JPH06289577A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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Publication number
JPH06289577A
JPH06289577A JP7367393A JP7367393A JPH06289577A JP H06289577 A JPH06289577 A JP H06289577A JP 7367393 A JP7367393 A JP 7367393A JP 7367393 A JP7367393 A JP 7367393A JP H06289577 A JPH06289577 A JP H06289577A
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JP
Japan
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temperature
photosensitive material
processing
drying
heat roller
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Pending
Application number
JP7367393A
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English (en)
Inventor
Shinichi Matsuda
晋一 松田
Yoshie Nozawa
良衛 野沢
Atsushi Ikeda
淳 池田
Takero Yamamoto
健朗 山本
Mitsuru Katsumata
満 勝俣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/220,669 priority patent/US5675913A/en
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒートローラの温度を制御する場合に、オー
バーシュートを抑制すると共に、非処理中は所定の温度
よりも若干低い温度に設定して消費電力を低減させ、最
適なタイミングで所定の温度まで立ち上げる感光材料処
理装置を得る。 【構成】 ファンは温風ヒータのオン状態では、常にオ
ンされているが、それ以外にもオンされる。すなわち、
ヒートローラの表面温度が70℃を+2℃以上オーバー
シュートした場合、温風ヒータがオフであっても、ファ
ンをオンにする(矢印A)。これにより、ヒートローラ
の表面温度を速やかに低下させることができる。挿入検
出センサ0によってフィルムが検出されてからの所定時
間(矢印4〜5の間)は、矢印5の位置をシフトし、立
ち上げ終了時期(矢印6が常に一定の位置)となるよう
に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理液による処理後の
感光材料が送り込まれ、複数のローラにより搬送され、
乾燥風吹出装置からの乾燥風によって乾燥処理される乾
燥部を備えた感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が焼付けられた感光材料は、現像
液、定着液、水洗水等の処理液によって順次現像処理、
定着処理、水洗処理等が行われ、この後、乾燥部へ送り
込まれて乾燥処理される。
【0003】乾燥部では、複数のローラを千鳥状に又は
対向させて配列し、これらの間を処理液によって処理さ
れた感光材料が通過する。感光材料はその表裏面が交互
にローラに接触することによって、搬送力を受け搬送さ
れる。
【0004】ここで、各ローラ間には、乾燥風の吹出口
が配設されており、感光材料は、ローラ間を通過中に乾
燥風が吹付けられて乾燥される構成である。
【0005】ところで、近年、処理効率のアップを図る
ため、乾燥パス長を延長することなく、感光材料の搬送
速度を速めることが要求されている。これに対応するた
めに前記ローラの上流側の一部をヒートローラとし、感
光材料を効率的に加熱することにより、感光材料に含ま
れる水分の蒸発を促進することが考えられている。
【0006】これにより、処理された直後の飽和水分量
を超えた感光材料は、まずヒートローラに接触すること
により蒸発が促進され、その後、多湿となった周辺雰囲
気を乾燥風によって感光材料表面から排除するため、乾
燥効率が高まり、乾燥パス長を延長することなく、処理
効率をアップすることができる。
【0007】ヒートローラは、通常偶数個(例えば、4
個)配設され、ローラ表面の軸方向中央部に温度センサ
を接触配置し、内部に持つ熱源への通電による加熱温度
をオン・オフ制御している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非処理
中にヒートローラを所定の表面温度に制御すると、まわ
りの加熱しないローラ等、乾燥部内の部材やスクイズロ
ーラ等の乾燥近傍の部材の温度が必要以上に高くなって
しまい、乾燥初期に過乾燥ぎみになって、画質の低下を
招く。また、待機状態では、無駄な電力を消費すること
になり、ランニングコストがアップする。
【0009】これを解消するために、非処理中は所定温
度よりも若干低い温度に設定しておき、感光材料が所定
の位置に来た時点でヒートローラの表面温度を所定温度
に立ち上げることが考えられるが、感光材料の搬送速度
が異なると、最適なタイミングで温度を立ち上げること
ができず、未乾燥や過乾燥を発生させることになる。
【0010】すなわち、搬送速度の速い場合に合わせて
立ち上げ開始時間を定めておくと、搬送速度の遅い場合
には、ヒートローラ近傍の部材温度が必要以上に高くな
ったり、ヒートローラの表面温度が安定する前のオーバ
シュートした状態の乾燥室へ感光材料が送り込まれるこ
とがあり、過乾燥となることも考えられる。また、搬送
速度の遅い場合に合わせて立ち上げ開始時間を定めてお
くと、搬送速度が速い場合には、乾燥初期に未乾燥とな
ることがある。
【0011】また、非処理時、特に乾燥ファンが動作し
ていない時には、熱源の温度をオン・オフ制御のみで行
うと、ハンチング(しきい値を境にしたふれ幅)が大き
く、特にオーバーシュートが大きいため、周辺の部材の
耐熱、耐久性を十分に考慮して、安全性を高める必要が
ある。
【0012】本発明は上記事実を考慮し、ヒートローラ
の温度を制御する場合に、オーバーシュートを抑制する
と共に、非処理中は、所定の温度よりも若干低い温度に
設定して消費電力を低減させ、処理開始後最適なタイミ
ングで所定の温度まで立ち上げることができる感光材料
処理装置を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、処理液による処理後の感光材料を複数のローラによ
り搬送し、乾燥風吹出装置からの乾燥風によって乾燥処
理する乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記
複数のローラのうちの一部のローラとして配置され、熱
源によって表面が所定の温度に加熱される複数のヒート
ローラと、前記熱源をオン・オフ制御して前記ヒートロ
ーラの表面温度を所定温度に制御すると共に感光材料非
処理中では前記乾燥風吹出装置からの乾燥風によってヒ
ートローラの表面温度を降下させる制御手段と、を有し
ている。
【0014】請求項2に記載の発明は、処理液による処
理後の感光材料を複数のローラにより搬送し、ヒータ及
びファンによって構成される乾燥風吹出装置からの乾燥
風によって乾燥処理する乾燥部を備えた感光材料処理装
置であって、前記複数のローラのうちの一部のローラと
して配置され、熱源によって表面が所定の温度に加熱さ
れる複数のヒートローラと、前記熱源をオン・オフ制御
する際に、感光材料処理中に前記ヒートローラの表面温
度を所定温度に制御し、かつ感光材料非処理中に前記所
定温度よりも低い温度範囲に制御する第1の制御手段
と、前記非処理中における熱源の温度制御時に、前記ヒ
ートローラの表面温度が前記温度範囲内の所定の温度よ
りも高い温度以上のときに前記乾燥風吹出装置のファン
を作動させる第2の制御手段と、を有している。
【0015】請求項3に記載の発明は、処理液による処
理後の感光材料を複数のローラにより搬送し、乾燥風吹
出装置からの乾燥風によって乾燥処理する乾燥部を備え
た感光材料処理装置であって、前記複数のローラのうち
の一部のローラとして配置され、熱源によって表面が所
定の温度に加熱される複数のヒートローラと、前記熱源
をオン・オフ制御して前記ヒートローラの表面温度を所
定温度に制御すると共に感光材料非処理中に前記処理の
温度よりも若干低い温度に制御する制御手段と、感光材
料が乾燥部へ至る前に前記ヒートローラの表面温度を所
定温度に立ち上げる場合に前記感光材料の搬送速度に基
づいて立ち上げ開始時期を定める立ち上げ時期設定手段
と、を有している。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、乾燥部には、
処理液による処理が終了し、その後例えば、スクイズさ
れた後の感光材料が送り込まれる。乾燥部では、まずこ
の感光材料をヒートローラに接触させることによって、
蒸発を促進し、その後、乾燥風を吹き付けることによ
り、乾燥する。
【0017】ここで、ヒートローラはオン・オフ制御に
よって所定温度に制御されている。しかし、非処理中で
は乾燥ファンが動作していない時があり、この時にヒー
トローラの温度を上昇させた場合、オーバーシュートが
非常に大きくなり、周辺部材の耐熱、耐久性に不安が生
じ、また、加熱防止の安全装置の動作温度も高くしなけ
ればならず、異常時の対応が遅れる。さらに、この状態
で感光材料が搬送されると、そのタイミングによっては
所定温度に対してオーバーシュートぎみの温度とな場合
がある。そこで、非処理中には、乾燥風吹出装置からの
乾燥風をヒートローラ表面に吹付けることにより、オー
バーシュートを抑制し、ヒートローラの表面温度を降下
させる。これにより、感光材料の過乾燥を防止すること
ができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、感光材料
の非処理中は、ヒートローラの表面温度を処理中の所定
温度よりも低い温度範囲に制御し、表面温度が処理中に
おいて温度調節時のオーバシュートにより前記温度範囲
内の所定の温度よりも高い温度以上となった場合に乾燥
風吹出装置のファンを作動させる。これにより、ヒート
ローラの温度は低下するため、周辺部材の耐熱、耐久性
の不安が軽減され、また、通過防止の安全装置の設定が
下げられることで、異常の検知が早くできるため安全性
が向上し、さらに、乾燥処理時に処理中の所定温度より
オーバーシュートぎみの温度で処理することを防止する
ことができ、過乾燥を防止することができる。また、非
処理中は低い温度に制御されているため、消費電力を低
減することができる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、ヒートロ
ーラは非処理中には、処理時の所定温度よりも低い温度
(スタンバイ温度)に制御されており、感光材料が挿入
されたことを検知すると、感光材料が乾燥部へ至る前に
所定の温度に立ち上げるようにしている。ここで、感光
材料の搬送速度は、その種類等により異なることがあ
る。また、温風が吹出されている状態でヒートローラを
立ち上げようとすると、ヒートローラの立ち上がり速度
が遅くなってしまう。
【0020】このため、立ち上げ時期設定手段では、乾
燥風の温度を立ち上げる前にヒートローラの表面温度の
立ち上げを開始すると共に感光材料の搬送速度に基づい
て立ち上げ時期を定めている。これにより、搬送速度に
拘らず感光材料が乾燥部直前に来たときに最適な温度に
制御することができる。
【0021】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0022】自動現像装置10は、機枠12内に処理液
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16、水洗水を貯留する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入検出センサ8
0が配設されている。挿入検出センサ80は、制御部6
4に接続されている。
【0023】処理液処理部11の現像槽14、定着槽1
6、水洗槽18内には、複数の搬送ローラ22、26、
30をそれぞれ有する搬送ラック24、28、32が、
現像液、定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。
また、現像槽14と定着槽16との間、定着槽16と水
洗槽18との間には、それらの上部に搬送ローラ36及
びガイド38を備えたクロスオーバーラック34が配設
されている。
【0024】挿入口15から挿入されたフィルム20
は、挿入ラック17によって引き入れられ、搬送ローラ
22、26、36の回転駆動によって現像液、定着液、
水洗水に順次浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗
処理が行われる。
【0025】水洗槽18と乾燥部50との間には、フィ
ルム20をスクイズしながら搬送するスクイズローラ4
2とフィルム20と乾燥部50へ向けて案内するガイド
43を備えたスクイズラック40が配設されている。水
洗槽18から送り出されたフィルム20は、スクイズロ
ーラ42によって表面の水分が絞り取られながら乾燥部
50へ案内される。
【0026】なお、水洗槽18に近いスクイズローラ4
2とガイド43との部分に、現像槽14、定着槽16と
の間のクロスオーバーラック34、定着槽16と水洗槽
18とのクロスオーバーラック34と同様の構成のクロ
スオーバーラックを適用することができる。
【0027】図2に示される如く、乾燥部50には、互
いに平行に配設された一対の側板54間に掛け渡され、
フィルム20を搬送する搬送ローラ44とヒートローラ
60とが千鳥状に配列されてフィルム20の搬送路が形
成されると共にヒータ90及び乾燥ファン92(共に図
4参照)を備えた乾燥風供給部45によって発生された
乾燥風を搬送ローラ44及びヒートローラ60の近傍に
向けて噴出する吹出パイプ47が配設されている。吹出
パイプ47は、各搬送ローラ44及びヒートローラ60
間にそれぞれ独立して配設されており、これらの長手方
向一端部には、チャンバー49が設けられている。
【0028】すなわち、ヒータ及び乾燥ファンによって
発生された乾燥風は、一旦チャンバー49に貯えられる
ことにより均圧とされた後、各吹出パイプ47へと案内
され、吹出パイプ47の吹出口から噴出される構成とな
っている。
【0029】乾燥部50内の搬送ローラ44とヒートロ
ーラ60との配列順は、乾燥部50の上方からまず2個
の搬送ローラ44が配列され、その後4個のヒートロー
ラ60が配列され、次いで10個の搬送ローラ44が配
列されている。フィルム20は、上記のように千鳥状に
配列された搬送ローラ44及びヒートローラ60に順次
表裏面が接触しながら、搬送力を受けて下方へ向けて搬
送されると共に吹出パイプ47から噴出される乾燥風に
よって加熱乾燥される。
【0030】ここで、図3に示される如く、ヒートロー
ラ60は、内方が空洞とされ、軸線上には、ハロゲンラ
ンプ62が配設されている。このハロゲンランプ62が
点灯されることにより、ヒートローラ60の表面が加熱
される構成となっている。ヒートローラ60は、その軸
部61が軸受56を介して側板54に軸支されている。
なお、側板54には、ヒートローラ60の内方への外気
の流入を防止するカバー70が取付けられている。
【0031】乾燥部50の下部には、乾燥ターン部48
が配設されており、ヒートローラ60及び乾燥風によっ
て乾燥されたフィルム20が、この乾燥ターン部48で
斜め上方へ向けてターンされた後、受け箱52にストッ
クされる。
【0032】図4に示される如く制御部64は、マイク
ロコンピュータ110を含んで構成され、マイクロコン
ピュータ110は、CPU112、RAM114、RO
M116、入出力ポート118及びこれらを接続するデ
ータバスやコントローラバス等のバス120で構成され
ている。
【0033】入出力ポート118には、前記乾燥風供給
部45のヒータ90及びファン92がドライバ122、
124を介して接続されている。また、4個のハロゲン
ランプ62もドライバ126を介してそれぞれ接続され
ている。
【0034】また、入出力ポート118には、各ハロゲ
ンランプ62が収容されるヒートローラ60の周面の温
度を検出する温度センサ128が接続されると共に挿入
検出センサ80が接続されている。
【0035】さらに、入出力ポート118には、各槽及
び乾燥部50の駆動系を制御する信号線130が接続さ
れている。
【0036】以下に本実施例の作用を説明する。露光に
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口15から
挿入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き
入れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
【0037】現像槽14では、ラック24の搬送ローラ
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像像14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、クロスオーバーラック
34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込まれ
る。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30によ
ってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、フ
ィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液成
分を除去する。
【0038】水洗処理が終了したフィルム20は、水洗
槽18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。
【0039】乾燥部50では、まず、フィルム20は2
個の搬送ローラ44に表裏面が交互に接触されて搬送さ
れると共に乾燥風が吹付けられる。これにより、前記ス
クイズローラ42によってスクイズ仕切れずに、特にフ
ィルム20の搬送方向先端部又は後端部に残る水滴、並
びにフィルム20の全体に亘って不均一に残る水滴等を
比較的均一な状態にすることができる。
【0040】次に、上記搬送ローラ44及び乾燥風によ
って比較的均一に水滴が付着したフィルム20は、4個
のヒートローラ60によってその表裏面が交互に接触す
るため、蒸発が促進される。その後、ヒートローラ60
に対応する吹出パイプ47からの乾燥風によって、多量
に水分を含んだ雰囲気が排除され、さらに蒸発が促進さ
れる。このとき、水滴むらがないため、部分的に蒸発が
遅れたり、進んだりすることがなく、フィルム20の前
面に亘って均一に蒸発が促進される。
【0041】その後、10個の搬送ローラ44によって
フィルム20を搬送しながら、乾燥風供給部45で発生
した乾燥風を吹出パイプ47からフィルム20の表裏面
に向けて噴出して、フィルム20を加熱乾燥する。フィ
ルム20は、加熱されながら搬送されて乾燥ターン部4
8に達すると、斜め上方に向けてターンされて排出さ
れ、受け箱49にストックされる。
【0042】次に、本実施例の乾燥部50における温度
制御を図5のタイムチャートに従い説明する。なお、図
5は30秒処理のもので、45秒処理時は処理温度が異
なる。
【0043】図5の矢印1は、運転開始時を示してお
り、運転開始と同時に温風ヒータ90及びファン92が
作動し、所定時間t1 経過後に温風ヒータ90を定期的
にオン・オフしてほぼ55℃(45秒処理時には54
℃)に保持する。このとき、乾燥風によってヒートロー
ラ60の表面温度は徐々に昇温され約50℃に達する。
【0044】その後、図5の矢印2において、ハロゲン
ランプ62の点灯を開始すると、ヒートローラ60の表
面温度は急激に昇温され、図5の矢印3においてスタン
バイ温度の上限値である70℃(45秒処理時には54
℃)に達する。この時点で、ハロゲンランプ62を消灯
する。
【0045】一方、図5の矢印2において、温風ヒータ
90及びファン92はオフとされ、以後、温風ヒータ9
0に関しては、乾燥風温度が40℃でオン、55℃でオ
フとされるオン・オフ制御が繰り返される。従来は、こ
の温風ヒータ90のオン・オフに連動して、ファン92
もオン・オフされていたが、本実施例では、このファン
は温風ヒータ90のオン状態では、常にオンされている
が、それ以外にもオンされるようになっている。
【0046】すなわち、ヒートローラ60の表面温度が
上限値である70℃を+2℃以上オーバーシュートした
場合、温風ヒータ90がオフであっても、ファン92を
オンにする(図5の矢印A参照)。これにより、ヒート
ローラ60の表面温度を速やかに低下させることができ
る。
【0047】ヒートローラ60は、その後、60℃(4
5秒処理時は50℃、「スタンバイ温度の下限値」)と
70℃(45秒処理時は54℃)との間でオン・オフ制
御が繰り返される。
【0048】次に、挿入検出センサ80によってフィル
ム20が検出されると、所定時間後(図5の矢印5の位
置)に、まず、ヒートローラ60の表面温度の処理温度
までの立ち上げを開始し、続いて(図5の矢印5’の位
置)乾燥風温度の処理温度までの立ち上げを開始する。
【0049】ここで、挿入検出センサ80によってフィ
ルム20が検出されてからの所定時間(図5の矢印4〜
5の間、及び4〜5’の間)は、フィルム20の搬送速
度(線速)によって変更している。すなわち、本装置で
は、フィルム20が挿入されてから乾燥が終了するまで
の処理時間として、30秒処理と45秒処理とがあり、
それぞれフィルム20の搬送速度は30秒処理の場合が
72.5mm/sec、45秒処理の場合が46.3mm/secとされてい
る。この処理速度の違いにより、フィルム検出センサ8
0でフィルム20を検出してから、フィルム20の先端
が乾燥部に到達するまでの時間が異なる。従って、各処
理時間によって立ち上げ開始時間を変更し(すなわち、
図5の矢印5及び5’の位置をシフトし)、立ち上げ終
了時期(図5の矢印6が常に一定の位置となるように設
定する。
【0050】本実施例の場合、30秒処理ではフィルム
20の定着処理が開始された時がヒートローラの表面温
度の立ち上げ開始時期、水洗処理が開始された時が乾燥
風温度立ち上げ開始時期であり、45秒処理ではフィル
ム20の水洗処理が開始された時がヒートローラの表面
温度の立ち上げ時期、水洗処理の終了時が乾燥風の立ち
上げ時期である。
【0051】その後(図5の矢印6の後)、乾燥風温度
は乾燥風ヒータ90が短周期のオン・オフ制御が繰り返
され、ほぼ55℃に制御される。
【0052】一方、ヒートローラ60の表面温度は設定
温度(例えば、30秒処理では80℃、45秒処理では
54℃)に対して、1℃以上低い場合はハロゲンランプ
62がオン状態を継続、2℃以上高い場合はオフ状態を
継続、+2℃>80℃(45秒処理時54℃)>−1℃
の場合は1.5secオン/1sec オフを繰り返すように制御
され、ほぼ80℃(45秒処理時54℃)に制御され
る。
【0053】また、処理量が多い場合、乾燥部50の湿
度が上がるため、設定温度を若干高くするようにしてい
る(例えば、80℃(45秒処理時54℃)+3℃)。
この場合、図5の矢印7において、上記定常温度制御を
一旦中止してハロゲンランプ62、乾燥ヒータ90を継
続してオン状態として昇温させ、その後、上記定常温度
制御に戻せばよい。
【0054】このように、本実施例では、非処理中は処
理中の温度よりも若干低い温度に制御したので、消費電
力を低減させることができる。また、従来は、非処理中
に設定温度を変えずに温度制御をラフとしていたため、
乾燥初期に過乾燥されることがあったが、非処理中の設
定を温度を下げることによって、この過乾燥を防止する
ことができる。
【0055】さらに、非処理中のヒートローラ60の表
面温度の制御を、ハロゲンランプ62のオン・オフ制御
のみならず、非処理中の設定上限値(70℃(45秒処
理時54℃))に対して+2℃となった場合にファン9
2の乾燥ヒータ90とは独立させて駆動させ、速やかに
降温させるようにしたため、周辺部材の耐熱、耐久性の
不安が解消される。また、例えば、所定温度以上で電源
を遮断する安全装置(温度ヒューズ等)作動温度を低く
することができる。
【0056】また、非処理中の温度制御状態からフィル
ム20の挿入を検出して処理温度まで立ち上げる際に、
フィルムの搬送速度に応じて、立ち上げ開始時期(図5
の矢印5の位置)を変更するようにしたので、搬送速度
が異なってもフィルム20が乾燥部50の直前にきたと
きに最適な温度になるようにタイミングがとることがで
き、過乾燥や未乾燥を防止することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置は、ヒートローラの温度を制御する場合に、オ
ーバーシュートを抑制すると共に、非処理中は、所定の
温度よりも低い温度に設定して消費電力を低減させ、最
適なタイミングで所定の温度まで立ち上げることができ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る自動現像装置の概略構成図であ
る。
【図2】乾燥部のローラ及びヒートローラの配列状態を
示す正面図である。
【図3】ヒートローラ及びその周辺の軸方向断面図であ
る。
【図4】本実施例に係る制御ブロック図である。
【図5】本実施例に係るタイムチャートである。
【符号の説明】
10 自動現像装置 45 乾燥風供給部 50 乾燥部 60 ヒートローラ 62 ハロゲンランプ 64 制御部 90 ヒータ 92 ファン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理待
機中にヒートローラを所定の表面温度に制御すると、ま
わりの加熱しないローラ等、乾燥部内の部材やスクイズ
ローラ等の乾燥近傍の部材の温度が必要以上に高くなっ
てしまい、乾燥初期に過乾燥ぎみになって、画質の低下
を招く。また、待機状態では、無駄な電力を消費するこ
とになり、ランニングコストがアップする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】これを解消するために、処理待機中は所定
温度よりも低い温度に設定しておき、感光材料が所定の
位置に来た時点でヒートローラの表面温度を所定温度に
立ち上げることが考えられるが、感光材料の搬送速度が
異なると、最適なタイミングで温度を立ち上げることが
できず、未乾燥や過乾燥を発生させることになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明は上記事実を考慮し、ヒートローラ
の温度を制御する場合に、オーバーシュートを抑制する
と共に、処理待機中は、所定の温度よりも低い温度に設
定して消費電力を低減させ、処理開始後最適なタイミン
グで所定の温度まで立ち上げることができる感光材料処
理装置を得ることが目的である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、処理液による処理後の感光材料を複数のローラによ
り搬送し、乾燥風吹出装置からの乾燥風によって乾燥処
理する乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、前記
複数のローラのうちの一部のローラとして配置され、熱
源によって表面が所定の温度に加熱される複数のヒート
ローラと、前記熱源をオン・オフ制御して前記ヒートロ
ーラの表面温度を所定温度に制御すると共に処理待機中
では前記乾燥風吹出装置からの乾燥風によってヒートロ
ーラの表面温度を降下させる制御手段と、を有してい
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項2に記載の発明は、処理液による処
理後の感光材料を複数のローラにより搬送し、ヒータ及
びファンによって構成される乾燥風吹出装置からの乾燥
風によって乾燥処理する乾燥部を備えた感光材料処理装
置であって、前記複数のローラのうちの一部のローラと
して配置され、熱源によって表面が所定の温度に加熱さ
れる複数のヒートローラと、前記熱源をオン・オフ制御
する際に、感光材料処理中に前記ヒートローラの表面温
度を所定温度に制御し、かつ処理待機中に前記所定温度
よりも低い温度範囲に制御する第1の制御手段と、前記
処理待機中における熱源の温度制御時に、前記ヒートロ
ーラの表面温度が前記温度範囲内の所定の温度よりも高
い温度以上のときに前記乾燥風吹出装置のファンを作動
させる第2の制御手段と、を有している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項3に記載の発明は、処理液による処
理後の感光材料を複数のローラにより搬送し、乾燥風吹
出装置からの乾燥風によって乾燥処理する乾燥部を備え
た感光材料処理装置であって、前記複数のローラのうち
の一部のローラとして配置され、熱源によって表面が所
定の温度に加熱される複数のヒートローラと、前記熱源
をオン・オフ制御して前記ヒートローラの表面温度を所
定温度に制御すると共に処理待機中に前記処理の温度よ
りも低い温度に制御する制御手段と、感光材料が乾燥部
へ至る前に前記ヒートローラの表面温度を所定温度に立
ち上げる場合に前記感光材料の搬送速度に基づいて立ち
上げ開始時期を定める立ち上げ時期設定手段と、を有し
ている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ここで、ヒートローラはオン・オフ制御に
よって所定温度に制御されている。しかし、処理待機中
では乾燥ファンが動作していない時があり、この時にヒ
ートローラの温度を上昇させた場合、オーバーシュート
が非常に大きくなり、周辺部材の耐熱、耐久性に不安が
生じ、また、加熱防止の安全装置の動作温度も高くしな
ければならず、異常時の対応が遅れる。さらに、この状
態で感光材料が搬送されると、そのタイミングによって
は所定温度に対してオーバーシュートぎみの温度とな場
合がある。そこで、処理待機中には、乾燥風吹出装置か
らの乾燥風をヒートローラ表面に吹付けることにより、
オーバーシュートを抑制し、ヒートローラの表面温度を
降下させる。これにより、感光材料の過乾燥を防止する
ことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項2に記載の発明によれば、感光材料
処理待機中は、ヒートローラの表面温度を処理中の所
定温度よりも低い温度範囲に制御し、表面温度が処理中
において温度調節時のオーバシュートにより前記温度範
囲内の所定の温度よりも高い温度以上となった場合に乾
燥風吹出装置のファンを作動させる。これにより、ヒー
トローラの温度は低下するため、周辺部材の耐熱、耐久
性の不安が軽減され、また、過熱防止の安全装置の設定
が下げられることで、異常の検知が早くできるため安全
性が向上し、さらに、乾燥処理時に処理中の所定温度よ
りオーバーシュートぎみの温度で処理することを防止す
ることができ、過乾燥を防止することができる。また、
処理待機中は低い温度に制御されているため、消費電力
を低減することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項3に記載の発明によれば、ヒートロ
ーラは処理待機中には、処理時の所定温度よりも低い温
度(スタンバイ温度)に制御されており、感光材料が挿
入されたことを検知すると、感光材料が乾燥部へ至る前
に所定の温度に立ち上げるようにしている。ここで、感
光材料の搬送速度は、その種類等により異なることがあ
る。また、温風が吹出されている状態でヒートローラを
立ち上げようとすると、ヒートローラの立ち上がり速度
が遅くなってしまう。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】現像槽14では、ラック24の搬送ローラ
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像槽14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、クロスオーバーラック
34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込まれ
る。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30によ
ってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、フ
ィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液成
分を除去する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】このように、本実施例では、処理待機中
処理中の温度よりも低い温度に制御したので、消費電力
を低減させることができる。また、従来は、処理待機中
に設定温度を変えずに温度制御をラフとしていたため、
乾燥初期に過乾燥されることがあったが、処理待機中
設定を温度を下げることによって、この過乾燥を防止す
ることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】さらに、処理待機中のヒートローラ60の
表面温度の制御を、ハロゲンランプ62のオン・オフ制
御のみならず、処理待機中の設定上限値(70℃(45
秒処理時54℃))に対して+2℃となった場合にファ
92を乾燥ヒータ90とは独立させて駆動させ、速や
かに降温させるようにしたため、周辺部材の耐熱、耐久
性の不安が解消される。また、例えば、所定温度以上で
電源を遮断する安全装置(温度ヒューズ等)作動温度を
低くすることができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】また、処理待機中の温度制御状態からフィ
ルム20の挿入を検出して処理温度まで立ち上げる際
に、フィルムの搬送速度に応じて、立ち上げ開始時期
(図5の矢印5の位置)を変更するようにしたので、搬
送速度が異なってもフィルム20が乾燥部50の直前に
きたときに最適な温度になるようにタイミングがとるこ
とができ、過乾燥や未乾燥を防止することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置は、ヒートローラの温度を制御する場合に、オ
ーバーシュートを抑制すると共に、処理待機中は、所定
の温度よりも低い温度に設定して消費電力を低減させ、
最適なタイミングで所定の温度まで立ち上げることがで
きるという優れた効果を有する。
フロントページの続き (72)発明者 山本 健朗 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 勝俣 満 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液による処理後の感光材料を複数の
    ローラにより搬送し、乾燥風吹出装置からの乾燥風によ
    って乾燥処理する乾燥部を備えた感光材料処理装置であ
    って、 前記複数のローラのうちの一部のローラとして配置さ
    れ、熱源によって表面が所定の温度に加熱される複数の
    ヒートローラと、 前記熱源をオン・オフ制御して前記ヒートローラの表面
    温度を所定温度に制御すると共に感光材料非処理中では
    前記乾燥風吹出装置からの乾燥風によってヒートローラ
    の表面温度を降下させる制御手段と、 を有する感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 処理液による処理後の感光材料を複数の
    ローラにより搬送し、ヒータ及びファンによって構成さ
    れる乾燥風吹出装置からの乾燥風によって乾燥処理する
    乾燥部を備えた感光材料処理装置であって、 前記複数のローラのうちの一部のローラとして配置さ
    れ、熱源によって表面が所定の温度に加熱される複数の
    ヒートローラと、 前記熱源をオン・オフ制御する際に、感光材料処理中に
    前記ヒートローラの表面温度を所定温度に制御し、かつ
    感光材料非処理中に前記所定温度よりも低い温度範囲に
    制御する第1の制御手段と、 前記非処理中における熱源の温度制御時に、前記ヒート
    ローラの表面温度が前記温度範囲内の所定の温度よりも
    高い温度以上のときに前記乾燥風吹出装置のファンを作
    動させる第2の制御手段と、 を有する感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 処理液による処理後の感光材料を複数の
    ローラにより搬送し、乾燥風吹出装置からの乾燥風によ
    って乾燥処理する乾燥部を備えた感光材料処理装置であ
    って、 前記複数のローラのうちの一部のローラとして配置さ
    れ、熱源によって表面が所定の温度に加熱される複数の
    ヒートローラと、 前記熱源をオン・オフ制御して前記ヒートローラの表面
    温度を所定温度に制御すると共に感光材料非処理中に前
    記処理の温度よりも若干低い温度に制御する制御手段
    と、 感光材料が乾燥部へ至る前に前記ヒートローラの表面温
    度を所定温度に立ち上げる場合に前記感光材料の搬送速
    度に基づいて立ち上げ開始時期を定める立ち上げ時期設
    定手段と、 を有する感光材料処理装置。
JP7367393A 1993-03-31 1993-03-31 感光材料処理装置 Pending JPH06289577A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7367393A JPH06289577A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 感光材料処理装置
US08/220,669 US5675913A (en) 1993-03-31 1994-03-31 Photosensitive material processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7367393A JPH06289577A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 感光材料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06289577A true JPH06289577A (ja) 1994-10-18

Family

ID=13524992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7367393A Pending JPH06289577A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 感光材料処理装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06289577A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018155478A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社リコー 乾燥装置、印刷装置、処理液塗布装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018155478A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社リコー 乾燥装置、印刷装置、処理液塗布装置

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