JP7047368B2 - 加熱装置及び媒体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱装置及びこれを備える媒体処理装置に関する。
特許文献1には、媒体処理装置の一例として、記録ヘッドからインク等の液体が噴射された媒体を加熱することによって、その媒体を乾燥させる媒体乾燥装置が記載されている。この媒体乾燥装置は、媒体を加熱する赤外線ヒーターと、媒体に気体を吹き付ける吹付け部とを備えている。
特開2016-107469号公報
こうした媒体乾燥装置においては、吹付け部が媒体に気体を吹き付ける際に、加熱部により加熱された気体が装置の外部に流れることがある。加熱された気体が媒体乾燥装置から記録ヘッドが位置する側に向けて流れる場合、その気体によって記録ヘッドが温められることによって、記録ヘッドの噴射性能を損なう虞がある。また、こうした媒体乾燥装置においては、媒体の乾燥効率の向上が望まれている。
本発明の目的は、媒体を適切に乾燥させることができる加熱装置及びこれを備える媒体処理装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する媒体処理装置は、記録部によって液体を付着される媒体が搬送される搬送方向において前記記録部よりも下流側で前記媒体を支持するための支持面と、前記支持面に対向し、前記支持面に支持される前記媒体を加熱するべく発熱する発熱体を有する加熱部と、前記支持面に向けて開口する第1吹出口と、前記第1吹出口から気体を吹き出させるための送風機と、を備え、前記第1吹出口は、前記加熱部に対して前記記録部が位置する側に位置し、前記第1吹出口から吹き出される前記気体が前記支持面に沿って、前記記録部が位置する側とは反対側に向かうように構成される。
この構成によれば、加熱部によって加熱された装置内部の気体は、第1吹出口から吹き出される気体によって、支持面に沿って記録部が位置する側とは反対側に流れる。そのため、加熱された気体が第1吹出口と支持面との間から記録部に向けて流れる虞が低減される。すなわち、媒体処理装置において、第1吹出口が位置する側に記録部が位置する場合に、装置内部において加熱された気体が記録部に向けて流れる虞を低減できる。したがって、媒体を適切に乾燥させることができる。
上記媒体処理装置において、前記第1吹出口は、前記第1吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記加熱部による加熱量が最も大きい領域よりも前記記録部が位置する側となる領域に向けて、吹き出されるように構成されることが好ましい。
この構成によれば、加熱部による加熱量が最も大きい領域で加熱された気体が記録部に向けて流れる虞を低減できる。
上記媒体処理装置においては、前記支持面に向けて開口する第2吹出口を備え、前記第1吹出口から吹き出される気体は、前記支持面において前記第2吹出口から吹き出される前記気体が向かう領域よりも、前記記録部が位置する側の領域に向かうことが好ましい。
媒体を乾燥させて処理する媒体処理装置においては、媒体に付着した液体を蒸発させる際、その液体が蒸発することによって生じた蒸気が媒体の表面に拡散層を形成することがある。媒体の表面に拡散層が生じると、媒体の表面に蒸気が滞留するため、媒体が乾燥しにくくなる。
上記構成によれば、第2吹出口から吹き出される気体は、支持面において第1吹出口から吹き出される気体が向かう領域よりも記録部が位置する側とは反対側となる領域に向けて吹き出される。第1吹出口からの気体が吹き付けられる領域とは異なる領域に第2吹出口からの気体が吹き付けられることによって、媒体の表面から生じる蒸気を撹拌し、蒸気による拡散層を除去する。これにより、装置内部において加熱された気体が記録部15に向けて流れる虞を低減しつつ、媒体の乾燥効率が向上できる。
上記媒体処理装置において、前記第2吹出口は、前記第2吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記加熱部による加熱量が最も大きい領域に向けて、吹き出されるように構成されることが好ましい。
蒸気による拡散層は、加熱部による加熱量が最も大きい領域において生じやすい。この構成によれば、加熱部による加熱量が最も大きい領域に向けて第2吹出口から気体が吹き出されるため、媒体の表面に生じる拡散層を効果的に除去できる。
上記媒体処理装置において、前記第2吹出口は、前記第2吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記発熱体と最も近接する領域に向けて、吹き出されるように構成されることが好ましい。
一般的に、支持面において発熱体と最も近接する領域は、加熱部による加熱量が大きい。そのため、支持面において発熱体と最も近接する領域において、拡散層が生じやすい。この構成によれば、発熱体と最も近接する領域に向けて第2吹出口が気体を吹き出すため、媒体の表面に生じる拡散層を効果的に除去できる。
上記媒体処理装置においては、前記第1吹出口及び前記第2吹出口を有する流路を備え、前記流路は、前記流路内に前記気体を取り入れるための流入口を有し、前記送風機は、前記流路内に配置され、前記流路内の前記気体を前記第1吹出口及び前記第2吹出口に向けて流動させることが好ましい。
この構成によれば、単一の送風機で1の第1吹出口及び1の第2吹出口から気体を吹き出させることができる。そのため、送風機を複数備える必要がなく、その構成を簡易にできる。
上記媒体処理装置においては、前記流入口は、前記支持面に向けて開口し、前記第2吹出口及び前記加熱部に対して前記記録部が位置する側とは反対側に位置することが好ましい。
この構成によれば、第1吹出口及び第2吹出口から吹き出された気体の一部が流入口に流入される。そのため、加熱部により加熱される気体の一部は、流路を通じて装置内部で循環される。すなわち、装置外部から流路内に気体を取り入れる場合と比較して、装置内部を高温に維持できる。
上記媒体処理装置において、前記第1吹出口の開口面積及び前記第2吹出口の開口面積の合計は、前記流入口の開口面積よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、送風機を駆動させるための駆動力を変更することなく、第1吹出口及び第2吹出口から吹き出される気体の風速を速めることができる。
上記媒体処理装置において、前記第1吹出口は、前記第1吹出口から吹き出される前記気体の風速が、前記第2吹出口から吹き出される前記気体の風速よりも速くなるように構成されることが好ましい。
この構成によれば、加熱部により加熱された装置内部の気体が記録部に向けて流れる虞をより低減できる。
上記媒体処理装置において、前記第2吹出口は、前記第2吹出口から吹き出される前記気体の風速が前記第1吹出口から吹き出される前記気体の風速よりも速くなるように構成されることが好ましい。
この構成によれば、媒体の表面に生じる拡散層を効果的に除去できる。
上記課題を解決する加熱装置は、記録部によって液体を付着される媒体が搬送される搬送方向において記録部よりも下流側で前記媒体を支持するための支持面に対向するように配置される加熱装置であって、前記支持面に対向し、前記支持面に支持される前記媒体を加熱するべく発熱する発熱体を有する加熱部と、前記支持面に向けて開口する第1吹出口及び第2吹出口と、前記第1吹出口及び前記第2吹出口から気体を吹き出させるための送風機と、を備え、前記第1吹出口は、前記加熱部に対して前記記録部が位置する側に位置し、前記第1吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記第2吹出口から吹き出される前記気体が向かう領域よりも前記記録部が位置する側となる領域に向けて前記気体を吹き出すように開口し、前記第1吹出口から吹き出される前記気体が前記支持面に沿って前記記録部が位置する側とは反対側に向かうように構成される。
この構成によれば、上記媒体処理装置の同様の効果を得ることができる。
媒体処理装置の一実施形態を模式的に示す側面図。 加熱装置を備える媒体処理装置を模式的に示す側面図。 吹出口の正面図。
以下、媒体処理装置の実施形態について、図を参照して説明する。媒体処理装置は、例えば、液体の一例であるインクを噴射することによって用紙などの媒体に文字、写真等の画像を記録(印刷)するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、記録装置(媒体処理装置)11は、収容体12と、媒体99を支持可能な支持部13と、媒体99を支持部13に沿って搬送する搬送部14とを備える。記録装置11は、収容体12内に配置された記録部15と、収容体12外に配置された加熱装置40とを備える。加熱装置40は、液体が付着された媒体99を加熱する。媒体99は、例えば、円筒状に巻き重ねられたロール紙である。
支持部13は、第1支持板16、第2支持板17、及び第3支持板18を有する。搬送部14により搬送される媒体99の搬送方向においてその上流側から順に第1支持板16、第2支持板17、第3支持板18が並ぶ。
第1支持板16及び第2支持板17は、収容体12と対向するように位置する。第1、第2支持板16、17において収容体12と対向するそれぞれの面が、媒体99を支持するための支持面21、22である。第3支持板18は、加熱装置40と対向するように位置する。第3支持板18において加熱装置40と対向する面が、媒体99を支持するための支持面23とされる。本実施形態では、第1、第2、第3支持板16、17、18において鉛直方向における上方を向く面が支持面21、22、23とされる。
搬送部14は、例えば、媒体99に接した状態で回転することによって媒体99を搬送する搬送ローラー24を有する。本実施形態において、搬送ローラー24は、媒体99の搬送方向において第1支持板16と第2支持板17との間に配置される。搬送部14により搬送される媒体99の搬送方向は、第1、第2、第3支持板16、17、18の支持面21、22、23に沿う方向である。
記録部15は、例えばインク等の液体を噴射するヘッド25を有する。ヘッド25は、第2支持板17と対向するように配置され、第2支持板17に支持される媒体99に液体を噴射可能である。記録部15は、媒体99に液体を噴射することによって、その媒体99に画像を記録するように構成される。記録部15は、ヘッド25を保持するキャリッジ26と、キャリッジ26の移動を案内するガイド軸27とを有してもよい。この場合、ヘッド25は、媒体99の幅方向に延びるガイド軸27に沿って、キャリッジ26とともに往復移動しながらインクを噴射する。媒体99の幅方向は、媒体99の搬送方向とは異なる方向である。
加熱装置40は、第3支持板18に支持される媒体99を加熱し、加熱により媒体99に付着した液体を蒸発させ、その媒体99を乾燥させる。
第3支持板18は、媒体99の搬送方向において、記録部15よりも下流側で媒体99を支持する。すなわち、第3支持板18の支持面23は、記録部15によって液体が付着された媒体99を支持するための面である。本実施形態の第3支持板18は、媒体99の搬送方向の上流側から下流側に向けて、鉛直方向における上方から下方に向かって傾斜する。すなわち、第3支持板18は、搬送方向における上流部分が下流部分よりも上方に位置するように配置される。
加熱装置40は、第3支持板18の支持面23に対向するように配置される。加熱装置40は、支持面23に対して少し間隔をあけて配置される。そのため、搬送部14に搬送される媒体99は、支持面23と加熱装置40との間の領域を通過する。加熱装置40は、記録部15によって画像を記録され、搬送部14によって搬送される媒体99を加熱する。
次に、記録装置11が備える加熱装置40について説明する。
加熱装置40は、媒体99を加熱するための加熱部41と、加熱部41を収容する筐体42と、気体が流れる流路43と、気体を送風するための送風機44とを備える。加熱部41は、第3支持板18の支持面23に支持された媒体99を加熱する。加熱部41は、支持面23と対向する位置に配置される。加熱部41は、発熱可能な発熱体を有する。発熱体は、例えば、媒体99の幅方向に延びるヒーター管45である。本実施形態のヒーター管45は、支持面23に沿うように2つ並んで配置される。
加熱部41は、発熱体の熱を反射するための反射板46を有してもよい。この場合、反射板46は、ヒーター管45のうち支持面23と反対側の部分を囲うように配置されることが好ましい。反射板46は、ヒーター管45から生じる赤外線を支持面23に向けて反射する。
筐体42は、加熱部41を囲む内壁51と、内壁51を囲む外壁52とを有する。外壁52は内壁51の外側に配置される。内壁51及び外壁52は支持面23に向けて開口する。内壁51及び外壁52は流路43を形成する。
流路43は、内壁51の外側であって且つ外壁52の内側に位置する。流路43は、加熱部41を囲むように配置される。流路43は、流路43内に気体を取り入れるための流入口53と、流路43内の気体を吹き出すための吹出口54とを有する。流入口53及び吹出口54は支持面23に向けて開口する。
送風機44は、流路43内に配置される。送風機44は、気流を発生させるファン47を有する。送風機44は、流路43内の気体を吹出口54に向けて流動させる。流路43内の気体とは例えば空気である。送風機44は、流路43に沿って気体を送風する。送風機44は、流入口53から流入する気体を吹出口54から吹き出させる。
流入口53は、加熱部41に対して記録部15が位置する側とは反対側に位置する。すなわち、流入口53は、搬送方向において加熱部41よりも下流側に位置する。
吹出口54は、加熱部41に対して記録部15が位置する側に位置する。すなわち、吹出口54は、搬送方向において加熱部41よりも上流側に位置する。本実施形態の吹出口54は、流入口53よりも上方に位置する。
吹出口54は、記録部15が位置する側とは反対側を向くように開口する。吹出口54を含む流路43の下流部分は、支持面23に対して傾斜するように延びる。本実施形態の吹出口54は、搬送方向の下流側を向くように開口する。
吹出口54から吹き出す気体は、支持面23に沿って記録部15が位置する側とは反対側に向かうように流れる。すなわち、吹出口54から吹き出す気体は、支持面23に吹き付けられた後、図1において矢印Aで示すように、支持面23上における媒体99の搬送方向に流れる。本実施形態において、吹出口54から吹き出す気体は、支持面23に沿って上方から下方に向かうように流れる。
吹出口54から吹き出され、支持面23に沿って流れる気体は、一部が矢印Bに示すように流入口53に流入され、一部が流入口53と支持面23との間から加熱装置40の外部に排出される。すなわち、加熱装置40は、吹出口54から吹き出す気体の一部が流路43を通じて加熱装置40の内部を循環するように構成される。
吹出口54から吹き出され、流入口53に流入する気体は、加熱部41により加熱されている。そのため、加熱装置40の外部の気体が流入口53に流入する場合よりも加熱装置40の内部が冷えにくい。これにより、吹出口54から吹き出す気体の温度が高くなり、加熱装置40の内部が高温に維持されやすい。また、加熱部41を囲むように流路43が位置するため、加熱部41から生じる熱により、流路43内の温度が高くなる。このようにすることによって、ヒーター管45が発する熱を回収して乾燥に再利用することができ、加熱装置40の熱損失が抑えられ、熱効率がよくなる。
加熱部41が媒体99を加熱すると、媒体99に付着した液体が蒸発することによって蒸気が生じる。この蒸気によって加熱装置40の内部の湿度が上昇すると、媒体99が乾燥しにくくなる。そのため、加熱装置40は、吹出口54から吹き出す気体の一部とともに蒸気を流入口53と支持面23との間から加熱装置40の外部に排出させる。これにより、加熱装置40の内部における湿度の上昇が抑制される。
加熱装置40は、支持面23に支持される媒体99を加熱しつつその媒体99に気体を吹き付けることによって、媒体99を乾燥させる。すなわち、記録済みの媒体99が支持部13に沿って搬送され、加熱装置40と支持面23との間の領域に到達すると、ヒーター管45が発する熱と、吹出口54から吹き出す気体とによって、その媒体99に付着した液体の蒸発が促進される。
内壁51は、支持面23と対向する開口55を有する。この開口55には、金網56が配置されることが好ましい。金網56が開口55に配置される構成では、金網56越しにヒーター管45の熱が支持面23上の媒体99に伝えられる。また、吹出口54から吹き出す気体の一部が金網56に沿って搬送方向に流される。
図2に示すように、支持面23上には、加熱部41により媒体99が加熱される領域である加熱領域Rがある。加熱領域Rは、支持面23上において、加熱部41の加熱が及ぶ領域である。すなわち、加熱領域Rは、媒体99の乾燥が促進される領域である。媒体99は、加熱領域Rに位置することによって、その乾燥を促進される。加熱領域Rは、第1領域Sと第2領域Tとを有する。
第1領域Sは、支持面23上の加熱領域Rにおいて、加熱部41の発熱体であるヒーター管45に最も近接する領域である。一般的に、支持面23において、発熱体であるヒーター管45に近い領域ほど、加熱部41による加熱量が大きい。加熱部41による加熱量が大きいほど、媒体99の表面の温度が高くなる。すなわち、ヒーター管45に近い領域ほど、媒体99の表面の温度が高くなる。そのため、第1領域Sは、加熱領域Rにおけるその他の領域と比較して、媒体99に付着された液体の蒸発が比較的促進される領域である。本実施形態において、第1領域Sは、支持面23上において、2つのヒーター管45とそれぞれ対向する2つの領域である。すなわち、ヒーター管45は、支持面23に対して第1領域Sの垂直上方に位置するともいえる。
第2領域Tは、加熱部41の加熱により最も媒体99の表面の温度が高くなる領域である。第2領域Tは、例えば、表面に温度センサーが設けられた乾燥状態の媒体を一定速度で搬送するときの、当該温度センサーによる検出温度に基づき特定される。すなわち、当該温度センサーが加熱領域Rを通過する際の、検出温度が最も高くなる領域が第2領域Tである。したがって、第2領域Tは、加熱領域Rにおいて、加熱部41の加熱によって液体の蒸発が最も促進される領域であるともいえる。本実施形態の第2領域Tは、加熱領域Rにおいて2つのヒーター管45の加熱が及ぶ領域とされる。第2領域Tは、支持面23上において、2つの第1領域Sの間に位置する領域である。第2領域Tは、支持面23上において、2つのヒーター管45の中間位置と対向する領域である。
図2及び図3に示すように、吹出口54は、支持面23に対して互いに異なる領域に向けて気体を吹き出す第1吹出口61と第2吹出口62とを有する。図3は、第2吹出口62を正面に見たときの図である。吹出口54を含む流路43の下流部分には、流路43を仕切る仕切部材63が配置される。吹出口54は、仕切部材63によって第1開口64と第2開口65とに仕切られる。
仕切部材63は、媒体99の幅方向に延びる板状の部材である。そのため、仕切部材63は、搬送方向において吹出口54を第1開口64及び第2開口65の2つの開口に区画する。仕切部材63は、流路43の下流に向かってその厚みが厚くなるように設けられる。仕切部材63は、図2に示すように、その側断面が楔形状をなすように設けられる。流路43は、仕切部材63によって、第1開口64を含む第1流路と第2開口65を含む第2流路とに分岐するともいえる。本実施形態において、第1開口64は、第2開口65に対して記録部15が位置する側に位置する。すなわち、第1開口64は、第2開口65よりも搬送方向の上流側に位置する。
第1開口64及び第2開口65には、流路43を流れる気体の風圧、風速等を調整するための第1調整部材66及び第2調整部材67が配置される。本実施形態の第1、第2調整部材66、67は、直方体状をなすように設けられ、第1、第2開口64、65に嵌め込まれるように取り付けられる。
第1、第2調整部材66、67は、第1、第2開口64、65から気体を吹き出すための穴を複数有する。そのため、第1調整部材66が有する穴が第1吹出口61として機能する。第2調整部材67が有する穴が第2吹出口62として機能する。流路43内に配置される送風機44は、流路43内の気体を第1吹出口61及び第2吹出口62に向けて流動させる。第1、第2調整部材66、67に設けられる穴は矩形状に開口する。第1調整部材66は、その長手方向に亘って第1吹出口61を複数有する。第2調整部材67は、その長手方向に亘って第2吹出口62を複数有する。第1、第2吹出口61、62は、加熱部41に対して記録部15が位置する側に位置する。第1吹出口61は、第2吹出口62に対して記録部15が位置する側に位置する。
第1調整部材66は、仕切部材63が楔形状であるために、第2調整部材67に対して少し傾いた姿勢で取り付けられる。これにより、本実施形態の第1吹出口61及び第2吹出口62は、第1開口64及び第2開口65に取り付けられた状態において互いに異なる方向を向く。第1調整部材66に開口する第1吹出口61は、第2調整部材67に開口する第2吹出口62よりも、支持面23に対して搬送方向の上流側となる領域を向くように開口する。
吹出口54から気体が吹き出される際、第1吹出口61から吹き出された気体は、支持面23において第2吹出口62から吹き出された気体が吹き付けられる領域とは異なる領域に吹き付けられる。第1吹出口61から吹き出された気体は、支持面23において第2吹出口62から吹き出された気体が向かう領域よりも、記録部15が位置する側となる領域、すなわち搬送方向の上流側に位置する領域に向けて吹き出される。
第1吹出口61から吹き出される気体は、第2領域Tよりも記録部15が位置する側となる領域に向けて吹き出されることが好ましい。本実施形態の第1吹出口61から吹き出される気体は、第2領域Tに対して搬送方向の上流側に位置する第1領域Sよりも記録部15が位置する側となる領域に向けて吹き出される。第1領域Sが複数ある場合、第1吹出口61から吹き出される気体は、搬送方向において最も上流側に位置する第1領域Sよりも上流側の領域に向けて吹き出されることが好ましい。第1吹出口61は、吹き出された気体が支持面23に沿って、記録部15が位置する側とは反対側に向かうように構成される。
第2吹出口62から吹き出される気体は、第1吹出口61から吹き出す気体が向かう領域よりも記録部15が位置する側とは反対側となる領域に向けて吹き出される。第2吹出口62から吹き出される気体は、第2領域Tに向けて吹き出されることが好ましい。
第1吹出口61の開口面積と第2吹出口62の開口面積との合計は、流入口53の開口面積よりも小さいことが好ましい。第1、第2吹出口61、62の開口面積を小さくすることによって、第1、第2吹出口61、62から吹き出される気体の風速を速めることができる。なお、本実施形態において、第1吹出口61及び第2吹出口62を有する吹出口54は、流入口53よりも開口面積が小さい。
本実施形態において、第1吹出口61の開口面積は、第2吹出口62の開口面積と同一の面積とされる。こうすると、第1吹出口61から吹き出される気体の風量と、第2吹出口62から吹き出される気体の風量とを均等にできる。
次に、記録装置(媒体処理装置)11及び加熱装置40の作用について説明する。
加熱装置40の内部において加熱部41により加熱された気体が記録装置11の収容体12内に流入すると、その気体により記録部15が温められ、記録部15の記録品質に影響を及ぼす場合がある。一般的に、加熱された気体は上方に浮き上がりやすい。そのため、特に本実施形態のように、支持面23が搬送方向の上流側から下流側に向かって上方から下方に傾斜して延びる構成においては、加熱された気体が吹出口54に向けて流れやすい。すなわち、搬送方向において吹出口54よりも上流側に位置する記録部15に向けて、加熱された気体が流れやすい。
記録装置11は、第1吹出口61から吹き出される気体が、支持面23に沿って、記録部15が位置する側とは反対側に流れるように構成される。すなわち、第1吹出口61から吹き出される気体は、記録部15が位置する側に向けて加熱された気体が流れないように、記録部15が位置する側とは反対側に向けて吹き出される。加熱された気体は、第1吹出口61から吹き出される気体によって、記録部15が位置する側とは反対側から加熱装置40の外部に排出される。こうすることにより、加熱装置40の内部において加熱された気体が、第1吹出口61と支持面23との間を通じて記録部15に向けて流れる虞が低減される。また、吹出口54から吹き出す気体がエアカーテンのような役割を果たすことにより、記録部15が位置する側に向けて加熱された気体が流れる虞がより低減される。
媒体99を乾燥させて処理する記録装置11においては、媒体99に付着した液体を蒸発させる際、その蒸気による拡散層が媒体99の表面に生じることがある。このとき、媒体99の表面近傍の蒸気圧は、飽和蒸気圧に近い状態となる。拡散層が媒体99の表面に生じると、媒体99の表面に蒸気が滞留するため、媒体99が乾燥しにくくなる。
特に、第1吹出口61から吹き出される気体は、第2領域Tよりも搬送方向の上流側となる領域に吹き付けられた後、支持面23に沿って下流側に流れるため、媒体99の表面に沿って流れる層流になりやすい。この層流により媒体99の表面の拡散層が覆われると、媒体99の表面に蒸気の一部が滞留しやすい。そこで、記録装置11は、第1吹出口61から気体が吹き出される領域とは異なる領域に、第2吹出口62から気体を吹き出させることによって、媒体99の表面に生じる拡散層を除去する。第2吹出口62から気体が吹き出されることにより、媒体99の表面における拡散層の蒸気が撹拌され、蒸気の滞留が抑制される。
拡散層は、媒体99に付着した液体が蒸発することによって生じるため、支持面23上において最も加熱される領域において発生しやすい。すなわち、拡散層は、第2領域Tにおいて発生しやすい。そのため、第2吹出口62から、第2領域Tに向けて気体が吹き出されることにより、媒体99の表面に生じる拡散層の蒸気が撹拌される。第2吹出口62から吹き出された気体が媒体99に吹き付けられると、媒体99の表面に乱流が生じる。これにより、媒体99の表面に生じる拡散層の蒸気が撹拌される。なお、第2吹出口62から吹き出される気体の風速が速いほど、拡散層の蒸気を効果的に撹拌できる。また、第2吹出口62から吹き出される気体により蒸発が促進されて生じた蒸気が記録部15側に流れることが、第1吹出口61から吹き出される気体によって抑制される。
撹拌された蒸気は、第1吹出口61及び第2吹出口62から吹き出される気体の一部とともに、流入口53と支持面23との間を通じて、記録部15が位置する側とは反対側から加熱装置40の外部に排出される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)加熱部41によって加熱された装置内部の気体は、第1吹出口61から吹き出される気体によって、支持面23に沿って記録部15が位置する側とは反対側に流れる。そのため、加熱された気体が第1吹出口61と支持面23との間から記録部15に向けて流れる虞が低減される。すなわち、記録装置(媒体処理装置)11において、第1吹出口61が位置する側に記録部15が位置する場合に、装置内部において加熱された気体が記録部15に向けて流れる虞を低減できる。したがって、媒体99を適切に乾燥させることができる。
(2)第1吹出口61は、支持面23において加熱部41による加熱量が最も大きい第2領域Tよりも記録部15が位置する側となる領域に向けて第1吹出口61から気体が吹き出されるように構成される。これにより、加熱部41による加熱量が最も大きい第2領域Tで加熱された気体が記録部15に向けて流れる虞を低減できる。
(3)媒体99を乾燥させて処理する記録装置(媒体処理装置)11においては、媒体99に付着した液体を蒸発させる際、その液体が蒸発することによって生じた蒸気が媒体99の表面に拡散層を形成することがある。媒体99の表面に拡散層が生じると、媒体99の表面に蒸気が滞留するため、媒体99が乾燥しにくくなる。
第2吹出口62から吹き出される気体は、支持面23において第1吹出口61から吹き出される気体が向かう領域よりも記録部15が位置する側とは反対側となる領域に向けて吹き出される。第1吹出口61からの気体が吹き付けられる領域とは異なる領域に第2吹出口62の気体が吹き付けられることによって、媒体99の表面から生じる蒸気を撹拌し、蒸気による拡散層を除去する。すなわち、第2吹出口62から吹き出される気体により蒸発が促進されて生じた蒸気が記録部15側に流れることが、第1吹出口61から吹き出される気体によって抑制される。これにより、装置内部において加熱された気体が記録部15に向けて流れる虞を低減しつつ、媒体99の乾燥効率を向上できる。
(4)第2吹出口62は、支持面23において加熱部41による加熱量が最も大きい第2領域Tに向けて第2吹出口62からの気体が吹き出されるように構成される。蒸気による拡散層は、加熱部41による加熱量が最も大きい第2領域Tにおいて生じやすい。加熱部41による加熱量が最も大きい第2領域Tに向けて第2吹出口62から気体が吹き出されるため、媒体99の表面に生じる拡散層を効果的に除去できる。
(5)送風機44は、流路43内に配置され、流路43内の気体を第1吹出口61及び第2吹出口62に向けて流動させる。これにより、単一の送風機44で、1の第1吹出口61及び1の第2吹出口62から気体を吹き出させることができる。そのため、送風機44を複数備える必要がなく、その構成を簡易にできる。
(6)流入口53は、支持面23に向けて開口し、第2吹出口62及び加熱部41に対して記録部15が位置する側とは反対側に位置する。これにより、第1吹出口61及び第2吹出口62から吹き出された気体の一部が流入口53に流入される。そのため、加熱部41により加熱される気体の一部は、流路43を通じて装置内部で循環される。すなわち、装置外部から流路43内に気体を取り入れる場合と比較して、装置内部を高温に維持できる。
(7)第1吹出口61の開口面積及び第2吹出口62の開口面積の合計は、流入口53の開口面積よりも小さい。これにより、送風機44を駆動させるための駆動力を変更することなく、第1吹出口61及び第2吹出口62から吹き出される気体の風速を速めることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。以下に示す変更例は、適宜組み合わせてもよい。
・第2吹出口62は、支持面23においてヒーター管45と最も近接する第1領域Sに向けて気体を吹き出すように構成されてもよい。
この変更例によれば、以下の効果を得ることができる。
(8)一般的に、支持面23においてヒーター管(発熱体)45と最も近接する領域は、加熱部41による加熱量が大きい。そのため、支持面23においてヒーター管(発熱体)45と最も近接する領域において、拡散層が生じやすい。ヒーター管(発熱体)45と最も近接する領域に向けて第2吹出口62から気体が吹き出されるため、媒体99の表面に生じる拡散層を効果的に除去できる。
・第1吹出口61は、吹き出される気体の風速が前記第2吹出口62よりも速くなるように構成されてもよい。この場合、例えば、第1吹出口61の開口面積を第2吹出口62の開口面積よりも小さくすればよい。また、例えば、第1吹出口61と第2吹出口62とにそれぞれ送風機44を設け、第1吹出口61側の送風機44を第2吹出口62側の送風機44よりも大きな駆動力で駆動させればよい。
この変更例によれば、以下の効果を得ることができる。
(9)加熱部41により加熱された装置内部の気体が記録部15に向けて流れる虞をより低減できる。
・第2吹出口62は、吹き出される気体の風速が第1吹出口61よりも速くなるように構成されてもよい。この場合、例えば、第2吹出口62の開口面積を第1吹出口61の開口面積よりも小さくすればよい。また、例えば、第1吹出口61と第2吹出口62とにそれぞれ送風機44を設け、第2吹出口62側の送風機44を第1吹出口61側の送風機44よりも大きな駆動力で駆動させればよい。
この変更例によれば、以下の効果を得ることができる。
(10)媒体99の表面に生じる拡散層を効果的に除去できる。
・第1、第2調整部材66、67は、吹出口54と一体的に構成されてもよい。
・第1、第2調整部材66、67を設けず、第1、第2開口64、65を第1、第2吹出口61、62として機能させてもよい。
・流入口53は、支持面23に向けて開口しなくともよい。例えば、流入口53は、装置外部から気体を取り入れるように開口してもよい。
・加熱部41は、第1領域Sと第2領域Tとが一致するような構成でもよい。
・第2吹出口62は、搬送方向において加熱部41よりも下流側に配置されてもよい。すなわち、第2吹出口62は、加熱部41に対して記録部15が位置する側とは反対側に位置してもよい。
・第2吹出口62は、ヒーター管45同士の間に配置されてもよい。この場合、第2吹出口62から吹き出される気体は、第2領域Tに向けて支持面23に対して垂直に吹き出される。支持面23に対して垂直に気体が吹き付けられることによって、媒体99の表面に滞留する蒸気が効果的に撹拌される。支持面23に対する第2吹出口62の気体の吹き付け角度が垂直に近い角度であるほど、拡散層を除去する効果が大きくなる。
・流路43が複数配置されてもよい。例えば、第1吹出口61を有する第1流路と、第2吹出口62を有する第2流路とが独立して設けられてもよい。第1、第2流路は、装置内部から気体を取り込んでもよいし、装置外部から気体を取り込んでもよい。
・加熱装置40と対向する支持面23は、水平に延びる面でもよいし、湾曲する面でもよい。
・加熱装置40は、記録装置11に着脱可能に装着されてもよい。
・加熱装置40は、記録装置11の収容体12内に収容されてもよい。
・送風機44は、流入口53に配置されてもよい。
・送風機44は、第1吹出口61及び第2吹出口62のそれぞれに配置されてもよい。
・第1吹出口61及び第2吹出口62は、第1吹出口61及び第2吹出口62から吹き出される気体が、互いに異なる方向に吹き出される構成に限らず、当該気体が同じ方向に吹き出される構成であってもよい。第1吹出口61及び第2吹出口62が、第1吹出口61及び第2吹出口62からの気体が互いに同じ方向に吹き出す構成であっても、その設けられる位置によって気体が吹き付けられる領域は異なる。
・第1吹出口61の開口面積及び第2吹出口62の開口面積の合計は、流入口53の開口面積より大きくてもよい。
・第1吹出口61及び第2吹出口62は、吹出口54において、媒体99の幅方向に交互に並ぶように設けられてもよい。
・第1吹出口61は、気体が吹き出される方向を変更可能に構成されてもよい。
・第1吹出口61は、その開口面積を変更可能に構成されてもよい。
・第2吹出口62は、気体が吹き出される方向を変更可能に構成されてもよい。
・第2吹出口62は、その開口面積を変更可能に構成されてもよい。
・加熱部41が備える発熱体は、ヒーター管45に限らず、電熱線、熱源ランプなどでもよい。
・記録部15が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、記録部15が液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射してもよい。
・記録部15は、媒体99に接触することによって液体を媒体99に付着させるように構成されてもよい。
・記録装置11は、ページ単位で印刷するページプリンターであってもよい。
・加熱装置40は印刷物以外の物の乾燥を促進するために用いてもよい。
・媒体99は用紙に限らず、転写フィルムなどのプラスチックフィルムまたは薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛でもよい。
11…記録装置(媒体処理装置)、12…収容体、13…支持部、14…搬送部、15…記録部、16…第1支持板、17…第2支持板、18…第3支持板、21…支持面、22…支持面、23…支持面、24…搬送ローラー、25…ヘッド、26…キャリッジ、27…ガイド軸、40…加熱装置、41…加熱部、42…筐体、43…流路、44…送風機、45…ヒーター管(発熱体)、46…反射板、47…ファン、51…内壁、52…外壁、53…流入口、54…吹出口、55…開口、56…金網、61…第1吹出口、62…第2吹出口、63…仕切部材、64…第1開口、65…第2開口、66…第1調整部材、67…第2調整部材、99…媒体、R…加熱領域、S…第1領域、T…第2領域。

Claims (10)

  1. 記録部によって液体を付着される媒体が搬送される搬送方向において前記記録部よりも下流側で前記媒体を支持するための支持面と、
    前記支持面に対向し、前記支持面に支持される前記媒体を加熱するべく発熱する発熱体を有する加熱部と、
    前記支持面に向けて開口する第1吹出口及び第2吹出口と、
    前記第1吹出口及び前記第2吹出口から気体を吹き出させるための送風機と、を備え、
    前記第1吹出口は、
    前記加熱部に対して前記記録部が位置する側に位置し、
    前記第1吹出口から吹き出される前記気体が前記支持面に沿って、前記記録部が位置する側とは反対側に向かうように構成され
    前記第1吹出口から吹き出される気体は、前記支持面において前記第2吹出口から吹き出される前記気体が向かう領域よりも、前記記録部が位置する側の領域に向かう、ことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記第1吹出口は、前記第1吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記加熱部による加熱量が最も大きい領域よりも前記記録部が位置する側となる領域に向けて、吹き出されるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記第2吹出口は、前記第2吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記加熱部による加熱量が最も大きい領域に向けて、吹き出されるように構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記第2吹出口は、前記第2吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記発熱体と最も近接する領域に向けて、吹き出されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  5. 前記第1吹出口及び前記第2吹出口を有する流路を備え、
    前記流路は、前記流路内に前記気体を取り入れるための流入口を有し、
    前記送風機は、前記流路内に配置され、前記流路内の前記気体を前記第1吹出口及び前記第2吹出口に向けて流動させることを特徴とする請求項乃至請求項のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  6. 前記流入口は、前記支持面に向けて開口し、前記第2吹出口及び前記加熱部に対して前記記録部が位置する側とは反対側に位置することを特徴とする請求項に記載の媒体処理装置。
  7. 前記第1吹出口の開口面積及び前記第2吹出口の開口面積の合計は、前記流入口の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の媒体処理装置。
  8. 前記第1吹出口は、前記第1吹出口から吹き出される前記気体の風速が、前記第2吹出口から吹き出される前記気体の風速よりも速くなるように構成されることを特徴とする請求項乃至請求項のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  9. 前記第2吹出口は、前記第2吹出口から吹き出される前記気体の風速が前記第1吹出口から吹き出される前記気体の風速よりも速くなるように構成されることを特徴とする請求項乃至請求項のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  10. 記録部によって液体を付着される媒体が搬送される搬送方向において記録部よりも下流側で前記媒体を支持するための支持面に対向するように配置される加熱装置であって、
    前記支持面に対向し、前記支持面に支持される前記媒体を加熱するべく発熱する発熱体を有する加熱部と、
    前記支持面に向けて開口する第1吹出口及び第2吹出口と、
    前記第1吹出口及び前記第2吹出口から気体を吹き出させるための送風機と、を備え、
    前記第1吹出口は、
    前記加熱部に対して前記記録部が位置する側に位置し、
    前記第1吹出口から吹き出される気体が、前記支持面において前記第2吹出口から吹き出される前記気体が向かう領域よりも前記記録部が位置する側となる領域に向けて前記気体を吹き出すように開口し、
    前記第1吹出口から吹き出される前記気体が前記支持面に沿って前記記録部が位置する側とは反対側に向かうように構成されることを特徴とする加熱装置。
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