JPH06289579A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH06289579A
JPH06289579A JP7367593A JP7367593A JPH06289579A JP H06289579 A JPH06289579 A JP H06289579A JP 7367593 A JP7367593 A JP 7367593A JP 7367593 A JP7367593 A JP 7367593A JP H06289579 A JPH06289579 A JP H06289579A
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JP
Japan
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roller
photosensitive material
phenolic resin
film
resin layer
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Application number
JP7367593A
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English (en)
Inventor
Yoshie Nozawa
良衛 野沢
Atsushi Ikeda
淳 池田
Takero Yamamoto
健朗 山本
Shinichi Matsuda
晋一 松田
Mitsuru Katsumata
満 勝俣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料の表面の傷つきを防止でき、画質低
下を防止する。 【構成】 搬送ローラ44は、アルミ等の金属から成る
円筒の芯金44Aの外周部にフェノール系樹脂層44B
が形成された、所謂、樹脂ローラとされている。また、
搬送ローラ44のフェノール系樹脂層44Bには、ガラ
ス繊維から成るフィラー51が充填されているが、フェ
ノール系樹脂層44Bから突出した部分は、低圧研磨、
例えばサンドブラストにより研磨されており、フェノー
ル系樹脂層44Bから突出したフィラー51は予め取り
除かれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理液による処理後の
感光材料が接触するローラとして、特定のものを使用す
る感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が露光された感光材料は、現像液、
定着液、水洗水等の処理液によって順次現像処理、定着
処理、水洗処理等が行われ、この後、乾燥部へ送り込ま
れて乾燥処理される。
【0003】乾燥部では、複数のローラを千鳥状に、ま
たは対向状に配列し、これらの間を処理液によって処理
された感光材料が通過する。感光材料はその表裏面が交
互にローラに接触することによって、搬送力を受け搬送
される。
【0004】ここで、各ローラ間には、乾燥風の吹出口
が配設されており、感光材料は、千鳥状に配列されたロ
ーラ間を通過中に乾燥風が吹付けられて乾燥される構成
である。
【0005】ところで、図8(A)に示される如く、前
記ローラの一部の搬送ローラ80には金属製の芯金80
Aの外周部にフェノール系樹脂層80Bを施した、所
謂、樹脂ローラが使用されている。その他、芯金のない
フェノール系樹脂ローラも有る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(B)に示される如く、一般的にこれらの搬送ローラ8
0のフェノール系樹脂層80Bには、補強用にガラス繊
維から成るフィラー82が充填されており、これらのフ
ィラー82の端部がフェノール系樹脂層80Bの表面か
ら突出している。フェノール系樹脂層80Bの表面から
突出したフィラー82の端部は、この突出を除去するた
めにローラ表面を砥石等の研磨材で研磨した後も、ロー
ラ表面から突出している場合がある。これは、研磨時
に、研磨材の圧力によってフィラー82の端部がフェノ
ール系樹脂層80B内に潜り込み充分に研磨されず、研
磨後に再度フィラー82の端部がフェノール系樹脂層8
0Bの表面から突出するためであり、このようなローラ
を感光材料処理装置の搬送ローラとして用いると、これ
らのフィラー82の端部によって、感光材料の表面が傷
つき画質が低下するという不具合がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、感光材料の表
面の傷つきを防止でき、画質低下を防止することができ
る感光材料処理装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、処理液による処理後の感光材料をローラに接触させ
ることにより搬送しながら乾燥処理する乾燥部を備えた
感光材料処理装置であって、前記ローラとしてガラス繊
維から成るフィラーが充填された樹脂で外周部が構成さ
れるとともに、低圧研磨により研磨した搬送ローラを使
用することを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記樹脂がフェノール系樹脂であるこ
と特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、乾燥部は、処
理液による処理が終了し、その後例えば、スクイズされ
た後に送り込まれた感光材料を、搬送ローラで搬送しな
がら乾燥処理を行う。
【0011】この場合、搬送ローラの外周部がガラス繊
維から成るフィラーが充填された樹脂(例えば、フェノ
ール系樹脂)で構成されるとともに、表面から突出した
フィラーが低圧研磨、例えばサンドブラストにより研磨
されている。従って、研磨時に研磨材の圧力によって、
フェノール系樹脂から突出したフィラーがフェノール系
樹脂内に潜り込むことがなく。ローラ表面から突出した
フィラーを確実に研磨することができる。このため、研
磨後の搬送ローラの平滑性が向上して、感光材料の表面
の傷つきを防止でき、画質低下を防止することができ
る。
【0012】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0013】自動現像装置10は、機枠12内に処理液
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯溜する現像槽14、定着液を貯
溜する定着槽16、水洗水を貯溜する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入検出センサ8
0が配設されている。
【0014】処理液処理部11の現像槽14、定着槽1
6、水洗槽18内には、複数の搬送ローラ22、26、
30をそれぞれ有する搬送ラック24、28、32が、
現像液、定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。
また、現像槽14と定着槽16との間、定着槽16と水
洗槽18との間には、それらの上部に搬送ローラ36及
びガイド38を備えたクロスオーバーラック34が配設
されている。
【0015】挿入口15から挿入されたフィルム20
は、挿入ラック17によって引き入れられ、搬送ローラ
22、26、30の回転駆動によって現像液、定着液、
水洗水に順次浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗
処理が行われる。
【0016】水洗槽18と乾燥部50との間には、フィ
ルム20をスクイズしながら搬送するスクイズローラ4
2とフィルム20を乾燥部50へ向けて案内するガイド
43を備えたスクイズラック40が配設されている。水
洗槽18から送り出されたフィルム20は、スクイズロ
ーラ42によって表面の水分が絞り取られながら乾燥部
50へ案内される。
【0017】なお、水洗槽18に近いスクイズローラ4
2とガイド43との部分に、現像槽14、定着槽16と
の間のクロスオーバーラック34、定着槽16と水洗槽
18とのクロスオーバーラック34と同様の構成のクロ
スオーバーラックを適用することができる。
【0018】図2に示される如く、乾燥部50には、互
いに平行に配設された一対の側板54間に掛け渡され、
フィルム20を搬送する搬送ローラ44とヒートローラ
60とが千鳥状に配列されてフィルム20の搬送路が形
成されると共にヒータ及び乾燥ファンを備えた乾燥風供
給部45(図1参照)によって発生された乾燥風を搬送
ローラ44及びヒートローラ60の近傍に向けて噴出す
る吹出パイプ47が配設されている。吹出パイプ47
は、各搬送ローラ44及びヒートローラ60間にそれぞ
れ独立して配設されており、これらの長手方向一端部に
は、チャンバー49(図1参照)が設けられている。
【0019】すなわち、ヒータ及び乾燥ファンによって
発生された乾燥風は、一旦チャンバー49にストックさ
れることにより均圧とされた後、各吹出パイプ47へと
案内され、吹出パイプ47の吹出口から噴出される構成
となっている。
【0020】乾燥部50内の搬送ローラ44とヒートロ
ーラ60との配列順は、乾燥部50の上方からまず2個
の搬送ローラ44が配列され、その後4個のヒートロー
ラ60が配列され、次いで10個の搬送ローラ44が配
列されている。フィルム20は、上記のように千鳥状に
配列された搬送ローラ44及びヒートローラ60に順次
表裏面が接触しながら、搬送力を受けて下方へ向けて搬
送されると共に吹出パイプ47から噴出される乾燥風に
よって加熱乾燥される。
【0021】図3に示される如く、ヒートローラ60
は、内方が空洞とされ、軸線上には、ハロゲンランプ6
2が配設されている。このハロゲンランプ62は、図示
を省略した制御部に接続され、制御部からの信号によっ
て点灯されることにより、ヒートローラ60の表面が加
熱される構成となっている。
【0022】このように、ヒートローラ60は内部のハ
ロゲンランプ62によって加熱されるため、側板54に
軸支するための軸受56が耐熱性を有する部材によって
形成されている。
【0023】図3及び図4に示される如く、軸受56
は、半透明状の耐熱樹脂(例えば、ポリイミド樹脂にグ
ラファイト及びテフロン(米国デュポン社の商品名)を
添加した樹脂)の成型品であり、1個の軸受56によっ
て2個のヒートローラ60の軸部61を支持するように
2個の円筒部56Aが形成されている。この2個の円筒
部56Aを連結する鍔部56Bは、長円状とされてい
る。これに対して、前記側板54には、前記円筒部56
Aが挿通される円孔54Aが設けられ、それぞれの円筒
部56Aがこの円孔54Aに緊密に挿通されるようにな
っている。軸受56としては、他にポリイミド樹脂に二
硫化モリブデンやカーボンを添加したものを使用するこ
とも考えられる。また、ポリイミドアミド樹脂に同様の
ものを添加した樹脂の成型品の使用も考えられる。
【0024】図5に示される如く、鍔部56Bには、円
筒部56A間に2個の小円孔56Cが設けられ、円筒部
56Aの円孔54Aへの挿通時に側板54に形成された
雌ねじ54Bと同軸とされ、ビス58によって側板54
に固定される。
【0025】図3に示される如く、この軸受56は、所
謂すべり軸受構造であり、ヒートローラ60の軸部61
は前記円筒部56Aの貫通孔に軸支される。
【0026】軸受56の鍔部56Bの外周からは、それ
ぞれの円筒部56Aの半径方向矩形状の筒体部56Dが
一体形成されている。この筒体部56Dには温度ヒュー
ズ68が収容され、その検出端子は筒体部56Dの奥側
及び側板54を貫通して、ヒートローラ60の周面に接
触されている。
【0027】この温度ヒューズ68は、ハロゲンランプ
62を通電するための配線に接続されており、所定の温
度(約100℃)以上になると、強制的にハロゲンラン
プ62の点灯を遮断する役目を有している。なお、温度
ヒューズ68が筒体部56Dに収容されるのは、ヒート
ローラ60を回転させるための歯車72(図4参照)が
存在しない側に対応する端部の軸受56のみとなってい
る。
【0028】すなわち、図4に示される如く、歯車72
は、ヒートローラ60の軸部61の基部に嵌入されてお
り、歯車72を貫通した軸部61が軸受56に軸支され
る構成となっている。ここで、歯車72と軸受56との
間には、所定の隙間が設けられており、ヒートローラ6
0を加熱することによる、熱膨張分のクリアランスが予
め見込まれて組付けられている。
【0029】このように形成されたヒートローラ60用
の軸受56は、各側板54にそれぞれ2個取付けること
によって、4個のヒートローラ60の両端部を軸支して
いる。ここで、前記乾燥風を一時的に貯溜するチャンバ
ー49が設けられた側の側板54には、前記2個の軸受
56を覆うように遮風ボックス70が取付けられてい
る。すなわち、ヒートローラ60の両端面は開放されて
おり、ハロゲンランプ62の両端部が突出されて、側板
54よりも外側の支持板(図示省略)に固定されている
ため、前記遮風ボックス70を設けることにより、ヒー
トローラ60の周囲とヒートローラ60の内部とが仕切
られることになり、ヒートローラ60の内方への外気の
出入りによって、ヒートローラ60の温度管理が困難と
なることを防止している。なお、チャンバー49の配設
側に遮風ボックス70を設けることにより、特に、チャ
ンバー49から吹出パイプ47を介して噴出される乾燥
風による外気の流れに影響されにくくなる。
【0030】フィルム20は、この4個のヒートローラ
60に表裏面が交互に接触されることにとよって、ヒー
トローラ60から熱を受けて、加熱される。この加熱に
よって、フィルム20に含浸される水分が蒸発され、こ
の蒸発された水分を含む周囲の雰囲気が乾燥風によって
排除されるため、この蒸発はさらに促進される。
【0031】図6(A)に示される如く、搬送ローラ4
4は、アルミ等の金属から成る円筒の芯金44Aの外周
部にフェノール系樹脂層44Bが形成されたものや、芯
金のない、所謂、樹脂ローラとされている。
【0032】また、図6(B)に示される如く、搬送ロ
ーラ44のフェノール系樹脂層44Bには、ガラス繊維
から成るフィラー51が充填されているが、フェノール
系樹脂層44Bから突出した端部(図6(B)の破線で
示す部分)は、低圧研磨、例えばサンドブラストにより
研磨されており、フェノール系樹脂層44Bから突出し
たフィラー51は予め取り除かれている。
【0033】なお、サンドブラスト処理後の搬送ローラ
44の表面粗さRは、0.1μm≦R≦3.0μm、好
ましくは0.3μm≦R≦1.3μmとされている。
【0034】また、ヒートローラ60の表面温度は、フ
ィルム20の処理量、搬送速度、乾燥風の温度、吹出量
及び周囲の環境湿度等によって設定され、ヒートローラ
60個々に対応して設けられた図示を省略した接触型の
温度センサからの検出信号に基づいてフィードバック制
御されるようになっている。温度センサは、それぞれヒ
ートローラ60の周面に接触された状態で取付けられて
いる。
【0035】各温度センサは、制御部へ接続されてお
り、この制御部には、制御条件とされる前述のような温
度制御情報が入力されるようになっている。制御部で
は、この温度制御情報及び温度センサからの検出温度に
基づいてハロゲンランプ62の点灯、消灯を制御する。
【0036】図1に示される如く、乾燥部50の下部に
は、乾燥ターン部48が配設されており、ヒートローラ
60及び乾燥風によって乾燥されたフィルム20が、こ
の乾燥ターン部48で斜め上方へ向けてターンされた
後、受け箱52にストックされる。
【0037】以下に本実施例の作用を説明する。露光に
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口15から
挿入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き
入れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
【0038】現像槽14では、ラック24の搬送ローラ
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像像14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、クロスオーバーラック
34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込まれ
る。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30によ
ってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、フ
ィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液成
分を除去する。
【0039】水洗処理が終了したフィルム20は、水洗
槽18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。
【0040】乾燥部50では、まず、フィルム20は2
個の搬送ローラ44に表裏面が交互に接触されて搬送さ
れると共に乾燥風が吹付けられる。これにより、前記ス
クイズローラ42によってスクイズ仕切れずに、特にフ
ィルム20の搬送方向先端部又は後端部に残る水滴、並
びにフィルム20の全体に亘って不均一に残る水滴等を
比較的均一な状態にすることができる。
【0041】次に、上記搬送ローラ44及び乾燥風によ
って比較的均一に水滴が付着したフィルム20は、4個
のヒートローラ60によってその表裏面が交互に接触す
るため、蒸発が促進される。その後、ヒートローラ60
に対応する吹出パイプ47からの乾燥風によって、多量
に水分を含んだ雰囲気が排除され、さらに蒸発が促進さ
れる。このとき、フィルム20上に水滴むらがないた
め、部分的に蒸発が遅れたり、進んだりすることがな
く、フィルム20の前面に亘って均一に蒸発が促進され
る。これらのヒートローラ60の外表面にはフッ素系樹
脂(例えば、商品名テフロン)を塗布しておくことが好
ましい。
【0042】その後、10個の搬送ローラ44によって
フィルム20を搬送しながら、乾燥風供給部45で発生
した乾燥風を吹出パイプ47からフィルム20の表裏面
に向けて噴出して、フィルム20を加熱乾燥する。フィ
ルム20は、加熱されながら搬送されて乾燥ターン部4
8に達すると、斜め上方に向けてターンされて排出さ
れ、受け箱49にストックされる。
【0043】また、本実施例の搬送ローラ44では、図
6(B)に示される如く、フェノール系樹脂層44Bか
ら突出したフィラー51の端部が、低圧研磨、例えばサ
ンドブラスト等により研磨されている。従って、研磨時
に研磨材の圧力によってフェノール系樹脂層44Bから
突出したフィラー51の端部が、フェノール系樹脂層4
4B内に潜り込むことがなく。ローラ表面から突出した
フィラー51の端部を確実に研磨することができる。こ
のため、研磨後の搬送ローラ44の平滑性が向上して、
フィルム20の表面の傷つきを防止でき、画質低下を防
止することができる。
【0044】なお、本実施例では、搬送ローラ44のフ
ェノール系樹脂層44Bから突出した、フィラー51の
端部(図6(B)の破線で示す部分)をサンドブラスト
により研磨したが、これに代えて、図7に示される如
く、搬送ローラ44同士を接触した状態で、互いに逆方
向(図7の矢印方向)へ回転させ、搬送ローラ44のフ
ェノール系樹脂層44Bから突出した、フィラーの端部
を研磨しても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置は、感光材料の表面の傷つきを防止でき、画質
低下を防止することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動現像装置の概略構成図であ
る。
【図2】乾燥部のローラ及びヒートローラの配列状態を
示す正面図である。
【図3】チャンバー側の側板近傍の断面図である。
【図4】歯車取付側の側板近傍の断面図である。
【図5】軸受及びその周辺の分解斜視図である。
【図6】(A)は搬送ローラの断面図であり、(B)は
(A)のB−B線断面図である。
【図7】搬送ローラの他の研磨方法を示す断面図であ
る。
【図8】(A)は従来例の搬送ローラの断面図であり、
(B)は(A)のB−B線断面図である。
【符号の説明】
10 自動現像装置 44 搬送ローラ 44A 芯金 44B フェノール系樹脂層 45 乾燥風供給部 47 吹出パイプ 49 チャンバー 50 乾燥部 51 フィラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 晋一 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 勝俣 満 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液による処理後の感光材料をローラ
    に接触させることにより搬送しながら乾燥処理する乾燥
    部を備えた感光材料処理装置であって、 前記ローラとしてガラス繊維から成るフィラーが充填さ
    れた樹脂で外周部が構成されるとともに、低圧研磨によ
    り研磨した搬送ローラを使用することを特徴とする感光
    材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂がフェノール系樹脂であること
    特徴とする請求項1に記載の感光材料処理装置。
JP7367593A 1993-03-31 1993-03-31 感光材料処理装置 Pending JPH06289579A (ja)

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