JP2003084172A - 光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型 - Google Patents

光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型

Info

Publication number
JP2003084172A
JP2003084172A JP2001274203A JP2001274203A JP2003084172A JP 2003084172 A JP2003084172 A JP 2003084172A JP 2001274203 A JP2001274203 A JP 2001274203A JP 2001274203 A JP2001274203 A JP 2001274203A JP 2003084172 A JP2003084172 A JP 2003084172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
slide
fixed
slide core
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001274203A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Nakano
秀樹 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAICHI SEIKO KK
Original Assignee
YAMAICHI SEIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMAICHI SEIKO KK filed Critical YAMAICHI SEIKO KK
Priority to JP2001274203A priority Critical patent/JP2003084172A/ja
Publication of JP2003084172A publication Critical patent/JP2003084172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂圧により型が変形することなく寸法精度を
維持し耐久性を維持できる光コネクタ用ファイバー支持
体、MTフェルールの製造方法及び金型を得ること。 【解決手段】可動側金型22aの固定側金型21との対
向部であって、スライドコア38と対向し得る部位に、
スライドコア38に達し得る高さの台状部47を形成
し、固定側金型21の可動側金型22aとの対向部に樹
脂充填用のゲート48を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報伝達用の光
ファイバーを接続するための光コネクタ用ファイバー支
持体の製造方法及び金型に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバー(以下、単にファイバーと
も称する。)の接続用コネクタとして、同一形状寸法で
製作された1対(2つ)のMTフェルールと称される光
コネクタ用ファイバー支持体を突き合わせて保持し、保
護用部材で覆う技術が開発されている。
【0003】光ファイバーの接続用コネクタの一例とし
てMTフェルールを例示した図52において、MTフェ
ルール1の全体概略形状は図中上下方向(長手方向)に
長い直方体状をなしている。さらに詳しくは、長手方向
の一端側に段部を介してひとまわり大きく形成された頭
部1aと、この頭部1に連続した柱状のファイバー支持
部1bとからなる。
【0004】頭部1aからファイバー支持部1bの途中
までにかけて中空の開口2が形成されており、また、フ
ァイバー支持部1bには、当該MTフェルールの長手方
向と直交する短手方向に矩形の底付きの穴からなる窓3
が形成されていて、これら開口2と窓3とは段部5を介
して連通している。
【0005】窓3の端部からファイバー支持部1bの端
部にかけてファイバーを挿通支持するための2本の細い
穴4a、4bがMTフェルール1の短手方向上の中心を
通る中心軸線から等分の位置に振り分けて形成されてい
る。
【0006】前記中心軸線から等分の位置に振り分けた
位置であって、開口2及び窓3を除く、MTフェルール
1の中実部を貫通するようにして、ガイドピン穴6a、
6bが形成されている。窓3からは接着剤が充填され
て、ファイバーを固定する。
【0007】かかるMTフェルール1の概略寸法は、M
Tフェルール1の全長a=8mm、ファイバー支持部1
bの長さb=6mm、同高さc=2.5mm、同幅d=
4.4mm、頭部1aの高さe=3mm、同幅f=5m
m、窓3の長さg=3mm、同深さh=1.3mm、同
幅i=1.4mm、開口2の長さj=3mm、ガイドピ
ン穴6a、6b間のピッチk=2.6mm、ファイバー
穴4a、4bの径=0.126mm、同ファイバー穴4
a、4b間のピッチ=0.375mmである。
【0008】なお、本例では、2本のファイバーを支持
する所謂2芯ファイバー用のため、ファイバー穴は符号
4a、4bで示すように2つであるが、4、6、8、1
2の各芯用のものもあり、さらに、24芯用も予想され
る。このため、各芯数に対応するファイバー穴が形成さ
れ、それに伴い幅寸法も異なる多種のフェルールが必要
とされ、かつ、長距離のファイバー敷設に際して多量の
フェルールの需要が見込まれる。
【0009】このようなMTフェルール1を用いたファ
イバーの接続は次のようにして行われる。図53(a)
において、MTフェルール1のファイバー穴4a、4b
には予めファイバー4A、4Bが挿入されてファイバー
支持部の端面7と同一の平坦面上にファイバー4A、4
Bの端面が位置するように平面加工されている。
【0010】このようにファイバーが装着されかつ端面
加工されたMTフェルール1とMTフェルール1'を用
意し、一方のMTフェルール1'のガイド穴6a'、6
b'にはそれぞれガイドピン8A、8Bを挿通させて突
き出させておき、この突き出したガイドピン8A、8B
をもう一方のMTフェルール1のガイド穴6a、6bに
差し込んでいく。
【0011】これにより、図53(b)に示すように、
端面7、7'同士が密着し、同時にMTフェルール1'の
ファイバー4A、4BとMTフェルール1'のファイバ
ー4A'、4B'の各端面同士が密着する。その上で、こ
の密着状態が常時保持されるように図示省略の保持部材
で止め、かつ外側を保護部材で覆う。こうして、光学的
な接続状態が得られる。
【0012】MTフェルールで代表される光コネクタ用
ファイバー支持体は、図52により説明したように、大
きさが小さい上にファイバーを光学的に接続するのであ
るから、高精度が必要であり、かつ多量の需要が見込ま
れることから量産の必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】中空部を有する光コネ
クタ用ファイバー支持体を、金型で樹脂成形する場合、
中子に相当するスライドコア部が片持ち状となり、樹脂
圧により変形するおそれがあるので、ゲート位置をどこ
にするかが問題となる。また、ファイバー穴部を形成す
る金型のピン部は微小径であり強度も弱いため繰り返し
の成形により変形し精度を損なうおそれがある。
【0014】本発明は樹脂圧により型が変形することな
く寸法精度を維持し耐久性を維持できる光コネクタ用フ
ァイバー支持体、MTフェルールの製造方法及び金型を
得ることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成とした。 (1).光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法であ
って、固定側金型と、この固定側金型を通る第1の中心
軸線上でこの固定側金型に対して接離する方向に往復動
可能な可動側金型と、前記第1の中心軸線に対して直交
する第2の中心軸線上で互いに近づき、遠ざかる向きに
それぞれが往復動可能な第1のスライド金型及び第2の
スライド金型を有し、前記固定側金型の前記可動側金型
との対向面部に凹部を有し、前記第2のスライド金型の
前記第1のスライド金型との対向部には、前記キャビテ
ィを貫通する突起形状のスライドコアを有し、このスラ
イドコアの先端部には前記第2の中心軸線と平行な細長
い軸状のスライドコアピンが形成されており、前記第1
のスライド金型には、前記スライドコアピンの先端部と
嵌合可能なピン穴が形成されている金型を用い、前記固
定側金型に前記可動側金型を合わせた状態で固定側金型
と可動側金型との間に対向空間を形成すると共に、前記
第1のスライド金型を所定の成形位置まで移動させて位
置固定した状態のもとで、前記第2のスライド金型を所
定の成形位置まで移動することにより前記スライドコア
ピンを前記ピン穴に嵌合させた状態で前記対向空間を前
記第1のスライド金型と前記第2のスライド金型とで囲
むことにより形成されるキャビティに樹脂を充填し成形
体を得ることにより製造することとした(請求項1)。 (2).(1)記載の成形体がMTフェルールであり、
この方法によりMTフェルールを製造することとした
(請求項2)。 (3).固定側金型と、この固定側金型を通る第1の中
心軸線上でこの固定側金型に対して接離する方向に往復
動可能な可動側金型と、前記第1の中心軸線に対して直
交する第2の中心軸線上でそれぞれ所定の成形位置まで
互いに近づき、また、所定の退避位置までそれぞれ遠ざ
かる往復動可能な第1のスライド金型及び第2のスライ
ド金型とを有し、前記第2のスライド金型の前記第1の
スライド金型との対向部には、これらの金型により形成
されるキャビティを貫通する突起形状のスライドコアを
有し、このスライドコアの先端部には前記第2の中心軸
線と平行な細長い軸状のスライドコアピンが形成されて
おり、前記第1のスライド金型には、前記スライドコア
ピンの先端部と嵌合可能なピン穴が形成されている光コ
ネクタ用ファイバー支持体の製造に用いる金型であっ
て、前記可動側金型の前記固定側金型との対向部であっ
て、前記スライドコアと対向し得る部位には、前記スラ
イドコアに達し得る高さの台状部が形成されていて、前
記固定側金型の前記可動側金型との対向部に樹脂充填用
のゲートが設けられていることとした(請求項3)。 (4).(3)記載の金型において、前記ゲートは、前
記第2のスライド金型が前記所定の成形位置に位置した
状態で、前記第2の中心軸線方向上、前記スライドコア
の基端部に対応した部位から前記台状部に対向した部位
に至る間の任意の部位にあることとした(請求項4)。 (5).(3)又は(4)記載の金型において、前記ス
ライドコアピンが複数本設けられているとき、これらの
複数本のスライドコアピンの振り分け中心位置に前記ゲ
ートを設けた(請求項5)。 (6).(5)記載の金型において、前記ゲートは、前
記第2のスライド金型が前記所定の成形位置に位置した
状態で、前記スライドコアの基端部に対応した部位にあ
ることとした(請求項6)。 (7).(3)乃至(6)の何れか1つに記載された金
型において、光コネクタ用ファイバー支持体はMTフェ
ルールであることとした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 [1]金型の全体構成及び開閉動作の概要 図1はいわゆる3プレート構造による金型を閉じ状態で
示した中心部における縦断面図、図2は同横断面図、図
3は図1に示した閉じ状態から開いたときの縦断面図で
ある。図2に示すようにこの例の金型はいわゆる2個取
りであり、2組の同じ構成の金型を併設していて、1回
のサイクルで2個の成形体を得ることができる。よっ
て、以下の説明では、上下方向で下側の金型に着目して
説明する。
【0017】図1、図2において、左右方向左側から、
固定側クランププレート9、ランナープッシュプレート
10、固定側フレームプレート11、可動側フレームプ
レート12、スペースブロック13、可動側クランププ
レート14が密着した状態にある。
【0018】固定側クランププレート9には案内軸29
の一端側が固定されていて、該案内軸29はランナープ
ッシュプレート10、固定側フレームプレート11、可
動側フレームプレート12、スペースブロック13に移
動可能に嵌装されている。また、固定側フレームプレー
ト11の上側部にはガイド板15の一端側がボルト16
により固定されている。ガイド板15には上下方向に長
い長穴15aが形成されていて、この長穴15aを挿通
してガイド軸17が可動側フレームプレート12に螺入
されている。同様の構成が固定側フレームプレート11
の下側部にも構成されているが図示は省略してある。
【0019】固定側クランププレート9とランナープッ
シュプレート10とは、段付きボルト18で連結されて
いる。段付きボルト18の頭部は固定側クランププレー
ト9の底付き穴内で隙間18aの間隔があけてある。
【0020】段付きボルト18のネジ部は連結軸19に
螺入して一体化されている。ランナープッシュプレート
10の左側面であって連結軸19が貫通している部位に
は底付き穴が形成されていて伸張性のばね20が介装さ
れている。
【0021】固定側フレームプレート11内には固定側
金型21が組み込まれている。可動側フレームプレート
12には可動側金型22が組み込まれている。固定側金
型21と可動側金型22とは左右方向と平行な第1の中
心軸線x−x上で対向している。
【0022】これら固定側金型21と可動側金型22と
の間には、左右方向と直交する上下方向と平行な第2の
中心軸線y―y上、下側に第1のスライド金型23、上
側に第2のスライド金型24がそれぞれ第2の中心軸線
y―y方向にスライド可能に保持されている。
【0023】金型閉じ状態を示した図1、図2では、こ
れら4つの金型に囲まれてキャビティが形成されてい
て、このキャビティ内に既に樹脂が充填されて硬化して
いる。このキャビティは、固定側クランププレート9に
設けた樹脂の充填用開口25と樹脂通路を介して連通し
ており、固定側金型21に形成したゲートより樹脂が充
填されるようになっている。図の例ではこの樹脂通路に
は硬化した樹脂(ランナー)で埋められている。
【0024】固定側金型21には右上がりに傾斜した角
度で傾斜ピン27の基端側が摺動可能に挿入されつば部
で止められていて、その自由端側が第2のスライド金型
24に形成された、傾斜ピン27と同じ向きに傾斜した
穴24aに摺動可能に嵌合している。また、固定側金型
21には可動ロック28が左右方向に可動に装着されて
いる。この可動ロック28には右下がりの傾斜面が形成
されていて、この傾斜面が第1のスライド金型23の下
端部に形成された右下がりの傾斜面に当接している。
【0025】固定側フレームプレート11と可動側フレ
ームプレート12との合わせ部はパーテングラインP・
Lを構成している。
【0026】固定側フレームプレート11を間にして、
固定側クランププレート9と可動側クランププレート1
4とに作用して左右方向で互いを近づける向きの外力を
作用させ、また互いを遠ざける向きに外力を作用させる
図示しない金型駆動手段がある。この金型駆動手段を作
動させることにより、金型を開閉することができる。
【0027】図示省略の金型駆動手段の外力による図
1、図2に示した金型閉じ状態のもとで、充填用開口2
5より樹脂の充填が行われ、樹脂が硬化すると、金型駆
動手段により、固定側クランププレート14と固定側ク
ランププレート9のそれぞれに対して、互いが離間する
向きの力が作用する。
【0028】すると、ばね20の伸張力により最初に、
ランナープッシュプレート10と固定側フレームプレー
ト11との境界部が開き、ランナー26の右端部がゲ
ートの部位で成形体から分離する。
【0029】次に、パーテングラインP・Lが開くこと
により、可動側金型22に対して固定側金型21が離間
し、それまで伸張性のばね30、31が圧縮されること
により、固定側金型21の凹部21a内に収められてい
た第1のスライド金型23、第2のスライド金型24の
拘束が解除されるので、ばね30、31の弾性力によ
り、第1のスライド金型23と第2のスライド金型24
はそれぞれ互いに離れる向きにスライドし、金型が開
く。
【0030】可動側金型22には凸部52が形成されて
おり、第1のスライド金型23はこの凸部52に当接す
る第1のスライド金型23の退避位置までスライドして
退避し停止する。同様に可動側金型22には凸部53が
形成されており、第2のスライド金型24はこの凸部5
3に当接する第2のスライド金型の退避位置までスライ
ドして退避し停止する。
【0031】成形体を取り出せる状態まで金型が開いた
タイミングで、イジェクト用の軸32が可動側クランプ
プレート14に形成された穴14aを貫通してイジェク
タプレート33に当接し、さらに左方に押し出す。イジ
ェクタプレート33にはピンプレート34が一体的に構
成されている。ピンプレート34にはイジェクターピン
35が固定されている。イジェクタプレート33が押し
出されることにより、イジェクターピン35の先端部が
金型内の成形体を金型内から押し出す。押し出された成
形体(MTフェルール)を図3に符号36で示す。
【0032】さらに、案内板15及び案内軸29により
案内されて可動側フレームプレート12、スペースブロ
ック13、可動側クランププレート14は一体的に右側
に移動していき、図3に示すように案内板15に形成さ
れた長穴15aの限度で移動を停止する。
【0033】一方、固定側クランププレート9はランナ
ー26がバインダー作用することによりランナープッシ
ュプレート10とはしばし一体的な状態で、左方に移動
していくがやがて、図3に示すように連結軸19の頭1
9aが固定側フレームプレート11の右面に当たると、
金型駆動手段の力が固定側クランププレート9に作用し
ていることから、ランナープッシュプレート10に対し
て固定側クランププレート9を離す力がかかる。この力
はランナー26の端部に形成されたアンダーカット(切
り欠き部)に作用して破断され、ランナー26が金型か
ら分離される。
【0034】こうして、成形体36及びランナー26を
金型から取り出した後、次の成形を行うべく、金型駆動
手段により固定側クランププレート9と可動側クランプ
プレート14とを固定側フレームプレート11に向けて
移動させることにより、図1に示す閉じ状態を得、樹脂
を充填する。
【0035】[2]金型の構成 図1、図3などに示した金型の要部を型開き状態で拡大
して示した図4、図4をさらに拡大して示した図18、
図18をさらに拡大して示した図32、型閉じ状態でさ
らに拡大して示した図46および適宜他の図を参照しつ
つ金型の発明にかかる構成にてついて説明する。
【0036】(1)金型の構成例1 図4において、可動側金型22は固定側金型21を通る
第1の中心軸線x―x上で、図3に示した可動側フレー
ムプレート12と共に、固定側金型21に対して接離す
る方向、つまり左右方向に往復動可能である。固定側金
型21は固定側フレームプレート11に固定されている
ので、可動側金型22は固定側金型21に対して開閉さ
れる。
【0037】第1のスライド金型23及び第2のスライ
ド金型24は第1の中心軸線x−xに対して直交する第
2の中心軸線y−y方向に延びる図示しない例えばレー
ル状の案内手段に嵌合して往復動自在であり、それぞれ
所定の成形位置まで互いに近づき、また、所定の退避位
置までそれぞれ遠ざかる向きに往復動可能である。
【0038】可動側金型22には、第1のスライド金型
23と第2のスライド金型24との間の位置に凸部22
aが形成されている。
【0039】第1のスライド金型23は凸部22aの下
側面に当たるまで第2のスライド金型24に近づくこと
ができ、第2のスライド金型24は凸部22aの上側面
に当たるまで第2のスライド金型24に近づくことがで
きる。
【0040】こうして、凸部22aの下側面に突き当て
られた位置が第1のスライド金型23の所定成形位置で
あり、凸部22aの上側面に突き当てられた位置が第2
のスライド金型24の所定成形位置である。
【0041】固定側金型21は可動側金型22との対向
面部に凹部21aを有していて、パーテングラインP・
Lで固定側フレームプレート11と可動側フレームプレ
ート12とが密着し、かつ、第1のスライド金型23、
第2のスライド金型24がそれぞれ所定成形位置にある
ときにキャビティを形成する。
【0042】第2のスライド金型24の第1のスライド
金型23との対向部には、キャビティを貫通する突起形
状のスライドコア38を有し、このスライドコア38の
先端部には第2の中心軸線y―yと平行な細長い軸状の
スライドコアピン39a、39bが形成されている(図
18、図32参照)。
【0043】スライドコア38は、図52における開口
2及び窓3に相当する部分を形成する。また、スライド
コアピン39a、39bは図52におけるファイバー穴
4a、4bを形成する。
【0044】第1のスライド金型23には、スライドコ
アピン39a、39bと対向する部位にスライドコアピ
ン39a、39bの先端部と嵌合可能なピン穴40a、
40b(図32参照)が形成されていて、第1のスライ
ド金型23及び第2のスライド金型24が所定の成形位
置にあるときに、スライドコアピン39a、39bの先
端部がピン穴40a、40bに嵌合するようになってい
る。嵌合状態を図46に示す。
【0045】本例では、細くかつ片持ち状にスライドコ
ア38に支持されているスライドコアピン39a、39
bを、ピン穴40a、40bに嵌入させ得ることで、樹
脂充填時の圧力にも耐えることができる。
【0046】第1のスライド金型23及び第2のスライ
ド金型24は何れも成形体36から離間する方向に退避
できるので、後述するように、第2のスライド金型24
を上向きに移動させて成形体36の下端面からスライド
コアピン39a、39bを抜いた後、第1のスライド金
型23を下向きに移動させて成形体36の下端面から完
全に第1のスライド金型23を離間させた後、成形体3
6をイジェクトとすることができる。
【0047】従って、成形体イジェクトの段階では、成
形体36の下端面は第1のスライド金型23と接触する
ことがなく、よって、ファイバー穴4bが損なわれるこ
とがない。
【0048】仮に、第1の金型23をスライドさせない
で成形体36をイジェクトした場合には、図47に示す
ように、成形体36の下端面が第1の金型23に擦れて
ファイバー穴4bの出口部の内側に符号41で示すよう
なめくれや樹脂カスを生じ、また、成形体36の樹脂が
ピン穴40bの縁部により削られてバリが発生し、樹脂
クズ42がピン穴40bの内側に付着してしまうおそれ
がある。
【0049】ファイバー穴4bにめくれや樹脂カス41
が付着すると、ファイバーを通す際の障害となる。ま
た、ピン穴40bに樹脂クズが付着ずると、スライドコ
アピン39bを損なう。本例によれば、このような不具
合を回避することができる。
【0050】(2)金型の構成例2 図18乃至図45などでは繁雑さを回避するため省略し
ているが、図48に示すように、第2のスライド金型2
4の第1のスライド金型23との対向部にはスライドコ
ア38のほかに第2の中心軸線y―yと平行な細長い軸
状をなしガイドコアピン39a、39bよりも太くか
つ、スライドコアピン39a、39bよりも先端部が第
2の中心軸線方向y―y上、下側に寸法pだけ突き出て
いる細長い軸状のガイドコアピン43a、43bが設け
られている。これらのガイドコアピン43a、43b
は、図52におけるガイドピン穴6a、6bを形成する
ものである。
【0051】一方、第1のスライド金型23には、ガイ
ドコアピン43a、43bの先端部と嵌合可能なガイド
コアピン穴を形成しておく。
【0052】このように、スライドコアピン39a、3
9bよりもガイドコアピン43a、43bを突き出させ
て形成し、かつ、第1のスライド金型23にはガイドコ
アピン穴を形成しておくことにより、金型を閉じるとき
に太く強度の強いガイドコアピン43a、43bを先に
第1のスライド金型23のガイドコアピン穴に挿入して
ガイドとすることで、細く片持ちで先端空間位置が不安
定なスライドコアピン39a、39bの位置を安定さ
せ、ピン穴40a、40bへの挿入位置決め精度を向上
させ得る。
【0053】(3)金型の構成例3 例えば、図18、図32、図46に示すように、第1の
スライド金型23にはスライドコアピン39a、39b
の先端部が到達し得る位置、つまり、スライドコアピン
39a、39bがピン穴40a、40bを完全に貫通で
きる位置にピン穴40a、40bと連通し、かつ、これ
らピン穴40a、40bよりも大きい空間領域、図示の
例では大径のピンの逃がし穴44a、44bが形成され
ている。
【0054】このように逃がし穴44a、44bを形成
することで、スライドコアピン39a、39bは完全に
穴40a、40bを抜けるので、スライドコアピン39
a、39bにより成形工程中において自動的にこれらの
穴40a、40bの清掃ができる。このことはガイドコ
アピン穴についてもいえる。また、ピン43a、43b
自体の加工も容易である。
【0055】(4)金型の構成例4 仮にMTフェルールが1種類であれば、これまで説明し
たように、第2のスライド金型24に直接、スライドコ
ア38を設けることで足りる。また、第1のスライド金
型23に直接、ピン穴40a、40bやピン逃がし穴4
4a、44bを形成しても支障はない。
【0056】しかし、MTフェルールは2芯のほかに、
4、6、8、12、24など芯数や、幅寸法など部分的
に寸法が異なるものもある。そこで、金型の基本構成は
共通にしてこれら異なる寸法のMTフェルールの製造に
も適合できるように次のように構成した。図49に示す
ように、第1のスライド金型23については少なくとも
スライドコア部を含む部分が第1のスライド金型23の
本体に対して着脱自在なブロック形状の第1の入れ子4
5を構成し、また、第2のスライド金型24については
少なくともピン穴40a、40bやピン逃がし穴44
a、44bなどのピン穴部を含む部分が第2のスライド
金型本体24に対して着脱自在でかつ、第1の入れ子4
5と対をなす第2の入れ子46を構成した。
【0057】第1の入れ子45は例えば、第1のスライ
ド金型23からブロック状に切り取った如き形状で構成
し、切り取られた後の第1のスライド金型の本体に対し
て着脱可能である。第2の入れ子46についても第2の
スライド金型からブロック状に切り取った如き形状で構
成し、切り取られた後の第2のスライド金型の本体に対
して着脱可能である。
【0058】第1の入れ子45と嵌合部の形状寸法が同
じで、MTフェルールの種類に対応した寸法のスライド
コア、芯数のスライドコアピンを具備したものを用意し
ておく。また、第2の入れ子46についても第1の入れ
子に対応してピン穴を形成したものを第1の入れ子と対
に用意しておけば、金型の基本構成はそのままで、入れ
子を交換するだけで簡単に多種のMTフェルールに対応
することができる。
【0059】(5)請求項3、4に対応する例 図46に示すように、可動側金型22の固定側金型21
との対向部であって、スライドコア38と対向し得る部
位には、スライドコア38に達し得る高さの台状部が可
動側金型22と一体に形成されている。この台状部47
は、図52における窓3を形成するためのものである。
【0060】この台状部47は窓3の形成という本体的
な機能の他に、片持ち状のスライドコア38を支持する
という副次的な機能を果たしてる。特に高圧な樹脂圧が
作用するキャビティ内においては、片持ち上のスライド
コア38は変形し易いが、台状部47が支持しているの
で変位することが防止される。
【0061】台状部47の反対側から樹脂を充填するよ
うにすれば、最も効果的にスライドコアの強度を補強す
ることができる。そこで、本例では、固定側金型21の
可動側金型22との対向部に樹脂充填用のゲート48を
設けた。
【0062】ゲート48を設けることができる範囲は、
第2のスライド金型24が所定の成形位置に位置した状
態で、第2の中心軸線方向y―y上、スライドコア38
の基端部に対応した部位から台状部47に対向した部位
に至る間の任意の部位であれば、図50に示すように、
矢印50で示す位置でスライドコア38を受けているの
で、ゲートに対応した矢印49で示す位置で樹脂圧が作
用してもスライドコア38は樹脂圧に耐えることができ
る。その場合でもゲート位置はスライドコア38の基端
部に対応した位置がより好ましいことはもちろんであ
る。
【0063】(6)請求項5、6に対応する例 本例では、2本のスライドコアピン39a、39bの振
り分け中心位置にゲート48を設けた。これにより、バ
ランスよく樹脂圧が作用するので、スライドコア38の
変形防止になる。
【0064】本例はファイバーが2本の所謂2芯の場合
であるが、8芯以上のときはゲートも複数とし、複数の
スライドコアピンの並び方向の中心に対して等分の振り
分け位置にそれぞれゲートを設けられる。ファイバーが
8芯以上でかつ奇数のときには上記中心からの振り分け
位置のほかに、複数(奇数)のスライドコアピンの並び
方向の中心上にもゲートを設ける。
【0065】さらに好ましくは、ゲート48は、第2の
スライド金型24が所定の成形位置に位置した状態、つ
まり、キャビティを形成している図46に示した状態
で、スライドコア36の基端部に対応した部位にするの
がよい。かかるゲート位置は成形体36(MTフェルー
ル1)では符号51で示した位置であり、ファイバー穴
4a、4bの中心振り分け位置にあると共に、スライド
コア38の基端部に相当する頭部1aに位置している。
【0066】[2]成形工程(請求項1に対応) 前記した金型を使用して成形体36(MTフェルール
1)を成形する工程を説明する。図4〜図17、図18
〜図31、図32〜図45の各図群は、それぞれ工程1
〜工程14における金型の動作態様を順に説明したもの
であり、図18〜図31は図4〜図17に示した金型の
要部を拡大したものであり、図32〜図45は図18〜
図31に示した金型の要部をさらに拡大したものであ
る。
【0067】工程1 型開状態(図4、図18、図32
参照) 金型全体とし図3に示した状態にあり、図4、図18、
図32に示すように型は開いている。図4に示すように
可動ロック28は固定側金型21の係合穴21bに嵌合
し、伸張性のばねの弾性により右向きに付勢されてい
る。この付勢力による可動ロック28の右向きの移動
は、可動ロック28の左端部に形成した段部28aが係
合穴21bに形成した段部に引っ掛かることにより阻止
されている。この状態では、係合穴21bの左側に隙間
が形成されているので、ばね54の弾性に抗して可動ロ
ック28を外力で左に押せば、可動ロック28はこの隙
間の範囲で左に移動することができる。
【0068】ばね30の弾性により第1のスライド金型
23は凸部52に当接して退避位置にある。ばね331
の弾性により第2のスライド金型24は凸部53に当接
して退避位置にある。
【0069】工程2 型閉じ中(図5、図19、図33
参照) 金型は金型駆動手段により、図3に示した状態から可動
側クランププレート14が左向きに移動させられること
により、固定側クランププレート9、ランナープッシュ
プレート10、固定側フレームプレート11の相互間隔
が狭められていく。
【0070】また、可動側フレームプレート12、スペ
ースブロック13、可動側クランププレート14は一体
的に左向きに移動し、固定側フレームプレート11と可
動側フレームプレート12との間隔が狭められていく。
これにより、傾斜ピン27が穴24aに入り始める。な
お、これら間隔が狭められていく状態は、工程9で型閉
じが完了するまで続く。
【0071】工程3 型閉じ中(図6、図20、図34
参照) 傾斜ピン27によって第2のスライド金型24が下向き
に移動し、凹部21aの上側に形成された右上がりの斜
面21cと第2のスライド金型24に形成された、斜面
21cと平行な斜面24cが近くなる。図6では斜面2
1cと斜面24cとは接しているかのように見えるが実
際には接してはいない。
【0072】工程4 型閉じ中(図7、図21、図35
参照) 傾斜ピン27によって第2のスライド金型24がさらに
下向きに移動させられるが、この段階においても斜面2
1cと斜面24cとはクリアランスを保持していて接し
てはいない。
【0073】可動ロック28に形成された右下がりの斜
面28cと第1のスライド金型23(入れ子46)に形
成された、斜面28cと平行な斜面23cとが当たる。
【0074】工程5 型閉じ中(図8、図22、図36
参照) 傾斜ピン27によって第2のスライド金型24がさらに
下向きに移動させられるが、この段階においても斜面2
1cと斜面24cとはクリアランスを保持していて接し
てはいない。
【0075】斜面28cと平行な斜面23cとが当たる
ことにより、斜面部の分力により第1のスライド金型2
3は上向きの力を受ける。ばね54の反発力により斜面
を介して第1のスライド金型23が受ける上向きの力の
方が、ばね30により第1のスライド金型23が受ける
下向きの力よりも強いため、第1のスライド金型23は
上向きに移動させられ、第1のスライド金型23が凸部
22aに当接することで所定の成形位置に達したところ
で移動を停止する。以後、第1のスライド金型23は可
動ロック28と凸部22aとにより挟まれて固定された
状態となり移動しない。図示してないが、ガイドコアピ
ン43a、43bがガイドコアピン穴に嵌合を始める直
前にある。
【0076】工程6 型閉じ中(図9、図23、図37
参照) 固定側金型21の斜面21cと第2のスライド金型24
の斜面24cとが当たり始める。それでも傾斜ピン27
によって第2のスライド金型24がさらに下向きに移動
させられ、ばね31は圧縮されていく。
【0077】第1のスライド金型23が不動状態となっ
ているため、また、係合穴21bの左端部は可動ロック
28との間で隙間があることから、可動ロック28は斜
面部における分力によりばね54の弾性に抗して左向き
に移動を始める。この状態下で第1のスライド金型23
は事実状固定状態にある。
【0078】このとき、スライドコアピン39a、39
bはピン穴40a、40bに入る直前の状態にあるが、
ガイドコアピン43a、43bはスライドコアピン39
a、39bよりも寸法pだけ下方向に突き出ているため
(図48参照)、既にガイドコアピン穴に嵌合してい
る。次いで、型閉じ完了するまでにスライドコアピン3
9a、39bがピン穴40a、40bに入ることとな
る。こうして、スライドコアピン39a、39bよりも
先にガイドコアピン43a、43bがガイドコアピン穴
に嵌合するので、以後のスライドコアピン39a、39
bの位置決め精度が向上し、スライドコアピン39a、
39bの挿入時の負荷が軽減される。
【0079】工程7 型閉じ完了(図10、図24、図
38参照) パーテングラインP・Tで固定側フレームプレート11
と可動側フレームプレート12とが密着し、第1のスラ
イド金型23は固定側金型21と可動側金型22に挟ま
れて固定状態にあり、可動ロック28も固定側金型21
と第1のスライド金型23とに挟まれて固定状態にあ
る。
【0080】第2のスライド金型24も固定側金型21
と可動側金型22に挟まれて固定状態にある。固定側金
型21、可動側金型22、第1のスライド金型23、第
2のスライド金型24によりキャビティが形成される。
ガイドコアピン43a、43bはガイドコアピン穴に嵌
合しており、スライドコアピン39a、39bはピン穴
40a、40bに嵌合している。
【0081】以後、金型駆動手段による、固定側フレー
ムプレート11と可動側フレームプレート12との密着
状態が保持される。
【0082】工程8 樹脂の充填(図11、図25、図
39参照) ゲート48よりPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイ
ド)がキャビティ内に充填される。ゲート48は片持ち
のスライドコア38の基端部に位置しており、また、ス
ライドコアピン39a、39bはピン穴40a、40b
に嵌合しているし、ガイドコアピン43a、43bもガ
イドコアピン穴に嵌合しており、かつ、ゲート48の位
置がスライドコアピン39a、39bの振り分け中心位
置に相当する位置にあるので、樹脂圧によるスライドコ
ア38さらに、スライドコアピン39a、39bなどの
負担が軽減される。
【0083】本例はファイバーが2本の所謂2芯の場合
であるが、8芯以上のときはゲートも複数とし、複数の
スライドコアピンの並び方向の中心に対して等分の振り
分け位置にそれぞれゲートを設ける。ファイバーが8芯
以上でかつ奇数のときには上記中心からの振り分け位置
のほかに、複数(奇数)のスライドコアピンの並び方向
の中心上にもゲートを設ける。この場合にも、同様の理
由によりスライドコアピンなどの負担が軽減される。
【0084】工程9 型開き中(図12、図26、図4
0参照) この工程における金型の各部材及び要素の位置関係は、
工程6で説明した状態と同じである。
【0085】キャビティ内に充填された樹脂が硬化する
のを待って、金型駆動手段により可動側クランププレー
ト14に対して、互いが離間する向きの力を作用させる
ことにより型開き動作が開始される。金型駆動手段によ
る型開き力は工程14の型開完了まで継続して与えられ
る。ばね20の弾性力によって固定側フレームプレート
11とランナープレート10が離れるのに応じて、ゲー
トカットされる。
【0086】ばね31の復元力により、第2のスライド
金型24が上に移動してスライドコアピン39a、39
bがピン穴40a、40bから抜けた直後の状態にあ
る。ばね54が効いているので、第1のスライド金型2
3は所定成形位置のままである。
【0087】工程10 型開き中(図13、図27、図
41参照) この工程における金型の各部材及び要素の位置関係は、
工程5で説明した状態と同じである。図示してないが、
ガイドコアピン43a、43bがガイドコアピン穴から
抜けた直後の状態にある。ばね54が効いているので、
第1のスライド金型23は所定成形位置のままである。
【0088】工程11 型開き中(図14、図28、図
42参照) この工程における金型の各部材及び要素の位置関係は、
工程4で説明した状態と同じである。
【0089】可動側フレームプレート12が左行するこ
とでばね54の効きが弱くなり、ばね30の復元力によ
り第1のスライド金型23が下に移動し、成形体36の
下端面から第1のスライド金型23が離間する。
【0090】工程12 型開き中(図15、図29、図
43参照) この工程における金型の各部材及び要素の位置関係は、
工程3で説明した状態と同じである。
【0091】工程13 型開き中(図16、図30、図
44参照) この工程における金型の各部材及び要素の位置関係は、
工程2で説明した状態と同じである。スライドコア38
を含む第2のスライド金型24が成形体36から離間す
る。なお、ランナー26が抜ける。
【0092】工程14 型開き完了(図17、図31、
図45参照) この工程における金型の各部材及び要素の位置関係は、
工程1で説明した状態と同じである。型開きが完了し、
成形体36が型からイジェクトされる。この点について
は前記[1]金型の全体構成及び開閉動作の概要の項で
図3に即して説明した通りである。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂圧により型が変形
することなく寸法精度を維持し耐久性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉じ状態で示した金型中心部における縦断面図
である。
【図2】閉じ状態で示した金型中心部における横断面図
である。
【図3】開き状態で示した金型中心部における縦断面図
である。
【図4】金型の部分断面図である。
【図5】金型の部分断面図である。
【図6】金型の部分断面図である。
【図7】金型の部分断面図である。
【図8】金型の部分断面図である。
【図9】金型の部分断面図である。
【図10】金型の部分断面図である。
【図11】金型の部分断面図である。
【図12】金型の部分断面図である。
【図13】金型の部分断面図である。
【図14】金型の部分断面図である。
【図15】金型の部分断面図である。
【図16】金型の部分断面図である。
【図17】金型の部分断面図である。
【図18】金型の部分断面図である。
【図19】金型の部分断面図である。
【図20】金型の部分断面図である。
【図21】金型の部分断面図である。
【図22】金型の部分断面図である。
【図23】金型の部分断面図である。
【図24】金型の部分断面図である。
【図25】金型の部分断面図である。
【図26】金型の部分断面図である。
【図27】金型の部分断面図である。
【図28】金型の部分断面図である。
【図29】金型の部分断面図である。
【図30】金型の部分断面図である。
【図31】金型の部分断面図である。
【図32】金型の部分断面図である。
【図33】金型の部分断面図である。
【図34】金型の部分断面図である。
【図35】金型の部分断面図である。
【図36】金型の部分断面図である。
【図37】金型の部分断面図である。
【図38】金型の部分断面図である。
【図39】金型の部分断面図である。
【図40】金型の部分断面図である。
【図41】金型の部分断面図である。
【図42】金型の部分断面図である。
【図43】金型の部分断面図である。
【図44】金型の部分断面図である。
【図45】金型の部分断面図である。
【図46】金型の部分断面図である。
【図47】成形品と金型との位置関係を説明した部分断
面図である。
【図48】第2のスライド金型の部分斜視図である。
【図49】入れ子の斜視図である。
【図50】スライドコアの部分断面図である。
【図51】成形品の斜視図である。
【図52】図52(a)はMTフェルールの上面図、図
52(b)は図52(c)に示したMTフェルールのB
―B矢視断面図、図52(c)はMTフェルールの正面
図、図52(d)は図52(c)に示したMTフェルー
ルのA―A矢視断面図、図52(e)はMTフェルール
の下面図である。
【図53】図53(a)は1対のMTフェルールでファ
イバーを接続する直前の状態を示した分解斜視図、図5
3(b)は1対のMTフェルールによりファイバーを接
続した状態を説明した斜視図である。
【符号の説明】
21 固定側金型 21a 凹部 22 可動側金型 23 第1のスライド金型 24 第2のスライド金型 38 スライドコア 39a、39b スライドコアピン 40a、40b ピン穴 x−x 第1の中心軸線 y―y 第2の中心軸線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法
    であって、 固定側金型と、この固定側金型を通る第1の中心軸線上
    でこの固定側金型に対して接離する方向に往復動可能な
    可動側金型と、 前記第1の中心軸線に対して直交する第2の中心軸線上
    で互いに近づき、遠ざかる向きにそれぞれが往復動可能
    な第1のスライド金型及び第2のスライド金型を有し、 前記固定側金型の前記可動側金型との対向面部に凹部を
    有し、 前記第2のスライド金型の前記第1のスライド金型との
    対向部には、前記キャビティを貫通する突起形状のスラ
    イドコアを有し、このスライドコアの先端部には前記第
    2の中心軸線と平行な細長い軸状のスライドコアピンが
    形成されており、 前記第1のスライド金型には、前記スライドコアピンの
    先端部と嵌合可能なピン穴が形成されている金型を用
    い、 前記固定側金型に前記可動側金型を合わせた状態で固定
    側金型と可動側金型との間に対向空間を形成すると共
    に、前記第1のスライド金型を所定の成形位置まで移動
    させて位置固定した状態のもとで、前記第2のスライド
    金型を所定の成形位置まで移動することにより前記スラ
    イドコアピンを前記ピン穴に嵌合させた状態で前記対向
    空間を前記第1のスライド金型と前記第2のスライド金
    型とで囲むことにより形成されるキャビティに樹脂を充
    填し成形体を得ることにより製造することを特徴とする
    光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の成形体がMTフェルールで
    あることを特徴とする光コネクタ用ファイバー支持体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】固定側金型と、この固定側金型を通る第1
    の中心軸線上でこの固定側金型に対して接離する方向に
    往復動可能な可動側金型と、 前記第1の中心軸線に対して直交する第2の中心軸線上
    でそれぞれ所定の成形位置まで互いに近づき、また、所
    定の退避位置までそれぞれ遠ざかる往復動可能な第1の
    スライド金型及び第2のスライド金型とを有し、 前記第2のスライド金型の前記第1のスライド金型との
    対向部には、これらの金型により形成されるキャビティ
    を貫通する突起形状のスライドコアを有し、このスライ
    ドコアの先端部には前記第2の中心軸線と平行な細長い
    軸状のスライドコアピンが形成されており、 前記第1のスライド金型には、前記スライドコアピンの
    先端部と嵌合可能なピン穴が形成されている光コネクタ
    用ファイバー支持体の製造に用いる金型であって、 前記可動側金型の前記固定側金型との対向部であって、
    前記スライドコアと対向し得る部位には、前記スライド
    コアに達し得る高さの台状部が形成されていて、 前記固定側金型の前記可動側金型との対向部に樹脂充填
    用のゲートが設けられていることを特徴とする金型。
  4. 【請求項4】請求項3記載の金型において、 前記ゲートは、前記第2のスライド金型が前記所定の成
    形位置に位置した状態で、前記第2の中心軸線方向上、
    前記スライドコアの基端部に対応した部位から前記台状
    部に対向した部位に至る間の任意の部位にあることを特
    徴とする金型。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の金型において、 前記スライドコアピンが複数本設けられているとき、こ
    れらの複数本のスライドコアピンの振り分け中心位置に
    前記ゲートを設けたことを特徴とする金型。
  6. 【請求項6】請求項5記載の金型において、 前記ゲートは、前記第2のスライド金型が前記所定の成
    形位置に位置した状態で、前記スライドコアの基端部に
    対応した部位にあることを特徴とする金型。
  7. 【請求項7】請求項3乃至6の何れか1つに記載された
    金型において、 光コネクタ用ファイバー支持体はMTフェルールである
    ことを特徴とする金型。
JP2001274203A 2001-09-10 2001-09-10 光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型 Pending JP2003084172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274203A JP2003084172A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001274203A JP2003084172A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003084172A true JP2003084172A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19099289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001274203A Pending JP2003084172A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003084172A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2170579A1 (en) * 2007-07-20 2010-04-07 Husky Injection Molding Systems S.A. A compensating retaining member for use with a molding system and the molding system incorporating same
JP2011088329A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Toyota Boshoku Corp 射出成形方法及び射出成形装置
US8961037B2 (en) * 2009-10-16 2015-02-24 Fujikura Ltd. Optical connector

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289058A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Sumitomo Electric Ind Ltd フェルール成形用金型及び光コネクタ用フェルール
JP2000301579A (ja) * 2000-03-27 2000-10-31 Jtc:Kk 微細な長孔を有する射出成形品の製造方法およびその製造装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000289058A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Sumitomo Electric Ind Ltd フェルール成形用金型及び光コネクタ用フェルール
JP2000301579A (ja) * 2000-03-27 2000-10-31 Jtc:Kk 微細な長孔を有する射出成形品の製造方法およびその製造装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2170579A1 (en) * 2007-07-20 2010-04-07 Husky Injection Molding Systems S.A. A compensating retaining member for use with a molding system and the molding system incorporating same
EP2170579A4 (en) * 2007-07-20 2010-10-27 Husky Injection Molding COMPENSATION MOUNTING ELEMENT FOR USE IN A SHAPING SYSTEM AND SHAPING SYSTEM THEREWITH
CN101918193A (zh) * 2007-07-20 2010-12-15 赫斯基注射器成型系统有限公司 用于与模制系统一起使用的补偿保持部件及并入有补偿保持部件的模制系统
CN101918193B (zh) * 2007-07-20 2014-08-06 赫斯基注射器成型系统有限公司 用于与模制系统一起使用的补偿保持部件及并入有补偿保持部件的模制系统
US8961037B2 (en) * 2009-10-16 2015-02-24 Fujikura Ltd. Optical connector
JP2011088329A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Toyota Boshoku Corp 射出成形方法及び射出成形装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220219365A1 (en) Slide mechanism, fixing mold, movable mold and molding mold
US9925705B2 (en) Molding die structure of molded article and manufacturing method of molded article
US7156649B2 (en) Mold for injection molding and a method of operating a mold
JP2003084172A (ja) 光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型
JP2003084171A (ja) 光コネクタ用ファイバー支持体の製造方法及び金型
CN216267418U (zh) 一种雾化机壳的注塑模具
JP2006027229A (ja) 成形装置
KR102370936B1 (ko) 인서트 사출 성형장치 및 방법
CN213860419U (zh) 行位延时开模的注塑模具
JP2006035543A (ja) 成形品の型内組立方法
JP2002347085A (ja) 射出成形金型
JP2003053794A (ja) 射出成形金型のロック機構
JPH11192647A (ja) 射出成形金型におけるスライド機構
JPH08267520A (ja) 射出成形金型装置
JP7260931B2 (ja) アンダーカット処理機構及び成形用金型
JP2005007713A (ja) プラスチック成形品の離型方法及び金型
CN217531726U (zh) 注塑模具脱模机构和注塑模具
CN217196608U (zh) 注塑模具
CN218462871U (zh) 外壳体注塑模具
JP2000280261A (ja) 樹脂成形品の成形用金型
JP7097101B2 (ja) ゲート切断装置及び成形用金型
CN219727040U (zh) 成型模具
CN216329793U (zh) 一种滑块局部延时抽芯机构以及注塑模具
JP2003080570A (ja) 射出成形用金型
JP2002178371A (ja) 射出成形金型

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080718

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100615

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100622

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101019

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02