JP2013028095A - シートの乾燥装置およびこれを備えた画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥効率が高く、良好な記録画像品質が可能な、シート用乾燥装置を提供する。
【解決手段】乾燥装置7内の空気を昇温させるとともに、ローラ1、2により搬送されるシートに輻射熱を与えるヒータ10と、ヒータにより昇温した乾燥装置内の空気を、搬送されるシートに向けてシートの搬送方向に方向付けて流す手段9と、を備える乾燥装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像記録装置の記録部によってインクが付与されたシートを乾燥する温風加熱方式の乾燥装置に関する。本発明の乾燥装置は、画像記録装置の記録部の下流側に配置されて用いられるものであって、画像記録装置と一体型であっても別個のものであってもよい。本願において画像記録装置には、インクジェット方式のシリアルプリンタ、ラインプリンタ、複写機、およびファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
記録液(インク滴)をシートへ付与することによって画像を記録するとき、シートへのインクの定着が不十分であると、定着が不十分なインクが記録画像や記録物に悪影響を及ぼすことがある。例えば、隣り合ったインク滴が結合することによりインク色が滲む、いわゆるビーディングといった現象が起きることがある。これは主に、インクを複数のノズルを通して噴射させて記録する画像記録装置において、インク滴同士が液面接触することで発生する。このような現象は、画像品質が低下する原因となるため、画像記録装置における解決すべき課題の1つである。このような現象に対する解決策として、シートを加熱してインクの定着を促進させる試みがなされてきた。
例えば、特許文献1は、赤外線ヒータを用いてシートを加熱する乾燥装置を有した画像記録装置を記載している。特許文献1の乾燥装置は、シートの裏面(記録面と逆側の面)に作用するように配置されたヒータと、インクの乾燥によってシートの記録面から生じる水蒸気を逃がすためのファンとを備える。特許文献1の乾燥装置によれば、シートを加熱することにより、シートへ付与されたインク滴の泳動を素早く低減させることができ、高品質記録が可能となる。
特許第3408287号公報
しかしながら、特許文献1の乾燥装置によると、ヒータが記録部の直下に置かれているため、記録部を構成するプリントヘッドやインクチューブ等が加熱され、インクの固着や不吐出を招く虞がある。また、記録中にファンにより記録部に水蒸気を除くための空気流が送られるため、この空気流によって吐出中のインクが乱され、画像品質が低下する虞がある。またファンにより送られる空気流は室温であるため、ヒータにより一旦加熱されたシートが冷却されることになり、乾燥効率が低下する虞がある。
そこで、本発明は、記録画像を乱すことがなく、乾燥効率が良好な、高品質記録を可能とする乾燥装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の乾燥装置は、乾燥装置内の空気を昇温させるとともに、搬送されるシートに輻射熱を与えるヒータと、ヒータにより昇温した乾燥装置内の空気を、搬送されるシートに向けてシートの搬送方向に方向付けて流す手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ヒータからの輻射熱をシートに対して作用させることで、効率よく熱を利用することができる。加えて乾燥装置内部に設けられたファンにより送られる空気は、シートの加熱に用いた発熱源と同一の発熱源を経由して暖められ、シート表面には、加熱された空気流が吹きつけられる。それにより、良好な乾燥効率が得られる。また、吹き付けられる空気流の向きは、シートの搬送方向に方向付けられているため、シートから発生する水蒸気をシートの搬送方向に排出することができる。そのとき、画像記録装置の記録部に空気流が吹き付けられることがないため、吐出されるインク、ひいては画像が乱されることがない。
第1の実施形態の乾燥装置を示す図である。 第2の実施形態の乾燥装置を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明を実施するための最良の形態を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の乾燥装置を示す図である。
図1を参照して、シートPは、駆動ローラ1と搬送ローラ2の圧力によって挟持され、両ローラの回動によって記録部3へ搬送される。記録部3はプリントヘッド4と紙ガイド5とで構成される。シートPが紙ガイド5を通過する際、プリントヘッド4がシートPの表面にインクを吐出することにより、画像が記録される。記録部3でインクが付与されたシートPは、乾燥部6に搬送される。
乾燥部6は、乾燥装置7と搬送ガイド8とで構成される。搬送ガイド8上に搬送されたシートPは、その上部に設置された乾燥装置7によって乾燥される。
乾燥装置7には、ファン9とヒータ10とが設けられている。
ファン9は、乾燥装置7外部の空気を吸気し乾燥装置7内部に排気する送風手段であり、シートPの幅方向全域にわたって送風をする。ファン9は、円筒形の外周に取り付けられた羽根11を有するクロスフローファンである。羽根11の回動とともに空気が移動し、図1における左方向、すなわち乾燥装置7の内部に空気を送る。ファン9から乾燥装置7内部に送られた空気は、ファン9によってさらに送られて、加熱流路12を通って進み、次いで、方向規正部13に沿って乾燥装置7からシートPに向かって吹き出される。本発明において、ファン9はクロスフローファンに限定されるものではなく、軸流ファンまたはシロッコファン等でもよく、その場合、シートPの幅方向に複数個並べることで同様の効果が得られる。
ヒータ10は印加電圧によって発熱する発熱線体を耐熱絶縁体で包み、板金で封止した平板状の加熱手段である。発熱源の発熱効率を向上させるために、ヒータ10は、表面に突起したフィンを設ける構成であってもよい。ヒータ10は搬送ガイド8と適度な距離をもって対向している。そのためヒータ10の下面からシートPの記録面に対して輻射熱を作用させることができる。
加熱流路12は、前述のように、ファン9により乾燥装置7内部に取り込んだ空気が通過する流路である。ヒータ10の上面は、加熱流路12と接しており、加熱流路12内を通る空気を加熱して昇温させる。加熱流路12を通る空気はさらにファン9により送りだされ、方向規正部13に当たる。
方向規正部13は、乾燥装置7から外部に排出される空気について、その進行方向をシートPの搬送方向に向かうように規正する部分である。方向規正部13は、例えば、図に示されるようにヒータ10に沿った曲線状の部材であることができ、乾燥装置内から乾燥装置外に吹き出される空気をこれに沿って方向付けることができる。本発明に適用可能な方向規正部13の形状は、同様の機能を有するものであればよく、曲線状に限定されない。方向規正部13に送られた暖気は、シートPに対して吹き出され、シートPを乾燥させる。
本実施形態において、以上説明した、駆動ローラ1、搬送ローラ2、記録部3および乾燥部6が、画像記録装置を構成する。乾燥部6を構成する乾燥装置7は、画像記録装置と一体型であっても、別個に設けられるものであってもよい。
本実施形態の乾燥装置によれば、加熱手段は、記録部の下流に設けられているため、記録部を加熱することがなく、記録部の加熱により生じうるインクの固着や不吐出を防止できる。また、送風手段によって乾燥装置から吹き出される空気は、方向規正部によりシートの搬送方向に方向付けられているため、記録部に向かうことがなく、記録部にて吐出されるインクの乱れを誘発しない。
また、本実施形態の乾燥装置によれば、加熱手段は、乾燥装置から吹き出される空気およびシートの両方を加熱するため、乾燥効率が良好である。さらに、送風手段によってシートに対して吹き出される空気は暖気であるため、シートを冷却することによる乾燥効率の低下がない。
したがって、本実施形態の乾燥装置によれば、画像記録装置による画像の記録において、良好な乾燥効率および高い画像品質を提供することができる。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態の乾燥装置を示す図である。図2を参照して第2の実施形態を説明するが、図1に示した第1の実施形態と同様の構成については、同様の符号を用いて示すと共に、共通する説明を省略する。
第2の実施形態においては、乾燥装置7には、ファン9、棒状ヒータ14および反射板15が設けられている。
棒状ヒータ14は、シートPの幅方向に伸延する棒状のヒータであり、印加電圧によって発熱する棒状の発熱線体を有した加熱手段である。棒状ヒータ14は搬送ガイド8上方に設けられ、加熱流路12内および方向規正部を経由する空気を加熱する。棒状のヒータはヒータ表面積が小さいため、シートPが局部的に加熱され、シートPの変質や焦げを招く虞がある。そこで、これを防ぐため、棒状ヒータ14は、以下に記載されるように、反射板15と共に用いられる。
反射板15は、アルミ等の金属材料で形成され、搬送ガイド8と適度な距離をもって対向している。また、棒状ヒータ14は、反射板15と搬送ガイド8との間に配置される。そのため、反射板15により棒状ヒータ14の輻射熱を反射させることで、反射板15の下面からシートPの記録面に対して輻射熱を作用させることができる。また、反射板15の上面は、ファン9により乾燥装置7内部に取り込んだ空気が通過する流路である加熱流路12と接しており、加熱流路12内を通る空気を棒状ヒータ14からの熱伝導により加熱する。加熱流路12を通る空気はさらにファン9により送りだされ、方向規正部13に当たる。
本実施形態のように棒状ヒータを用いた場合でも、例えば反射板を併用することにより面を有効利用することで、発熱線体の発熱量を低減させ、シートの局部的な加熱を防止することができ、およびそれに伴う変質や焦げを防止することができる。
第1の実施形態と同様に、本実施形態の乾燥装置によれば、加熱手段は、記録部の下流に設けられているため、記録部を加熱することがなく、記録部の加熱により生じうるインクの固着や不吐出を防止できる。また、送風手段によって乾燥装置から吹き出される空気は、方向規正部によりシートの搬送方向に方向付けられているため、記録部に向かうことがなく、記録部にて吐出されるインクの乱れを誘発しない。
また、本実施形態の乾燥装置によれば、加熱手段は、乾燥装置から吹き出される空気およびシートの両方を加熱するため、乾燥効率が良好である。さらに、送風手段によってシートに対して吹き出される空気は、暖気であるため、シートを冷却することによる乾燥効率の低下がない。
したがって、本実施形態の乾燥装置によれば、画像記録装置による画像の記録において、良好な乾燥効率および高い画像品質を提供することができる。
1 駆動ローラ
2 搬送ローラ
3 記録部
4 プリントヘッド
5 紙ガイド
6 乾燥部
7 乾燥装置
8 搬送ガイド
9 ファン
10 ヒータ
11 羽根
12 加熱流路
13 方向規正部

Claims (3)

  1. 乾燥装置内の空気を昇温させるとともに、搬送されるシートに輻射熱を与えるヒータと、
    前記ヒータにより昇温した前記乾燥装置内の空気を、前記搬送されるシートに向けてシートの搬送方向に方向付けて流す手段と、
    を備えることを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記ヒータからの輻射熱を反射させる反射板をさらに有し、前記反射板の1つの面は、前記乾燥装置内の空気と接し、前記反射板の別の1つの面は前記シートに対向し前記ヒータからの輻射熱を反射してシートに向けることを特徴とする請求項1の乾燥装置。
  3. シートにインクを付与する記録部と、
    前記記録部によってインクが付与されたシートを乾燥させる、請求項1または2に記載の乾燥装置と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019107822A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 セイコーエプソン株式会社 加熱装置及び媒体処理装置

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