JP2013223944A - インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法、インクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】機能液が塗布される被記録媒体の温度を一定に保ち、品質の高い画像を形成する。
【解決手段】インクジェット記録方法は、支持部に支持されたワークに対し、機能液を吐出するインクジェット記録方法であって、前記機能液の温度が前記ワークの温度以上であり、かつ、前記ワークの温度が前記支持部の温度よりも高くなるように調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置に関する。
従来、被記録媒体に対してヘッドから光硬化型インクを吐出するインクジェット記録方法として、例えば、光硬化型インクに含まれる架橋剤の融点よりもヘッドの温度を高く設定するとともに、光硬化型インクに含まれる架橋剤の融点を被記録媒体の温度よりも高くした状態で光硬化型インクを吐出する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−16922号公報
ところで、上記方法のように、被記録媒体に対してヘッドから光硬化型インクを吐出する際、光硬化型インクを加熱する場合がある。これにより、光硬化型インクの粘度を一定に保ち、安定した吐出性を確保することができる。一方、例えば、光硬化型インクを加熱する際の輻射熱や光硬化型インクの反応熱等が被記録媒体に伝達される。そして、被記録媒体に伝達された熱はプラテン等の支持部に伝わり、支持部において徐々に蓄熱されていく。その結果、被記録媒体の温度が上昇していき、被記録媒体の温度が一定に保てず、被記録媒体上に光硬化型インクを着弾したときの滲み方が安定しないため、画像の品質が低下してしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるインクジェット記録方法は、支持部に支持されたワークに対し、機能液を吐出するインクジェット記録方法であって、吐出される前記機能液の第1温度が前記ワークの第2温度以上であり、かつ、前記ワークの第2温度が前記支持部の第3温度よりも高くなるように調整することを特徴とする。
この構成によれば、ワークに対して機能液が塗布される際に、ワークは機能液の加熱による輻射熱や機能液自体の反応熱等を受けることがある。ここで、支持部の第3温度はワークの第2温度よりも低くなるように調整されるため、ワークが受けた熱は支持部に伝わって放熱される。従って、ワークの温度の上昇が抑制され、ワークの温度をほぼ一定に確保することが可能となるので、ワーク上において機能液が着弾したときの滲み方が安定し、品質の高い画像を形成することができる。
[適用例2]上記適用例にかかるインクジェット記録方法は、前記支持部を冷却して前記支持部の第3温度を調整することを特徴とする。
この構成によれば、支持部が冷却されるため、ワークが受ける熱を支持部から効率よく放熱させることができる。
[適用例3]本適用例にかかるインクジェット記録装置は、支持部に支持されたワークに対し、機能液を吐出するインクジェット記録装置であって、前記機能液の第1温度が前記ワークの第2温度以上であり、かつ、前記ワークの第2温度が前記支持部の第3温度よりも高くなるように調整する温度調整部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ワークに対して機能液が塗布される際に、ワークは機能液の加熱による輻射熱や機能液自体の反応熱等を受けることがある。ここで、支持部の第3温度はワークの第2温度よりも低くなるように調整されるため、ワークが受けた熱は支持部に伝わって放熱される。従って、ワークの温度の上昇が抑制され、ワークの温度をほぼ一定に確保することが可能となるので、ワーク上において機能液が着弾したときの滲み方が安定し、品質の高い画像を形成することができる。
[適用例4]上記適用例にかかるインクジェット記録装置は、前記支持部に支持されたワークに向けて機能液を液滴として吐出する吐出ヘッドを備え、前記温度調整部は、前記吐出ヘッド内の前記機能液を加熱する加熱部と、前記機能液の第1温度を取得する第1温度取得部と、前記ワークの第2温度を取得する第2温度取得部と、前記支持部を冷却する冷却部と、前記支持部の第3温度を取得する第3温度取得部と、取得した前記第1温度、前記第2温度及び前記第3温度に基づいて、前記冷却部を制御する制御部を含むことを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、加熱部の駆動により吐出ヘッド内の機能液が加熱制御される。これにより機能液の粘度が一定となり、吐出性を向上させることができる。一方、吐出ヘッド内の機能液の第1温度データは第1温度取得部によって取得される。また、ワークの第2温度データは第2温度取得部によって取得され、支持部の第3温度データは第3温度取得部によって取得される。そして、取得された第1〜第3温度に基づいて冷却部が制御される。これにより、支持部から効率よく放熱させることができる。
インクジェット記録装置の構成を示す概略図。 インクジェット記録装置の一部構成を示す概略図。 インクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせて示している。
まず、本実施形態のインクジェット記録方法は、支持部に支持されたワークに対し、機能液を吐出するインクジェット記録方法であって、吐出される機能液の第1温度がワークの第2温度以上であり、かつ、ワークの第2温度が支持部の第3温度よりも高くなるように調整するものである。また、本実施形態のインクジェット記録装置は、支持部に支持されたワークに対し、機能液を吐出するインクジェット記録装置であって、機能液の第1温度がワークの第2温度以上であり、かつ、ワークの第2温度が支持部の第3温度よりも高くなるように調整する温度調整部を備えたものである。以下、具体的に説明する。
インクジェット記録装置の構成について説明する。図1は、インクジェット記録装置の構成を示す概略図であり、図2は、インクジェット記録装置の一部構成を示す概略図である。図1に示すように、インクジェット記録装置1では、その両端が繰出軸20および巻取軸40にワークとしてのロール状に巻き付けられた1枚のシートS(ウェブ)が、繰出軸20と巻取軸40の間に張架されており、シートSはこうして張架された搬送経路Pcに沿って、繰出軸20から巻取軸40へと搬送される。そして、インクジェット記録装置1は、この搬送経路Pcに沿って搬送されるシートSに対して機能液を吐出してシートS上に画像を記録(形成)するように構成されている。なお、シートSは、特に限定されない。紙系やフィルム系等を適用することができる。例えば、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)、PP(polypropylene)等がある。
インクジェット記録装置1は、概略的な構成として、繰出軸20からシートSを繰り出す繰出部2と、繰出部2から繰り出されたシートSに画像を記録するプロセス部3と、プロセス部3で画像の記録されたシートSを巻取軸40に巻き取る巻取部4とから構成されている。そして、プロセス部3には、温度調整部10が含まれている。なお、以下の説明では、シートSの両面のうち、画像が記録される面を表面と称する一方、その逆側の面を裏面と称する場合がある。
繰出部2は、シートSの端を巻き付けた繰出軸20と、繰出軸20から引き出されたシートSを巻き掛ける従動ローラー21とを有する。繰出軸20は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き付けて支持する。そして、繰出軸20が図1の時計回りに回転することで、繰出軸20に巻き付けられたシートSが従動ローラー21を経由してプロセス部3へと繰り出される。ちなみに、シートSは、繰出軸20に着脱自在な芯管(図示省略)を介して繰出軸20に巻き付けられている。したがって、繰出軸20のシートSが使い切られた際には、ロール状のシートSが巻き付けられた新たな芯管を繰出軸20に装着して、繰出軸20のシートSを取り換えることが可能となっている。
プロセス部3は、繰出部2から繰り出されたシートSを支持部としてのプラテンドラム30で支持しつつ、プラテンドラム30の外周面に沿って配置された吐出ヘッド51等により適宜処理を行わせ、シートSに画像を記録するものである。
プラテンドラム30は、図示しない支持機構により回転自在に支持された円筒形状のドラムであり、繰出部2から巻取部4へと搬送されるシートSを裏面側から巻き掛けられる。このプラテンドラム30は、シートSとの間の摩擦力を受けてシートSの搬送方向Dsに従動回転しつつ、シートSを裏面側から支持するものである。ちなみに、プロセス部3では、プラテンドラム30への巻き掛け部の両側でシートSを折り返す従動ローラー33,34が設けられている。これらのうち従動ローラー33は、従動ローラー21とプラテンドラム30の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。一方、従動ローラー34は、プラテンドラム30と従動ローラー41の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。このように、プラテンドラム30に対して搬送方向Dsの上・下流側それぞれでシートSを折り返すことで、プラテンドラム30へのシートSの巻掛部分Raの長さを長く確保することができる。
このように、搬送されるシートSは、プラテンドラム30の外周面に支持される。そして、プロセス部3では、プラテンドラム30に支持されるシートSの表面に対して画像を記録(形成)するために、例えば、互いに異なる色に対応した複数の吐出ヘッド51が設けられている。本実施形態では、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックに対応する4個の吐出ヘッド51が設けられている。各吐出ヘッド51は、プラテンドラム30に巻き掛けられたシートSの表面に対して若干のクリアランスを空けて対向しており、対応する色の機能液をインクジェット方式で吐出する。そして、搬送方向Dsへ搬送されるシートSに対して各吐出ヘッド51が機能液を吐出することにより、シートSの表面にカラー画像が形成される。
なお、本実施形態では、機能液として、紫外線(光)を照射することで硬化するUV(ultraviolet)インク(光硬化性インク)を用いる。そこで、プロセス部3では、UVインクを硬化させてシートSに定着させるために、UVランプ61(光照射部)が設けられている。なお、このUVインクの硬化は、仮硬化と本硬化の二段階に分けて実行される。複数の吐出ヘッド51の各間には、仮硬化用のUVランプ61が配置されている。つまり、UVランプ61は弱い紫外線を照射することで、UVインクの形状が崩れない程度にUVインクを硬化(仮硬化)させるものであり、UVインクを完全に硬化させるものではない。一方、複数の吐出ヘッド51に対して搬送方向Dsの下流側には、本硬化用のUVランプ62が設けられている。つまり、UVランプ62は、UVランプ61より強い紫外線を照射することで、UVインクを完全に硬化(本硬化)させるものである。こうして仮硬化・本硬化を実行することで、複数の吐出ヘッド51が形成したカラー画像をシートS表面に定着させることができる。なお、本実施形態では、UVランプ61,62の紫外光の漏れ等を防ぐため、プロセス部3を覆うように保護カバー90が設けられている。
以上、上記のように、プロセス部3では、プラテンドラム30の外周面にシートSを巻き掛けて支持する。そして、シートSを巻き掛けるプラテンドラム30の巻掛部分Raに対して、吐出ヘッド51やUVランプ61,62といった各機能部がシートSを挟んで対向して、巻掛部分Raに巻き掛けられたシートSの表面にUVインクの吐出および硬化を適宜実行する。そして、このカラー画像の形成されたシートSが、巻取部4へと搬送される。
また、本実施形態におけるインクジェット記録装置1では、UVインクの第1温度がワークの第2温度以上であり、かつ、プラテンドラム30に支持されたシートSの第2温度がプラテンドラム30の第3温度よりも高くなるように調整する温度調整部10を備えている。すなわち、プロセス部3には、プラテンドラム30に支持されたシートSに向けてUVインクを液滴として吐出する吐出ヘッド51に加え、温度調整部10を備えている。
本実施形態の温度調整部10は、吐出ヘッド51内のUVインクを加熱する加熱部(図示省略)と、吐出ヘッド51内のUVインクの第1温度を取得する第1温度取得部71と、シートSの第2温度を取得する第2温度取得部72と、プラテンドラム30を冷却する冷却部80と、プラテンドラム30の第3温度を取得する第3温度取得部73と、取得した第1温度、第2温度及び第3温度に基づいて、冷却部80を制御する制御部200(図3参照)等を含むものである。
加熱部は、ヒーターや温風システムや温水循環システム等の各種の加熱手段を適用することができる。例えば、図示しないインクタンクと各吐出ヘッド51とを接続するインク供給管の途中に温水循環システムを設置し、当該システムを駆動させることにより、インク供給管を通過するUVインクを加熱させることができる。そして、これにより、UVインクの粘度を一定にさせ、UVインクの吐出性を確保することができる。
UVインクの第1温度は、第1温度取得部71によって測定される。本実施形態では、第1温度取得部71が、各吐出ヘッド51の所定の面に設置されている。第1温度取得部71は、例えば、熱電対、サーミスタ等を含むものである。そして、第1温度取得部71を駆動させることにより、吐出ヘッド51の温度を取得し、取得された吐出ヘッド51の温度から吐出ヘッド51内のUVインクの第1温度を取得できるように構成されている。
画像が形成されたシートSの第2温度は、第2温度取得部72によって測定される。本実施形態では、第2温度取得部72が、各吐出ヘッド51の下流側に設置されている。第2温度取得部72は、例えば、熱電対、サーミスタ等を含むものである。そして、第2温度取得部72を駆動させることにより、画像を形成した後のシートSの第2温度を取得できるように構成されている。
冷却部80は、例えば、ファン等の冷却手段である。冷却部80が、プラテンドラム30の近傍に設置されている。本実施形態では、図1,2に示すように、冷却部80は、プラテンドラム30のシートSを支持する支持面30a以外の側面30bに対向して設置されている。そして、冷却部80を駆動させることにより、冷風が強制的にプラテンドラム30に当たり、プラテンドラム30の第3温度を低下させることができる。また、保護カバー90の上方には通気口91が開口されており、冷却部80の駆動により、空気がプラテンドラム30側から通気口91側へと流れるため、通気性が向上し、効率よくプラテンドラム30の温度を低下させることができる。
プラテンドラム30の第3温度は、第3温度取得部73によって測定される。本実施形態では、第3温度取得部73が、プラテンドラム30の支持面30aに設置されている。第3温度取得部73は、例えば、熱電対、サーミスタ等を含むものである。そして、第3温度取得部73を駆動させることにより、プラテンドラム30の第3温度を取得できるように構成されている。
なお、本実施形態では、第1〜第3温度取得部71〜73として接触式の温度センサーを用いたが、これに限定されない。例えば、サーモグラフィ等の放射温度装置を用いてもよい。これによれば、非接触測定であるため、直接温度を測定できない箇所等に対して効率よく温度を測定することができる。また、本実施形態では、冷却部80はファン(空冷方式)を用いたが、これに限定されず、水冷方式の冷却部80であってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
巻取部4は、シートSの端を巻き付けた巻取軸40の他に、巻取軸40と従動ローラー34の間でシートSを裏面側から巻き掛ける従動ローラー32と従動ローラー41を有する。巻取軸40は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き取って支持する。つまり、巻取軸40が図1の時計回りに回転すると、搬送されてきたシートSが従動ローラー41を経由して巻取軸40に巻き取られる。ちなみに、シートSは、巻取軸40に着脱自在な芯管(図示省略)を介して巻取軸40に巻き取られる。したがって、巻取軸40に巻き取られたシートSが満杯になった際には、芯管ごとシートSを取り外すことが可能となっている。
次に、インクジェット記録装置1の制御構成について説明する。図3は、インクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。図3に示すように、インクジェット記録装置1は、上記の各構成部等を制御する制御部200を有している。制御部200は、CPU(Central Processing Unit)210と、駆動制御部220と、メモリー部230と、を有している。駆動制御部220及びメモリー部230は、バス250を介してCPU210に接続されている。
吐出ヘッド51、UVランプ61,62、繰出モーターM20、巻取モーターM40、ステアリングユニット7、加熱部及び冷却部80等の部材は、入出力インターフェイス260とバス250とを介して制御部200に接続されている。また、ドラムエンコーダーE30、エッジセンサーSe、第1〜第3温度取得部71,72,73も入出力インターフェイス260とバス250とを介して制御部200に接続されている。
CPU210は、プロセッサーとして各種の演算処理を行う。駆動制御部220は、各部材等の駆動を制御する。メモリー部230は、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)などを含んでいる。メモリー部230には、インクジェット記録装置1における動作の制御手順が記述されたプログラムソフト231を記憶する領域や、各種のデータを一時的に展開する領域であるデータ展開部などが設定されている。データ展開部に展開されるデータとしては、例えば、シートSに対して描画すべきパターンが示される描画データや、描画処理等のプログラムデータなどが挙げられる。
駆動制御部220は、エッジセンサー制御部221、ヘッド制御部222、ドラムエンコーダー制御部223、UVランプ制御部224、モーター制御部225、ステアリング制御部226、加熱部制御部227、冷却部制御部228、温度取得部制御部229等を有している。そして、制御部200は、メモリー部230から読み出したプログラムソフト231に基づいて、インクジェット記録装置1の各部材等に対して駆動制御を行なう。
制御部200は、カラー画像を形成する各吐出ヘッド51のインク吐出タイミングを、シートSの搬送に応じて制御する。具体的には、このインク吐出タイミングの制御は、プラテンドラム30の回転軸に取り付けられて、プラテンドラム30の回転位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力(検出値)に基づいて実行される。つまり、プラテンドラム30はシートSの搬送に伴って従動回転するため、プラテンドラム30の回転位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力を参照すれば、シートSの搬送位置を把握することができる。そこで、制御部200は、ドラムエンコーダーE30の出力からpts(print timing signal)信号を生成し、このpts信号に基づいて各吐出ヘッド51のインク吐出タイミングを制御することで、各吐出ヘッド51が吐出したUVインクを搬送されるシートSの目標位置に着弾させて、カラー画像を形成する。
また、制御部200は、図1を用いて詳述したシートSの搬送を制御する機能を司る。つまり、シート搬送系を構成する部材のうち、繰出軸20および巻取軸40のそれぞれには繰出モーターM20、巻取モーターM40が接続されている。そして、制御部200はこれらの繰出モーターM20、巻取モーターM40を回転させつつ、各モーターの速度やトルクを制御して、シートSの搬送を制御する。
この際、制御部200は、繰出軸20からプラテンドラム30側へ供給されるシートSの幅方向(Y軸方向)の位置を調整しつつ、シートSの繰り出しを行う。つまり、インクジェット記録装置1には、繰出軸20および従動ローラー21それぞれを軸方向(言い換えればシートSの幅方向)に変位させるステアリングユニット7が設けられている。また、従動ローラー21と従動ローラー31の間にはシートSの幅方向への端を検出するエッジセンサーSeが配置されている。このエッジセンサーSeは、例えば超音波センサー等の距離センサーで構成することができる。そして、制御部200は、エッジセンサーSeの検出結果に基づいて、ステアリングユニット7をフィードバック制御して、シートSの幅方向への位置を調整する。これによって、シートSの幅方向への位置が適切化されて、シートSの蛇行等の搬送不良が抑制される。
次に、インクジェット記録装置1における温度制御方法について説明する。本実施形態にかかるインクジェット記録装置は、吐出されるUVインクの第1温度がシートSの第2温度以上であり、かつ、シートSの第2温度がプラテンドラム30の第3温度よりも高くなるように調整する。そして、プラテンドラム30を冷却してプラテンドラム30の第3温度を調整しながら記録を行う。
具体的には、UVインクの第1温度が35℃〜45℃、シートSの第2温度が25℃〜40℃、プラテンドラム30の第3温度が25℃以下の範囲内で、上記温度条件が満たされるように各構成部材等を温度制御する。
まず、プラテンドラム30に支持されたシートSに対してUVインクを吐出する場合に、予め加熱部(本実施形態では、温水循環システム)を制御させる。これにより、UVインクが加熱され温度が上昇する。そして、UVインクの温度上昇により、吐出ヘッド51の温度が上昇する。
そして、吐出ヘッド51の所定の箇所に設置された第1温度取得部71を駆動させ、吐出ヘッド51の温度を取得する。なお、取得した吐出ヘッド51の温度はUVインクの温度に代用可能なので、本実施形態では、取得した吐出ヘッド51の温度を、UVインクの第1温度として取得する。そして、第1温度が、所定の温範囲内である場合に各吐出ヘッド51を駆動させ、シートSに向けてUVインクを液滴として吐出させる。また、同時期にUVランプ61,62を駆動させる。これにより、シートS上に画像が形成される。
また、シートS面に接触して設置された第2温度取得部72を駆動させ、シートSの第2温度を取得させる。さらに、プラテンドラム30面に設置された第3温度取得部73を駆動させ、プラテンドラム30の第3温度を取得する。
そして、取得された第1温度、第2温度及び第3温度に基づいて、UVインクの第1温度がシートSの第2温度以上であり、かつ、シートSの第2温度がプラテンドラム30の第3温度よりも高くなるように温度制御する。例えば、UVインクの第1温度に対しては、第1温度の所定の温度範囲内の温度となるように加熱部を駆動制御する。また、シートSの第2温度及びプラテンドラム30の第3温度に対しては、第2温度が第3温度よりも高くなるように冷却部80を駆動制御する。具体的には、第3温度が所定の温度範囲の上限温度を超えそうな場合には、冷却部80を駆動させる。冷却部80の駆動により冷風がプラテンドラム30に当たりプラテンドラム30の第3温度が低下する。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
まず、UVインクが加熱され、加熱されたUVインクがシートSに向けて吐出される。シートSは、UVインクが塗布される際に、吐出ヘッド51内のUVインクの加熱に伴う輻射熱や塗布されたUVインクの第1温度やUVインクの反応等により熱を受ける。そして、シートSが受けた熱はプラテンドラム30に伝達されていく。ここで、プラテンドラム30の第3温度はシートSの第2温度よりも低くなるように設定されており、温度調整部10によって冷却部80の駆動によって温度制御される。このためプラテンドラム30に蓄熱されることなく、シートSが受けた熱はプラテンドラム30を伝わって放熱される。これにより、シートSの第2温度の上昇が抑えられ、シートS上に品質の高い画像を形成することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、シートSの支持部としてのプラテンドラム30を備えたインクジェット記録装置1について説明したが、この構成に限定されない。例えば、支持部として平坦面を有するプラテンを備えたインクジェット記録装置であってもよい。この場合において、上記プラテンの温度を制御する冷却部80を含む温度調整部10を備えればよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例2)上記実施形態では、ワークとしてロール状に巻き付けられた1枚のシートS(ウェブ)の場合について説明したが、これに限定されない。例えば、毎葉式のワークであってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
1…インクジェット記録装置、2…繰出部、3…プロセス部、4…巻取部、7…ステアリングユニット、10…温度調整部、30…プラテンドラム、51…吐出ヘッド、61,62…UVランプ、71…第1温度取得部、72…第2温度取得部、73…第3温度取得部、80…冷却部、200…制御部。

Claims (4)

  1. 支持部に支持されたワークに対し、機能液を吐出するインクジェット記録方法であって、
    吐出される前記機能液の第1温度が前記ワークの第2温度以上であり、かつ、前記ワークの第2温度が前記支持部の第3温度よりも高くなるように調整することを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録方法において、
    前記支持部を冷却して前記支持部の第3温度を調整することを特徴とするインクジェット記録方法。
  3. 支持部に支持されたワークに対し、機能液を吐出するインクジェット記録装置であって、
    前記機能液の第1温度が前記ワークの第2温度以上であり、かつ、前記ワークの第2温度が前記支持部の第3温度よりも高くなるように調整する温度調整部を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項3に記載のインクジェット記録装置において、
    前記支持部に支持されたワークに向けて機能液を液滴として吐出する吐出ヘッドを備え、
    前記温度調整部は、
    前記吐出ヘッド内の前記機能液を加熱する加熱部と、
    前記機能液の第1温度を取得する第1温度取得部と、
    前記ワークの第2温度を取得する第2温度取得部と、
    前記支持部を冷却する冷却部と、
    前記支持部の第3温度を取得する第3温度取得部と、
    取得した前記第1温度、前記第2温度及び前記第3温度に基づいて、前記冷却部を制御する制御部を含むことを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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