JPH03144172A - ガスケットとその製造方法 - Google Patents

ガスケットとその製造方法

Info

Publication number
JPH03144172A
JPH03144172A JP27993889A JP27993889A JPH03144172A JP H03144172 A JPH03144172 A JP H03144172A JP 27993889 A JP27993889 A JP 27993889A JP 27993889 A JP27993889 A JP 27993889A JP H03144172 A JPH03144172 A JP H03144172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron plate
hooks
compound layer
compound
gasket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27993889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0723749B2 (ja
Inventor
Toshimasa Takanaka
利昌 高中
Yoshihiko Kitamura
嘉彦 北村
Shu Maeda
周 前田
Hiroshi Sasaki
弘 佐々木
Katsuhide Fujisawa
勝秀 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Reinz Co Ltd
Original Assignee
Nippon Reinz Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Reinz Co Ltd filed Critical Nippon Reinz Co Ltd
Priority to JP1279938A priority Critical patent/JPH0723749B2/ja
Publication of JPH03144172A publication Critical patent/JPH03144172A/ja
Publication of JPH0723749B2 publication Critical patent/JPH0723749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明に係るガスケットとその製造方法は、例えば自
動車のコンバータハウジングとトランスミッションケー
スとの接合部等の、エンジン周りに装着して、この接合
部の油密保持を図るガスケットとして、或はこの様なガ
スケットを製造する製造方法として、利用する。
(従来の技術) 自動車のコンバータハウジングとトランスミッションケ
ースとの接合部には、ガスケットを装着する事により、
トランスミッションケース内に存在するミッションオイ
ルが、上記接合部から漏洩する事の防止を図っている。
この為従来から、上記接合部の突き合わせ面の形状に合
わせたガスケットが使用されている。
又、この様なガスケットを構成するコンパウンドとして
、油に触れる事により体積が膨張する、油膨潤型のもの
を使用する事も、一部で行なわれている。
油膨潤型のコンパウンドによりガスケットを構成した場
合、ガスケットをコンバータハウジングとミッションケ
ースとの突き合わせ面の間に挟持した後、このガスケッ
トの体積が膨張する為、上記突き合わせ面の間でガスケ
ットが押圧される力が大きくなり、コンバータハウジン
グとミッションケースとの接合部の油密性が向上する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、油膨潤型のコンパウンドにより造られたガス
ケットは、引っ張り強度が弱く、必ずしも十分な耐久性
を保持する事が出来ない。
特に、コンバータハウジングとトランスミッションケー
スとの接合部に挟持されたガスケットには、エンジンの
出力変動に伴なって頻繁に剪断方向の応力が加わる為、
十分な耐久性を得る為には、大きな引っ張り強度が要求
される。
油膨潤型のコンパウンドを芯材であるフック付鉄板の表
裏両面に積層する事で、ガスケットを構成すれば、ガス
ケットの引っ張り強度を十分に向上させられるが、単に
フック付鉄板の両面にコンパウンドを積層しただけでは
、フック付鉄板に形成したフックの先端部が、コンパウ
ンドの表面に露出する事が避けられず、この露出部分の
シール性が悪化する為、十分なシール性能を得られなく
なってしまう。
本発明のガスケットとその製造方法は、上述の様な不都
合を解消するものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明のガスケットとその製造方法の内、請求項1に記
載されたガスケットの発明は、芯材であるフック付鉄板
と、油膨潤型のコンパウンドにより構成され、このフッ
ク付鉄板の表裏両面に積層された第一のコンパウンド層
と、非油膨潤型のコンパウンドにより構成され、上記第
一のコンパウンド層の表面を、上記フック付鉄板に形成
されたフックを完全に隠す状態で覆う、第二のコンパウ
ンド層とから構成されている。
又、請求項2に記載された、ガスケットの製造方法の発
明は、芯材であるフック付鉄板を、1対の第一摺り込み
ローラの間を通過させる事により、上記フック付鉄板の
表裏両面に、油膨潤型のコンパウンドを摺り込む様にし
て積層し、上記フック付鉄板の表裏両面に第一のコンパ
ウンド層を形成すると同時に、上記フック付鉄板に形成
されたフックの先端部を押し漬す事により、このフック
の先端部が、上記第一のコンパウンド層の表面から突出
しない状態とし、次いで表裏両面に第一のコンパウンド
層を形成したフック付鉄板を、1対の第二摺り込みロー
ラの間を通過させる事により、上記第一のコンパウンド
層の表面に非油膨潤型のコンパウンドを摺り込む様にし
て積層し、上記第一のコンパウンド層の表面を、第二の
コンパウンド層で覆うものである。
(作  用) 上述の様に構成される本発明の方法により造られた、本
発明のガスケットの場合、芯材であるフック付鉄板によ
り、油膨潤型のコンパウンドにより構成される第一のコ
ンパウンド層、及び非油膨潤型のコンパウンドにより構
成される第二のコンパウンド層が補強される為、十分な
引っ張り強度を確保する事が出来る。
又、ガスケットの表面は第二のコンパウンド層により覆
われ、フックの先端部が露出する事がない為、シール性
も十分に確保される。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を更に詳しく
説明する。
第1〜4図は本発明の実施例を示しており、第1図は、
第2図の拡大A−A断面に相当する図、第2図はガスケ
ットの全体構成を示す斜視図、第3図はこのガスケット
を製造する状態を示す、略縦断面図、第4図は第2図の
拡大B−B断面に相当する図である。
ガスケット1は、コンバータハウジングとミッションケ
ースとの接合部等、油密を保持すべき接台面の形状に合
わせて、第2図に示す様な枠状に形成されている。そし
て、本発明のガスケット1は、第1図に示す様に、芯材
であるフック付鉄板2と、油膨潤型のコンパウンドによ
り構成され、上記フック付鉄板2の表裏両面に積層され
た第一のコンパウンド層3.3と、非油膨潤型のコンパ
ウンドにより構成され、上記第一のコンパウンド層3.
3の表面を覆う、第二のコンパウンド層4.4とから構
成されている。
上記フック付鉄板2の表裏両面に、それぞれ多数形成さ
れたフック5.5の先端部は、それぞれ第一のコンパウ
ンド層3.3の表面に向けて押し潰されており、この表
面からは突出しない状態とされている。従って、第二の
コンパウンド層4.4の表面には、フック5.5は全く
露出していない。
上述の様な構成を有するガスケット1を製造する場合、
第3図に示す様に、芯材であるフック付鉄板2を、1対
の第一摺り込みローラ6.6の間を通過させる事により
、上記フック付鉄板2の表裏両面に、油膨潤型のコンパ
ウンドを摺り込む様にして積層し、上記フック付鉄板2
の表裏両面に第一のコンパウンド層3.3を形成する。
この様にフック付鉄板2の表裏両面に第一のコンパウン
ド層3.3を形成すると同時に、上記1対の第一摺り込
みローラ6.6がフック5.5の先端を押し潰し、各フ
ック5.5の先端部が、上記第一のコンパウンド層3.
3の表面から突出しない状態とする。
この様に、フック付鉄板2を第一摺り込みローラ6.6
の間を通過させる事により、フック付鉄板2の表裏両面
に第一のコンパウンド層3.3を形成すると共に、フッ
ク5.5の先端部を押し潰したならば、次いで表裏両面
に第一のコンパウンド層3.3を形成したフック付鉄板
2を、1対の第二摺り込みローラフ、7の間を通過させ
る。
表裏両面に第一のコンパウンド層3.3を形成されたフ
ック付鉄板2の両面には、上記1対の第二摺り込みロー
ラ7.7により、非油膨潤型のコンパウンドが摺り込む
様にして積層され、上記第一のコンパウンド層3.3の
表面が、第二のコンパウンド層4.4で覆われ、本発明
のガスケット1として完成する。
上述の様に構成される本発明の方法により造られた、本
発明のガスケット1の場合、芯材であるフック付鉄板2
により、油膨潤型コンパウンドにより構成される第一の
コンパウンド層3.3と、非油膨潤型コンパウンドによ
り構成される第二のコンパウンド層4.4とが補強され
る為、十分な引っ張り強度を確保する事が出来、自動車
のコンバータハウジングとトランスミッションケースと
の接合部等、絶えず剪断応力が加わる部分に使用した場
合でも、十分な耐久性を確保する事が出来る。
又、ガスケットlの表面は第二のコンパウンド層4.4
により覆われ、フック5.5の先端部が露出する事がな
い為、シール性も十分に確保される。
尚、ガスケット1の厚さ寸法は、十分なシール性を確保
しつつ、運転中のコンパウンド層のへたりを最少限に抑
えると言った面から、0.4〜0.6111111の範
囲内とする事が適当である。本発明の製造方法に於いて
は、コンパウンド層を摺り込みにより形成する事で、ガ
スケット1を製造する為、上記範囲の様な、薄いガスケ
ット1を製造可能となる。
更に、コンバータハウジングとトランスミッションケー
スとを接合する為のボルトの締結力が低い場合や、この
ボルト同士の間隔が長い場合には、ガスケット1が平板
状のままでは、ボルト同士の間に十分な面圧が発生しに
くい。この様な場合、第4図に示す様なビード9を、通
孔8の周囲に設けると、通孔8の周囲のシール性が一段
と向上する。仮に、運転中ビード9にへたつが生じても
、第一のコンパウンド層3.3を構成する、油膨潤型コ
ンパウンドが膨潤する為、長期に亙り安定したシール性
を得られる。尚、ビード9の高さは、ビード9をシール
面の変形に追従させる事と、ビード9の高さを高くし過
ぎると、ビード加工によりコンパウンド層に割れが発生
する可能性4゜ があったり、運転中にビードのへたつが発生し易い事か
ら、0.2〜0.5mmの範囲内とする事が適当である
(発明の効果) 本発明のガスケットとその製造方法は、以上に述べた通
り構成され作用する為、十分なシール性と強度とを有す
るガスケットを得る事が出来、コンバータハウジングと
ミッションケースとの接合部の耐久性、信頼性を向上さ
せる事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の実施例を示しており、第1図は、
第2図の拡大A−A断面に相当する図、第2図はガスケ
ットの全体構成を示す斜視図、第3図はこのガスケット
を製造する状態を示す、略縦断面図、第4図は第2図の
拡大B−B断面に相当する図である。 1:ガスケット、2:フック付鉄板、3:第一のコンパ
ウンド層、4:第二のコンパウンド層、5:フック、6
:第一摺り込みローラ、7:第二摺り込みローラ、8:
通孔、9:ビード。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芯材であるフック付鉄板と、油膨潤型のコンパウ
    ンドにより構成され、このフック付鉄板の表裏両面に積
    層された第一のコンパウンド層と、非油膨潤型のコンパ
    ウンドにより構成され、上記第一のコンパウンド層の表
    面を、上記フック付鉄板に形成されたフックを完全に隠
    す状態で覆う、第二のコンパウンド層とから成るガスケ
    ット。
  2. (2)芯材であるフック付鉄板を、1対の第一摺り込み
    ローラの間を通過させる事により、上記フック付鉄板の
    表裏両面に、油膨潤型のコンパウンドを摺り込む様にし
    て積層し、上記フック付鉄板の表裏両面に第一のコンパ
    ウンド層を形成すると同時に、上記フック付鉄板に形成
    されたフックの先端部を押し漬す事により、このフック
    の先端部が、上記第一のコンパウンド層の表面から突出
    しない状態とし、次いで表裏両面に第一のコンパウンド
    層を形成したフック付鉄板を、1対の第二摺り込みロー
    ラの間を通過させる事により、上記第一のコンパウンド
    層の表面に非油膨潤型のコンパウンドを摺り込む様にし
    て積層し、上記第一のコンパウンド層の表面を、第二の
    コンパウンド層で覆う、ガスケットの製造方法。
JP1279938A 1989-10-30 1989-10-30 ガスケットとその製造方法 Expired - Fee Related JPH0723749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1279938A JPH0723749B2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 ガスケットとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1279938A JPH0723749B2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 ガスケットとその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03144172A true JPH03144172A (ja) 1991-06-19
JPH0723749B2 JPH0723749B2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=17618007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1279938A Expired - Fee Related JPH0723749B2 (ja) 1989-10-30 1989-10-30 ガスケットとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723749B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048278B2 (en) 2000-10-04 2006-05-23 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Compound sheet gasket
JP2009250094A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Nippon Reinz Co Ltd 遮熱吸音板の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50139186A (ja) * 1974-04-24 1975-11-06
JPS6287257U (ja) * 1985-11-22 1987-06-03
JPH01227854A (ja) * 1988-03-08 1989-09-12 Nippon Reinz Co Ltd シリンダヘッドガスケット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50139186A (ja) * 1974-04-24 1975-11-06
JPS6287257U (ja) * 1985-11-22 1987-06-03
JPH01227854A (ja) * 1988-03-08 1989-09-12 Nippon Reinz Co Ltd シリンダヘッドガスケット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048278B2 (en) 2000-10-04 2006-05-23 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Compound sheet gasket
JP2009250094A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Nippon Reinz Co Ltd 遮熱吸音板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0723749B2 (ja) 1995-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08517Y2 (ja) シリンダヘッド用金属積層形ガスケット
US5628113A (en) Metal gasket assembly
US5588657A (en) Laminated metal gasket with diverse bead height
US5230521A (en) Metallic laminate gasket with plates of different bead widths fixed together
JPS62194074A (ja) シ−ル構造
US7207572B2 (en) Gasket
JPH0322541Y2 (ja)
JPH03144172A (ja) ガスケットとその製造方法
JP4110256B2 (ja) 金属製ガスケット
US5340525A (en) Method of forming a sealing bead on a gasket
JPH0520926Y2 (ja)
JP3378786B2 (ja) ガスケットの製造方法
JP2863525B2 (ja) シリンダヘッドガスケットの製造方法
JPH0477592A (ja) メタルガスケット
JP3058689B2 (ja) ガスケットを作る方法
JPH0921466A (ja) 金属ガスケット
JPH051731Y2 (ja)
JPH063172Y2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JPS5821142B2 (ja) ガスケツトの製造方法
JPS62261755A (ja) 金属ガスケツト
JPH1163230A (ja) メタルガスケット
JP3269645B2 (ja) 金属ガスケット
JP2634805B2 (ja) シリンダヘッドガスケット
JP2000320682A (ja) シリンダヘッドガスケットとその製造方法
JP2001263492A (ja) ガスケットとその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees