JP2005202051A - 乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乾燥ムラを生じさせることなく、また感光材料を安定して搬送させることのできる乾燥装置を提供する。
【解決手段】 乾燥風吹付板46には吹出孔46aの列が感光材料搬送方向に所定間隔で並べられて設けられている。吹出孔46aの各列において、乾燥風供給口47に近い乾燥吹付板46の前部A1では隣り合う吹出孔46aの間隔を狭くし、乾燥風供給口47に遠い乾燥吹付板46の後部A2では隣り合う吹出孔46aとの間隔を広くする。前部A1では吹き出される乾燥風の風速は遅いが単位面積あたりに占める開口面積の割合は大きく、一方、後部A2では乾燥風の風速は速いが単位面積あたりに占める開口面積の割合は小さくなる。これにより、乾燥風吹付板46の外面46eのどの領域においても吹き出される乾燥風の風量が同程度となって、感光材料10の表面には均一に乾燥風が吹き付けられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録媒体を乾燥させる乾燥装置に関するものである。
写真現像で使用されるプリンタプロセッサなどの自動現像機では、印画紙などの感光材料はプリントサイズに応じてカッタにより切断され、カットシート状の感光材料となり、プリント処理が施される。プリント処理後の感光材料は、振り分け部によって、単列または複数列に振り分けられ、現像処理装置に搬送される。通常、現像処理装置には、感光材料を搬送する搬送ローラにより感光材料を処理槽へ搬送し、各処理液の中を順次通過させることによって現像処理を行う。
現像処理後の感光材料は水分が付着しており、湿潤状態となっている。このため、現像処理後の感光材料はスクイズ部にて水滴を除去してから乾燥部に搬送されて乾燥処理が行われる。乾燥部には、感光材料を搬送する搬送ラック、送風機、及び加熱器などが設けられており、加熱器で温められた空気を送風機によって吹き付けて、感光材料を乾燥させている。この乾燥部での乾燥具合によって感光材料の品質が大きく左右されるため、現像処理後の湿潤な感光材料を安定して乾燥させる装置が種々考えられている。
例えば、特許文献1の乾燥装置では、感光材料の搬送方向と直交する方向が筒体の長手方向になるようにして感光材料の搬送方向に沿って複数の筒体を並べている。これらの筒体には感光材料に対向する面に長手方向にスリットが設けられ、そのスリットから感光材料に対して乾燥風が吹き付けられるようになっている。なお、筒体は乾燥風供給口から離れるにしたがって縮幅されて筒体の開口断面積が変化させられており、これにより、スリットの全域に渡って略均一な風量で乾燥風が吹き付けられるようになっている。複数の筒体は感光材料の搬送路の両面に設けられており、搬送路を搬送される感光材料の両面から乾燥風を吹き付ける。感光材料は、搬送路上に設けられた多数の挟持ローラによって搬送される。しかし、このような構成とした場合、複数の筒体及び多数の挟持ローラを用意しなければならないため、部品数が増加し、製造コストが増大する。
特許文献2に用いられている乾燥装置では、感光材料の搬送路に沿って送風ダクトが設けられている。送風ダクトの感光材料搬送路に対向する面にはガイド部材(乾燥風吹出部材)が設けられている。このガイド部材には送風ダクトの乾燥風供給口から供給される乾燥風を感光材料に吹き付ける吹出孔が、所定の間隔で設けられている。この吹出孔から乾燥風を吹き付けられた感光材料はメッシュで形成されたエンドレスベルトに押し付けられて搬送される。
特開平5−249646号公報 特開2003−287865号公報
特許文献2に用いられる乾燥装置であれば、特許文献1の乾燥装置に比べて部品数が少ないため構成が簡易となる。しかしながら、特許文献2に用いられる乾燥装置では、吹出孔から感光材料に吹き付けられる乾燥風の風量が均一とならず、感光材料に乾燥ムラが生じたり、カールした感光材料の端部が吹出孔に引っ掛かって安定して搬送されない場合があった。
本発明では、乾燥ムラを生じさせることなく、また感光材料を安定して搬送させることのできる乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明は、乾燥風を生成して送り出す送風機構と、記録媒体を搬送する搬送路に沿って設けられ、前記送風機構から供給される乾燥風を前記記録媒体に吹き付ける吹出孔が設けられた乾燥風吹付部材を搬送路側に備えたダクトと、前記乾燥風吹付部材の前記吹出孔から吹き付けられる乾燥風によって前記乾燥風吹付部材から離れた前記記録媒体を保持し、保持した前記記録媒体を搬送する搬送機構とを有する乾燥装置に関し、前記乾燥風吹付部材の搬送路側の面を外面としたとき、前記乾燥風吹付部材の内面において乾燥風による圧力が大きくなる領域ほど、前記吹出孔の開口面積が単位面積あたりに占める割合である開口率を小さくして、前記吹出孔を前記乾燥風吹付部材に設けたことを特徴とする。
前記ダクトは直方体状に形成され、前記乾燥風吹付部材を設けた面と垂直な面のうち、3面は閉じられ残りの1面には前記送風機構からの乾燥風を前記ダクト内に供給する乾燥風供給口が設けられており、この乾燥風供給口から離れるにしたがって前記乾燥吹付部材の前記開口率を小さくすることが好ましい。
前記吹出孔は、所定の間隔で配置して前記乾燥風供給口から離れるにしたがい開口面積を小さくするか、所定の開口面積にして前記乾燥風供給口から離れるにしたがい配置する間隔を広くするか、または前記乾燥風供給口から離れるにしたがい開口面積を小さくしさらに配置する間隔を広くして前記乾燥吹付部材に設けることが好ましい。
前記乾燥風吹付部材の前記吹出孔を形成している内周面の前記外面側には面取りが施されていることが好ましい。
本発明によれば、乾燥風吹付部材の乾燥風を供給される側の面である内面において、乾燥風による圧力が大きくなる領域ほど、開口面積が単位面積あたりに占める割合である開口率を小さくするようにして前記吹出孔を前記乾燥吹付部材に設けている。よって、乾燥風吹付部材の内面にかかる圧力が低い領域では、各吹出孔から吹き出される乾燥風の風速は遅くなり開口率は大きくなる。一方、乾燥風吹付板内面にかかる圧力が高い領域では、各吹出孔から吹き出される乾燥風の風速は速くなり開口率は小さくなる。したがって、乾燥風吹付部材から記録媒体に吹き付けられる乾燥風の単位面積あたりの風量は、乾燥風吹付部材外面のどの領域でも同程度とすることができる。これにより、記録媒体の表面には均一に乾燥風が吹き付けられるので、記録媒体に乾燥ムラを生じさせることなく均一に乾燥させることができる。また、記録媒体に均一に乾燥が吹き付けられると、均一な力で記録媒体が搬送機構に押し付けられるため、記録媒体が搬送機構上でずれることなく安定して搬送される。
また、乾燥風吹付部材の吹出孔を形成している内周面の乾燥風吹付部材の搬送路側である外面側には面取りが施されているので、記録媒体が過乾燥等によりカールした場合等であっても、記録媒体の端部が吹出孔の内周面に引っ掛かることを防ぐことができる。
図1に示すように、プリンタプロセサ2は、プリンタ部3とプロセサ部4とから構成される。プリンタ部3は、マガジン5、カッタ6、裏印字部7、露光部8、振り分け部9から構成される。マガジン5にセットされた帯状の感光材料は、プリントサイズに応じてカッタ6により切断され、カットシート状の感光材料10となる。この感光材料10は、図1に示す搬送経路15に沿って、露光部8に向けて搬送され、その途中で裏印字部7によってコマ番号や補正データなどの印字が行われる。そして、露光部8で画像データに基づいた画像が感光材料10の受光面に露光記録される。その後、露光済みの感光材料10は、振り分け部9により数列に振り分けられ、プロセサ部4に搬送される。
プロセサ部4は、現像処理部11、スクイズ部12、乾燥部13、及びソータ部14から構成される。現像処理部11は、感光材料10の搬送方向上流側から順に現像槽16、漂白定着槽17、第1〜第4水洗槽18〜21が設けられている。現像槽16には現像液が、漂白定着槽17には漂白定着液が、また第1〜第4水洗槽18〜21には水洗液が所定量貯留されている。現像槽16および漂白定着槽17の内部には、感光材料10を槽内で略U字形状に搬送する複数の搬送ローラからなる搬送ラック22が設けられている。水洗槽18〜21内には、感光材料10を槽内で略U字形状に搬送する搬送ローラ対23が設けられている。感光材料10は、搬送ラック22や搬送ローラ対23により各槽16〜21内に送られ現像処理が行われる。
水洗槽18〜21では、隔壁に設けた液中スクイズ部24を介して感光材料10が次の槽へ送られる。液中スクイズ部24は弾性変形する薄板からなるブレードを備えており、このブレードは感光材料10の通過を許容すると共に、水洗液の流出を阻止する。現像処理された感光材料10はスクイズ部12で付着した水滴を除去され、乾燥部13に送られる。なお、液中スクイズ部24を用いる替わりに、他の処理槽16、17と同じように、搬送ラックを用いた搬送方式であってもよい。
図2に示すように、乾燥部13は水洗処理後の感光材料10を乾燥するためのものであり、搬送機構28、搬送制御部29、コントローラ30、ダクト31、送風機32(図3参照)、ヒータ33(図3参照)から構成される。搬送機構28、ダクト31、送風機32、ヒータ33は、プリンタプロセサ2に設けられた乾燥室34内部に備えられている。
搬送機構28は、搬送ベルト38、搬送ベルトローラ39、搬送ローラ対40から構成され、これらにより感光材料10を搬送する搬送路41が形成されている。搬送ベルト38にはメッシュで形成されたエンドレスベルトが用いられ、このエンドレスベルトが搬送ベルトローラ39に巻き付けられている。搬送制御部29からの信号により搬送ベルトローラ39が回転すると、搬送ベルト38が図中矢印方向に駆動される。搬送ベルト38には後述する乾燥風吹付板46から吹き付けられる乾燥風によって感光材料10が押し付けられ、この押し付け力によって感光材料10が搬送ベルト38に固定される。感光材料10に乾燥風が吹き付けられる状態であれば搬送ベルト38は感光材料10を搬送することができる。搬送ローラ対40は、乾燥後の感光材料10をソータ部14まで挟持搬送する。
搬送制御部29は、搬送ベルトローラ39、搬送ローラ対40の駆動を制御する。搬送制御部29はコントローラ30により送られてくる感光材料10のサイズや種別等の信号に基づいて搬送ベルトローラ39を回転させて搬送ベルト38を駆動させることで、感光材料10を乾燥に適した速度で搬送させる。なお、コントローラ30は、送風機32の駆動を制御するとともに、プリンタプロセサ2の各部を制御するものである。
ダクト31は、感光材料10を搬送する搬送路41に沿って設けられており、直方体状の形状をしている。ダクト31の搬送路側の面である上面は、感光材料10に乾燥風を吹き付ける吹出孔46aを設けた乾燥風吹付板46によって形成されている。乾燥風吹付板46は搬送ベルト38から所定距離離れている。乾燥風吹付板46と垂直な面のうち、図中、左側面31a、右側面31b、及び後面31c(図3参照)は閉じられており、前面31d(図3参照)には送風機32からの乾燥風をダクト31内部に供給する乾燥風供給口47(図3参照)が搬送方向に長尺状に設けられている。また、ダクトの上面と対向する下面31eは閉じられている。
図3に示す送風機32は、クロスフローファンによって構成される。クロスフローファンは、回転軸が搬送方向と平行になるように設けられ、搬送方向に長く延びている。送風機32は、ダクト31の乾燥風供給口47近傍に設けられており、ダクト外部の空気をダクト内部へ送風する。なお、送風機32と乾燥風供給口47の間にはヒータ33が設けられており、ダクト内部に送風される空気を乾燥させている。ヒータ33は、空気を60〜90℃程度に加熱する。ヒータ33はダクト内に設けられた温度センサ48からの検出信号に基づきコントローラ30によって制御される。これによりダクト内の乾燥空気の温度は所定範囲内に維持される。また、図示しないが、ダクトには新鮮空気取入口が形成されており、循環する乾燥空気の湿度は所定範囲内に維持される。
ダクト31は、乾燥風供給口47から乾燥風を送り込まれることで内圧が外圧に比べて高くなる。この内圧はダクト内部のなかでも領域に応じて違いが生じるものである。特に、乾燥風吹付板内面46bが受ける圧力に関しては、乾燥風供給口47から近い前部A1(図3及び図4参照)で圧力が低く、乾燥風供給口から遠い後部A2(図3及び図4参照)で圧力が高くなる傾向がある。本発明では、乾燥風吹付板内面46bにおいて圧力が大きくなる領域ほど開口率を小さくするようにして吹出孔46aを乾燥風吹付板46に設ける。よって、乾燥風吹付板46には、乾燥風供給口47から離れるにしたがって開口率が小さくなるように吹出孔46aを設ける。なお、開口率とは、乾燥風吹付板46の表面において、単位面積あたりに吹出孔46aの開口面積が占める割合を算出したものである。
図4に示すように、乾燥風吹付板46には吹出孔46aの列が感光材料搬送方向に所定間隔で並べられて設けられている。吹出孔46aの開口は円形となっている。吹出孔46aの各列において、乾燥風供給口47に近い前部A1では隣り合う吹出孔46aの間隔を狭くし、乾燥風供給口47に遠い後部A2では隣り合う吹出孔46aとの間隔を広くしている。このように乾燥風吹付板46に吹出孔46aを設ければ、乾燥風供給口47から離れるにしたがって開口率が小さくなる。
ところで、乾燥風吹付板46から吹き出される乾燥風の単位面積あたりの風量は、開口率と乾燥風の風速との積の値となることが知られている。乾燥風吹付板内面46bにかかる圧力が低い前部A1では、外圧と内圧の圧力差が小さいことから各吹出孔46aから吹き出される乾燥風の風速は速くならないが開口率は大きい、一方、乾燥風吹付板内面46bにかかる圧力が高い後部A2では、外圧と内圧との圧力差が大きいことから各吹出孔46aから吹き出される乾燥風の風速は速くなるが開口率は小さい。よって圧力が低い前部A1でも圧力が高い後部A2でも吹き出される乾燥風の単位面積あたりの風量を同程度にすることができる。
乾燥風吹付板46から吹き出される乾燥風の単位面積あたりの風量が各領域で同程度であれば、乾燥風吹付板46の上方を搬送される感光材料10には、均一に乾燥風が吹き付けられる。
図5に示すように、乾燥風吹付板46の吹出孔46aを形成している内周面46cの外面側のエッジには面取りが施され、切り欠き面46dが形成されている。なお、この面取りは、乾燥風吹付板46の外面46eから切り欠き面46dまでの角度θが30度以下であることが好ましい。このように面取りを施すことにより、搬送される感光材料10の角部10aが吹出孔46aに引っ掛かることを防ぐことができる。詳しくは後述する。
乾燥風吹付板46及び吹出孔46aのサイズとしては、例えば、乾燥風吹付板46の厚みを1.5mm、吹出孔46aの開口直径を4mm、面取りによる乾燥風吹付板外面46eからの切り欠き深さを0.8mm等とする。これらのサイズは、感光材料10に合わせて適宜自由なサイズとしてよい。また、乾燥風吹付板46は、アルミニウム製で外面が黒色塗装されていることが好ましい。これにより、乾燥風吹付板46の熱伝導率が高く、かつ感光材料10に対する放射率が高くなるため、放射熱量が多くなって効果的に感光材料10を乾燥させることができる。
ソータ部14は、乾燥部13から搬送されてくる乾燥後の感光材料10を各オーダー毎に仕分けて所定場所に集積する。
以下、上記構成による作用について、特に乾燥部13における乾燥動作を中心に説明する。感光材料10は、露光記録され現像処理を終えると、スクイズ部12のスクイズローラ対42により付着した水分を絞りとられてから、乾燥部13の搬送ベルト38とダクト31の間に搬送される。
乾燥部13では、送風機32やヒータ33が前もって駆動されており、ダクト内は所定温度に維持され、ダクト上面を形成する乾燥風吹付板46の吹出孔46aからは上方に向けて乾燥風が吹き出している。また、搬送ベルト38や搬送ローラ対40は、乾燥部13への感光材料10の搬送にタイミングを合わせて駆動を開始する。
搬送ベルト38と乾燥風吹付板46の間に搬送されてきた感光材料10は、吹出孔46aから吹き付けられる乾燥風による上向きの力を受けて所定距離離れた搬送ベルト38に押し付けられる。感光材料10は搬送ベルト38に固定され、搬送ベルト38の移動とともに搬送される。乾燥風吹付板46から吹き出される乾燥風の単位面積あたりの風量は、乾燥風吹付板外面46eの各領域で同程度であるため、乾燥風吹付板46に沿って搬送される感光材料10の表面には乾燥風が均一に吹き付けられる。これにより、感光材料10に乾燥ムラを生じさせることなく均一に乾燥させることができる。また、感光材料10の表面に均一に乾燥が吹き付けられると、感光材料10は均一な力で搬送ベルト38に押し付けられるため、感光材料10が搬送ベルト上でずれることなく安定して搬送される。
図5に示すように、感光材料10は搬送途中の乾燥によりカールすることがある。図5では、感光材料10は紙面の表から裏へ向かって搬送されていく。感光材料10のカールが強いと、感光材料10の角部10aが乾燥風吹付板外面46eの近傍に位置することとなる。角部10aが吹出孔46aの開口でない領域に接触するときには、角部10aは外面46e上を滑る。角部10aが吹出孔46aの開口から吹出孔46aの内部に入り込むときには、角部10aはやがて面取りにより吹出孔内周面46cに設けられた切り欠き面46dに当接する。切り欠き面46dに当接した角部10aは、切り欠き面46dから上向きの力を受けることで吹出孔46aの内部から抜け出すことができる。このように、乾燥風吹付板46の吹出孔46aを形成している内周面46cの外面46e側に面取りが施されているので、感光材料10が過乾燥等によりカールした場合等であっても、感光材料10の角部10aが吹出孔46aに引っ掛かることを防ぐことができる。特に、感光材料10を搬送路上で複数列に並べて搬送する場合には、感光材料の角部10aが多数となるため有効である。
感光材料10に吹き付けられた乾燥風は、メッシュで形成された搬送ベルト38を通過し、乾燥室内前方へと流れてゆき、再び送風機32によりダクト内部へと送風される。このように、送風機32の駆動によって乾燥風が還流する構成となっているため、一旦乾燥風が所定の温度に到達した後は、乾燥風を所定温度に効率的に維持することができる。
乾燥を終えた感光材料10は、搬送ローラ対40による挟持搬送によってソータ部14へと搬送されてゆく。全ての感光材料10の乾燥を終えると、コントローラ30の指示により、送風機32、ヒータ33、搬送機構28等が駆動を停止する。
なお、上記実施形態では、乾燥風吹付板46に吹出孔46aを設けるときに、乾燥風供給口47に近い前部A1では開口率を高く、乾燥風供給口47に遠いA2では開口率を低くするようにした。乾燥風吹付板内面46bが受ける圧力がより詳細に分かっている場合には、上記より細かく開口率を設定してもよい。例えば、乾燥風供給口47に最も近い領域(乾燥風吹付板46の端部)において乾燥風吹付板46bが受ける圧力が若干高くなることがあれば、乾燥風吹付板46を乾燥風供給口47からの距離に応じて5つの領域に分割し、そのそれぞれの領域の開口率の比が乾燥風供給口47から近い順に4:5:4:4:3等となるように設けてもよい。
上記実施形態では、乾燥風供給口47から離れるにしたがって乾燥風吹付板46の開口率を小さくするため、乾燥風吹付板46の各吹出孔46aは、所定の開口面積に固定して前記乾燥風供給口47から離れるにしたがって配置する間隔を広くするようにして設けていた。その替わりに、図6に示すように、各吹出孔46aを、所定の間隔で配置して前記乾燥風供給口47から離れるにしたがい開口面積を小さくして設けてもよい。また、各吹出孔46aを、前記乾燥風供給口47から離れるにしたがって配置間隔を広くし開口面積を小さくするように設けてもよい。
上記実施形態では、吹出孔46aの開口の形状を円形としたが、楕円形やスリット形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。
上記実施形態では、ダクト31の形状を直方体としたが、搬送路41に沿って設けられれば、この他の形状でもよい。また、乾燥風供給口47の配置も上記実施形態に限らない。ただし、ダクト31の形状を変えるか、または、乾燥風供給口47の配置を変えた場合には、乾燥風吹付板46の内面46bにおいて乾燥風による圧力が大きくなる領域が違ってくるため、適宜、領域に応じて開口率を調整する必要がある。
本発明の乾燥装置を実施したプリンタプロセサを示す概略図である。 乾燥部の構成を示す概略正面図である。 乾燥部の構成を示す概略側面図である。 乾燥風吹付板を上面に形成したダクトの断面斜視図である。 カールした感光材料の搬送時の様子を示す説明図である。 他の実施形態における乾燥風吹付板を上面に形成したダクトの断面斜視図である。
符号の説明
2 プリンタプロセサ
4 プロセサ部
10 感光材料
10a 角部
13 乾燥部
28 搬送機構
29 搬送制御部
30 コントローラ
31 ダクト
32 送風機構
38 搬送ベルト
41 搬送路
46 乾燥風吹付板
46a 吹出孔
46b 内面
46d 切り欠き面
46e 外面
47 乾燥風供給口

Claims (4)

  1. 乾燥風を生成して送り出す送風機構と、
    記録媒体を搬送する搬送路に沿って設けられ、前記送風機構から供給される乾燥風を前記記録媒体に吹き付ける吹出孔が設けられた乾燥風吹付部材を搬送路側に備えたダクトと、
    前記乾燥風吹付部材の前記吹出孔から吹き付けられる乾燥風によって前記乾燥風吹付部材から離れた前記記録媒体を保持し、保持した前記記録媒体を搬送する搬送機構とを有する乾燥装置において、
    前記乾燥風吹付部材の搬送路側の面を外面としたとき、前記乾燥風吹付部材の内面において乾燥風による圧力が大きくなる領域ほど、前記吹出孔の開口面積が単位面積あたりに占める割合である開口率を小さくするようにして、前記吹出孔を前記乾燥風吹付部材に設けたことを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記ダクトは直方体状に形成され、前記乾燥風吹付部材を設けた面と垂直な面のうち、3面は閉じられ残りの1面には前記送風機構からの乾燥風を前記ダクト内に供給する乾燥風供給口が設けられており、この乾燥風供給口から離れるにしたがって前記乾燥吹付部材の前記開口率を小さくすることを特徴とする請求項1記載の乾燥装置。
  3. 前記吹出孔は、所定の間隔で配置して前記乾燥風供給口から離れるにしたがい開口面積を小さくするか、所定の開口面積にして前記乾燥風供給口から離れるにしたがい配置する間隔を広くするか、または前記乾燥風供給口から離れるにしたがい開口面積を小さくしさらに配置する間隔を広くして前記乾燥吹付部材に設けることを特徴とする請求項2記載の乾燥装置。
  4. 前記乾燥風吹付部材の前記吹出孔を形成している内周面の前記外面側には面取りが施されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つ記載の乾燥装置。

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