JPH06295584A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH06295584A
JPH06295584A JP5080863A JP8086393A JPH06295584A JP H06295584 A JPH06295584 A JP H06295584A JP 5080863 A JP5080863 A JP 5080863A JP 8086393 A JP8086393 A JP 8086393A JP H06295584 A JPH06295584 A JP H06295584A
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Keiji Maruyama
山 圭 司 丸
Naokazu Miyawaki
脇 直 和 宮
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野 久 上
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    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 リング発振回路103のバイアス電圧制御回
路における高・低電位各側の電圧出力回路106,10
7間にVccや温度の特定条件に応じて変化する可変抵抗
付バイアス電圧調整回路を備え、その可変抵抗とバイア
ス電圧出力回路106,107とでVcc分圧器を形成
し、その可変抵抗によって発振回路103へのバイアス
電圧を各特定条件に応じて適切に調整する。よって、発
振回路103をPSRAMのオートセルフリフレッシュ
に使用すれば、Vcc上昇に伴う単位時間当りのリフレッ
シュ動作回数の増大を抑止する。また、温度依存性可変
抵抗により温度上昇に対し抵抗値が所定の特性で低下す
ることで、必要限度のポーズで回路動作を保証すべく発
振周波数を設定できる。 【効果】 発振周波数の電源依存性が小さく、温度特性
を持つリングオシレータを提供することができ、消費電
流の低減にも寄与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は初段の入力と最終段の出
力とが連結されることでリング状に接続された奇数段の
インバータ回路からなるリング発振回路を備えた半導体
集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、奇数段のインバータ回路をリング
状に連結し、奇数段であるが故に各インバータ回路の入
出力ノードのレベルが一定レベルに安定せずに繰返し起
こることとなる充放電動作を利用し、その充放電動作の
繰返しで、ある周波数の信号を得るリング発振回路が知
られている。この種のリング発振回路にて発振周波数が
高いということは、それだけ単位時間あたりの充放電動
作回数が多くなり、消費電流の多量さを意味することに
なるため、パワーを抑えるためには、このリングオシレ
ータでは発振周波数が必要以上に高くならないようにす
べきである。
【0003】因みに、電池で動作する携帯用電子機器が
流行りである昨今では、電池をできるだけ長持ちさせた
いという要求があり、このことからも消費電流の問題が
クローズアップされるのである。
【0004】図16は、かかる消費電流の低減要素も加
味された従来のリング発振回路例の構成を示すものであ
る。
【0005】この図において、801は発振回路本体部
であり、この発振回路本体部801はインバータ回路I
V1 〜IV5 を有し、これらが多段状に縦積み接続され
るとともに、その初段のインバータ回路IV1 の入力端
と5段目のインバータ回路IV5 の出力端とが連結され
て、インバータ回路IV1 〜IV5 の5段リング接続か
らなるリング発振回路が形成されている。各インバータ
回路IV1 〜IV5 はCMOS回路からなっており、1
はインバータ回路IV1 を構成するPチャネル型MOS
(以下、PMOSという。)トランジスタ、2は同Nチ
ャネル型MOS(以下、NMOSという。)トランジス
タ、3はインバータ回路IV2 を構成するPMOSトラ
ンジスタ、4は同NMOSトランジスタ、5はインバー
タ回路IV3 を構成するPMOSトランジスタ、6は同
NMOSトランジスタ、7はインバータ回路IV4 を構
成するPMOSトランジスタ、8は同NMOSトランジ
スタ、9はインバータ回路IV5 を構成するPMOSト
ランジスタ、10は同NMOSトランジスタである。
【0006】発振回路本体部801は更にインバータ回
路IV1 〜IV5 の各トランジスタ1〜10をバイアス
するバイアス回路を有しており、このバイアス回路はP
MOSトランジスタ11,13,15,17,19とN
MOSトランジスタ12,14,16,18,20とか
ら構成されている。PMOSトランジスタ11は、PM
OSトランジスタ1とVcc電源電位との間に接続され、
このトランジスタ1のバイアスを担うものとされ、NM
OSトランジスタ12は、NMOSトランジスタ2と接
地電位との間に接続されて、このトランジスタ12のバ
イアスを行うものとされている。同様に、他のバイアス
トランジスタ13〜20は他のインバータトランジスタ
3〜10にバイアス素子として割当てられている。
【0007】802はバイアス制御回路部であり、この
バイアス制御回路部802はPMOSトランジスタ21
とNMOSトランジスタ22と受動抵抗素子23とから
構成されている。PMOSトランジスタ21のソース−
ドレインはVcc電源電位と受動抵抗素子23の高電位側
端部との間に接続され、かつドレインとゲートとは短絡
されてPMOSトランジスタ11,13,15,17,
19のゲートに接続されている。NMOSトランジスタ
22のソース−ドレインは接地電位と受動抵抗素子23
の低電位側端部との間に接続され、かつドレインとゲー
トとは短絡されており、その接続点はNMOSトランジ
スタ12,14,16,18,20のゲートに接続され
ている。
【0008】以上のような構成を有する回路は次のよう
に動作する。
【0009】今、例えば、インバータ回路IV1 の入力
端(すなわち、ノードnd1 )に“L”(ローレベル)
が入力されたとする。すると、インバータ回路IV1 の
出力端とインバータ回路IV2 の入力端との接続点であ
るノードnd2 は“H”(ハイレベル)へ立上がり、こ
れに連動して、インバータ回路IV2 の出力端とインバ
ータ回路IV3 の入力端との接続点であるノードnd3
は“L”へ立下がろうとする。同様に、ノードnd4 は
“H”、ノードnd5 は“L”になろうとする。このよ
うなノードnd1 を始点とし、ノードnd5 を終点とす
る連鎖的な動作を1サイクルとした場合、次のサイクル
ではノードnd1 は前サイクルとは逆の“H”に遷移し
ようとする。その結果、他のノードnd2 〜nd5 も反
転しようとする。このようなサイクルが繰返される結
果、その各ノードnd1 〜nd5 での充放電時間で定ま
る一定周波数の信号が各ノードnd1 〜nd5 から得ら
れることとなる。
【0010】ところで、PMOSトランジスタ21及び
NMOSトランジスタ22の出力ノードnd21,nd22
の電位は抵抗素子23の大きさに逆比例する。よって、
抵抗素子23の大きさ次第で、それらノードnd21,n
d22の電位をトランジスタ21,22のVGSのしきい値
Vtp,Vtn近傍に抑えることができる。すなわち、ノー
ドnd21,nd22の各電位V21,V22は、 V21=Vcc−Vtp (1) V22=Vtn (2) に設定される。
【0011】そして、発振回路本体部801のトランジ
スタ1〜10のゲート、ソース間電圧VGSはバイアス制
御回路部802の出力によって決まる。つまり、PMO
Sトランジスタ1,3,5,7,9のVGS、およそ VGS=Vtp (3) となり、NMOSトランジスタ2,4,6,8,10の
VGS、およそ VGS=Vtn (4) となる。
【0012】ここで、このVGSはトランジスタ1〜10
の電流を制限するものであり、VGSがVtp,Vtnの近傍
に抑えられるとすれば、トランジスタ1〜10の電流が
必要最小限に抑制されることとなり、消費電流の低減を
図ることができるのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ング発振回路にあっては、電源電圧の増加に従ってトラ
ンジスタ11〜20のVGSが大きくなり、これに伴って
図17(a)の曲線Fに示すように発振周波数が高くな
る。また電源電圧に対して比例的に消費電流が増大する
という問題がある。
【0014】本発明の目的の1つは発振周波数の電源電
圧依存性を従来よりも小さくしたリング発振回路を提供
することにある。
【0015】また、発振周波数の上昇は、このリング発
振回路が使用されている回路についての消費電流を増大
させることにも繋がる。例えば、リング発振回路がPS
RAMのセルフセルリフレッシュ回路に使用されている
場合を考える。このリフレッシュ回路ではリング発振回
路の出力を分周し、適当な周波数に変換した後、その周
波数で決まる周期でリフレッシュ動作を行う。このリフ
レッシュ動作の際には当然に電流を消費することとなる
が、リング発振回路の発振周波数が上昇すると、それだ
けリフレッシュ動作の繰返し周期が短くなり、消費電流
を増大させることとなるのである。
【0016】本発明のもう1つの目的は、発振周波数が
温度依存性を持つリング発振回路を提供する事にある。
【0017】さらに、このリフレッシュ動作の必要な半
導体メモリセルのポーズ特性は、通常、環境の温度が低
いほど良い。つまり、図17(b)の曲線T0 で示すよ
うに環境温度が低いほど単位時間あたりのリフレッシュ
回数が少なくて済むもので、更に言えば、環境温度が高
いほどリフレッシュ動作の周期を短くし単位時間あたり
のリフレッシュ回数を多くする必要がある。そのため、
図17(b)の曲線T2 で示すように、一般に、リフレ
ッシュ周期はそのポーズ特性に合わせて、回路動作を保
証する温度範囲における最悪温度環境(最も高温の環
境)においても確実にリフレッシュ動作がなされるよう
に設定される。そのため、温度が低いほど単位時間あた
りの必要回数をかなり上回る回数のリフレッシュ動作が
行われるようになってしまい、このことからも消費電流
を増大させることになっている。
【0018】本発明は上記従来技術の有する問題点にも
鑑みてなされたもので、その目的とするところは消費電
流の低減を図ることが可能なリングオシレータを形成す
ることができる半導体集積回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、奇数段のCMOSインバータ回路からなるリング発
振回路と、上記CMOSインバータ回路の高電位側トラ
ンジスタをバイアスする高電位側バイアス回路と、上記
CMOSインバータ回路の低電位側トランジスタをバイ
アスする低電位側バイアス回路と、上記高電位側バイア
ス回路へバイアス電圧を出力する高電位側バイアス電圧
出力回路と、上記低電位側バイアス回路へバイアス電圧
を出力する低電位側バイアス電圧出力回路と、特定の条
件に応じて変化する可変抵抗回路を、上記高電位側バイ
アス電圧出力回路と上記低電位側バイアス電圧出力回路
との中間に、これらと共に上記電源電圧の分圧器が形成
されるように挿入し、その抵抗値の変化によって上記高
電位側バイアス電圧出力回路と上記低電位側バイアス電
圧出力回路との出力電圧を可変するバイアス電圧調整回
路とを備えていることを特徴としている。
【0020】上記特定の条件としては例えば電源電圧を
設定することができる。
【0021】この場合、バイアス電圧調整回路は、例え
ば、受動抵抗器の中間ノードに可変制御トランジスタの
ソース−ドレインを接続し、この可変制御トランジスタ
の導通状態によってその両端間の抵抗値を可変する電源
依存性可変抵抗回路と、電源電圧の上昇に伴って上記可
変制御トランジスタのゲート−ソース間電圧が小さくな
るようにこの可変制御トランジスタのゲート電位を制御
する制御電圧発生回路とを備えることにより実現するこ
とができる。
【0022】また、電源依存性可変抵抗回路は、直列接
続された複数の受動抵抗素子と、この複数の受動抵抗素
子のうちの一の抵抗素子の一端にそのドレインが接続さ
れ、かつこの一の抵抗素子の他端にソースが接続された
可変制御トランジスタとからなる構成とすることができ
る。
【0023】あるいは、この電源依存性可変抵抗回路
は、直列接続された複数の受動抵抗素子と、この複数の
受動抵抗素子の中の第1の抵抗素子と第2の抵抗素子と
の間にそのドレイン−ソース間電流路が接続された可変
制御トランジスタとを備える構成としても良い。
【0024】一方、制御電圧発生回路は、高電位側電源
と低電位側電源との間に電流路が互いに直列に接続され
た複数の分圧制御トランジスタを備え、この複数の分圧
制御トランジスタの電流路相互接続点から発生される、
電源電圧の中間電位によって可変制御トランジスタのゲ
ート電位を制御する中間電位発生回路により構成するこ
とができる。
【0025】次に、特定の条件として温度を設定するこ
ともである。
【0026】この場合のバイアス電圧調整回路は、例え
ば、温度特性の異なる複数の受動抵抗素子の組合わせか
らなる温度依存性可変抵抗回路により形成される。
【0027】この温度依存性可変抵抗回路は、温度変化
に対して所定の抵抗値を維持する温度非依存性抵抗素子
と、この温度非依存性抵抗素子に対し並列に接続され、
上記温度変化に対して負の特性を有する温度依存性抵抗
素子とで実現することができる。
【0028】または、温度変化に対して所定の抵抗値を
維持する温度非依存性抵抗素子と、この温度非依存性抵
抗素子に対し直列に接続され、上記温度変化に対して負
の特性を有する温度依存性抵抗素子とによっても温度依
存性可変抵抗回路を実現することができる。
【0029】さらに、この温度依存性可変抵抗回路は、
温度変化に対して所定の抵抗値を維持する温度非依存性
抵抗素子と、この温度非依存性抵抗素子に対し並列に接
続され、上記温度変化に対して負の特性を有する第1の
温度依存性抵抗素子と、この温度非依存性抵抗素子に対
し直列に接続され、上記温度変化に対して負の特性を有
する第2の温度依存性抵抗素子とから構成されていても
良い。
【0030】特定の条件としては電源電圧及び温度の両
方を設定することもできる。この場合には各条件に対応
した上記構成の各種組合わせにより電源電圧・温度の両
条件依存性を持つ可変抵抗回路を実現することができ
る。
【0031】そして、上記構成に加え、ダイナミック型
メモリセルと、リング発振回路の出力周波数に基づくサ
イクルで上記メモリセルをリフレッシュするリフレッシ
ュ機能部とを備えることで望ましいPSRAMを形成す
ることができる。
【0032】
【作用】本発明の半導体集積回路によれば、高電位側・
低電位側のバイアス電圧出力回路と電源電圧や温度など
の特定の条件に応じて変化する可変抵抗回路とで電源電
圧の分圧器が形成されるため、その可変抵抗回路の抵抗
値変化によってリング発振回路へのバイアス電圧をそれ
らの条件に応じて消費電流節約の観点から適切に調整す
ることが可能となる。
【0033】すなわち、電源依存性可変抵抗回路として
電源電圧の上昇に対して抵抗値が所定の特性で増大する
ようにしておくことで、電源電圧が上昇してもバイアス
電圧出力回路やリング発振回路で流れる電流の増大を従
来に比べて抑え、リング発振回路を形成するトランジス
タのゲート、ソース間の電位差の変化を従来に比べて小
さくし、リング発振回路の発振周波数の上昇を抑制する
ことができる。これにより、電源電圧の変化に対し従来
よりも安定した発振周波数を維持するリング発振回路が
提供できる。
【0034】またこれを、リング発振回路をPSRAM
のセルフリフレッシュ回路に使用した場合には、電源電
圧の増加に伴いリフレッシュ周期が不要に短くなる、つ
まりリフレッシュ動作の単位時間あたりの回数が不要に
多くなるのを防止することができ、この観点からも消費
電流の増大を抑制することができることとなる。
【0035】さらに、温度依存性可変抵抗回路として温
度の上昇に対して抵抗値が所定の特性で変化するように
しておくことで、温度に応じて発振周波数を変化させる
リング発振回路を提供できる。また、PSRAMのセル
フリフレッシュ回路に使用した場合には、温度に応じて
リフレッシュ周期を可変、つまり、温度が高いほどリフ
レッシュ周期が短く、温度が低いほどリフレッシュ周期
が長くなる最悪ポーズ特性に沿ってリフレッシュ周期を
変えることができる。よって、リング発振回路をPSR
AMに適用する際、従来、そのPSRAMの回路動作を
保証すべき温度範囲における最悪条件(最も高温条件)
でのリフレッシュ周期に合わせてリング発振回路の発振
周波数を設定していたために、温度条件が低温になるほ
ど電流の浪費につながっていたが、本発明による場合に
は、必要限度のリフレッシュ周期でPSRAMの回路動
作を保証するようにリング発振回路の発振周波数を設定
することができるので、消費電流の節約を図ることがで
きることとなる。
【0036】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0037】図1は本発明の一実施例に係るリング発振
回路の基本構成をPSRAM回路に適用した形で示すも
のである。
【0038】この図において、101は発振回路本体部
であり、この発振回路本体部101は図8に示す発振回
路本体部801と同一回路構造のもので、奇数段のCM
OSインバータ回路からなるリング発振回路103と、
そのCMOSインバータ回路の高電位側トランジスタを
バイアスする高電位側バイアス回路104と、同CMO
Sインバータ回路の低電位側トランジスタをバイアスす
る低電位側バイアス回路105とを備えている。
【0039】102は発振回路本体部101のバイアス
回路104,105のバイアス電圧を制御するバイアス
制御回路であって、高電位側バイアス電圧出力回路10
6と低電位側バイアス電圧出力回路107とバイアス電
圧調整回路108とから大略構成されている。バイアス
電圧出力回路106,107は、それぞれ高電位側また
は低電位側バイアス回路104,105へバイアス電圧
を出力するものである。バイアス電圧調整回路108
は、後述する電源電圧Vccや温度に応じて抵抗値の変化
する可変抵抗回路を、上記両バイアス電圧出力回路10
6,107間に、これらと共に電源電圧Vccの分圧器が
形成されるように配置し、その抵抗値の変化によって両
バイアス電圧出力回路106,107の出力電圧を可変
するものである。
【0040】以上のような構成により、バイアス電圧調
整回路108の可変抵抗器が電源電圧Vccや温度に応じ
て高電位側・低電位側各バイアス電圧を調整する。これ
により、電源電圧Vccによる発振周波数の上昇を抑える
ことができることとなる。
【0041】次に、200は4個のバイナリカウンタ2
01からなるカウンタ回路、202は分周デコーダであ
って、これらはリング発振回路103の出力に対し分周
器として機能する。すなわち、リング発振回路103の
出力は各バイナリカウンタ201に駆動パルスとして供
給され、各バイナリカウンタ201の出力がカウンタ回
路200の出力として分周デコーダ202に与えられ
る。分周デコーダ202はカウンタ回路200の出力値
が設定値になると1個のパルスを出力する。よって、リ
ング発振回路103がその設定値で決まる複数個のパル
スを出力する毎に分周デコーダ202から1個のパルス
が出力されることでリング発振回路103の出力分周が
なされている。
【0042】203はメモリセルアレイ、204はアド
レスカウンタ、205は行デコーダ、206はセンスア
ンプであり、これらはリフレッシュ機能を含んだPSR
AM回路を構成するものである。
【0043】アドレスカウンタ204は分周デコーダ2
02が1個のパルスを出力する毎に、つまりリング発振
回路101から上記設定個数のパルスが出力される毎に
起動がかけられて、行デコーダ205との協働によりイ
ンクリメント動作する。すなわち、アドレスカウンタ2
04は、分周デコーダ202からの1個のパルスによ
り、まず1だけカウントアップし、その後は次述する行
デコーダ205のアドレス更新検出部207からのパル
スによりカウント動作する。アドレスカウンタ204の
出力は行デコーダ205に内蔵のバッファに取込まれ
る。このバッファ内のアドレス値が更新されると、アド
レス更新検出部207から検出信号として1個のパルス
が出力される。このパルスがアドレスカウンタ204に
供給されることで、アドレスカウンタ204のカウント
値が更新され、これが行デコーダ205のバッファ内容
の更新、検出部207の検出、という動作が繰返される
ことにより、行アドレスがインクリメントされる。
【0044】メモリセルアレイ203のワード線は行デ
コーダ205のバッファに格納されているアドレスに対
応するものが立ち上げられるようになっており、上記イ
ンクリメント動作における行デコーダ205のバッファ
へのアドレス取込みに同期して各アドレスのワード線が
順次立ち上げられるようになっている。アドレス更新検
出部207の出力パルスはディレイライン208を通し
てセンスアンプ206のイネーブル信号として供給され
る。よって、センスアンプ206はワード線の立上げ
後、そのディレイ時間だけ遅れて活性化される。この動
作が上記インクリメント動作によって各行アドレスに対
応するセルに対して行われ、全てのセルのリフレッシュ
動作が行われるようになっている。
【0045】以上から明らかなように、セルのリフレッ
シュ周期はリング発振回路103の出力クロックパルス
を分周した周期に相当し、リング発振回路103の発振
周波数によって決定されるが、バイアス電圧調整回路1
08によりVccや温度に応じてリング発振回路103の
発振周波数が適切に調節される。
【0046】よって、従来、リング発振回路の発振周波
数はVcc上がると上昇し、消費電流を増加させていた
が、そのようなことに起因する消費電流の増加を抑制す
ることができる。
【0047】また、従来、PSRAMなどのリフレッシ
ュ動作の必要なメモリのセルのポーズ特性は温度依存性
があるため、温度の最悪使用環境に合わせてリング発振
回路の発振周波数を高めに設定し、これが低くて済むと
きでも高周波数で発振させて無駄な電流を流して消費電
流を増加させていたが、このことに起因する消費電流の
増加をも抑制可能となる。
【0048】図2は図1に示す回路がVcc依存特性を持
つものとしてMOSトランジスタで組んだときの具体的
な構成を示すものであり、以下、この図に示す構成につ
いて説明するが、前述したように発振回路本体部101
は図16に示すものと同一であるので、ここではその説
明を省略し、バイアス制御回路102についてのみ説明
することとする。
【0049】図2において、高電位側バイアス電圧出力
回路106は、ゲート、ソースが短絡されたPMOSト
ランジスタ24からなり、低電位側バイアス電圧出力回
路107は、ゲート、ソースが短絡されたNMOSトラ
ンジスタ25からなっており、各トランジスタ24,2
5のゲート電位が、高電位側、低電位側それぞれ対応す
るバイアストランジスタ11〜20のゲート電位とされ
る。
【0050】バイアス調整回路108は可変抵抗回路1
09と制御電圧発生回路110とから大略構成されてい
る。
【0051】可変抵抗回路109は、直列接続された2
個の受動抵抗素子26,27と、これらのうちの高電位
側に位置する抵抗素子26の高電位端にそのドレインが
接続され、かつ同抵抗素子26の低電位端にソースが接
続されたNMOSトランジスタ32とから構成され、こ
のトランジスタ32の導通状態によって抵抗素子26,
27の直列回路(以下、受動抵抗回路という。)両端間
の抵抗値を可変するようになっている。すなわち、トラ
ンジスタ32に流れる電流が大きくなるほど抵抗素子2
6の効力が低下し、当該受動抵抗回路の抵抗値は低下す
る。逆に、トランジスタ32に流れる電流が小さくなる
ほど抵抗素子26の効力が増し、当該受動抵抗回路の抵
抗値が増大する。この受動抵抗回路の抵抗値が大きいほ
ど、トランジスタ24,25に対して電源電圧Vccの分
圧比が上がり、逆に言えばトランジスタ24,25の相
対的な分圧比は下がることとなるため、電源電圧Vccが
大きいほど当該受動抵抗回路の抵抗値が増すようにすれ
ば、電源電圧Vccの上昇に伴うバイアストランジスタ1
1〜20のゲート、ソース周の電位の上昇、リング発振
回路103の発振周波数の上昇を抑えることができるこ
ととなる。
【0052】そのために、制御電圧発生回路110は、
電源電圧Vccの上昇に伴ってトランジスタ32のゲート
−ソース間電圧VGSが小さくなるようにそのゲート電位
を制御するもので、PMOSトランジスタ28,30と
NMOSトランジスタ29,31とから構成されてい
る。これらトランジスタ28〜31はその電流路である
ドレイン−ソース間が電源−接地間で直列になるように
相互接続されており、高電位側から順に、トランジスタ
28、トランジスタ29、トランジスタ30、トランジ
スタ31の順に配置されている。トランジスタ28,3
1のゲートには一定の電圧が与えられ、トランジスタ2
9,30は、ゲート、ソースが短絡されており、その電
流路相互接続ノードから電源電圧Vccの中間電位を発生
するようになっている。トランジスタ32のゲートはト
ランジスタ28のソースとトランジスタ29のドレイン
との接続点の電位が印加されている。
【0053】ここで、図5は電源電圧Vccと制御電圧発
生回路110の出力電圧との関係を示すものであり、図
6は電源電圧Vccとトランジスタ32のVGSとの関係を
示すものである。抵抗素子26,27の抵抗値、トラン
ジスタ28〜32のゲート幅(W)/チャネル長(L)
比などのディメンジョンはそれらの図5、6に示す特性
が得られるように決定される。
【0054】すなわち、まず、トランジスタ28〜31
のW/L比は、一例を示せば、次のように設定される。
トランジスタ28,31が3/1000、トランジスタ
29,30が10/2である。これによって、トランジ
スタ29,30のソース同士の接続ノードの電位である
Vcen は電源電圧Vccの上昇に伴って線形に上昇する。
このとき、トランジスタ29のドレイン電位V1 は、電
源電圧Vccの“0”付近における最初はVcen の傾きよ
りも急速に非線形に上昇し、その後、Vcen と同じ傾き
で上昇する。また、トランジスタ30のドレイン電位V
2 は、電源電圧Vccの“0”付近における最初はVcen
の傾きよりもゆるやかに非線形に上昇し、その後、Vce
n と同じ傾きで上昇する。
【0055】次に、図6において、Va1はトランジスタ
32のソース電位に相当する電圧であって、VGS1 はV
1 −Va1に相当するもので、この図では次のような特性
を示している。まず、上記したV1 の電源電圧Vcc=0
付近での急な傾きとその後のVcen と同じ緩やかな傾き
への切換りによって、Vccが0からボーダ電圧Vccbに
至るまでの間はトランジスタ32をオンさせる程度にV
GS1 が確保され、そのボーダ電圧Vccb を越えると、V
GS1 がトランジスタ32をオンさせる程度に確保されな
いレベルあるいは逆極性の状態となる。トランジスタ3
2がオンとなっている間はVccが小さいほど電流が大き
くなり、その抵抗値が小さくなって、トランジスタ24
の電流が抵抗素子26を通る分が少なくなるため、この
抵抗素子26の効力が小さくなり、受動抵抗回路全体の
抵抗値が下がる。逆に、トランジスタ32がオンとなっ
ている間において、Vccが大きくなるほどトランジスタ
32の抵抗値が上がり、抵抗素子26に流れる電流が多
くなって、受動抵抗回路全体の抵抗値が上昇する。トラ
ンジスタ32及び抵抗素子26,27は以上のような特
性が得られるようにディメンジョンが設定される。
【0056】このような特性が得られることで、電源電
圧Vccが低くなれば、これに伴って受動抵抗回路の抵抗
値が小さくなり、電源電圧Vccが高くなれば、これに伴
って受動抵抗回路の抵抗値が大きくなるため、電源電圧
Vccの変動、特に上昇によってリング発振回路103に
おけるバイアストランジスタ11〜20のバイアス電圧
が上昇することが抑えられ、電源電圧Vcc上昇に伴うリ
ング発振回路103の発振周波数の上昇を抑えられるこ
ととなる。
【0057】因みに図7は図2に示す本発明の回路と図
16に示す従来の回路との電源電圧Vcc上昇に伴うIo
,Iの増大を比較した実験結果を示すもので、各リン
グオシレータの消費電流もこれにほぼ比例する。
【0058】この図に示すように、電源電圧Vcc上昇に
伴うリング発振回路103の発振周波数の上昇を抑えら
れることでVccの大きい側で消費電流の低減を図ること
ができている。なお、I0 は従来の回路のトランジスタ
21に流れる電流、I1 は本発明の回路のトランジスタ
24に流れる電流である。
【0059】また、あえて試験するまでもなく本実施例
の回路を図1に示すPSRAMのリフレッシュ回路系に
適用することでより一層の消費電流低減効果が得られる
ことは明らかである。
【0060】図3はVcc依存特性を持つ可変抵抗回路の
変形例を示すものである。
【0061】この図に示す可変抵抗回路109´は、図
2に示す可変抵抗回路109におけるNMOSトランジ
スタ32の代りにPMOSトランジスタ32´が設けら
れ、そのゲートは中間電位発生回路110のV2 の出力
端に接続され、ソース−ドレインは抵抗素子27間に接
続されている。
【0062】ここで、図6を参照すると、Va2はトラン
ジスタ32´のソース電位に相当する電圧であって、V
GS2 はVa1−V2 に相当する。この図では、上記したV
2 の電源電圧Vcc=0付近での急な傾きとその後のVce
n と同じ緩やかな傾きへの切換りによって、Vccが0か
らボーダ電圧Vccb に至るまでの間はトランジスタ32
´をオンさせる程度にVGS2 が確保され、そのボーダ電
圧Vccb を越えると、VGS2 がトランジスタ32´をオ
ンさせる程度に確保されないレベルあるいは逆極性の状
態となる。トランジスタ32´がオンとなっている間は
Vccが小さいほど電流が大きくなり、その抵抗値が小さ
くなって、トランジスタ24の電流が抵抗素子27を通
る分が少なくなるため、この抵抗素子27の効力が小さ
くなり、受動抵抗回路全体の抵抗値が下がる。逆に、ト
ランジスタ32´がオンとなっている間において、Vcc
が大きくなるほどトランジスタ32´の抵抗値が上が
り、抵抗素子27に流れる電流が多くなって、受動抵抗
回路全体の抵抗値が上昇する。トランジスタ32´及び
抵抗素子26,27は以上のような特性が得られるよう
にディメンジョンが設定される。
【0063】このような特性が得られることで、電源電
圧Vccの変動、特に上昇によってリング発振回路103
におけるバイアストランジスタ11〜20のゲート、ソ
ース間の電位差が上昇することが抑えられ、電源電圧V
cc上昇に伴うリング発振回路の発振周波数の上昇を抑え
られるのは上記図2に示す回路を同等の作用効果であ
る。
【0064】図4はVcc依存特性を持つ可変抵抗回路の
他の変形例を示すものである。
【0065】この図に示す可変抵抗回路109''は、直
列接続された二つの抵抗素子33,34と、これら抵抗
素子33,34間にそのドレイン−ソース間電流路が接
続されたNMOSトランジスタ35とから構成されてい
る。このトランジスタ35のゲートには制御電圧発生回
路110の出力電圧が印加され、電源電圧Vccが上昇す
るほど流れる電流が小さくなるように制御されるが、こ
の場合、図2に示すものとは異なり、トランジスタ35
は完全に非導通状態にされないように制御され、その抵
抗値の上昇でトランジスタ24を流れる電流を抑制する
ようになっているものである。
【0066】次に、図8は図1に示す回路が温度特性を
持つものとして構成される場合の回路につき説明する
が、その前に、この図に示す発振回路本体部101及び
バイアス制御回路102(図2、図16に示すものと同
一の部分)の動作特性についてその温度特性を考慮に入
れずに更に検討しておく。
【0067】まず、トランジスタ24,25は5極管領
域で動作しているため、トランジスタ24に流れる電流
I1 は、 I1 =β24(VGS24−VTP24)2 /2 (5) また、トランジスタ11,13,15,17,19のう
ち、5極管領域で動作しているトランジスタに流れる電
流ID5は、 ID5=β(VGS24−VTP)2 /2 (6) したがって、VTP24=VTPのときは(6)を(5)で割
ることにより、 ID5=(β/β24)・I1 (7) となり、ID5はI1 に比例することがわかる。すなわ
ち、ID5とI1 とはカレントミラーの関係にある。
【0068】次に、トランジスタ11,13,15,1
7,19のうち、3極管領域で動作しているトランジス
タに流れる電流ID3は、 ID3=−β{(VGS24−VTP)VDS−VDS2 /2} (8) したがって、VTP24=VTPのときは、(8)を(5)で
割ることにより、 ID3={(β/β24)VDS/(VDS24−VTP) −VDS2 /{2(VGS24−VTP)2 }I1 (9) ここで、VGS24,VTPは一定である。したがって、ID3
はVDSとI24できまり、ID3はI24に比例することがわ
かる。
【0069】これらのことは、トランジスタ25とトラ
ンジスタ12,14,16,18,20との関係におい
ても同様なことが言える。したがって、リング発振回路
103内でトランジスタ1〜20により形成される電流
通路の電流に比例していると言える。このとき、リング
発振回路103の発振周波数fが同回路101の電流に
比例するとすると、発振周波数fはバイアス制御回路1
02の電流I1 に比例的関係にあることになる。この
時、リング発振回路103の発振周期TG は TG =1/f=k/I1 (10) で表される。これをバイアス制御回路102の抵抗Rの
関数として表すと、 TG =cR+d (11) で表され、周期はバイアス制御回路102の抵抗Rに対
し、比例的に増加することがわかる。
【0070】さて、ここでは、バイアス制御回路102
の一部を構成する制御電圧発生回路108は受動抵抗素
子36と受動抵抗素子37との並列回路から構成されて
いる。抵抗素子36は図9において曲線R36で示すよう
に温度が高いほど抵抗値が下がるという温度特性を持
ち、抵抗素子37は図9において曲線R37で示すような
温度が変っても抵抗値が一定(約10MΩ)の温度特性
を持つものである。これらの抵抗素子36,37が並列
に接続されることにより、その合成抵抗特性が曲線R8a
で示すようになる。
【0071】つまり、温度特性の異なる抵抗素子36,
37を並列に組み合わせることにより、抵抗の温度特性
を次のように調節されていることとなる。
【0072】この場合は抵抗素子37の抵抗値が温度に
対して変化しないので温度特性を持つ抵抗素子36の抵
抗値がどれだけ大きくなっても抵抗素子37により電流
を流すことができ、ノードnd81,nd82間の抵抗値の
上限は抵抗素子37によってその抵抗値に制限される。
【0073】従来の温度特性を殆ど持たない抵抗素子を
用いた場合は、温度に対してリング発振回路801の周
期は殆ど一定であるが、温度特性を十分に持つ抵抗素子
を用いることにより、温度によってリング発振回路10
3の発振周期を変えることができる。
【0074】よって、例えばこの回路をリフレッシュ動
作の必要なメモリのリフレッシュのタイマとして用いた
場合等は特に有効である。
【0075】ここで、図12は、PSRAMの回路動作
保証のために必要なリフレッシュ周期の温度特性である
最悪ポーズ特性(TR0)、PSRAMのリフレッシュ周
期の設定に図16に示す抵抗素子23を抵抗素子36に
置換えたリング発振回路103を使用した場合のリフレ
ッシュ周期の温度特性(TR1)、PSRAMのリフレッ
シュ周期の設定に図16に示す従来のリング発振回路8
01を使用した場合のリフレッシュ周期の温度特性(T
R2)を示すものである。
【0076】この図に示すように、符号TR0のPSRA
Mセルの最悪ポーズ特性に対し、従来のリフレッシュ周
期は温度に関連して変化しないことから、符号TR2で示
すように、リフレッシュ周期がいかなる温度条件でもセ
ルの最悪ポーズ時間よりも短くなるように設定していた
ため、条件が低温になるほど必要以上に電流を消費して
いた。
【0077】これに対し、図16に示す抵抗素子23を
抵抗素子36に置換えるだけで、符号TR1で示すよう
に、温度に応じて最悪ポーズ特性に近接した形でリフレ
ッシュ周期を変化させることができる。
【0078】しかし、この抵抗素子36単独使用の場合
(つまり、抵抗素子37との並列回路にして使用しない
場合)には、次のようなことが問題点として上げられ
る。
【0079】まず、図12の曲線TR1からも類推される
ように、温度が低くなると、リング発振回路のバイアス
電流が非常に小さくなることが考えられる。
【0080】図13は、抵抗素子36単独使用の場合の
バイアス電流(IB36 )、合成抵抗回路8a使用の場合
のバイアス電流(IB8a )、後述する合成抵抗回路8
b,8c使用の場合のバイアス電流(前者はIB8b,後者
はIB8c )、のそれぞれについての温度特性を示したも
のである。
【0081】符号IB36 で示す曲線ように、この電流が
ある温度範囲では雑音レベルに近いほどに小さくなり、
その温度範囲での回路動作が正常に行われるかどうかが
懸念されるのである。そこで、抵抗素子36単独ではな
く、これに抵抗素子37を並列接続した回路8aを使用
することにより、抵抗値の上限は抵抗素子37の抵抗値
に制限されるようになり、リング発振回路のバイアス電
流は符号IB8a で示されるようにどの温度範囲でもある
一定値以上は常に確保され、またリング発振回路103
の発振周波数も一定以上に上がらなくなる。
【0082】再び図12に戻り、曲線TR0で示す最悪ポ
ーズ特性は、温度に関連して、ある分布を持つ。そのた
め、抵抗素子36単独使用による場合、その最悪ポーズ
特性と曲線TR1で示すリフレッシュ周期特性とが接近し
ていると、メモリの製造時にポーズ試験をする際、動作
温度の全範囲において調べる必要が生じる。さらに、曲
線TR1の傾きが曲線TR0の傾きよりも急であると、リフ
レッシュ周期がポーズ時間に近付く最悪条件が低温側と
なるため、このときのポーズ試験は低温側で行うことに
なり、1回のポーズ試験に要する時間が高温側で行うよ
りも2桁以上の長い時間を要することになる。
【0083】これに対し、可変抵抗回路8aによれば、
リング発振回路103の発振周期は高温側で緩やかとな
り、最悪条件は高温側となるため、ポーズ試験は高温側
でのみ行えば済むようになる。加えて、その高温側での
ポーズ試験は低温側で行うそれよりも短い時間で行うこ
とができる。これらより、ポーズ試験を短時間で行うこ
とができることとなり、設計に要する時間の短縮、製造
コストの低減を図ることができることとなる。
【0084】次に、図8(b)に示す可変抵抗回路8b
は、受動抵抗素子38と受動抵抗素子39との直列回路
から構成されており、図10は各抵抗素子及びその組合
わせ回路の温度特性を示すものである。抵抗素子38は
図10において曲線R38で示すように温度が高いほど抵
抗値が下がるという温度特性を持ち、抵抗素子39は図
10において曲線R39で示すように温度変化に対して抵
抗値が一定(約1MΩ)の温度特性を持つものである。
これらの抵抗素子38,39が直列に接続されることに
より、その合成抵抗特性が図10において曲線R8bで示
すようになる。
【0085】つまり、温度特性の異なる抵抗素子38,
39が直列に組み合わされることにより、抵抗素子39
の抵抗値が温度に対して変化しないので温度特性を持つ
抵抗素子38の抵抗値が温度上昇に伴ってどれだけ小さ
くなっても合成抵抗値は抵抗素子39の抵抗成分の効力
でその値より下がらないものとなる。
【0086】すると、リング発振回路103のバイアス
電流は図13の曲線IB8b に示されるように、どの温度
範囲でもある一定値以下に制限される。これにより、ど
の温度範囲でも必要以上に電流を消費することを防ぐこ
とができる。このとき、リング発振回路103の発振周
期もある一定の値よりも小さくならないようになる。
【0087】更に、図8(c)に示す可変抵抗回路8c
は、上記可変抵抗回路8a,8bを組合わせたものに相
当し、3個の受動抵抗素子40〜42を備えている。抵
抗素子40と抵抗素子41とは並列に接続され、その並
列回路と抵抗素子42とが直列に接続された構成となっ
ている。図11は各抵抗素子及びその組合わせ回路の温
度特性を示すものである。抵抗素子40は温度が高いほ
ど抵抗値が下がるという図11に示す曲線R40のような
温度特性を持つもので抵抗素子36(あるいは38)に
対応し、抵抗素子41は、抵抗値が温度に対して一定
(約10MΩ)の曲線R41のような温度特性を有し、抵
抗素子42は、抵抗値が温度に対して一定(約1MΩ)
の曲線R42のような温度特性を有している。このような
抵抗素子40〜42の直列接続と並列接続との組合わせ
の場合には、図11に示す曲線R8cのように、合成抵抗
値は、温度に応じて変化し、上限が抵抗素子41、下限
が抵抗素子42の各抵抗値により制限されたものとな
る。
【0088】この可変抵抗回路8cの場合には、可変抵
抗回路8a,8bの特長を合わせて持つため、リング発
振回路103のバイアス電流は図13の曲線IB8c で示
すように、どの温度範囲でも一定の範囲内に制限され、
このときリング発振回路103の発振周期もある範囲内
の値に制限されることとなる。
【0089】上記した温度特性を持つ抵抗素子36,3
8,40としては例えばSRAMにおいて知られている
ハイアール(High-R)、つまり、高抵抗ポリシリコン負
荷型E/Rセルに用いるポリシリコン抵抗を採用するこ
とができる。
【0090】図14はその製造プロセスを示すものであ
る。
【0091】まず、同図(a)において、シリコン基板
141の素子領域上にはゲート酸化膜142が形成さ
れ、その素子間分離領域上には素子分離酸化膜143が
形成されている。更に、酸化膜142上から酸化膜14
3上にかけてゲート配線材料となるポリシリコン膜14
4が形成されている。このポリシリコン膜144の酸化
膜143上の部分がハイアール抵抗として形成される。
すなわち、、絶縁膜あるいはレジスト膜からなるマスク
145をハイアール抵抗とする部分上に被着し、その状
態でポリシリコン膜144へ不純物イオン146の注入
を施す。これにより、図14(b)に示すように、ポリ
シリコン膜144は不純物により実質導体化された導線
部分147と不純物の導入されなかった実質絶縁体のま
まであるハイアール抵抗部分148とに分けられ、ゲー
ト電極とハイアール抵抗からなる温度特性抵抗素子との
接続が自己整合的に行われる。その後、層間酸化膜14
9を形成し、コンタクトホールを開孔し、電極14Aに
よって他の素子領域等との接続を形成することとなる。
【0092】ところで、前述した実施例のリング発振回
路103では電源依存性を持つ可変抵抗回路あるいは温
度依存性を持つ可変抵抗回路のいずれか一方を持つ構成
となっているが両者を組合わせることも可能である。
【0093】図15は例として図2の可変抵抗回路10
9と図8(c)の温度依存性可変抵抗回路8cとを組合
わせる場合の回路構成を示している。この場合、トラン
ジスタ32は可変抵抗回路8cにおける抵抗素子40,
41の高電位側共通接続点と抵抗素子40との間の電流
路にそのソース−ドレインが直列に接続され、可変抵抗
回路109の電源依存性と抵抗回路8cの温度依存性と
を合わせて持つものとなっている。
【0094】すなわち、トランジスタ32に流れる電流
が大きくなるほど抵抗素子40の効力が低下し、当該受
動抵抗回路の抵抗値は低下する。逆に、トランジスタ3
2に流れる電流が小さくなるほど抵抗素子40の効力が
増し、当該受動抵抗回路の抵抗値が増大する。この受動
抵抗回路の抵抗値が大きいほど、バイアストランジスタ
24,25に対して電源電圧Vccの分圧比が上がり、逆
に言えばトランジスタ24,25の相対的な分圧比は下
がることとなるため、電圧V1 により電源電圧Vccが大
きいほど当該受動抵抗回路の抵抗値が増すようにすれ
ば、電源電圧Vccの上昇に伴うバイアストランジスタ1
1〜20のゲート電位の上昇、リング発振回路103の
発振周波数の上昇を抑えることができる。
【0095】また、リング発振回路103のバイアス電
流は図13の曲線IB8c で示すように、どの温度範囲で
も一定の範囲内に制限され、このときリング発振回路1
03の発振周期もある範囲内の値に制限されることとな
りる。
【0096】よって、本実施例によれば、リング発振回
路のバイアス電圧をVcc及び温度の両条件に応じて適切
に可変することができることとなる。
【0097】なお、上記実施例の温度依存性可変抵抗回
路はいずれも受動抵抗素子の組合わせにより形成してい
るが、一部または全体を定電圧ダイオードで構成し、そ
の温度特性を利用する構成とすることもできる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体集積
回路によれば、高電位側・低電位側のバイアス電圧出力
回路と電源電圧や温度などの特定の条件に応じて変化す
る可変抵抗回路とで電源電圧の分圧器が形成されるた
め、その可変抵抗回路の抵抗値変化によってリング発振
回路へのバイアス電圧をそれらの条件に応じて適切に調
整可能となり、発振周波数の電源依存性が小さく、ある
いは温度特性を持つリングオシレータを提供することが
でき、消費電流節約の観点からも望ましいものとするこ
とが可能となる。
【0099】消費電流について更に言えば、電源依存性
可変抵抗回路として電源電圧の上昇に対して抵抗値が所
定の特性で増大するようにしておくことで、電源電圧が
上昇してもバイアス電圧出力回路やリング発振回路へ流
れる電流を増大させず、リング発振回路を形成するトラ
ンジスタの動作状態をその閾値近傍での動作状態に維持
し、リング発振回路の発振周波数の上昇を抑制すること
ができる。
【0100】これにより、リング発振回路をPSRAM
のセルフセルリフレッシュ回路に使用した場合には、電
源電圧に伴いリフレッシュ周期が不要に短くなる、つま
りリフレッシュ動作の単位時間あたりの回数が不要に多
くなるのを防止することができ、この観点からも消費電
流の増大を抑制することができることとなる。
【0101】さらに、温度依存性可変抵抗回路として温
度の上昇に対して抵抗値が所定の特性で低下するように
しておくことで、温度に応じてリフレッシュ周期を可
変、つまり、温度が高いほどリフレッシュ周期が短く、
温度が低いほどリフレッシュ周期が長くなる最悪ポーズ
特性に沿ってリフレッシュ周期を変えることができる。
よって、リング発振回路をPSRAMに適用する際、従
来、そのPSRAMの回路動作を保証すべき温度範囲に
おける最悪条件(最も高温条件)でのリフレッシュ周期
に合わせてリング発振回路の発振周波数を設定していた
ために、温度条件が低温になるほど電流の浪費につなが
っていたが、本発明による場合には、必要限度のリフレ
ッシュ周期でPSRAMの回路動作を保証するようにリ
ング発振回路の発振周波数を設定することができるの
で、消費電流の節約を図ることができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るリング発振回路
の基本構成をPSRAM回路に適用した形で示すブロッ
ク図。
【図2】図1に示すリング発振回路がVcc依存特性を持
つものとしてMOSトランジスタで組んだときの具体的
な構成を示す回路図。
【図3】Vcc依存特性を実現する可変抵抗回路の変形例
を示す回路図。
【図4】Vcc依存特性を実現する可変抵抗回路の他の変
形例を示す回路図。
【図5】Vccと制御電圧発生回路の出力電圧との関係を
示す曲線図。
【図6】Vccと制御電圧発生回路の出力(可変制御トラ
ンジスタのVGS)との関係を示す曲線図。
【図7】本発明の回路と従来の回路とのVcc上昇に伴う
発振回路本体部消費電流の増大を比較した実験結果を示
す曲線図。
【図8】図1に示すリング発振回路が温度依存特性を持
つものとしてMOSトランジスタで構成される場合の回
路図。
【図9】図8(a)に示す温度依存性可変抵抗回路の構
成抵抗素子単体抵抗及び合成抵抗の温度特性を示す曲線
図。
【図10】図8(b)に示す温度依存性可変抵抗回路の
構成抵抗素子単体抵抗及び合成抵抗の温度特性を示す曲
線図。
【図11】図8(c)に示す温度依存性可変抵抗回路の
構成抵抗素子単体抵抗及び合成抵抗の温度特性を示す曲
線図。
【図12】PSRAMの回路動作保証のために必要なリ
フレッシュ周期の温度特性である最悪ポーズ特性(TR
0)、PSRAMのリフレッシュ周期の設定に温度依存
特性を持つ抵抗素子単体を有するリング発振回路を使用
した場合のリフレッシュ周期の温度特性(TR1)、PS
RAMのリフレッシュ周期の設定に従来のリング発振回
路を使用した場合のリフレッシュ周期の温度特性(TR
2)を示す曲線図。
【図13】温度依存性抵抗素子単独使用、合成抵抗回路
使用の各場合のバイアス電流についての温度特性を示す
曲線図。
【図14】温度依存性受動抵抗素子の一例であるハイア
ール抵抗の製造法を示す工程別デバイス断面図。
【図15】Vcc依存性及び温度依存性の両方を持つ可変
抵抗回路の一例を示す回路図。
【図16】従来のリング発振回路の構成を示す回路図。
【図17】図16に示す回路の対Vcc、対温度の各問題
点を示す曲線図。
【符号の説明】
101 発振回路本体部 102 バイアス制御回路 103 リング発振回路 104 高電位側バイアス回路 105 低電位側バイアス回路 106 高電位側バイアス電圧出力回路 107 低電位側バイアス電圧出力回路 108 バイアス電圧調整回路 109,109´,109'' Vcc依存性可変抵抗回路 26,27,33,34 受動抵抗素子 32,32´,35 可変制御トランジスタ 110 制御電圧発生回路 201 バイナリカウンタ 202 分周デコーダ 203 PSRAMセルアレイ 204 アドレスカウンタ 205 行デコーダ 206 センスアンプ 207 アドレス更新検出部 208 ディレイライン 8a〜8c 温度依存性可変抵抗回路 36,38,40 温度依存性受動抵抗素子 37,39,41,42 温度非依存性受動抵抗素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮 脇 直 和 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 上 野 久 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】奇数段のCMOSインバータ回路からなる
    リング発振回路と、 前記CMOSインバータ回路の高電位側トランジスタを
    バイアスする高電位側バイアス回路と、 前記CMOSインバータ回路の低電位側トランジスタを
    バイアスする低電位側バイアス回路と、 前記高電位側バイアス回路へバイアス電圧を出力する高
    電位側バイアス電圧出力回路と、 前記低電位側バイアス回路へバイアス電圧を出力する低
    電位側バイアス電圧出力回路と、 特定の条件に応じて変化する可変抵抗回路を、前記高電
    位側バイアス電圧出力回路と前記低電位側バイアス電圧
    出力回路との中間に、これらと共に前記電源電圧の分圧
    器が形成されるように挿入し、その抵抗値の変化によっ
    て前記高電位側バイアス電圧出力回路と前記低電位側バ
    イアス電圧出力回路との出力電圧を可変するバイアス電
    圧調整回路とを備えている半導体集積回路。
  2. 【請求項2】ダイナミック型メモリセルと、 リング発振回路の出力周波数に基づくサイクルで前記メ
    モリセルをリフレッシュするリフレッシュ機能部とを備
    えている請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】特定の条件が電源電圧であることを特徴と
    する請求項1,2のうちいずれか1項記載の半導体集積
    回路。
  4. 【請求項4】バイアス電圧調整回路は、 受動抵抗器の中間ノードに可変制御トランジスタのソー
    ス−ドレインを接続し、該可変制御トランジスタの導通
    状態によってその両端間の抵抗値を可変する電源依存性
    可変抵抗回路と、 電源電圧の上昇に伴って前記可変制御トランジスタのゲ
    ート−ソース間電圧が小さくなるように該可変制御トラ
    ンジスタのゲート電位を制御する制御電圧発生回路とを
    備えていることを特徴とする請求項3記載の半導体集積
    回路。
  5. 【請求項5】電源依存性可変抵抗回路は、 直列接続された複数の受動抵抗素子と、 該複数の受動抵抗素子のうちの一の抵抗素子の一端にそ
    のドレインが接続され、かつ該一の抵抗素子の他端にソ
    ースが接続された可変制御トランジスタとから構成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の半導体集積回
    路。
  6. 【請求項6】電源依存性可変抵抗回路は、 直列接続された複数の受動抵抗素子と、 該複数の受動抵抗素子の中の第1の抵抗素子と第2の抵
    抗素子との間にそのドレイン−ソース間電流路が接続さ
    れた可変制御トランジスタとから構成されていることを
    特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】制御電圧発生回路は、 高電位側電源と低電位側電源との間に電流路が互いに直
    列に接続された複数の分圧制御トランジスタを備え、該
    複数の分圧制御トランジスタの電流路相互接続点から発
    生される、電源電圧の中間電位によって可変制御トラン
    ジスタのゲート電位を制御する中間電位発生回路から構
    成されていることを特徴とする請求項1〜6のうちいず
    れか1項記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】特定の条件が温度であることを特徴とする
    請求項1,2のうちいずれか1項記載の半導体集積回
    路。
  9. 【請求項9】ダイナミック型メモリセル及びリフレッシ
    ュ機能部を含むメモリの動作温度範囲の高温側でリング
    発振回路の発振周期の温度特性の傾きが前記メモリセル
    のポーズ時間の温度特性の傾きよりも、緩やかであるこ
    とを特徴とする請求項8記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】バイアス電圧調整回路は、 温度特性の異なる複数の受動抵抗素子の組合わせからな
    る温度依存性可変抵抗回路により形成されることを特徴
    とする請求項8記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】温度依存性可変抵抗回路は、 温度変化に対して所定の抵抗値を維持する温度非依存性
    抵抗素子と、 該温度非依存性抵抗素子に対し並列に接続され、前記温
    度変化に対して負の特性を有する温度依存性抵抗素子と
    から構成されていることを特徴とする請求項11記載の
    半導体集積回路。
  12. 【請求項12】温度依存性可変抵抗回路は、 温度変化に対して所定の抵抗値を維持する温度非依存性
    抵抗素子と、 該温度非依存性抵抗素子に対し直列に接続され、前記温
    度変化に対して負の特性を有する温度依存性抵抗素子と
    から構成されていることを特徴とする請求項8記載の半
    導体集積回路。
  13. 【請求項13】温度依存性可変抵抗回路は、 温度変化に対して所定の抵抗値を維持する温度非依存性
    抵抗素子と、 該温度非依存性抵抗素子に対し並列に接続され、前記温
    度変化に対して負の特性を有する第1の温度依存性抵抗
    素子と、 該温度非依存性抵抗素子に対し直列に接続され、前記温
    度変化に対して負の特性を有する第2の温度依存性抵抗
    素子とから構成されていることを特徴とする請求項8記
    載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】特定の条件が電源電圧及び温度であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
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