JPH0629363U - モータ減速部の防水構造 - Google Patents

モータ減速部の防水構造

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JPH0629363U
JPH0629363U JP6619492U JP6619492U JPH0629363U JP H0629363 U JPH0629363 U JP H0629363U JP 6619492 U JP6619492 U JP 6619492U JP 6619492 U JP6619492 U JP 6619492U JP H0629363 U JPH0629363 U JP H0629363U
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housing
cover plate
motor
sealing material
waterproof structure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジングとカバープレートにおける部品の
構成自体を変更することなく、またシール面の精度が悪
くても確実に防水でき、組付性(生産性)が良好なモー
タ減速部の防水構造を提供する。 【構成】 ハウジングの係合部13にシール材溜り溝1
6を形成し、この係合部13に粘性樹脂からなるシール
材30を配設してカバープレート20の係合凹部21と
組付してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータ減速部の防水構造に係り、特に減速部を構成するハウジングと カバープレートとの間の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用小型モータ、例えばパワーウインド用モータ、ドアロック用モ ータには、モータ出力軸側に減速部が配設されている。一般にモータ部と減速部 とを同時に収容するハウジングにおいても、減速部には、モータの出力軸と噛合 する複数の歯車群が配置されており、これらの歯車群がハウジングへ組み付けら れた後で、カバープレートによって覆われるように構成されている。
【0003】 そしてパワーウインド用モータ、ドアロック用モータ等の自動車用小型モータ においては、被水するために、カバープレートとハウジングとの間の防水が要求 されている。従来、カバープレートとハウジングとの間の防水技術は、Oリング 、ガスケット等の固体を用いた技術や、ブチルゴム等の液体シールによった技術 が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
Oリングを用いた防水技術は、ハウジングにおける減速部の配設部位が大きく 、Oリングの太さやガスケットの厚みに対して、図5で示すように、カバープレ ート51とハウジング52間の当接箇所が大きいため、Oリング53とカバープ レート51との密着、Oリング53とハウジング52との密着を確保することが できるが、カバープレート51とハウジング52との間には間隙が生じてしまう という不都合がある。そしてカバープレート51とハウジング52自体が大きい ために腰が無く、決められた位置に確実に組み付けるのが難しいという問題があ る。このため組付不良による防水不良や、組付け手間がかかり、製造コストが高 く適切ではない。
【0005】 また、液体シールによる防水技術は、図6で示すように、シール材61が液状 であるため、ハウジング52とカバープレート51との間の係合部の全周に均一 に塗布ができないという不都合がある。そして防水構造としては、ハウジング5 2とカバープレート51との間の嵌合による押え力に頼っており、押え力が大き いと、ハウジング52とカバープレート51が液体シール材61を押しのけて直 接当接してしまい、ハウジング52とカバープレート51の両者間に液体シール 材61が介在しなくなる部分62が生じることがあり適切でない。このように液 体シール材61が介在しなくなると、押え力を取り除くと、スプリングバックに よりハウジング52とカバープレート51との間に隙間が発生してしまうという 不都合がある。
【0006】 本考案の目的は、ハウジングとカバープレートにおける部品の構成自体を変更 することなく、またシール面の精度が悪くても確実に防水でき、組付性(生産性 )が良好なモータ減速部の防水構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るモータ減速部の防水構造は、モータの出力軸側に減速部を備えた ハウジングと、該ハウジングの減速部にカバープレートを用いているモータにお いて、前記カバープレートとハウジングの当接面の少なくとも一方側にシール材 溜り溝を形成すると共に、前記当接面に粘性樹脂からなるシール材を配設して組 付してなるものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。
【0009】 図1乃至図3は本考案の第1実施例を示すものであり、本例ではパワーウイン ド用モータに防水構造を施したものであり、図1はモータの平面図、図2は図1 のA−A線断面図、図3は防水構造の要部を示す組付説明図である。本例のパワ ーウインド用モータの防水構造は、ハウジング10と、カバープレート20と、 粘性樹脂からなるシール材30と、不図示のモータ及び減速装置とから構成され ている。
【0010】 本例のハウジング10は、有底箱状のモータ部室11と、一面側が開口した有 底の減速部室12とが連続して形成されており、減速部室12はモータ部室11 のモータの出力軸(図示せず)側に形成されている。上記モータ部室11には、 モータが出力軸を減速部室12側に向けて配置され、減速部室12には減速装置 が配設され、減速装置は公知のもので、複数の減速歯車から構成されている。そ してハウジング10の減速部室12の開口端部には、係合部13が周設されてい る。
【0011】 ハウジング10の係合部13は、外周側に張出し部14が形成され、係合部1 3の上端面15の全周には、シール材溜り溝16が連続して凹設されている。ま たハウジング10の張出し部14の外周と上端面15とは、底面側に傾斜した傾 斜面17によって連続して形成されている。この係合部13にはカバープレート 20が嵌着されている。
【0012】 本例のカバープレート20は、外周部に上記係合部13と整合する係合凹部2 1が形成されており、この係合凹部21には、ハウジング10の開口の上端面1 5と当接する当接平面部22が形成されている。そしてハウジング10とカバー プレート20との当接平面部22と、上端面15及びシール溜り溝16には、粘 性樹脂からなるシール材30が配置されている。本例のシール材30は、粘性ブ チルゴムを用いているが、特に材料が限定されるものではなく、一般的に弾性を 備えた樹脂であればよく、ホットメルト等の樹脂であっても良い。
【0013】 次に、上記構成からなる実施例の組付について説明する。 先ず、ハウジング10のモータ部室11にモータの出力軸を減速部室12側に 向けて配置し、減速部室12には減速装置を構成する所定の減速歯車を配置する 。次に、図3で示すように、ハウジング10の開口端部に形成された係合部13 に、粘性樹脂からなるシール材30を配置して、カバープレート20を嵌着させ る。このとき粘性樹脂からなるシール材30は、カバープレート20とハウジン グ10の開口上端面15とに押圧されて、係合部13を包むように係合部13の 内壁13aと係合凹部21との間側,傾斜面17と係合凹部21の間側へ押し出 される。
【0014】 そしてカバープレート20とハウジング10が嵌着しても、シール材30は係 合部13の内壁13aと係合凹部21との間と、シール材溜り溝16と、傾斜面 17と係合凹部21の間に介在すると共に、シール材30がこれらの箇所と連続 して介在することになる。このように本例では、ハウジング10の係合部13と カバープレート20の係合凹部21との整合精度が悪くても、粘性樹脂からなる シール材30が3箇所に回り込み連続して介在して防水できる。そして粘性樹脂 はある程度の弾性を有するので、カバープレート20とハウジング10の嵌着及 び防水が確実に行なえる。また組付時にハウジング10とカバープレート20と を強く押えても、シール材溜り溝16があるため、ハウジング10とカバープレ ート20の間を確実に防水することが可能で、組付性も向上する。
【0015】 なお上記実施例においては、シール材溜り溝16が係合部13の上端面15の 全周に連続して形成された例を示したが、シール材溜り溝16は所定間隔をおい て複数の凹溝として形成してもよい。
【0016】 図4は、本考案に係る他の実施例を示す防水構造の要部を示す組付説明図であ る。なお本例において上記実施例と同一部材等には同一符号を付してその説明を 省略する。上記実施例ではハウジング10の係合部13の上端面15にシール材 溜り溝16を形成した例を示したが、本例ではカバープレート20側にシール材 溜り溝23を形成した例を示すものである。即ち、本例ではカバープレート20 の係合凹部21の面にシール材溜り溝23を形成したものである。本例のように 構成した場合でも、前記実施例と同様に、係合部13の内側面と係合凹部21と の間と、シール材溜り溝23と、傾斜面17と係合凹部21の間に介在すると共 に、シール材30がこれらの箇所と連続して介在することになり、前記実施例と 同様の作用効果を奏するものである。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、カバープレートとハウジングの当接面の少なく とも一方側にシール材溜り溝を形成し、当接面に粘性樹脂からなるシール材を配 設して組付してなるので、粘性樹脂からなるシール材はある程度の弾性を有する と共に形状が容易に変形し、ハウジングとカバープレートの係合面の精度が悪く てもシール材が回り込み、ハウジングとカバープレートの嵌着において有効確実 に防水することができる。そして組付時にハウジングとカバープレートを強く押 えても粘性樹脂のシール材溜り溝があるため、シール材が押し潰されて切れるこ となく、ハウジングとカバープレートの間に連続して介在させることができ、防 水が確実に可能で、組付性も向上する。
【0018】 このようにハウジングとカバープレートにおける部品の構成自体を変更するこ となく、またハウジングとカバープレートとの係合面の精度が悪くても確実に防 水でき、組付性が良好なモータ減速部の防水構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る防水構造を備えたモータの平面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本考案に係る実施例を示す防水構造の要部を示
す組付説明図である。
【図4】本考案に係る他の実施例を示す防水構造の要部
を示す組付説明図である。
【図5】従来例を示す図3と同様な組付説明図である。
【図6】他の従来例を示す図3と同様な組付説明図であ
る。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 モータ部室 12 減速部室 13 係合部 14 張出し部 15 上端面 17 傾斜面 16,23シール材溜り溝 17 傾斜面 20 カバープレート 21 係合凹部 22 当接平面部 30 粘性樹脂からなるシール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸側に減速部を備えたハウ
    ジングと、該ハウジングの減速部にカバープレートを用
    いているモータにおいて、前記カバープレートとハウジ
    ングの当接面の少なくとも一方側にシール材溜り溝を形
    成すると共に、前記当接面に粘性樹脂からなるシール材
    を配設して組付してなるモータ減速部の防水構造。
JP1992066194U 1992-08-31 1992-08-31 モータ減速部の防水構造 Expired - Lifetime JP2590184Y2 (ja)

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