JPH07119640A - 圧縮性流体ポンプ - Google Patents
圧縮性流体ポンプInfo
- Publication number
- JPH07119640A JPH07119640A JP26869293A JP26869293A JPH07119640A JP H07119640 A JPH07119640 A JP H07119640A JP 26869293 A JP26869293 A JP 26869293A JP 26869293 A JP26869293 A JP 26869293A JP H07119640 A JPH07119640 A JP H07119640A
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- JP
- Japan
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- magnet
- fixed
- partition wall
- rotating
- rotating body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気的吸引力及び/又は反発力を利用して空気
ポンプをコンパクトに構成する。 【構成】固定ケース34における吸気弁部45と排気弁
部46とに連通した複数の圧力室30を、電動モータ5
にて回転する駆動軸6に取付けられた回転体3の円周方
向に沿って適宜間隔で設けた回転側磁石39の回転軌跡
に沿うように配置し、前記各圧力室30の一側開口面に
ゴム製の隔壁体35を張設し、該各隔壁体35には固定
側磁石37を設け、隔壁体30に対峙させて回転する回
転体3には、各固定側磁石37に対して磁気的反発作用
または磁気的吸引作用を及ぼす回転側磁石39を設け
る。
ポンプをコンパクトに構成する。 【構成】固定ケース34における吸気弁部45と排気弁
部46とに連通した複数の圧力室30を、電動モータ5
にて回転する駆動軸6に取付けられた回転体3の円周方
向に沿って適宜間隔で設けた回転側磁石39の回転軌跡
に沿うように配置し、前記各圧力室30の一側開口面に
ゴム製の隔壁体35を張設し、該各隔壁体35には固定
側磁石37を設け、隔壁体30に対峙させて回転する回
転体3には、各固定側磁石37に対して磁気的反発作用
または磁気的吸引作用を及ぼす回転側磁石39を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気等の圧縮性流体ポ
ンプの構造に係り、より詳しくは、圧力室の一側開口面
をゴム等の柔軟な(可撓性)材料からなるダイヤフラム
やベローズ等の隔壁体で隔離し、該隔壁体に設けた磁石
に対して間欠的に磁気的反発作用または磁気的吸引作用
を及ぼすように、磁石を備えた回転体を駆動させ、前記
隔壁体の振動にて圧力室内の容積を変動させて吸気と排
気とを交互に行いつつ、所定の圧力の空気等の圧縮性流
体を得るようにしたものに関する。
ンプの構造に係り、より詳しくは、圧力室の一側開口面
をゴム等の柔軟な(可撓性)材料からなるダイヤフラム
やベローズ等の隔壁体で隔離し、該隔壁体に設けた磁石
に対して間欠的に磁気的反発作用または磁気的吸引作用
を及ぼすように、磁石を備えた回転体を駆動させ、前記
隔壁体の振動にて圧力室内の容積を変動させて吸気と排
気とを交互に行いつつ、所定の圧力の空気等の圧縮性流
体を得るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の先行技術として、特公昭
41−20513号公報には、回転軸を介して回転する
磁石円盤(永久磁石)に対面させて、複数の固定磁石
(永久磁石)を前記回転軸線に対して円周方向に沿って
配列し、この固定磁石を固定した弾性膜体(隔壁体、ダ
イヤフラムともいう)にて圧力室の開口面を覆うように
張設し、圧力室には、油タンクに連通する吸入弁と外部
に油を放出するための排出弁とを備えた構成が開示され
ている。
41−20513号公報には、回転軸を介して回転する
磁石円盤(永久磁石)に対面させて、複数の固定磁石
(永久磁石)を前記回転軸線に対して円周方向に沿って
配列し、この固定磁石を固定した弾性膜体(隔壁体、ダ
イヤフラムともいう)にて圧力室の開口面を覆うように
張設し、圧力室には、油タンクに連通する吸入弁と外部
に油を放出するための排出弁とを備えた構成が開示され
ている。
【0003】この構成によれば、例えば、磁石円盤の広
幅表面(固定磁石の広幅表面と対面する側)にはその円
周方向に沿ってN極、S極のように磁極が交互に異なる
ように配置し、磁石円盤を回転させたとき、固定磁石に
おける広幅表面の磁極に対して磁石円盤の磁極が同極と
して対面するときには相反発し、異極が対面すると吸引
して、固定磁石ひいては弾性膜体はその厚さ方向に振動
する。この振動にて圧力室に油を出し入れするポンプの
機能を発揮させるものである。
幅表面(固定磁石の広幅表面と対面する側)にはその円
周方向に沿ってN極、S極のように磁極が交互に異なる
ように配置し、磁石円盤を回転させたとき、固定磁石に
おける広幅表面の磁極に対して磁石円盤の磁極が同極と
して対面するときには相反発し、異極が対面すると吸引
して、固定磁石ひいては弾性膜体はその厚さ方向に振動
する。この振動にて圧力室に油を出し入れするポンプの
機能を発揮させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行技術では、一つの圧力室の開口部を覆う1枚の弾性膜
体の略中央部に、固定磁石を接着剤等にて固定するもの
であり、該固定磁石の厚さ方向(弾性膜体の厚さ方向)
に一様に吸引力・反発力が作用するように、換言すれば
弾性膜体の広幅面が厚さ方向に対して一様に同方向に移
動するように、当該固磁石及び磁石円盤での磁極の配列
を考慮しなければならない。
行技術では、一つの圧力室の開口部を覆う1枚の弾性膜
体の略中央部に、固定磁石を接着剤等にて固定するもの
であり、該固定磁石の厚さ方向(弾性膜体の厚さ方向)
に一様に吸引力・反発力が作用するように、換言すれば
弾性膜体の広幅面が厚さ方向に対して一様に同方向に移
動するように、当該固磁石及び磁石円盤での磁極の配列
を考慮しなければならない。
【0005】即ち、図16に示すように、磁石円盤10
0の回転軸線101に対称位置にN極102と、S極1
03となるように永久磁石を配置し、これに対応するよ
うに、固定磁石104における表面の磁極の配列を、N
極105とS極106となるように設定し、且つ、磁石
円盤100及び固定磁石104の表面側(対峙する面)
に、S極とN極との間に磁極のない中立個所107,1
08を形成する。
0の回転軸線101に対称位置にN極102と、S極1
03となるように永久磁石を配置し、これに対応するよ
うに、固定磁石104における表面の磁極の配列を、N
極105とS極106となるように設定し、且つ、磁石
円盤100及び固定磁石104の表面側(対峙する面)
に、S極とN極との間に磁極のない中立個所107,1
08を形成する。
【0006】こうすることより、例えば、固定磁石10
4の右側でのN極105に対して磁石円盤100のN極
102が対峙し、左側でS極106とS極103とが対
峙して反発力が作用し、これから磁石円盤100を18
0度回転させると、固定磁石104のN極105に対し
て磁石円盤100のS極103とが対峙すると共に、固
定磁石104のS極106と磁石円盤100のN極10
2とが対峙して吸引力が作用するので、固定磁石、ひい
ては弾性膜体がその厚さ方向に一様に振動するのであ
る。
4の右側でのN極105に対して磁石円盤100のN極
102が対峙し、左側でS極106とS極103とが対
峙して反発力が作用し、これから磁石円盤100を18
0度回転させると、固定磁石104のN極105に対し
て磁石円盤100のS極103とが対峙すると共に、固
定磁石104のS極106と磁石円盤100のN極10
2とが対峙して吸引力が作用するので、固定磁石、ひい
ては弾性膜体がその厚さ方向に一様に振動するのであ
る。
【0007】もし、磁石円盤100及び固定磁石104
の表面側(対峙する面)に、S極とN極との間に磁極の
ない中立個所107,108を形成しなければ、換言す
ると、S極とN極とを交互に隙間なく配置すると、磁石
円盤の回転に伴ってそのN極の領域が固定磁石における
S極領域とN極領域とに跨がった状態が発生し、この両
領域に対しては磁石円盤のN極の領域から吸引力と反発
力とを同時に受けることになり、しかも、回転に伴って
磁石円盤のN極の領域が固定磁石におけるS極領域及び
N極領域に重なる面積が順次変動するので、吸引力と反
発力との大きさ及び作用点が変化し、図17に示すよう
に弾性膜体109を波うたせるように押し引きすること
になり実際上、弾性膜体は圧力室内の容積を増減させる
ように動かず、ポンプの機能が効率良く発揮できないと
いう問題があった。
の表面側(対峙する面)に、S極とN極との間に磁極の
ない中立個所107,108を形成しなければ、換言す
ると、S極とN極とを交互に隙間なく配置すると、磁石
円盤の回転に伴ってそのN極の領域が固定磁石における
S極領域とN極領域とに跨がった状態が発生し、この両
領域に対しては磁石円盤のN極の領域から吸引力と反発
力とを同時に受けることになり、しかも、回転に伴って
磁石円盤のN極の領域が固定磁石におけるS極領域及び
N極領域に重なる面積が順次変動するので、吸引力と反
発力との大きさ及び作用点が変化し、図17に示すよう
に弾性膜体109を波うたせるように押し引きすること
になり実際上、弾性膜体は圧力室内の容積を増減させる
ように動かず、ポンプの機能が効率良く発揮できないと
いう問題があった。
【0008】そして、磁石円盤100及び固定磁石10
4に前記中立個所107,108を設けると、各磁石の
極の領域が少なくなり、吸引力及び反発力も小さくなる
から、所定の圧力を得るためには、圧力室の開口面、弾
性膜体、磁石等の必要面積を大きくしなければならず、
ポンプが大型化すると言う問題があった。本発明は、こ
れらの問題を解決することを第1の目的とし、コンパク
トな圧縮性流体ポンプを提供することである。
4に前記中立個所107,108を設けると、各磁石の
極の領域が少なくなり、吸引力及び反発力も小さくなる
から、所定の圧力を得るためには、圧力室の開口面、弾
性膜体、磁石等の必要面積を大きくしなければならず、
ポンプが大型化すると言う問題があった。本発明は、こ
れらの問題を解決することを第1の目的とし、コンパク
トな圧縮性流体ポンプを提供することである。
【0009】本発明の第2の目的は、ポンプの圧力室か
ら得られる圧縮性流体の圧力を任意に設定することがで
きるようにすることである。第3の目的は、一つの回転
動力源にて圧縮性流体ポンプを駆動すると共に、他の回
転負荷装置を駆動することである。
ら得られる圧縮性流体の圧力を任意に設定することがで
きるようにすることである。第3の目的は、一つの回転
動力源にて圧縮性流体ポンプを駆動すると共に、他の回
転負荷装置を駆動することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の圧縮流体ポンプは、固定ケ
ースにおける吸気弁部と排気弁部とに連通した1乃至複
数の圧力室を、回転体の円周方向に沿って適宜間隔で設
けた回転側磁石の回転軌跡に沿うように配置し、前記各
圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁体を張設し、該各隔壁
体には固定側磁石を設け、前記隔壁体に対峙させて回転
する回転体には、前記固定側磁石に対して磁気的反発作
用または磁気的吸引作用を及ぼす回転側磁石を設けこと
を特徴とする。
め、請求項1に記載の発明の圧縮流体ポンプは、固定ケ
ースにおける吸気弁部と排気弁部とに連通した1乃至複
数の圧力室を、回転体の円周方向に沿って適宜間隔で設
けた回転側磁石の回転軌跡に沿うように配置し、前記各
圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁体を張設し、該各隔壁
体には固定側磁石を設け、前記隔壁体に対峙させて回転
する回転体には、前記固定側磁石に対して磁気的反発作
用または磁気的吸引作用を及ぼす回転側磁石を設けこと
を特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明の圧縮流体ポンプ
は、固定ケースにおける吸気弁部と排気弁部とに連通し
た1乃至複数の圧力室を、回転体の円周方向に沿って適
宜間隔で設けた回転側磁石の回転軌跡に沿うように配置
し、前記各圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁体を張設
し、該各隔壁体には固定側磁石を設け、前記隔壁体に対
峙させて回転する回転体に設けた複数の回転側磁石の磁
極の配置を、一つの圧力室における固定側磁石に対して
磁気的反発作用と磁気的吸引作用とを交互に及ぼすよう
に設定したことを特徴とする。
は、固定ケースにおける吸気弁部と排気弁部とに連通し
た1乃至複数の圧力室を、回転体の円周方向に沿って適
宜間隔で設けた回転側磁石の回転軌跡に沿うように配置
し、前記各圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁体を張設
し、該各隔壁体には固定側磁石を設け、前記隔壁体に対
峙させて回転する回転体に設けた複数の回転側磁石の磁
極の配置を、一つの圧力室における固定側磁石に対して
磁気的反発作用と磁気的吸引作用とを交互に及ぼすよう
に設定したことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明の圧縮流体ポンプ
は、請求項1または請求項2において、固定ケースにお
ける複数の圧力室を、回転体における回転側磁石の回転
軌跡に沿って円周方向に適宜間隔にて配置し、回転体に
設ける複数の回転側磁石を前記圧力室ごとに設けた固定
側磁石の設置個所に対して回転位相をずらせて対面する
ように配置したことを特徴とする。
は、請求項1または請求項2において、固定ケースにお
ける複数の圧力室を、回転体における回転側磁石の回転
軌跡に沿って円周方向に適宜間隔にて配置し、回転体に
設ける複数の回転側磁石を前記圧力室ごとに設けた固定
側磁石の設置個所に対して回転位相をずらせて対面する
ように配置したことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明の圧縮流体ポンプ
は、請求項1乃至3において、前記固定側磁石または回
転側磁石のいずれか一方を電磁石にて構成し、該電磁石
の磁力を調節するための電気的制御手段を設けたことを
特徴とする。請求項5に記載の発明の圧縮流体ポンプ
は、請求項1乃至4に記載の圧縮性流体ポンプであっ
て、前記圧力室を備えた固定ケースを貫通させるよう
に、前記回転体を駆動する駆動軸を配置し、該駆動軸に
は回転式ワイパー等の回転負荷部を連設したことを特徴
とする。
は、請求項1乃至3において、前記固定側磁石または回
転側磁石のいずれか一方を電磁石にて構成し、該電磁石
の磁力を調節するための電気的制御手段を設けたことを
特徴とする。請求項5に記載の発明の圧縮流体ポンプ
は、請求項1乃至4に記載の圧縮性流体ポンプであっ
て、前記圧力室を備えた固定ケースを貫通させるよう
に、前記回転体を駆動する駆動軸を配置し、該駆動軸に
は回転式ワイパー等の回転負荷部を連設したことを特徴
とする。
【0014】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
する。図1は船舶における操舵室等の窓部に設けた、回
転式ワイパー装置2に組み込んだ本発明の圧縮性流体ポ
ンプの実施例としての空気ポンプ1の一部断面側面図、
図2は空気ポンプ1の側断面である。
する。図1は船舶における操舵室等の窓部に設けた、回
転式ワイパー装置2に組み込んだ本発明の圧縮性流体ポ
ンプの実施例としての空気ポンプ1の一部断面側面図、
図2は空気ポンプ1の側断面である。
【0015】前記回転式ワイパー装置2における透明ガ
ラス板製の円盤状の旋回ガラス板4と、前記空気ポンプ
1における回転体3とは、電動モータ5にて回転駆動す
る駆動軸6に共通して装着されている。次に図1を参照
しながら前記回転式ワイパー装置2の構造について説明
すると、空気ポンプ1との共通支持台7を貫通する駆動
軸6は軸受け8にて自在に軸支されている。操舵室の窓
ガラス9に穿設した大径の丸孔部10に嵌まって固定す
る枠本体11の内周と、前記共通支持台7の基部外周と
の間に固定ガラス12を嵌め入れ、枠本体11の内面側
では固定ガラス12の外周縁部をパッキン13、押え枠
14及び締めつけ枠15を介して固定し、同じく固定ガ
ラス12の内周縁部は、オーリング等のパッキン16と
ナット17とにより前記共通に固定されている。
ラス板製の円盤状の旋回ガラス板4と、前記空気ポンプ
1における回転体3とは、電動モータ5にて回転駆動す
る駆動軸6に共通して装着されている。次に図1を参照
しながら前記回転式ワイパー装置2の構造について説明
すると、空気ポンプ1との共通支持台7を貫通する駆動
軸6は軸受け8にて自在に軸支されている。操舵室の窓
ガラス9に穿設した大径の丸孔部10に嵌まって固定す
る枠本体11の内周と、前記共通支持台7の基部外周と
の間に固定ガラス12を嵌め入れ、枠本体11の内面側
では固定ガラス12の外周縁部をパッキン13、押え枠
14及び締めつけ枠15を介して固定し、同じく固定ガ
ラス12の内周縁部は、オーリング等のパッキン16と
ナット17とにより前記共通に固定されている。
【0016】駆動軸6の先端側では締着金具18とオー
リング19と袋ナット20とを介して旋回ガラス板4の
内径部を固定し、該旋回ガラス板4の外周には、前記枠
本体11の外側面に対して微小隙間を隔ててシールする
旋回枠21が固着されている。そして、後述する空気ポ
ンプ1にて発生された圧縮空気を共通支持台7に穿設し
た通気路24を介して、前記旋回ガラス板4と固定ガラ
ス12との間の空間に大気圧より高い圧力の空気を送り
込むことにより、この空間内に嵐時等において船外の海
水や雨水が多量に侵入するのを防止して、視界の良好化
を図るものである。
リング19と袋ナット20とを介して旋回ガラス板4の
内径部を固定し、該旋回ガラス板4の外周には、前記枠
本体11の外側面に対して微小隙間を隔ててシールする
旋回枠21が固着されている。そして、後述する空気ポ
ンプ1にて発生された圧縮空気を共通支持台7に穿設し
た通気路24を介して、前記旋回ガラス板4と固定ガラ
ス12との間の空間に大気圧より高い圧力の空気を送り
込むことにより、この空間内に嵐時等において船外の海
水や雨水が多量に侵入するのを防止して、視界の良好化
を図るものである。
【0017】なお、枠本体11の外周下端部には、前記
旋回ガラス板4と固定ガラス12との間の隙間に侵入し
た水または露点温度以下にて水滴凝縮した水を捕集して
外に排出するための排水枠22が取付けられている。ま
た、枠本体11の内周面には、前記旋回ガラス板4と固
定ガラス12との間の空間にある空気を上昇させてガラ
ス表面のくもりまたは氷結を除去するためのリング状ヒ
ータ23が装着されている。
旋回ガラス板4と固定ガラス12との間の隙間に侵入し
た水または露点温度以下にて水滴凝縮した水を捕集して
外に排出するための排水枠22が取付けられている。ま
た、枠本体11の内周面には、前記旋回ガラス板4と固
定ガラス12との間の空間にある空気を上昇させてガラ
ス表面のくもりまたは氷結を除去するためのリング状ヒ
ータ23が装着されている。
【0018】次に、図1〜図7を参照しながら、本発明
の空気ポンプ1の構成について説明する。前記共通支持
台7の片面には、後述する複数個の圧力室30に対する
吸気通路31と排気通路32とがリング溝状に形成され
た第1固定ケース33(図4参照)と、中心角度(36
0°/5)隔てて一定円周ピッチで5箇所に穿設形成さ
れた平面視円形の圧力室30を有する第2固定ケース3
4(図3参照)とが図示しないねじにて固定されてい
る。
の空気ポンプ1の構成について説明する。前記共通支持
台7の片面には、後述する複数個の圧力室30に対する
吸気通路31と排気通路32とがリング溝状に形成され
た第1固定ケース33(図4参照)と、中心角度(36
0°/5)隔てて一定円周ピッチで5箇所に穿設形成さ
れた平面視円形の圧力室30を有する第2固定ケース3
4(図3参照)とが図示しないねじにて固定されてい
る。
【0019】図2及び図3に示すように、開口面が円形
の圧力室30が形成された第2固定ケース34の表面に
は、ゴム(合成ゴムを含む)等の柔軟な(可撓性を有す
る)隔壁体35を張設し、スペーサ36にて固定する。
前記各圧力室30の開口面上には、隔壁体35の表面
に、固定側磁石37を接着剤等にて固着する。この各固
定側磁石37の磁極は、第1実施例として、隔壁体35
に近い側(裏面側)の面全体をS極、遠い側(回転体3
の端面に近い表面側)の面全体をN極とする。
の圧力室30が形成された第2固定ケース34の表面に
は、ゴム(合成ゴムを含む)等の柔軟な(可撓性を有す
る)隔壁体35を張設し、スペーサ36にて固定する。
前記各圧力室30の開口面上には、隔壁体35の表面
に、固定側磁石37を接着剤等にて固着する。この各固
定側磁石37の磁極は、第1実施例として、隔壁体35
に近い側(裏面側)の面全体をS極、遠い側(回転体3
の端面に近い表面側)の面全体をN極とする。
【0020】前記駆動軸6のスプライン部38に嵌合し
て一体的に回転する円盤状の回転体の一側端面には、回
転側磁石39を中心角度120°隔てて一定円周ピッチ
で3箇所で固定する(図5参照)。回転側磁石39は前
記各圧力室30における固定側磁石37と対峙するよう
な回転軌跡位置にあり、その各回転側磁石39の磁極は
固定側磁石37の表面側に近い側の面全体をN極、遠い
側の面全体をS極となるように設定する。
て一体的に回転する円盤状の回転体の一側端面には、回
転側磁石39を中心角度120°隔てて一定円周ピッチ
で3箇所で固定する(図5参照)。回転側磁石39は前
記各圧力室30における固定側磁石37と対峙するよう
な回転軌跡位置にあり、その各回転側磁石39の磁極は
固定側磁石37の表面側に近い側の面全体をN極、遠い
側の面全体をS極となるように設定する。
【0021】これらにより、回転体3の回転に伴って回
転側磁石39と固定側磁石37との両表面が対峙する
と、同磁極(実施例ではN極)同士となるので互いに磁
気的反発力を受けることになり、固定側磁石37は柔軟
な隔壁体35に載置されているから、当該隔壁体35は
開口面から圧力室30内に近づくように変位する。な
お、電動モータ5は支持ブラケット40とリング41と
を介して共通支持台7または第2固定ケース34にボル
ト(図示せず)を介して固定されている。また、回転体
3、第2固定ケース34、スペーサ36、リング41、
支持ブラケット40等、前記両磁石37,39近傍に位
置する部材は非磁性体であるアルミ等の材質で製作する
事が好ましい。
転側磁石39と固定側磁石37との両表面が対峙する
と、同磁極(実施例ではN極)同士となるので互いに磁
気的反発力を受けることになり、固定側磁石37は柔軟
な隔壁体35に載置されているから、当該隔壁体35は
開口面から圧力室30内に近づくように変位する。な
お、電動モータ5は支持ブラケット40とリング41と
を介して共通支持台7または第2固定ケース34にボル
ト(図示せず)を介して固定されている。また、回転体
3、第2固定ケース34、スペーサ36、リング41、
支持ブラケット40等、前記両磁石37,39近傍に位
置する部材は非磁性体であるアルミ等の材質で製作する
事が好ましい。
【0022】前記各圧力室30の内側の凹所42及び前
記第1固定ケース33に片面(第2固定ケース34との
合わせ面側)に形成された凹所43には、図6及び図7
に示すように、弁体セット44を各々嵌挿することによ
り、吸気弁部45及び排気弁部46となす。本実施例に
おける弁体セット44は、合成樹脂製のキャップ体47
の底板47aに通気孔48を穿設し、キャップ体47内
側に基端を差し込み脱落不能に固定した撓み可能な合成
樹脂製等の舌状の弁体49にて前記通気孔48を塞ぐこ
とにより、一方向にのみ通気可能で他方向には閉塞する
ように構成されているが、この構成によらず、圧力室3
0の吸気用凹所42及び排気用凹所43等の個所に舌状
の弁体49の基部を直接固定するようにしても良い。
記第1固定ケース33に片面(第2固定ケース34との
合わせ面側)に形成された凹所43には、図6及び図7
に示すように、弁体セット44を各々嵌挿することによ
り、吸気弁部45及び排気弁部46となす。本実施例に
おける弁体セット44は、合成樹脂製のキャップ体47
の底板47aに通気孔48を穿設し、キャップ体47内
側に基端を差し込み脱落不能に固定した撓み可能な合成
樹脂製等の舌状の弁体49にて前記通気孔48を塞ぐこ
とにより、一方向にのみ通気可能で他方向には閉塞する
ように構成されているが、この構成によらず、圧力室3
0の吸気用凹所42及び排気用凹所43等の個所に舌状
の弁体49の基部を直接固定するようにしても良い。
【0023】次に、前記構成による空気ポンプ1の作用
について説明する。電動モータ5を回転させると、図5
に示すように、回転体3の時計方向の回転に伴って一つ
の回転側磁石39が一つの圧力室30における固定側磁
石37との両表面が対峙するように接近すると、同磁極
(実施例ではN極)同士となるので互いに磁気的反発力
を受けることになり、固定側磁石37は柔軟な隔壁体3
5に載置されているから、図7の二点鎖線で示すよう
に、隔壁体35は開口面から圧力室30内に近づくよう
に変位する。
について説明する。電動モータ5を回転させると、図5
に示すように、回転体3の時計方向の回転に伴って一つ
の回転側磁石39が一つの圧力室30における固定側磁
石37との両表面が対峙するように接近すると、同磁極
(実施例ではN極)同士となるので互いに磁気的反発力
を受けることになり、固定側磁石37は柔軟な隔壁体3
5に載置されているから、図7の二点鎖線で示すよう
に、隔壁体35は開口面から圧力室30内に近づくよう
に変位する。
【0024】これにより、圧力室30内の空気は圧縮さ
れ、その圧力室30内の空気圧が所定値以上になると、
弁体49の弾性力に抗して排気弁部46から排気通路3
2a及び排気通路32を介して通気路24を経て前記回
転ワイパー装置2における旋回ガラス板4と固定ガラス
12との間の空間に押し込まれる。回転体3における回
転側磁石39が一つの圧力室30における固定側磁石3
7の広幅表面(対峙面)の領域から外れると、前記反発
力が無くなり、隔壁体35自体の弾性復元力にて、圧力
室30内の密閉空間の容積が増大するので、負圧とな
り、大気が第1固定ケースの外周に設けたフイルタ50
を通り、連通路51、吸気通路31及び吸気通路31a
を介して通過した大気が吸気弁部45の弁体49を押し
上げて圧力室30内に吸気されるのである。このような
行程を、前記各圧力室30ごとに独立して実行されるの
で、各圧力室30の容積が小さくても、全体として吐出
される圧縮空気量を多くすることができる。この実施例
において、第2固定ケース34に一つの圧力室30を設
けときにも、当該圧力室30の位置は駆動軸6の回転軸
線から半径方向に偏位した位置にあるものとする。
れ、その圧力室30内の空気圧が所定値以上になると、
弁体49の弾性力に抗して排気弁部46から排気通路3
2a及び排気通路32を介して通気路24を経て前記回
転ワイパー装置2における旋回ガラス板4と固定ガラス
12との間の空間に押し込まれる。回転体3における回
転側磁石39が一つの圧力室30における固定側磁石3
7の広幅表面(対峙面)の領域から外れると、前記反発
力が無くなり、隔壁体35自体の弾性復元力にて、圧力
室30内の密閉空間の容積が増大するので、負圧とな
り、大気が第1固定ケースの外周に設けたフイルタ50
を通り、連通路51、吸気通路31及び吸気通路31a
を介して通過した大気が吸気弁部45の弁体49を押し
上げて圧力室30内に吸気されるのである。このような
行程を、前記各圧力室30ごとに独立して実行されるの
で、各圧力室30の容積が小さくても、全体として吐出
される圧縮空気量を多くすることができる。この実施例
において、第2固定ケース34に一つの圧力室30を設
けときにも、当該圧力室30の位置は駆動軸6の回転軸
線から半径方向に偏位した位置にあるものとする。
【0025】回転体3に設けた回転側磁石39の円周方
向のピッチと固定側磁石37の円周方向ピッチとを、図
5に示すように異なるように設定する。換言すれば、第
2固定ケース34における複数の圧力室30を、回転体
3における回転側磁石39の回転軌跡に沿って円周方向
に適宜間隔にて配置し、回転体3に設ける複数の回転側
磁石39を前記圧力室30ごとに設けた固定側磁石37
の設置個所に対して回転位相をずらせて対面するように
配置すれば、一つの圧力室30において固定側磁石37
の広幅面の領域に重なるように一つの回転側磁石39が
位置するときでも、他の(隣接する)圧力室30におけ
る固定側磁石37の広幅面の領域に重なる回転側磁石3
9の領域が少なくなる位置では、両磁石37,39によ
る反発力が少ない(回転側磁石39の領域が隣接する圧
力室30,30の間の位置に入るときは反発力は零とな
る)ので、駆動軸6に作用するスラスト方向の反力が極
端に変動しない。従って、スラスト成分の少ない軸受け
8にて駆動軸6を支持することができるし、駆動軸6か
ら伝達されるスラスト方向の振動も少なくすることがで
き、静粛な空気ポンプ1を実現することができる。
向のピッチと固定側磁石37の円周方向ピッチとを、図
5に示すように異なるように設定する。換言すれば、第
2固定ケース34における複数の圧力室30を、回転体
3における回転側磁石39の回転軌跡に沿って円周方向
に適宜間隔にて配置し、回転体3に設ける複数の回転側
磁石39を前記圧力室30ごとに設けた固定側磁石37
の設置個所に対して回転位相をずらせて対面するように
配置すれば、一つの圧力室30において固定側磁石37
の広幅面の領域に重なるように一つの回転側磁石39が
位置するときでも、他の(隣接する)圧力室30におけ
る固定側磁石37の広幅面の領域に重なる回転側磁石3
9の領域が少なくなる位置では、両磁石37,39によ
る反発力が少ない(回転側磁石39の領域が隣接する圧
力室30,30の間の位置に入るときは反発力は零とな
る)ので、駆動軸6に作用するスラスト方向の反力が極
端に変動しない。従って、スラスト成分の少ない軸受け
8にて駆動軸6を支持することができるし、駆動軸6か
ら伝達されるスラスト方向の振動も少なくすることがで
き、静粛な空気ポンプ1を実現することができる。
【0026】第2実施例は、図8に示すように、第2固
定ケース34に中心角度90°隔てて一定円周ピッチで
4箇所に圧力室30と固定側磁石37を配置し、回転体
3には同様に中心角度90°間隔で4箇所に回転側磁石
39を配置し、円周方向に隣接する回転側磁石39の広
幅表面の磁極をN極とS極が交互になるように配置す
る。なお、その他の構成部分は前述の実施例と略同様の
構成であるので、それらの説明及び図示は省略する。こ
の場合、各圧力室30箇所に対応する固定側磁石37の
広幅表面の磁極はN極、S極のいずれでも良い。このよ
うに構成した場合には、一つの圧力室30における固定
側磁石37に対して磁気的反発作用と磁気的吸引作用と
を交互に及ぼす。従って、圧力室30の開口部におい
て、隔壁体35は大きく進退動することになり、生じる
圧縮空気圧を高くすることができる。この種の変形例で
は、回転体3側に設ける回転側磁石39は偶数個設置す
れば良く、圧力室30の数には制限がない。
定ケース34に中心角度90°隔てて一定円周ピッチで
4箇所に圧力室30と固定側磁石37を配置し、回転体
3には同様に中心角度90°間隔で4箇所に回転側磁石
39を配置し、円周方向に隣接する回転側磁石39の広
幅表面の磁極をN極とS極が交互になるように配置す
る。なお、その他の構成部分は前述の実施例と略同様の
構成であるので、それらの説明及び図示は省略する。こ
の場合、各圧力室30箇所に対応する固定側磁石37の
広幅表面の磁極はN極、S極のいずれでも良い。このよ
うに構成した場合には、一つの圧力室30における固定
側磁石37に対して磁気的反発作用と磁気的吸引作用と
を交互に及ぼす。従って、圧力室30の開口部におい
て、隔壁体35は大きく進退動することになり、生じる
圧縮空気圧を高くすることができる。この種の変形例で
は、回転体3側に設ける回転側磁石39は偶数個設置す
れば良く、圧力室30の数には制限がない。
【0027】発明者の実験によれば、半径40mm の
個所に設けた直径30 mmの圧力室30で、直径12
mm、厚さ6mmの固定側磁石37及び回転側磁石39
をフェライト永久磁石とし、厚さ1.5mm のゴム製
の隔壁体35を使用し、回転体3を3200rpmで回
転させたとき、発生した空気圧は900mm水柱(ゲー
ジ圧)であった。
個所に設けた直径30 mmの圧力室30で、直径12
mm、厚さ6mmの固定側磁石37及び回転側磁石39
をフェライト永久磁石とし、厚さ1.5mm のゴム製
の隔壁体35を使用し、回転体3を3200rpmで回
転させたとき、発生した空気圧は900mm水柱(ゲー
ジ圧)であった。
【0028】図9に示す実施例では、回転体3側に設け
る回転側磁石39の広幅面と第2固定ケース34側の固
定側磁石37の広幅面との間に、フッ素樹脂製等の摩擦
係数の小さいフィルム52を介挿したものであり、これ
により、回転側磁石39と固定側磁石37との間で生じ
る磁気的反発作用及び/または磁気的吸引作用により固
定側磁石37が大きく振動することにより回転側磁石3
9の広幅面と衝突するときの摩擦を低減することができ
る。なお、回転側磁石39の広幅面を回転体の広幅面と
同一平面状となすように埋め込むことで、空気ポンプ1
の駆動軸6の軸線方向の寸法を小さくしてコンパクトに
でき、且つ回転体3の回転時に回転側磁石39と固定側
磁石37の両縁部が干渉するのを防止することができ
る。
る回転側磁石39の広幅面と第2固定ケース34側の固
定側磁石37の広幅面との間に、フッ素樹脂製等の摩擦
係数の小さいフィルム52を介挿したものであり、これ
により、回転側磁石39と固定側磁石37との間で生じ
る磁気的反発作用及び/または磁気的吸引作用により固
定側磁石37が大きく振動することにより回転側磁石3
9の広幅面と衝突するときの摩擦を低減することができ
る。なお、回転側磁石39の広幅面を回転体の広幅面と
同一平面状となすように埋め込むことで、空気ポンプ1
の駆動軸6の軸線方向の寸法を小さくしてコンパクトに
でき、且つ回転体3の回転時に回転側磁石39と固定側
磁石37の両縁部が干渉するのを防止することができ
る。
【0029】固定側磁石37及び回転側磁石39の第1
実施例は、永久磁石であり、その材料はアルニコ合金、
“S1”ハードフェライト、“R5”希土類合金等が使
用される。図2の実施例では、隔壁体35表面にブロッ
ク状の固定側磁石37を接着剤等にて固定しているが、
粉末状の磁石をゴム(合成ゴムを含む)製の隔壁体35
に練り込んだボンド磁石としても良い。また、図10に
示すように、固形状の固定側磁石37をゴム製の隔壁体
35の肉厚部内に埋め込むようにしても良い。
実施例は、永久磁石であり、その材料はアルニコ合金、
“S1”ハードフェライト、“R5”希土類合金等が使
用される。図2の実施例では、隔壁体35表面にブロッ
ク状の固定側磁石37を接着剤等にて固定しているが、
粉末状の磁石をゴム(合成ゴムを含む)製の隔壁体35
に練り込んだボンド磁石としても良い。また、図10に
示すように、固形状の固定側磁石37をゴム製の隔壁体
35の肉厚部内に埋め込むようにしても良い。
【0030】さらに、図11及び図12に示す実施例の
ように、固定側磁石37と板ばね53とをゴム製(合成
ゴムを含む)の隔壁体35の肉厚部内に埋め込むと、隔
壁体35自体の薄い厚さによる弾性(撓み変形抵抗力)
の不足を補うことができ、隔壁体35と板ばね53が一
体となって所定のばね係数のダイヤフラム(弾性膜体)
とすることができる。なお、板ばね53は隔壁体35の
広幅片面に添設するようしても良い。前記各実施例では
隔壁体35を平板上に形成していたが、隔壁体35を断
面逆U字状等のキャップ状に形成し、該キャップのの頂
点部の平坦面に固定側磁石37を固定しても良い。
ように、固定側磁石37と板ばね53とをゴム製(合成
ゴムを含む)の隔壁体35の肉厚部内に埋め込むと、隔
壁体35自体の薄い厚さによる弾性(撓み変形抵抗力)
の不足を補うことができ、隔壁体35と板ばね53が一
体となって所定のばね係数のダイヤフラム(弾性膜体)
とすることができる。なお、板ばね53は隔壁体35の
広幅片面に添設するようしても良い。前記各実施例では
隔壁体35を平板上に形成していたが、隔壁体35を断
面逆U字状等のキャップ状に形成し、該キャップのの頂
点部の平坦面に固定側磁石37を固定しても良い。
【0031】図13及び図14に示す実施例では、隔壁
体35の上面に固定した固定側磁石37を平面視で扇状
に形成してその半径内側と半径外側とが異なる磁極(実
施例では半径内側にS極、半径外側にN極)となるよう
に設定する一方(図14参照)、回転体3の下面側に
は、取付けブラケット54等を介して、または直接に、
前記固定側磁石37の半径内側面と半径外側面に対峙す
る一対の回転側磁石39a,39bを設ける。この一対
の回転側磁石39a,39bの磁極はその磁極が固定側
磁石37に近づくとき、当該固定側磁石37が一対の回
転側磁石39a,39bの間に吸引されるように異極と
する。図14は一つの圧力室30に対してのみ図示して
いるが、複数の圧力室30に対して各々設ける。
体35の上面に固定した固定側磁石37を平面視で扇状
に形成してその半径内側と半径外側とが異なる磁極(実
施例では半径内側にS極、半径外側にN極)となるよう
に設定する一方(図14参照)、回転体3の下面側に
は、取付けブラケット54等を介して、または直接に、
前記固定側磁石37の半径内側面と半径外側面に対峙す
る一対の回転側磁石39a,39bを設ける。この一対
の回転側磁石39a,39bの磁極はその磁極が固定側
磁石37に近づくとき、当該固定側磁石37が一対の回
転側磁石39a,39bの間に吸引されるように異極と
する。図14は一つの圧力室30に対してのみ図示して
いるが、複数の圧力室30に対して各々設ける。
【0032】このように構成すれば、回転体3が矢印方
向に回転して図14に示すように固定側磁石37の円周
方向側面に対して一対の回転側磁石39a,39bの磁
極が接近すると、吸引力が作用し、固定側磁石37は隔
壁体35の板厚方向に大きく移動しても回転側磁石39
a,39bと干渉しないから、隔壁体35の振動幅を大
きくすることができ、圧力室30にて生じさせる圧縮空
気圧を高めることができる。
向に回転して図14に示すように固定側磁石37の円周
方向側面に対して一対の回転側磁石39a,39bの磁
極が接近すると、吸引力が作用し、固定側磁石37は隔
壁体35の板厚方向に大きく移動しても回転側磁石39
a,39bと干渉しないから、隔壁体35の振動幅を大
きくすることができ、圧力室30にて生じさせる圧縮空
気圧を高めることができる。
【0033】図15に示す実施例では、回転体3に設け
る回転側磁石39を電磁石にて構成し、固定側磁石37
は永久磁石とするものであり、駆動回路55から一対の
給電摺接シュー56,56を介して回転体3の円周面に
設けた給電レール57,57を経て電磁石のコイル部に
直流電気を付与して、固定側磁石37に対して吸引力ま
たは反発力を作用させるように所定の磁界(磁極)を形
成する。
る回転側磁石39を電磁石にて構成し、固定側磁石37
は永久磁石とするものであり、駆動回路55から一対の
給電摺接シュー56,56を介して回転体3の円周面に
設けた給電レール57,57を経て電磁石のコイル部に
直流電気を付与して、固定側磁石37に対して吸引力ま
たは反発力を作用させるように所定の磁界(磁極)を形
成する。
【0034】そして、電気的制御手段としてのマイクロ
コンピュータ等の制御装置59には圧力設定器60から
必要な排出圧力を得るように指令信号を入力する一方、
この制御装置59には、圧力室30の排気通路32に設
けた圧力センサ58の検出値をフィードバック入力し、
センサ装置59からは前記設定した排出圧力となるよう
に電圧値または電流値を制御する指令信号を駆動回路5
5に出力する。これにより、通気ポンプ1にて得られ圧
縮空気の圧力を任意に変更し、また設定した圧力に保持
するように制御することができる。圧力センサ58を吸
気通路31に設けて背圧を検出するようにしても良い。
コンピュータ等の制御装置59には圧力設定器60から
必要な排出圧力を得るように指令信号を入力する一方、
この制御装置59には、圧力室30の排気通路32に設
けた圧力センサ58の検出値をフィードバック入力し、
センサ装置59からは前記設定した排出圧力となるよう
に電圧値または電流値を制御する指令信号を駆動回路5
5に出力する。これにより、通気ポンプ1にて得られ圧
縮空気の圧力を任意に変更し、また設定した圧力に保持
するように制御することができる。圧力センサ58を吸
気通路31に設けて背圧を検出するようにしても良い。
【0035】なお、固定側磁石37を電磁石で構成して
も良い。また、図13の実施例における一対の回転側磁
石39a,39bを電磁石にて構成しても良いのであ
る。さらに、前記各実施例では、回転体3の平坦部(回
転端面)に回転側磁石39を設け、第2固定ケース34
における平坦面に圧力室30と隔壁体35とを設けたも
のであったが、本発明の請求項1及び請求項2に対応す
る他の実施例として、駆動軸6の外周に固着した筒状の
回転体の円周面に、複数の回転側磁石39を円周方向に
所定ピッチで設ける一方、前記回転体の円周面と対峙す
る内周面を有する固定ケースに、前記内周面側に開口部
を有する圧力室を円周方向に適宜ピッチで設け、この開
口部を塞ぐ柔軟な隔壁体に、固定側磁石を固着するよう
にしても良いのである。
も良い。また、図13の実施例における一対の回転側磁
石39a,39bを電磁石にて構成しても良いのであ
る。さらに、前記各実施例では、回転体3の平坦部(回
転端面)に回転側磁石39を設け、第2固定ケース34
における平坦面に圧力室30と隔壁体35とを設けたも
のであったが、本発明の請求項1及び請求項2に対応す
る他の実施例として、駆動軸6の外周に固着した筒状の
回転体の円周面に、複数の回転側磁石39を円周方向に
所定ピッチで設ける一方、前記回転体の円周面と対峙す
る内周面を有する固定ケースに、前記内周面側に開口部
を有する圧力室を円周方向に適宜ピッチで設け、この開
口部を塞ぐ柔軟な隔壁体に、固定側磁石を固着するよう
にしても良いのである。
【0036】そして、本発明の空気ポンプ1における回
転体3を回転駆動するための駆動軸6には、図1に示す
ような回転式ワイパー装置2に代えて、揚水ポンプ等の
別の負荷部を設けるようにすることができる。このよう
にすれば、一つの回転駆動源により流体圧縮ポンプと他
の負荷部とを一挙に駆動することができ、装置のコンパ
クト化も同時に達成することができるという効果を奏す
る。
転体3を回転駆動するための駆動軸6には、図1に示す
ような回転式ワイパー装置2に代えて、揚水ポンプ等の
別の負荷部を設けるようにすることができる。このよう
にすれば、一つの回転駆動源により流体圧縮ポンプと他
の負荷部とを一挙に駆動することができ、装置のコンパ
クト化も同時に達成することができるという効果を奏す
る。
【0037】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の発明の圧縮流体ポンプは、固定ケースにおける
吸気弁部と排気弁部とに連通した1乃至複数の圧力室
を、回転体の円周方向に沿って適宜間隔で設けた回転側
磁石の回転軌跡に沿うように配置し、前記各圧力室の一
側開口面に柔軟な隔壁体を張設し、該各隔壁体には固定
側磁石を設け、前記隔壁体に対峙させて回転する回転体
には、前記固定側磁石に対して磁気的反発作用または磁
気的吸引作用を及ぼす回転側磁石を設けたものであり、
回転体の回転につれて、これに取付けられた回転側磁石
が圧力室の開口部を塞ぐ隔壁体上の固定側磁石に接近す
ると、当該固定側磁石に対して磁気的反発作用または磁
気的吸引作用を及ぼし、回転側磁石が固定側磁石から遠
ざかると、前記磁気的作用が無くなるというようして固
定側磁石と柔軟な隔壁体とを振動させて、圧力室内の容
積を増減させるので、吸気と排気とを交互に実行して所
定の圧力の空気等の圧縮性流体を得ることができるとい
う効果を奏する。この場合、固定側磁石と柔軟な隔壁体
とが、圧力室開口部側の面積の大分を覆うように配置で
きるから、磁気的吸引力または反発力を大きくできて、
コンパクトなポンプでありながら必要な圧力の圧縮性流
体を得ることができるという効果を奏する。
に記載の発明の圧縮流体ポンプは、固定ケースにおける
吸気弁部と排気弁部とに連通した1乃至複数の圧力室
を、回転体の円周方向に沿って適宜間隔で設けた回転側
磁石の回転軌跡に沿うように配置し、前記各圧力室の一
側開口面に柔軟な隔壁体を張設し、該各隔壁体には固定
側磁石を設け、前記隔壁体に対峙させて回転する回転体
には、前記固定側磁石に対して磁気的反発作用または磁
気的吸引作用を及ぼす回転側磁石を設けたものであり、
回転体の回転につれて、これに取付けられた回転側磁石
が圧力室の開口部を塞ぐ隔壁体上の固定側磁石に接近す
ると、当該固定側磁石に対して磁気的反発作用または磁
気的吸引作用を及ぼし、回転側磁石が固定側磁石から遠
ざかると、前記磁気的作用が無くなるというようして固
定側磁石と柔軟な隔壁体とを振動させて、圧力室内の容
積を増減させるので、吸気と排気とを交互に実行して所
定の圧力の空気等の圧縮性流体を得ることができるとい
う効果を奏する。この場合、固定側磁石と柔軟な隔壁体
とが、圧力室開口部側の面積の大分を覆うように配置で
きるから、磁気的吸引力または反発力を大きくできて、
コンパクトなポンプでありながら必要な圧力の圧縮性流
体を得ることができるという効果を奏する。
【0038】そして、請求項2に記載の発明の圧縮流体
ポンプは、固定ケースにおける吸気弁部と排気弁部とに
連通した1乃至複数の圧力室を、回転体の円周方向に沿
って適宜間隔で設けた回転側磁石の回転軌跡に沿うよう
に配置し、前記各圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁体を
張設し、該各隔壁体には固定側磁石を設け、前記隔壁体
に対峙させて回転する回転体に設けた複数の回転側磁石
の磁極の配置を、一つの圧力室における固定側磁石に対
して磁気的反発作用と磁気的吸引作用とを交互に及ぼす
ように設定したものであるから、前記請求項2に記載の
発明における作用・効果に加え、一つの圧力室における
隔壁体の振幅幅を大きくでき、コンパクトなポンプであ
りながら得られる圧縮性流体の圧力をより一層を大きく
することができるという効果を奏する。
ポンプは、固定ケースにおける吸気弁部と排気弁部とに
連通した1乃至複数の圧力室を、回転体の円周方向に沿
って適宜間隔で設けた回転側磁石の回転軌跡に沿うよう
に配置し、前記各圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁体を
張設し、該各隔壁体には固定側磁石を設け、前記隔壁体
に対峙させて回転する回転体に設けた複数の回転側磁石
の磁極の配置を、一つの圧力室における固定側磁石に対
して磁気的反発作用と磁気的吸引作用とを交互に及ぼす
ように設定したものであるから、前記請求項2に記載の
発明における作用・効果に加え、一つの圧力室における
隔壁体の振幅幅を大きくでき、コンパクトなポンプであ
りながら得られる圧縮性流体の圧力をより一層を大きく
することができるという効果を奏する。
【0039】請求項3に記載の圧縮流体ポンプでは、固
定ケースにおける複数の圧力室を、回転体における回転
側磁石の回転軌跡に沿って円周方向に適宜間隔にて配置
し、回転体に設ける複数の回転側磁石を前記圧力室ごと
に設けた固定側磁石の設置個所に対して回転位相をずら
せて対面するように配置したのであるから、前記各請求
項における作用・効果に加え、回転体を支持する軸受け
部に対するスラスト反力を少なくできるという効果を奏
する。
定ケースにおける複数の圧力室を、回転体における回転
側磁石の回転軌跡に沿って円周方向に適宜間隔にて配置
し、回転体に設ける複数の回転側磁石を前記圧力室ごと
に設けた固定側磁石の設置個所に対して回転位相をずら
せて対面するように配置したのであるから、前記各請求
項における作用・効果に加え、回転体を支持する軸受け
部に対するスラスト反力を少なくできるという効果を奏
する。
【0040】請求項4に記載の圧縮流体ポンプは、前記
固定側磁石または回転側磁石のいずれか一方を電磁石に
て構成し、該電磁石の磁力を調節するための電気的制御
手段を設けたのであるから、前記各請求項における作用
・効果に加えて、各圧力室における固定側磁石に作用す
る磁気的反発作用や磁気的吸引作用を強弱任意に調節で
きることになり、得られる圧縮性流体の圧力を任意に設
定できるという効果を奏する。特に、微弱な圧力を得る
のに好適である。
固定側磁石または回転側磁石のいずれか一方を電磁石に
て構成し、該電磁石の磁力を調節するための電気的制御
手段を設けたのであるから、前記各請求項における作用
・効果に加えて、各圧力室における固定側磁石に作用す
る磁気的反発作用や磁気的吸引作用を強弱任意に調節で
きることになり、得られる圧縮性流体の圧力を任意に設
定できるという効果を奏する。特に、微弱な圧力を得る
のに好適である。
【0041】請求項5に記載の圧縮性流体ポンプは、前
記圧力室を備えた固定ケースを貫通させるように、前記
回転体を駆動する駆動軸を配置し、該駆動軸には回転式
ワイパー等の回転負荷部を連設したものであるから、一
つの駆動源で圧縮性流体ポンプと回転式ワイパー等の回
転負荷部とを一挙に駆動することができ、省エネルギー
化と装置のコンパクト化とを同時に図れるという顕著な
効果を奏する。
記圧力室を備えた固定ケースを貫通させるように、前記
回転体を駆動する駆動軸を配置し、該駆動軸には回転式
ワイパー等の回転負荷部を連設したものであるから、一
つの駆動源で圧縮性流体ポンプと回転式ワイパー等の回
転負荷部とを一挙に駆動することができ、省エネルギー
化と装置のコンパクト化とを同時に図れるという顕著な
効果を奏する。
【図1】回転式ワイパー装置と空気ポンプとを連設した
実施例の一部切欠き側断面図である。
実施例の一部切欠き側断面図である。
【図2】空気ポンプの側断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視図である。
【図5】回転側磁石と固定側磁石の配置位相をずらせた
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図6】弁体セットの平面図である。
【図7】本発明の基本作用説明図である。
【図8】他の実施例の作用説明図である。
【図9】フィルムを介挿した実施例の説明図である。
【図10】固定側磁石と隔壁体との構成の他の実施例を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図11】固定側磁石と隔壁体との構成のさらに他の実
施例を示す要部断面図である。
施例を示す要部断面図である。
【図12】図11のXII −XII 線矢視図である。
【図13】回転側出力と固定側磁石との配列を示す他の
実施例の側断面図である。
実施例の側断面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線矢視図である。
【図15】回転側磁石を電磁石とした場合の実施例のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図16】従来技術の固定側磁石と回転側磁石との磁極
の説明図である。
の説明図である。
【図17】従来技術の固定側磁石と弾性膜体との動きを
説明する図である。
説明する図である。
1 空気ポンプ 2 回転式ワイパー 3 回転体 4 旋回ガラス板 5 電動モータ 6 駆動軸 30 圧力室 31 吸気通路 32 排気通路 34 第2固定ケース 35 隔壁体 37 固定側磁石 39 回転側磁石 44 弁体セット 45 吸気弁部 46 排気弁部 49 弁体 55 駆動回路 58 圧力センサ 59 制御装置
Claims (5)
- 【請求項1】 固定ケースにおける吸気弁部と排気弁部
とに連通した1乃至複数の圧力室を、回転体の円周方向
に沿って適宜間隔で設けた回転側磁石の回転軌跡に沿う
ように配置し、前記各圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁
体を張設し、該各隔壁体には固定側磁石を設け、前記隔
壁体に対峙させて回転する回転体には、前記固定側磁石
に対して磁気的反発作用または磁気的吸引作用を及ぼす
回転側磁石を設けことを特徴とする圧縮流体ポンプ。 - 【請求項2】 固定ケースにおける吸気弁部と排気弁部
とに連通した1乃至複数の圧力室を、回転体の円周方向
に沿って適宜間隔で設けた回転側磁石の回転軌跡に沿う
ように配置し、前記各圧力室の一側開口面に柔軟な隔壁
体を張設し、該各隔壁体には固定側磁石を設け、前記隔
壁体に対峙させて回転する回転体に設けた複数の回転側
磁石の磁極の配置を、一つの圧力室における固定側磁石
に対して磁気的反発作用と磁気的吸引作用とを交互に及
ぼすように設定したことを特徴とする圧縮流体ポンプ。 - 【請求項3】 固定ケースにおける複数の圧力室を、回
転体における回転側磁石の回転軌跡に沿って円周方向に
適宜間隔にて配置し、回転体に設ける複数の回転側磁石
を前記圧力室ごとに設けた固定側磁石の設置個所に対し
て回転位相をずらせて対面するように配置したことを特
徴とする請求項1または請求項2に記載の圧縮流体ポン
プ。 - 【請求項4】 前記固定側磁石または回転側磁石のいず
れか一方を電磁石にて構成し、該電磁石の磁力を調節す
るための電気的制御手段を設けたことを特徴とする請求
項1乃至3に記載の圧縮性流体ポンプ。 - 【請求項5】 前記圧力室を備えた固定ケースを貫通さ
せるように、前記回転体を駆動する駆動軸を配置し、該
駆動軸には回転式ワイパー等の回転負荷部を連設したこ
とを特徴とする請求項1乃至4に記載の圧縮性流体ポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26869293A JPH07119640A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 圧縮性流体ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26869293A JPH07119640A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 圧縮性流体ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07119640A true JPH07119640A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17462061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26869293A Pending JPH07119640A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 圧縮性流体ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07119640A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006513355A (ja) * | 2003-01-28 | 2006-04-20 | ツィンファ ユニバーシティ | 流体移動のための方法およびマイクロ蠕動ポンプ |
CN106186145A (zh) * | 2016-09-26 | 2016-12-07 | 大庆市海油庆石油科技有限公司 | 沉降罐式自冲洗气浮 |
CN113729529A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-03 | 查理·安格纽欧斯本二世 | 一种立体磁悬泡沫泵 |
WO2022070876A1 (ja) | 2020-09-29 | 2022-04-07 | コベルコ建機株式会社 | 情報取得システム |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP26869293A patent/JPH07119640A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006513355A (ja) * | 2003-01-28 | 2006-04-20 | ツィンファ ユニバーシティ | 流体移動のための方法およびマイクロ蠕動ポンプ |
JP4695881B2 (ja) * | 2003-01-28 | 2011-06-08 | ツィンファ ユニバーシティ | 流体移動のための方法およびマイクロ蠕動ポンプ |
US8353685B2 (en) | 2003-01-28 | 2013-01-15 | Capitalbio Corporation | Method for fluid transfer and the micro peristaltic pump |
CN106186145A (zh) * | 2016-09-26 | 2016-12-07 | 大庆市海油庆石油科技有限公司 | 沉降罐式自冲洗气浮 |
CN106186145B (zh) * | 2016-09-26 | 2022-11-04 | 大庆市海油庆石油科技有限公司 | 沉降罐式自动冲洗溶气气浮装置 |
WO2022070876A1 (ja) | 2020-09-29 | 2022-04-07 | コベルコ建機株式会社 | 情報取得システム |
CN113729529A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-03 | 查理·安格纽欧斯本二世 | 一种立体磁悬泡沫泵 |
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