JPH0736170A - 感光材料処理装置の乾燥部構造 - Google Patents
感光材料処理装置の乾燥部構造Info
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- JPH0736170A JPH0736170A JP17937493A JP17937493A JPH0736170A JP H0736170 A JPH0736170 A JP H0736170A JP 17937493 A JP17937493 A JP 17937493A JP 17937493 A JP17937493 A JP 17937493A JP H0736170 A JPH0736170 A JP H0736170A
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- drying
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- photosensitive material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光材料乾燥後の比較的湿度の高い乾燥風を
効率良く排気して、排気量の増大を抑制し、ヒータの能
力アップを伴う、装置の大型化や電源設備の定格拡大等
を防止する感光材料処理装置の乾燥部構造を得る。 【構成】 循環利用されるフィルム乾燥後の乾燥風は、
乾燥部50の下流側側面と、下端部とから案内され、チ
ャンバー49へ送り込まれる。この乾燥風は、比較的湿
度の低い乾燥風であり、循環利用して、乾燥部50を多
湿とすることはない。一方、乾燥部50の上部のフィル
ム乾燥後の乾燥風は、比較的多湿となっている。この多
湿となった乾燥部上流側のフィルム乾燥後の乾燥風は、
処理槽上方に設けられた排気ダクト13Aから排気され
る。これにより、乾燥部50の上流側と下流側、すなわ
ち、多湿乾燥風と低湿乾燥風とが分離され、それぞれ排
気(上流側)又は循環利用(下流側)される。
効率良く排気して、排気量の増大を抑制し、ヒータの能
力アップを伴う、装置の大型化や電源設備の定格拡大等
を防止する感光材料処理装置の乾燥部構造を得る。 【構成】 循環利用されるフィルム乾燥後の乾燥風は、
乾燥部50の下流側側面と、下端部とから案内され、チ
ャンバー49へ送り込まれる。この乾燥風は、比較的湿
度の低い乾燥風であり、循環利用して、乾燥部50を多
湿とすることはない。一方、乾燥部50の上部のフィル
ム乾燥後の乾燥風は、比較的多湿となっている。この多
湿となった乾燥部上流側のフィルム乾燥後の乾燥風は、
処理槽上方に設けられた排気ダクト13Aから排気され
る。これにより、乾燥部50の上流側と下流側、すなわ
ち、多湿乾燥風と低湿乾燥風とが分離され、それぞれ排
気(上流側)又は循環利用(下流側)される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理液による処理が終
了した感光材料を乾燥する感光材料処理装置の乾燥部構
造に関する。
了した感光材料を乾燥する感光材料処理装置の乾燥部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が焼付けられた感光材料は、現像
液、定着液、水洗水等の処理液によって順次現像処理、
定着処理、水洗処理等が行われ、この後、乾燥部へ送り
込まれて乾燥処理される。
液、定着液、水洗水等の処理液によって順次現像処理、
定着処理、水洗処理等が行われ、この後、乾燥部へ送り
込まれて乾燥処理される。
【0003】乾燥部では、複数のローラが千鳥状に又は
対向させて配列され、これらの間を前述のように処理液
によって処理された感光材料が通過する。感光材料はそ
の表裏面にローラを接触させることによって、搬送力を
受け搬送される。
対向させて配列され、これらの間を前述のように処理液
によって処理された感光材料が通過する。感光材料はそ
の表裏面にローラを接触させることによって、搬送力を
受け搬送される。
【0004】ここで、例えば、乾燥部は各ローラ間に、
乾燥風の吹出口が配設されており、ローラ間を通過の感
光材料に乾燥風を吹付けて乾燥する構成をもつ。
乾燥風の吹出口が配設されており、ローラ間を通過の感
光材料に乾燥風を吹付けて乾燥する構成をもつ。
【0005】感光材料へ吹付けられた後の乾燥風は、乾
燥部内の感光材料搬送方の最下流側から一部は乾燥部外
へ排出されると共に、残りは再度前記乾燥風の吹出口へ
乾燥風を供給する乾燥風供給ダクトへおくられ、乾燥部
から新たに導入される外気と共に加温されて、送風され
ることによって感光材料搬送方向上流側から乾燥部内へ
供給されるようになっている。この場合、乾燥部内の乾
燥風(ほとんどが乾燥に使用された乾燥風)を全て循環
させる(そのまま乾燥風として再利用する)と、乾燥部
は水分を含んだ感光材料から乾燥風により水分を除去す
るためのものであるから、乾燥部内の温度が上昇する。
このため、乾燥部内の感光材料搬送方向の下流側から、
乾燥に用いられて湿度が上昇した(湿度の高い)乾燥風
の一部を乾燥部外へ排出し、乾燥部外の比較的低温の空
気を乾燥部内へ導入して乾燥部内の湿度の上昇を抑制し
ている。
燥部内の感光材料搬送方の最下流側から一部は乾燥部外
へ排出されると共に、残りは再度前記乾燥風の吹出口へ
乾燥風を供給する乾燥風供給ダクトへおくられ、乾燥部
から新たに導入される外気と共に加温されて、送風され
ることによって感光材料搬送方向上流側から乾燥部内へ
供給されるようになっている。この場合、乾燥部内の乾
燥風(ほとんどが乾燥に使用された乾燥風)を全て循環
させる(そのまま乾燥風として再利用する)と、乾燥部
は水分を含んだ感光材料から乾燥風により水分を除去す
るためのものであるから、乾燥部内の温度が上昇する。
このため、乾燥部内の感光材料搬送方向の下流側から、
乾燥に用いられて湿度が上昇した(湿度の高い)乾燥風
の一部を乾燥部外へ排出し、乾燥部外の比較的低温の空
気を乾燥部内へ導入して乾燥部内の湿度の上昇を抑制し
ている。
【0006】ところで、近年、処理装置全体の処理時間
を短縮することが求められ、そのため乾燥時間の短縮が
要求されている。従って、乾燥効率のアップが必要とな
っている。これに対応するために、前記乾燥部内のロー
ラの一部をヒートローラとし、感光材料を効率的に加熱
することにより、感光材料に含まれている水分の蒸発を
促進することが考えられている。
を短縮することが求められ、そのため乾燥時間の短縮が
要求されている。従って、乾燥効率のアップが必要とな
っている。これに対応するために、前記乾燥部内のロー
ラの一部をヒートローラとし、感光材料を効率的に加熱
することにより、感光材料に含まれている水分の蒸発を
促進することが考えられている。
【0007】これにより、処理された直後に感光材料の
飽和水分量を超えた水分はまずスクイズローラで除去さ
れた後、感光材料は乾燥部内でヒートローラに接触する
ことにより加熱され蒸発が促進され、その後、多湿とな
った周辺雰囲気を乾燥風によって感光材料表面から排除
する。ヒートローラによる加熱と乾燥風の吹付けを繰り
返すことにより蒸発は益々促進されるので、乾燥効率が
高まり、乾燥パス長を延長することなく、処理効率をア
ップすることができる。
飽和水分量を超えた水分はまずスクイズローラで除去さ
れた後、感光材料は乾燥部内でヒートローラに接触する
ことにより加熱され蒸発が促進され、その後、多湿とな
った周辺雰囲気を乾燥風によって感光材料表面から排除
する。ヒートローラによる加熱と乾燥風の吹付けを繰り
返すことにより蒸発は益々促進されるので、乾燥効率が
高まり、乾燥パス長を延長することなく、処理効率をア
ップすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乾燥の
初期、すなわち乾燥部の感光材料搬送方向上流側でのフ
ィルムからの蒸発水分量が乾燥後半(下流側)より多く
なる。特に乾燥の仕上がり向上のために乾燥初期にヒー
トローラや赤外線照射を用いて効率的な加熱を行うと感
光材料入口付近の乾燥率が高まり、循環又は排気してい
る乾燥部の下流側(下部)よりも湿度が高くなる。この
状態で、乾燥部内の乾燥風について従来の循環及び排気
構造をとると、乾燥部の上流側の高湿度の乾燥風が下流
側の乾燥部へ移動し、さらに乾燥風吹出口からの乾燥風
が混ざって平均化されるため、乾燥ゾーン内を一定の湿
度以下に保つためには、排気量を多くする必要がある。
初期、すなわち乾燥部の感光材料搬送方向上流側でのフ
ィルムからの蒸発水分量が乾燥後半(下流側)より多く
なる。特に乾燥の仕上がり向上のために乾燥初期にヒー
トローラや赤外線照射を用いて効率的な加熱を行うと感
光材料入口付近の乾燥率が高まり、循環又は排気してい
る乾燥部の下流側(下部)よりも湿度が高くなる。この
状態で、乾燥部内の乾燥風について従来の循環及び排気
構造をとると、乾燥部の上流側の高湿度の乾燥風が下流
側の乾燥部へ移動し、さらに乾燥風吹出口からの乾燥風
が混ざって平均化されるため、乾燥ゾーン内を一定の湿
度以下に保つためには、排気量を多くする必要がある。
【0009】排気量が多くなると、その分、新鮮な外気
(乾燥風に対して低い温度の空気)の導入量を多くする
必要が生じ、これを乾燥風として加温するためのヒータ
能力を高くしなければならない。
(乾燥風に対して低い温度の空気)の導入量を多くする
必要が生じ、これを乾燥風として加温するためのヒータ
能力を高くしなければならない。
【0010】このため、迅速処理、大量処理に対応する
ためには、ヒータ等の消費電力もアップし、装置全体が
重量アップ、大型化を招き、さらに、設置場所の電源設
備の定格を上げなければならない。
ためには、ヒータ等の消費電力もアップし、装置全体が
重量アップ、大型化を招き、さらに、設置場所の電源設
備の定格を上げなければならない。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、感光材料の乾
燥に用いられた比較的湿度の高い乾燥風を効率良く排気
して、排気量の増大を抑制し、ヒータの能力アップに伴
う、装置の大型化や電源設備の定格拡大等を防止するこ
とができる感光材料処理装置の乾燥部構造を得ることが
目的である。
燥に用いられた比較的湿度の高い乾燥風を効率良く排気
して、排気量の増大を抑制し、ヒータの能力アップに伴
う、装置の大型化や電源設備の定格拡大等を防止するこ
とができる感光材料処理装置の乾燥部構造を得ることが
目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、処理液による処理が終了した感光材料を搬送しなが
ら乾燥する乾燥部の構造であって、前記乾燥部へ乾燥風
を供給する乾燥風供給ダクトと、前記乾燥風供給ダクト
内を通過する乾燥風を加温し、かつ前記乾燥部へ送風す
る加温送風手段と、前記乾燥部の感光材料搬送方向下流
から乾燥風を前記乾燥風供給ダクト内へ案内する案内ダ
クトと、前記乾燥部の感光材料搬送方向上流側から乾燥
風を乾燥部外へ排気する排気手段と、を有している。
は、処理液による処理が終了した感光材料を搬送しなが
ら乾燥する乾燥部の構造であって、前記乾燥部へ乾燥風
を供給する乾燥風供給ダクトと、前記乾燥風供給ダクト
内を通過する乾燥風を加温し、かつ前記乾燥部へ送風す
る加温送風手段と、前記乾燥部の感光材料搬送方向下流
から乾燥風を前記乾燥風供給ダクト内へ案内する案内ダ
クトと、前記乾燥部の感光材料搬送方向上流側から乾燥
風を乾燥部外へ排気する排気手段と、を有している。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、乾燥部の感光
材料搬送方向上流側は、湿った感光材料が挿入されてく
るため、一般的にその雰囲気(乾燥風)の湿度は高い。
例えば、この乾燥部の感光材料搬送方向上流側にヒート
ローラを配置した場合には、ヒートローラを効率的に加
熱するためさらに、湿度は高くなる。
材料搬送方向上流側は、湿った感光材料が挿入されてく
るため、一般的にその雰囲気(乾燥風)の湿度は高い。
例えば、この乾燥部の感光材料搬送方向上流側にヒート
ローラを配置した場合には、ヒートローラを効率的に加
熱するためさらに、湿度は高くなる。
【0014】そこで、この湿度の高い乾燥部の感光材料
搬送方向上流側から湿度の高くなった乾燥風を排気手段
によって排気する。この乾燥部の上流側からの排気によ
って、比較的湿度の高い感光材料乾燥後の乾燥風のみを
排気することができるため、少ない排気量で乾燥部内の
湿度の上昇を充分に抑制することができる。
搬送方向上流側から湿度の高くなった乾燥風を排気手段
によって排気する。この乾燥部の上流側からの排気によ
って、比較的湿度の高い感光材料乾燥後の乾燥風のみを
排気することができるため、少ない排気量で乾燥部内の
湿度の上昇を充分に抑制することができる。
【0015】一方、乾燥部内の感光材料搬送方向下流側
で乾燥に用いられた比較的湿度の低い乾燥風は、乾燥部
外へほとんど排気されることなく、案内ダクトを介して
乾燥部へ乾燥風を供給する供給ダクトへ案内され、乾燥
風として再利用される。この再利用により、温度の低い
新たな外気の導入量を減少することができ、加温送風手
段による加温能力を上げる必要がなくなる。
で乾燥に用いられた比較的湿度の低い乾燥風は、乾燥部
外へほとんど排気されることなく、案内ダクトを介して
乾燥部へ乾燥風を供給する供給ダクトへ案内され、乾燥
風として再利用される。この再利用により、温度の低い
新たな外気の導入量を減少することができ、加温送風手
段による加温能力を上げる必要がなくなる。
【0016】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0017】自動現像装置10は、機枠12内に処理液
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16、水洗水を貯留する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入検出センサ8
0が配設されている。挿入検出センサ80は、制御部6
4に接続されている。
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16、水洗水を貯留する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入検出センサ8
0が配設されている。挿入検出センサ80は、制御部6
4に接続されている。
【0018】図1に示された自動現像装置10の水平断
面である図3に示される如く、機枠12の上部開口に
は、蓋体13が取付けられている。この蓋体13を取付
けることによって、機枠12内は密閉されている。ま
た、この蓋体13の一部(現像槽14の上方)には、排
気ダクト13Aが取付けられている。排気ダクト13A
の中間には、図示しない排気ファンが取付けられてい
る。この排気ダクト13Aは、前記排気ファンの駆動に
よって処理液処理部11からの蒸発等によって多湿とな
った機枠内の雰囲気を排出する役目を有している。
面である図3に示される如く、機枠12の上部開口に
は、蓋体13が取付けられている。この蓋体13を取付
けることによって、機枠12内は密閉されている。ま
た、この蓋体13の一部(現像槽14の上方)には、排
気ダクト13Aが取付けられている。排気ダクト13A
の中間には、図示しない排気ファンが取付けられてい
る。この排気ダクト13Aは、前記排気ファンの駆動に
よって処理液処理部11からの蒸発等によって多湿とな
った機枠内の雰囲気を排出する役目を有している。
【0019】また、この排気ダクト13Aからは、乾燥
部50の感光材料搬送方向上流側から排出される高湿度
の乾燥風も、排気することができるようになっている。
この乾燥部50からの乾燥風の排気については、後述す
る。
部50の感光材料搬送方向上流側から排出される高湿度
の乾燥風も、排気することができるようになっている。
この乾燥部50からの乾燥風の排気については、後述す
る。
【0020】図1に示される如く、処理液処理部11の
現像槽14、定着槽16、水洗槽18内には、複数の搬
送ローラ22、26、30をそれぞれ有する搬送ラック
24、28、32が、現像液、定着液、水洗水に浸漬さ
れて配設されている。また、現像槽14と定着槽16と
の間、定着槽16と水洗槽18との間には、それらの上
部に搬送ローラ36及びガイド38を備えたクロスオー
バーラック34が配設されている。
現像槽14、定着槽16、水洗槽18内には、複数の搬
送ローラ22、26、30をそれぞれ有する搬送ラック
24、28、32が、現像液、定着液、水洗水に浸漬さ
れて配設されている。また、現像槽14と定着槽16と
の間、定着槽16と水洗槽18との間には、それらの上
部に搬送ローラ36及びガイド38を備えたクロスオー
バーラック34が配設されている。
【0021】挿入口15から挿入されたフィルム20
は、挿入ラック17によって引き入れられ、搬送ローラ
22、26、36の回転駆動によって現像液、定着液、
水洗水に順次浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗
処理が行われる。
は、挿入ラック17によって引き入れられ、搬送ローラ
22、26、36の回転駆動によって現像液、定着液、
水洗水に順次浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗
処理が行われる。
【0022】水洗槽18と乾燥部50との間には、フィ
ルム20をスクイズしながら搬送するスクイズローラ4
2とフィルム20を乾燥部50へ向けて案内するガイド
43を備えたスクイズラック40が配設されている。水
洗槽18から送り出されたフィルム20は、スクイズロ
ーラ42によって表面の水分が絞り取られながら乾燥部
50へ案内される。
ルム20をスクイズしながら搬送するスクイズローラ4
2とフィルム20を乾燥部50へ向けて案内するガイド
43を備えたスクイズラック40が配設されている。水
洗槽18から送り出されたフィルム20は、スクイズロ
ーラ42によって表面の水分が絞り取られながら乾燥部
50へ案内される。
【0023】なお、水洗槽18に近いスクイズローラ4
2とガイド43との部分に、現像槽14、定着槽16と
の間のクロスオーバーラック34、定着槽16と水洗槽
18との間のクロスオーバーラック34と同様の構成の
クロスオーバーラックを採用することができる。
2とガイド43との部分に、現像槽14、定着槽16と
の間のクロスオーバーラック34、定着槽16と水洗槽
18との間のクロスオーバーラック34と同様の構成の
クロスオーバーラックを採用することができる。
【0024】図2に示される如く、乾燥部50には、互
いに平行に配設された一対の側板54間に掛け渡され、
フィルム20を搬送するヒートローラ60と搬送ローラ
44とが千鳥状に配列されてフィルム20の搬送路を形
成すると共に、ヒータ及び乾燥ファンを備えた乾燥風供
給部45によって送られた乾燥風を、フィルム搬送路に
向けて噴出する吹出パイプ47が配設されている。吹出
パイプ47は、各搬送ローラ44及びヒートローラ60
間にそれぞれ独立して配設されており、これらの長手方
向一端部には、乾燥風供給部45から、乾燥風を供給さ
れるチャンバー49が設けられている。
いに平行に配設された一対の側板54間に掛け渡され、
フィルム20を搬送するヒートローラ60と搬送ローラ
44とが千鳥状に配列されてフィルム20の搬送路を形
成すると共に、ヒータ及び乾燥ファンを備えた乾燥風供
給部45によって送られた乾燥風を、フィルム搬送路に
向けて噴出する吹出パイプ47が配設されている。吹出
パイプ47は、各搬送ローラ44及びヒートローラ60
間にそれぞれ独立して配設されており、これらの長手方
向一端部には、乾燥風供給部45から、乾燥風を供給さ
れるチャンバー49が設けられている。
【0025】すなわち、ヒータ及び乾燥ファンによって
発生された乾燥風は、一旦チャンバー49に貯えられる
ことにより均圧とされた後、各吹出パイプ47へと案内
され、吹出パイプ47の吹出口から噴出される構成とな
っている。
発生された乾燥風は、一旦チャンバー49に貯えられる
ことにより均圧とされた後、各吹出パイプ47へと案内
され、吹出パイプ47の吹出口から噴出される構成とな
っている。
【0026】ここで、チャンバー49及び各吹出パイプ
47は、それぞれ乾燥風の流れ方向上流側の断面積が広
く、下流にいくに従いその断面積が徐々に狭くなる形状
をもち、チャンバー49から各吹出パイプ47への乾燥
風の吐出圧、並びに各吹出パイプ47の吹出口からの乾
燥風の吐出圧が一定になる構造となっている。
47は、それぞれ乾燥風の流れ方向上流側の断面積が広
く、下流にいくに従いその断面積が徐々に狭くなる形状
をもち、チャンバー49から各吹出パイプ47への乾燥
風の吐出圧、並びに各吹出パイプ47の吹出口からの乾
燥風の吐出圧が一定になる構造となっている。
【0027】乾燥部50内の搬送ローラ44とヒートロ
ーラ60との配列順は、乾燥部50の上方からまず2個
の搬送ローラ44が配列され、その後4個のヒートロー
ラ60が配列され、次いで10個の搬送ローラ44が配
列されている。フィルム20は、上記のように千鳥状に
配列された搬送ローラ44及びヒートローラ60に順次
表裏面が接触しながら、搬送力を受けて下方へ向けて搬
送されると共に吹出パイプ47から噴出される乾燥風に
よって加熱乾燥される。
ーラ60との配列順は、乾燥部50の上方からまず2個
の搬送ローラ44が配列され、その後4個のヒートロー
ラ60が配列され、次いで10個の搬送ローラ44が配
列されている。フィルム20は、上記のように千鳥状に
配列された搬送ローラ44及びヒートローラ60に順次
表裏面が接触しながら、搬送力を受けて下方へ向けて搬
送されると共に吹出パイプ47から噴出される乾燥風に
よって加熱乾燥される。
【0028】ヒートローラ60は、アルミニウム等の金
属製のパイプの内部の空洞内の回転軸上に、ハロゲンラ
ンプ62が配設された構造をもち、このハロゲンランプ
62を点灯することにより、ヒートローラ60の表面
(金属製パイプの外表面)が加熱される構成となってい
る。
属製のパイプの内部の空洞内の回転軸上に、ハロゲンラ
ンプ62が配設された構造をもち、このハロゲンランプ
62を点灯することにより、ヒートローラ60の表面
(金属製パイプの外表面)が加熱される構成となってい
る。
【0029】乾燥部50の下部には、乾燥ターン部48
が配設されており、下方へ向けて搬送され、ヒートロー
ラ60及び乾燥風によって乾燥されたフィルム20が、
この乾燥ターン部48で斜め上方へ向けてターンされた
後、受け箱52にストックされる。
が配設されており、下方へ向けて搬送され、ヒートロー
ラ60及び乾燥風によって乾燥されたフィルム20が、
この乾燥ターン部48で斜め上方へ向けてターンされた
後、受け箱52にストックされる。
【0030】図4に示される如く、側板54(チャンバ
ー49が配設された側とは反対側の乾燥部空間を覆う壁
の一部)の下部には孔54Aが設けられ、循環パイプ1
00の一端開口が接続されている。この循環パイプ10
0は、その中間部が略コ字型に屈曲され、乾燥部50の
下方の乾燥風供給部45に連通している。
ー49が配設された側とは反対側の乾燥部空間を覆う壁
の一部)の下部には孔54Aが設けられ、循環パイプ1
00の一端開口が接続されている。この循環パイプ10
0は、その中間部が略コ字型に屈曲され、乾燥部50の
下方の乾燥風供給部45に連通している。
【0031】乾燥部50の下方には、筐体状の乾燥風供
給部45が配設されている。乾燥風供給部45の上面は
乾燥部下端に開口し、また、チャンバー49と対向する
側面はチャンバー49の内方空間と連通している。従っ
て、乾燥部50内でフィルム20を乾燥した後の湿った
乾燥風が、この乾燥風供給部45を介して再度チャンバ
ー49へ送り込まれ、加温されて循環利用されるように
なっている。
給部45が配設されている。乾燥風供給部45の上面は
乾燥部下端に開口し、また、チャンバー49と対向する
側面はチャンバー49の内方空間と連通している。従っ
て、乾燥部50内でフィルム20を乾燥した後の湿った
乾燥風が、この乾燥風供給部45を介して再度チャンバ
ー49へ送り込まれ、加温されて循環利用されるように
なっている。
【0032】乾燥風供給部45の側面には、前記循環パ
イプ100の他端部が取付けられており、乾燥部50の
下部(下流側)のフィルム乾燥後の乾燥風を案内するよ
うになっている。すなわち、循環利用されるフィルム乾
燥後の乾燥風は、乾燥部50のフィルム搬送方向下流側
側面と、下端部とから案内され、チャンバー49へ送り
込まれる構成である。なお、乾燥部50の下方からは、
乾燥風は原則として排気されない。
イプ100の他端部が取付けられており、乾燥部50の
下部(下流側)のフィルム乾燥後の乾燥風を案内するよ
うになっている。すなわち、循環利用されるフィルム乾
燥後の乾燥風は、乾燥部50のフィルム搬送方向下流側
側面と、下端部とから案内され、チャンバー49へ送り
込まれる構成である。なお、乾燥部50の下方からは、
乾燥風は原則として排気されない。
【0033】なお、この乾燥部50の下流側側面と、下
端部とからチャンバー49へ送り込まれるフィルム乾燥
後の乾燥風は、比較的湿度の低い乾燥風であり、循環利
用しても、乾燥部50の湿度をそれほど高めることはな
い。
端部とからチャンバー49へ送り込まれるフィルム乾燥
後の乾燥風は、比較的湿度の低い乾燥風であり、循環利
用しても、乾燥部50の湿度をそれほど高めることはな
い。
【0034】これに対して、乾燥部50の上部(フィル
ム搬送方向の上流側)での、フィルム乾燥後の乾燥風
は、特にヒートローラ60による乾燥は、乾燥能力が高
いため、比較的多湿となっている。この多湿となった乾
燥部内のフィルム搬送方向上流側のフィルム乾燥後の乾
燥風は、乾燥部のフィルム挿入口から乾燥部外へ排出さ
れ、処理液処理部11の上方空間を経て、各処理液の蒸
発分と共に前述のように処理槽上方に設けられた排気ダ
クト13Aから自動現像装置外へ排気されるようになっ
ている。これにより、乾燥部50のフィルム搬送方向上
流側と下流側、すなわち、比較的多湿乾燥風と比較的低
湿乾燥風とを区別して、それぞれ排気(上流側)又は循
環利用(下流側)することになる。
ム搬送方向の上流側)での、フィルム乾燥後の乾燥風
は、特にヒートローラ60による乾燥は、乾燥能力が高
いため、比較的多湿となっている。この多湿となった乾
燥部内のフィルム搬送方向上流側のフィルム乾燥後の乾
燥風は、乾燥部のフィルム挿入口から乾燥部外へ排出さ
れ、処理液処理部11の上方空間を経て、各処理液の蒸
発分と共に前述のように処理槽上方に設けられた排気ダ
クト13Aから自動現像装置外へ排気されるようになっ
ている。これにより、乾燥部50のフィルム搬送方向上
流側と下流側、すなわち、比較的多湿乾燥風と比較的低
湿乾燥風とを区別して、それぞれ排気(上流側)又は循
環利用(下流側)することになる。
【0035】以下に本実施例の作用を説明する。露光に
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口15から
挿入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き
入れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口15から
挿入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き
入れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
【0036】現像槽14では、ラック24の搬送ローラ
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像像14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、クロスオーバーラック
34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込まれ
る。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30によ
ってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、フ
ィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液成
分を除去する。
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像像14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、クロスオーバーラック
34によって案内搬送されて、水洗槽18へ送り込まれ
る。水洗槽18では、ラック32の搬送ローラ30によ
ってフィルム20を水洗水に浸漬しながら搬送して、フ
ィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液成
分を除去する。
【0037】水洗処理が終了したフィルム20は、水洗
槽18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。
槽18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。
【0038】乾燥部50では、まず、フィルム20は2
個の搬送ローラ44に表裏面を交互に接触させて搬送さ
れると共に乾燥風が吹付けられる。これにより、前記ス
クイズローラ42によってスクイズしきれずに、特にフ
ィルム20の搬送方向先端部又は後端部に或いはフィル
ム20の全体に亘って不均一に水滴等が残っていても、
フィルム表面上の水分を比較的均一な状態にすることが
できる。
個の搬送ローラ44に表裏面を交互に接触させて搬送さ
れると共に乾燥風が吹付けられる。これにより、前記ス
クイズローラ42によってスクイズしきれずに、特にフ
ィルム20の搬送方向先端部又は後端部に或いはフィル
ム20の全体に亘って不均一に水滴等が残っていても、
フィルム表面上の水分を比較的均一な状態にすることが
できる。
【0039】次に、フィルム表面から水分が除去され
た、あるいはフィルム表面に水分が比較的均一に付着し
たフィルム20は、表裏面が交互に接触する4個のヒー
トローラ60によって加熱され水分を蒸発する。その
後、ヒートローラ60間に配置された吹出パイプ47か
らの乾燥風によって、フィルム表面から多量に水分を含
んだ雰囲気が排除され、蒸発が促進される。このとき、
フィルム表面に水滴がないため、部分的に蒸発が遅れた
り、進んだりすることにより発生する水滴むらが発生す
ることがなく、フィルム20の前面に亘って均一に蒸発
が促進される。
た、あるいはフィルム表面に水分が比較的均一に付着し
たフィルム20は、表裏面が交互に接触する4個のヒー
トローラ60によって加熱され水分を蒸発する。その
後、ヒートローラ60間に配置された吹出パイプ47か
らの乾燥風によって、フィルム表面から多量に水分を含
んだ雰囲気が排除され、蒸発が促進される。このとき、
フィルム表面に水滴がないため、部分的に蒸発が遅れた
り、進んだりすることにより発生する水滴むらが発生す
ることがなく、フィルム20の前面に亘って均一に蒸発
が促進される。
【0040】その後、10個の搬送ローラ44によって
フィルム20を搬送しながら、乾燥風供給部45で発生
した乾燥風を吹出パイプ47からフィルム20の表裏面
に向けて噴出して、フィルム20を加熱乾燥する。フィ
ルム20は、加熱されながら搬送されて乾燥ターン部4
8に達すると、斜め上方に向けてターンされて排出さ
れ、受け箱49にストックされる。
フィルム20を搬送しながら、乾燥風供給部45で発生
した乾燥風を吹出パイプ47からフィルム20の表裏面
に向けて噴出して、フィルム20を加熱乾燥する。フィ
ルム20は、加熱されながら搬送されて乾燥ターン部4
8に達すると、斜め上方に向けてターンされて排出さ
れ、受け箱49にストックされる。
【0041】ところで、乾燥部50では、その上流側で
ヒートローラ60による乾燥を行っているため、この乾
燥部50のフィルム搬送方向上流側の乾燥効率は高く、
この結果、フィルム乾燥に用いられた乾燥風の湿度も高
くなる。この湿度の高い、乾燥部50のフィルム挿入口
付近の乾燥風は、蓋体13に設けられた排気ダクト13
Aに案内されて自動現像装置外へ排気されるため、乾燥
部50の湿度を比較的低く保つことができ、安定した乾
燥処理を行うことができる。
ヒートローラ60による乾燥を行っているため、この乾
燥部50のフィルム搬送方向上流側の乾燥効率は高く、
この結果、フィルム乾燥に用いられた乾燥風の湿度も高
くなる。この湿度の高い、乾燥部50のフィルム挿入口
付近の乾燥風は、蓋体13に設けられた排気ダクト13
Aに案内されて自動現像装置外へ排気されるため、乾燥
部50の湿度を比較的低く保つことができ、安定した乾
燥処理を行うことができる。
【0042】一方、乾燥部50の下流側での乾燥は、主
に温風乾燥であり、フィルム20は、前記ヒートローラ
60による乾燥によって既に大部分乾燥されているた
め、その含水量も少ない。従って、温風による乾燥後の
乾燥風の湿度は比較的低い。この湿度の低いフィルム乾
燥後の乾燥風は、排気されることなく、循環ダクト10
0及び乾燥風供給部45を介して、乾燥部50の側面及
び下部から再度チャンバー49へ案内され、加温されて
再利用される。
に温風乾燥であり、フィルム20は、前記ヒートローラ
60による乾燥によって既に大部分乾燥されているた
め、その含水量も少ない。従って、温風による乾燥後の
乾燥風の湿度は比較的低い。この湿度の低いフィルム乾
燥後の乾燥風は、排気されることなく、循環ダクト10
0及び乾燥風供給部45を介して、乾燥部50の側面及
び下部から再度チャンバー49へ案内され、加温されて
再利用される。
【0043】このように、乾燥部からの乾燥風の排気量
は比較的少ないため(乾燥部50のフィルム搬送方向上
流側からのみ)、乾燥部50へ供給される乾燥風の流
量、圧力を一定とするための排気量に応じた外気の導入
量も少なくてすみ、この結果、ヒータによる外気の加温
能力も小さくてよい。
は比較的少ないため(乾燥部50のフィルム搬送方向上
流側からのみ)、乾燥部50へ供給される乾燥風の流
量、圧力を一定とするための排気量に応じた外気の導入
量も少なくてすみ、この結果、ヒータによる外気の加温
能力も小さくてよい。
【0044】下記表1は、従来構造(乾燥部下流側の側
面からフィルム乾燥後の乾燥風を排気していた構造)と
本実施例の構造とにおいて、他は同一条件で十分な乾燥
を行うことができる排気量と、ヒータ容量との比較を示
している。
面からフィルム乾燥後の乾燥風を排気していた構造)と
本実施例の構造とにおいて、他は同一条件で十分な乾燥
を行うことができる排気量と、ヒータ容量との比較を示
している。
【0045】
【表1】
【0046】この表1からもわかるように、全乾燥風量
に対する排気量を10%に減少することができ8従来構
造の半分)、この結果ヒータ容量も小さくすることがで
きるため、乾燥風を生成するための手段の一部であるヒ
ータを小型とすることができ、装置全体の軽量化、小型
化を図ることができる。また、装置設定場所の電源設備
の定格アップの必要がなく、既設の設備の変更といった
無駄な作業を行う必要がなくなり、設置のための作業効
率を向上することができる。
に対する排気量を10%に減少することができ8従来構
造の半分)、この結果ヒータ容量も小さくすることがで
きるため、乾燥風を生成するための手段の一部であるヒ
ータを小型とすることができ、装置全体の軽量化、小型
化を図ることができる。また、装置設定場所の電源設備
の定格アップの必要がなく、既設の設備の変更といった
無駄な作業を行う必要がなくなり、設置のための作業効
率を向上することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置の乾燥部構造は、感光材料の乾燥に用いられた
比較的湿度の高い乾燥風を効率良く排気して、排気量の
増大を抑制し、ヒータの能力アップに伴う、装置の大型
化や電源設備の定格拡大等を防止することができるとい
う優れた効果を有する。
処理装置の乾燥部構造は、感光材料の乾燥に用いられた
比較的湿度の高い乾燥風を効率良く排気して、排気量の
増大を抑制し、ヒータの能力アップに伴う、装置の大型
化や電源設備の定格拡大等を防止することができるとい
う優れた効果を有する。
【図1】本実施例に係る自動現像装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】乾燥部のローラ及びヒートローラの配列状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】自動現像装置の平面図である。
【図4】乾燥部における、特に乾燥風の循環系統を示す
概略を示す斜視図である。
概略を示す斜視図である。
10 自動現像装置 45 乾燥風供給部 47 吹出パイプ(乾燥風供給ダクト) 49 チャンバー(乾燥風供給ダクト) 50 乾燥部 90 ヒータ 92 ファン 13A 排気ダクト 100 循環パイプ(排気ダクト)
フロントページの続き (72)発明者 山本 健朗 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 処理液による処理が終了した感光材料を
搬送しながら乾燥する乾燥部の構造であって、 前記乾燥部へ乾燥風を供給する乾燥風供給ダクトと、 前記乾燥風供給ダクト内を通過する乾燥風を加温し、か
つ前記乾燥部へ送風する加温送風手段と、 前記乾燥部の感光材料搬送方向下流から乾燥風を前記乾
燥風供給ダクト内へ案内する案内ダクトと、 前記乾燥部の感光材料搬送方向上流側から乾燥風を乾燥
部外へ排気する排気手段と、 を有する感光材料処理装置の乾燥部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17937493A JPH0736170A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 感光材料処理装置の乾燥部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17937493A JPH0736170A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 感光材料処理装置の乾燥部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736170A true JPH0736170A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16064742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17937493A Pending JPH0736170A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 感光材料処理装置の乾燥部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736170A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5895592A (en) * | 1996-12-19 | 1999-04-20 | Imation Corp. | Apparatus and method for thermally processing an imaging material employing a system for reducing fogging on the imaging material during thermal processing |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP17937493A patent/JPH0736170A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5895592A (en) * | 1996-12-19 | 1999-04-20 | Imation Corp. | Apparatus and method for thermally processing an imaging material employing a system for reducing fogging on the imaging material during thermal processing |
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