータコアに形成された凹部の周方向の間
に一対の内周磁極部が形成されている。各内周磁極部の
前縁に向かって回転している永久磁石は、凹部底部より
も凹部周縁部、つまり各内周磁極部の内周前縁との距離
が近いため内周前縁に吸引される。この吸引力がロータ
を回転させるトルクとして働く。内周前縁を通過し内周
磁極部に面している永久磁石はロータの回転中心に向け
内周磁極部に吸引される。この吸引力はロータを回転さ
せるトルクとして働かない。つまり、内周前縁に吸引さ
れ内周前縁に向けて回転してきた永久磁石は内周前縁を
通過すると内周前縁に吸引されない。内周ステータコア
に形成される内周磁極部の間に凹部を形成したことによ
り、ロータの回転方向と反対方向に働くトルクの発生を
低減し、ロータ全体に発生するトルクを増加している。
【0007】本発明の請求項3記載のトルクモータによ
ると、内周前縁は外周前縁の近傍に位置し、内周後縁は
外周後縁の近傍に位置しているので、各回転方向におい
て外周ステータコアおよび内周ステータコアにロータが
吸引される回転方向の位置ずれが小さくなる。ロータが
外周ステータコアおよび内周ステータコアに吸引される
吸引力の和が大きくなるので、ロータに発生するトルク
が増加する。
【0008】本発明の請求項4記載のトルクモータによ
ると、内周前縁と外周前縁、ならびに内周後縁と外周後
縁とはロータの回転軸を通る直線上に位置しているの
で、各回転方向において外周ステータコアおよび内周ス
テータコアにロータが吸引される回転方向の位置がほぼ
一致する。ロータが外周ステータコアおよび内周ステー
タコアに吸引される吸引力の和が大きくなるので、ロー
タに発生するトルクが増加する。
【0009】本発明の請求項5記載のトルクモータによ
ると、外周ステータコアと内周ステータコアとは非磁性
材により形成された結合部材により結合されているの
で、ロータの永久磁石と外周ステータコアおよび内周ス
テータコアとの間を流れる磁束が両ステータコアと結合
部材との間を流れない。ロータの永久磁石と両ステータ
コアとの間を流れる磁束が他部材に漏れることを低減す
るので、ロータに発生するトルクが増加する。
【0010】本発明の請求項6記載のトルクモータによ
ると、ロータの各磁極は、それぞれ複数の永久磁石を有
する磁石群により形成されている。複数の永久磁石を周
方向に配列することにより、放射状に着磁された永久磁
石群を容易に構成できる。
【0011】本発明の請求項7記載のスロットル装置に
よると、請求項1から6のいずれか1項記載のトルクモ
ータをアクチュエータとして弁部材を駆動し吸気流路を
開閉制御している。例えば、吸気流量が増加し弁部材の
吸気抵抗が増加しても、トルクモータを大型化すること
なく吸気流量を制御できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例によるトルクモータ
40を用いたスロットル装置を図2に示す。スロットル
装置10は、アクセル踏込量に応じてスロットル弁13
の開度を調整するアクセルと機械的にリンクした機構を
もたず、トルクモータ40によってのみ吸気流量を制御
する弁部材としてのスロットル弁13の開度を調整する
ものである。
【0013】スロットル装置10のスロットルボディ1
1はベアリング15および16を介してスロットル軸1
2を回動自在に支持している。スロットル弁13は円板
状に形成されており、スロットル軸12にビス14で固
定されている。スロットル弁13がスロットル軸12と
ともに回動することにより、スロットルボディ11の内
壁により形成された吸気流路11aの流路面積が調整さ
れ、吸気流路11aを通過する吸気流量が制御される。
【0014】ウェーブワッシャ17は、エンジン運転中
の振動時においてもスロットル軸12が軸方向に移動し
ないようにスロットル軸12を一方の軸方向に付勢して
いる。これにより、吸気流路11aを挟みウェーブワッ
シャ17と径方向反対側に配設されている回転角センサ
30の基板31と図示しないコンタクト部との摺動状態
が変化しないので、スロットル弁13の開度信号が断絶
したり、コンタクト部が基板31と過大な力で摺動する
ことによる基板上の抵抗体またはコンタクト部の摩耗を
防止できる。さらに後述するトルクモータ40におい
て、外周ステータコア50および内周ステータコア55
に対するロータ41の軸方向位置が変化しないので、ロ
ータ41が受けるトルク変動を抑制できる。
【0015】スロットル軸12の一方の端部に固定レバ
ー20がナット21で固定されている。固定レバー20
はスロットル軸12とともに回動する。中間レバー22
は、スロットルボディ11と固定レバー20との間で1
回転内において回動自在にスロットル軸12に嵌挿され
ている。リターンスプリング23はスロットルボディ1
1に一端を固定し、中間レバー22に他端を固定してい
る。オープナスプリング24は固定レバー20に一端を
固定し、中間レバー22に他端を固定している。オープ
ナスプリング24の付勢力により中間レバー22はスロ
ットル軸12に対し閉弁方向に付勢されている。換言す
れば、オープナスプリング24の付勢力によりスロット
ル軸12は中間レバー22に対し開弁方向に付勢されて
いる。中間レバー22は、スロットル軸12に設けた図
示しないストッパに係止されスロットル軸12に対する
閉弁方向への回転を規制されている。この構成により、
オープナスプリング24は、スロットル軸12が全開位
置と全閉位置手前の後述する係止位置との間にあると
き、スロットル軸12と中間レバー22とを結合しスロ
ットル軸12および中間レバー22を一体に回動させ
る。
【0016】スロットル軸12が全開位置と係止位置と
の間にあるとき、リターンスプリング23の付勢力はス
ロットル軸12を閉弁する方向に働く。スロットル軸1
2とともに閉弁方向に回転する中間レバー22はスロッ
トルボディ11に設けた図示しないストッパにより係止
位置で係止される。したがって、係止位置よりもさらに
閉弁方向にスロットル軸12が回転すると、リターンス
プリング23の付勢力はスロットル軸12に作用しな
い。オープナスプリング24の付勢力は、全閉位置と係
止位置との間でスロットル軸12を開弁する方向に働
く。
【0017】回転角センサ30は、スロットル軸12の
他方の端部側に配設されており、図示しないコンタクト
部、抵抗体を塗布した基板31で構成されている。コン
タクト部はスロットル軸12に圧入されており、スロッ
トル軸12とともに回動する。基板31に塗布された抵
抗体上をコンタクト部が摺動する。基板31に塗布され
た抵抗体に5Vの一定電圧が印加されており、この抵抗
体とコンタクト部との摺動位置がスロットル弁13の開
度に応じ変化すると出力電圧値が変動する。図示しない
エンジン制御装置(ECU)は回転角センサ30からこ
の出力電圧値を入力し、スロットル弁13の開度を検出
する。
【0018】回転角センサ30よりもスロットル軸12
の他端側にトルクモータ40が配設されている。図1に
示すように、トルクモータ40は、ロータ41、外周ス
テータコア50、内周ステータコア55およびコイル部
60を有する。ロータ41は、内周カバー43、外周カ
バー44、および内周カバー43と外周カバー44との
間に接着固定されている永久磁石群45、46を有す
る。内周カバー43および外周カバー44は磁性材によ
り円筒状に形成されており、スロットル軸12と回動可
能に固定されている樹脂製の固定部材18に取り付けら
れている。永久磁石群45、46はそれぞれ円弧状に配
列された複数の永久磁石45a、46aにより構成され
ている。永久磁石45a、46aは、それぞれ厚み方向
に一方向に着磁されている。したがって、永久磁石群4
5、46は実質的にロータ41の回転軸に対し放射状に
着磁された構成となっている。永久磁石45aと永久磁
石46aとは反対向きに径方向に着磁されているため、
ロータ41の内周および外周にそれぞれN極およびS極
を有する一対の磁極が形成されている。永久磁石45
a、46aは、ネオジム系、サマリウム−コバルト系等
の高い磁力を発生するいわゆる希土類磁石である。永久
磁石群45と永久磁石群46との間にアルミ等の非磁性
材で形成された分離部材47が配設されている。
【0019】外周ステータコア50は磁性材からなる薄
板をスロットル軸12の軸方向に積層して形成されてお
り、ロータ41の外周を囲む外周磁極部51、52を有
する。外周磁極部51と外周磁極部52との周方向の間
に非磁性材であるカバー66の樹脂材が充填されてお
り、外周磁極部51と外周磁極部52とは周方向におい
て磁気的に分離されている。
【0020】内周ステータコア55は、ロータ41の内
周に配設されており、磁性材からなる薄板をスロットル
軸12の軸方向に積層して形成されている。内周ステー
タコア55は非磁性材で形成された結合部材65により
外周ステータコア50と結合している。内周ステータコ
ア55には、回転軸方向に延び径方向ほぼ反対側に凹部
55aが形成されている。内周磁極部56、57は凹部
55aの周方向の間にほぼ径方向反対側に形成されてい
る。
【0021】コイル部60は、コイルコア61、コイル
コア61の外周を取り囲むスプール62、およびスプー
ル62に巻回されているコイル63を有する。コイル6
3に通電することにより、外周磁極部51、52と内周
磁極部56、57とにそれぞれ一対の磁極が発生する。
外周磁極部51と内周磁極部56、外周磁極部52と内
周磁極部57とは逆極性である。
【0022】ロータ41が例えば図1に示す開弁方向に
回転するとき、永久磁石45a、46aが向かってくる
外周磁極部51、52、ならびに内周磁極部56、57
の縁を前縁51a、52a、56a、57aと呼び、他
方の縁を後縁51b、52b、56b、57bと呼ぶ。
コイル63に通電する方向を反転すれば、前縁と後縁と
の位置は入れ替わる。
【0023】コイル63に通電することにより、外周磁
極部51、52、内周磁極部56、57にそれぞれ一対
の磁極が発生し、ロータ41の永久磁石45a、46a
が各前縁に吸引されることによりロータ41を回動させ
ることができる。コイル63に通電することより逆極性
を発生する外周磁極部および内周磁極部の前縁同士51
aと56a、52aと57a、ならびに後縁同士51b
と56b、52bと57bとはそれぞれ互いに近傍に位
置している。さらに、ロータ41の回転軸から放射方向
に延びるほぼ同一直線上に、前縁同士51aと56a、
52aと57a、ならびに後縁同士51bと56b、5
2bと57bとが位置している。換言すれば、ロータ4
1の回転軸を中心とし、前縁51aと後縁52bがなす
円周角と、前縁56aと後縁57bがなす円周角とはほ
ぼ等しい。また、前縁52aと後縁51bがなす円周角
と、前縁57aと後縁56bがなす円周角とはほぼ等し
い。
【0024】次に、スロットル装置10の作動について
説明する。 (1) スロットル軸12が全開位置と係止位置との間にあ
るとき、スロットル軸12はリターンスプリング23の
付勢力により閉弁方向に力を受けている。リターンスプ
リング23の付勢力に抗し全開位置と係止位置との間で
スロットル弁13の開度を制御するため、回転角センサ
30からの検出信号に基づき、ECUは図1において開
弁方向にロータ41がトルクを受けるようにコイル63
への通電方向を制御する。
【0025】コイル部60のコイル63に通電すると、
外周磁極部51、52、ならびに内周磁極部56、57
に磁極が発生する。ロータ41を回転させるトルクは、
ロータ41と外周ステータコア50および内周ステータ
コア55との間に働く吸引力におけるロータ41の接線
方向の分力により発生する。外周磁極部51、52、な
らびに内周磁極部56、57の前縁51a、52a、5
6a、57aに向かって回転してくる位置にある永久磁
石45a、46aと、前縁51a、52a、56a、5
7aとの間に図1の太い矢印に示す方向に働く吸引力は
ロータ41の接線方向に分力を有し、この接線方向の分
力がロータ41を回転させるトルクとして働く。前縁5
1a、52a、56a、57aに向かい回転し前縁51
a、52a、56a、57aを通過した永久磁石45
a、46aは、外周磁極部51、52、ならびに内周磁
極部56、57と径方向に対向する位置に回転する。外
周磁極部51、52ならびに内周磁極部56、57と径
方向で対向する位置にある永久磁石45a、46aが外
周磁極部51、52ならびに内周磁極部56、57に径
方向外側および内側に吸引される力はロータ41を回転
させるトルクとして働かない。
【0026】ロータ41の外周および内周の両ステータ
コアとロータ41との間に吸引力が働き、さらにロータ
41の回転中心から放射方向に延びるほぼ同一直線上
に、前縁同士51aと56a、52aと57a、ならび
に後縁同士51bと56b、52bと57bとが位置し
ているので、外周ステータコア50および内周ステータ
コア55に吸引されることによりロータ41に働くトル
クの合成が大きくなる。したがって、ロータの外周側に
配設されたステータコアだけでロータを吸引する構成に
比べ、同じ体格で大きなトルクを発生することができ
る。
【0027】(2) スロットル軸12が全閉位置と係止位
置との間にあるとき、閉弁方向に働くリターンスプリン
グ23の付勢力はスロットル軸12に作用せず、開弁方
向に働くオープナスプリング24の付勢力がスロットル
軸12に働く。したがって、オープナスプリング24の
付勢力に抗し全閉位置と係止位置との間でスロットル弁
13の開度を制御するため、全開位置と係止位置との間
とは逆方向にコイル63に通電する。これにより、ロー
タ41は図1において閉弁方向にトルクを受ける。
【0028】(3) コイル63の断線等によりトルクモー
タ40がトルクを発生しないフェイル時、リターンスプ
リング23の付勢力により中間レバー22は全閉位置か
ら僅かに開弁した係止位置でストッパに係止される。こ
れにより、トルクモータ40が作動しないフェイル時に
おいてもエンジンを運転し退避走行が可能である。
【0029】本実施例のトルクモータ40は、永久磁石
45a、46aの内周および外周を覆う筒状の内周カバ
ー43、外周カバー44を設けている。この内周カバー
43、外周カバー44を磁性材料により形成すると、永
久磁石45a、46aにより内周カバー43、外周カバ
ー44が磁化され、ロータ41の磁極と外周磁極部5
1、52、ならびに内周磁極部56、57との間のエア
ギャップを一定に近づけることができる。これにより、
トルクモータ40が発生するトルク特性は平坦になる。
【0030】(第2実施例)本発明の第2実施例を図3
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。ロータ70は、内周カバー4
3と、内周カバー43に接着固定され円筒状に一体形成
された永久磁石71とを有する。永久磁石71はロータ
70の回転軸に対し放射状に着磁されている。一体形成
された円筒状の永久磁石71によりロータ70の磁極を
形成するので、永久磁石71の外周および内周における
磁束密度が均一になる。したがって、ロータ70の回転
角度に対し平坦なトルク特性を得ることができる。
【0031】以上説明した本発明の上記複数の実施例で
は、ロータの内周および外周にステータコアを配設して
いるので、外周ステータコア50および内周ステータコ
ア55の両方にロータが吸引される。したがって、トル
クモータを大型化することなく発生トルクを増加でき
る。
【0032】また、外周ステータコア50と内周ステー
タコア55とを非磁性材で形成された結合部材65で結
合しているので、ロータと外周ステータコア50、なら
びにロータと内周ステータコア55との間に流れる磁束
が両ステータコア間に流れることを防止する。ロータと
両ステータコアとの間で吸引力として働く磁束の漏れを
防止するので、発生トルクの低下を防止できる。
【0033】上記複数の実施例では、スロットル弁13
の開度を制御する駆動源としてトルクモータを用いた。
スロットル装置に限らず、小さな体格で大きな発生トル
クを要求される駆動源として本発明のトルクモータを用
いると好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるトルクモータを示す
図2のI−I線断面図である。
【図2】第1実施例のスロットル装置を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例によるトルクモータを示す
断面図である。
【図4】従来のトルクモータを示す断面図である。
【符号の説明】
10 スロットル装置 11 スロットルボディ 11a 吸気流路 13 スロットル弁(弁部材) 40 トルクモータ 41 ロータ 43 内周カバー 44 外周カバー 45、46 永久磁石群 45a、46a 永久磁石 50 外周ステータコア 51、52 外周磁極部 51a、52a、56a、57a 前縁 51b、52b、56b、57b 後縁 55 内周ステータコア 56、57 内周磁極部 60 コイル部 63 コイル 65 結合部材 70 ロータ 71 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 37/16 H02K 37/16 K

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石により一対の磁極が形成されて
    いる中空柱状のロータと、 前記ロータの外周を囲み磁性材で形成されている外周ス
    テータコアと、 前記ロータの内周に配設され磁性材で形成されている内
    周ステータコアと、 通電することにより前記外周ステータコアおよび前記内
    周ステータコアにそれぞれ一対の磁極を発生させるコイ
    ル部と、 を備えることを特徴とするトルクモータ。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石は前記ロータの回転軸に対
    し放射状に着磁されており、 前記外周ステータコアは、前記コイル部に通電すること
    により各磁極を形成される一対の外周磁極部を有し、 前記内周ステータコアは、回転軸方向に延び周方向に2
    ヶ所形成されている凹部の周方向の間に、前記コイル部
    に通電することにより一対の磁極の各磁極を形成される
    一対の内周磁極部を有することを特徴とする請求項1記
    載のトルクモータ。
  3. 【請求項3】 前記ロータの回転方向に対し前方側に位
    置する前記内周磁極部の内周前縁は前記ロータの回転方
    向に対し前方側に位置する前記外周磁極部の外周前縁の
    近傍に位置し、前記ロータの回転方向に対し後方側に位
    置する前記内周磁極部の内周後縁は前記ロータの回転方
    向に対し後方側に位置する前記外周磁極部の外周後縁の
    近傍に位置していることを特徴とする請求項2記載のト
    ルクモータ。
  4. 【請求項4】 前記外周前縁と前記内周前縁、ならびに
    前記外周後縁と前記内周後縁とは前記ロータの回転軸を
    通る直線上に位置していることを特徴とする請求項3記
    載のトルクモータ。
  5. 【請求項5】 前記外周ステータコアと前記内周ステー
    タコアとは非磁性材で形成された結合部材により結合さ
    れていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一
    項記載のトルクモータ。
  6. 【請求項6】 前記ロータの各磁極は、それぞれ複数
    の永久磁石を有する永久磁石群により形成されているこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載のト
    ルクモータ。
  7. 【請求項7】 吸気流路の一部を形成するスロットル
    ボディと、前記スロットルボディに回動自在に支持さ
    れ、前記吸気流路を開閉する弁部材と、前記弁部材を回
    動駆動する請求項1から6のいずれか一項記載のトルク
    モータと、を備えることを特徴とするスロットル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005071817A1 (de) 2004-01-23 2005-08-04 Heinz Leiber Segmentmotor
KR101847349B1 (ko) 2017-08-06 2018-04-11 이성근 가변 자속 유니버셜 모터
DE102004062340B4 (de) * 2004-12-20 2021-03-04 IPGATE Capital Holding AG Elektromagnetischer Antrieb mit Flußleitstücken

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